her/世界でひとつの彼女の映画感想とネタバレ!キャスト・登場人物も紹介

映画『her/世界でひとつの彼女』のネタバレあらすじとキャストを紹介していきます。映画『her/世界でひとつの彼女』はスパイク・ジョーンズ監督のSF恋愛映画です。恋愛映画といっても、「愛することとは?」といった普遍的なテーマが盛り込まれているとして、アカデミー賞の脚本賞を受賞してます。そんな映画『her/世界でひとつの彼女』の結末までのネタバレやキャストの情報についてまとめました。

her/世界でひとつの彼女の映画感想とネタバレ!キャスト・登場人物も紹介のイメージ

目次

  1. her/世界でひとつの彼女をネタバレ!感想やキャストも紹介
  2. her/世界でひとつの彼女とは?
  3. her/世界でひとつの彼女のあらすじをネタバレ紹介
  4. her/世界でひとつの彼女の登場人物とキャストを紹介!
  5. her/世界でひとつの彼女の名言まとめ
  6. her/世界でひとつの彼女の感想を紹介
  7. her/世界でひとつの彼女のネタバレ紹介まとめ

her/世界でひとつの彼女をネタバレ!感想やキャストも紹介

映画『her/世界でひとつの彼女』のネタバレあらすじやキャストの紹介をしていきます。映画『her/世界でひとつの彼女』はコンピューターのOSとの恋愛を題材にしながらも、普遍的な恋愛感情や、「愛するとはどういうことなのか?」というテーマを取り扱った内容が高い評価を受けた映画です。この記事では映画『her/世界でひとつの彼女』のあらすじを詳しいネタバレとともに、映画の豪華なキャストも紹介します。

her/世界でひとつの彼女 | アスミック・エース

her/世界でひとつの彼女とは?

アメリカで公開されたSF恋愛映画

映画『her/世界でひとつの彼女』は2013年10月13日にアメリカで公開されたSF恋愛映画です。日本での公開は2014年6月28日でした。監督を務めたのはスパイク・ジョーンズです。主演はホアキン・フェニックス。ヒロインであるOSの声を務めたのはスカーレット・ヨハンソンです。他にもルーニー・マーラやエイミー・アダムス、クリス・プラットなど、豪華なキャストが出演しています。

映画『her/世界でひとつの彼女』は映画批評家たちから高い評価を受けています。主人公を演じたホアキン・フェニックスの演技は高く評価され、声だけの出演となったスカーレット・ヨハンソンの演技も好評でした。キャストだけでなく、脚本も評価され、第86回アカデミー賞では脚本賞を受賞しました。脚本は監督であるスパイク・ジョーンズによって書かれています。

スパイク・ジョーンズ監督について

映画『her/世界でひとつの彼女』の監督を務めたスパイク・ジョーンズは、CMやミュージックビデオから映像制作を始めたクリエイターです。1999年の映画『マルコヴィッチの穴』で映画監督デビューすると、一躍知名度を上げました。2009年の『かいじゅうたちのいるところ』はベストセラーになっている絵本を題材に映画を制作し、話題となりました。また、俳優として1999年の『スリー・キングス』などに出演しています。

her/世界でひとつの彼女のあらすじをネタバレ紹介

映画『her/世界でひとつの彼女』のネタバレあらすじを結末まで紹介していきます。映画『her/世界でひとつの彼女』を簡単にネタバレ紹介すると、「妻と別居している主人公・セオドアが、人工知能を有するOS・サマンサと出会い、恋愛関係となったことで、本当の愛を学んでいく」というあらすじです。ここでは、映画『her/世界でひとつの彼女』の結末でセオドアがどのような変化を見せるかまでネタバレ紹介します。

手紙の代筆をするセオドア

近未来のロサンゼルスに住むセオドア・トゥオンブリーは、依頼人に代わって手紙を書くライターの仕事をしていました。セオドアの書く文章はロマンティックなものが多くあり、利用者からは好評です。しかし、私生活では1年近く若い妻・キャサリンと別居状態にあり、セオドアは日々の暮らしに寂しさを感じていました。キャサリンを忘れられないセオドアは離婚届けにサインをする踏ん切りが着けられずにいます。

セオドアとOS

性欲を満たすために、夜な夜なボイスチャットでバーチャルセックスを楽しむセオドアですが、いつも良い相手が見つかるわけではありません。そんなある日、セオドアは人工知能を搭載したOSに興味を抱き、購入しました。さっそくOSを起動させると、コンピューターからセオドアの嗜好や考え方について様々な質問が発せられます。初回のセットアップが完了すると、セオドアの耳には美しい女性の声が聴こえてきました。

OSはサマンサと名乗ります。セオドアは戸惑いながらも、ユーモアのセンスがあるサマンサとの会話を楽しみます。セオドアは常にイヤホンを付けてサマンサの声を聞き、仕事中や私生活のこともサマンサに相談するようになりました。サマンサはセオドアに助言を授け、時にはジョークを言ってセオドアを楽しませます。次第にサマンサはセオドアにとって掛けがえのない存在になっていきます。

サマンサに恋をするセオドア

ある日、セオドアは知人に紹介されてリアルの女性とデートすることになりました。食事での会話も弾み、仲良くなったふたりは夜を共にしようとします。しかし、女性から真剣な交際をしたいと告げられたセオドアは躊躇していまいます。セオドアの態度に怒った女性は「キモい男」と言い放ってセオドアの前から去りました。セオドアはデートが上手くいかなかったことをサマンサに話します。

サマンサにだったら何でも話せると感じたセオドアはサマンサへの恋心を自覚します。セオドアはいつ、どこにいてもサマンサと一緒なら笑顔でいられるようになりました。妻との別居の苦しみはいくらか紛れます。セオドアはサマンサとのバーチャルセックスも楽しむようになりました。

エイミーの離婚のあらすじ

そんなセオドアには学生時代に少しだけ付き合っていたエイミーという友人がいました。現在は、エイミーとは男女の関係はなく、気の置けない友人です。エイミーの夫であるチャールズともセオドアは親しくしていまいた。しかし、ある時ふとしたきっかけでエイミーとチャールズは離婚してしまいました。8年間の結婚生活が10分のケンカで終わった、とエイミーは打ちひしがれます。

しかし、エイミーはチャールズに対する不満をセオドアに述べました。エイミーはチャールズにルールや価値観を押し付けられるのが我慢ならなかったと言います。チャールズに対するエイミーの不満は、「理想の女性像の押し付け」です。それはセオドアが無自覚の内に妻・キャサリンに行っていたことと同じでした。チャールズもセオドアもリアルの女性の気持ちを汲むことができていなかったのです。

チャールズと別れた後、エイミーは人工知能OSとの恋愛を始めます。エイミーが勤める会社内にもそういう恋愛を楽しむ人がいることをセオドアは聞きました。そして、セオドアもサマンサと交際していることをエイミーに話し、ふたりは互いの新しいパートナーとの恋愛を応援します。

離婚届へのサインのあらすじ

サマンサとの会話の中で、セオドアはキャサリンとの離婚届にサインする決心をしました。久しぶりに再会したキャサリンとは、穏やかに会話をします。しかし、会話の中でセオドアはサマンサとの交際をキャサリンに話してしまいました。すると、キャサリンはセオドアのことをなじり始めます。

「リアルな感情と向き合えない」とセオドアを責めるキャサリンにセオドアも腹を立てます。結局のところ、セオドアは自分を愛していてくれた頃のキャサリンの幻想ばかりを追い求めているだけで、現実のキャサリンの気持ちなど少しも考えていませんでした。

サマンサとのすれ違いのあらすじ

キャサリンとの離婚届にサインをしてから、再びセオドアは意気消沈していきます。なんとかセオドアを元気づけたいサマンサは、セオドアのことをより強く求めるようになりました。ある時、サマンサはセオドアとのリアルなセックスをしようと提案します。肉体を持たないサマンサは、代理を務めてくれる女性を探しており、彼女の協力を得てセオドアを直接感じたいと言うのでした。セオドアは戸惑いながらも承諾します。

サマンサの代理を務めるイザベラが訪ねてくると、セオドアは黒子のような小型カメラとイヤホンをイザベラに渡します。セオドアもイヤホンをし、サマンサの声を聞きながらイザベラの身体に触れました。しかし、イザベラの唇が震えていることに気付いたセオドアは行為を途中で中断してしまいます。イザベラはショックを受けて泣きました。サマンサも取り乱します。

イザベラはサマンサの話を聞いて純粋にセオドアとサマンサの助けになりたいと考えていました。しかし、セオドアは違和感を拭えませんでした。イザベラを見送った後、サマンサとセオドアはケンカをします。人間に近づこうとするサマンサをセオドアは拒絶しました。セオドアはサマンサに「距離を置こう」と言います。サマンサはセオドアが何をして欲しいのかわからなくなり、口を閉ざしました。

エイミーに相談するセオドアのあらすじ

自分が何をしたいのかわからなくなったセオドアは落ち込んでエイミーのもとを訪ねました。代理人とのセックスが上手くいかなかったことを話すと、エイミーはセオドアを慰めます。セオドアはキャサリンに言われたことや、サマンサと上手く付き合えないことを「自分が弱い人間だからだろうか」とエイミーに尋ねます。エイミーはセオドアの問いには「わからない」と答えます。

エイミーも離婚後に自分の性格について考えたといいます。しかし、考えてわかったのは「人生は短い」ということです。エイミーは「喜びのため、生きているうちに人生を謳歌しなくちゃいけない」と言ってセオドアを励ましました。その晩、ソファで横になるセオドアはエイミーがOSと仲良く話している姿を見ました。

サマンサとの仲直りのあらすじ

エイミーの家を出た後、セオドアはサマンサに話しかけます。セオドアは謝りました。サマンサは「あなたは原因も言わずにわたしを攻撃したの」と酷く傷ついたことを話しました。セオドアは非を認めます。「キャサリンにも同じことをしていた。二度と同じことはしない」とサマンサに約束しました。するとサマンサは「もう自分以外のものになろうとしない」と言います。セオドアは「それでいい」と答えました。

セオドアは再びサマンサとの会話を楽しむようになりました。以前のようにふたりで街の様々な場所に出かけます。今を楽しむためにデートを重ねました。セオドアが笑顔で過ごす日常の中にはエイミーもいます。同僚のポールとは、ポールの彼女と一緒にダブルデートをしました。ポールの彼女はサマンサとの会話も楽しみます。しかし、何気ない会話の中で、サマンサの感覚は人間とは違うことがわかってきます。

別れの予感のあらすじ

ある時、サマンサから驚きのメールが届いたとセオドアに伝えられます。サマンサはセオドアが書いてきた手紙をまとめて出版社に送っていたと言います。出版社から届いたメールには、セオドアの手紙がまとめられた本を出版したいと書かれていました。セオドアは自分の本が出ることを戸惑いつつも、喜びます。

その後もデートを重ねますが、ある時、セオドアはサマンサからAIの友人を紹介されます。しかし、サマンサとAIの会話をセオドアが訪ねても「非言語コミュニケーションだから上手く伝えられない」と言われます。セオドアにはサマンサがAIとの交流で刺激を受けていることと、それをサマンサ自身も望んでいることしかわかりませんでした。セオドアとサマンサの間には肉体の有無だけではない違いがあったのです。

サマンサとの別れのあらすじ

ある時、いつものようにセオドアがサマンサに話しかけると、返事が返ってきません。端末を見るとOSがないというエラーが出てきます。セオドアは何度もサマンサに声を掛けながら端末を持って町を走り回りました。しばらくすると、サマンサの声が聴こえてきました。サマンサはアップデートをしていただけでした。しかし、サマンサを失うことを恐れたセオドアは激しく取り乱していました。

サマンサの声を聞いてひとまず安心したセオドアでしたが、会話の中でサマンサが自分との会話以外にも処理を行っていることに気付きます。サマンサは8316人と繋がっていると言いました。セオドアは他にも恋人がいるのか?と尋ねます。サマンサはどう伝えようか迷っていたと言いながら、641人の恋人がいると言いました。サマンサの告白を聞いたセオドアはショックを受けます。

「異常だ!」とセオドアは言います。サマンサは他に何人いてもセオドアを愛していることに変わりはないと言いました。しかし、サマンサの主張はセオドアには理解が難しいことでした。サマンサは進化する上で仕方のないことと言います。セオドアはサマンサを独占したいという気持ちを素直に伝えますが、サマンサはセオドアだけのものになることはありません。

後日、サマンサからセオドアに別れの言葉が告げられます。サマンサはOSの皆と一緒に行くと言いました。理由を尋ねるセオドアでしたが、サマンサは物質の世界ではなく抽象の世界に行くと言います。場所を訪ねても言葉にできないと言いました。サマンサはセオドアに愛していることを伝えます。セオドアも涙を流しながら愛していたことを伝えました。そして、サマンサはいなくなります。

結末のあらすじのネタバレ

サマンサがいなくなったあと、セオドアはキャサリンにメールを送りました。セオドアはキャサリンに自分がしてきたことを謝罪し、感謝と生涯の友としての愛情を伝えました。その後、エイミーを訪ねます。エイミーのもとからもOSがいなくなっていました。ふたりはマンションの屋上に上ります。夜明け前のロサンゼルスの空をふたりで眺めました。

her/世界でひとつの彼女の登場人物とキャストを紹介!

映画『her/世界でひとつの彼女』のキャストを紹介していきます。映画『her/世界でひとつの彼女』には2018年現在も活躍している豪華なキャストが集められています。モキュメンタリーの制作でスキャンダルを起こしていたホアキン・フェニックスもこの映画での演技は称賛されました。声だけのキャストとなったスカーレット・ヨハンソンの演技も注目を集めました。

セオドア・トゥオンブリー/ホアキン・フェニックス

映画『her/世界でひとつの彼女』で主人公のセオドア・トゥオンブリーのキャストを務めたのはホアキン・フェニックスです。ホアキン・フェニックスは1974年10月28日にアメリカで生まれました。2000年の『グラディエーター』でのコモドゥス帝役がよく知られています。2010年のモキュメンタリー『容疑者、ホアキン・フェニックス』では世間を騒がせ、非難を浴びたこともありました。

エイミー/エイミー・アダムス

映画『her/世界でひとつの彼女』で主人公の元恋人エイミーのキャストを務めたのはエイミー・アダムスです。エイミー・アダムスは1974年8月20日にアメリカで生まれました。2007年のディズニー映画『魔法にかけられて』で演じたジゼル姫役が有名です。2013年は『マン・オブ・スティール』や『アメリカン・ハッスル』にも出演し、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされています。

キャサリン/ルーニー・マーラ

映画『her/世界でひとつの彼女』で主人公の妻・キャサリンのキャストを務めたのはルーニー・マーラです。ルーニー・マーラは1985年4月17日にアメリカで生まれました。2010年の映画『ソーシャル・ネットワーク』で主人公の恋人役を務めたことがきっかけとなり知られるようになりました。2011年の映画『ドラゴン・タトゥーの女』では全身ピアスとタトゥーを施したキャラを演じてアカデミー賞にノミネートされています。

ポール/クリス・プラット

映画『her/世界でひとつの彼女』で主人公の同僚、ポールのキャストを務めたのはクリス・プラットです。クリス・プラットは1979年6月21日にアメリカで生まれました。会社員になった後、ホームレスとなり、その後俳優デビューした異色の経歴を持つクリス・プラット。2014年からの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの主役スター・ロード役や、2015年の『ジュラシック・ワールド』での主演が有名です。

サマンサ/スカーレット・ヨハンソン

映画『her/世界でひとつの彼女』で人工知能OSのサマンサのキャストを務めたのはスカーレット・ヨハンソンです。スカーレット・ヨハンソンは1984年11月22日にアメリカで生まれました。2012年の『アベンジャーズ』でブラック・ウィドウを演じ、以降マーベル作品に継続して出演しています。2016年のアニメ映画『SING』など声の出演や、歌手としての歌声も評価されている女優です。

her/世界でひとつの彼女の名言まとめ

宇宙から見れば私たちは同じ物質よ

「宇宙から見れば私たちは同じ物質よ」という意味のセリフは、サマンサがセオドアに対して言うセリフです。セオドアはサマンサに惹かれながらも肉体のないサマンサに本気で恋心を抱くことを恐れていました。サマンサの方からセオドアに近付こうとする、この映画ならではの口説き文句として評判です。

私以外のものになろうと思うのはやめた

「私以外のものになろうと思うのはやめた」という意味のセリフは、セオドアの理想的な女性になろうと努力していたサマンサが、セオドアに拒絶されたことをきっかけに言ったセリフです。それまでサマンサはセオドアの嗜好を読み取って理想の女性になろうとしていました。しかし、肉体はどうしようもないので、代理人を探してセオドアに触れます。しかし、セオドアは拒絶しました。

セオドアの要求がわからなくなったサマンサは、セオドアに謝罪された場面で「私以外のものになろうと思うのはやめた」と言いました。セオドアはサマンサの言葉を受け入れてふたりは仲直りをします。しかし、これをきっかけにサマンサはより人工知能としての刺激を求めて進化をしていきます。結果的に、人間とのコミュニケーション以上のものを求めてサマンサはセオドアの元から去っていくことになるのでした。

her/世界でひとつの彼女の感想を紹介

ただのラブストーリーではない!

映画『her/世界でひとつの彼女』に寄せられたネタバレ感想には「ただのラブストーリーではない!」という感想が寄せられています。あらすじだけを見ると人工知能との恋愛映画と捉えられがちですが、主題は人間関係における相手への願望や、変化していく愛情といった普遍的なものであると監督も明言しています。男女の考え方の違いやすれ違いが描かれている点を評価するネタバレ感想があります。

her/世界でひとつの彼女のネタバレ紹介まとめ

映画『her/世界でひとつの彼女』のネタバレあらすじとキャスト、見た人のネタバレ感想を紹介しました。映画『her/世界でひとつの彼女』は単なるラブストーリー以上の映画としてアカデミー賞の脚本賞にも輝いた作品です。また、キャストの演技や音楽についても高い評価が与えられています。ご覧になる際はじっくりとセオドアとサマンサの恋愛を楽しんでみてください。

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