マネー・ショート 華麗なる大逆転に出てくる金融用語を解説!映画のあらすじは?

映画マネー・ショート華麗なる大逆転のあらすじをネタバレで紹介!豪華なキャストが登場した事で話題になった映画「マネー・ショート華麗なる大逆転」のあらすじをネタバレで記載していきます。また映画マネー・ショート華麗なる大逆転に登場した金融用語の解説も行いますので是非ご覧下さい。その他には映画マネー・ショート華麗なる大逆転に登場したキャストのプロフィール・過去作品なども載せていきます。

マネー・ショート 華麗なる大逆転に出てくる金融用語を解説!映画のあらすじは?のイメージ

目次

  1. マネー・ショート華麗なる大逆転に出てくる金融用語の解説とあらすじを紹介!
  2. マネー・ショート華麗なる大逆転とは?
  3. マネー・ショート華麗なる大逆転の映画あらすじをネタバレ!
  4. マネー・ショート華麗なる大逆転に出てくる金融用語を解説!
  5. マネー・ショート華麗なる大逆転のキャストを紹介!
  6. マネー・ショート華麗なる大逆転の金融用語やあらすじまとめ!

マネー・ショート華麗なる大逆転に出てくる金融用語の解説とあらすじを紹介!

本記事では映画「マネー・ショート華麗なる大逆転」のあらすじをネタバレで紹介します!またマネー・ショートに登場した金融用語についても解説していきますのでこの映画を難しいと感じている方も是非ご覧下さい。その他にはマネー・ショートに登場した豪華なキャストのプロフィール・過去作品なども載せていきます。

マネー・ショート華麗なる大逆転とは?

マネー・ショート華麗なる大逆転とは2015年に公開されたアメリカの映画です。マネー・ショートはマイケル・ルイスの「世紀の空売り/世界経済の破綻に賭けた男たち」が原作であり、実際に起こったサブプライムローンの問題が描かれています。また監督はアダム・マッケイが担当しており様々な金融用語が登場します。少し難しい映画でもありますので本記事では金融用語やあらすじを解説していきます。

監督を務めたアダム・マッケイは2004年より活動を行っている人物です。マネー・ショート以外には「俺たちニュースキャスター」「奥さまは魔女」「ヘンゼル&グレーテル」「マーシャル博士の恐竜ランド」などの作品も製作しています。主にコメディ映画を製作している人物で脚本家としても活動しています。

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マネー・ショート華麗なる大逆転の映画あらすじをネタバレ!

ここからは映画マネー・ショートのあらすじを紹介します!マネー・ショートは「リーマン・ショック」「サブプライム・ローン」という実際に起こった世界的な金融危機を描いている映画です。分かりにくい金融用語などは下記に解説していますのでそちらをご覧下さい。

あらすじ:元精神科医の投資家

マネー・ショートは元精神科医で投資会社を経営しているマイケル・バーリを中心にして展開していきます。バーリは新入社員の面接中にも関わらずハードロックを聞きながら画面の数字を見つけていました。そんな風変わりな人物ではありますが、高い投資成績を収めているためバーリは投資家たちから信頼を得ていました。一方その頃、ヘッジファンドを経営しているマーク・ボームはイライラした様子で仕事を行っていました。

ボームは最近兄を自殺で亡くしておりそれを忘れるように仕事に没頭していました。また銀行家であるジャレット・ベネットはウィール街で活躍している人物であり、ジャレットと対象的な元銀行家のベン・リカートの4人がとある騒動へと介入するストーリーが展開していきます。そしてある日、大好きなハードロックを聞きながら画面を見つめていたバーリは異変に気付くのでした。

あらすじ:サブプライム・ローンの不良債権化

バーリは当時飛ぶように売れていた「CDO債権」に「サブプライム・ローン」が含まれている事に気付きました。またサブプライム・ローンが不良債権化すれば多くの投資家たちに甚大な被害が及ぶという事も予見しました。そこでバーリはサブプライム・ローンが破綻した際の保険として「CDS」の話しを銀行に持ち込み、そんな事が起こるとは思っていなかった銀行は喜んでバーリに「CDS」を販売しました。

バーリがそのような事を行っている事に銀行家のジャレットが気付きボームが経営するヘッジファンドに話しを持ち込みました。その話しを聞いてにわかには信じられないという様子を示しながらボームは「サブプライム・ローン」について調べ始めました。そして別の場所では「住宅ローン」がこのまま行けば崩壊する事に気付いた2人の若者が元銀行家のベンに連絡を取っていました。

あらすじ:驚愕の事実

ジャレットの話を聞いて調査を開始したボームはとある事実に気付き驚愕します。銀行家たちは返済能力ない低所得者たちに審査も行わず次々と住宅ローンの貸し付けを行っていたのでした。そしてその光景を目の当たりにしたボームはジャレットの言う事を信用してバーリと同様に「CDS」を購入したのでした。またこの時ボームは詐欺のような行為を行っている銀行・証券会社に対して怒りの感情を覚えていました。

ボームが「CDS」を購入している中、ベンに連絡を取った2人の若者も「CDS」の購入にこぎ着け喜びを示していました。ですがその2人の姿を見たベンは「お前たち2人が儲けるという事は住む場所を無くす人が出るという事を分かっているのか」と叱責しました。そして違う場所で4人の男たちが「アメリカ経済が破綻する事」を今か今かと待ちわびていたのでした。

あらすじ:アメリカ経済の破綻

4人の男たちの予想通りに「サブプライム・ローン」を返済できない人々が次々と現れました。また時を同じくしてリーマン・ショックも発生しアメリカ経済は破綻を起こしています。この事により4人の男たちは大富豪になるのでした。ですが大金を手にした彼らは1つの国が破綻し混乱している状況で決して喜ぶ事ができませんでした。そして国が破綻した際に一番被害を被るのは「銀行」や「証券会社」でもない事にも気付いていました。

あらすじ:被害者は市民たち

銀行や証券会社が詐欺のようなローンを販売した事で多くの人々が住む家を無くす事になりました。そしてその詐欺を見過ごしてきた国は破綻した経済を立て直すために市民が納めた税金を惜しげもなく投入し始めました。そして億万長者になった4人の男たちは何とも言えない表情をしながらマネー・ショートという物語は幕を降ろしました。

映画の最後には「リーマンショックで負債を支払いきれなくなった銀行は税金を使って救済されました。また売り出した人々は誰1人として罪には問われませんでした。そして銀行や証券会社たちは再びサププライムローンに類似する商品を売り出そうとしています」というメッセージが流れています。このように億万長者になりながら後味の悪いラストで「銀行」「証券会社」「国」を批判して物語が終了しています。

マネー・ショート華麗なる大逆転に出てくる金融用語を解説!

ここからはマネー・ショートに登場した金融用語を紹介します!マネー・ショートはサブプライム・ローンが発生した時代を舞台にして描かれており様々な金融用語が登場しました。本作の主題になっている「ショート/空売り」の意味についても解説していきますので是非ご覧下さい!

解説:空売り(ショート)

まずは空売りの解説です。空売りとは投資対象の現物を持たずに「売る契約」を結ぶ手法です。主に「商品先物」や「外国為替証拠金取引」で使用される手法です。空売りは対象物の価格が下落する事で利益を得られる契約であり本作のタイトル「マネー・ショート」の主題に使用されています。作中ではサブプライム・ローンが破綻する前に空売りを仕込んでいたので莫大な利益を上げています。

株式市場における空売りとは証券の保有者から「証券を借りて市場で売り返却期日前に証券を買い戻す行為」が当たります。この場合は価格が下落するほどに安値で買い戻す事ができるのでそれだけ利益を上げる事ができます。また空売りは証券会社によっては信用金という「価格の3倍以上」の金銭を口座に入れる必要もあります。

解説:サブプライム・ローン

サブプライム・ローンとは主にアメリカで貸し付けられていたローンで「一般より返済能力が低い人々向け」に販売されていたローン商品です。サブプライム・ローンは2001年から2006年の間に住宅価格が上昇していたため格付け会社により高い評価を受けていました。ですが2007年頃から住宅価格が下落し始め不良債権化しています。またローンを借りていた人々が返済できなくなり金融商品として信用を失っています。

住宅価格が下落した事でサブプライム・ローンが組み込まれた金融商品は投げ売りが続いていました。また2008年頃にはリーマンブラザーズが倒産した「リーマン・ショック」が発生してローン商品・金融商品を販売していた「AIG」「ファニーメイ」などの会社が信用を失っています。それにより世界的に株価が下落し「AIG」「ファニーメイ」は国有化される事となりました。

解説:モーゲージ

モーゲージとは「抵当」「担保」などを指す言葉です。主に住宅などの不動産担保を差す言葉としてマネー・ショートに登場しました。銀行などの貸し付けが「利用者の預金を資金源」にしているとは別にモーゲージバンクでは「住宅ローン自体を証券化」しています。そのため低い金利や固定の金利で利用できるローンとして注目されています。

モーゲージローンは欧米ではよく利用されているローンシステムです。アメリカでは1970年頃から利用され始めていますが日本では利用され始めたのは1990年頃です。サブプライム・モーゲージでは「信用力を越えた住宅販売」を行っていたため破綻する事となりました。またサブプライム・モーゲージは自動車などを担保として証券化するローンも含まれており他のローンと違って利率が高いのも特徴的です。

解説:モーゲージ証券

個人向けに住宅ローンを貸し付けた銀行は「住宅ローン債権」を持つ事になります。銀行がこの「住宅ローン債権」を金融機関に売却を行います。そして金融機関が買い取った「住宅ローン債権」を証券化して販売したものが「モーゲージ証券」です。こうして発行された「モーゲージ証券」が投資家たちに販売され住宅価格などで価値が増減していきます。

モーゲージ証券は住宅ローンの債務者の返済が滞っている場合にも「国」「信用力の高い金融機関」による元金の支払いが保証されています。そのため信用力の高い証券として投資家に人気があります。ですが住宅ローンの債務者が繰り上げ返済を行った場合には証券として価値を失い「投資家は新しい投資先」を見つける必要性が発生します。

解説:債務担保証券(CDO)

債務担保証券とは数百の「社債」「ローン債権」を裏付けにして証券を発行する仕組みです。その証券を異なる好みをもった投資家に「違った格付けの証券」を販売する事が可能なので人気があります。ですがサブプライム・ローンが破綻した事で担保となっていた複数の「ローン債権」が一気に失われた事により多くの投資家たちが巨額の資金を失う事となりました。

マネー・ショート華麗なる大逆転のキャストを紹介!

金融用語・あらすじ解説の後は映画マネー・ショートに登場した豪華なキャストを紹介します。映画マネー・ショートに登場したキャストは他作品で主役を務めている俳優・女優ばかりでとても話題になっています。またそれぞれが絶妙な役作りを行ってストーリーを盛り上げています。

クリスチャン・ベール(マイケル・バリー役)

マネー・ショートに登場したマイケル・バリーは俳優のクリスチャン・ベールが演じています。クリスチャン・ベールは1982年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「バットマンシリーズ」「真夏の夜の夢」「聖母マリア」「ハウルの動く城」「マシニスト」「アイム・ノット・ゼア」などの作品にも出演しています。また元々はミュージシャンを目指していましたが途中で断念し俳優に転向して大成功を収めています。

マイケル・バリーの日本語吹き替えを担当したのは俳優・声優の宮内敦士です。宮内敦士は1990年より活動を行っている人物で、これまでに「攻殻機動隊」「機動戦士ガンダムUC」「東のエデン」「名探偵コナン」「旋風の用心棒」などの作品にも出演しています。また「アベンジャーズ」「ターミネーター4」「トランスフォーマーシリーズ」「キングコング」「スター・トレック」など多くの作品で洋画の吹き替えを行っています。

ブラッド・ピット(ベン・リカート役)

マネー・ショートに登場したベン・リカートは俳優のブラッド・ピットが演じています。ブラッド・ピットは1987年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「ハッピー・トゥギャザー」「レジェンド・オブ・フォール」「コンフェクション」「オーシャンズシリーズ」などの作品にも出演しています。また「プランBエンターテインメント」という映画製作会社を設立しておりプロデューサーとしても活動しています。

ベン・リカートの日本語吹き替えを担当したのは声優の堀内賢雄です。堀内賢雄は1983年より声優活動を行っている人物で、これまでに「ふしぎの海のナディア」「少年アシベ」「幽遊白書」「ブリーチ」「弱虫ペダル」「怪盗ジョーカー」などの作品にも出演しています。また洋画の吹き替えでは「アンディ・ラウ」「キアヌ・リーヴス」「キーファ・サザーランド」「コリン・ファレル」などを担当しています。

フィン・ウィットロック(ジェイミー・シプリー役)

マネー・ショートに登場したジェイミー・シプリーは俳優のフィン・ウィットロックが演じています。フィン・ウィットロックは2003年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「ニューヨーク/冬物語」「ラ・ラ・ランド」「ノア/約束の方舟」「不屈の男/アンブロークン」「ER救急救命室」などの作品にも出演しています。音楽学校を卒業後に舞台俳優としてデビューしておりその後「テレビ」「映画」俳優として活動しています。

ジェイミー・シプリーの日本語吹き替えを担当したのは声優の中村章吾です。中村章吾は2012年より声優活動を行っている人物で、これまでに「クレヨンしんちゃん」「パンチライン」「将国のアルタイル」「ベルセルク」などの作品にも出演しています。また「オリエンタル急行殺人事件」「マレフィセント」「ファンタスティック・フォー」「死霊のはらわた」「トランスポーター」など多くの作品で吹き替えを担当しています。

スティーヴ・カレル(マーク・ボーム役)

マネー・ショートに登場したマーク・ボームは俳優のスティーブ・カレルが演じています。スティーブ・カレルは1991年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「奥様は魔女」「40歳の童貞男」「ゲットスマート」「リトル・ミス・サンシャイン」「エバン・オールマイティ」などの作品にも出演しています。またコメディアンとしても活動している人物でコメディニュース番組に出演したのがきっかけで人気になっています。

マーク・ボームの日本語吹き替えは声優の飛田展男が担当しました。飛田展男は1982年より声優活動を行っている人物で、これまでに「キャプテン翼」「機動戦士ガンダムシリーズ」「四月は君の嘘」「幼女戦記」などの作品にも出演しています。

マネー・ショート華麗なる大逆転に登場したその他のキャスト

マネー・ショートに登場したジャレド・ベネッドは俳優のライアン・ゴズリングが演じています。ライアン・ゴズリングは1993年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「君に読む物語」「ブレードランナー2049」「ファースト・マン」「ラブ・アゲイン」「オンリー・ゴッド」などの作品にも出演しています。また映画監督やミュージシャンとしても活動しており多彩な才能を持っている人物でもあります。

マネー・ショートに登場したダニー・モーゼスは俳優のレイフ・スポールが演じています。レイフ・スポールは2001年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「ジュラシックワールド/炎の王国」「ショーン・オブ・ザ・デッド」「グラインドハウス」「プロヴァンスの贈り物」などの作品にも出演しています。またロンドンに誕生した人物で父親は「バニラ・スカイ」などに出演している俳優のティモシー・スポールです。

マネー・ショートに登場したシンシア・バウムを演じたのは女優のマリサ・トメイです。マリサ・トメイは1984年より女優活動を行っている人物で、これまでに「フラミンゴキッド」「チャーリー」「オスカー」「イン・ザ・ベッドルーム」「スパイダーマン:ホームカミング」などの作品にも出演しています。ニューヨークに誕生した人物で弟も俳優を行っています。両親が演劇好きだった事がきっかけで女優の道を進んでいます。

マネー・ショートに登場したMr.チャウは俳優のバイロン・マンが演じています。バイロン・マンは1993年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「ストリートファイター」「スカイスクレイパー」「アイアン・フィスト」「ストレンジャー・プロジェクト」「炎のテキサスレンジャー」「オルタード・カーボン」「バーン・ノーティス」などの作品にも出演しています。

マネー・ショートに登場したジョージア・ヘイルは女優のメリッサ・レオが演じています。メリッサ・レオは1985年より女優活動を行っている人物で、これまでに「フローズン・リバー」「イコライザー」「プリズナーズ」「オブリビオン」「レッド・ステイト」「ディア・ブラザー」「ボーダー」などの作品にも出演しています。また2010年「ザ・ファイター」では母親役でアカデミー助演女優賞などを受賞しています。

マネー・ショートに登場したイーヴィは女優のカレン・ギランが演じています。カレン・ギランは2006年より女優活動を行っている人物で、これまでに「オキュラス/怨霊鏡」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ザ・サークル」「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」「ドクター・フー」などの作品にも出演しています。またロンドンのパブで働いていた18歳の頃にスカウトされモデルとしても活動していました。

マネー・ショートの住宅ブローカーを演じたのは俳優のマックス・グリーンフィールドです。マックス・グリーンフィールドは2002年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「ボストン・パブリック」「ヴェロニカ・マーズ」「ライ・トゥ・ミー/嘘の瞬間」「ドリスの恋愛妄想適齢期」「マイ・ビッグ・ファット・ファーザー」などの作品にも出演しています。

マネー・ショート華麗なる大逆転の金融用語やあらすじまとめ!

本記事では映画「マネー・ショート華麗なる大逆転」のあらすじを紹介していきましたがいかがだったでしょうか?記事中に解説を載せていきましたがマネー・ショートは実際に発生したサブプライム・ローン問題を主題にして描かれている作品です。少々映画として難しい部分もありますが理解を深めるほどに面白さが増していく映画でもあります。そんなマネー・ショートを本記事のあらすじや解説を参考にして是非ご覧下さい。

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