インターステラーのあらすじをネタバレ紹介!結末までの感想・疑問は?

この記事では、映画「インターステラー」のあらすじをネタバレありでご紹介します! レビューサイトなどでは「SFの傑作」との呼び声も高い本作「インターステラー」、一体どんな作品なのでしょうか? 徹底分析します。またあらすじが分かってもむずかしい単語が飛び交う作品のため、途中で混乱した人のために用語の解説もしています。見る前の予習としても、鑑賞後の復習用にもぜひご活用ください。

インターステラーのあらすじをネタバレ紹介!結末までの感想・疑問は?のイメージ

目次

  1. インターステラーのあらすじをネタバレ紹介!
  2. インターステラーとは?
  3. インターステラーのあらすじネタバレ!
  4. インターステラーの疑問を解説!
  5. インターステラーの結末までの感想を紹介!
  6. インターステラーのあらすじまとめ!

インターステラーのあらすじをネタバレ紹介!

SF超大作のあらすじ&用語を徹底解説!

この記事では、映画「インターステラー」結末までのあらすじをネタバレありでご紹介します! 感想やレビューサイトなどでは「SFの傑作」との呼び声も高い本作「インターステラー」、一体どんなあらすじの作品なのでしょうか?

または、あらすじが分かってもむずかしい単語が飛び交う作品なので、途中で混乱したという感想をもつ人もいるでしょう。用語の解説もしていますので、ぜひこのネタバレあらすじで確認していただき、見る前の予習としてもご活用ください。それでは、「インターステラー 」結末までの魅力・あらすじや感想を、余すところなくご紹介していきます!

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インターステラーとは?

本作「インターステラー 」は、2014年に公開されたSFドラマです。舞台は、環境の変化により滅びつつある未来の地球。細かいストーリーはネタバレありのあらすじにてご紹介しますが、滅亡の危機に瀕した人類が新天地となる星を探し、宇宙へ旅立つ物語です。

新たな住まいとなる場所を探し、星から星へ旅をするという、極めて大きなスケールの本作「インターステラー」。「ハードSF」に分類される本作ですが、これからあらすじでもご紹介する通り、同時に親子の愛という非常に身近なテーマを扱っています。それゆえ、「インターステラー」は多くの人から高い評価を得ているのでしょう。

今回結末までのあらすじをご紹介する「インターステラー」の監督は、「ダンケルク」や「ダークナイト」などの制作に携わったクリストファー・ノーラン。幅広いジャンルの映画を撮っているクリストファー・ノーラン監督ですが、今作「インターステラー 」は、2010年の「インセプション」に続くSF大作です。

最新技術を好まないノーラン監督は、カーアクションシーンでは大型のトラックを実際にひっくり返したり、「ダークナイト」では本物のビルを爆破したりしたこともある、極めてリアル志向の人です。「インターステラー」についての詳しいお話は、ネタバレありのあらすじにてご紹介していきます。

本作「インターステラー 」でも、一部の地球の映像はCGではなく、実際に飛ばしたジェット機からカメラで撮影した映像を使っているということ。「インターステラー」が宇宙規模の極めて大きなスケールの話を描きながら、リアリティ溢れる作品となっているのは、そうしたノーラン監督のこだわりあってのこと。

なお、本作の主演は「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー俳優となったマシュー・マコノヒー。また、アカデミー女優のアン・ハサウェイも本作「インターステラー」で重要な役どころを演じていますので、以下のあらすじからぜひチェックしてください。

インターステラーのあらすじネタバレ!

詳しいあらすじを徹底解説!

では、「インターステラー」のあらすじはどんなものなのか、結末までのあらすじをネタバレありで見ていきましょう。結末までのあらすじ(ネタバレあり)となりますので、結末は知りたくない・ネタバレが気になるという方はご注意ください!

滅びようとしている地球と、娘想いの元宇宙飛行士クーパー

「インターステラー」の舞台は近未来の地球。環境の変化により地表の大半の部分は砂に覆われ、食糧危機や呼吸器系の病気が蔓延する世界となっています。元宇宙飛行士のジョセフ・クーパー(マシュー・マコノヒー)は、アメリカの田舎町でトウモロコシ農場を営み、娘のマーフ・息子のトムといっしょに暮らしています。しかし砂の恐怖と作物を蝕む疫病は深刻で、自分の家を離れなければいけないのも時間の問題です。

ある日野球の試合を見に行ったクーパー一家は、途中で砂嵐に襲われ、仕方なく家に帰ります。急ぎ家の中に避難すると、なぜか娘のマーフの部屋の窓が開き、中は砂だらけになっていました。不思議なことは窓が開いていたことだけではなく、砂だらけになった部屋の床に不可解な文様があらわれていたことでした。マーフの部屋では知らない内に本が落ちたり、度々そうした不審なことが起こっていました。

はじめ、マーフはそれが幽霊の仕業ではないかと考えていましたが、クーパーはその文様が磁場により作られたバイナリ(二進法)のメッセージになっていることに気づきます。クーパーと聡明な娘マーフはメッセージを解読し、文様がとある場所の座標を示していることを突き止めます。

密かに存続していたNASAによる「ナザロ計画」

そこは、草の生い茂る人里離れた場所でした。鉄柵が張り巡らされたその場所に入り込もうとして、突如、クーパーとマーフは捕らえられてしまいます。捕らえられたふたりが知らされたのは、そこがすでに存在していないはずのNASAの極秘研究施設であるということでした。

そこで、クーパーは秘密裏に進められていた計画のことを知ります。「ナザロ計画」と呼ばれるそれは、人類を滅亡の危機から救うための作戦でした。地球のある銀河系とは別の銀河系にワープし、そこで人類が居住可能な星を見つけることが目的です。計画が開始したのは約半世紀前。3名の先遣隊員たちがすでに別の銀河系にたどり着き、入植が期待できる惑星から信号を送り、迎えを待っているというのです。

計画を指揮する研究者であるジョン・ブランド教授(マイケル・ケイン)が、なぜそのことをクーパーに話したのかというと、クーパーを宇宙飛行士として計画に参加させるためでした。誘いを受けたクーパーは、一度は断ろうとします。一度計画に参加すれば、戻ってこられるのがいつになるのか分かりません。しかしこのままでは娘の世代が最後の世代となり、人類は滅亡するだろうと言われ、クーパーは計画への参加を決めます。

クーパーの決断に、マーフは激しく反対しました。聡明なマーフには、一度旅立ってしまえば戻れる可能性が極めて低いことも分かっていました。「必ず帰ってくる」という約束の証として、彼は娘に自分の時計を渡しましたが、マーフは父の決断を認めようとしません。なんとか出発前に娘と和解したいクーパーでしたが、結局喧嘩別れのようなかたちで宇宙へと旅立ちます。

難航する移住先の星探し

クーパーと、同行するブランド博士の娘アメリア・ブランド博士(アン・ハサウェイ)たちに課せられた使命は、入植の候補となる星へ既に到達している先達者たちから信号を受け取り、コールドスリープ状態になっている彼らを回収するというものでした。

上手くいけば、現在地球に生きている人たちのことも助けられる。万が一の場合でも、宇宙船に乗せてヒトの受精卵を運び、運んだ先でコロニーを形成することで、人類という種の存在は保たれる──「ナザロ計画」とは、そういう計画でした。

クーパーたちは、ワームホールを通って無事異なる銀河系へとたどり着き、まずひとつめの星を目指します。そこで、ひとつ問題がありました。信号が発せられている星の近くにはブラックホールがあります。ブラックホールが近くにある天体は、相対性理論の関係で、時の流れがゆっくりになります。

つまり、その星の上で1時間過ごす間に、星の外では7年間もの時間が経ってしまうのです。そのため、星にいるはずの隊員を回収するというミッションを、迅速に実行しなければなりません。

意を決してクーパーとアメリア、それに人工知能を搭載した箱型ロボットのTARSたちは星に降り立ちます。そこは一面水に覆われ、陸地はひとつもなく、生きものが生息できるような場所ではありませんでした。星に降り立って間もなく、クーパーたちは空を覆いつくすような巨大な津波に襲われます。

クーパーは先遣隊がすでに命を落とした可能性が高いと判断し、即座にそこを離れようとしますが、アメリアは先遣隊の失敗を信じることができず、星を離れるまでに無駄な時間を費やしてしまいます。宇宙で待つ仲間の元へ戻った時、すでに宇宙では20年以上の時間が経っていました。

もう失敗が許されないと判断したクーパーたちは、信号が届いている残りふたつの星のうち、どちらに向かうべきか判断を迫られます。成功の見込みが高いのは、先遣隊の隊長を務めるマン博士のいる星。しかし、アメリアはもうひとつの別の星の方が可能性が高いと主張します。もうひとつの星の方には、アメリアの恋人が派遣されていたのです。「愛」に従うべきだというアメリアの考えを却下し、隊はマン博士の待つ星へと向かいます。

人類を救う「ナザロ計画」の真実

クーパーたちが星から星へ旅をしている間、地球ではすでに数十年が経過していました。大人になったマーフは、科学者としてジョン・ブランド博士の元で働いています。マーフは、地球を救う鍵となるはずの数式を前にして奮闘していますが、解くことができないでいます。そんな時、すっかり年老いたブランド博士が危篤状態に陥ります。

死の床にあるブランド博士は打ち明けます。本当は、マーフが解こうとしている数式にも、「ラザロ計画」にもなんの意味もないのだと。ブランド博士の目的は、ただ娘のアメリアを騙し、希望があるかのように思い込ませることでした。本当は、人類に希望などなかったのです。絶望したマーフは、宇宙の果てに旅立ったまま帰ってこない父に憤り、メッセージを送ります。父は人類が助からないことを知っていて、自分を見捨てたのかと。

マン博士の本性と一縷の望み

クーパーたちは、一面が氷に覆われた星に降り立っていました。無事着陸したクーパーたちは先遣隊の宇宙船にたどり着き、コールドスリープ状態にあったマン博士(マット・デイモン)を目覚めさせます。孤独から救われたことに涙しながら、この星は有望だと語るマン博士。

そこへ、TARSを中継してマーフからのメッセージが届きます。驚愕したクーパーは思わず地球へ戻ろうとしますが、突如襲いかかってきたマン博士に殺されそうになります。マン博士が送っていた信号は偽物で、本当はその星は住めるような場所ではありませんでした。マン博士は、自分ひとりが助かりたいがために、偽りの信号を送っていたに過ぎませんでした。

命からがら星を脱出するクーパーとアメリアですが、宇宙船が破損し、地球への帰還が困難となってしまいます。このままでは、人類は滅びてしまいます。クーパーは一縷の望みをかけ、TARSとともにブラックホールに突入します。アメリアを、恋人のいる第3の星に退避させながら。

ブラックホールの中へ──愛は時空を超える

ブラックホールの中には、今まで人類が手に入れることのできなかった新たなデータが存在します。それをTARSに採取させ、なんとかして地球に知らせることができれば、人類に新たな知がもたらされるのではないかと考えたのです。

ブラックホールの中は、無数の立方体が幾重にも折り重なったような空間でした。上も下も右も左もなく、過去・現在・未来といったあらゆる物理法則を超越した場所です。クーパーは檻の中のようなその場所から、遠く離れた地球にいるはずのマーフの姿を見ます。その空間は時間を超越しているために、クーパーはあらゆる時代・時間のマーフの部屋と繋がることができました。

声も通じない状況で、クーパーはTARSが収集したブラックホール内のデータをバイナリデータに置き換え、伝えようとします。本を落としたり、砂に文様を描いたりして伝えようとしたメッセージは、かつてマーフの部屋に現れた不思議な現象そのものでした。マーフの部屋に繰り返し現れたのは、幽霊ではなく、遠い宇宙の果てにいる未来のクーパー自身だったのです。

データを伝え終えたクーパーは収縮するブラックホールの空間に呑まれました。そしてふと目を覚ますと、そこは白い部屋でした。聞くと、そこは土星の軌道上に作られたコロニーの中だといいます。クーパーの記憶がある時から、既に数十年が経過していました。人類は滅びず、マーフの功績により救われたというのです。マーフもまた年老いていましたが、父と娘の愛は時間や重力さえも超え、ふたりを再会させたのでした。

再会した父にマーフが願ったのは自分の元にいることではなく、アメリアの元に向かうことでした。すでに大勢の家族に囲まれた娘のそばに自分は必要ないと悟ったクーパーは、ひとり宇宙の果てで自分を待っているアメリアの元に向かったのでした。以上が、「インターステラー」のあらすじです。

インターステラーの疑問を解説!

あらすじを理解したら、疑問を解決しよう

ここまで、「インターステラー」ネタバレありのあらすじを結末までご紹介してきました。あらすじが理解できたら次は、映画「インターステラー」に登場する専門的な単語について見ていきましょう。あらすじが分かっても、専門的な用語がたくさん出てきたために、見ていて少し混乱したという人もいるでしょう。ここではネタバレありのあらすじに加えて、「インターステラー」の結末までで出てきた用語について解説していきます。

地球を救ったマーフの部屋の幽霊の正体

結末までのあらすじでもご紹介した通り、「インターステラー」では、「バイナリデータ」ということばが出てきます。マーフの部屋に現れた「幽霊」の正体は、クーパーがブラックホールの中から送ったバイナリデータでした。バイナリ(二進法)とは、「0」と「1」によって構成されたデータのこと。コンピュータプログラムなどでよく使われています。「インターステラー」に登場するのも、これと同じものです。

「0」と「1」だけでどのようにメッセージを伝えるかというと、バイナリデータでは「3」は「11」というように表されます。「5」は「101」、「10」は「1010」というに、各数字が「0」と「1」だけで表現可能です。あらすじにもある通り、「インターステラー」ではこの方法で、クーパーはマーフにメッセージを伝えたのでした。

なぜクーパーたちだけが若いままだったのか

「インターステラー」でキーになる単語のひとつに「相対性理論」があります。ネタバレありのあらすじで見ても意味がわからなかった、という人は多いかもしれません。

「インターステラー」では、クーパーたちがひとつめの星に降り立って宇宙ステーションに戻った時、宇宙ステーションでは20年あまりの時間が経過していました。これは、アインシュタインにより理論化された相対性理論により説明されます。あらすじでもご紹介した通り、「インターステラー」の中でも、「相対性理論」ということばが登場します。時間や空間はどこでもおなじように存在しているのではありません。

時間とは相対的なもので、重力などの影響によって伸びたり縮んだりする場合があるのです。時間の流れ方が異なるふたつの場所を移動すると、浦島太郎のように自分だけ若いままだったり、相手だけ老けてしまったりということが起こります。まるで、昔話の浦島太郎のように。これを「ウラシマ効果」といいます。結末までのあらすじでもご紹介した通り、「インターステラー」でも、同じことが起こっていたのです。

カギを握る謎の天体「ブラックホール」とは?

あらすじのネタバレでもご紹介した通り、映画「インターステラー」ではブラックホールが重要な役割を果たします。ブラックホールは光をも飲み込む恐ろしく強い重力を持った天体で、それゆえその周辺では時間の流れ方が遅くなります。「インターステラー」で登場するブラックホールは、光の輪のようなものに囲まれています。

従来、黒い渦のような姿で描かれてきたブラックホールですが、近年の研究ではブラックホールの周りにはガスの摩擦によって光の輪ができるという風に考えられています。背後に位置する光の輪までもが丸くブラックホールを覆っているように見え、まるで「光のドレス」をまとっているように見えています。

「インターステラー」でも同様の姿で表現されていますので、あらすじのネタバレで興味を持っていただいた方も、もう本編を見たという方も、ぜひチェックしてみてください。

インターステラーの結末までの感想を紹介!

好評の感想

さてそれでは、本作にはどんな感想が寄せられているのでしょうか。レビュー・感想サイトをみると、概ね好感度の高い感想が寄せられている本作。まずは、好評の感想を見ていきましょう。

本作「インターステラー」はハードSFに分類される作品ですが、あらすじでもご紹介した通り、根幹にあるテーマは父と娘の「愛」です。厳密な交渉の末に描かれた物理法則の超越と、それが「愛は時空を超える」というテーマとなって結末を導き出している本作「インターステラー」は、見事な出来というほかありません。このことが、好評の感想を多く呼ぶ要因となっているようです。

きっちりとされたSF的な交渉と、誰もが共感するテーマという部分が両立している部分。そこが「インターステラー」の大きな魅力となっている、といった感想も多く見受けられます。

また、あらすじでもご紹介した通り、映画「インターステラー」はよく練られた脚本も魅力のひとつとなっています。序盤でマーフの部屋にあらわれる「幽霊」という伏線が何を意味しているのか、知ってから見ると、「インターステラー」をさらに楽しめることは間違いないでしょう。あらすじのネタバレで興味を持っていただいた方も、もう本編を見たという方も、ぜひもう一度チェックしてみて、自分の感想を確かめてみてください。

不評の感想

あらすじで本作を知ったという方は、果たしてどのような感想を持たれたでしょうか。感想の中には、「インターステラー」は展開が読めてしまうという評価もあります。感想の多くでは「予想がつかない」展開だという評価がされている「インターステラー」ですが、よく考えながら見ていると気づけることも多いのでしょう。

SFに慣れている人から見ると、「インターステラー」にそれほどの衝撃は受けなかったという感想です。まだ結末までのあらすじしかチェックしていないという方は、ぜひご覧いただき、自分の感想をチェックしてみてはいかがでしょうか。

インターステラーのあらすじまとめ!

さて、ここまで「インターステラー」の魅力をたっぷりとご紹介してきました。SFとしても、親子の愛情ドラマとしても楽しめる本作、このまとめを参考にして、ぜひ一度ご鑑賞ください。

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