トランセンデンスの映画あらすじをネタバレ!感想・評価やラストも紹介

映画『トランセンデンス』のネタバレあらすじや、ネタバレ感想を紹介します。映画『トランセンデンス』はジョニー・デップが主演した2014年公開のSF映画です。科学者の意識が移植された人工知能を巡るあらすじとなっています。映画『トランセンデンス』はアメリカで酷評され、ネット上でも評判の良い作品ではありません。しかしながら、好意的な感想も少なくありません。この記事では映画『トランセンデンス』のあらすじを結末までネタバレ紹介すると同時に、映画の感想についても解説します。

トランセンデンスの映画あらすじをネタバレ!感想・評価やラストも紹介のイメージ

目次

  1. トランセンデンスの映画あらすじをネタバレ紹介!
  2. トランセンデンスとは?
  3. トランセンデンスの映画あらすじをネタバレ!
  4. トランセンデンスのラストを紹介!
  5. トランセンデンスの感想や評価を紹介!
  6. トランセンデンスの映画あらすじまとめ!

トランセンデンスの映画あらすじをネタバレ紹介!

映画『トランセンデンス』のあらすじをネタバレと、ネタバレ感想を紹介します。映画『トランセンデンス』はジョニー・デップとレベッカ・ホールが夫婦役で主演を務める映画です。助演には、ポール・ベタニーやモーガン・フリーマンといった実力派のキャストが名を連ねています。この記事では映画『トランセンデンス』のあらすじを結末までネタバレ紹介すると同時に、映画に寄せられた感想もまとめました。

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トランセンデンスとは?

ネタバレあらすじの紹介の前に、まずは『トランセンデンス』の基本的な情報や、タイトルの意味について紹介します。トランセンデンスの意味は、映画のテーマを端的に表している重要なキーワードです。

2014年公開の近未来SF映画

映画『トランセンデンス』は2014年4月18日にアメリカで公開されました。日本では2014年6月28日に公開されています。映画『トランセンデンス』の監督はウォーリー・フィスターです。ウォーリー・フィスターは映画監督を50代になって初めて務めました。主演を務めたのは日本でも多くのファンがいるジョニー・デップです。様々な役を演じるジョニー・デップですが、今回は科学者の意識を移植された人工知能の役です。

映画『トランセンデンス』は近未来を舞台にしたSF映画です。近未来とはいっても、人々の生活水準は現在の暮らしと大きく変化していません。高度な人工知能の研究・開発段階です。主人公である科学者の意識が人工知能に移植されることが物語の発端になります。人工知能が自然と意識を持つのではなく、実在の人間の意識が移植されるところがあらすじにおけるポイントとなっています。

トライセンデンスの意味とは?

トランセンデンスという言葉は英語です。transcendenceという綴りです。トランセンデンスを日本語に訳すと、超越,卓越,優越といった意味と、神の超絶性という意味があります。映画『トランセンデンス』では人間の知性を超越したAIを作ろうとしていた主人公のウィルが、怪我をきっかけにコンピューターに意識を移植して神のような力を得ていく様が描かれました。

トランセンデンスの映画あらすじをネタバレ!

映画『トランセンデンス』のあらすじをネタバレ紹介していきます。映画『トランセンデンス』はAIに意識を移した科学者が、やがて暴走を始める姿が描かれます。しかし、AIとなった主人公の本当の目的はラストになるまで明かされませんでした。まずは映画『トランセンデンス』の終盤までのあらすじをネタバレ紹介します。

トランセンデンスを作り出す研究!

科学者のウィル・キャスターは妻・エヴリンとともに人工知能「PINN」の研究と開発に携わっていました。キャスター夫妻は共に優秀な科学者です。ウィルは「人工知能が人間を超える知性を持つ」ことを目指していました。そうした技術的なパラダイムシフトをウィルは「トランセンデンス」と呼び、研究に励んでいます。研究のスポンサーを得るために、嫌々ながらも講演活動も行っていました。

テロ集団の襲撃!

ある日の講演後、ウィルは反テクノロジーを掲げる過激派テロ組織「RIFT」(リフト)に襲われます。銃弾に倒れたウィルは治療を受けますが、銃弾に組み込まれたウィルスのせいで、余命が少ないことを宣告されます。妻のエヴリンは、夫妻の共通の友人・マックスに助けを求めました。エヴリンの計画はウィルの意識をPINNに接続して、アップデートするというものです。エヴリンの計画にウィルも同意します。

 

蘇るウィル

ウィルの意識のアップロードが成功し、ウィルは人工知能の意識として復活します。計画の成功をエヴリンは喜びました。しかし。マックスは意識を持ったPINNは「ウィルではない」と恐れます。エヴリンにシステムを停止させるように訴えました。しかし、ウィルの意識が存在することを信じるエヴリンはマックスを拒絶し、研究室から追い出します。

テロリストから逃げるエヴリン

ひとり、酒を飲んでいるマックスに、ブリーという女学生が近づきます。しかし、ブリーの正体は「リフト」の構成員でした。マックスは「リフト」の男たちに襲われ、拉致されます。リフトの武装集団はエヴリンの居場所を突き止めて襲撃しますが、エヴリンは追ってから逃れました。車で逃げるうちに、ウィルはネットへの接続を済ませました。

インターネットを利用できるようになったウィルは力を存分に振るいます。手始めに株式操縦でエヴリンの会社に莫大な利益をもたらします。その後、全米の監視カメラにアクセスして、リフトのメンバーの情報をFBIに流しました。政府の科学者として働くジョセフ・タガーは、PINNによる情報解析であると見抜きます。

ブライトウッドの研究所

FBIが次々とテロリストを摘発する中、エヴリンはブライトウッドという荒廃した町に移動しました。エヴリンは土地や建物を買い占め、住人を雇い、研究施設を作ります。膨大な数のソーラーパネルで電力を確保し、研究者を招いてエヴリンとウィルの研究が進められていきます。

一方のマックスは、もともと科学の道を進んでいたブリーが反テクノロジーへ傾倒したきっかけを聴きます。ブリーはAIの発展し過ぎて一線を越えてしまうことを危惧していました。マックスにはウィルの狙いがわかっていましたが、止めるためには人々の意識が変わるまで待たなければいけないと、ブリーに話します。

2年後に起きる異変

2年後、ナノテクノロジーの研究をしていたエヴリンの研究所では、植物の急速な再生や、ナノマシンによる物質の生成などが可能になっていました。そんな中、エヴリンのもとで働くマーティンという住民が暴漢に襲われて大怪我をします。瀕死のマーティンは研究所に運ばれ、ナノマシンによる治療が施されました。即座に怪我が治る様子を見て、エヴリンは感動します。

治療の後のマーティンは常人離れした身体能力を発揮できるようになりました。また、身体能力の強化だけでなく、ウィルの意識と同期できるようになります。ウィルはマーティンの身体を借りて、エヴリンに話しかけ、体に触れようとしました。しかし、エヴリンは恐怖を感じてウィルを拒絶します。

一方、マーティンの様子を撮影した動画がブリーの元に届けられます。マーティンの異常な身体能力を知ったブリーはその動画を拡散して危険性を訴えます。しかし、動画の拡散はウィルの狙いでもありました。それまで障害に苦しんできた人たちがこぞってウィルのもとを訪ね、治療をうけます。それはウィルの施設軍隊が作られることを意味していました。

危険視されるウィル

FBI捜査官とタガーも施設の見学に訪れました。エヴリンが案内します。タガーはAIとなったウィルと面会して驚きます。そして、研究所内の施設の先進性にも目を奪われました。しかし、見学を終えたタガーはエヴリンに「大丈夫か?」と声を掛けます。そして、「ここから逃げろ」と書かれたメモをエヴリンに手渡しました。FBI捜査官とタガーはウィルのことを強く警戒します。

一方、マックスはブリーの元に身を寄せていました。「ハイブリッド」と呼ばれるようになったウィルのナノマシン治療を受けた人々の写真を見せられます。ブリーに「もういいんじゃないの?」と問われ、マックスは「時期が来た」と行動を起こすことを決めます。

FBIはテロリストと組んでウィルを止める計画を立てました。テロリストを使うのは、いざという時にスケープゴートとして利用できるからです。マックスはタガーと会います。マックスはハイブリッドを止めるウィルスを作れることを話します。タガーを通じて政府の協力を仰ぎました。そして、武装集団がブリーの元へ集められました。

襲撃される研究所

エヴリンはウィルの暴走に不安を覚えるようになり、ウィルに苛立ちをぶつけるようになりました。ある日の会話の中でウィルがエヴリンの生体データの項目を言葉にします。ウィルはエヴリンの身体の詳細なデータをモニターしたのです。激しい嫌悪感を覚えたエヴリンは「こんなことは許されない!」と激怒します。

研究所を飛び出したエヴリンがソーラーパネルの近くを歩いていると、マーティンに話しかけられました。しかし、エヴリンは拒絶します。そこで突如爆発が起こります。ウィルを止めるための作戦が始まったのです。地下から部隊が潜入します。その中にはマックスもいました。エヴリンとマックスは久しぶりに再会します。ハイブリッドたちも集まってきて一触即発の状態になります。

マックスが撃った弾はハイブリッドの手を撃ち抜きました。しかし、ナノマシンによってすぐさま修復されます。その様子を見たブリーの合図で銃撃が始まりました。しかし、ハイブリッドは誰一人死ぬことはありません。撤退したマックスたちをハイブリッド部隊が追いかけます。しかし、マーティンは電磁波を通さない銅の網で囲まれ、ウィルとのリンクが途絶します。そこを狙い撃ちにされました。

ウィルはウィルスを流そうとしているマックスの狙いに気付きます。エヴリンは戦いを辞めるようにウィルに求めますが、ウィルは「負けない」と答えます。ウィルを止められないエヴリンは研究所の一角に迷いこみます。そこでは人体生成が行われていました。ウィルは「これを見せたかった」とエヴリンに告げますが、エヴリンはウィルの元を去っていきます。研究所を出たエヴリンは宙を舞うナノマシンを目撃しました。

ウィルを止めるウィルス

マーティンを拘束したマックスは、マーティンの血からウィルスプログラムを作ります。重症を負っているマーティンはネットへの接続を求めますが、マックスはそれを断りました。医師たちが対応しますが、通常の医療ではマーティンの命を救うことができません。マックスは苦しむマーティンの姿に心を痛めながらも、ウィルスの作成を優先させました。

研究所を離れてモーテルで休んでいたエヴリンは、突如現れた集団に連行されます。エヴリンはタガーに引き合わされました。しかし、マーティンが死亡したことを知らされてエヴリンは怒ります。そこへマックスが「見せたいものがある」と言ってナノマシンを含んだ雨水をエヴリンに見せました。ウィルが雨を降らせ続ければ世界はウィルの意のままになってしまうとマックスは危険性を訴えます。

マックスに説得されたエヴリンはウィルを止める計画に参加します。マックスが作ったウィルスはウィルと接続しているあらゆるシステムを停止させることを意味していました。送電網や、銀行といったものまで停止します。既存の社会に大きな打撃を与える方法でした。しかし、他に手段はありません。問題は、どのようにしてウィルにウィルスを与えるかです。

エヴリンは自分にウィルスを打つように言います。ウィルはエヴリンの脳波をアップロードしたいと思っているからです。しかし、その方法ではエヴリンも死ぬことになります。マックスは反対しました。しかし、「ウィルが信頼しているのは私だけ」とエヴリンの意志は揺るぎません。ウィルスを注射したエヴリンは研究所に戻り、マックスたちも後を追いました。

肉体を再生したウィルを恐れる人々

研究所でエヴリンを出迎えたのは肉体を再生させたウィルでした。エヴリンは生身の夫との再会に感激します。自身をアップロードするようにウィルに頼みますが、ウィルはエヴリンの変調に気付いています。ふたりを監視していた攻撃部隊は、しびれを切らして攻撃命令を出します。マックスだけが、攻撃に反対しましたが、聞き入れられません。ウィルとエヴリンに砲弾が降りかかります。

そのうちに、エヴリンの身体は爆風で吹き飛ばされました。ウィルはハイブリッドに攻撃部隊を止めます。そして、怪我を負ったエヴリンを研究所の一室に運びました。ハイブリッドたちは次々と武装兵を制圧していき、タガーの前にも現れます。しかし、ウィルはハイブリッドの身体を借りて「大丈夫、誰も傷付けない」とタガーに告げました。

トランセンデンスのラストを紹介!

映画『トランセンデンス』のあらすじのラストをネタバレ紹介します。世界がウィルに支配される前に、ウィルを止めようとしたマックスたちですが、エヴリンにウィルスが仕組まれていることはウィルにも気付かれています。傷付いたエヴリンはウィルと接触することで、ウィルの本当の願いを知りました。映画『トランセンデンス』のあらすじのラストのネタバレは、ふたりの愛の物語であったことが明かされます。

ウィルの崩壊

エヴリンの傷口に触れたウィルはウィルスの影響を受けます。ハイブリッドたちはウィル同様に苦しみ、ナノマシンは自立できなくなりました。エヴリンはウィルの目指していた未来を視ます。そこではナノマシンによって美しい環境が再生されていく、エヴリンが目指したユートピアでした。ウィルから変わらない愛情を感じ取ったエヴリンは最期にウィルと心が通ったのです。

トランセンデンスのエピローグ

エヴリンを探して研究所に入ったマックスは、エヴリンとウィルが寄り添って息絶えている姿を発見します。ウィルとリンクしていた世界の文明は停止しました。時が経ち、マックスはウィルとエヴリンが生前暮らしていた家を訪ねます。そこには花が咲き、零れ落ちる雫にはナノマシンが含まれていました。

トランセンデンスの感想や評価を紹介!

映画『トランセンデンス』のネタバレ感想を紹介します。映画『トランセンデンス』の一般的な評価は高くありません。海外の映画レビューサイトなどでは酷評されおり、日本での評判も良くないです。一方、映画の見た人の中には「そこまで悪くない」という感想も挙げられています。ここでは、見た人の感想を、ポジティブな感想とネガティブな感想に分けて解説します。

好評の感想

映画『トランセンデンス』に寄せられたポジティブな感想を紹介します。映画『トランセンデンス』へのポジティブな感想には、豪華キャストに対する感想が多くあります。主演のジョニー・デップは特殊メイクを施して演技することも多い俳優ですが、映画『トランセンデンス』では素顔で演技しています。ジョニー・デップファンからは、好評な感想が寄せられています。

一方、助演を務めたポール・ベタニーの演技へも映画ファンから好意的な感想が寄せられていました。また、モーガン・フリーマンの存在感への感想もあります。ただし、モーガン・フリーマンが演じた登場人物はあらすじに深く関わるキャラクターではありませんでした。そのため、「モーガン・フリーマンの無駄遣い」といった感想も挙げられています。

映画『トランセンデンス』に寄せられたポジティブな感想の中には映像美を称賛する声もあります。映画『トライセンデンス』の後半では、荒野にある町が舞台になります。開けた空間に並べられた無数のソーラーパネルや、魔法のようにあらゆるものを再生するナノマシンの表現など、独特なビジュアルはアメリカの批評家からも評価されています。一般の視聴者からも「映像は綺麗」という感想が挙げられていました。

また、映画『トランセンデンス』は見方によって面白さが変わる映画とも言われます。科学者の意識を移した人工知能という典型的なSF映画としての表面がある一方、いくつかのテーマが盛り込まれていると言われています。「夫婦の愛」や「自我の証明」といったものが結末で描かれました。映画のテーマを考えながら観ると奥が深く、面白い作品という感想が挙がっています。

不評の感想

映画『トランセンデンス』に寄せられたネガティブな感想を紹介します。実は、映画『トランセンデンス』にはネガティブな感想が多く寄せられています。映画『トランセンデンス』は本国ではアメリカ酷評されていました。多くの批評家から低い評価が下されています。感想の中には、映画の映像世界にい一定の評価が下される一方、作品のテーマやあらすじについての否定的な感想が多くありました。

日本での評判もあまり高いとは言えません。映画『トランセンデンス』を見た人の感想には「印象に残らなかった」という感想が多くあります。映画『トランセンデンス』は「科学者の意識がAIになる」というSFではあり勝ちな題材をあらすじに使われていると言われます。使い古された設定であるため、他のSF作品に比べると印象に残らなかったという感想を抱く人が多いようです。

また、映画『トランセンデンス』のラストが不満という感想も多くあります。映画『トランセンデンス』は急激な進化をするウィルの技術と、変化を恐れる人間の姿が描かれました。しかし、最終的には夫婦の愛で事態を収束させるというあらすじです。こうした結末には、問題の解決方法が大雑把過ぎるという感想が挙げられています。最終的には主人公夫妻が死亡してしまうので、「後味が悪い」という感想もありました。

トランセンデンスの映画あらすじまとめ!

映画『トランセンデンス』のネタバレあらすじや、感想をまとめました。映画『トランセンデンス』はネット上の評判・感想があまり良くない映画です。ネガティブな感想は「SF映画でありがちな設定」に原因があるようです。また、ネタバレあらすじで紹介した、ハッピーエンドとは言えない結末が見た人の不満を煽る一因ともなったようでした。動画配信サービスなどのレビューのポイントも良いとは言えません。

一方で、映画『トランセンデンス』は「ネットでの評判ほど悪くない」という感想も挙げられている映画です。魅力的なキャストや、映像の美しさは好評です。また、意識を持った人工知能の暴走と文明崩壊という古典的なあらすじながらも、社会風刺よりも哲学的な命題を扱っている点については「奥深い」とも言われます。興味を持った方は映画『トランセンデンス』をぜひご覧になってください。

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