猟奇的な彼女の映画あらすじとキャストまとめ!ネタバレ結末や感想も紹介

「猟奇的な彼女」は2001年に公開された韓国映画です。キュートだけど凶暴な彼女と付き合うことになった男が、彼女に振り回されながらも、次第にその愛を深めていく姿を描いたラブコメディです。日本でも多くの話題を呼んだこの映画は、韓国では猟奇ブームと呼ばれる社会現象が起きるなど、韓国映画の中でも非常に人気が高い作品です。この記事では映画「猟奇的な彼女」について、笑いあり涙ありのストーリーを、キャストや映画を観た人の感想も交えてご紹介していきます。

猟奇的な彼女の映画あらすじとキャストまとめ!ネタバレ結末や感想も紹介のイメージ

目次

  1. 猟奇的な彼女(映画版)のあらすじは?キャストや感想をまとめて紹介
  2. 猟奇的な彼女(映画版)とは?
  3. 猟奇的な彼女(映画版)のあらすじをネタバレ解説!
  4. 猟奇的な彼女(映画版)の結末をネタバレ解説!
  5. 猟奇的な彼女(映画版)のキャスト一覧
  6. 猟奇的な彼女(映画版)を見た人の感想は?
  7. 猟奇的な彼女(映画版)を是非ご覧あれ!

猟奇的な彼女(映画版)のあらすじは?キャストや感想をまとめて紹介

日本でも人気の高かった映画「猟奇的な彼女」は韓国発のラブコメディ作品です。ひょんなことからキュートなのに凶暴な彼女とお付き合いすることになった大学生キョヌは、彼女に翻弄されながらも次第に彼女への愛を深めていきます。映画の中では彼女に振り回されるキョヌの姿が面白おかしく描かれていて、コメディの要素も多く取り入れられています。

一方で、本当は悲しい過去を背負っている彼女の心境や、二人の微妙なすれ違いを描いたストーリーは、涙なしでは見られない感動的な話となっています。この記事では、映画「猟奇的な彼女」のキャストについて、またあらすじや見所を、ネタバレ有りでご紹介していきます。

猟奇的な彼女(映画版)とは?

猟奇的な彼女は2001年に公開された韓国映画です。キム・ホシクのネット小説を原作とし、映画化されました。日本でも話題を呼んだ猟奇的な彼女ですが、韓国では社会現象になるなど、彼女を演じたチョン・ジヒョンは一躍有名な人となりました。

猟奇的な彼女(映画版)のあらすじをネタバレ解説!

映画「猟奇的な彼女」のあらすじをネタバレありでご紹介します。物語のおおまかなあらすじは、大学生キョヌが彼女と出会い、親しくなっていく中で少しずつ彼女の抱える悲しみが明らかになり、遠回りをしながらも運命が二人を導くというものです。ここからは、映画のあらすじを詳しくネタバレ解説していきます。

彼女との出会い

大学生のキョヌは、子供を亡くした叔母が会いたがっているという話を母親から聞きましたが、その気持ちを疎ましく思ったキョヌは叔母に会いに行こうとはしませんでした。その夜、地下鉄のホームで酔っ払って電車にひかれそうになっていた「彼女」と出会います。

彼女を助けたキョヌでしたが、酔いの覚めない彼女は電車の中で乗客のおじさんに迷惑をかけてしまいます。彼女と付き合っていると誤解されたキョヌは、彼女を介抱させられることになりました。この日をきっかけに、二人は交際することになります。

キョヌが見た彼女の印象は、見た目がタイプだったものの、性格は最悪でした。キョヌは酔いの覚めた彼女にあらぬ疑いをかけられて拘置所に入れられたりと、彼女の行動にことごとく振り回されます。しかし、彼女が時折見せるキュートな一面を見るたびに、キョヌは少しずつ彼女に惹かれていきます。

彼女の誕生日

そんなある日、キョヌは彼女から自分の誕生日を祝うようメールで要求されます。二人は夜の遊園地でデートをすることになりました。デートを楽しむ二人でしたが、タイミングの悪いことに、そこには軍からの脱走兵が潜んでいました。気がつくと、周囲は軍に包囲されていました。

命が惜しいキョヌは、情けなくも脱走兵に抜け道を教えましたが、結局人質になってしまいます。脱走兵は自分の恋人が別の衛生兵と浮気していたことに絶望し、この事件を起こしたことを話します。そんな脱走兵に対し、「彼女を本当に愛していたの?」「愛しているのなら恋人を自由にしてあげて」と、彼女は涙ながらに訴えかけました。

やがて彼女の言葉に心打たれた脱走兵は降伏し、キョヌは解放されましたが、自分だけ助かろうとした情けないキョヌはまたしても彼女に馬頭されるのでした。キョヌは脱走兵を説得した彼女の言葉に、彼女が本当は心の奥に深い悲しみを持っていることを知りました。

100日の記念日と無茶な要求

ある日、キョヌが大学の講義中に居眠りをしていると突然彼女から電話がありました。彼女は二人が出会ってから100日目の記念日について話します。好きな音楽について聞かれたキョヌが、パッへルベルのカノンと答えると、彼女は記念日の授業中に、一輪のバラを届けてほしいと無茶な要求をしました。

彼女の無茶な要求に応えるため、キョヌは帽子とマスクをして変装し、一輪のバラを忍ばせて彼女の大学に潜入しました。明らかに不審な動きで教室へ向かうと、そこにはパッへルベルのカノンをピアノで弾く彼女の姿がありました。その姿を見たキョヌは帽子とマスクを取り、ゆっくりと彼女のもとへ向かい、一輪のバラを手渡しました。

その後二人は学生服に着替えて、夜の街へと向かいます。再び高校時代を思う存分味わった彼女は、すっかり酔いつぶれてしまい、キョヌは彼女を家まで送りました。キョヌは彼女の両親と会い、彼女の母親が彼女を別の男とお見合いさせようと考えていたことを知ります。ちょっとした勘違いもあり、キョヌは彼女の父親から、「もう娘には会うな」と言われてしまいます。

お見合いの場に呼び出されたキョヌ

彼女は母親に紹介された男とお見合いをしていましたが、突然キョヌを呼びだします。彼女に友達と紹介されたキョヌでしたが、相手の男がいい人であると感じ、自分が身を引くことを決めます。キョヌは彼女に、もう少し女らしく振舞うことも必要だとアドバイスしました。

彼女がトイレから席に戻ると、キョヌはもうお店を出ていました。その後お見合い相手の男が、彼女が席を立っている間に、彼女と付き合う上で重要な心構えをキョヌが教えてくれたことを話し、キョヌから聞いた彼女の取り扱い方を復唱しました。それを聞いた彼女はキョヌの優しさに心打たれ、キョヌを追いかけるため夢中でお店を出ました。

キョヌを探して地下鉄の駅まで走った彼女は、構内放送を使ってキョヌを呼びだそうとします。何度も自分の名前を呼ぶ彼女の声に気付いたキョヌは、彼女のもとへ駆けつけました。思わず彼女を抱きしめたキョヌでしたが、彼女からはお返しにパンチが飛んできます。「誰が抱きしめろって言ったのよ」と、相変わらず彼女の取り扱い方に苦戦しながらも、キョヌは彼女の愛情を感じていました。

二年後の約束と別れ

ある日、彼女はキョヌに手紙を書いてきて欲しいと言います。二人が山登りをした日、彼女は山頂から山頂へ声が届くかどうかを試すため、キョヌを反対側の山へと登らせます。反対側の山頂に着いたキョヌでしたが、身振り手振りがかろうじて分かる程度で、彼女の声はとても届きませんでした。

彼女は素直に言えないキョヌへの気持ちと、過去の記憶から立ち直れない自分の弱さについて、反対側の山頂で手を振るキョヌに向かって叫びます。キョヌには当然聞こえるはずもなく、彼女が泣きながら本当の気持ちを叫んでることなど知る由もありません。

キョヌが彼女のもとへ戻ると、彼女は自分の気持ちを整理するために2年の時間が欲しいと言います。そして一本の松の木の根元に、二人がそれぞれ書いた手紙をタイムカプセルの中に入れて埋めました。二人は2年後にこの場所で再会したときに、お互いの手紙を読むことを約束しました。

猟奇的な彼女(映画版)の結末をネタバレ解説!

ここまで猟奇的な彼女のあらすじをネタバレを含んでご紹介してきましたが、二人の結末はどうなるのでしょうか?ここからは気になる映画の結末について、そのあらすじをネタバレありでご紹介していきます。

約束の日

2年経った約束の日、そこに彼女は現れませんでした。キョヌは仕方なく、一人でタイムカプセルを掘り起こし、彼女の手紙を読みます。そこには、キョヌと出会う前に彼女の恋人だった人が亡くなってしまったことや、その人の面影をキョヌに映していたことが書かれていました。今までの無茶な要求は、全て亡くなった恋人が彼女にしてくれたことでした。

彼女は、亡くなった恋人がキョヌと引き合わせてくれたのではないかと思う反面、亡くなった恋人のことを想うと、少しずつキョヌと親しくなっていく自分に罪悪感を感じていました。そして彼女の手紙には、2年後に自分がこの場所へ来ていないのなら、その時はまだ勇気がないのだということ、もしそうなら自分だけがずっと前へ進めずにいるのだろう、ということが書かれていました。

一年遅かった決断

二人が再会するはずだった約束の日から一年が経った日、彼女はあの松の木のもとへ向かいます。そこには一人の老人がいました。彼女は3年前にキョヌと手紙を埋めたことや、再会して一緒に手紙を読む約束をしたのに、決断が出来ず来られなかったことを老人に話しました。

すると老人は「この木が昔のままだと思うか?」と彼女に尋ねます。老人は、松の木が雷にうたれて倒れてしまったこと、それからある青年がそっくりな木を見つけてこの場所に植えたことを話しました。また、その青年が「この木がないと困る人がいるのです」と話していたと言います。

キョヌの想いを知った彼女は、ようやく自分にとって一番大切な存在が誰なのかということを理解します。溢れ出る涙で視界が滲む中、彼女はすぐさまキョヌに電話をします。ところがキョヌの電話番号は変わってしまっていて、結局キョヌの居場所を知ることは出来ませんでした。

運命は努力した人に偶然という橋を架けてくれる

それからしばらく経ったある日、彼女は紹介したい人がいると言われて、久しぶりに亡くなった恋人の母親に会いにいくことになりました。待ち合わせのお店に到着した彼女は、目の前の光景に思わず固まってしまいます。そこにあったのは、自分の叔母から呼び出されたキョヌの姿でした。

キョヌは亡くなった恋人のいとこでした。キョヌの叔母は、以前からずっと彼女のことをキョヌに紹介しようと、キョヌを呼び出していました。「もしかして、知り合いなの?」とキョヌの叔母が不思議な顔をする中、二人はそっと見つめ合い、手を握りました。

以上、映画「猟奇的な彼女」のあらすじについてご紹介しました。ネタバレを含めて解説しましたが、紹介しきれなかった笑えるシーンや、劇中で流れる印象的な音楽は、是非実際に映画をご覧になってお楽しみください。

猟奇的な彼女(映画版)のキャスト一覧

映画「猟奇的な彼女」に出演するキャストをご紹介します。彼女役のチョン・ジヒョンは、出演するキャストの中でも高い注目を集め、猟奇的な彼女を代表作として、様々な映画に出演しています。日本でも知名度の高い映画「猟奇的な彼女」のキャストについて、ご紹介していきます。

チョン・ジヒョン/彼女

猟奇的な彼女のキャスト紹介一人目は、「ぶっ殺されたい?」が口癖の彼女を演じた、韓国のモデル、女優として活躍するチョン・ジヒョン。1981年10月30日生まれのチョン・ジヒョンは、ヒット作となった映画「猟奇的な彼女」のキャストとして注目され、韓国の演劇賞である大鐘賞の女優主演賞を受賞しました。また2015年公開の映画「暗殺」のキャストにおいても高い評価を受け、2度目の大鐘賞の女優主演賞を受賞しました。

チャ・テヒョン/キョヌ

猟奇的な彼女のキャスト紹介二人目は、情けなくも優しい性格で彼女に振り回される男、キョヌを演じた韓国の俳優、チャ・テヒョン。1976年3月25日生まれのチャ・テヒョンは、映画「猟奇的な彼女」のキャストで一躍有名になりました。2004年に公開された映画「僕の彼女を紹介します」では、彼女役のチョン・ジヒョンと再び共演しています。

ソン・オクスク/キョヌの母親

猟奇的な彼女のキャスト紹介三人目は、キョヌの母親を演じた韓国の女優ソン・オクスク。猟奇的な彼女ではキョヌを叱る母親の役を演じていますが、日本では人気の高いドラマ「冬のソナタ」のキャストとしても有名です。

ヤン・グムソク/キョヌの叔母

猟奇的な彼女のキャスト紹介四人目は、キョヌの叔母を演じた韓国の女優、ヤン・グムソク。猟奇的な彼女ではそれほど出演シーンは多くないものの、キョヌと彼女のキューピットとして重要な役を演じています。

以上、猟奇的な彼女の主要キャストについてご紹介しました。ユーモア溢れる個性的な登場人物の多い猟奇的な彼女ですが、そのキャストとして注目を集めたチョン・ジヒョンやチャ・テヒョンは、日本でも知名度の高い俳優となりました。

猟奇的な彼女(映画版)を見た人の感想は?

ここまで、映画「猟奇的な彼女」のキャストやあらすじについて、ネタバレを含めて詳しくご紹介してきました。ここからは、映画「猟奇的な彼女」を観た人の感想を、ネタバレありでご紹介していきます。

コメディなのに感動的!絶妙なバランスが良い!!

猟奇的な彼女を見た人の感想では、二人が織りなす運命的な展開に感動した、という声が多く上がります。その一方で、キョヌの情けない姿や彼女に振り回される様子がコメディタッチで面白いと好評です。笑いと感動のバランスが絶妙で、コメディの要素が映画の雰囲気を損なわないところが評価されているようです。

久しぶりに観ても泣ける!劇中で流れるカノンが印象的!!

公開から10年以上の時間が経った猟奇的な彼女ですが、久しぶりに観ても感動するという人が多いようです。映画の終盤にかけてパッヘルベルのカノンが使われていますが、曲が映画の雰囲気と完璧にマッチしていて、劇中でもとくに印象が強く感動的なシーンです。カノンを聴くと映画「猟奇的な彼女」を思い出す人も多いのではないでしょうか?

猟奇的な彼女(映画版)を是非ご覧あれ!

いかがでしたでしょうか?ここまで映画「猟奇的な彼女」のキャストや感想、あらすじをネタバレありでご紹介してきました。この記事を見て興味を持った方は、是非この機会に映画「猟奇的な彼女」を観て、史上最強にキュートで凶暴な愛を味わってみませんか?

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