ビッグ・アイズのモデルはマーガレット・キーン!あらすじや結末をネタバレ!

1960年代のアメリカでもっとも商業的に売れたといわれる画家の話を映画化した作品が「ビッグアイズ」だといわれています。実話をベースにして作られた映画「ビッグ・アイズ」ですが、実は、様々な問題を抱えた作品で、映画の結末は様々な論争の的となりました。今回はそんな映画「ビッグ・アイズ」についてネタバレありの状態であらすじを説明していきます。映画ビッグアイズのモデルとなった人物や驚くべき映画の結末も隠さず全部ご紹介します!

ビッグ・アイズのモデルはマーガレット・キーン!あらすじや結末をネタバレ!のイメージ

目次

  1. ビッグ・アイズのモデルは?あらすじや結末もネタバレ!
  2. ビッグ・アイズとは?
  3. ビッグ・アイズのモデル、マーガレット・キーンとは?
  4. ビッグ・アイズのあらすじをネタバレ!
  5. ビッグ・アイズの結末をネタバレ!
  6. ビッグ・アイズのネタバレ情報まとめ

ビッグ・アイズのモデルは?あらすじや結末もネタバレ!

1960年代に商業的に売れた絵のビッグ・アイズは、子供の絵です。特徴的なのはその瞳です。大きな瞳をもった子供の絵を描き有名になった画家の名前は、ウォルター・キーンと言います。ビッグ・アイズという映画は、この実在した画家ウォルター・キーンと、その妻をモデルにした映画です。監督は人気映画監督のティムバートンです。一体どんな映画だったのか、ネタバレありで結末まであらすじを詳しく紹介します。

映画『ビッグ・アイズ』公式サイト - ティム・バートン監督作品 2015.1 ROADSHOW

ビッグ・アイズとは?

この項目では、映画「ビッグ・アイズ」について説明していきます。監督はだれなのか、脚本を誰が担当したのかなどを詳しく紹介します。

2014年にティムバートンによって制作された映画が「ビッグ・アイズ」です。大学のルームメイトとして知り合ったのち、チームを組んで様々な脚本を手掛けているスコットアレクサンダーとラリー・カラゼウスキーの二人が担当しています。

マーガレットを演じたエイミーはこの映画で、ゴールデングローブ賞映画部門主演女優賞をとっています。その他BAFTAで主演女優賞を貰っています。ウォルターを演じたクリストファー・ウォルツもゴールデングローブ賞にノミネートされたほか。映画のテーマ音楽を担ったラナ・デル・レイもノミネートされています。

ビッグ・アイズの監督ティムバートンについて

かつてディズニーでアニメーターとして活躍していたティム・バートン。その彼が、ディズニーをやめて「ピーウィーの大冒険」なる長編映画でデビューしたのが、1985年のことです。それ以降、代表作シザー・ハンズ、をはじめバットマンシリーズ、ナイトメア・ビフォア・クリスマスなどと独特な世界を映画で表現してきています。

オリジナル・ストーリーだったり、原作がある作品をリメイクして様々な映画を作り続けているティム・バートン監督。そのティムバートン監督が2014年に制作したのがこの「ビッグ・アイズ」と呼ばれる映画でした。監督として制作者として「ビッグ・アイズ」という映画に携わったティム・バートンは、下記のように映画について伝えています。

これは奇妙な話で、実話だけど、信じられないというか……ウソみたいな話が事実だったりするけど、これもそうだ。

2019年にはダンボのリメイクを作る発表しているティムバートン監督。今後も目を離すことができません。そんな監督が、とても気になった真実のストーリーを映画化した「ビッグ・アイズ」についての概要を下記の項目でネタバレも含みで結末まであらすじを丁寧にお伝えします。

ビッグ・アイズのモデル、マーガレット・キーンとは?

ここでは、映画ビック・アイズのモデルとなったマーガレット・キーンとはどんな女性であったのかを簡単に紹介していきます!マーガレットのモデルは、マーガレット・キーンという実在の人物です。1927年9月15日生まれのマーガレットは、「ビッグ・アイズ」と呼ばれる絵で有名な絵描きです。ネタバレになりますが、実は映画「ビッグ・アイズ」に彼女はカメオ出演しています。

夫の代わりに絵を描くゴーストペインター

映画「ビッグ・アイズ」のモデルとなったマーガレット・キーンは、夫ウォルターのいわれるままにゴーストペインターの道を歩むことになります。ポップアートの寵児であったアンディ・ウォーホルにも褒められた程でした。子供が二人いたマーガレットは、昼間に子育てをし、夜中に絵をかきウォルターを助けて仕方なく絵を描き続けたのです。

マーガレットは長年ウォルターに貸していた絵の名義貸しがに耐えることができなくなり、1970年、すべてのネタバレをします。マーガレットのゴーストペインターとしてのキャリアの結末は、彼女にとっての好機となり、ウォルターにとってはひどいものとなります。

本人は画家としても現在も活躍

マーガレットキーンは、本物の「ビッグ・アイズ」の絵かきであるということを証明します。映画のモデルとなったマーガレットとウォルターのその後は、映画「ビッグ・アイズ」のなかでは全ては描ききれてはいません。正しくはネタバレではないですが、マーガレットは再婚し、2018年現在もカリフォルニアのナパで現役の画家として生きています。

ビッグ・アイズの主たるキャスト

ここではマーガレットとウォルターを演じた俳優二人について紹介します。映画「ビッグ・アイズ」では、評論家からかなりの高評価を得た二人の俳優は、今までどのような映画やドラマに出演してきたのでしょうか。それでは、簡単ながらも、二人の俳優にについてみていきましょう。

映画のモデルとなったマーガレット・キーンを演じたのは、映画「魔法にかけられて」に出演したアメリカ人女優エイミー・ルー・アダムスです。「ビッグ・アイズ」では、英国アカデミー主演女優賞ノミネート、ゴールデングローブ賞主演女優賞ミュージカル・コメディ部門受賞をしています。

ウォルター・キーンを演じたのは、俳優クリストフ・ヴァルツです。マーガレットキーン同様、ウォルターのモデルとなった人物も実在人物でウォルター・キーンが本名です。クリストフ・ヴァルツは、非常に癖のある俳優として人気があります。一見人がよさそうに見えるけど、見た目と大違いという役柄を演じるのが得意です。

ビッグ・アイズのあらすじをネタバレ!

ここから「ビッグ・アイズ」のあらすじを紹介します。映画を観る前に結末を知りたくない人は、ネタバレを含んだあらすじとなっていますので、ご注意ください。それでは「ビッグ・アイズ」のあらすじを紹介します。

映画「ビッグ・アイズ」が公開されたのは、2014年の12月25日でした。監督ティム・バートンによって制作された映画は実在のモデルが存在しました。公開後、主演を演じたエイミーとウォルツの演技がすばらしいと評論家から言われます。とくに、ウォルツに至っては見た目もモデルにそっくりということで、かなりの高評価で評論家から受け入れられた映画でした。

映画「ビッグ・アイズ」のモデルはアメリカ人の夫妻ウォルターとマーガレット・キーンの二人とも画家です。1958年にマーガレットは夫から逃れるために、娘のジェーンを連れてサンフランシスコへ旅たちます。子供を一人抱えながら家具工場でイラストを描きながら生活を立てていました。そんな時にウォルターという男に出会い結婚をします。

結婚してから知ったウォルターは出会った時と、全く違う人物でした。しかし、彼には商売の才能があり、マーガレットが描く絵を売りさばく技量に長けていました。彼はジャズクラブで、壁をギャラリー代わりに貸してもらう承諾を得てきます。酔った客の一人が、マーガレットの絵に興味を持ち購入したのを機に、ウォルターは強気になって商売を始めます。

ウォルターが売る絵についてもっと詳しく知りたいという人物が出てきます。セレブゴシップを主に書くコラムニストでしたが、ウォルターは、自分を売ることに余念がありません。しかし、彼の興味は絵のみです。絵は、ウォルターではなく、妻のマーガレットが描いていましたが、ウォルターはそれを隠したどころか、自分の名前を絵にサインします。

絵が売れるのだから、誰の名前でも関係ないと、様々な言葉でウォルターはマーガレットに絵だけを描くよう強要し、いつしかマーガレットは名前を明かさぬまま絵を描き続ける絵描きとなりました。ウォルターの名前でマーガレットの絵は、売れ続けます。彼女は、世間を欺き、娘のジェーンにも嘘をついているために良心が蝕まれていきます。

マーガレットは、ウォルターを問い詰めます。彼は、自分には才能がなかったが、常に絵描きになりたかったのだと、弁明をします。ウォルターはそのままマーガレットに絵を描くように頼みます。拒絶したマーガレットを、ウォルターは、殺すとまで脅したのです。娘のジェーンは本物のアーティストが母であることを知っていたと告げるのです。

ウォルターは自分の名前のギャラリーを持つことができるまでになります。マーガレットはその現実に納得がいきません。マーガレットはビッグ・アイズとは違う画風で絵を描き自分が絵をかくことができることを周囲の人間にほのめかし始めました。あるときマーガレットは過去の自分の絵にもウォルターのサインがしてあることに気が付きます。

ビッグ・アイズの結末をネタバレ!

マーガレットが問い詰めると、ウォルターは二人がチームであること。客は、絵描きと直接話して購入しているのが良いのだとか、様々な理由をつけます。絵は、自分の子供同然と感じていたマーガレットにとってやはり自分の名前でない絵を認めることができませんでした。

一年後、マーガレットとジェーンは、ウォルターから離れたハワイのホノルルで暮らしていました。ウォルターは、マーガレットがすべての絵が自分のものであるとサインするまで離婚に応じません。仕方なく、マーガレットは、夫ウォルターのもとに絵を送ることに決めました。しかし、サインはマーガレットのままです。

ハワイのラジオ番組でマーガレットは自分がビッグ・アイズであるとすべてを伝えていました。ウォルターはもちろん、認めません。それどころか、ウォルターの成功を恨んでの行動なのではないかというほどでした。それどころか、ウォルターは、マーガレットのことを色情狂だというほどまでだったのです。

証明の仕方は二人それぞれ絵を描くこと

どちらが本当にビッグアイズを描いたのか、証言だけでは拉致がありません。裁判の席では、マーガレットもウォルターも自分が描いたということを繰り返し言うだけです。

結果、最終的に裁判所が二人にいったことは次の言葉でした。法廷において、二人は人がみているまえで絵を描きます。つまり、絵を描けた人物が、本物のビッグアイズの絵かきであるのかを証明することになるのです。この結末は、絵を全く描くことができなかったウォルターにとっては不利でした。ウォルターは文句をいいますが、だれの目にも明らかでした。

判事はウォルターに判決に言い渡すのですが、結局マーガレットのもとには、謝罪の金は一銭も届きませんでした。大金を稼いだウォルターですが、それ以上に使いこんでいたので、渡す金がなかったのです。精神科医は、ウォルターは、妄想性障害の気があるとも診断していました。

見事な絵を描いたマーガレット

一方、53分という短い時間でありながらも、素晴らしい絵を法廷で描いたマーガレットは、自分で画廊を持つほどになります。映画の結末は、ウォルターが全く絵を描くことができなかったにもかかわらず、自分がビッグ・アイズの絵を描いたことに関しては頑として譲らずに亡くなりました。

夫ウォールターとはどんな男だったのか?

マーガレットをコースとペインターにまでしてしまうウォルターキーンという男は一体どのような男だったのでしょうか。性格的にひどい人間だったのでしょうか?それとも人当たりの良い人物だったのでしょうか。ここでは夫ウォルターについて少し触れてみます。

あらすじからだけだとわかりませんが、クリストフ・ヴァルツが演じた人物のモデルウォルターキーンとはどんな男だったのでしょうか。不動産業を営み、商才があるウォルターは絵を売ることに成功します。マーガレットの暮らしはウォルターが約束したように、大きな家、有名になるなど帰るだけの力はあった男だったといえます。

ウォルターへ感謝するマーガレット

監督ティムバートンはインタビューで、時代がまだ男に従うというのが普通であったことなどを考慮しても、マーガレットがウォルターへ復讐したくって、真実をばらしたわけでないこと。結末はウォルターにとって悪い形になったが、ウォルターがいなければ、マーガレットの絵が売れていなかっただろうと感じてることでした。

映画のなかではそのような結末については触れていませんが、真実がおもしろいだけに、ティムバートンはこの話を映画にしたいと強く感じたと言っています。マーガレットにあった後、ティムはよりこの真実の物語に惹かれていきます。

夫ウォルターは、2000年12月に85歳で彼の人生をとじました。一方、マーガレットの人生の結末はまだ先のことのようです。一時はハワイで暮らしていたマーガレットですが、現在はまた、サンフランシスコ近くに戻り暮らしています。

ネタバレ 映画と現実の違い

エイミーアダムスは、1974年イタリア生まれですが、映画のモデルのマーガレットキーンは、1927年テネシーナッシュヴィㇽにうまれています。一方、クリストフ・ヴァルツはオーストリア生まれの俳優ですが、モデルとなった人物ウォルターはネブラスカ生まれのアメリカ人でした。生まれも人種も違いながらモデルそっくりと言われています。

ビッグ・アイズのネタバレ情報まとめ

ここまで映画ビッグ・アイズのあらすじをはじめ色々とご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ネタバレを含んだ形であらすじを紹介しましたが、驚きの結末を知ったうえで見ても楽しめる映画です。嘘のような本当の話の映画、ぜひ機会があったら鑑賞してみてはいかがでしょう。

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