2018年08月20日公開
2018年08月20日更新
舟を編むの映画キャスト一覧!あらすじや感想は?【松田龍平・宮崎あおい】
映画『舟を編む』のキャスト一覧や、あらすじ、見た人の感想を紹介しています。映画『舟を編む』は三浦しをん原作の小説を2013年に映画化した作品です。松田龍平や宮崎あおいといった豪華キャストが注目を集めました。あらすじは「辞書を作る」という一見地味なものですが、見た人の感想には「感動した!」という声が多く寄せられています。そんな映画『舟を編む』のキャスト一覧を紹介し、あらすじや感想についてもまとめました。
舟を編むの映画キャストを一覧で紹介!
映画『舟を編む』のキャスト一覧とあらすじ、感想をまとめました。映画『船を編む』は後にテレビアニメ化もされた人気三浦しをん原作の小説『船を編む』が初めての映像化作品です。「辞書作り」という一見地味なあらすじの作品ですが、多くの映画賞を受賞し、映画を見た人からも好意的な感想が多く寄せられました。この記事ではそんな『船を編む』のキャスト一覧やあらすじ、感想を紹介しています。
舟を編むとは?
『船を編む』は三浦しをんが2009年から女性向けのファッション雑誌『CLASSY.』に連載していた小説です。単行本が発売されたのは2011年でした。2012年の本屋大賞を受賞すると、大きく知名度を上げ、原作を読んだ人の感想には絶賛する声が多くありました。2013年にこの記事で紹介する実写映画が公開されています。また、2016年にはテレビアニメが放送され、アニメ版へも好評な感想が集まって話題となりました。
この記事で紹介する、映画『舟を編む』の監督は石井裕也です。石井裕也は1983年6月21日生まれという若手の映画監督ですが、2009年の長編映画『川の底からこんにちは』の頃から注目を集めていました。映画『船を編む』は30歳の時に史上最年少でアカデミー賞外国語映画部門日本代表作品に選出されました。しかし、ノミネートには至りませんでした。
映画『舟を編む』が公開されたのは2013年4月13日です。映画『舟を編む』の公開時の観客の多くは20代から60代の幅広い年代の女性だったといいます。また、映画『舟を編む』は香港でも2013年8月22日から公開されました。香港では口コミで感想が伝わり、ロングランヒットとなりました。そして、2014年2月には韓国でも公開されています。
舟を編むの映画あらすじを紹介!
映画『舟を編む』のあらすじを簡単に紹介していきます。『船を編む』は「大渡海」という新しい辞書を作ることに関わった人たちの姿を描いた作品です。映画の前半は辞書制作のために引き抜かれた主人公・馬締光也が辞書作りの知識0の状態から制作に携わるあらすじが描かれます。後半は辞書作りの主任となった馬締と、新たに辞書作りに関わることになったスタッフのあらすじが描かれました。
舟を編むの前半のあらすじ
映画『舟を編む』の前半のあらすじです。辞書編集部のベテラン・荒木公平は一身上の都合で辞書制作から身を引くことになり、後継者となる人物を探していました。荒木が目を付けた馬締は、コミュニケーションが苦手ですが言葉に対して真摯に向き合う青年でした。馬締に資質を見出した荒木は、馬締をヘッドハンティングします。以降、馬締は先輩の西岡と協力して辞書作りに没頭していきます。
舟を編むの後半のあらすじ
映画『舟を編むの後半のあらすじ』です。辞書作りを初めてから13年後、馬締は主任に昇進していました。馬締は結婚し、西岡は別の部署に異動していましたが、まだ辞書は完成していません。新人スタッフも加わり、辞書作りの総仕上げに取りかかる馬締たちでしたが、完成を目前に控えて様々な困難が馬締たちに降りかかります。
舟を編むの映画キャスト一覧!
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映画『船を編む』キャスト一覧をまとめました。映画『船を編む』キャストの演技は評価が高く、映画を見た人からも好評な感想が多く寄せられています。また、『船を編む』は2016年にテレビアニメ化されており、アニメを先に見た人からも、実写映画のキャストに違和感がないという感想が寄せられています。そんな映画『船を編む』のキャスト一覧をまとめて紹介します。
松田龍平(馬締光也役)
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映画『舟を編む』で主人公の馬締光也のキャストを務めたのは松田龍平です。松田龍平は1983年5月9日に東京都で生まれました。松田優作と松田美由紀という芸能人夫婦の間に生まれ、弟は俳優の松田翔太です。松田龍平は1999年の大島渚監督作品『御法度』に出演してデビューしました。当時は中学三年生であり、演技の経験もありませんでしたが、話題となり一気に知名度を上げました。
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もともと役者を目指していたわけではありませんでしが、『御法度』への出演を機に俳優としての道を模索することになりました。2002年には映画『青い春』で主演を務めます。以降は2007年のテレビドラマドラマ『ハゲタカ』や2011年からの映画『まほろ駅前シリーズ』などに出演して高い評価を得ています。ちなみに、映画『まほろ駅前シリーズ』の原作者は『船を編む』と同じ三浦しをんです。
宮崎あおい(林香具矢役)
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映画『舟を編む』で主人公の馬締光也の妻となる林香具矢のキャストを務めたのは宮崎あおいです。宮崎あおいは1985年11月30日に東京都で生まれました。芸能界への進出は早く、4歳で子役デビューしています。女優としての本格的な映画デビューは1999年の映画『あの、夏の日 / とんでろ、じいちゃん』です。その後、ファッション雑誌「ピチレモン」のモデル(ピチモ)となって知名度を上げます。
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宮崎あおいの女優としてのブレイクのきっかけになったのは2005年の映画『NANA-ナナ-』です。『NANA-ナナ-』は歌手の中島美嘉とのダブル主演となり、話題になりました。ちなみに『NANA-ナナ-』には松田龍平も出演していました。2008年のNHK大河ドラマ『篤姫』に主演すると人気女優としての地位を確固たるものにします。近年の出演作には2017年の映画『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』などがあります。
小林薫(荒木公平役)
映画『舟を編む』で主人公の馬締光也を後継者に選んだ荒木公平のキャストを務めたのは小林薫です。小林薫は1951年9月4日に京都府で生まれました。高校卒業後、20代の頃は唐十郎が主宰する状況劇場に所属していました。多くの映画やドラマに出演しており、代表的な役柄にはテレビドラマ『ナニワ金融道シリーズ』の桑田澄男役や、映画『深夜食堂』シリーズの主役であるマスター役があります。
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小林薫はドラマや映画での活躍以外にも声の仕事でも知られています。2000年から放送されている美術系の教養番組『美の巨人たち』では長期に渡ってナレーションを務めています。また、声優としてアニメなどに出演したことがあります。1997年の宮崎駿監督作品『もののけ姫』ではジコ坊の声優を務め、同じく2006年のジブリアニメ『ゲド戦記』では国王の声優を務めました。
オダギリジョー(西岡正志役)
映画『舟を編む』で主人公の馬締光也の盟友・西岡正志のキャストを務めたのはオダギリジョーです。オダギリジョーは1976年2月16日に岡山県で生まれました。オダギリジョーは早くから映画監督を目指していました。海外で映画製作を学んだ後、2000年の特撮ヒーロードラマ『仮面ライダークウガ』の主役に抜擢されました。オダギリジョーは仮面ライダー役に難色を示していたといいますが、知名度を大きく上げました。
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映画初主演となった2003年の映画『アカルイミライ』はカンヌ国際映画祭に出品され、オダギリジョーの演技は高い評価を受けました。以降、多くの作品に出演しており、近年の活動には2016年のテレビドラマ『重版出来!』や2017年のテレビドラマ『刑事ゆがみ』などがあります。また、映画監督としては2007年に撮影された『さくらな人たち』などがあります。
伊佐山ひろ子(佐々木薫役)
映画『舟を編む』で辞書作りに参加する契約社員・佐々木薫のキャストを務めたのは伊佐山ひろ子です。伊佐山ひろ子は1952年8月18日に福岡県で生まれました。高等学校卒業後に上京し、日活ロマンポルノなどを舞台に女優として活動を続けていきました。代表的な出演作はテレビドラマ『北の国から』です。近年の出演作には2016年のマーティン・スコセッシ監督の映画『Silence 沈黙』などがあります。
渡辺美佐子(タケ役)
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映画『舟を編む』で主人公の馬締光也の下宿先の家主・タケのキャストを務めたのは渡辺美佐子です。渡辺美佐子は1932年10月23日に東京都で生まれました。1953年の映画『ひめゆりの塔』で映画デビューし、以降は数多くの映画やドラマに出演しました。近年の出演作には2016年の映画『続・深夜食堂』などがあります。
黒木華(岸辺みどり役)
映画『舟を編む』で辞書作りに途中から参加した岸辺みどりのキャストを務めたのは黒木華です。黒木華は1990年3月14日に大阪府で生まれました。学生時代から演劇部に所属していた黒木華は2011年の映画『東京オアシス』で映画デビューします。2012年のアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』では初の声優を務め、2013年には連続テレビ小説『純と愛』に出演するなど知名度を上げていきました。
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『船を編む』での演技は高く評価され、多くの映画賞で新人賞を受賞します。2015年の映画『幕が上がる』では重要な役を演じ、2016年のテレビドラマでは『重版出来!』でテレビドラマ初主演を務めました。ちなみに『重版出来!』はオダギリジョーもレギュラー出演しています。NHK大河ドラマには2016年の『真田丸』と2018年の『西郷どん』の二作品で「主人公の妻」を演じています。
宇野祥平(宮本慎一郎役)
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映画『舟を編む』で辞書の製紙を手掛ける会社の営業社員・宮本慎一郎のキャストを務めたのは宇野祥平です。宇野祥平は1978年2月11日に大阪府で生まれました。高校卒業後、一旦は生花店で働き始めますが、後に俳優を目指して映画の専門学校に入っています。2008年の映画『オカルト』で初主演を務めました。近年の出演作品には2018年の映画『菊とギロチン』などがあります。
池脇千鶴(三好麗美役)
映画『舟を編む』で西岡正志の恋人・三好麗美のキャストを務めたのは池脇千鶴です。池脇千鶴は1981年11月21日に大阪府で生まれました。1997年にお笑いコンビ・ナインティナインがMCを務めていたオーディション番組「ASAYAN」に出演して芸能界デビューをしています。1999年には『大阪物語』で映画デビューしました。また、同年のドラマ『リップスティック』では重要な登場人物を演じ、広末涼子や伊藤歩らと共演しました。
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2004年の映画『ジョゼと虎と魚たち』では大胆な濡れ場を演じて話題となり、演技は高く評価されています。以降、多くのドラマや映画に出演し、2014年の映画『そこのみにて光輝く』では多くの国内映画賞を受賞しました。近年の出演作には2017年のドラマ『ごめん、愛してる』や、2018年の映画『万引き家族』などがあります。
加藤剛(松本朋佑役)
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映画『舟を編む』で国語学者の松本朋佑のキャストを務めたのは加藤剛です。加藤剛は1938年2月4日に静岡県で生まれました。1962年にデビューし、1970年からは放送された『大岡越前』では30年近く一貫して主役を務め上げました。2018年6月18日、胆のう癌のため亡くなっています。2017年の『事件 18』がテレビドラマでの遺作となり、2018年の『今夜、ロマンス劇場で』が映画での遺作となりました。
舟を編むの感想や評価を紹介!
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映画『舟を編む』の感想や評価を紹介していきます。映画『舟を編む』の感想には概ね好評な意見が寄せられています。映画『舟を編む』に寄せられた感想の多くは「キャストの演技」に対する好意的な感想です。また、辞書作りという地道な努力を長年続ける主人公たちのドラマに「感動した」という感想も挙げられています。
キャストの演技力がすごい!
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映画『舟を編む』の感想にはキャストの演技力を称賛する感想が多く寄せられています。主演を務めた松田龍平はもちろん、主人公の相棒であるオダギリジョーの演技に対する感想も多いです。
「舟を編む」
— 縁とろ村長 (@entrolly) July 9, 2018
1冊の辞書を出版するまでに費やされる15年の歳月と、長大な事業に携わる人々の人生の転変を丹念に描く傑作。俳優達の演技が皆素晴らしい。特に平明な言葉を格調高く語る加藤剛の晩年(と言ってしまうのが残念だが)の姿が傑出している。彼の存在と不在の両方の重みが作品の核となる。
中でも映画『舟を編む』で特筆されるのは加藤剛の存在感です。加藤剛が演じた国語学者は映画『舟を編む』の辞書作りで要となる存在でした。その存在感を晩年の加藤剛は見事に演じたという感想は少なくありません。
感動した!
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映画『舟を編む』を見た人の感想には「感動した!」という感想が多く寄せられています。映画『舟を編む』では何年も地道な努力を重ねて辞書を作る主人公たちの姿が描かれます。
『舟を編む』予想よりもずっと面白くちょっと感動してしまった。辞書の編纂が、こんな途方も無い時間をかけて作られていたんだなとしみじみ思う。派手さはないが、静かに物語に惹き込まれる良い作品だった。オススメ pic.twitter.com/0jXUj7qI3X
— のどさん (@Nodosan) August 12, 2018
主人公は物静かな人物ですが、言葉に対して人一倍情熱を注ぎます。主人公の真面目さは周囲の人たちにも伝わり、登場人物一丸となって辞書を完成させます。真摯に仕事に向かう姿が丁寧に描かれた映画『舟を編む』は多くの人に感動を与えたようです。
舟を編むの映画キャストまとめ!
映画『舟を編む』のキャスト一覧をまとめ、映画に寄せられた感想もまとめました。映画『舟を編む』はわかりやすいあらすじと、個性的な登場人物が真摯に仕事に打ち込む姿が多くの人の共感を呼んだようです。キャスト一覧で紹介した役者たちには「素晴らしい」という感想が多く寄せられていました。日本映画の中でも屈指の名作という評価も聞こえます。未視聴の方はぜひ一度ご覧ください。