2018年08月21日公開
2018年08月21日更新
宇宙戦争(スピルバーグ)のネタバレ!あらすじやキャストは?【トムクルーズ】
今回は、日本でも大ヒットした映画宇宙戦争を紹介していきます。映画宇宙戦争は、世界的な人気俳優トムクルーズと世界的に名監督として知られるスティーヴン・スピルバーグのタッグによって制作されたSFアクションパニックムービーです。今回の記事では、映画宇宙戦争のあらすじをラストの結末までネタバレ紹介すると共に、映画宇宙戦争に描かれた謎についても紹介していきます。さらに、トム・クルーズを始めとするキャストの紹介や、監督スティーヴン・スピルバーグの過去作の紹介なども、まとめて紹介していきます。
目次
宇宙戦争はスピルバーグ映画!トムクルーズなどキャストやあらすじを紹介
今回紹介する映画宇宙戦争は、1億3200万ドルの制作費をかけてアメリカ・ハリウッドで製作され、2005年に劇場公開されています。映画宇宙戦争は、主演にトムクルーズ、監督にスティーヴン・スピルバーグを起用している事もあり、世界興行収入5億9100万ドルと言う記録的なヒットとなっています。
ちなみに、映画宇宙戦争は、イギリス人小説家ハーバート・ジョージ・ウェルズの同名SF小説「宇宙戦争」を原作としているのですが、この原作は既に1953年にアメリカで映画化がされている為、リメイク作品とも言われています。但し、50年の時を経てのリメイクである為、革新的な技術進歩によって作品から伝わる迫力や臨場感などは、前作とは比較にはなら無いと言われています。
宇宙戦争とは?
映画宇宙戦争は、主演トムクルーズ、監督スティーヴン・スピルバーグと言うタッグで制作された事もあり、地球人VS宇宙人といったド派手なハリウッド映画を思い浮かべる方が多いようですが、映画宇宙戦争の内容はずっとシンプルなもので、地球に襲来した宇宙人から逃げ惑う人々を淡々と描いた作品です。
この為、映画宇宙戦争は、記録的な興行収益は上げているものの賛否は大きく分かれる結果となっており、2018年現在においてはネット検索などで評価を調べると、低評価をつけているページが多く見受けられます。しかし、最新の技術をもちいて古典的なSF小説を映像化している点や、二枚目役の多いトムクルーズがダメ親父を演じている点など様々な見所があり、「どなたでも楽しめる1作」として勧める事が出来る作品です。
宇宙戦争はどんな映画?あらすじをネタバレ
ナレーションによる導入(あらすじネタバレ)
物語の舞台は21世紀初頭とされています。この映画に登場する人類は、広大な銀河に我々を超える知的生命体が存在する事を一切知らないまま暮らしていました。しかしながら、地球外生命体は、遥かな昔より地球を侵略しようと計画し、地球に種をまいていたのです。そしてついに、地球侵略の手筈が全て整った知的生命体が動き出し...という物語となっています。
2人の子供達と再会するダメ親父(あらすじネタバレ)
アメリカ東部、ニュージャージー州ハドソン郡南部の町ベイヨン。レイ・フェリアー(キャスト・トムクルーズ)は、港に運び込まれてくる貨物用コンテナを重機で積み下ろすオペレーターの職についていますが、家庭的な男ではなかった為、妻メリー・アンとは離婚、高校生になる息子ロビーと、10歳になる娘レイチェルとは離れた場所で暮らしています。
そんなある日、元妻メリーが恋人ティムと週末を過ごす事となり、レイは2人の子供を預かる事となります。しかし、離婚後も自堕落な生活を続けていたレイは、2人の子供達が来る事を忘れ何も用意をせずに、子供達と再会します。夜勤明けと言う事もあり、レイは子供達にデリバリーで好きな物を食べるように促すと、さっさと自室へ入り眠りに就いてしまいます。
空に現れた巨大な黒い渦(あらすじネタバレ)
翌朝、目が覚めリビングへ姿を現したレイでしたが、息子ロビーが無免許にも拘らず車を持ち出しどこかへ行ってしまった事を知ります。怒り半分呆れが半分と言った様子のレイは、家の外に出て町の様子を確認します。その時、多くの人々が空を眺め指を指している事に気づいたレイは、娘レイチェルと共に空へと目を向けます。
そこでレイが目にしたものは、かつて見たことも無い程の黒々とした巨大な渦です。やがて、その黒く巨大な渦はレイ達の住む町へと到達します。すると、これまで吹き荒れていた強風がピタリと止み無風な状態が暫く続きます。黒く巨大な渦から目が離せなくなっていたレイでしたが、無風の静寂を切り裂いた轟音とどろく雷鳴によって我に返ります。
雷が何度も同じ場所に落ちるのを見た主人公レイの息子ロビー(あらすじネタバレ)
我に返ったレイと娘レイチェルは、鳴り続ける雷鳴から逃げるように家の中へ身を隠します。その後も雷鳴は鳴り続け、町は停電状態になり、時計すら止まってしまうという異常な状況となりますが、暫く続いた雷鳴はやがて納まり、無断で車を持ち出していた息子ロビーも家に戻ってきます。
この時ロビーは、雷鳴が鳴り響いてから車が動かなくなった事、車を乗り捨ててきた事、そして乗車中に交差点の同じ場所に最低26回の稲妻が落ちた事をレイに話します。息子ロビーの話を聞いたレイは、ロビーにレイチェルを預けると単身その交差点へと向かいます。
落雷現場に着いた主人公レイ(あらすじネタバレ)
多数の野次馬が道に溢れる中、落雷が続いたと聞かされた交差点へ辿り着いたレイは、野次馬の1人から息子ロビーの言葉と同じ内容を聞かされます。すると、落雷地点を凝視するレイと野次馬達の周囲で異変が起こり始めます。アスファルトの道路に無数のひび割れが走り、隆起を始め、埋設されていた水道管は破裂。近隣の建物にもひび割れは延び、落雷地点の周囲が崩落を始めます。
地中からトライポッドが出現(あらすじネタバレ)
異変は尚も続き、耐え切れなくなった建物から倒壊していきます。そんな中で、交差点に崩落などによって出来た穴から三本脚の巨大な円盤が出現します。この巨大な三本足の円盤は、地上高60mを越える大きさで、その場にいたレイを始めとする多くの野次馬達を唖然とさせます。この巨大な三本足の円盤は後にトライポッドと呼ばれます。今回の記事では、以後トライポッドと表記しますが作中でこの名称が登場するのはもう少し先です。
人々を襲い始めるトライポッド(あらすじネタバレ)
全容を現した巨大なトライポッドは、三本の脚とは別の二本の触手から青白く光るレーザー光線を発射し、次々と人々を襲っていきます。トライポッドが放つこのレーザー光線は、人々に着弾すると人々を一瞬で消し去る破壊力を持っており、その様子を目の当たりにしたレイは、一心不乱に2人の子供が待つ家へと走り出します。
子供達と合流し逃亡を開始する主人公レイ(あらすじネタバレ)
子供達がいる家へと無事に戻ったレイは、狐に摘まれた様な表情で一時茫然自失になったものの、すぐさま子供達へ家を出る支度をするように促します。血相を変えたレイの様子に説明を求める息子ロビーでしたが、レイは何も答えずとにかく急いで準備を整え、子供達を連れて避難を開始します。
3人で避難を開始したレイ達は、自動車修理工場へ立ち寄ると無断で1台の車を拝借し、パニックが起こり始める町を疾走していきます。トライポッドが人々を襲い、町を破壊する様子を車中から目の当たりにした息子ロビーと娘レイチェルは、一時取り乱すもののレイの励ましなどにより気持ちを落ち着かせます。そして、3人はトライポッドを避け、レイの元妻メリーの家へと向かいます。
元妻アンの家へ辿り着き地下室で休息を取る三人(あらすじネタバレ)
幾つかのトラブルはあったものの、何とか元妻アンの家へと子供達を送り届けたレイでしたが、元妻アンは既に家を出ており子供達を引き渡す事に失敗します。仕方なく元妻アン宅に入る事となったレイは、食事もままならないままに安全面を考慮し地下室で休息とることにします。
大都市が次々と壊滅(あらすじネタバレ)
地下室で一夜を明かしたレイと子供達は、朝になり地下室から地上階へ出て唖然とします。数時間前までは有った筈の上屋が吹き飛ばされていたのです。これは、ジャンボジェット機の墜落による被害だった事が判明し胸をなでおろしたレイでしたが、ここでトライポッドに関する驚愕の事実を知る事になります。
ジャンボジェット機墜落の現場にいたジャーナリストに声をかけたレイは、トライポッドにはシールドがあり空軍による攻撃でもダメージを与える事が出来なかった事や、ロサンゼルス、シカゴ、ロンドンと言った世界的大都市が次々と壊滅していると言う事、そしてトライポッドが古来より地球の地中に埋められていたと言う事実を知ります。
主人公レイと息子ロビーの確執(あらすじネタバレ)
トライポッドの脅威を聞かされたレイは、ともかく元妻アンと合流しようと考え、元妻アンの車を拝借し子供達を乗せると、元妻アンが向かったはずのボストンへ向けて出発します。しかし、息子ロビーはそんなレイの態度を見て、「お荷物」な自分達をさっさと元妻アンへ引き渡し、レイは自由になりたいと考えているのではないか?と言ったネガティブな事を考え始めます。
また、全てを独断で決めていくレイのやり方にも反感を募らせていた息子ロビーは、通りかかった軍のトラックに乗り込みトライポッドと戦う兵士になろうとしますが、この時は失敗に終わってしまいます。こうした事から、レイとロビーの間には目に見える形で確執や溝が生まれ、広がって行きます。そんな中、車でフェリー乗り場を目指していたレイ達一行は、フェリー乗り場まであと5Kmという所まで到達します。
フェリー乗り場に現れた3体のトライポッド(あらすじネタバレ)
フェリー乗り場が目前に迫ったレイ達でしたが、そこは逃げ惑う人々やパニックに陥った人々がごった返しており、暴徒化した複数の人間によってレイ達は車を失ってしまいます。しかし、あと僅かな所まで辿り着いていたレイ達は、車を放棄し徒歩でフェリー乗り場を目指します。無事にフェリー乗り場へと到着したレイ達は、ここで再びトライポッドの脅威に晒される事になります。
人々でごった返すフェリー乗り場に着いたレイ達は、運良くフェリーに乗船する事が出来、対岸へと渡り切れるかと思われたその時、すぐ側に3体のトライポッドが出現している事に気づきます。3体のトライポッドは、フェリー乗り場を攻撃すると共に、レイ達が乗ったフェリーにも容赦のない攻撃を行い、レイ達は海中に投げ出されてしまいます。
息子ロビーと離れ離れになる主人公レイ(あらすじネタバレ)
海に放り出されたレイ達でしたが、目指していた対岸へ何とか辿り着く事に成功します。海から陸へ上がったレイ達3人は、自分達を襲ったトライポッドに向けて攻撃を仕掛ける軍の兵士達と遭遇します。この時、息子ロビーは父親レイとの確執だけではなく、純粋な愛国心などから軍と共に行動したいと主張し、軍の元へ走って行きます。娘レイチェルから目を離すわけにもいかないレイは、ロビーを追う事が出来ず離れ離れとなります。
主人公レイとハーラン・オグルビーの出会い(あらすじネタバレ)
息子ロビーと離れ離れとなったレイは、娘レイチェルと共にトライポッドと軍の戦闘に巻き込まれないよう避難を続けます。この時レイ達は、トライポッドの攻撃によって家族を全員失ったハーラン・オグルビーに出会います。ハーランは、レイ達に対してトライポッドの脅威を語ると共に、弱点を見つけ出してトライポッドと戦わなくてはいけないと主張します。
ちなみに、ハーランはトライポッドとの戦闘をレイ達に提案する中で「日本・大阪ではトライポッドを数体倒しているらしい」という情報を語っています。ともあれ、トライポッドとの戦闘を提示し続けるハーランでしたが、圧倒的なトライポッドの脅威に晒され続けてきたレイ達は、ハーランの提案を拒否し逃げ延びる道を選択します。
トライポッドに襲われる主人公レイ(あらすじネタバレ)
レイ達がハーランと出会った日の夜、休息を取っていたレイ達にトライポッドの触手が伸びてきます。いち早くその異変に気づいたレイは、トライポッドから伸びる触手をつぶさに監察します。そして、トライポッドの触手の先端にはカメラレンズのような目が付いている事を知ります。一方、トライポッドに対して家族を殺された恨みを強く抱くハーランは、何も考えずに触手を切断しようとします。
ハーランの様子に気づいたレイは、ハーランの行動を間一髪で止め、間近に迫るトライポッドの恐怖に耐えながら、なんとかこの窮地を脱っします。しかし、先行で調査を行なったトライポッドの触手が引き上げると、レイ達が身を潜めていた家屋の中に身長2m程もある宇宙人が現れます。トライポッドから現れた宇宙人は、6本の脚を持ち、二足歩行と四足歩行を織り交ぜた歩行方法を使い、レイ達が身を潜める家屋の中を調査し始めます。
ハーランを射殺する主人公レイ(あらすじネタバレ)
トライポッドから降り立った宇宙人を目撃したレイ達は、恐怖に押し潰されそうになりながらも身を隠し続け、宇宙人達に発見される事無く難を逃れます。宇宙人達がトライポッドへ引き上げ、トライポッドが移動を開始すると、レイ達は家屋から這い出しトライポッドを監察します。レイ達が監察するトライポッドでは、捕らえた人類の血液を肥料にして、地球外植物を育てようとしています。
地獄絵図さながらに人類を処分し血液を採集、その血液を使用して地球外植物の繁殖を促すトライポッドの様子を見たハーランは、パニックに陥り、錯乱状態のまま騒ぎ始めてしまいます。このままではトライポッドに自分達の居場所まで知られてしまうと感じたレイは、娘レイチェルを遠ざけた上でハーランを射殺します。
トライポッドに捕まる主人公レイ(あらすじネタバレ)
トライポッドや、トライポッドから現れた宇宙人の脅威などで疲弊しきったレイは、娘レイチェルを抱き抱えたままうたた寝をしてしまいます。束の間の休息を取ったレイでしたが、娘レイチェルの絶叫によって目を覚ます事になります。少しのつもりでうたた寝をしてしまったレイの周りには、再びトライポッドから伸びた目の付いた触手が迫っていたのです。
不幸にも娘レイチェルが先に異変に気づいてしまった事から、レイチェルは大絶叫してしまいます。トライポッドから伸びた触手が、レイチェルの絶叫に気づかないわけも無く、レイチェルはトライポッドの触手に捕らわれ、トライポッドに付随する人間を閉じ込めておくオリに入れられてしまいます。レイチェルを救おうと必死になるレイは、軍用車から手榴弾を拾い集め、爆発音を発生させる事で自身もトライポッドに捕まります。
トライポッドを破壊する主人公レイ(あらすじネタバレ)
娘レイチェルが捕らえられたオリの中に潜入する事が出来たレイは、オリの中を観察すると共にトライポッドの行動を観察し、その構造や生態を少しづつ理解していきます。トライポッドは、捕らえた人類をオリに入れ、地球外植物の肥料とする為にオリの下部に人類を溶かし血液だけを採集する設備を用意しています。これに気づいたレイは、手榴弾を握り締めると、果敢にもオリの下部にある設備に身を投げ入れ、手榴弾を爆発させます。
設備の中で手榴弾が大爆発を起こした事で、トライポッドはバランスを失い、レイの目論み通り地上へとゆっくりと傾き倒れます。レイのこの勇敢な行動によってオリに捕らわれていた人々は、レイ達を含めて全員無事に逃げ果せる事に成功します。こうして、最大の窮地を乗り切ったレイとレイチェルは、元妻メリー・アンのいるボストンを目指し再び移動を開始します。
ボストンに到着する主人公レイ(あらすじネタバレ)
最大の窮地を脱し、何とかボストンまで辿り着いたレイと娘レイチェルでしたが、ボストンもまたトライポッドが育てた地球外植物に覆われており、都市機能は完全に麻痺しています。やっとの思いで辿り着いたボストンの現状に絶望するレイでしたが、ボストン付近で見かけたトライポッドが機能を停止している事に気づきます。そしてレイは軍用無線の通信から、一時間も前からトライポッドが行動不能に陥っているという情報を知ります。
元妻アンにレイチェルを引き渡す主人公レイ(あらすじネタバレ)
トライポッドの機能が低下している事を知ったレイは、遭遇したトライポッドに対して野鳥が普通に接触する様子を見ると、軍隊に向けてトライポッドにシールドが展開されていない事を告げ、攻撃するよう要請します。レイの要請を受けた軍隊は、残された最後の武器ロケットランチャーを全弾射出し、トライポッドを撃破する事に成功します。倒れたトライポッドから、宇宙人が姿を現しますが、船外に出た宇宙人はすぐに事切れます。
長い年月をかけて地球を侵略しようとしていた宇宙人達は、地球に存在する微生物や細菌にまで調査をしておらず、宇宙人達には地球に生息する細菌などの免疫力が無かった為、あっけなく自滅していったのです。これは、宇宙人達が地球外から持ち込んだ植物も同様で、地球の生態系に馴染む事が出来ない地球外植物もまた、次々と枯れ落ちていきます。
こうして、トライポッドの襲来によって引き起こされた宇宙人の侵略は不発に終わり、レイ達は無事にボストンで再会を果たします。この時、離れ離れになっていた息子ロビーも元妻アンの元に辿り着いており、娘レイチェルを元妻アンに引き渡したレイは、肩の荷を降ろし安堵の表情を浮かべます。(完)
宇宙戦争にはトムクルーズが出演!キャストを紹介
レイ役を演じたキャストはトム・クルーズ
映画宇宙戦争でレイを演じているキャストは、世界的な映画スター・トムクルーズさんです。映画宇宙戦争では、だらしないダメ親父を演じているトムクルーズさんですが、主演している他の作品ではカッコいい二枚目役が多く、ミッション・インポッシブルシリーズなどを始めとする多くの出演作で、体当たりのアクションを披露しています。
今回紹介している映画宇宙戦争は、トムクルーズさんに予定されていた映画撮影のスケジュールが急遽無くなった事と、同時期に映画監督スティーヴン・スピルバーグの手が空いていた事から、急遽撮影が決定した作品と言われており、トムクルーズさんのスケジュールに問題が起きなかった場合、制作すらされていなかった可能性のある作品と言われています。※上画像はトムクルーズさんが出演予定だった映画と同じ題材を扱った作品。
また、映画宇宙戦争は主演にトムクルーズさんを起用している事で潤沢な制作資金が集まったと言われており、監督スティーヴン・スピルバーグさんの数少ない制作費1億ドル以上の作品としても有名です。ちなみに、トムクルーズさんとスティーヴン・スピルバーグさんは、2002年公開の映画マイノリティ・リポートなどでもタッグを組んでおり、2人が組んだ作品はことごとく世界的ヒット作となっています。
レイチェル役を演じたキャストはダコタ・ファニング
映画宇宙戦争で娘レイチェルを演じているキャストは、ダコタ・ファニングさんです。映画宇宙戦争では、トムクルーズさん演じる父親レイと共にトライポッドの脅威から逃げ惑う姿を熱演しているダコタ・ファニングさんは、テレビドラマ「ER」や「アリー・myラブ」、映画「アイアムサム」での演技が高く評価されている女優(この当時は子役)です。
ロビー役を演じたキャストはジャスティン・チャットウィン
映画宇宙戦争で息子ロビーを演じているキャストは、ジャスティン・チャットウィンさんです。映画宇宙戦争では、トムクルーズさんが演じる父親レイと対立しながらも、愛国心に目覚め、果敢にトライポッドに挑もうとする勇気を持った青年を演じているジャスティン・チャットウィンさんは、日本人にも馴染みのある「ドラゴンボール」の実写化作品「DORAGONBALL EVOLUTION」で孫悟空を演じている俳優です。
ハーラン・オグルビー役を演じたキャストはティム・ロビンス
映画宇宙戦争でハーラン・オグルビーを演じているキャストは、ティム・ロビンスさんです。映画宇宙戦争では、トムクルーズさんが演じるレイにトライポッドを倒すよう協力を求めるものの、パニックを起こしレイに射殺されるという難しい役どころを演じているティム・ロビンスさんは、トムクルーズさんの出世作と言われている、1986年公開の「トップ・ガン」にも出演している俳優です。
元妻メリー・アン役を演じたキャストはミランダ・オットー
映画宇宙戦争で元妻メリー・アンを演じているキャストは、ミランダ・オットーさんです。映画宇宙戦争でトムクルーズさんが演じるレイの元妻メリー・アンを演じているミランダ・オットーさんは、映画ホワット・ライズ・ビニースや映画ロード・オブ・ザ・リングシリーズなどに出演しているオーストラリア人女優です。
宇宙戦争の印象的なシーン・大阪の謎
なぜ大阪だけがトライポッドを倒せた?
この章では、映画宇宙戦争の中で世界的な大都市が壊滅する中、「日本・大阪ではトライポッドを数体倒しているらしい」という情報が語られたシーンについて紹介していきます。この点は、あらすじ紹介の部分でも少し触れていますが、レイがハーランと出会った時に聞かされた情報として映画宇宙戦争に描かれています。なぜ日本の大阪だけがトライポッドを倒すことが出来たのでしょうか?
この疑問については様々な説が有ります。ある説では、劇中に描かれた「誤情報(デマ)」として描かれたのではないか?としている他、別の説では、大阪は汚い街である為すぐに宇宙人に菌が感染したのではないか?としています。一方で、この謎について映画宇宙戦争の監督、スティーヴン・スピルバーグさんは、来日した際に「日本人はアニメやオモチャでロボットに詳しいからに決まっているじゃないか!」と冗談交じりに話しているそうです。
トライポッドに有効な攻撃は内部爆発
世界的な大都市がトライポッドに壊滅していく中で、なぜ大阪だけがトライポッドを倒せたのか?この謎に迫るヒントは、実は映画宇宙戦争の中にちゃんと描かれていると言われています。映画宇宙戦争の劇中では、トライポッドに対して銃火器などによる外部からの攻撃は、一切効果が無い事が描かれています。その一方で、トライポッド内部への攻撃に関しては、手榴弾でも絶大なダメージを与えられる事が描かれています。
この事から、映画宇宙戦争に描かれた事のみで考察する場合、トライポッドを倒す方法は内部への攻撃だけという事が分かります。つまり、日本の大阪では、トライポッド数体に対して内部攻撃を行ない、その結果トライポッド数体を倒したと考える事が出来ます。では、トライポッドを倒したのがなぜ日本であり、大阪だったのでしょうか?
日本=カミカゼは世界共通!?
内部への攻撃しか通じないトライポッドを、何故日本の大阪が何体も倒せたのか?これは、アメリカ人を始めとする多くの外国人が、日本に抱いているイメージに影響していると考えられます。そのイメージとは、日本=カミカゼ(特攻精神)というものです。このイメージは、多くの海外制作映画などで、いまだに度々使われている日本のイメージです。
つまり、「日本・大阪ではトライポッドを数体倒しているらしい」という情報が劇中に描かれたのは、トライポッドに強襲された日本人は、カミカゼ特攻によって奇しくも内部への攻撃に活路を見出し、世界に先駆けてトライポッドの脅威を退けたと言う事を暗に鑑賞者に伝える為であり、その後トムクルーズさんが演じるレイが、手榴弾をトライポッド内部に仕掛けてトライポッドを倒すシーンへの伏線としているわけです。
宇宙戦争の1953年版とは?
宇宙戦争の1953年版とは、イギリス人小説家H・G・ウェールズによるSF小説「宇宙戦争」を、アメリカのパラマウント映画社が映画化した作品を意味し、1953年に公開されたことから、識別する為の意味もあり1953年版と言われています。映画宇宙戦争1953年版では、原作小説の中で描かれているトライポッドなどの映像化に苦労したと言われており、実際にトライポッドの描写については大幅な変更が加えられていると言われています。
ちなみに、映画宇宙戦争1953年版で主演キャストを務めたジーン・バリーさんが、今回紹介している映画宇宙戦争(2005年版)にカメオ出演しています。また、今回紹介している映画宇宙戦争(2005年版)以外にも、2005年に同小説を元にして作られたアメリカ映画が複数存在する事から、映画宇宙戦争(トムクルーズ版)とも言われているようです。※上画像は小説宇宙戦争を原作としてアメリカで2005年に公開され、邦題が付けられた作品。
宇宙戦争の監督・スピルバーグの他の映画を紹介!
ジョーズ
この章では、映画宇宙戦争の監督を務めているスティーヴン・スピルバーグの他の映画作品を幾つか紹介していきます。まず始めに紹介するのが、1975年に公開された映画ジョーズです。この作品は、スティーヴン・スピルバーグの名前を全世界に知らしめた作品と言われており、700万ドルの制作費で制作された映画でありながら、4700万ドルもの収益を上げたことでも有名な作品です。
出典: http://japa.la
映画ジョーズは、平和なビーチに突如現れた巨大人食い鮫(ホオジロザメ)の恐怖と、それに立ち向かう人々を描いたスリラーパニックムービーです。この作品は、映像が見せる恐怖もさることながら恐怖を煽っていく音楽や音響の使い方が秀逸と言われており、誰もが一度は聞いた事のあるジョーズミュージックが有名です。
インディ・ジョーンズ
続いて紹介するのが映画インディ・ジョーンズシリーズです。このシリーズは、第1作目にあたるレイダース失われたアークが1981年に公開されて以降、大人気シリーズとなり、これまでに4作品が公開されているほか、2019年には第5弾となる映画作品の公開が決まっています。また、2019年の公開予定となっている第5作目からは、配給会社がウォルト・ディズニー・ピクチャーズに変更となる点も大きな話題となっています。
映画インディ・ジョーンズシリーズは、ハリソン・フォードを主演キャストに迎えて制作されている、アドベンチャームービーです。ハリソン・フォード演じるインディは、考古学者にして冒険家という肩書きを持ち、シリーズを通じて様々な敵対組織と秘宝を巡る冒険を繰り広げていきます。ちなみに、第4弾となるクリスタル・スカルの王国は、1億8500万ドルという制作費が用いられ、シリーズ最高の興行収入を記録しています。
シンドラーのリスト
最後に紹介するのが、映画シンドラーのリストです。この作品は、第二次世界大戦時に行なわれたユダヤ人の大量虐殺を扱ったもので、日本では1994年に公開されています。また、この作品でスティーヴン・スピルバーグ監督は初めてアカデミー賞監督賞を受賞しています。ちなみに、2200万ドルという低予算で作られた作品でありながら、興行収入3億2000万ドルを記録する大ヒット作品となっていることも有名です。
また、この作品でアカデミー賞監督賞を受賞しているスティーヴン・スピルバーグ監督は、1998年公開の映画プライベート・ライアンでも同賞を獲得しています。こちらの作品は、主演キャストに名優トム・ハンクスを迎えている他、この当時若手俳優だったマット・デイモンなどもキャストとして起用されています。
宇宙戦争についてまとめ
今回の記事では、映画宇宙戦争についてあらすじやキャスト、監督に至るまでをまとめて紹介してきましたが、いかがでしたか?ダメ親父という見慣れないトムクルーズの姿や、最新技術を用いて描かれたトライポッドなど、映像だけでも十二分に楽しめる作品です。物語としても、地球という星において生態系のトップとなっている人類が、宇宙という枠で見た時には決して生態系のトップでは無い、という裏テーマが隠されている作品です。
映画宇宙戦争は何を想って鑑賞するかによって、ただの娯楽作品にもなり、道徳的価値のある作品にもなると言われている作品ですので、未鑑賞な方へは是非フラットな心持ちで鑑賞する事をお勧めします。また、既に鑑賞済みな方も、2019年にはトムクルーズ主演の映画トップガン2(仮名)の公開が予定されていますので、トムクルーズ出演作品の一つとして鑑賞をお勧めします。トムクルーズのダメ親父姿が見れるのはこの作品だけです!