2018年08月16日公開
2018年08月16日更新
レ・ミゼラブルの映画キャスト一覧!あらすじや感想・評価も紹介
2012年12月21日に上演された、映画レ・ミゼラブル。ミュージカル超大作として世界各国でロングランされている映画レ・ミゼラブルの豪華キャスト紹介、あらすじから感想・評価までをまとめた。またレ・ミゼラブルの映画内においてキャストが歌っている名曲にも触れていく。あらすじに関してはネタバレも多少含まれているのでレ・ミゼラブルをまだ見たことのない人は注意していただきたい。
目次
レ・ミゼラブル(映画)のキャストは誰?あらすじや感想もまとめて紹介
映画レ・ミゼラブルは今回、主演にX-MENシリーズでウルヴァリンを務めたヒュー・ジャックマンを迎えた。ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・サイフリッドなど超豪華なキャストたちが集まっている。あらすじは19世紀のイギリスを舞台に、パンを1つ盗んでしまった刑で19年間投獄されていたジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)の波乱の生涯を描いた作品。最後には映画を見た人たちの感想もまとめた。
レ・ミゼラブル(映画)とは?
映画レ・ミゼラブル(原題: Les Misérables)は文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説が基となっているミュージカル映画で、監督は「英国王のスピーチ」でオスカーを受賞したトム・フーパーが務める。主演に「X-MEN」シリーズのヒュー・ジャックマンを迎え、世界各国でロングラン上映されたイギリス、ワーキング・タイトル・フィルムズ製作のミュージカル映画だ。
映画レ・ミゼラブルは2012年12月21日に公開され、日本でロングヒットを記録。累計動員が455万人以上、累計興収は55億円を突破した。日本で公開されたミュージカル映画としては歴代1位の記録となる。キャストの紹介は勿論、名作揃いの劇中歌にも注目しながらレ・ミゼラブルの魅力を紹介する。
レ・ミゼラブルの歴史は深く、1980年にロンドンで初上演される。それ以降、ブロードウェイを含む世界各国でそれぞれキャストを変えながらもロングランされている。今回の映画レ・ミゼラブルは初のミュージカル版だ。レ・ミゼラブルは1980年代後半から1990年代前半にミュージカル化の話が持ち上がり、1992年に映画化の製作発表がなされた。
しかしながらミュージカル版の映画レ・ミゼラブルは企画地獄に陥り白紙となることとなる。その後、2005年マッキントッシュによりレ・ミゼラブル映画化熱が再熱し、2011年にウィリアムニコルソンがミュージカル版映画レ・ミゼラブルの脚本を書き上げる。同年内にキャスティングオーディションを終え、翌年には撮影が始まった。
レ・ミゼラブル(映画)のキャスト一覧
世界中でロングラン上映され、日本でも記録的ヒットを飛ばした映画レ・ミゼラブルでは豪華なキャストたちが活躍している。映画レ・ミゼラブルはとても過酷な撮影スケジュールだったそう。そんな中、魅力的なキャラクターたちを見事に演じきったキャストたちをここで紹介しておく。
ヒュー・ジャックマン:ジャン・バルジャン役
レ・ミゼラブルにて今回主人公のジャン・バルジャンを務めたのは「X-MEN」シリーズのウルヴァリン役でも有名な肉体派俳優のヒュー・ジャックマン。レ・ミゼラブルの中では約2時間半の中で主人公ジャン・バルジャンの17年分の壮絶な人生を演じきり、ゴールデングローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。アカデミー賞の主演男優賞にもノミネートされた。
レ・ミゼラブルのプレミアでは、共演者とともに来日も果たしているヒュー・ジャックマン。映画のオープニングとエンディングでは約17年もの時間差があるのだが、オープニングとエンディングではまるで別人ではないかと錯覚を起こしてしまうほど素晴らしい演技力で17年の歳月を表現してみせた。
出典: https://eiga.com
元々は舞台俳優の出身であり「美女と野獣」「サンセット大通り」などへの出演をきっかけに人気を博すこととなる。海外にもその名を轟かせ始めたのは、ヒュー・ジャックマンがローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされたイギリス王立劇場での舞台「オクラホマ!」からである。
ラッセル・クロウ:ジャベール役
映画レ・ミゼラブルにおいて、主人公ジャン・バルジャンを追い詰める警察役を務めたのが演技派俳優のラッセル・クロウ。ラッセル・クロウもまた、数々の映画に出演している。レ・ミゼラブルの中では主人公ジャン・バルジャンの敵役的役割のキャラクターだが、とても人気を博しているキャラクターの1人だ。
レ・ミゼラブルの作中では、オープニングではジャン・バルジャンを奴隷的に扱うが、過去にトラウマを抱えながらも正義感の強い芯の通ったキャラクターだ。しかし、ある出来事をきっかけに自分の中の正義が揺らいでしまい、最後には自殺をしてしまう。
映画レ・ミゼラブルにおいてジャベールを演じたラッセル・クロウは2000年に「グラディエーター」でアカデミー賞主演男優賞を受賞。翌年2001年には「ビューティフル・マインド」で英国アカデミーゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)を受賞している。俳優として確かな地位を築いていたラッセル・クロウであったが、プライベートでは短気で暴力的な性格から常に問題が絶えないという。
アン・ハサウェイ:ファンティーヌ役
映画レ・ミゼラブルではジャン・バルジャンの経営する工場で働くファンティーヌ役として出演している。「プラダを着た悪魔」や「レイチェルの結婚」などに出演している有名な女優だ。出番こそ少ないものの大きなインパクトを残した役だ。
ファンティーヌはちょっとした小競り合いからジャン・バルジャンの工場をクビになってしまう。しかし娘コゼットへお金を送るためと、自分の髪を売り、さらには奥歯まで抜いて売ってしまう。挙げ句の果てに娼婦となり病気からの衰弱で最期は娘コゼットの幻を見ながら亡くなってしまう。なんとも哀れな役だ。
映画レ・ミゼラブルにおいてファンティーヌ役を演じるアン・ハサウェイは、役作りとして11キロも体重を落として撮影に臨んだようだ。また、作中の髪の毛を切ってお金にかえるシーンでは本当に自分の髪の毛を切っているそう。映画レ・ミゼラブルに掛ける熱い思いがひしひしと伝わってくる。映画レ・ミゼラブルではアカデミー賞助演女優賞をはじめ数々の賞に輝いた。
アマンダ・サイフリッド :コゼット役
映画レ・ミゼラブルにおいて大きなインパクトを残したファンティーヌ、その娘役を演じたのが「テッド2」や「マンマ・ミーヤ!」などで有名なアマンダ・サイフリッドだ。
今絶大な人気を誇る女優だ。コゼットは映画レ・ミゼラブルにおいて愛の象徴として描かれる。幼い頃にジャン・バルジャンに引き取られ、以降ジャン・バルジャンを父親と思い生活している。そんな中、革命活動に熱を入れる若者マリユスと出会い恋に落ちる。コゼットを演じるにあたりアマンダ・サイフリッドはコゼットの女性としての高潔さと強さを意識し、内面の葛藤を表現したという。
コゼット役を演じたアマンダ・サイフリッドは見た目の美しさもさることながら、映画レ・ミゼラブルの口コミにおいてその歌唱力が絶賛されている。「マンマ・ミーヤ!」においてもその歌唱力を披露していたが、映画レ・ミゼラブルではコゼットの純粋さを表すような高音で難しい楽曲を見事に歌い上げ、その実力を示している。
エディ・レッドメイン :マリウス・ポンメルシー 役
映画レ・ミゼラブルにおいてコゼットの恋人役マリウス・ポンメルシーを演じたのは2014年「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞した実力派俳優のエディ・レッドメインだ。「ファンタスティック・ビースト」においても主演を務めている。映画レ・ミゼラブルでも全米映画俳優組合賞キャスト賞にノミネートされるなど、その実力は確かだ。
エディ・レッドメインは頭がよくとても情熱的で魅力的な人物として共演したキャストたちも彼の魅力を大絶賛している。歌唱力も抜群で映画レ・ミゼラブルにおいてもっとも力強いボーカル・パフォーマンスと称される。物語の中盤辺りから登場し、革命活動とコゼットとの恋の狭間で葛藤することとなるメインキャラクターの1人だ。
レ・ミゼラブル(映画)のあらすじを解説!
映画レ・ミゼラブルあらすじ:囚人のジャン・バルジャン
フランス革命後の1815年、パンを1つ盗んでしまったことで20年の刑に処されてしまっていたジャン・バルジャン。19年目にして仮釈放されることになる。しかし仮釈放とはいえ「危険人物」の烙印が押されてしまったジャン・バルジャンは世間から非難や暴力を受けることとなる。もちろん職にも就くことができず、飢えから教会の前で倒れ込んでしまう。
映画レ・ミゼラブルあらすじ:司祭との出会い
教会の前に倒れていると司祭に声を掛けられ、お恵みを受けることとなったジャン・バルジャンだったが、盗人精神が残っていたジャン・バルジャンは教会の食器を盗み出て行ってしまう。すぐに捕まってしまうのだが、連行してきた警察にに対し司祭は「これは私が彼にあげたものです」と罪を許してしまう。さらには高価な燭台までも手渡してしまった。そんな善意を受け、ジャン・バルジャンは自分を恥て、生まれ変わることを誓う。
映画レ・ミゼラブルあらすじ:ジャベールとの再会
生まれ変わる誓いをたててから8年、ジャン・バルジャンは市長になっており、貧しい者の味方と支持を集める。そんなある日、署長就任の挨拶として、オープニングではジャン・バルジャンを奴隷のように扱っていたジャベールが現れる。8年前とは全く風貌の変わっていたジャン・バルジャンにはじめはジャベールも気づかない。しかし、市民を助けたその姿にジャン・バルジャンの面影を薄らと思い出していくのであった。
映画レ・ミゼラブルあらすじ:悲劇のファンテーヌ
ジャン・バルジャンの経営している工場で働いているファンテーヌは宿屋の夫婦に預けていた娘コゼットのために働いていた。ある騒動から工場長にクビにされてしまう。それでも娘のためにお金が必要なファンテーヌは自らの髪を切り、奥歯を抜き、それらすべてを売ってお金に変えていた。そして娼婦として働いていた。そんなある日、男を突き飛ばしたことからジャベールに逮捕されそうになるが、ジャン・バルジャンが庇い、病院へ運ばれた。
映画レ・ミゼラブルあらすじ:ファンテーヌの死と娘コゼット
病院へ運ばれたファンテーヌだったが、娘の幻を見ながら亡くなってしまう。ジャン・バルジャンは娘は責任を取って育てると約束。そこへジャミールが現れ、ジャン・バルジャンの正体が明らかに、ジャン・バルジャンは窓から海へ飛び込みその場から逃げ去った。その後、ファンテーヌとの約束を果たすため、娘コゼットのもとへと向かい宿屋の夫婦からコゼットを引き取る。そこからジャン・バルジャンとコゼット2人の生活が始まる。
映画レ・ミゼラブルあらすじ:マリウスとの出逢い
9年後、パリの街で施しを行っていたジャン・バルジャン。コゼットは美しい娘へと成長している。そこへジャベールが現れる。パリは革命運動が盛り上げっており、その中には、マリウス・ポンメルシーの姿もあった。
街で偶然見かけたコゼットにマリウスは恋に落ちてしまう。コゼットもまた、偶然見かけたマリウスのことが気になっていた。その後、コゼットとマリウスは出会うことになるが、ジャベールから逃げ切るために家を引き払わなければならなくなる。マリウスもまた、コゼットとの恋より革命を選んだのであった。
映画レ・ミゼラブルあらすじ:王政軍VS革命軍 ジャベールの死
王政軍との戦いが本格的に始まる。コゼットとマルクスとの関係を知ったジャン・バルジャンはマルクスを死なせまいと戦いに参加する。そんな中、ジャベールがスパイがバレて革命軍に拘束されていたが、ジャン・バルジャンはジャベールを解放する。そして翌朝、王政軍の猛攻により、革命軍は敗北、マルクスとジャン・バルジャン以外の生き残りはいなかった。マルクスもまた瀕死の重傷を負いながらもジャン・バルジャンに運ばれる。
一方ジャン・バルジャンに命を救われたジャベール。これまで自分が信じた正義とは何か、何の為にジャン・バルジャンを追っているのか、信念が揺らいでしまったことにより、自ら死を選ぶ。
映画レ・ミゼラブルあらすじ:感動のエンディング ジャン・バルジャンの最期
戦いの後、マリウスはコゼットと結婚し祖父の家で暮らしていた。ジャン・バルジャンはマリウスにだけ自分の過去を明かし、修道院でコゼットと離れ暮らしていた。マリウスとコゼットの結婚式の日に、ジャン・バルジャンの居場所を突き止めマリウスとコゼットは修道院へ向かう。そしてジャン・バルジャンは愛しい娘コゼットに見守られながら、天から迎えに現れたファンテーヌとともに天へ召されていった。
レ・ミゼラブル(映画)は名曲がたくさん?歌にも注目!
映画レ・ミゼラブルの最大の魅力といえば何と言っても歌。通常ミュージカル映画は、歌声を先撮りしたものに後からキャストが合わせて演技をすることが多い。しかし、今作の映画レ・ミゼラブルにおいては、実際に歌を歌いながらの撮影だったという。そんなレ・ミゼラブル内で使われている名曲といわれる楽曲をいくつか紹介する。
What Have I Done (バルジャンの独白)
仮釈放されたジャン・バルジャンが世間から受け入れられなかった際に唯一助けの手を差し伸べてくれた司祭。しかしあろう事かジャン・バルジャンは司祭の食器を盗み出してしまう。にもかかわらず捕まったジャン・バルジャンを司祭は庇おうとした。自分の行いに恥じたジャン・バルジャンは生まれ変わることを決意する。
At the End of the Day(一日の終わりに)
ジャン・バルジャンの工場で働くファンテーヌ。娘のコゼットのため毎日必死に働いていましたが、子供がいることがバレてしまいトラブルに発展。工場をクビになってしまう。
Master of the House(宿屋の主人の歌)
コゼットの働く宿屋のテナルディ夫妻がコミカルに歌い上げる耳に残るテンポが特徴のシーン。悪賢く小銭を稼ぐテナルディ夫妻が客をだましながら、からかいながら歌っている。
Stars (星よ)
夜空に向かってジャベールが誓いを立てるシーン。ジャン・バルジャンを捕まえるという彼の決意の強さが力強く伝わってくる。
Javert's Suicide(ジャベールの自殺)
今まで自分の正義を信じて生きてきたジャベール。しかしジャン・バルジャンの行いに自らの正義を見失ってしまったジャベールは自ら命を絶ってしまう。
Finale(エピローグ)
ミュージカル映画レ・ミゼラブルのエンディングの歌。涙を流さずにはいられない名曲。本編では約10分にも渡る壮大な合唱が行われる。
レ・ミゼラブル(映画)を見た人の感想・評価は?
世界各国でロングランし日本でも歴史的大ヒットを記録した映画レ・ミゼラブル。感動の超大作ミュージカルに対するみんなの感想をまとめる。
映画レ・ミゼラブル感想:1
レ・ミゼラブル鑑賞終わり。
— imagine☆。 (@UEoRutC4V3US5lb) January 4, 2017
最初の所は号泣、、😢
革命の時のみんなが歌った歌とか心に残ったな✭*.+゚
愛についても深く触れてる気がした……
是非見てほしい!!!!#レ・ミゼラブル #映画 pic.twitter.com/az6pTW9fIy
映画・レ・ミゼラブルについての感想で多いのは「感動」の言葉だ。世界中の人々にその熱気とパワーで勇気と感動を与え続けている。
映画レ・ミゼラブル感想:2
レ・ミゼラブルのCD借りよ。
— ヨシリョー(7/20~29。ひなた『つなぐ展』前半参加) (@yoshiryo_) June 6, 2016
歌、すっごいココロ揺さぶられる…。#レ・ミゼラブル #映画 #サントラ #
もちろん映画レ・ミゼラブルはミュージカル映画としても脚本やその豪華なキャスト陣と確かな演技力だけでなく、音楽を通じての感動も与えている。
映画レ・ミゼラブル感想:3
内容、役者、演技、歌全てがパーフェクトです。
世界史をかじったことがある人なら余計に楽しめます。
ここで注目したいのは歴史物の映画ということだ。レ・ミゼラブルは19世紀のイギリスが舞台となっているため歴史好きにもお勧めしたい映画だ。
映画レ・ミゼラブル感想:4
素晴らしいの一言
何度見ても泣ける
それぞれの善と悪
人々の葛藤
心打たれるすばらしい映画でした
映画レ・ミゼラブルが名作、超大作といわれる所以は何度見返しても色あせない名作だからだ。2時間半と長編映画ながら、リピーターは続出している。
レ・ミゼラブル(映画)を是非ご覧あれ!
以上、映画レ・ミゼラブルのキャスト陣、あらすじや感想・評価も紹介してきた。映画好き、ミュージカル好きは必ずと言っていいいほどお勧めしてくる映画だ。現在でも様々な形で上演され続けているレ・ミゼラブル。近々日本でも日本版の舞台レ・ミゼラブルが上演される予定のようだ。まだまだこれから先もレ・ミゼラブルは上演され続ける名作となるだろう。