パンズ・ラビリンスをネタバレ解説！あらすじや結末の評価・感想は？

ギレルモ・デル・トロ監督による大人気作品『パンズ・ラビリンス』公開直後から話題になり、パンズ・ラビリンスは第79回アカデミー賞の撮影賞やメイクアップ賞など様々な賞を受賞しました。今回はそんなパンズ・ラビリンスのネタバレあらすじやパンズ・ラビリンス見た人のネタバレ評価、そしてパンズ・ラビリンスの意味をネタバレ解説します。

パンズ・ラビリンスの主人公オフェリアについてネタバレしていきます！時は1944年、スペインでは国内で軍隊とゲリラの内戦状態が続いていました。オフェリアはあたらしい父親のところに行くために母親が運転している車の中に乗っていました。その道中で突然母親の気分が悪くなってしまい、森の中で車を路肩に止めることにしました。

オフェリアは車から降りると、足元にいしころが転がってきましたが、その石は目の模様が彫ってあり疑問に思いますが構わず少し先に進むと、先ほどの目の石彫刻が撮れたであろう石碑はありました。オフェリアは興味本位で取れた目玉を石碑に埋め込むと突然オフェリアの前にナナフシが出てきてとびまわります。不思議な体験をしていると、母親に呼ばれたので車に戻ると、オフェリアは会ったと言いました。

一方の新しい父親は、イギリスの軍隊であり、ゲリラの制圧をしなければいけないため森の中にある屋敷の中にいました。現在妊娠している嫁とオフェリアをこんな所まで呼んだのは、自身の子供は自身の下で生まれなければいけないという、自身で決めたことでした。妻の前夫は仕立て屋を営んでいたのですが、内戦で亡くなってしまいました。そして母親とオフェリアは父親のいる屋敷に着きます。

父親は現在、軍隊の中で大尉という立場であり、厳しい性格の持ち主でした。そして現在臨月の母はあまりストレスを与えないために睡眠薬で眠り、オフェリアは母親と一緒に眠りにつきます。しかし、夜中にオフェリアは部屋の中になにかがいる気配がしたため起きてしまい、そこには森で出会ったナナフシがいました。するとナナフシがオフェリアを屋敷のお手伝いさんに入ってはいけないと言われている場所に案内します。

そしてナナフシに招かれるままついていくと、そこには古い迷宮がありました。入り口からは地下に続いており、両端には何かの絵が彫られている石柱が並んでいます。しばらく進んでいると、番人パンという地下の国のモアナ王女が現れて、オフェリアの事を地下に迎えたいのですが、完全に人間になってしまっていないか、今度の満月の時に3つの試練をすると言って1冊の本をオフェリアに渡しました。

オフェリアは家に帰ると、現在の自身が置かれている状況や、お手伝いのメルセデスが、ゲリラの内通者であるということが分かってしまい、こんな生活から抜け出してしまいたいと強く思っていました。そんな中、晩餐会の途中でオフェリアは抜け出し、本に書かれていた森に1人で向かいます。1つ目の試練では大木の下に住んでいる大きな蛙に用意してある石を2つ飲ませるというしれんでした。

オフェリアは体中を汚しながらもなんとか飲ませることに成功し、蛙が吐き出した物の中から鍵を見つけました。するとゲリラに報告に来ていたメルセデスに見つけられてそのまま屋敷に帰ると母親に怒られます。次の試練の内容を確認しようと浴槽の中で本を開くと紙が段々赤く染まってきます。しかし、突然母親の悲鳴が聞こえてきます。慌てて母親の様子を見に行くと、臨月で大量に血を流しており、倒れる寸前です。

父親は医者を呼んで、母親が休めるようにオフェリアは1人部屋に移動させられます。そして眠りにつくと、オフェリアの所にパンが現れます。するとパンは何故か早く第2に試練を実行しろと迫ってきます。しかし、オフェリアは母親の身体が心配であり、パンに説明します。するとパンは懐からマンドラゴラの根っこを取り出すと、これを牛乳に浸けて母親のベッドの下に置き、毎日血を2滴たらすように教えます。

そして2つ目の試練では、屋敷で出される料理は一切食べずに、砂時計の砂が落ちきるまでに鍵で中のものを持ってくるようにと、数々のアイテムを渡して去っていきます。その次の日にマンドラゴラをパンの言う通り牛乳に浸すと不気味に動き、そして母親のベッドの下に入れると、嘘のように容態は良くなりました。その夜に、チョークを使って壁に四角を描くと、その絵は扉となり開きます。

オフェリアは中に入り道を進んでいくと、どこかの城の広間にたどり着き、そこではテーブルに豪華な料理そして上座に座っている人には目がなく、その目が銀の皿の上にありました。オフェリアは第2の試練を始めて砂時計が落ちきる前に戻らなければいけないのでさっそく、横にある鍵の付いた棚を開けます。すると中からは短剣が出てきて、もとのばしょに帰ろうとしますが、思わず誘惑に負けてブドウを2粒食べます。

すると、上座に座っていた怪物が眼球を手にはめ込んで動き出し、近くにいた妖精を食べます。その状況に恐ろしくなったオフェリアは逃げ出しますが、砂時計が落ちきってしまい扉が開けられません。オフェリアはチョークで新しい扉を書いて何とか逃げ出し、パンに短剣を渡します。しかし、生き残っている妖精がブドウを食べたことなどを継げ口をした事によりパンは怒ります。そして王女に戻る資格はないと消えてしまいます。

オフェリアが住んでいる屋敷がゲリラに襲撃されてしまいます。そして父親は倉庫のカギが破壊されていることから、鍵を持っていたメルセデスを疑いの目で見始めます。そして何とかゲリラを撃退することに成功し、まだ生きているゲリラの男を一人連れ帰り拷問をします。父親は家の中に何か盗聴できるような物があるのではないかと探し始めると、母親のベッドの下にマンドラゴラを発見します。

父親はくだらないまじないだと言ってマンドラゴラを暖炉の火の中に投げ捨てます。暖炉の中ではマンドラゴラがもがきながら燃える姿が見えます。そして母親にも叱られてしまいます。そして父親はゲリラの生き残りを拷問して、再度拷問が受けれるように医者に治療を頼みます。しかし、医者はゲリラの内通者であり、男が拷問に耐えられないので殺してくれと頼むと医者は男を安楽死させました。

父親は、自分の命令に逆らったとして医者を背後から撃ち殺します。一方のオフェリア母親はマンドラゴラがなくなったことにより、また苦しみ始めます。そして軍医がきてとうとう出産が始まりました。難産でしたが、無事男の子が生まれます。しかし、出産の影響で母親が死んでしまい、オフェリアは悲しみにくれます。一方の父親はさらに残酷な思考を持つようになり、屋敷内に内通者がいると知ります。

父親はメルセデスに対してかまをかけてみると、見事引っかかり拷問部屋に連れていかれます。するとメルセデスは自身が内通者であることをオフェリアが黙っていたと言い、オフェリアは父親の怒りをかってしまい、部屋に閉じ込められてしまいます。メルセデスは懐に隠していたナイフを取り出して、縛り付けられている縄を切り、そのまま父親を刺し、口から頬にかけて裂くと屋敷からにげだしていきます。

しかし、父親の部下たちが馬に乗って追いかけたので、走っているメルセデスはあっという間に追いつかれピンチに陥ります。しかし、囲まれたところにゲリラの仲間達が駆けつけてメルセデスは何とか逃げ切りゲリラの基地にもどります。一方のオフェリアは部屋に閉じ込められているところにパンが現れ、もう一度チャンスを与えるので、最後の試練を乗り越えることが出来たら王女になることを認めるといいます。

そして、迷宮には生まれたばかりの弟を連れてくるように言い、一切の質問をうけつけません。しかし、オフェリアは閉じ込められているため、ここから出ることが出来ないとパンに言うと、チョークで出られると教えてくれます。そしてその夜にオフェリアは部屋から抜け出して母親の部屋に行き睡眠薬をとります。次に父親の部屋に忍び込んで、父親の飲んでいる酒に大量の睡眠薬を入れると、何も知らない父親は酒を飲んでしまいます。

するとそこにゲリラの襲撃がやってきて、ライトの明かりでオフェリアが赤ん坊を抱いて去っていく姿が見えますが、追いかけようにも大量に睡眠薬を摂取してしまった父親は足元がふらついて追いかけられません。そしてオフェリアは弟を連れて迷宮までたどり着くと、パンが現れて満月に照らされた地下の入り口に無垢な血を注げば道が開くと言い、その血が赤ん坊の弟の血だと言います。

そしてパンは第2の試練で手に入れた短剣で弟を切ろうとします。オフェリアは弟に傷を付けたくないと反抗しますが、パンは殺すわけではなく、少しの血だけで大丈夫なんだと言います。それでもパンは反抗し、その様子を追いかけていた父親が後ろから見ていました。反抗するオフェリアにパンはもう王女にはなれないと言うと、後ろから見ていた父親がオフェリアを撃ち殺します。彼女から息子を取り戻します。

一方のメルセデスはゲリラが屋敷に火を放ったので、オフェリアだけでも助け出そうと、屋敷の中に入っていきますが、中にはオフェリアがいませんでした。迷宮から戻ってきた赤ん坊を抱いた父親ですが、ゲリラに囲まれて襲撃を受けて倒れてしまいます。メルセデスは迷宮で何か起きたのではないかと感付き、迷宮に向かうと、迷宮ではオフェリアが血を流して倒れていました。そしてオフェリアはまだ息がありました。

メルセデスはオフェリアの事を撫でて子守唄を歌うと、オフェリアの血が満月が映りだされた水たまりに流れ込むと、急にオフェリアの身体が金色に光り輝き、地下の国に迎え入れられました。地下の国はそれは美しくきれいな場所であり、オフェリアを王と王妃が迎えてくれました。オフェリアは弟を守ったことによって血を流したので、地下の国に行けることになり、そしてオフェリアはおとぎの国の王女になりました。

パンズ・ラビリンスのヴィダルが父親からもらった時計は常に身に着けていましたが、父親の事を守ろうとしている青年を無駄に殴ったり、父親に似てきた自分に刃物を向けるなど、父親と良好な関係ではなかったといえます。そして、パンズ・ラビリンスのヴィダルが冷酷な性格になったのは父親が関係しているのかもしれません。

パンズ・ラビリンスではかなりグロテスクなキャラやシーンなどが数々あり、世界観も軍とゲリラの争いとかなり重い展開のストーリーになっています。そしてオフェリアはこんな辛い現実から逃げるために試練に没頭していました。このように人間は辛いことを直視し続けるのではなく、何か他に没頭できる事を見つける必要があるということを、パンズ・ラビリンスは伝えたかったのではないでしょうか。

パンズ・ラビリンスを見た人のネタバレ評価では、どんな作品かをしらずに見ると痛い目を見るというネタバレ評価があります。表紙にはありませんが、登場するキャラクターはグロテスクであり、ストーリーは重く、思ってたよりも違うというネタバレ評価も多数あります。

パンズ・ラビリンスを見た人のネタバレ評価では、やはり最後の結末で賛否両論になっています。しかし、パンズ・ラビリンスの完成度は高く、見る価値はあるというパンズ・ラビリンスのネタバレ評価があります。さらに、パンズ・ラビリンスを鬱映画だと思ってみた人には物足りないといったパンズ・ラビリンスのネタバレ評価があります。

パンズ・ラビリンスを見た人のネタバレ評価ではファンタジーと現実の狭間で繰り広げられる、一度ではわからないであろう難解でメッセージ性の強いパンズ・ラビリンスを見た後にはかなりの不気味さがあると言ったネタバレ評価があります。そして、視聴後のネタバレ評価ではファンタジーとしての完成度が高く、不思議な感覚になると言ったネタバレ評価があります。

パンズ・ラビリンスを見た人のネタバレ評価では、後味が悪く、最後にしんでしまうオフェリアがかわいそうと言うネタバレ評価があります。ですが、一方でパンズ・ラビリンスのオフェリアは死んでしまいましたが、パンズ・ラビリンスのオフェリアの暮らしなどを鑑みるとこれはこれでハッピーエンドではないかというパンズ・ラビリンスのネタバレ評価があります。

以上、パンズ・ラビリンスのネタバレあらすじの解説やパンズ・ラビリンスの意味、そしてパンズ・ラビリンスを見た人の感想などを紹介しました。今回のネタバレあらすじではグロテスクで恐いというだけでなく、メッセージ性の強い人気映画パンズ・ラビリンスでした。今回のパンズ・ラビリンスのネタバレあらすじを見て気になった方は是非一度、パンズ・ラビリンスを視聴してみてはいかがでしょうか。