ミリオンダラー・ベイビーのキャストを紹介！あらすじを結末までネタバレ

2004年の12月15日にアメリカで公開してから話題になった大人気映画『ミリオンダラー・ベイビー』普通のボクシング映画かと思いきや、その中身はとても悲しいストーリーで話題になりました。今回はそんなミリオンダラー・ベイビーの結末までのネタバレあらすじとキャストについて紹介します。

ミリオンダラー・ベイビーのストーリーは家族からも愛というものを受けたことのない女性マギーがボクシングの世界チャンピオンを目指すストーリーです。そしてそんなマギーのトレーナーのフランキーと一緒に次々と試合を進めていくのですが、その結末には思いもよらない悲しい結末が待っています。

ミリオンダラー・ベイビーは公開直後から話題になり、その勢いは衰えることが無く、第77回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞そして助演男優賞などの賞を総なめにした大人気作品です。さらに第62回のゴールデン・グローブ賞でも受賞され、監督賞や女優賞などを受賞しました。

ミリオンダラー・ベイビーのフランキー・ダンのキャストはクリント・イーストウッドです。キャストのクリント・イーストウッドは俳優から映画監督、そしてプロデューサーなど多岐にわたり活動をしています。そしてキャストのクリント・イーストウッドの一番有名な作品はダーティハリーシリーズです。ダーティハリーシリーズではキャラハンのキャストとして出演して一躍スーパースターの仲間入りを果たしました。

ミリオンダラー・ベイビーのマギー・フィッツジェラルドのキャストはヒラリー・スワンクです。マギーのキャストであるヒラリー・スワンクは幼いころからトレーラーハウスでの暮らしなどを経験するなどの不幸な生活でした。スポーツが出来、競泳ではジュニアオリンピック地元選考会に出るほどの実力を持っています。今作のミリオンダラー・ベイビーのマギーのキャストになったことでアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。

ミリオンダラー・ベイビーのスクラップ・アイアンのキャストはモーガン・フリーマンです。スクラップのキャストであるモーガン・フリーマンはかなりの実力派俳優であり、数々のヒット作にキャストとして出演しています。有名作品では『ショーンシャンクの空に』などキャストして出演して今では最も名誉ある俳優の1人に選ばれており、ミリオンダラー・ベイビーのスクラップのキャストでアカデミー助演男優賞を受賞しました。

アメリカ合衆国のロサンゼルスにはもう年老いた黒人の男性がいました。その男性はスクラップという名前で今は昔からの友人であり、同時にボクシングジム『ヒット・ピット・ジム』のボスであるフランキー・ダンの所で住み込んで働いていました。スクラップの仕事は主にジムの清掃や所属しているボクサーの相談役、そしてフランキーの右腕として存在しています。フランキーとはからこれ20年来の付き合いです。

フランキーは1960年代から今でも衰えることのない止血の腕を持っており、今でも選手の為に常にセコンドについています。フランキーはボクシングの試合で選手が出血したときに試合を中断して止血を行わなければいけないのですが、フランキーの腕がすごくて巷では出血止めの名人などと呼ばれていました。いつの時代もボクシングは人気であり、常にボクシングの会場では観客が満席になっていたのです。

フランキーがセコンドについている試合で出血をした時に、会場の隅で試合を見ている1人の女性がいました。祖sの女性はマギー・フィッツジェラルドという女性でした。マギーは試合が終わった後にフランキーの所に向かい、唐突に私のトレーナーになってと頼み込んできました。しかし、フランキーの事務では男性しかいないのでマギーの頼みを断ってボクサーとして育てることを拒みました。

フランキーのボクシングジムは大きくはなく、けっして裕福な暮らしができると言うことはありませんでした。しかし、フランキーはジムのボクサーが試合に出るとセコンドに着き、止血をしたりとまだまだ1流とは言えない選手の育成に追われていたのです。このことからジムの事を考えるとマギーを快く受け入れることが出来なかったのです。そしてフランキーには1人娘のケイティがいますが、現在は連絡が取れない状態です。

フランキーはどうにか連絡を取ろうと毎週のようにケイティにむけて手紙を書いていましたが、ある日突然あて先不明で送り返されてきました。そんなフランキーには習慣があります。それは毎週必ず教会のミサに行くことなのでした。そしてフランキーは通っている聖マルコ教会のホーヴァク神父に娘の事をそうだんしました。すると神父はこの教会のミサに来るより先に娘とちゃんとむかいあえと言います。

一方のフランキーに専属トレーナーを頼み込んで断られたマギーは何故か『ヒット・ピット・ジム』に通い始めていたのです。なぜフランキーが入門を許したのかは、マギーが入門時に半年分の月謝を先払いするなどのけっして経営が安定していないジムとしたは断る理由がなかったのです。しかし、あまり面倒を見たくないフランキーはスクラップにマギーの事は構うなと言います。

マギーは半年分の月謝を先払いをしたのですが、マギーの出身はアメリカ中西部のミズーリ州であり、両親も決して裕福ではありませんでした。そしてマギーが大好きだった父親はなくなってしまい、今では残された母親は生活保護をうけてトレーラーハウスで住んでおり、マギーの妹であるマーデルと弟のJ.Dは素行がよくなく、度々警察に逮捕されています。そしてマギーはロサンゼルスでウェイトレスのバイトをしているのでした。

マギーは本気でボクシングを始めたいと思っており、食費を削るために客の残飯を持って帰り、浮いたお金を少しずつ貯金をしてそのお金で半年分の月謝を先払いすることが出来たのです。マギーはそこまでするほどにボクシングを本気でやりたいと思っており、毎日ボクシングジムの閉館時間までがむしゃらに自主トレーニングを行っています。スクラップはマギーの頑張りをみて思わずアドバイスを送ります。

スクラップはマギーがサンドバックをたたいているのを見てサンドバッグを只々たたき続けるのではなく、常に動き続ける本物の人間だと思えと言います。そして動くのはサンドバッグだけじゃなく自分自身も細かく動き続けろとアドバイスを送りました。マギーはスクラップの指導を受けるまではボクシングの基礎などを学んだことがありませんでした。しかし、マギーはスクラップのアドバイスを受けるとたちまちコツをつかみます。

段々様になっていくマギーを見ているスクラップは次にスピードバッグを打つように指示します。スピードバッグは通常のサンドバッグよりはるかに早く戻ってくるので的確なリズムと反射神経が必要になります。ですが、マギーはスピードバッグを持っていないのでスクラップに相談をすると、スクラップはジムの倉庫から昔にフランキーが使っていたスピードバッグを渡します。マギーはスピードバッグを買ったらちゃんと返すと言います。

ジムの中で女性はマギーただ1人だけなので、他のボクサーたちは珍しがってマギーの事をからかいます。ですが、マギーはそんな男たちの事を全く気にせずに練習をつづけますが、マギーの事を貧乳扱いした男性には頭に来て思わず言い返します。『前回の試合を見たけど、床に倒れて母のおっぱいを吸ってたの』と言い返します。すると相手の男性は怒りますが何も言い返せませんでした。

フランキーはスクラップがマギーに対してアドバイスをしているのを知るとアドバイスをやめるようにスクラップにいいますが、マギーのなんでもアドバイスを飲み込んでいくマギーの事を才能があると言い返します。しかし、フランキーはあくまでもマギーを育てようとは思っていなく、女性ボクサーを育てているトレーナーはいくらでもいると言います。しかし、マギーはほかのトレーナーじゃなくフランキーが良いといいます。

フランキーはどうしてもやめさせたいのでマギーの年齢について話をしました。マギーは現在31歳と決して若くは無く、プロになるには平均で4年の歳月がかかるために将来性がありません。そして今の女子ボクシング界ではより若い年齢の女性ボクサーが求められているのです。フランキーはそのことをマギーに説明をするのですが、マギーはその話を聞いても決してあきらめようとはしませんでした。

それからしばらくすると、フランキーのジムで最も才能があったハーンズ・ウィリーという男性ボクサーが他のジムにスカウトされてしまい、フランキーのジムを去っていってしまったのです。フランキーは才能ある選手を失ったことで今後のジムの事など考えると憂鬱な気分になり沈み込んでいました。するとそこにスクラップが現れ、今でもマギーは夜遅くまで一人で練習をしていると教えてもらい、マギーの覚悟が本物だと思います。

フランキーはマギーのトレーナーになることにして、まずはフランキーの言うことに対しては決して質問をするな、そして黙って指示を実行しろと言います。そして基本が出来てきたら他のトレーナーに任せるという条件を付けました。マギーはこの条件に同意をして練習を始めます。するとマギーはとんでもないスピードで上達していき、異例の速さで試合のデビューを果たしました。

マギーのデビュー選では圧倒的な強さで相手選手をわずか1ラウンドでノックダウンをして、観客の目にもマギーと言う存在が強く印象付くことになりました。しかし、早い段階で試合をしたのでまだ基礎が十分ではないマギーはこの試合で鼻の骨を折ってしまいました。フランキーは次の指導としてガードの課題をあたえることにしました。そこらかのマギーの活躍はすごく、次々と敵を倒していきます。

そしてマギーは階級を上げてウェルター級になり、いよいよイギリスのタイトルマッチに挑むことになりました。ウェルター級のチャンピオンは反則技をよく使うことで有名であり、フランキーはまだビリーと戦うのはまだ早いといいます。マギーはガードの練習を積んでイギリスのタイトルマッチが始まります。初タイトルマッチであり、マギーの背中にはガウンは羽織られていました。そしてそのガウンにはある文字が書いています。

その文字はモ・クシュラという刺繍があり、この言語はゲール語でした。この文字はフランキーが考えたもので、マギーはこの文字の意味をフランキーに教えてもらおうとしましたが、フランキーはマギーの質問には答えませんでした。そして無事にタイトルマッチで勝利を納めてそれからマギーとフランキーは各国でボクシングの試合の為に飛ぼ回ります。そして様々な国で実績を上げて無事帰国します。

そのころにはすっかりモ・クシュラの異名で有名になっていました。そして有名になったマギーの所にアメリカのタイトル戦のオファーが舞い込んできました。マギーたちはそのオファーを受けて練習を始めます。そしてマギーは各国で稼いだファイトマネーで母親に新しい家を買ってあげます。しかし、マギーの母親は怒ってします。その理由が家を持っていることがばれれば生活保護が打ち切られてしまうからです。

そして健康保険も払わなくてはいけないのです。マギーは毎月母親に対してファイトマネーで仕送りをしていたのですが、家なんかいらないから現金をくれと言ってマギーの家の事に対して全く感謝をしませんでした。そして追い打ちをかけるかのようにマギーが鼻を折った時に少し歪んでしまった姿を見て笑いものだと言い放ちます。マギーは昔から父親以外の家族からは冷たく扱われており、優しいのは父親だけでした。

マギーと一緒についてきていたフランキーは先ほどまでの出来事を見て、マギーと一緒にマギーの父親の行きつけだった店に行ってレモンパイを食べます。そしてフランキーは自身の父親との思い出話を語り始めます。フランキーの父親はアクセルという名前のシェパードを飼っていました。そしてアクセルは足に障害を持っていていきるのが辛くなります。父親はかわいがっていたアクセルにとどめをさして、埋めてきたくします。

父親の行動は残酷だけどある種の愛がなせる行動だとフランキーは話します。そしていよいよWBA世界ウェルター級タイトルマッチがはじましました。相手は反則ばかりをする黒人女性のビリーです。そして試合ではやはり反則ばかりを行ってビリーは次に反則を行えば反則負けになるまでに追い込まれます。そしてマギーはだんだんと追い上げてきますが、ラウンド終了のゴングが鳴った後にビリーがパンチをしてきます。

マギーはこの反則行為に不意をつかれてパンチを受けてしまい、倒れた拍子に左側頭部を椅子に打ち付けてしまいました。マギーは意識を失い病院に緊急搬送されますが、第1第2の脊髄骨を損傷したせいでこのままでは一生全身麻痺のままだと診断されてしまいます。さらに自発呼吸もできなくなってしまったので人工呼吸器を使うことになり、車いすでの生活をしなくてはいけなくなりました。

フランキーはマギーを治せる医者を探すために走り回りますが、そんな医者は世界中どこにもいません。動けなくなってしまったマギーの世話は実の家族ではなく、今ではもう家族同然に打ち解けあったフランキーがすることにします。当然マギーの母親などもこのことを知ってはいるのですが、マギーの見舞いにはなかなか来なく、その原因がマギーの見舞いより先に他の家族と先にディズニーランドに行ってたからです。

そしてディズニーランドの後に見舞いにやってきます。マギーの入院費や手術費などのお金はすべて拳闘連盟が出しているので、マギーにはいまだに財産がたくさんありました。マギーの母親はその財産をマギーから奪い去ろうと考えて紙に財産を母に渡すと言う内容を書いてマギーにサインをさせようとします。

妹はマギーが手を動かせれないと知ると、母親に手は動かないから口にペンを加えさせてサインさせるんだと言うと、マギーはサインの前に今回の試合を見てくれたのかと聞くと、マギーの試合を見ていないどころか、ボクシングの事を全く知らず、またバカにしてきたのです。マギーは母親のたいどに激怒して病室から出ていくように命令します。その後に左足が壊死してしまって切断手術を受け、再度モ・クシュラに意味を聞きます。

しかし、フランキーは試合に勝たなかったから教えないといいます。フランキーは全身麻痺に左足の切断で落ち込んでいるマギーに何か夢中になれる生きがいを探そうと思い、市立大のパンフレットを取りますが、マギーは以前に話してくれたフランキーの父親の犬アクセルみたいに止めをさしてほしいと言い出します。しかしフランキーはそんなことをできるわけもなく、断ると嘆いて出ていって行きます。

その日の夜に病院から電話を受けたフランキーは病院に駆けつけます。病院に着くとマギーが舌を噛み切ってしまい、もう少しで死ぬという所で発見されて治療を受けたのです。ですが、それでもまた舌を噛み切ろうとしたので今ではガーゼで口を固定されていました。フランキーはあまりの出来事に悩んで、次の日に教会のホーヴァク神父に相談しに行きました。ですが、神父の答えは手を貸せば一生悩み続けるだろうと言われます。

フランキーはどうしても誰かにすがりたく、スクラップにも相談をしました。するとスクラップはわずか1年と半年で世界タイトルに挑戦できたマギーはきっといい人生だったというだろう。俺だったら悔いはないとフランキーに答えます。そしてフランキーは覚悟を決めて、バッグに注射器を2本入れるとマギーが入院している病院に向かいます。そして病室にたどり着くとマギーに呼吸器を外すことと注射を打つと言います。

そして最後にフランキーはマギーの知りたがっていたモ・クシュラの意味を教えてくれました。それは『愛する人よ、お前は私の血』という意味でした。フランキーは話し終わると警報器を解除して呼吸器を外します。そして点滴に数回殺せるほどの量のアドレナリンを注射器で入れます。フランキーは最後にマギーの顔をもう一度見ると立ち去りました。そしてそれを物陰からスクラップが見ていたのです。

それからはフランキーがジムに戻ってくることは無く、スクラップはいつまでもフランキーをジムで待ち続けますが、その願いがかなうことはないでしょう。

ミリオンダラー・ベイビーを見た人の感想ではやはり、初めは31歳の女性ボクサーが遅咲きで一気にチャンピオンロードを進むストーリーと思いきや、結末ではどんでん返しの悲しい結末で衝撃を受けたという感想が多数あります。

ミリオンダラー・ベイビーを見た人の感想では、何が正しくて何が正しくないのかは人それぞれで最後まで考えさせられるという感想があります。フランキーの最後の行動には賛否両論別れますが、これも1つの愛のカタチだととらえる人もいます。

以上、ミリオンダラー・ベイビーの結末までのネタバレあらすじとキャスト、ミリオンダラー・ベイビーを見た人の感想を紹介しました。思いもよらない結末と悲しいストーリーで話題になった作品ミリオンダラー・ベイビーが気になった方は是非一度、ミリオンダラー・ベイビーを視聴してみてはいかがでしょうか。