カールじいさんの空飛ぶ家のあらすじをネタバレ!ラッセルとの関係も紹介

「カールじいさんの空飛ぶ家」は2009年にピクサーから公開されたアニメ映画。ピクサーの中でも最年長の老人が主人公となったほか、ピクサー初の3D映画としても話題になりました。ここでは「カールじいさんの空飛ぶ家」のあらすじをネタバレしながら、カールとラッセルの関係についても紹介。その他、カールじいさんの空飛ぶ家を観た人の感想や評価も紹介していきます。「カールじいさんの空飛ぶ家」の素晴らしい部分を見ていきましょう。

カールじいさんの空飛ぶ家のあらすじをネタバレ!ラッセルとの関係も紹介のイメージ

目次

  1. カールじいさんの空飛ぶ家のあらすじ・感想をを紹介!ラッセルとの関係についてもネタバレ!
  2. カールじいさんの空飛ぶ家とは?
  3. カールじいさんの空を飛ぶ家のあらすじを紹介!
  4. カールじいさんとラッセルの関係について
  5. カールじいさんの空飛ぶ家を観た人の評価・感想を紹介!
  6. 日本語吹き替え声優たちも紹介
  7. カールじいさんの空飛ぶ家のあらすじ・感想まとめ

カールじいさんの空飛ぶ家のあらすじ・感想をを紹介!ラッセルとの関係についてもネタバレ!

「カールじいさんの空飛ぶ家」のあらすじ・感想・評価を紹介!

ここではピクサー・アニメーション・スタジオが製作したアニメ映画「カールじいさんの空飛ぶ家」のあらすじを紹介しながら内容についてもネタバレしていきます。またカールじいさんとラッセルの関係についても紹介していきます。ピクサー映画としては、やや大人向けとなっているカールじいさんの空飛ぶ家はどのような評価・感想を得ているのでしょうか?

カールじいさんの空飛ぶ家とは?

「カールじいさんの空飛ぶ家」を簡単に紹介

思い出の家に無数の風船をつけて大空へ飛び立ったカールじいさんの冒険劇です。カールじいさんは妻との約束を果たすために壮大な冒険へと旅立っていきます。南米に降り立った彼はさまざま動物や人と出会いながら困難な冒険に挑みます。

『カールじいさんの空を飛ぶ家』はピクサー・アニメーション・スタジオが制作したアニメ映画です。2009年に公開され、当時はピクサー初の3D映画としても話題にしていきます。ピクサーシリーズの中でも最年長の老人が主人公となっていることも特徴的です。「冒険」がテーマの1つとなっている本作では現実的な世界観と深みのあるドラマだけでなく、カールじいさんの年齢を感じさせない迫力のあるアクションも魅力的な作品です。

「カールじいさんの空飛ぶ家」予告編

「カールじいさんの空飛ぶ家」の予告編を紹介していきます。カールじいさんの空飛ぶ家の魅力的な部分をコンパクトに紹介している予告編となっており、たった2分間でも、ほろりと感動させられる内容となっています。是非とも一度は見てみてください。

カールじいさんの空を飛ぶ家のあらすじを紹介!

あらすじネタバレ1:冒険好きな少年「カール」と少女「エリー」の出会い

冒険家「チャールズ・マンツ」に憧れる冒険大好き少年・カール。彼は近所に住み、これまた冒険好きな少女「エリー」と出会いすぐさま意気投合していきます。少年・少女時代と共に過ごした2人はやがて結婚します。カールとエリーは幸せな結婚生活を送るなかで、冒険家「チャールズ・マンツ」が消息を絶った「パラダイス・フォール」を観に行く約束していきます。

あらすじネタバレ2:最愛の妻「エリー」を亡くす

「パラダイス・フォール」を探す冒険に出ることを目標としていたふたりは貯金を行うようになります。しかし、事故やケガなどのハプニングによって度々の出費が重なり、旅行費はなかなか貯まらずにいました。そして、カールはエリーとの「約束」を果たせないまま、いつしかふたりは老夫婦となります。

なんとか念願の渡航チケットを手に入れた時には、エリーは病に倒れてします。ついに彼女はカールを残して、この世を去ってしていきます。そして、カールは思い出の詰まった家と共に1人で暮らしていくこととなっています。

あらすじネタバレ3:思いでの詰まった「家」と共に冒険へ旅立つ

エリーの死から数年後、街では都市化計画が進み、カールの家にも毎日のように立ち退き勧告が行われていました。しかし、カールはエリーとの思い出が詰まった家を守るために立ち退きを頑なに拒否します。

ところがとある日、カールは立ち退きを迫る社員に誤ってケガをさせてしまったことで裁判沙汰になり、立ち退きせざるを得ない状況になっていきます。これをきっかけに彼は妻との「約束」を果たすことを決心します。カールは家にいくつもの風船を結び付け、パラダイス・フォールを目指して旅立っていきます。

あらすじネタバレ4:少年「ラッセル」との出会い

エリーとの約束を果たすために「パラダイス・フォール」へ旅立ったカール。しかし、偶然にも家の中には、お年寄りのお手伝いをしてバッジを集めている自然探検隊の少年「ラッセル」が紛れ込んでいました。ラッセルを今さら降ろすわけにもいかず、しぶしぶラッセルとの同行を選んだカール。その後、カールとラッセルを乗せた空飛ぶ家はパラダイス・フォールのある土地へ辿り着きます。

あらすじネタバレ5:巨大怪鳥「ケヴィン」と犬「ダグ」との出会い

なんとか無事にパラダイス・フォールのある土地へ辿り着いたカールとラッセル。幸運にも「パラダイス・フォール」からそう遠くない場所に着陸したふたりは歩きで滝を目指すことになります。その道中で怪鳥「ケヴィン」と喋る犬「ダグ」と出会います。そして、その場の成り行きで彼らも仲間に加わることとなりました。

あらすじネタバレ6:憧れの冒険家「チャールズ・マンツ」に出会う

パラダイス・フォールを目指す道中で「ダグ」の仲間たちに遭遇します。彼らに脅されたカールたちは犬たちの主人の元へ連れていかれることになります。恐る恐る彼らについていくと、喋る犬たちの主人は冒険家「チャールズ・マンツ」でした。カールは憧れの人物に興奮してマンツとの冒険話に花を咲かせます。しかし、マンツは名誉回復のため伝説の怪鳥を探しており、邪魔するものは全て排除してきたことが分かります。

マンツに対して危機感を感じたカールは慌ててその場から立ち去ることになりました。しかし、そんなカールの様子に不信感を感じたマンツ。怪鳥を狙う「邪魔者」だと勘違いしたマンツはカールたちに襲い掛かります。カールたちはマンツの手から1度は逃げ切れたものの、「ダグ」に付いていた発信機で見つかってしまいます。結果的に怪鳥「ケヴィン」はマンツに連れ去られてしまうこととなりました。

あらすじネタバレ7:ついに念願の「パラダイス・フォール」に辿り着くが…

たび重なるハプニングによって多くの風船を失った空飛ぶ家。浮力を失った空飛ぶ家は今にも落ちそうになっていました。エリーとの約束を果たせないことに危機感を感じたカールはラッセルたちを無視してパラダイス・フォールを目指します。

そして念願の「パラダイス・フォール」にたどり着いたカール。ついに彼はエリーとの約束を果たしたのです。しかし、カールが感じたのは虚無感でした。そこには冒険をともにした仲間たちもエリーもいませんでした。カールはそばにあったエリーの思い出のアルバムを開きます。そこには「楽しかったわ。ありがとう。新しい冒険を始めて」というエリーからのメッセージが添えられていました。

自分にとって大切なものに気づいたカール。彼は家を軽くするために思い出の家具を全て捨てていきます。そして、大空に飛びたつ浮力を取り戻した空飛ぶ家は仲間たちの元へ向かって行きます。

あらすじネタバレ8:アドベンチャー号での戦い

伝説の怪鳥を手に入れたマンツは街を目指してアドベンチャー号を発進します。そこには怪鳥「ケヴィン」を救うべくたった1人で侵入していたラッセルもいました。カールもアドベンチャー号に乗りこみます。そして、マンツたちとの戦いの末になんとか仲間たちを取り戻すことに成功します。

あらすじネタバレ9:アメリカへ帰る

その後、怪鳥「ケヴィン」を家族の元へ帰して、無事にアメリカに帰ってきたカールたちでした。ラッセルは「老人のお手伝い」の課題を達成したことで、上級隊員に昇格します。カールはアドベンチャー号を手に入れて犬たちと冒険を楽しむこととなります。いつしか、カールとラッセルは家族同然の仲となって幸せに暮らすこととなりました。

カールじいさんとラッセルの関係について

ふたりの出会いはラッセルが「老人のお手伝い」としてカールじいさんの家に訪れたことから始まります。その後、カールの旅立ちに偶然にも居合わせしまったラッセルは冒険を共にすることとなります。この時、妻との約束を果たすことだけに固執していたカールはラッセルのことを厄介な存在だと思ったことでしょう。

しかし、カールはラッセルと旅を続けるにつれて本来の自分を少しづつ取り戻していきます。そして、最終的にふたりは家族と同然の仲になっていきます。仕事を都合にして父親とほとんど会話のしたことがないラッセルにとってカールが父親に似た感情を持っていると思われます。

カールじいさんの空飛ぶ家を観た人の評価・感想を紹介!

冒頭10分であなたの心を鷲掴み

「カールじいさんの空飛ぶ家」で最も話題や感想に挙がるのが冒頭の10分。カールの幼少期時代から始まり、冒険ごっこを楽しむ少年時代・エリーとの出会い・結婚・エリーの死など人生のポイントをたった10分で表現しています。映画の導入部分として稀に見る最高の作品といっていいでしょう。

70過ぎの爺さんとは思えないアクション

本作で面白いポイントの1つとして「アクション」。カールじいさんは78歳になる老人ですが、全く歳を感じさせないアクティブなアクションが見どころの1つ。とくに上記の感想にもあるように、後半のカールじいさんとチャールズ・マンツの老人ならではのバトルは必見です。

美しき冒険への旅立ち

「カールじいさんの空飛ぶ家」の見どころ1つは「風船」。上記の感想にもあるように、旅立ちの瞬間に色とりどりの無数の風船が空へと飛んでいく様は映画史に残る映像美といってもいいでしょう。3D作品として公開された当初もこのシーンに圧巻された人は多いはずです。

悪役「チャールズ・マンツ」を不憫に思う声も…

「悪役」として登場した、冒険家チャールズ・マンツ。彼はパラダイス・フォールで見つけた怪鳥の化石を偽物として扱われ「嘘つき」呼ばわりされた過去があります。汚名返上として長年に渡り冒険を続けていたものの、最終的には無念の結果となってしまいます。そんなチャールズ・マンツを不憫に思う感想の声も。この点においては、人によって感想も異なってくるでしょう。

空飛ぶ家とカールじいさんの関係

本作ではカールじいさんにとって、「空飛ぶ家」がどんなものであるかという描写がいくつも登場します。具体的なセリフこそないものの、「カールじいさんの空飛ぶ家」というタイトルの通り、カールじいさんにとっての「空飛ぶ家」とは何かを考えると映画への理解がより深まるかもしれません。

過去との執着

「カールじいさんの空飛ぶ家」という映画には過去に執着せず前を向いて生きていく、というメッセージが含まれているのかもしれません。カールじいさんは冒険によって思い出の家具をどんどん失っていき、そして最終的には「家」そのものを失ってしまいます。しかし、それに反してカールの人生は徐々に色づき始めていくのも特徴的です。

いつだって新たな冒険を始められる

最愛の妻・エリーを亡くし傷心していたカールじいさん。しかし、彼は思い出の家とともに冒険に出ること決心。彼の思い描くような冒険ではなかったかもしれませんが、この冒険によって新たな人生を歩み始めることとなります。老人となり最愛の妻を失ってもなお、カールじいさんは前に進んでいるのです。

映画史上で最も感動的な冒頭10分

「カールじいさんの空飛ぶ家」で最も評価されているのが冒頭10分。カールがこれまで生きてきた人生のターニングポイントをたった10分間で表現しています。セリフは少なく音楽・表情・情景によって美しく描かれており、観客はこの10分の間にカールの人生を疑似体験することになります。

この冒頭10分があるおかげで観客はカールに共感し、カールに何か起こるたびにより嬉しく、より悲しくなっていき、より映画に没入することができるのです。映画の導入としては非常に優れた構成であると言い切れるでしょう。このシーンだけでも満足することができる映画です。映画好きでなくとも一見の価値のある10分間といえます。

日本語吹き替え声優たちも紹介

カール・フレドリクセン:飯塚 昭三

飯塚昭三(いいづかしょうぞう)は声優歴50年に渡る大ベテラン。1965年からさまざまアニメや戦隊シリーズの声優を担当しています。主に悪組織のボス役として登場しています。カールじいさんの空飛ぶ家では主人公「カール」として出演しています。頑固で偏屈な、どこか暗い影を持ったカールを見事に演じています。

エリー(幼少時代):松元環季

エリーの声優は当時12歳の少女・松本環季(まつもと たまき)。テレビドラマを中心にして活躍する子役でしたが、学業に専念するため2011に芸能界を引退しています。カールじいさんの空飛ぶ家では好奇心旺盛で元気いっぱいな少女時代のエリーを豊かに表現しています。

ラッセル:立川大樹

ラッセルの声優は当時11歳の少年・立川大樹。主にテレビCMに出演する子役として活動をしていましたが、カールじいさんの空飛ぶ家以降の活動が見られないため現在は芸能界を引退しているものと思われます。カールじいさんの空飛ぶ家では、なんにでも興味をもつ可愛らしい少年を見事に演じています。

チャールズ・マンツ:大木民夫

1940年代から2018年現代に至るまで声優・ナレーターとして活躍した大ベテランの大木民夫(おおきたみお)が担当しています。威厳のある喋り方が特徴的でボス的な役柄を担当することが多い声優です。カールじいさんの空飛ぶ家でも敵ボスとして出演。幅広い年代に親しまれていた人物だったものの2017年に死去しました。

ダグ:松本保典

1980年代から活躍する声優・松田保典が担当。アニメ・ゲーム・映画で活躍しておりコミカルな役柄からシリアスな役柄まで幅広く担当しています。本作ではなんだか憎めない、人懐っこい性格を演じています。

アルファ:大塚 芳忠

カールじいさんの空飛ぶ家では声優界の大御所・大塚芳忠(おおつかほうちゅう)も出演しています。実は敵役として登場した、犬軍団のリーダー・アルファの声優を担当しています。しかし、作中のアルファは犬の翻訳機能が付いた首輪が故障してヘリウムガスをすったような甲高い声になっていました。最終的に大塚芳忠さん本来の声を聞くことはできません。

カールじいさんの空飛ぶ家のあらすじ・感想まとめ

現実的な世界観と老人アクションが魅力的な作品

ここでは「カールじいさんの空飛ぶ家」のあらすじ・ネタバレ・感想やラッセルとの関係について紹介していきました。カールじいさんの空飛ぶ家はカールじいさんのほのぼのとした映画と思いきや、緊張感のあるアクションもふんだんに取り込まれています。また世界観も現実と近い部分があり、よりドラマチックな作品となっています。

観る年代によて感想や評価も違ってくる本作を友人や家族と語り合ってみるのもいいかもしれません。観たという人もまだ観ていないという人も、これをきっかけに「カールじいさんの空飛ぶ家」を鑑賞してみてください。きっとあなたの中で得られるものがあるでしょう。

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