スーサイド・スクワッドの曲一覧！挿入歌やエンディングの曲名は？

ハーレイ・クインがとにかく可愛いと話題になった「スーサイド・スクワッド（2016）」は、DCコミックスの「スーサイド・スクワッド」を原作とした実写映画です。DCコミックスに登場する様々なヴィラン（敵役）が一堂に会し、ミッションを遂行するという夢の共演を果たした作品なのです。

「スーサイド・スクワッド」は楽曲にも恵まれており、この記事では「スーサイド・スクワッド」で使用された曲名を一覧で紹介していきます。主題歌であるエンディングだけでなく、他にも挿入歌など魅力的な曲ばかりなので、一覧を見て、是非一度聴いてみてください。

「スーサイド・スクワッド」で使用された楽曲の曲名を一覧で紹介する前に、まずは「スーサイド・スクワッド」について軽く触れておきます。「スーサイド・スクワッド」とは2016年に公開された、ヴィランが主演を務める実写映画です。普段はヒーローの敵としてしか登場しない彼らに焦点を当てた、ヴィランファンにはたまらない設定のコミックスが原作となっています。

スーサイド・スクワッドとは、直訳で自殺隊といった意味です。ヒーローによって牢屋行きにされたヴィランたちは、刑期を減らしてもらうことを引き換えに、政府に命じられ、危険なミッションに挑むことになります。いわゆる使い捨てのような扱いを受けて無茶なミッションに挑むため、「スーサイド・スクワッド」と呼ばれているのです。

「スーサイド・スクワッド」で話題となったのがハーレイ・クイン。見た目は可愛と評判ですが、ぶっとんだキャラクターで、「悪カワ」だと評判になりました。ハロウィンでも、ハーレイ・クインの恰好をした女の子たちが街に溢れていました。実はこのハーレイ・クイン、元精神科医なのです。医者と患者という関係で出会ったジョーカーに精神を病まされ、盲目的にジョーカーを愛するクレイジーな女性へと変貌してしまいました。

演じているマーゴット・ロビーはオーストラリア出身の女優です。1990年7月2日生まれの28歳で、「ウルフ・オブ・ウォールストリート（2013）」に出演し、注目を浴びました。最近では「アイ、トーニャ（2017）」で主演を務め、アカデミー賞主演女優賞とゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた実力派女優です。「スーサイド・スクワッド」でもその演技力の高さを評価されていました。

ハーレイ・クインのあまりの人気ぶりに、「スーサイド・スクワッド」のスピンオフ作品「バーズ・オブ・プレイ（原題）」の製作が決定しているとの情報もあります。原作はDCコミックスの「ゴッサム・シティ・サイレンス」で、キャットウーマンやポイズン・アイビーなど女性キャラクターばかりが登場するようです。現在、キャストや公開日などは発表されていないため、続報を待ちましょう。

「スーサイド・スクワッド」のヴィランの中にはヒーローを凌ぐほどの人気キャラクターもおり、その筆頭が「バットマン」に登場するジョーカーです。ハーレイ・クインだけでなく、私たちをも魅了するジョーカーにはカリスマ的存在感があり、その強烈なキャラクタービジュアルが公開されるとともに話題になりました。

ジョーカーを演じているのは、俳優でミュージシャンのジャレッド・レトです。アメリカ出身で、「ダラス・バイヤーズクラブ（2013）」でアカデミー賞助演男優賞を受賞した演技力の持ち主です。ジャレッド・レトのすごいところは役作りに余念がないところです。過去には2か月で30キロ増量したり、また別の役作りで約13キロの減量をしたりと、演技のためなら自分に厳しくできる精神力の持ち主です。

そんなジャレッド・レトがジョーカーを演じるとなればとことんこだわりますから、素顔のときとジョーカーを演じているときを比べると、その違いにびっくりしてしまいます。すでにハーレイ・クイン同様、スピンオフ映画の製作も決まっており、ハーレイ・クインのスピンオフ作品にも出演する予定です。ここでもまた人気の高さが伺えます。

どう見てもヒーロー側ではないビジュアルの持ち主たちが暴れまわるときに流れる曲は、映画を鑑賞する側の興奮度をMAXに高めてくれます。次からは、エンディング曲である主題歌を始め、挿入歌の曲名を一覧で紹介していきます。また、ジョーカーというキャラクターが気になった方は、以下からヒース・レジャー版の記事についても参照してみてください。

ここからは、「スーサイド・スクワッド」で使用された曲名を一覧で紹介していきます。はじめに紹介する曲名は、エンディング曲であるトゥエンティ・ワン・パイロッツの「ヒ―ゼンズ」です。ミュージックビデオのテーマは牢獄。歌詞では、世の中にははじかれた異端児たちがいること、そして普通の人間は、異端児たちを恐れることなく忘れて生きなければならないこと、同調圧力に負けた人間と異端児の隔たりについてを語っています。

「スーサイド・スクワッド」の主題歌であり、エンディング曲でもあるこちらの曲は、悪役がメインの映画に雰囲気がぴったり合ったダークな1曲となっています。アメリカのビルボードで2位を獲得したエンディング曲は、グラミー賞にも3つの部門にノミネートされました。「スーサイド・スクワッド」のエンディング曲として楽曲が使用されたことで、新たにファンを増やしたのではないでしょうか。

トゥエンティ・ワン・パイロッツは、2人組のアメリカ出身ロックバンドです。2009年に結成され、メンバーの脱退などを経て、現在はボーカルのタイラー・ジョゼフとドラマーのジョシュ・ダンで構成されています。活動中、グラミー賞含む数々の賞にノミネートされてきましたが、2017年に最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス賞を受賞しています。

エンディング曲が気になって「スーサイド・スクワッド」の曲を検索した方も多いのではないでしょうか？「スーサイド・スクワッド」の映像を使用したミュージックビデオは、MTVビデオミュージックアワードにて最優秀ロックビデオ賞を受賞しています。曲と「スーサイド・スクワッド」の世界観がマッチしているかっこいいミュージックビデオになっているので、ぜひチェックしてみてください。

次に紹介する曲名は、メンバーが豪華すぎる「サッカー・フォー・ペイン」。リル・ウェイン、ウィズ・カリファ、イマジン・ドラゴンズと有名アーティストばかりのコラボレーションで話題になりました。こちらもミュージックビデオに「スーサイド・スクワッド」の映像が使われています。

リル・ウェインは、アメリカ出身のラッパーで、11歳のころからレコード会社と契約している天才です。銃器を不法に所持していたとして、2007年に禁固刑を言い渡されていますが、2008年に全米シングルチャートで1位を獲得、同年発売のアルバムではトリプル・プラチナム認定を受けています。2009年には、グラミー賞に8部門ノミネートされ、4部門で受賞を果たすなど、実力は確かなようです。

こちらもアメリカ出身のウィズ・カリファ。2010年に名門アトランティック・レコードと契約後、アルバム「ローリング・ペイパーズ」の先行シングル「ブラック・アンド・イエロー」で全米シングルヒットチャート1位を獲得しています。その後発売したアルバムの方も全米アルバムチャート2位に輝き、ゴールドディスク認定もされました。

イマジン・ドラゴンズはアメリカ出身のオルタナティブロックバンド。2012年にシングルカットされた「イッツ・タイム」がプラチナ認定、同年にアルバム「ナイト・ビジョンズ」がゴールド認定を受けています。ライブでドラムの代わりに和太鼓を使用するなど意欲的なバンドスタイルを確立しています。この3組のアーティストラインナップを見て、いかに豪華かわかっていただけたでしょうか？

「Sucker for Pain」は、悪役映画の主題歌らしい気だるい雰囲気の曲調です。曲名の意味は、痛みに憑りつかれた人。歌詞では、痛みや苦しみを狂ったように欲する様子が書かれています。ジョーカーとの関係を思い出すハーレイ・クインがイメージではないかと言われており、ジョーカーによって精神を破壊されたハーレイ・クインの末路を表しています。

この曲は、ハーレイ・クインとジョーカーが液体に飛び込むシーンで流れていた曲です。歌っているケラーニは、アメリカ出身で、1995年4月24日生まれの23歳。近年の活躍としては、「ワイルドスピード・アイスブレイク（2017）」の主題歌「グッド・ライフ」でジー・イージーとコラボしていたのが記憶に新しいです。

2016年の第58回グラミー賞にて、最優秀アーバンコンテンポラリーアルバムにノミネートされたことで、いっきにメジャーな存在となりました。同年、「スーサイド・スクワッド」で挿入歌を担当し、この「ギャングスタ」がヒットし、新たに活躍の場を広げます。

ハーレイ・クインとジョーカーの関係性がよく出ているシーンで使用されていたこの曲は、神秘的な前奏から始まります。ジョーカーを愛するハーレイ・クインの目線で描かれたと受け取れる歌詞は、破滅的な内容のように見えて、恋する女子なら共感できる部分も多いのではないでしょうか？ダークでキュートな雰囲気がハーレイ・クインそのものと言える曲になっています。

「ノー・ベター」という曲名のこの曲は、ケビン・ゲイツによるものです。「ツー・フォンズ」などが有名で、この曲の入ったアルバムはビルボードで2位という快挙を果たしました。ケビン・ゲイツは、アメリカのバトン・ルージュ出身です。バトン・ルージュ出身者には有名なラッパーが数多くいます。ブルーノ・マーズも所属するレーベル、アトランティックに所属している実力派です。

ケビン・ゲイツは「ワイルドスピード・スカイミッション（2015）」でも挿入歌のラップを担当しており、注目のラッパーです。しかし、2015年のライブ中に女性を蹴るなどして服役することになってしまいます。さらに2017年の4月には、不法に銃器を所持していたとして再逮捕されています。2018年の夏に出所予定で、新アルバムも発表予定です。

ジョーカーの愛車である紫色のランボルギーニをモチーフとして作られた曲を歌うのは、スクリレックスとリック・ロスの2人です。曲名は「パープル・ランボルギーニ」。映画の予告動画の時点で話題となっていた「スーサイド・スクワッド」のサウンドトラックの中でも、とくに中毒性の高い曲です。

ミュージックビデオでは、ジョーカーがスクリレックスとリック・ロスの2人とコラボしています。ジョーカーのアップで始まるこのミュージックビデオは、ジョーカーの存在感が強く出ており、スクリレックスとリック・ロスの存在も相まって迫力ある仕上がりとなっています。

スクリレックスはアメリカ出身のエレクトロミュージシャンです。もはや2010年代の音楽シーンには欠かせないアーティストである彼は、元々ポストハードコアバンドのボーカルをしていました。声帯を痛めてバンドを脱退後、スクリレックス名義でソロ活動を本格化させます。2012年、2013年にはグラミー賞にて合計4部門を受賞し、名実ともにエレクトロミュージック界の代表的存在となりました。

もう1人はリック・ロス。アメリカ出身のラッパーです。2006年から2010年にかけて3度のゴールドディスク獲得の実績があります。2015年には、誘拐と暴行の容疑で逮捕され、2018年に入ってからは発作によって緊急入院を繰り返すなど、何かとお騒がせなアーティストのようです。しかし実力のあるラッパーだけに、これからもいい作品の発表を望むばかりです。

ここまで、「スーサイド・スクワッド」の挿入歌やエンディング曲を一覧で紹介しました。映画を見て気になった曲は見つけられましたか？

「スーサイド・スクワッド」で使用された曲を、曲名の一覧で紹介しました。話題になった主題歌、エンディング曲に始まり、様々なテイストの挿入歌がありました。どれもテンションを上げてくれる曲ばかりです。「スーサイド・スクワッド2」の製作も決定している模様なので、次回作で使われる楽曲にはさらに期待が高まります。