トゥルーマンショーのあらすじ・ラストをネタバレ!感想や面白いトリビアも紹介

映画『トゥルーマンショー』のネタバレあらすじをラストまで詳しく解説し、映画のネタバレ感想や面白いトリビアまで紹介しています。1998年に公開された映画『トゥルーマンショー』ですが、「人生をテレビ番組として放送される」というユニークな設定から、約20年近く経った現在でも好意的な感想が寄せられる傑作です。この記事ではそんな『トゥルーマンショー』のラストまでのあらすじを詳しくまとめました。

トゥルーマンショーのあらすじ・ラストをネタバレ!感想や面白いトリビアも紹介のイメージ

目次

  1. トゥルーマンショーのあらすじとラストをネタバレ!感想や評価もまとめて紹介!
  2. トゥルーマンショーのあらすじをネタバレ!
  3. トゥルーマンショーのラストをネタバレ!
  4. トゥルーマンショーの面白いトリビアを紹介!
  5. トゥルーマンショーを見た人の感想・評価を紹介!
  6. トゥルーマンショーのあらすじネタバレまとめ!

トゥルーマンショーのあらすじとラストをネタバレ!感想や評価もまとめて紹介!

映画『トゥルーマンショー』のあらすじをラストまでネタバレし、感想もまとめて紹介します。映画『トゥルーマンショー』は、映画『マスク』などで知られるコメディ俳優ジム・キャリーが新たな境地を切り開いた風刺映画として知られています。ユニークな設定や皮肉の効いたラストまでのあらすじなど、映画ファンから好意的な感想が挙がる傑作映画と言われます。

この記事ではそんな映画『トゥルーマンショー』を観たことがない人にもわかるようにネタバレあらすじをまとめました。映画『トゥルーマンショー』の話題では、必ず取り挙げられる印象的なラストシーンまで解説します。また、あらすじだけではなく、映画『トゥルマンショー』を見た人のネタバレ感想や映画『トゥルーマンショー』のトリビアもまとめました。

トゥルーマンショーのあらすじをネタバレ!

映画『トゥルーマンショー』の中盤までのあらすじをネタバレしていきます。詳しいあらすじの前に、簡単なあらすじをまとめておくと、映画『トゥルーマンショー』は生活のすべてをテレビ番組として放送されている男(トゥルーマン)が、自分の意思で外の世界へ出ていくあらすじです。番組の出演者、製作者、そして視聴者の視点から『トゥルーマンショー』という番組が描かれていきます。

トゥルーマンの日常

トゥルーマン・バーバンクは離島・シーヘブンの保険会社に務める明るい性格の会社員です。30歳になるトゥルーマンは妻メリルと共に平凡な毎日を送っていました。しかし、トゥルーマンの生活はリアリティ番組『トゥルーマンショー』として撮影されており、24時間365日、世界中に放送されていました。トゥルーマン以外のキャストはすべて名前や経歴を偽っています。シーヘブン自体が撮影用の巨大なセットでした。

トゥルーマンの毎日は、向かいの家族へのお決まりの挨拶から始まります。「おはよう!そして会えない時のために、こんにちはとこんばんは!」トゥルーマンがいつものように明るく挨拶したある日、突然、空から照明器具が落ちてきます。セットの備品が何らかの原因で落下してしまったのですが、撮影されていることを知らないトゥルーマンには、照明器具が空から降って来た理由がわかりません。そのまま会社に向かいます。

通勤途中にトゥルーマンは顔なじみの双子の男性に話しかけれられます。会話の途中でトゥルーマンは、ポスターの横に身体を押し付けられます。リアリティ番組『トゥルーマンショー』ではCMがありません。そのため、シーヘブンのあらゆるところに広告があり、トゥルーマンは自分が知らないうちに商品の宣伝の手伝いをさせられていました。住民たちの不自然な行動にもトゥルーマンは気付きません。

シーヘブンを出たいトゥルーマン

平和な毎日を過ごしているトゥルーマンですが、フィジーに行きたいという願望がありました。トゥルーマンは生まれて1度もシーヘブンから出たことがありません。それは、リアリティ番組『トゥルーマンショー』を継続させるため、番組製作スタッフの計らいでトゥルーマンが外の世界に行かないように仕向けていたからです。平和な毎日を過ごしていながらも、外の世界への憧れを募らせていました。

幼い頃から「世界を冒険したい」と考えていたトゥルーマンでしたが、幼少の頃に父親を海難事故で亡くしてから水恐怖症になり、泳ぐことはおろか、橋を渡る事もできなくなっていました。ある時、トゥルーマンは仕事でフェリーに乗ることになります。仕事のためしぶしぶ港に向かったトゥルーマンでしたが、水恐怖症を克服できません。結局、船に乗れなかったトゥルーマンは、シーヘブンから出ることができません。

学生時代に恋をしたローレン・ガーランドのことが忘れられないトゥルーマンは、彼女が住むフィジーに行きたいと思っていました。ローレンは『トゥルーマンショー』のキャストのひとりでしたが、『トゥルーマンショー』が放送されていることを知らされずに毎日を過ごしているトゥルーマンを不憫に思い、番組スタッフには相談せずに『トゥルーマンショー』のネタバレをトゥルーマンに伝えようとしました。

ローレンは番組のカメラの目を盗んでトゥルーマンを浜辺へ連れ出しました。そして、自らの本名がシルビアであり、トゥルーマンの生活が世界中に放送されていることを告げました。そこへ、ローレンの父親を名乗る人物が現れ、ローレンは病気ということにされてしまいます。無理やり連れ戻されたローレンは「フィジーに行く」という設定で番組に登場しなくなりました。だからこそトゥルーマンはフィジーへ行きたかったのです。

死んだ父にそっくりの男性に出会うトゥルーマン

港で船に乗れなかった翌日、いつものように家を出たトゥルーマンは毎日立ち寄るキヨスクの近くで、死んだはずの父親にそっくりなホームレスに会います。父親が生きていたことに驚くトゥルーマンですが、謎の男たちが現れ、ホームレスの男は連れ去られてしまいました。急いで追いかけるトゥルーマンですが、通行人や、自転車や、車など、あらゆる住民がトゥルーマンの行く手を塞ぎ、父親の姿を見失ってしまいます。

しかし、誘拐騒ぎのようなことが起こっているのに、町の人々は平然としていました。その状況に違和感を覚えたトゥルーマンは母親に「父親を見た」ことを報告します。しかし、母親は週に「週に10回は似た人を見る」と言ってトゥルーマンの話をきちんと聞こうとはしません。番組制作スタッフの意向によって、トゥルーマンの意識を父親から離そうとします。

寂しさを感じたトゥルーマンは地下室にこもって雑誌のモデルの切り抜きでローレンのモンタージュを作りました。その様子も『トゥルーマンショー』のワンシーンとして放送されています。トゥルーマンの様子を気にする視聴者たちは「あの恋が忘れられないのよ」と学生時代のローレンとの逢瀬を話題にしました。そして、すでに『トゥルーマンショー』に出演しなくなったシルビア(ローレン)は悲しそうに画面を見つめます。

疑いを持つトゥルーマン

ある日、車で移動していたトゥルーマンは、ラジオの混線で『トゥルーマンショー』のスタッフの指示を聞きます。ローレンの言った通り、「作られた世界にいるのではないか」と疑い始めたトゥルーマンは、普段とは違う行動を取り、ビルのエレベーターの奥が撮影セットのようになっているところを目撃しました。トゥルーマンは友人のマーロンに相談します。マーロンはごまかしながらも、調べてみるとトゥルーマンに約束しました。

帰宅したトゥルーマンは妻メリルとの記念写真がまとめたられたアルバムを手に取ります。そして結婚式の写真でメリルが指をクロスさせていることに気付きました。それは嘘を吐く時にバチが当たらないように祈るジェスチャーです。疑念を深めたトゥルーマンは翌朝メリルに問い詰めます。しかし、メリルはごまかして出勤しました。看護師という設定になっているメリルを、トゥルーマンは尾行します。

病院では医師や看護師に扮したキャストが手術の真似事をしていました。トゥルーマンに見られていることを知らされたキャストたちは、できもしない手術を始めようとします。それを嫌がった患者役が飛び起きました。不自然な様子を目撃したトゥルーマンでしたが、病院の外へ追い出されます。その後、フィジー行きのチケットを手配しますが、1月先まで用意できないと言われました。バスでの移動も試みますが、失敗します。

メリルに問い詰めるトゥルーマン

「シーヘブンのエキストラたちは町を周回している」ということに気付いたトゥルーマンは、メリルを車に乗せて町から出ようとしました。橋を渡れないという弱点もメリルに運転を手伝わせることで克服します。しかし、トゥルーマンの行く先は山火事と称して炎が上がったり、放射能漏れで通行できないと言われるなど、あらゆる道が制作スタッフの手によって遮られ、トゥルーマンは帰宅することになりました。

家に帰ったメリルはトゥルーマンの様子がおかしいことが心配な演技をします。しかし、会話の途中でメリルが突然ココアの宣伝を始めたため、トゥルーマンはメリルが言ったセリフを問い詰めます。窮地に立ったメリルは「誰か助けて!」と番組スタッフに助けを求めました。そのことが決定打となり、トゥルーマンは自分のことを見ている存在がいることを確信します。

トゥルーマンがメリルに激しく詰め寄ると、マーロンがやってきてトゥルーマンをなだめました。しかし、メリルはマーロンに泣きついて「仕事でも、これ以上はできない」と『トゥルーマンショー』からの降板を願いました。

トゥルーマンと父親との再会

家の外に出たトゥルーマンはマーロンに「世界から見られている気がする」と悩みを相談します。しかし、マーロンは「それは願望ではないのか」とトゥルーマンに問い、シーヘブンの世界を疑うトゥルーマンを説得します。しかし、マーロンのセリフは『トゥルーマンショー』の製作者であるクリストフが指示していました。説得の言葉を並べた後、マーロンはトゥルーマンの父親を紹介します。

死んだはずの父親と再会したトゥルーマンは抱き合って喜びました。世界中の『トゥルーマンショー』の視聴者も親子の再会に感激します。クリストフは劇的な再会を演出したことを同僚や上司から称賛され、自身も満足しました。

クリストフによるトゥルーマンショーのネタバレ

世界中で好評を博している『トゥルーマンショー』の取材を受けたクリフトフは特集番組の中で視聴者の質問を受けます。クリストフはトゥルーマンが外の世界に関心を向けないように父親を殺したことや、トゥルーマンは親に望まれずに生まれ、会社と養子縁組をした子供であることをネタバレしました。そこへ電話したのが、かつての出演者であり、トゥルーマンの自由を主張するシルビアです。

クリストフの番組制作を非難するシルビアですが、クリストフは「『トゥルーマンショー』を通じて世界に自分をアピールしたシルビア」の訴えを受け入れません。それでも「良心は傷まないのか」と問い詰めるシルビア。クリストフはトゥルーマンが暮らしている「シーヘブンこそが普通の世界だ」と言います。そして、トゥルーマンは今の生活に満足していると言いました。シルビアとの会話はケンカ別れに終わります。

トゥルーマンショーのラストをネタバレ!

ここからは映画『トゥルーマンショー』のラストまでのあらすじをネタバレ紹介していきます。シーヘブンへの疑念を持ったトゥルーマンは製作者や視聴者の目を欺いて大胆な行動を起こします。そして、映画『トゥルーマンショー』で話題となる感動的で風刺的なラストシーンに繋がっていきます。

失踪したトゥルーマン

妻メリルは去り、父親との再会を果たしたトゥルーマンは、保険会社の社員として働く平凡な日々に戻っていました。会社では新しい恋人役のキャストを紹介されます。しかし、トゥルーマンはシーヘブンからの脱出を企てていました。ある日、地下室で寝たふりをしたトゥルーマンは番組のスタッフに気付かれないように姿をくらまします。

前代未聞の事態に、出演者総出でトゥルーマンの捜索が行われました。しかし、トゥルーマンの姿はどこにもありません。クリストフは「まだ海を捜してない」とトゥルーマンの居場所に気付きました。父親との再会で水恐怖症を克服したトゥルーマンは、ボートで海に出ていました。クリストフはトゥルーマンをシーヘブンに引き返させるため、局地的な嵐を起こさせます。荒波に揉まれたトゥルーマンは命の危険に晒されました。

過激な演出に視聴者はトゥルーマンの身を心配し、制作スタッフからもクリストフを制止する声が挙がりました。しかし、クリストフは強硬な姿勢を崩しません。それでもトゥルーマンは決して諦めませんでした。船が転覆しても前へ進もうとする、命懸けのトゥルーマンの姿を見て、クリストフもそれ以上の妨害をやめるように指示しました。

トゥルーマンの選択

嵐が治まった後、トゥルーマンは世界の果てに辿り着きます。そこには空の絵が描かれた壁がありました。壁沿いを歩いていくと、階段があります。その先には「EXIT」と書かれた外の世界への扉がありました。クリストフはマイクを使い、トゥルーマンに声を掛けます。

クリストフはトゥルーマンに対して、シーヘブンの世界で幸せに暮らせること、赤ん坊の頃からトゥルーマンを見守ってきたことを優しく語り掛けました。父親のように思い出を聞かせるクリストフは「君はこの世界を出られない」とトゥルーマンに言い放ちます。しかし、トゥルーマンは「会えないときのために。こんにちは、こんばんは、おやすみ」と笑顔で挨拶し、扉の外へ出ました。

トゥルーマンの様子を見守っていたシルビアは喜び、部屋から飛び出していきます。世界中の視聴者もトゥルーマンの選択に歓喜しました。クリストフがいる『トゥルーマンショー』の制作現場では放送中止が宣告され、テレビ画面には砂嵐が映し出されます。熱狂していた視聴者はすぐさま次の番組へとチャンネルを切り換えました。

トゥルーマンショーの面白いトリビアを紹介!

ここから映画『トゥルーマンショー』に関するトリビアを紹介していきます。ジム・キャリー出演した映画の中でも最高傑作とも言われる映画『トゥルーマンショー』ですが、多くの制作秘話も残されています。ここではそんな制作にまつわるトリビアをいくつか紹介します。

主人公とクリストフは撮影中一度も顏を合わせる機会がなかった?

トゥルーマンを演じたジム・キャリーとクリストフを演じたエド・ハリスは一度も顔合わせをしなかったと言われています。これは映画『トゥルーマンショー』の中でも、実際に一回も顔を合わせることのないトゥルーマンとクリストフをよりリアルに演じさせるためだったと言われています。

劇中の美しい街は存在する?

映画『トゥルーマンショー』に登場するシーヘブンは架空の町です。しかし、映画の撮影にはセットではなくフロリダ州に実在するシーサイドという町です。ニューアーバニズムという1980年代から流行した都市設計の実践例として知られ、統一された美しい街並みが続いていると言われます。

マイケル・ジャクソンの影響を受けた?

映画『トゥルーマンショー』は生まれた時からテレビ番組の主人公にされてしまったトゥルーマンが主役ですが、監督を務めたピーター・ウィアーは映画『トゥルーマンショー』がキングオブポップスと呼ばれたマイケル・ジャクソンの人生に影響を受けていると明かしています。マイケル・ジャクソンはジャクソン5として少年時代から歌手活動をし、成長してからもメディアに注目され続けた人物でした。

トゥルーマン・ショー妄想という精神医学用語がある?

トゥルーマン・ショー妄想と言われる症状が、精神科医ジョエル・ゴールドと神経哲学者イアン・ゴールド兄弟によって2008年に考案されています。この妄想は映画『トゥルーマンショー』のように、自分の人生がテレビ番組にされているという妄想です。しかし、公認された精神障害ではないため注意が必要です。『精神障害の診断と統計マニュアル』のリストにも掲載されていません。

タイタニックとの対決を避けた?

映画『トゥルーマンショー』は本来1997年の11月に公開される予定であったものが、1998年に変更されたと言われています。公開時期変更の原因は1997年の12月に公開された『タイタニック』の影響を避けるためと言われています。『タイタニック』は1998年のアカデミー賞を11部門受賞し、興行収入的にも映画史に記録を残す大ヒット映画となりました。

トゥルーマンショーを見た人の感想・評価を紹介!

映画『トゥルーマンショー』を見た人の感想や評価をまとめて紹介します。映画の感想は人それぞれありますが、『トゥルーマンショー』は概ね好評な感想が多くある作品です。好評を得ているポイントは、主演であるジム・キャリーの演技や設定、そしてラストシーンの印象深さにあるようです。ただし、アカデミー賞にはノミネートすらされなかった作品でもあります。

設定が面白い!

『トゥルーマンショー』の設定はディストピアとよく言われます。友人や家族もすべて虚構の存在であるということは「恐ろしい」という感想も少なくありません。そのような設定でもジム・キャリーの演技によって明るい作風になっている点は「面白い」と感想を述べる人が多くいます。

また、『トゥルーマンショー』の舞台の設定の面白さだけでなく、番組の制作者であるクリストフと、番組の主人公であるトゥルーマンが親子のように捉えることができる点も「面白い設定だ」という感想が挙げられます。また、クリストフはトゥルーマンにとって神とも言える存在であり、ラストの嵐のシーンは「象徴的だ」と感想を述べる人もいます。

ラストがよかった!

映画『トゥル-マンショー』のラストシーンにはふたつの感想がよく挙げられます。まずひとつは、ラストのジム・キャリーの演技です。全てがテレビ番組だったことを知り、外の世界へ踏み出す不安もある中で、トゥルーマンは笑顔でいつもの挨拶をしました。丁寧にお辞儀をしてから扉の外へ出ていく姿が印象的だったという感想が多くあります。

ふたつ目は、『トゥルーマンショー』の放送終了直後のラストシーンでチャンネルを替える視聴者たちの描写についての感想です。映画『トゥルーマンショー』は1998年に公開された約20年前の映画ですが、飽きることなくコンテンツを消費し続ける視聴者の姿は、「現在にも通じる風刺だ」という感想があります。

トゥルーマンショーのあらすじネタバレまとめ!

映画『トゥルーマンショー』のあらすじをラストまでネタバレ解説しました。映画『トゥルーマンショー』はユニークな設定とジム・キャリーの演技への評価が高い映画です。設定だけ読むと暗いと言われる作品ですが、最後まで気分よく見られる傑作という感想も寄せられています。20年経っても色あせないと言われる風刺映画です。まだ見ていない方は、ぜひご覧ください。

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