ワイルドスピード・ユーロミッションのあらすじと結末は？キャストや登場人物も紹介

ワイルドスピードとは全10作品で、2021年に完結が予定されているアメリカの人気カーアクション映画です。『ワイルドスピード』という名前は日本公開時に考えられた名前で、原題は作品ごとに微妙に違っていますが、『Fast and Furious』という名前で通じています。今回はシリーズ6作目となるワイルドスピード・ユーロミッションについてのあらすじから結末に加え、キャストや登場する車両も紹介します！

ワイルドスピードは、公開順と時系列が少し異なっています。より物語を楽しむためには、時系列順に見ることをお勧めします。その理由は、3作目となるTOKYO DORIFTが未来の話となっており、重要なネタバレを含んでいる為です。具体的な見る順番は以下の通りです。

1作目（ワイルドスピード）→2作目（ワイルドスピードX2）→4作目（ワイルドスピード MAX）→5作目（ワイルドスピードMEGA MAX）→6作目（ワイルドスピード EURO MISSION）→3作目（ワイルドスピードX3 TOKYO DORIFT）→7作目（ワイルドスピード SKY MISSION）→8作目（ワイルドスピード ICE BREAK）です。3作目のTOKYO DORIFTが6作目の後に来ています。

ワイルドスピード・ユーロミッションとは、豪華キャストによるカーアクション映画、ワイルドスピードシリーズの6作目に位置します。興行収入は日本では20.2億円で、世界では7.8億ドルを記録するなど、世界的に大ヒットした作品となっています。

舞台となる国は毎回変わっており、ユーロミッションではイギリス、ロンドンが舞台です。本作では今までとは違い映画オリジナルの車両や、戦車・飛行機まで登場するなど、また別の迫力が特徴です。シリーズを楽しむためにも、あらすじや結末、キャストや登場する車両について紹介します！

ユーロミッション編ではドミニクファミリーが集結する為、有名俳優・女優が多く登場します。中には日本でも有名なジェイソン・ステイサムや、バイオハザードにも出演のミシェル・ロドリゲスなど、豪華キャストが多く見られるのが特徴です。本作のキャストは、後ほど詳しく紹介していきます！

ドミニク達は、レティを殺された復讐として麻薬王を逮捕したにも関わらず、今までの行動が原因で指名手配を受けていました。MEGAMAX編では、この逃亡生活に終止符を打つため、ブラジルの裏社会のボス、レイエスから1億ドルを強奪し、自由を手に入れようと試みます。苦しみながらも作戦は成功し、ファミリーは大金を手にし、それぞれ各国で優雅な生活を送り始める所で終わり、ユーロミッションは、この続きから始まります。

1億ドルを無事に手に入れ、ドミニクファミリーは優雅な生活を各地で送っていました。そんなある日、モスクワで襲撃事件が発生します。犯人は元英国特殊部隊のオーウェン・ショウが率いる犯罪組織で、これを追跡していた捜査官ホブスはショウを見つけるのに苦戦し、最終的にかつて共に戦ったドミニクに協力を依頼しました。

自由で優雅な生活を手に入れたドミニクは、最初はこの依頼を拒みますが、ホブスが見せた写真によって考えが変わります。写真には死んだはずのかつてドミニクの恋人だったレティが写っていました。ドミニクはファミリーの一員であるレティを救うために各国からメンバーを再び集結させます。

ドミニク達は自分たちの罪を帳消しにすることを条件にホブスに協力します。ショウのアジトを突き止めたホブスは、インターポールと共にアジトを包囲しますが、これを事前に察知していたショウはアジトを爆破し、それに乗じて特殊なレースカーに乗って逃走します。

逃げるショウをドミニク達も車で追いますが、ショウの仲間の妨害や、ぶつけた車をひっくり返すほどのレースカーによって見失ってしまいます。しかし、追跡の最中ドミニクはレティが運転している車を発見し、激しいカーチェイスの末追い詰めます。車を降りたドミニクはレティの名前を呼びますが、レティは躊躇なく発砲し、ドミニクを負傷させて逃走します。

ドミニクファミリーは、ロンドンでショウ達が逃走に使った改造車が特殊なものと考え、そこから売った男を突き止めます。ショウの仲間の襲撃に遭いながらも、男から「ブラガ」という言葉を聞き出します。こうして麻薬王であり、今はアメリカの刑務所に収監されているブラガとショウが関係している情報を掴みます。

かつてFBI捜査官だったブライアンは、自分がレティを潜入捜査に送り込んだことが彼女を失った原因だとして責任を感じていました。レティの件にブラガが関係しているという情報を得たブライアンは、自らブラガの刑務所に囚人として入り、情報を聞き出すという危険を冒します。ブライアンが自分の刑務所に来たという情報を掴んでいたブラガは襲撃をしますが、ブライアンはこれを撃退し、レティは記憶喪失であるという情報を聞き出します。

この頃、ドミニクはストリートレースを利用してレティとレースをし、これに勝利して彼女に近づき過去の話をしますが、それでもレティの記憶は戻ることはありませんでした。この時ドミニクはずっと持っていたレティのアクセサリーを彼女に返します。レティが帰った後、すぐにショウがドミニクの前に現れ、家族を脅します。途中で助けに現れたホブスによってここでは大事にはなりませんでした。

また、ホブス達はショウのアジトと思われる場所を突き止め乗り込みますが、既に逃げた後でした。しかし、床に付着していた軍用の塗料にホブスが気づき、ショウの狙いがスペインのNATO基地であることを特定します。

ショウの目的は盗んだ軍事部品を集め、「ナイトシェード」という軍の通信網を24時間遮断する装置を作り出すことで、国家を転覆できるほど価値のあるものでした。既にショウは部品をほぼ集めており、NATO基地にあるものが最後でした。ショウを阻止するためにドミニク達はスペインへ向かいます。物語はいよいよ結末です。

ショウはNATO基地を襲うと考えていたホブスは、部品を安全な所に移そうとします。しかしショウが襲う対象は基地ではなく、部品の輸送隊でした。これに気づいたドミニク達は輸送隊を追いかけます。ショウは戦車まで利用して部品を奪おうと試みますが、ドミニク達の活躍によってこれは間一髪で阻止されました。

戦車を止め、無事にショウを確保したドミニク達。しかしショウがブライアンの妻で、ドミニクの妹もであるミアを人質に取ったと言い、部品と人質の交換を要求します。ショウは解放され、部品を持ってライリーと共に逃亡します。実はホブスの相棒、ライリーはショウのスパイでした。すぐにドミニク達は逃げたショウとライリーを追いかけます。

ショウが逃げた先は空港で、逃走のための輸送機がスタンバイしてありました。ドミニク達は離陸を必死に阻止しようと試みます。決死の戦いの末、飛行機のフラップをワイヤーで止め離陸を阻止します。輸送機は同時に墜落し、部品は守られましたが、ドミニクファミリーの一人であるジゼルがここで命を落としました。

ドミニク達は約束通り罪が帳消しにされ自由の身となりました。ハンは亡くなったジゼルと約束していた東京へと一人旅立ちます。映像は渋谷でハンがカーチェイスをしていた中、突如横から現れた車と衝突して爆発し死亡するシーンで、そしてそれを今作の敵オーウェン・ショウの兄であるデッカード・ショウが見ている所で終わります。

前述した通り、時系列的には3作目の東京編が本記事の6作目の続きに当たるので、デッカードは弟の復讐として東京でハンを殺害したことになります。ユーロミッションの次回作、スカイミッションではこのデッカード・ショウがドミニク達の敵として登場します。

ワイルドスピード・ユーロミッションのあらすじと結末は以上です。ここからは、日本でも有名なジェイソン・ステイサムなど豪華キャストが目立つワイルドスピード・ユーロミッションに登場する主な人物とそのキャストを写真とともに、作品ではどのような活躍をしたか簡単に紹介します！まず一人目は生年月日：1967年7月18日 ドミニクファミリーの中心人物。（愛称：ドム）です。

生年月日：1973年9月12日 1作目から主要メンバーとして活躍。2013年11月30日、友人の運転する車が事故を起こし、突如この世を去りました。事故当時は本記事で紹介したユーロミッションの次回作であるスカイミッションを撮影期間中で、休暇でアメリカに戻ってきていた時の出来事でした。

生年月日：1978年7月12日 ドミニクの恋人。ユーロミッションでは中心人物として、死んだはずが再びドミニクの前に現れます。

生年月日：1972年5月2日 MEGA MAX編から登場の優秀なFBI捜査官。作中ではその腕力が目立ちます。

生年月日：1982年4月16日 ホブスの新相棒として活躍しましたが、結末にはショウのスパイだったことが明かされます。

生年月日：1980年4月26日 ドミニクの妹であり、ブライアンの妻。あらすじの最後にショウによって人質にされました。

生年月日：1976年7月18日 MEGA MAX編では警察としてファミリーを助けます。ユーロミッション編ではドミニクの恋人として登場しますが、レティが帰ってくると身を引きます。

生年月日：1978年12月30日 ブライアンの幼なじみ。2作目から登場と昔からのメンバー。ショウの戦車対決では大活躍を見せます。

生年月日：1977年9月11日 アメリカではラッパーとして有名。作中で主にシステム面からサポートします。

生年月日：1985年4月30日 元麻薬組織のNo.2。ドミニクに命を助けられファミリーの一員となります。前作と今作では男性キャラを誘惑して手がかりを得るシーンが見られました。しかし、結末では輸送機から落ちて死亡してしまいます。

生年月日：1972年4月8日 チームを常にサポートするドライバー。結末では東京に旅立ちますが、ショウの兄の復讐によって命を落とします。

生年月日：1979年4月15日 元英国特殊部隊として本作では最大の敵として登場。高い戦闘力と冷徹な性格でドミニク達の前に立ちはだかります。

生年月日：1967年7月26日 最後の東京でのシーンで少しだけ登場。弟のオーウェン・ショウの敵討ちとしてハンを車で殺害します。次回作のスカイミッション編で敵として本格的に登場します。

始めにドミニクがブライアンとレースをするシーンで登場します。迫真のレースは車の人気も相まって話題になりました。

日本車好きのブライアンが同じく始めのレースのシーンで使います。（写真左）多くの有名な外車が使われる中で日本車を使っているこのシーンはとても良いと評判です。

ホブスがドミニク達に用意した車。ロンドンでショウの追跡に使われますが、ショウの仲間による車を制御不能にする武器や、改造したレースカーにぶつけられるなどしてほとんどが大破してしまいました。

ショウとの戦いの為にテズがオークションで競り落とした車の1台。後半にドミニクが搭乗します。

同じくテズがオークションで競り落とした車の1台。あらすじの最後、戦車との対決でブライアンが搭乗します。

同じくテズが競り落とした車の1台。戦車との対決でローマンが搭乗します。ローマンはこの車を犠牲にして戦車にワイヤーを括り付けて止める活躍をします。

以上のテズが競り落とした車両3つは、どれも古いものとなっています。ショウの仲間に車のシステムを無効化する武器を使われた為、この武器が効かない古い車を使う必要があった為です。

あらすじの最後、ショウが輸送機で逃げようとするシーンでドミニクとハンが1台ずつ搭乗します。ドミニクの乗っていた方は爆発する飛行機から飛び出し、大破しながらもドミニクの命を救います。

ユーロミッションオリジナルのレースカー。ショウ達が使用する特殊車両です。ぶつけた車をひっくり返す特殊な形状をしており、ロンドンでのショウの逃走シーンや輸送機のシーンでも登場し、ドミニク達を苦しめました。

この記事では、ワイルドスピード・ユーロミッションについてのあらすじと結末や、キャスト、登場車両について紹介しました。ワイルドスピード・ユーロミッションは、戦車や飛行機まで登場し、数あるワイルドスピードシリーズの中でも特に迫力にあふれる作品となっています。まだ見ていない方はもちろん、既に見た方も、この記事を参考にしながらもう一度見ると新たな発見があるかもしれません。

現在ワイスピシリーズは8作目のICE BREAKまで出ており、10作目で完結が予定されています。通常2年おきに1作品が公開される為、9作目は2019年、最後の10作目は2021年に公開されると予測できます。単体でも十分楽しめますが、それぞれに少しずつ違う魅力が見られるのがワイスピの特徴です。まだまだ続くワイルドスピードの理解を深める為にも、シリーズ全てを見ていない方は一度1作目から見てみてはいかかでしょうか？