思い出のマーニーの声優一覧！チームナックスなど豪華キャスト陣を紹介

2014年7月に公開されたスタジオジブリ作品の『思い出のマーニー』に関する記事です。多くの人々から支持された思い出のマーニーですが、今回は思い出のマーニーの声優一覧に注目していきます。思い出のマーニーの声優はかなり豪華であると話題になりました。多くの有名な芸能人が声優を担当しており、チームナックスも活躍しています。声優一覧からあらすじ・結末のネタバレまで紹介します。見た人も見たことない人も必見です！

思い出のマーニーとは2014年7月19日に公開されたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画です。監督は米林宏昌さんで、当時はスタジオジブリに所属しており、現在はスタジオポノックに所属しています。監督として手掛けた作品の一覧として、借りぐらしのアリエッティ、メアリと魔女の花があります。思い出のマーニーは米林監督にとって借りぐらしのアリエッティに次ぐ、4年ぶり2回目の監督作品となっています。

第38回日本アカデミー賞で優秀賞受賞、第32回シカゴ国際子供映画祭で最優秀アニメーション作品賞を受賞したほか、アカデミー賞やアニー賞など多くの賞にノミネートされています。原作はイギリス作家のジョーン・G・ロビンソンによって描かれた『思い出のマーニー』です。1967年に出版され、当時25万部を売り上げています。翌年にはカーネギー賞の最終候補にノミネートされています。日本では1980年に和訳文庫がでています。

思い出のマーニーの舞台となっているのはイギリスのノーフォーク州です。そこにあるBurnham Overyという村がモデルとなっています。これは原作者であるジョーンが毎年夏に家族で過ごした場所と言われています。町は海辺にあり、思い出のマーニーの世界と近似しています。ジョーンがここである夏の夕方、不思議な経験をしました。それをきっかけに思い出のマーニーを書き始め、18ヵ月の時を経て完成させたそうです。

それでは思い出のマーニーのあらすじを紹介します。先ほど紹介したしたように原作の思い出のマーニーの舞台はイギリスです。しかし、スタジオジブリで制作されたアニメーション映画は日本の子供向けアニメと言うこともあり、舞台は北海道となっています。キャラの名前も日本風に変えられています。そのような理由もあり、後述しますが声優にはチームナックスのメンバーも多く参加しており、豪華な声優陣となっています。

画像の少女・杏奈が思い出のマーニーの主人公です。12歳の彼女は北海道の札幌市に住んでいました。杏奈は絵を描くことが大好きでした。しかし、それゆえに孤立することが多く、そんな杏奈は自分の事が大嫌いです。さらに杏奈はある悩みを抱えているのでした。現在の杏奈の親は杏奈の本当の親ではないのです。祖母や母は杏奈が幼い頃、すでに他界しており、杏奈は養親に引き取られた「もらいっ子」だったのです。

杏奈は最初、養母は自分を実の子供のように思ってくれていると感じていました。しかし、ある時、養親が杏奈を引き取ったことが原因で養育費を市役所から手当としてもらっていることを知ってしまいます。これを知った杏奈は養親の愛を信じることができなくなってしまいました。そんな彼女に転機が訪れます。杏奈は持病で喘息を持っていました。喘息が悪化した杏奈は義母・頼子に勧められて、海辺の町で過ごすことになったのです。

向かった先は頼子の親戚の大岩夫婦の家です。海辺の町へ向かった杏奈でしたが、町の対岸にある洋館を杏奈は一度みたことがあるといいました。しかし、そこには人は何十年も住んでおらず、「湿っ地屋敷(しめっちやしき)」と呼ばれています。杏奈はその洋館が気になって、ボートを漕いで近づきました。すると、誰も住んでいないはずの洋館の明かりが灯りだし、中から「ロープを投げて」と声が聞こえてくるのです。

するとロープを伝って一人の少女が洋館の2階から降りてきました。彼女の名前はマーニーです。画像のように金髪に青い瞳をした美しい少女でした。杏奈とマーニーはすぐに意気投合し、仲良くなります。マーニーはいじわるな和服を着たばあやや双子のねえやと一緒に暮らしていることをしります。両親は基本的には仕事でおらず、年に2回ほど帰ってきて会える程度でした。そして二人が仲良くなってまもなく、事件が起きます。

マーニーの両親が洋館に帰ってきて、パーティーを開くことになりました。そのパーティーに杏奈も参加します。いつになく楽しい時間を過ごした杏奈でしたが、その後洋館は廃館となってしまうのです。これをきっかけに杏奈は二度とマーニーに会うことができなくなってしまうのです。

それでは思い出のマーニーの結末ネタバレに移ります。いきなり廃館となってしまった見覚えのある洋館、突如姿を消して会うことができなくなったマーニー、その訳と衝撃の結末とは何なのでしょうか？感動的な思い出のマーニーの結末に注目です。

廃館となった洋館は改修工事がなされることになりました。そして工事が終わると東京から新たな住人が引っ越してきます。それは小さな女の子とその兄を連れた家族でした。画像の女の子とはその東京から来た彩香です。赤く丸い眼鏡が特徴的です。杏奈はその頃、マーニーは幻影であり存在しない女の子であったと思い始めていました。そんな時、彩香はある日杏奈に向かって「マーニー」と呼びかけます。杏奈は驚きを隠せません。

彩香は杏奈を屋敷へと招きます。そして自分の部屋につれていきました。そこにはなんとマーニーの日記が存在していたのです。マーニーはいないものと考え直していた杏奈にとっては驚愕でした。彩香は棚の奥からマーニーの日記を見つけたといいます。そして、屋敷をじろじろ見る杏奈をみて、彩香は杏奈をマーニーと勘違いをして声をかけたようです。マーニーの日記を見返した杏奈は思い当たることが多く、混乱します。

その後、杏奈はマーニーが怖がっていたという赤い屋根の建物へと行きます。そこはすでに廃墟でしたが、家畜の飼料を置いておく小屋でした。杏奈がそこへ行くと、なんとマーニーに会えたのです。しかし、マーニーは杏奈に別れを乞います。杏奈もこれを許し、二人は再びバラバラになりました。その後、杏奈は発熱し倒れてしまいます。それを見つけた彩香と兄がその場へ駆けつけ、杏奈を救助しました。

回復した杏奈に彩香は新たに家で見つけたものを見せます。それは久子という女性が書いた絵でした。この絵を書いた久子に杏奈と彩香は会いに行き、話を聞きます。そこでマーニーの正体が判明するのです。マーニーは幻影でもなんでもなく、実在した女性でした。両親は多忙であったため、マーニーはばあやとねえやに育てられています。そして幼馴染であった和彦と結婚し、娘の絵美里までもうけました。

幸せな日々を過ごしていたマーニーですが、夫である和彦が死んでしまいます。そしてマーニーも療養施設に入ってしまったことで、絵美里は一人ぼっちになってしまいました。そんな絵美里はついに駆け落ちしてしまいます。さらに不幸は続きます。娘の絵美里夫婦が事故に遭い無くなってしまうのです。絵美里には幼い娘が一人いました。マーニーの孫にあたります。その娘の名前は「杏奈」、マーニーは杏奈の祖母だったのです。

マーニーは孫を引き取りますが、その一年後に他界し、杏奈は現在の養親に引き取られたというのが思い出のマーニー真相です。すべてを知った夏の終わり、再び養親に会った杏奈は養育費手当をもらっていたことを打ち明けられました。杏奈はこれで養親を許します。養親が杏奈を引き取ったときに杏奈が持っていたのは例の洋館の写真だったそうです。最後に杏奈は絵を描いた久子に養親の頼子のことを「母」と紹介しました。

それでは思い出マーニーの声優一覧紹介に移ります！最初に紹介するのは思い出のマーニーのメインキャラクター、杏奈とマーニーを演じた声優一覧です。豪華キャストと話題の声優ですが、演じた2人について過去の出演作品一覧など詳しく調査していきます！

思い出のマーニー豪華声優陣、最初に紹介するのは杏奈役を演じた声優の高月彩良さんです。1997年8月10日生まれの20歳で「つっきー」として親しまれています。所属はスウィートパワーです。11歳の時、通っていたスイミングスクールに行っている途中でスカウトに声をかけられ芸能界に入りました。本人はスカウトされるまで待ったく芸能界に入るつもりはなかったと言っています。

2008年7月に芸能界入りをしたにも関わらず、わずか2か月後の9月にはネットドラマで女優デビューを果たしました。その翌年にはテレビドラマ『オトメン』で主人公の少年時代役を演じています。また、スウィートパワーに所属する5人の女優で結成されているbump.yという音楽グループの一人であり、歌手としても活躍しています。

思い出のマーニー以外で過去に出演した作品一覧は、ドラマでは重版出来や居酒屋ぼったくり、嫌われる勇気などがあります。映画では、男子高校生の日常、ストレイヤーズ・クロニクル、黒崎くんの言いなりになんてならないなどです。声優として出演したのは思い出のマーニーだけであり、まだまだ20歳と若く、今後が楽しみなタレントさんとなっています。

思い出のマーニー豪華声優陣、もう1人のメインキャラクター・マーニーの声優を担当しているのは有村架純さんです。1993年2月13日生まれの25歳で所属はフラームです。今日本で最も有名な女優の一人として数えられてもおかしくないのではないでしょうか？兵庫県の高校に在学中にフラームのオーディションに合格しています。2010年にサンケイスポーツの新春ガールズに選ばれ、芸能界デビューしました。

その後上京し、2010年5月にドラマ『ハガネの女』でドラマデビューをします。その後の有村さんの快進撃は止まりません。中でも2013年4月の連続テレビ小説『あまちゃん』で主人公の母の若い時代を演じて大ブレイクしました。翌年の「2014年にブレイクを期待するタレント」の女性部門1位に輝いています。そして2014年に思い出のマーニーで声優デビューを果たしています。その年に初舞台も経験しています。

女優を目指すようになったのは中学三年生の時です。ドラマを見ているときにその役者の演技を見て「自分が役者ならこのように演じる」といつの間にか考えていたことに気づいたことがきっかけです。当時、自分と同年齢くらいの女優が活躍していたことも一つの理由でした。上京2年目に知り合いのカメラマンから活を入れられ、気合いをいれて「あまちゃん」の撮影に臨んだ結果、今の人気を獲得しました。

有村さんが思い出のマーニー以外で過去に出演した作品のドラマ一覧では、ひよっこの谷田部みね子役、永遠のぼくら sea side blueの松岡あおい役、いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまうの杉原音役などがあります。映画一覧はストロボ・エッジ、ビリギャル、3月のライオンなどです。声優を担当したのは思い出のマーニーの他に、くるみ割り人形の主演・クララ役があります。

次に紹介するのは思い出のマーニーの豪華声優陣、サブキャストの皆さんです。メインキャラクターの声優ではないからといって侮ってはいけません。思い出のマーニーは脇役にも多くの有名人を起用しています。また、北海道が舞台であるため、チームナックスも勢ぞろいしています。豪華な脇役声優にも注目です！

思い出のマーニーの声優には北海道出身のチームナックスメンバーが全員起用されています。メインキャラクターではありませんが、チームナックスが全員同じ作品に、それも声優として登場するというのはジブリ作品でもわずか2つ程度という非常にめずらしいことです。それは初めに、豪華チームナックスのメンバー一覧を紹介していきます。

思い出のマーニー豪華声優陣、山下医師を演じた声優はチームナックスの1人・大泉洋です。1973年4月3日生まれの45歳で、俳優から声優、歌手まで幅広い分野で活躍しています。大学受験で2浪していますが、目的の大学に入れていません。しかし、妥協して入った大学で演劇研究会にはいり、そこでチームナックスを結成しました。その後、大学在学中から深夜番組などで芸能活動を開始します。

日本アカデミー賞をはじめとして、数々の賞を受賞しています。過去に出演したドラマは連続テレビ小説のまれ、黒井戸殺し、NHK大河ドラマの龍馬伝、真田丸などがあります。映画では、探偵はBarにいるシリーズ、アイアムアヒーロー、恋は雨上がりのようになどです。声優としても千と千尋の神隠しやハウルの動く城、ドラえもん のび太の宝島などジブリ作品をはじめ、多くの作品で活躍しているベテランタレントです。

思い出のマーニー豪華声優陣、十一役を演じる声優はチームナックスの1人・安田顕さんです。1973年12月8日生まれの44歳で、「ヤスケン」として親しまれています。1993年からタレント活動を開始しています。過去に出演したドラマは下町ロケット、重版出来！、隠蔽調査などがあります。漫画やアニメの実写映画にも多く出演している他、大泉洋さん同様、ジブリ作品をはじめ、クレヨンしんちゃんなどの声優も務めました。

思い出のマーニー豪華声優陣、紳士役を演じた声優はチームナックスの1人・戸次重幸さんです。1973年11月7日生まれの44歳です。テレビ番組でいろいろなことをやらかしており「ミスター残念」という異名をもっています。過去に出演したドラマは、1リットルの涙、嫌われる勇気、グッド・ドクターなどです。映画では、一週間フレンズ。、疾風ロンド、ぼくのおじさん、エイプリルフールズなどがあります。

思い出のマーニー豪華声優陣、町内会役員役を演じる声優はチームナックスの1人・音尾琢真さんです。1976年3月21日生まれの42歳でチームナックスで最も若い人物です。そのようなこともあり、末っ子のような一面を持っているようです。テレビドラマでは陸王、とんび、龍馬伝などの出演実績があります。映画では関ヶ原や孤狼の血、金メダル男などがあり、舞台出演も多くされているタレントです。

思い出のマーニー豪華声優陣、美術教師役を演じる声優は、チームナックスの1人・森崎博之さんです。1971年11月14日生まれの46歳で、チームナックスの最高齢、そしてリーダーでもあります。テレビドラマでは受験の神様や働くゴン！、スープカレー、プラチナタウンなどに出演しています。映画ではぼくたちと駐在さんの700日戦争、愛を積むひと、ミックスなどがあります。アニメ・銀の匙の声優を務めた経験もあります。

思い出のマーニー豪華声優陣、彩香役を演じた声優は杉咲花さんです。1997年10月2日生まれの20歳で所属は研音です。2006年から子役として活躍しており、昔は梶浦花と名乗っていました。過去にテレビドラマは、連続テレビ小説とと姉ちゃん、妖怪人間ベム、花のち晴れ～花男 Next Season～などに出演しており、映画は無限の住人、BLEACH、湯を沸かすほどの熱い愛、そして声優としてメアリと魔女の花の主演も務めています。

思い出のマーニー豪華声優陣、佐々木頼子役を演じた声優は松嶋菜々子さんです。1973年10月13日生まれの44歳で、セブンス・アヴェニューに所属しています。芸能界デビューしたのは1991年で、旭化成水着マスコットガールに選出されました。ドラマでは女の勲章、ラッキーセブン、家政婦のミタ、火垂るの墓など、映画では犬神家の一族、祈りの幕が下りるとき、藁の楯などの出演実績があります。

それでは実際に思い出のマーニーを観た人たちの感想を紹介します。思い出のマーニーは人々にどのような印象を与えたのでしょうか？

最初の感想は思い出のマーニーで家族愛に泣いたというものです。もともと自分は部外者であるということに劣等感を感じていた杏奈ですが、大岩夫婦のもとへ行き、マーニーと出会い、そして最後は現在の養親・頼子と分かり合った上で久子に「母」と紹介しました。部外者と思っていた自分が次第に内側へ、家族の輪の中へ入っていったのです。それをしみじみと感じ、涙するといった感想が非常に多いです。

一方で、ストーリーが平坦でつまらないと言った意見も見受けられます。思い出のマーニーはいわゆる謎解きのようなアニメで、基本的にはストーリーが淡々と進んでいきます。アニメーションならではの抑揚や現実からかけ離れたシーンを期待している人にとっては少し物足りないアニメとなっているのかもしれません。とはいえ、内容の濃さは認めてる人が非常に多く、表現方法の問題であったと言えます。

スタジオジブリ映画、思い出のマーニーについて、あらすじ・結末のネタバレ一覧から豪華声優陣の一覧まで紹介してきました。声優に舞台である北海道出身のチームナックスを起用したことはジブリ側の粋な計らいともいえるでしょう。この記事を読んで思い出のマーニーに対する理解が深まった方々、見たことのある人も見たことのない人も是非思い出のマーニーを見てみてください。きっと涙することでしょう！