死霊館 (アナベル)シリーズ一覧!あらすじ・相関関係や見る順番を徹底解説

大ヒット映画『死霊館』シリーズは、1作目『死霊館』のヒットを皮切りに次々と続編が公開されている人気作です。心霊研究家の夫婦の体験談など実際にあった怪奇現象を元に制作された戦慄の心霊パニックホラー作品となる本作は、公開順と時系列が異なっています。この記事では『死霊館』シリーズのあらすじを紹介するほか、シリーズ一覧の視聴順番などについて掲載しているので、ぜひご覧になってください。

死霊館 (アナベル)シリーズ一覧!あらすじ・相関関係や見る順番を徹底解説のイメージ

目次

  1. 死霊館(アナベル)シリーズ一覧!あらすじ・相関関係や見る順番も紹介!
  2. 死霊館のあらすじをネタバレ!
  3. アナベル死霊館の人形のあらすじをネタバレ!
  4. 死霊館エンフィールド事件のあらすじをネタバレ!
  5. アナベル死霊人形の誕生のあらすじをネタバレ!
  6. 死霊館(アナベル)シリーズのおすすめの見る順番とは?
  7. 死霊館(アナベル)シリーズ一覧まとめ

死霊館(アナベル)シリーズ一覧!あらすじ・相関関係や見る順番も紹介!

ウォーレン夫妻が調査中に起こった実体験や恐怖の体験した家族の証言を元に制作された『死霊館』シリーズは、劇場公開された4作品と公開予定の4作品合わせて計8作品あります(記事執筆時点)。今回はシリーズ一覧とオススメの見る順番のほか、記事執筆時点で公開されている4作品のあらすじ・相関関係について紹介します。なお、あらすじにはネタバレも載ってるため、オチを知りたくない方は読むのを程々にしておいてください。

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死霊館のあらすじをネタバレ!

死霊館シリーズ 死霊館のあらすじ「プロローグ」

1968年、ウォーレン夫妻の元に看護婦のデビーが訪ねてきます。母からの贈り物で貰った人形に「アナベル・ヒギンズという少女の霊が憑依している」と霊媒師に言われ、少女の霊に不憫を感じたデビーは少女の霊と暮らすのですが、突然人形が豹変したためウォーレン夫妻に相談しに来ました。調べてみると、人形には少女の霊ではなく悪霊が取り憑いてたのです。夫妻はデビーから人形を預かり、自宅の保管庫へと収納するのでした。

この『死霊館』冒頭で流れる「アナベルの人形」の件ですが、この後の物語とはほぼ関係のないエピソードになります。このエピソードと関連あるのはスピンオフ作品のアナベルシリーズにて描かれています。このように『死霊館』シリーズは時系列などが分かりにくい作品なので、のちほどシリーズ一覧も含め詳しく紹介します。ちなみに『アナベル死霊館の人形』でも、これと同じエピソードが冒頭で流れます。

死霊館シリーズ 死霊館のあらすじ「古びた屋敷へと引っ越してきたペロン一家」

1971年、夫のロジャーと妻のキャロリン、5人の娘と愛犬が仲睦まじく暮らすペロン一家は、ロードアイランド州に念願のマイホームを購入します。

中古の古い屋敷でしたが、広い屋敷に子供たちは大喜びでした。その時、5女のエイプリルが近くの池に落ちていた古びたオルゴールを持ち帰ります。そして子供たちは屋敷を利用して遊んでる最中、壁が崩れて中から地下室への扉を見つけます。

死霊館シリーズ 死霊館のあらすじ「ペロン一家に襲いかかる恐怖の怪奇現象」

翌朝、一家の身の回りで不可思議な怪奇現象が起こり始めます。妻キャロリンには謎のアザができて昨日まで元気だった愛犬が死亡します。家中の時計の時刻は「午前3時7分」で停止、四女のシンディの夢遊病が再発してタンスに頭をぶつけており、そしてエイプリルにはオルゴールの蓋の鏡に映るローリーという少年幽霊の友達ができます。

ロジャーは配送業の仕事で1週間だけ家族の元を離れます。ロジャーが居ない間、三女のクリスティーンの足を引っ張る黒い人影、地下室に閉じ込められるキャロリン、長女のアンドレアがタンスの上に居た謎の老女の霊に襲われそうになるなど怪奇現象は更にエスカレートします。

死霊館シリーズ 死霊館のあらすじ「悪霊の正体」

大学で講義をしていたウォーレン夫妻の元に、キャロリンが屋敷の怪奇現象について助けを求めます。カトリック教公認の悪魔研究家のエドと霊視能力を持つ妻のロレインは屋敷の調査を行い、屋敷に邪悪な霊が取り憑いていることを告げます。そして、ロレインが屋敷の歴史の調べると、戦慄の過去が明らかになりました。

屋敷は1863年に農夫のジェドソンが建てたもので、ジェドソンはバスシーバという女性と結婚をして子供を授かります。しかし、バスシーバは生後7日目の我が子を悪魔のいけにえに捧げようとしたところをジェドソンに見つかり、「土地を奪うものは呪う」と言い残し「午前3時7分」に自殺を遂げます。彼女は魔女の一族で、「セイラムの魔女裁判」の公判中に死亡したメアリー・イースティの親類でした。

1930年代にはウォーカー夫人と息子のローリーが暮らしてましたが、ローリーは森で失踪して行方知れずになり、ウォーカー夫人は地下室で自殺をします。その後、土地は分割して売却されますが、敷地内に暮らす少年が池で溺死して近隣の家のメイドが自殺するといった不審な死が続きます。ロレインが話し終えると、エドの時計の時刻が「午前3時7分」で止まり、テープレコーダーから女性のうめき声が響きます。

死霊館シリーズ 死霊館のあらすじ「悪霊バスシーバの目的」

教会の悪魔祓いの儀式の許可を得るため助手のドルーとハミルトン巡査を呼び、証拠の撮影が始まります。ドルーと巡査が見張りをしていると突然「あの女がやらせた」と女性メイドの幽霊と遭遇します。その頃、夢遊病を発症したシンディは2階にある隠し部屋に隠れていました。エイプリルが言うにはローリーが怖い思いをしたときに隠れる部屋だと説明します。

ロレインが部屋で首吊りのロープを見つけると床が抜け落ちて地下室へと落下します。地下でオルゴールを奏でると蓋の鏡には自殺したウォーカー夫人が映ってました。夫人の「あの女がやらせた」の言葉から、ロレインはバスシーバの目的を知ります。ウォーカー夫人とメイドはバスシーバに取り憑かれて子供を殺しており、バスシーバの今回の目的はキャロリンに取り憑いて娘たちを殺させることだったのです。

死霊館シリーズ 死霊館のあらすじ「魔女との決着」

次女のナンシーにも大きな危害が及んだため、ペロン一家はモーテルへと避難します。ペロン一家は信仰心が薄く、洗礼も受けてませんでしたが、それでも神父は「バチカンの許可は望みが薄い」と言い悪魔祓いの許可に掛け合います。その頃、ウォーレン夫妻の一人娘のジュディにも魔女の魔の手が迫り、保管されてた「アナベル人形」で危機的状況に陥りますが、ウォーレン夫妻が帰宅したことで難を逃れます。

魔女に取り憑かれたキャロリンが、霊視能力を持つクリスティーンとエイプリルを生贄にするため二人を連れて姿をくらまします。ウォーレン夫妻はロジャーと屋敷へと向かい、無事に二人を保護してキャロリンを拘束しました。一刻を争うためエドは無許可で悪魔祓いを行います。大規模なポルターガイストが起こるなか、車内で待機していたはずのエイプリルが恐怖で屋敷へと向かってしまいます。

悪魔祓いの力で激しく暴れていたキャロリンでしたが、キッチンの床下に隠れていたエイプリルの存在に気づいて襲いかかります。しかしロレインとロジャーの必死の説得によりキャロリンは自我を取り戻し、魔女は祓われます。ペロン一家を救ったウォーレン夫妻は、エイプリルが拾ったオルゴールを博物館へと収めるのでした。

映画『死霊館』公式サイト

アナベル死霊館の人形のあらすじをネタバレ!

死霊館シリーズ アナベル 死霊館の人形のあらすじ「夫婦を襲った悲劇」

1968年、もうすぐ産まれる第一子を待ち望む幸せな夫婦がいました。夫のジョンは、妻のミアが趣味で集めてるアンティーク人形を見つけて、ミアにプレゼントします。その夜、隣家に暮らすヒギンズ夫妻が刺される事件が起きたためミアが急いで通報しますが、家に忍び込んでいた男女に腹部を刺されてしまいます。その後、男は駆けつけた警察官に射殺され、女性はミアの人形に呪いをかけて自殺を図りました。

その後の調査で、男女はヒギンズ夫妻の娘アナベルとその彼氏で、カルト教団の信者だったことが分かります。幸いにもお腹の子が無事だったミアは、忌々しい思い出が残った人形を捨てるのですが、それから夫婦の身の回りで怪奇現象が起こり始めます。その後、無事に娘のリアが産まれ、夫婦は呪われてしまった家から引っ越すことを決断します。しかし、ミアが荷解をしていたら箱の中に捨てたはずの人形があるのを見つけます。

死霊館シリーズ アナベル 死霊館の人形のあらすじ「ミアを襲う恐怖」

ベレス神父に相談すると「恐怖に打ち勝つことが大事」と言われ、人形を捨てずに飾ることにします。その後、ミアは外出先の書店でエブリンという女性店主と親しくなります。ミアが帰宅すると、同じアパートに暮らす兄妹が描いてた絵を見つけますが、その絵にはミアとリアらしき親子の乳母車が交通事故に遭う絵が描かれてました。

翌日、さらなる恐怖がミアを襲います。レコードやミシンが勝手に動きだし、突然現れた見知らぬ少女がアナベルらしき姿へと変わります。そのことをジョンに相談しますが「産後のうつ」と言って取り合ってくれません。しかし日々怯えるミアに、ジョンはベレス神父に相談してミアは気持ちを立て直します。その後、地下のゴミ捨て場で赤ん坊の声と布が被せられた乳母車を見つけ、布を取ると謎の黒い何かに襲われてしまいます。

死霊館シリーズ アナベル 死霊館の人形のあらすじ「悪魔が宿った人形」

周囲で起きる怪奇現象に耐えかねた夫婦は、事件の担当者だったクラーキン刑事にカルト教団の動機について訪ねます。カルト教団「羊の使徒たち」が行っていたのは悪魔を呼び出すための儀式だと教えてもらいます。そして資料には自宅で見た少女は幼き日のアナベルだと分かり、教団によって自殺した女性たちとアナベルが自殺する間際に描いたものと、地下で襲われたミアの腕についたのと同じものが描かれてました。

ミアは書店で見つけた悪魔に関する本を手にしたときエブリンに声をかけられます。ミアはこれまでの経緯について話しました。過去に娘を亡くしていたエブリンは、娘の死のショックから自殺を考えてましたが、亡くなったはずの娘から「まだその時ではない」という声が聞こえ、自殺を踏みとどめてます。エブリンは苦悩するミアを励まし親身になって接してくれました。

帰宅の途中、絵と同じように乳母車がトラックにはねられますが、幸いにも子供を抱えていたため無事でした。帰宅すると早速本を読んで悪魔から身を護る方法について調べていたその時、アナベルの呪いがかけられた悪魔の人形が親子を襲います。

死霊館シリーズ アナベル 死霊館の人形のあらすじ「アナベル・ヒギンズの霊」

ジョンが帰宅して事なきを得たミアは、ベレス神父を呼んで人形を見てもらいます。悪魔は物に憑依して生贄となる魂を狙っており、娘のリアが狙われてることを告げます。神父はウォーレン夫妻に見てもらうため人形を預かりますが、アナベルの霊に襲われて人形を持ち去られてしまいます。ジョンは病院へと運ばれた神父から、アナベルがミアたちの魂を狙ってることを聞き、急いで自宅へと電話をかけますが、なぜか一向に繋がりません。

その頃、ミアはエブリンを自宅に招き入れ、亡くなった娘のことについて伺っていました。すると入院しているはずのベレス神父が訪ねてきます。神父に違和感を感じたミアはエブリンと共に逃げようとしますが、リアを見失い、手分けして部屋中を探してミアは子供部屋へと行き着きます。悪魔の見せる幻覚に錯乱するリア、アナベル人形は娘を助けたければ代わりに生贄として5階から飛び降りるよう指示するのでした。

死霊館シリーズ アナベル 死霊館の人形のあらすじ「大きな犠牲を払って得た平穏な日常」

エブリンと家に駆けつけたジョンが部屋に入ると、最愛の娘を救うため飛び降りようとするミアがいました。ジョンとエブリンの必死の説得により飛び降りるのを思いとどめたその時、エブリンが人形を抱えてミアの代わりに生贄として飛び降ります。そしてエブリンの命と引き換えにリアは無事に二人の元へと戻ってきたのでした。

半年後、あの忌々しい出来事は嘘だったかのように何事もなく平和に暮らす家族の姿がありました。あれからアナベル人形はミアの元から姿を消して骨董店で販売されており、そこに一人の女性(プロローグの女性の母親)が悪魔の人形だと知らずに買っていくのでした(本作と死霊館のプロローグへと続く)。

映画『アナベル 死霊館の人形』オフィシャルサイト

死霊館エンフィールド事件のあらすじをネタバレ!

死霊館シリーズ 死霊館エンフィールド事件のあらすじ「オーシャンアベニュー112番地」

1976年、ウォーレン夫妻は悪霊に悩まされているラッツ一家を救うべく、オーシャンアベニューのとある家に訪れてました。ロレインの霊視により、過去にこの家で23歳の息子が4人の家族を射殺する事件があったことが分かります。霊視の世界で出会った少年を追って地下へと行くと、殺された家族の霊が鏡を見つめているので鏡を覗きますが何も映ってません。しかし突然現れた修道女の霊に襲われてロレインは目を覚まします。

終身刑を受けた青年は何かに操られて殺してしまったことを証言してたことが裁判記録に書かれており、ロレインはあの家に取り憑く悪霊の仕業だと確信します。その後、ウォーレン夫妻とオーシャンアベニュー112番地はマスメディアに取り上げられ、大きな反響を呼んで一躍有名にします。

余談ですが、このオーシャンアベニュー112番地はとても有名な心霊現象として知られていて、この事件をメインとした映画も制作されています。事件の詳しい内容やラッツ一家がどうなったのか?については、『悪魔の棲む家』シリーズや(1作目79年公開)やリメイク版で(2005年公開)描かれているので、気になる方はご覧になってください。

死霊館シリーズ 死霊館エンフィールド事件のあらすじ「ジャネットの身に起こった奇妙な現象」

1977年、イギリスのエンフィールドへと引っ越してきた母子家庭のホジソン家。しかし、引越し先の家で次女のジャネットに奇妙な現象が起こるようになります。扉を叩く音の幻聴を聞いたり、2階にある姉のマーガレットと一緒の部屋で寝てたはずがリビングで寝ているなどしてたため、母親のペギーは夢遊病だと思い込んでいました。しかし、ジャネットの症状は更に悪化していきます。

ジャネットが男の声で叫んだり弟のビリーの玩具が勝手に動き出すなどして、ジャネットが寝ているベッドが浮遊するなどしたため、姉と一緒に母親に相談してもペギーはまだ気に留めてません。しかし、ペギー自身の目で怪奇現象を目撃して家族は向かいに暮らすノッティンガム家へと避難します。その後、警察を呼んで調べてもらうと警察も怪奇現象を目にしたため、心霊現象の専門家に相談するようアドバイスをされます。

死霊館シリーズ 死霊館エンフィールド事件のあらすじ「ホジソン家の狂言」

ホジソン家の心霊現象を聞きつけ、テレビ局はホジソン家に取材をします。撮影中にジャネットが豹変して男の声で喋ったため、驚いた取材班が質問するとビル・ウィルキンスという老人の霊だと分かります。その頃、ウォーレン夫妻の元に教会からホジソン家の調査依頼が舞い込んできます。エドが殺される夢を見たロレインは乗り気ではなかったものの、助けたがってるエドの気持ちに応えて、ウォーレン夫妻はイギリスへと向かいます。

ホジソン家に着いたウォーレン夫妻は、SPR(英国心霊調査協会)のモリスと共に調査を開始します。ビルとの会話の中で、違和感を感じたエドは十字架を突きつけると、何かに怯えた様子で消滅します。この状況に霊的要素を感じなかったロレインは精神障害の可能性を上げ、取材に同行していたSPRのグレゴリー博士は自作自演と指摘します。しかし、ジャネットと同じ名前の娘を事故で亡くしているモリスは家族のことを信じました。

姉弟でクリスマスの飾り付けをしていたジャネットは、キッチンで霊がいるのを感じます。エドに「みんなを守るように」と言われていた弟のジョニーは、姉を助けにキッチンへ行くと棚に閉じ込められてしまいます。グチャグチャに散らかったキッチンで二人は無事保護されるのですが、撮影されてた映像にはジャネット自身がキッチンを破壊している映像が映っており、ジャネットの自作自演だったことが判明したのでした。

死霊館シリーズ 死霊館エンフィールド事件のあらすじ「修道女の悪魔」

映像を見たウォーレン夫妻はアメリカに帰国することにします。全員撤収した後、マーガレットがジャネットに今回のことを尋ねると「やらないと殺すと脅された」と答えます。その頃、帰りの電車内で夫妻は一連の騒動に疑問を感じてました。ジャネットはなぜ撮影中と知りながらあのような行動をしたのか?そして、ビルが発していた言葉にでした。記録したテープを再生し言葉を繋ぎ合わせるとロレインはビルの意識を感じ取ります。

ビルは家族に逢いたくて現れる家の持ち主の霊でしたが、悪魔によって使役されてました。そして悪魔の力で霊視能力が感じ取れなかったことと、ウォーレン夫妻に悪魔の存在を知らせるためにメッセージを送っていたことが分かります。夫妻は残っている取材スタッフにも声をかけ、急いでホジソン家へと向かいます。その時、邪魔者がいなくなったホジソン家では悪魔が本性を現すのでした。

死霊館シリーズ 死霊館エンフィールド事件のあらすじ「ヴァラクの最後」

悪魔に取り憑かれたジャネットは家族に危害を加えます。ペギーは子供たちを連れて家から避難すると、全ての扉と窓が閉ざされてしまいます。そこへウォーレン夫妻が駆けつけ、エドは地下室への入り口からの潜入を試みます。向かいの家の協力で何とか潜入したエドはジャネットの元へと向かいました。その頃、ロレインは夢の中でエドを殺した悪魔の名前「VALAK」(ヴァラク)を思い出し、エドを追って家の中へと入ります。

2階にたどり着いたエドは、窓から飛び降りたジャネットを助けますが自身も落ちそうになります。それを助けようとしたロレインを修道女の悪魔が拒み、壁に叩きつけます。ロレインがヴァラクの名を口にし、「地獄へ戻れと」叫ぶと悪魔は消滅しました。その後、ジャネットは教会へと預けられることになります。エドが「大人になって、これを必要としている人が現れた時は渡してほしい」と自身の十字架をジャネットに託すのでした。

映画 『死霊館 エンフィールド事件』 公式サイト

アナベル死霊人形の誕生のあらすじをネタバレ!

死霊館シリーズ アナベル死霊人形の誕生のあらすじ「マリンズ家で暮らすことになった6人の少女」

1945年、人形職人のサミュエル・マリンズは、妻のエスターと娘のアナベル(あだ名はビー)親子3人幸せに暮らしていました。ビーは「私を見つけて」とメモを点々と置いて探してもらうなど、父のサミュエルによく遊んでもらってました。しかし、家族で教会へ行った帰りに車がパンクしたので、サミュエルがタイヤをはずしたときに落ちてしまったボルトをビーが拾ったそのとき、車に轢かれてしまい帰らぬ人になります。

12年後の1957年、サミュエルが孤児院に自宅の一角を貸し出し、シスターのシャーロットと6人の少女がマリンズ家に訪れます。その日の夜、孤児の年少組ジャニスは「私を見つけて」と書かれた紙切れと「ここの中」と書かれた紙切れを見つけます。しかし、その場所はサミュエルに「絶対に入ってはいけない」と言われてた部屋だったのですが、いいつけを破って部屋に入ってみるとそこは玩具が置かれた子供部屋でした。

ジャニスはドールハウスの中からクローゼットの鍵を見つけ、開けてみると中には人形が置かれてました。それを不気味に感じたジャニスは閉めて鍵をかけますが何故か扉は開きます。人形に布を被せて部屋を出ようとしたら、何かが近づいたので振り向くと布を被せた人形は目の前で消えてました。翌日、ジャニスは昨夜のことをシスターに告白して懺悔します。

死霊館シリーズ アナベル死霊人形の誕生のあらすじ「アナベルの霊」

その頃、年長の4人は邪魔だった年少のリンダをグループから外すためかくれんぼすると嘘を言って4人は敷地内を探検しに行きます。一方、隠れる場所を探していたリンダは階段にある隠し部屋を見つけます。しかし、置いてある人形が消えたのに驚いて飛び出したのを4人に見られて遊びは終了します。その日の夜ナンシーとキャロルが怪談話をしていたら何かを目撃し、二人は姿を一向に見せない妻のエスターだと思っていました。

しかし、妻のエスターはとある理由で寝たきりの状態になっており、サミュエルが不在の時は代わりにシスターが世話をしていました。シスターとエスターの会話を盗み聞きしていたジャニスは、亡くなったアナベルの写真を勝手に持ち出し眺めていました。すると子供部屋から音楽が流れてきたので、ジャニスは部屋に向かおうとするとリンダが止めに入ります。しかし、動く人形に驚いてリンダはその場から立ち去ってしまいます。

ジャニスは日記を見つけ、ここがアナベルの部屋だと知りました。すると写真で見た少女が立っています。アナベルの霊だと確信し、話しかけるとアナベルは助けて欲しいと答えます。しかしアナベルは悪魔に豹変して「お前の魂が欲しい」とジャニスに襲いかかります。翌朝、ジャニスは階段下で発見され、病院で手当をして車椅子で帰宅します。そして昨夜の出来事をシスターに話して励ましてもらいます。

死霊館シリーズ アナベル死霊人形の誕生のあらすじ「取り憑かれたジャニス」

次の日、ジャニスは庭で日光浴していると何者かに車椅子を押されて小屋の中へと放り込まれます。そして人形に襲われて何かがジャニスに憑依します。親友であるリンダはジャニスの異変に気づき、ほかの孤児たちに相談しますが全く相手をされません。そこでサミュエルに相談すると、部屋と人形のことで激怒して慌てて家の方へと向かいます。人形と「見つけた」と書かれた紙切れを見つけたとき、ジャニスが近づいてきます。

異変に気づいたサミュエルは十字架をかざしますが魂を抜かれて命を落とします。悲鳴で駆けつけたシスター・シャーロットは、エスターに相談すべく彼女の元へと向かいます。その頃リンダは、全ての元凶である人形を井戸へと捨てますが、リンダ自身も引きずり込まれる寸前でシスターに助けてもらいます。二人は井戸の蓋を閉じますが、家に戻ると井戸に捨てたはずの人形が置かれてます。二人はエスターに人形のことを訪ねました。

死霊館シリーズ アナベル死霊人形の誕生のあらすじ「封印から解き放たれた悪魔」

あの事故で最愛の娘を失った夫婦は娘に逢いたい一心で祈りを捧げてました。すると娘の魂が人形に入る許可を求めてきたので夫婦は許可をします。それから娘の幽霊が見えるようになり夫婦は大喜びしますが、それは娘の霊ではなく夫婦の魂を狙う悪魔でした。悪魔の攻撃によりエスターが大怪我をし、サミュエルは教会に依頼して悪魔が宿った人形はクローゼットへと封印されます。夫婦は償いとして孤児を預かることを決意したのでした。

話を聞いていたその時、子供たちの悲鳴を聞いてシスターは急いで駆けつけます。ティアニーを襲うジャニスを見て一刻も早くこの場から逃げるべきと判断したシスターはその場にいた子供たち(リンダを除いた4人)を外に避難させ、寝たきりのエスターを助けるべく彼女の元へと向かいます。しかし到着した時は既に上半身のみはりつけられて死亡してました。そしてジャニスはリンダとシスターに襲いかかります。

死霊館シリーズ アナベル死霊人形の誕生のあらすじ「新たな惨劇の始まり」

必死に逃げるリンダでしたが、捕まってしまい振りかざしたナイフで刺される寸前でシスターが「許して」と言ってジャニスをクローゼットに封じ込めます。二人は外へと避難し、家は大きな揺れと共に全ての照明が破裂しました。その後、警察がクローゼットを確認すると人形以外なにもなく、壁に穴を開けて逃げられてしまいます。人形と5人の少女たちは教会で儀式を行って清めてもらい、悪魔の恐怖は幕を下ろすのでした。

その後、子供に恵まれなかったヒギンズ夫妻は養子をもらうため孤児院に来ていました。夫妻が一人の少女に名前を尋ねると「アナベル」と答え、彼女はそのままヒギンズ家の養子となります。それから十数年後、アナベル(正体は悪魔に取り憑かれたジャニス)はヒギンズ夫妻を殺害し、新たな惨劇が始まるのでした(アナベルシリーズ1作目に続く)。

映画 『アナベル 死霊人形の誕生』 オフィシャルサイト

死霊館(アナベル)シリーズのおすすめの見る順番とは?

死霊館シリーズ一覧のオススメの見る順番ですが、まず劇場公開順の順番で見るのが一番無難です。死霊館シリーズは各作品に関わるネタがたくさん散りばめられており、死霊館シリーズを公開順の順番で見たほうが過去の作品の新たな真実を発見して、あとでもう一度死霊館シリーズを見返したくなる楽しみもあります。

死霊館シリーズ一覧を公開順に並べるとこのようになります。『死霊館』(2013年)『アナベル 死霊館の人形』(2014年)『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)『アナベル 死霊人形の誕生』(2017年)になります。このシリーズ一覧に、記事執筆時点ではまだ公開されていない『死霊館のシスター』(2018年9月)「アナベルシリーズ3作目」(2019年)「死霊館3作目」『The Crooked Man』が加わります。

そのほかの見る順番として挙げられるのが時系列どおりの順番で見るパターンがあります。死霊館シリーズ一覧を時系列順の順番で見てしまうとアナベルやヴァラクの誕生の経緯や隠された真実を先に知ってしまうデメリットがあるのですが、それで死霊館シリーズの面白さはなくなりませんし、先にアナベルやヴァラクを知っておくことで、公開順どおりの順番で見るのとはまた違った死霊館シリーズの楽しみ方もできます。

シリーズ一覧を時系列順に並べると、『死霊館のシスター』『アナベル 死霊人形の誕生』『アナベル 死霊館の人形』『死霊館』『死霊館 エンフィールド事件』に、公開前の作品がシリーズ一覧のどこかに加わります。「死霊館3」は、関係者の過去のインタビューで「夫妻が扱った80年代の事件が望ましい」と答えてたので、時系列的には一番新しい作品になる可能性があります。

死霊館シリーズ一覧の相関関係ですが、まずウォーレン夫妻が関わったのが『死霊館』『死霊館 エンフィールド事件』です。そして、アナベルが初登場したのが『死霊館』、その後『アナベル 死霊館の人形』『アナベル 死霊人形の誕生』とアナベルシリーズが制作されます。ヴァラクが初登場したのが『死霊館 エンフィールド事件』、悪魔の尼僧ヴァラクに焦点を当てた『死霊館のシスター』が2018年に公開(予定)されてます。

また、あらすじでは省きましたが『アナベル 死霊人形の誕生』ではシスター・シャーロットの修道院の写真にもヴァラクが登場しており、車椅子に乗ったジャニスを押したのもヴァルクだと思われます(修道女姿のため)。そして最後に『死霊館 エンフィールド事件』に登場したへそ曲がり男に焦点を当てた新たなスピンオフ作品『The Crooked Man』が公開予定になってます。

最後に小ネタとして、死霊館シリーズを代表する悪魔アナベル人形ですが、実際はビスクドールではなく、ラガディ・アンという布製の可愛らしい人形になります。作品の不気味さを増すためビスクドールになったわけですが、実際のアナベル人形は見た目とは裏腹に所有者を恐怖のどん底へと陥れてる恐ろしい人形です。アメリカのコネティカット州にウォーレン夫妻のオカルト博物館があるので、実物を見たい方は訪れてみてください。

映画『死霊館のシスター』公式サイト

死霊館(アナベル)シリーズ一覧まとめ

死霊館シリーズのあらすじと見る順番を紹介しましたが、見る順番に関しては特にこだわらず好きな順番で見ても大きな影響を与えないので、いきなり最新作を見ても問題ありません。記事執筆段階では公開予定の作品も、この記事を読んでる頃にはもしかしたら絶賛公開中や公開間近になってるかも知れないので、最初はスクリーンの大迫力画面で見る選択もあります。ぜひ自分の好きな方法で死霊館シリーズを楽しんでください。

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