カーズ3・クロスロードの登場キャラクター一覧！担当した声優も紹介

カーズ3クロスロードは、ディズニー傘下のアニメーションスタジオ、ピクサーが手掛ける擬人化した車をテーマにしたシリーズ「カーズ」の3作目に当たる作品です。初代カーズからカーズ２、そしてカーズ3クロスロードとそれぞれの作品で時間軸が大きく異なる事もあって、3から見ても充分に楽しむ事ができる作品になっています。

登場するのは擬人化した車がほとんどながらにしっかりとした人間ドラマのような物を感じる事ができる上に登場する車は実際にレースで使われるようなスポーツカーをモデルにしているのでピクサー映画が好きな人はもちろん、車好きの人にも楽しめるようになっています。

擬人化している車達にはそれぞれに感情があり、当たり前のように言葉を発して会話をします。それぞれに合った声を当てられており、それらを演じるのが声優さんです。もちろん本来は英語になっていますが、日本語吹き替え版もあります。今回はカーズ3に登場したキャラクターの一覧を日本語吹き替えを担当した声優さんの一覧と共に紹介していきます。

初代カーズでルーキー、2で中堅だった主人公ライトニング・マックィーンは既にベテランの域に達し、作中のメジャーレース「ピストンカップ」で7回も優勝した経歴を持っている人気レーサーです。しかし2016年シーズン、新世代のルーキージャクソンストームに敗れてしまいます。ストームの連戦連勝で迎えた最終戦、マックィーンはまたしても敗れそうになります。

無茶をした事で衝撃のクラッシュを起こす事になってしまったマックィーン。さらにシーズン終了後、復帰を目指して開始したトレーニングを見たスポンサーから引退も仄めかされます。次のレース「フロリダ500」での勝利を条件に引退撤回、引退時期の自由を賭ける事になったマックィーンは新しいトレーナー、クルーズと共に修行の旅に出る事になります。

旅先で既に引退した自身の先輩達達と出会う事でそれまでのスピード重視の走りからテクニック重視の走りを身につけると同時にトレーナーであるクルーズの夢、師匠のドックの幸せを知ったマックィーンは新しい道を模索しつ修練に励みます。

迎えたフロリダ500レース当日、仲間達に応援されながら懸命に走るマックィーン。しかしあくまでもトレーナーとして扱われるクルーズを不憫に思い、自身の代わりにレースを走らせます。ベテランレーサーである自身の知識を使いクルーズに的確なアドバイスを送り、ストームを抜いて逆転優勝。クルーズは新たにレーサーとしての道を、マックィーンはレーサー兼クルーズのチーフトレーナーとしての道を歩む事になります。

カーズ3クロスロードを語る上でまず最初に語らなければいけないキャラクターが3人います。主人公のマックィーン、ヒロインのクルーズ、そしてマックィーン、クルーズのライバルを務めるディズニーヴィランのストームの3人です。

特に今作が初登場となるクルーズとストームは誰が日本語吹き替えを担当するのか公開前も注目を集めました。まずはこの主要なキャラクターである3キャラクターとその吹き替えを担当する声優さんを一覧にして紹介します。

シリーズを通して主人公を務める赤いボディが特徴的ライトニング・マックィーンは既にベテランレーサーであり、これまでに少なからずあった生意気な要素は減り、カーズ3クロスロードではベテラン特有の新世代の台頭への焦りや引退などを中心に描かれています。ベテランになってある程度落ち着いた為か、過去2作での決め台詞であった「カチャウ」などを使う事も無くなったものの、やはり本来の自信家な部分も併せ持っています。

カーズ3クロスロードの予告映像では序盤のレース中のクラッシュシーンが描かれ、非常に話題になりました。ピストンカップでの優勝回数はカーズ2での4回からさらに記録を伸ばし、7回となるなど、カーズ3クロスロードが始まる時点で既に世界に名を轟かせる有名レーサーです。本作ラストではそれまで基調としていた赤から師匠のドックの色でもある青色にカラーリングを変更する事で新たな道を進む決意が描かれています。

初代カーズからカーズ3クロスロードに至るまでマックィーンの日本語吹き替えを担当しているのは声優の土田大さんです。スーパー戦隊シリーズ「忍者戦隊カクレンジャー」のニンジャブルーとしてデビューし、以降も多数のスーパー戦隊シリーズで声を担当している他、アニメを中心に多数の作品で声を担当しています。

同時に日本語吹き替えとして特定の俳優さんの声を担当する機会も多く、カーズ3クロスロードの本家である英語版でマックィーンの声優を担当をしているオーウェン・ウィルソンさんを始め、24シリーズで知られるカルロス・バーナードさんなどの声も担当しています。

カーズはレースをメインとしながらもしっかり各作品それぞれにしっかりとヒロインが登場します。本作のヒロインと言えるのがマックィーンの新しいトレーナーとなるクルーズです。明るく前向きな性格で音声コマンドアシスト「ハミルトン」を搭載しています。これまでもトレーナーとしてルーキーのレーサーを中心に担当してきましたが、今作で復活を目指すマックィーンのトレーナーを担当する事になります。

幼少期にマックィーンのレースを見た事がきっかけでマックィーンの大ファンでもあり、自身もレーサーを目指したものの周りとの空気の差に断念した経験を持っています。本作の主人公は間違いなくマックィーンですが、マックィーンに少なくない影響を与え、その活躍から言ってももう一人の主人公と言っても過言ではない程のメインキャラクターです。

そんなクルーズの日本語吹き替えを担当したのは女優の松岡茉優さんです。女優としては「おはスタ」のおはガールを始めに、「あまちゃん」に登場する入間しおり役で注目を集めました。今では毎年コンスタントにドラマに映画にと出演しており、バラエティ番組にも多数出演している事から人気の高い女優さんです。

声優としては本格的な活動はしていないものの、劇場版アニメや吹き替えの担当としていくつかの作品にかかわっています。ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナではキミア王女役、映画聲の形では主人公石田将也の小学生時代を演じていたりします。

カーズ3クロスロードでのディズニーヴィランと言えるのがジャクソンストームです。新世代のルーキーで、自信家で実力を鼻にかけた姿はルーキー時代のマックィーンっぽさを持っている上に、勝つ為に手段を選ばない姿には初代カーズのチックのような一面も兼ね備えています。加えて、これまでのピストンカップのレーサーの概念を覆す、空力重視の低く角張った車体デザインも特徴的です。

最新設備によってシミュレーション訓練を行うなど設備面でも時代の先駆け的な存在となっています。カーズ3クロスロードで序盤に登場し新世代のパワーで連戦連勝、マックィーンの連敗記録を作り上げシーズン終了後にマックィーンが旅に出るきっかけを作ると同時に、最終戦でもその強さを遺憾なく発揮しましたが、最後にはクルーズに敗れる事になります。

ストームの日本語吹き替えを担当したのはお笑い芸人の藤森慎吾さんです。お笑い芸人としてチャラ男キャラを全面に押しだしたキャラクターで人気を集めると同時に最近ではダンス&ボーカルグループRADIO FISHのメインボーカルとして音楽活動にも力を入れています。芸人と音楽の活動がメインではありますが、カーズ3以前にも多数のキャラクターの吹き替えも担当しています。

2006年に公開された実写版「アルプスの少女ハイジ」のセバスチャン役を変わりに、「ジュラシックワールド」のジミー役やミュータント・ニンジャ・タートルズ：影＜シャドウズ＞のビーバップ役などこれまではどちらかと言えば、藤森慎吾さんのイメージに近いキャラクターが多かったです。出演後のインタビューでも「どちらかと言えばクールなストームを演じるのは難しかった」と答えています。

ストームの事をディズニーヴィランと言いましたが、ディズニーヴィランとは、アメリカの主にヒーローコミックで悪役を指す言葉「ヴィラン」から来ています。ディズニーはヒーロー物ではありませんが、多くの悪役が登場し、色々な形で主人公達を苦しめる役割を担う事から、ディズニー作品に登場する悪役を「ディズニーヴィラン」と呼びます。

ディズニーヴィランを一括りにした総称として「ディズニーヴィランズ」がディズニー公式でも使われており、悪役キャラクターをまとめたブランドとして展開する際などに使用されます。ある種の対義語としては「ディズニープリンセス」がありますが「プリンセス（王女）である事」という明確な条件があるディズニープリンセスと違いどこまでがディズニーヴィランズに含まれるのかは明確にされていません。

しかしディズニー公式から「ディズニーヴィランである」と明言されているキャラクターも多数存在します。一覧にすると「眠れる森の美女」のマレフィセント、「アラジン」のジャファー、「リトルマーメイド」のアースラ、「ピーターパン」のフック船長、「白雪姫」の女王、など「不思議の国アリス」のハートの女王、「101匹わんちゃん」のクルエラなど一覧にするのも恐ろしい錚々たるメンバーが名を連ねています。

カーズの見どころの1つと言えばやはり迫力満点のレースシーンです。しかしこのレースを走る多くのキャラクターに名前なども含めたしっかりとした設定があるのをご存知でしょうか？ここからはレースシーンで活躍するキャラクターのうち、セリフを持っており、声優が割り振られているキャラクターを一覧として紹介します。

キャルウェザーズは初代カーズで活躍したキングことストリップウェザーズの甥で、レーサーとして既に長く走っておりマックィーンと共にベテランと言われるレーサーの1人です。マックィーンとも冗談を言い合えるような友人ですが、マックィーン同様に新世代の台頭により限界を感じカーズ3クロスロードで描かれているシーズンの途中で引退してしまいます。

キャルウェザーズの声優を務めたのは声優のあべそういちさんです。2010年頃から声優としての活動を始め、主に海外のドラマや映画の吹き替えとして多数の作品に参加しています。アニメではまだ主人公格などは演じていませんが、銀球やばくおん、この美術部には問題があるなど、複数の作品で活躍しています。

ボビー・スイフトはキャルと同じくマックィーンと同世代のベテランレーサーです。マックィーンやキャルとも良き友人関係を築いていましたが、作中では新世代のレーサーに席を奪われ、解雇されてしまいました。

ボビー・スイフトの声優を務めたのは丸山壮史さんです。丸山壮史さんも吹き替えをメインに多数の作品で活躍する声優さんです、脇役ながらしっかりと名前を思っているキャラクターを演じる機会も多く、またゲーム「タイムトラベラーズ」では主人公の1人、ルサンチマンの声優も務めています。

上記で紹介したボビー・スイフトの後任として登場した新世代のレーサーがダニー・シュワヴェッツです。青紫と黄色を基調としたカラーリングが特徴的です。

ダニー・シュワヴェッツの声優を演じたのは、声優の岡井カツノリさんです。岡井カツノリさんも吹き替えをメインに活躍する声優さんで、「ホビット～決戦のゆくえ～」や「パイレーツオブカリビアン最後の海賊」などに声を当てています。

カーズ3クロスロードに登場するキャラクター達は口調はもちろん、そのボディに至るまで多種多様な特徴を持っていますが、これらは全て創作された物ではありません。メインとなるマックィーンやクルーズなどはもちろん違いますが、特にレースシーンで登場しセリフを持っているキャラクターに関してはモデルがいるキャラクターも多いです。

モデルになっているのは、カーズ3クロスロードで行われているピストンカップのモデルとなっているレース「NASCAR」のレーサーの方々です。彼らは同時に英語版での声優も務めており、それぞれのキャラクターの名前もそれぞれのレーサーの人から取っている物も多いです。

もちろん同じルールでモデルになっているキャラクターは他にもおり、ストームのクルーチーフを務めるレイレヴァラムや下記で紹介するスモーキーやルイーズ、リバースコットやジュニアムーンなどのトーマスヴィル・スピードウェイの面々にもモデルがいる他、マスコミとして登場するキャラクターもNASCARのアナウンサーをモデルにしていたりします。

初代カーズで活躍したキングことストリップウェザーズは既にレーサーとしては引退していますが、甥のキャルのクルーチーフとしてカーズ3クロスロードにも登場しています。既にレーサーでは無い事もあって活躍こそ少なめですが、レーサーとしての実績から今でも人気のある様子が伺えます。

キングの声優は初代カーズでも同じく声優を務めた岩崎ひろしさんが続投する形で吹き替えを担当しています。主役を務める機会こそ少ないですが、数々の作品に声を当てており、アニメだとドラゴンボールやナルト、ワンピースやスマイルプリキュアなどにも声優として出演しています。

吹き替え担当としても何人もの海外俳優の声を担当している他、リトルマーメード2やシュガー・ラッシュ、シンデレラ2などの映画、キングダムハーツバースバイスリープのようなゲームも含めて、ディズニー関連作品にも多数登場しています。

初代カーズの舞台の1つであり、以降マックィーンが拠点としているのがラジエータースプリングスです。マックィーンのクルーも多くはここの住人であり、カーズ3クロスロードでは総出でマックィーンの応援に駆け付けるシーンもあるなど、マックィーンと住民の仲の良さを伺えるシーンが多数あります。ここからはラジエータースプリングスに住む住人とその声優さんを一覧として紹介していきます。

マックィーンの師匠であり、過去にドックハドソンもまた伝説的なレーサーでした。54年前の大事故を期にレーサーを引退し、このラジエータースプリングスの住人の1人となっていました。カーズ1とカーズ2の間に他界してしまったようで、カーズ3クロスロードのメインの時間軸では登場しませんが、マックィーンの回想や過去の映像などに登場しています。

そんなドックの声優を務めているのが声優の浦山迅さんです。声優として多数の実績を持っており、メインキャラクターを演じる事も非常に多い声優さんです。アニメだと忍たま乱太郎の学園長役の2代目を務めるなどしています。

吹き替え担当も複数持っており、マーベルシネマティックユニバースのオーディン役を務めたアンソニーホプキンスさんなどを始め、ケンストットさん、レイワイズさんの吹き替えも担当しています。担当以外にも精力的に吹き替えを行っている声優さんです。

マックィーンの親友で2では実質主人公のような活躍を見せたのがメーターです。カーズ3クロスロードではカーズ2目立ち過ぎた為か出番こそ少ないですが、自身が引退のかかったフロリダ500に勝てる確率は1.2％という報道を見て落ち込むマックィーンの相談に乗り、的確なアドバイスや提案をするなど親友としての立ち回りが目立っています。

そんなメーターの声優を務めるのはマルチタレントとして活躍する山口智充さんです。バラエティ番組を中心にテレビドラマや映画、そしてアニメの吹き替えなど実に多彩な活躍をしています。

吹き替えを担当する経験こそ専業声優さんに比べれば少なめですが、持ち前のものまねの上手さもあって実に多彩なキャラクターを演じ分けています。

マックィーンのガールフレンドで初代カーズのヒロインでもあったサリーもまたカーズ3クロスロードでもしっかり登場しています。ガールフレンドとしてマックィーンの正直な気持ちを吐露出来る相手としてしっかり支えています。

サリーの声優を務めるのは女優で声優の戸田恵子さんです。声優として多数の主役を演じてきた実績を持っており、それゆけアンパンマンでアンパンマン役、機関車トーマスでトーマス役、ゲゲゲの鬼太郎の鬼太郎役など誰もが知っているキャラクターの声も担当しています。

吹き替え担当としても複数の女優さんを担当している他、単発の吹き替えも非常に多くこなしています。トイストーリー2などカーズ以前にもディズニー作品に関わっている声優さんです。

タイヤ店の店主であり、マックィーンのクルーの一員でもあるルイジは本作ではマックィーンの旅に同行しています。イタリア語訛りの英語とイタリア語による独特の喋りは本作でも健在で、数多くいる特徴的なキャラクターの中にあって、異彩を放つ存在感を持っています。

初代カーズから登場し続けるルイジの声優を務め続けているのが外国人タレントのパンツェッタ・ジローラモさんです。声優としての経験はカーズだけですが、その特徴的な喋り方も3作目とあって流暢になってきています。

ルイジと親友で同じくマックィーンチームのクルーでもあるのがグイドです。タイヤ交換の速さには定評があり初代カーズではその速さを遺憾なく発揮するシーンもあります。カーズ3クロスロードではルイジと共にマックィーンの旅に同行しています。

グイドはイタリア語しか喋れないという設定なので、吹き替えが行われておらず、英語のままでは違和感が残る事から、フランス語版で吹き替えを演じたデニーロ・デ・ジローラモさんの声がそのまま日本語版のカーズ3クロスロードにも利用されています。

クルーズのレーサーとしてのセンスをマックィーンが知る上で重要になったのがサンダーホロウスピードウェイで行われたレースです。バトルレースという事で他のレース以上に多種多様なキャラクターが登場します。その中でも代表的なキャラクターを一覧にして紹介します。

サンダーホロウ・スピードウェイで開催されるクレイジー8において伝説的存在と言われるのがミスフリッターです。黄色い車体のスクールバスがメースですが、角をあしらったマフラーなど非常に特徴的な外見をしています。肝っ玉の据わった性格をしており、レースで潰した車のナンバープレートを飾るなどもしています。

ミスフリッカーの声優を務めたのは声優の定岡小百合さんです。長い芸歴を持つ声優さんで、実に多くの作品で声を当てています。その声質もあってか中年から老齢の女性キャラクターを演じる事が多くなっています。

ディズニー作品だとファインディングニモシリーズのピーチ、ターザンなどのアニメ作品はもちろん、アリスインワンダーランドなどの実写作品でも声を担当するなどしています。

ピクサー映画ほぼ全てに登場するピザ屋「ピザ・プラネット」。その配達用トラックとして登場するのがトッドです。いわゆる隠れミッキーのような形で、作品のどこかに何気なく登場していますが、カーズシリーズもしっかり登場しています。過去2作では群衆に紛れる形での登場でしたが、カーズ3クロスロードではここ、サンダーホロウ・スピードウェイで開催されるクレイジー8にて登場しています。

あくまでも何気ない登場がトッドの信条なので、本格的には登場していませんが、2つのシーンでその姿を確認する事ができます。セリフなどはありませんがしっかり擬人化されているので一度探してみてはいかがでしょうか？

ドックの元クルーチーフであり迷えるマックィーンにベテランとしての技を伝授したのがスモーキーです。ドックの過去の真実や彼の心なども知っておりマックィーンにそれを伝える重要な役割を担っています。

スモーキーの声優を務めるのは声優の有本欽隆さんです。長く声優を行っており、実に多数の作品に参加しています。ベテラン声優さんらしくここ最近の作品では中年から老齢なイメージを持つ男性キャラクターを演じる機会が多くなっています。アニメやゲームではワンピースの白ひげエドワードニューゲートやイナズマイレブンの響木正剛などメインキャラクターに声を当てる実績も持っている声優さんです。

吹き替えに関しても実に多くの俳優さんの吹き替えを担当しており、シリーズ作に続けて登場する事も多いです。ダイハードシリーズや007シリーズなど日本でも人気の高い海外作品にも参加しています。

スモーキーと共にマックィーンを鍛えたのが女性レーサーとして過去にはピストンカップで3回連続優勝した実績を持っているのがルイーズナッシュです。女性がレースに出る自体に周囲が否定的だった事もありゼッケンを盗んでレースに出た事もあるような経験もあります。

ルイーズの吹き替えを担当したのは女性声優の磯辺万沙子さんです。吹き替えを中心に活躍する声優さんで、女優のキャロル・クリスティン・ヒラリア・パウンダーさんの担当声優を務めている他、マイティソーバトルロワイヤルや、ターミネーター2など日本でも有名な作品を多数担当しています。

ディズニー作品にも多数出演しており、ダンボでジャンボ役、モンスターズインクでロズ役などしっかり名前を持っているキャラクターから名前を持たないようなキャラクターも含めると多くの作品に関わっています。

カーズ2で登場したアメリカ代表、ジェフゴルベットも本作には登場しています。友人として最終レースに挑むマックィーンに「旧世代の代表として頑張れ」とエールを送っています。

ジェフの声優を務めるのは声優の山本満太さんです。ベルセルクのモーガン役やスパイダーマンホームカミングのフィニアスメイソン役などを務めています。

本作のメインヴィランと言えるのはストームですが、レース外でのディズニーヴィランと言えるのがスターリンです。マックィーンのスポンサーを務めるランティーズをこれまでの社長だったラスティーダスティー兄弟から引き継いで新社長になったキャラクターで、マックィーンに引退を示唆したキャラクターでもあります。

スターリンの日本語吹き替えを担当したのは声優の大川透さんです。大川透さんは前作カーズ2でもロッドトルクレッドラインの声も担当しています。その他にも多数のアニメやゲームへの出演や映画の吹き替えを担当しています。ソードアートオンラインのヒースクリフ役や機動戦士ガンダム　鉄血のオルフェンズでラスタルエリオン役などメインキャラクターにも声をあてるなどしています。

吹き替え声優としても複数の俳優さんの吹き替えを担当、ディズニー作品でもズートピアのスチュー役、バンビ2の森の王様役、モンスターズインクではアナウンサー役なども務めている他、ディズニーキャラが多数登場するゲーム「キングダムハーツシリーズ」ではジャファーの子分のオウム、イアーゴの声を演じています。

一覧にしてみると、カーズ3で吹き替えを担当しているのは比較的ベテランの声優さんが多いのが特徴の1つです。これは登場するキャラクターの一覧と合わせてみるとやはり若い世代よりも既にレースを引退しているようなキャラクターが多いからとも言えます。

主人公であるマックィーンでさ既にレーサーとしてベテランと言われるのに、そのマックィーンに教える存在が多数存在するのが本作の特徴でもあります。その特徴を最大限発揮するにはやはり実績のあるベテラン声優さんを中心に構成する必要があったのではないかと考えられます。

実績のあるベテラン声優さんがしっかり脇を固めているからこそ主役級を演じる経験の浅い声優さんや、声優が本業ではない人達も演技に集中する事ができ、より良い掛け合いが出来ているのではないでしょうか。

カーズ3クロスロードはディズニー作品の中でも実に多くのキャラクターが登場する作品の1つです。それぞれの掛け合いを見ているだけでも楽しめる作品であると同時にレースシーンなども本格的に作り込まれており、白熱する事間違いありません。

それぞれの掛け合いを支えているのが吹き替えを担当する声優さんです。一覧でも紹介したように実に多くのキャラクターに実績十分の声優さんが声を吹き込んでいます。それぞれがそれぞれのキャラクターの良さを十分に意識しているからこそこれだけキャラクターがいながら個性的なキャラクターが多くなっていると言えます。

カーズはディズニー作品の中でもトイストーリーと並んで人気の高い作品でまだ発表はされていませんがカーズ4が作られる事を望む声も大きいです。そんな魅力のあるカーズ3クロスロードでのそれぞれの声優さんの声を楽しみながら視聴してみるのはいかがでしょうか？