2018年07月25日公開
2018年07月25日更新
ワイルドスピード・スカイミッションの出演者一覧!ブライアン役ポールの代役は?
「ワイルドスピード」シリーズの7作目である「ワイルドスピード・スカイミッション」。大人気シリーズのスカイミッション撮影のクランクアップ前に、ブライアン・オコナー役のポール・ウォーカーが亡くなるという衝撃の出来事がありました。撮影途中であったため、急遽代役を立てることになります。一体誰がブライアン役を演じたのでしょうか?今作の出演者一覧と共に、ポール・ウォーカーの代わりを務めた人物、そして映画のエンディングに込められたメッセージについて紹介していきます。
目次
ワイルドスピード・スカイミッションの出演者を一覧で紹介!ブライアン役のポールの代役を演じたのは誰?
「ワイルドスピード」シリーズの「ワイルドスピード・スカイミッション」は7作目にあたります。このスカイミッションのクランクアップ前に、出演者が交通事故で亡くなるという悲しい出来事がありました。亡くなったのはポール・ウォーカー。ポール・ウォーカーは作中でブライアン・オコナーという役を演じていました。ブライアン・オコナー役に代役を立てることになりますが、一体誰が演じたのでしょうか?
ワイルドスピード・スカイミッションとは?
ワイルドスピードは1作目の「ワイルドスピード」が2001年に公開されてから、2017年に公開された「ワイルドスピード・アイスブレイク」まで16年間の歴史があり、今後も第9作、第10作と続くことがわかっています。カーアクション映画といえばワイルドスピード、というほどの人気を世界的に誇る作品です。
「ワイルドスピード」シリーズは、映画の公開順ではなく、時系列順に見ていくのがいいです。1→2→4→5→6→3→7→8という順番で鑑賞するのがおすすめです。3作目は4、5、6作目よりも後の物語です。しかし、単体で見ても十分に面白いのが「ワイルドスピード」シリーズのすごいところ。
「ワイルドスピード・スカイミッション」のあらすじを簡単に紹介します。前作で強敵を倒したドミニクとブライアンが元の生活に戻っていたところ、ある日事件が起きます。仲間のホブス(ドウェイン・ジョンソン)が何者かに襲撃されてしまうところから、今作の物語は動き出すのです。犯人であるデッカード(ジェイソン・ステイサム)は、次々にドミニク側に攻撃を仕掛けてきます。
敵に勝つため、ドミニクは地球上のすべてのものをハッキングできる装置「ゴッド・アイ」を使おうとします。そこでドミニクは、山岳地帯を車で走っているテロリストを追って、空からの攻撃作戦を立てます。今作の題名がスカイミッションなのはそのためです。
ホットなカーアクションに合わせたクールな音楽も「ワイルドスピード」シリーズの魅力の1つです。
ワイルドスピード・スカイミッションの出演者一覧
ドミニク・トレット役のヴィン・ディーゼル
ここでスカイミッションの出演者たちを紹介していきます。ドミニク・トレット役のヴィン・ディーゼルは、1967年生まれの現在51歳です。実は二卵性の双子で、双子の弟は映画編集の仕事をしています。ニューヨーク出身。182cmの身長で非常に体格がいいです。イタリア系と黒人系の両親から生まれています。俳優以外にも監督や脚本家、プロデューサーとマルチな才能を発揮しています。
設立している映画製作会社「One Race Films」は、「ワイルドスピード」シリーズにも一部携わっています。大学を中退し、俳優を目指すも鳴かず飛ばずだった1994年、自ら脚本と撮影を手がけ低予算映画を作ったところ、翌年カンヌ国際映画祭で高い評価を受けることになります。俳優だけでなく、製作の方でもセンスを見せています。
ポールが事故に遭った当時、知らせを聞いてすぐにポールの実家に向かったヴィン。彼の家族を励ます役目は自分にあると思っていましたが、実際には号泣しポールの母親に慰められる形となりました。ポールの母親は、片割れを失ったあなたの方が辛い、と声をかけてくれたのです。誰もが認める絆が二人にはあり、相棒の死はあまりにも悲しい知らせでした。
またヴィンは、ポールのために18分間の追悼ビデオをFacebookで公開しました。そこには、「オフスクリーンのドミニクとブライアン」というタイトルの動画やブライアン役のポールとドミニク役のヴィンが2人でインタビューされている姿、撮影の舞台裏などが確認できます。いくつかのエピソードを挙げるだけでも、2人の仲の良さがわかります。
ブライアン・オコナー役のポール・ウォーカー
1973年生まれでアメリカ出身のポールは身長188cmのイケメンです。元モデルの母親の影響で2歳の頃から赤ちゃんモデルを始め、そのまま子役になります。「ワイルドスピード」をきっかけに大人気ハリウッド俳優となります。ポールは日本車愛好家で、幼少から日本文化に親しんできました。大の車好きで日産など日本車を中心に所持していました。彼の亡き後、愛車はオークションで売られています。
8作目「ワイルドスピード・アイスブレイク」のBlue-ray&DVDリリース時に行われた人気投票では、圧倒的1位に輝く大人気キャラクター、ブライアンを演じています。1作目「ワイルドスピード」でドミニクにカーレースの勝負を申し込むところから登場し、車好きの元FBI捜査官で、ドミニクの妹の夫でもあります。
2013年11月30日に、友人が運転していた車の助手席に乗っていて事故に遭い、他界しました。当時40歳でした。乗っていた車はポルシェで、制限速度73kmのところを150kmで走っており、街頭に衝突して車は大破、炎上するという大変な事故でした。
レティ・オルティス役のミシェル・ロドリゲス
プエルトリコ系の父親とドミニカ共和国人の母親の元に、1978年に生まれました。身長165cmの40歳。彼女もまた「ワイルドスピード」シリーズでその名を轟かした出演者たちの1人です。ほかに、2009年に公開された「アバター」や2012年の「バイオハザードⅤリトリビューション」などに出演しています。演じたレティは、ドミニクの最愛の人であり、車命の凄腕ドライバーでもあります。
ミシェルは高校を中退していて、当時はなかなかやんちゃでした。またシーシェパードを支持していて、そういった意味で日本に批判的です。さらにミシェルはバイセクシャルだということも公表しています。以前女性と噂になったときは否定していましたが、その後モデルのカーラ・デルヴィーニュと仲睦まじくNBA観戦をしているところをパパラッチされており、交際についても認めていました。
ルーク・ホブス役のドウェイン・ジョンソン
出演者の中でも一際体の大きいドウェイン。「ザ・ロック」というレスラー名でプロレスラーをしていた過去がある俳優です。1972年生まれの46歳。身長196cm、体重118kg、握力192kgとさすが元プロレスラーというスペックです。1990年代末から2000年代初頭までを代表する「ビッグ4」の1人として活躍していましたが、現在は主に俳優をしています。
演じているホブス捜査官は、5作目で登場します。テレビシリーズ「スタートレック・ヴォイジャー」や「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド(2001)」へゲストで出演したことから俳優を志すようになりました。代表作には他に、「カリフォルニア・ダウン(2015)」「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017)」、「ランペイジ巨獣大乱闘(2018)」などがあります。
エレナ・ネベス役のエルサ・パタキー
1976年7月18日生まれの42歳。スペインの出身です。父親がスペイン人ですが、母親はハンガリーとルーマニアの血が入っています。なんと彼女は4カ国語を話すことができるマルチリンガルで、英語、ルーマニア語、イタリア語、フランス語が堪能です。スカイミッションではホブスの部下エレナを演じました。ドミニクの元恋人でもあります。
2010年に結婚したお相手は、「マイティ・ソー」シリーズの主演でお馴染みクリス・ヘムズワースで、エルサより7つ年下です。そしてエルサは2児の母でもあり、Instagramで子どもたちとの幸せそうな日常の姿も確認できます。
ローマン・ピアース役のタイリース・ギブソン
1978年生まれの39歳で、歌手としても活動しています。「ワイルドスピード」シリーズではブライアンの旧友という役どころで登場しています。
ドウェイン・ジョンソンと不仲で有名だったタイリース。元々2020年に公開予定だった「ワイルドスピード」シリーズの9作目が、ドウェイン演じるホブスとジェイソン・ステイサム演じるショウ2人のスピンオフ作品を2019年に公開するために延期されたことがタイリースの怒りの原因でしたが、すでに和解しています。
テズ・パーカー役のクリス・”リュダクリス”・ブリッジス
1977年生まれの40歳でヒップホップMCをしています。2004年にアッシャーのシングル「Year!」に参加し、全米にて11週連続1位を記録しました。本作ではメカニックを担当する役柄です。
ミア・トレット役のジョーダナ・ブリュースター
1980年生まれの38歳。ブラジルとアメリカのハーフです。「パラサイト(1998)」でデビューし、「ワイルドスピード(2001)」に出演してブレイクします。「ワイルドスピード」シリーズではドミニクの妹でブライアンの妻役です。ドライブテクニックもある女性です。
ハン・ルー役のサン・カン
プロフィール。初登場は3作目の「ワイルドスピード・トリプルXトーキョードリフト」。3作目の主人公ショーン・ボズウェルにドリフトの技術を教える存在です。クールでお菓子好きという独特の雰囲気を持った人物で、人気投票で4位となかなかの人気キャラクターです。
ジゼル・ヤシャ役のガル・ギャドット
1985年4月30日生まれのイスラエル出身女優で、2004年のミス・イスラエルに選ばれた出演者史上最強の美女です。美しいだけではなく、国防軍に2年間所属していたことがある肉体派でもあります。モデル活動をしていましたが、「Bubot(2007)」でテレビドラマデビューし、「ワイルドスピード・マックス(2009)」で映画デビューを果たします。「ワンダーウーマン(2017)」に主演し、現在大注目の女優です。
デッカード・ショウ役のジェイソン・ステイサム
1967年生まれの50歳。イギリス人です。代表作「トランスポーター」シリーズで有名なアクション俳優。水泳飛込競技の選手→モデル→俳優という特殊な経歴の持ち主です。役どころとしては、前作の宿敵オーウェンの兄にあたります。
オーウェン・ショウ役のルーク・エヴァンズ
近年では「美女と野獣(2017)」のガストン役で有名です。1979年生まれ39歳。前作の「ワイルドスピード・ユーロミッション」にてドミニクたちに倒された敵オーウェンを演じています。
ミスター・ノーバディ役のカート・ラッセル
1951年生まれの67歳。映画「バックドラフト」に出演しています。ゴッド・アイ関係の組織の一員であるミスター・ノーバディ。アメリカの「秘密工作員」でリーダーを務めます。
ワイルドスピード・スカイミッションのポールの代役は誰?
代役でブライアンを演じたのはポールの実の弟!
なんと代役は実の弟2人が務めたのです。1人はカレブという名前で、1977年10月4日生まれの現在40歳です。もう1人はコーディという名前で、1988年6月13日生まれの現在30歳。コーディは4人兄弟の末っ子で、救助隊員として働いていました。半分以上の撮影が終わった頃、兄ポールがなくなったため撮影は中断されていましたが、急遽台本を書き直すこととなりました。
そこでNGシーンなどを実の弟2人を使って撮り直して合成し、350ショットの映像を足して映画の完成に導きました。具体的には、弟たちが演技し、そこに生前撮ったポールの顔の部分を合成する作業が行われたのです。完成後はほとんどがCGで分かり辛いですが、最後のビーチのシーンだけはあきらかに顔が違うため、ぜひ注目して見てみてください。
映画全体における、実の弟たちの出演シーンですが、①ガレージでミアと話すシーン、②アブダビにてドミニクが暴走するシーン、③ロサンゼルスの橋で話すシーン、④最後のアクションシーンで戦い、トニーをエレベーターに投げるシーンなどが噂されている出演シーンです。
ワイルドスピード・スカイミッションで流れた曲は?
エンディング曲「See You Again」
「See You Again」の公式トレーラーは、公開から3週間も経たないうちに1億回以上再生されました。この曲は世界17カ国のシングルチャートで1位をとり、グラミー賞にも輝きます。「また会おう」と名付けられたこの曲は天国にいるポールに向けた曲となっており、歌詞が非常に泣けます。
「See You Again」の歌詞は、「お前なしの長い1日だった」から始まり、友情や兄弟といった言葉が登場する内容です。劇中で相棒だったポールとヴィンは、プライベートでも兄弟のように仲が良く、2人は出演者としての関係だけでなく、家族であり兄弟でした。その2人の別れの歌詞になっているととれるこの歌が、劇中で流れるシーンがあります。
映画のラスト、ブライアンとドミニクが山道を二手に分かれ朝日に向かって車で走り去るシーンがあります。劇中でブライアンは引退することになるのですが、出演者としてのポールとの別れを表現したシーンでもあり、長年に渡って「ワイルドスピード」シリーズを追い続けてきたファンにとってはたまらない演出になっていました。
「See You Again」の公式MVもポールを偲ぶ内容となっており、MVの全編を通して「ワイルドスピード」シリーズでのポールの思い出を振り返っています。最後はスカイミッションのラストシーンへと映像が続きます。どこか前向きな演出が印象的です。
実は映画のラストシーンは、元々考えられていた台本をポールの死によって書き換えたものなのです。制作スタッフたちのポールに対する愛と情熱が感じられます。
ポールが亡くなって2年が経った2015年、ヴィンは自分の娘に、ポールにちなんで「ポーリーヌ」と名前を付けました。娘が生まれたときポールの存在を噛み締めていたと言うヴィンは、「自分の人生の一部として彼の思い出を持ち続けたい」とポールについて語りました。本当にヴィンにとって、どれだけポールが大切な存在であったかが伺えるエピソードです。
ワイルドスピード・スカイミッションの出演者についてまとめてみた!
「ワイルドスピード・スカイミッション」の撮影中だった、ブライアン・オコナー役のポール・ウォーカーが亡くなった際に代役を務めたのは誰だったのかを紹介しました。調査の結果、主人公ドミニク役のヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーの絆が強かったことがよくわかるエピソードいくつも見受けられました。ポールの意志を継いで作られていく、これからの「ワイルドスピード」シリーズの展開も注目です。