【シャイニング 】トニーの正体は何者？ダニーとの関係や能力を考察

シャイニングに登場するダニーの能力やトニーの正体について紹介していく前に、映画シャイニングの概要をまとめていきます。映画シャイニングは、アメリカ合衆国の著名な小説家、スティーブン・キングの同名の小説作品を映画化した作品です。シャイニングは映画史に残るホラー映画だと度々名前が挙げられるほど、多くのファンを獲得した作品でした。

映画シャイニングはスタンリー・キューブリックが監督を務め、1980年に劇場公開されています。配給はワーナー・ブラザース。スティーブン・キングの小説を原作としながら、脚本は監督を務めたスタンリー・キューブリックとダイアン・ジョンソンが制作しています。制作総指揮はヤン・ハーランが務めました。

シャイニングのキャスト情報を紹介します。ここで詳しく能力を考察していく少年ダニーは、アメリカの子役俳優ダニー・ロイドが演じています。また、ダニーの父親で錯乱状態に陥り、ダニーたちを追い詰める父親ジャックを演じたのは、演技派俳優として人気のジャック・ニコルソンでした。

ジャックの妻・ウェンディ役を演じたのは、シェリー・デュヴァル。ダニーと同じような超能力を持つホテルの料理人・ハロラン役を演じたのはスキャットマン・クローザースでした。

シャイニングの舞台は、オフシーズンで誰も使っていない雪山のホテルです。冬の間だけは閉鎖されているホテルの管理人として、妻ウェンディと息子ダニーを連れてきた小説家のジャック。ジャックはアルコール依存症を患っており、ホテルで生活していくうち、徐々に精神に異常をきたしていきます。やがて錯乱状態に陥ったジャックはウェンディとダニーを殺そうと追い詰めていくのでした。

ホラー映画史に残る名作として人気のシャイニングの続編は、2019年11月に公開されたドクタースリープです。続編ドクタースリープでは、大人になったダニーが登場しています。続編ドクタースリープでは、トニーの正体が詳しく明かされていました。ドクタースリープは前作シャイニングとは雰囲気が違っており、賛否両論集めましたが、原作が好きなファンからは一定の評価を獲得しました。

シャイニングのトニーの正体が一体何なのか？詳しく考察していきます。ダニーは、シャイニング作中で独り言を言っているようなシーンがたくさん登場します。ダニーは一人でしゃべっているのですが、「トニー」という誰かと会話をしている様子でした。トニーはダニーに語りかけてくるようで、幼いダニーはトニーという姿の見えない人物と喋っていました。ダニーはこのような能力をシャイニングと呼んでいました。

ダニーに語りかけてくるトニーは、実在する人物という訳ではありません。姿かたちのある人間でもなければ、幽霊や妖精といった類のものでもありません。ダニーには不思議な能力を持っており、トニーがダニーに語りかけてくるという形で過去や未来を見る事が出来ます。幼いダニーには自分の頭に湧きあがる様々なイメージを理解する事が難しく、トニーと言う人格を生み出したのではないかと考察されています。

トニーの正体はダニーが生み出した存在で、イマジナリーフレンドではないかと考えられています。イマジナリーフレンドとは、幼い子供に見られる症例で、空想の中に友人を生み出しておしゃべりをしたり、一緒に遊んだりするというものです。トニーはダニーが生み出した存在なので、その正体はイマジナリーフレンドのようなものと言えます。

映画シャイニングのストーリー上で、主人公ジャックの息子・ダニーの能力「シャイニング」は非常に重要な要素となっています。シャイニングによってダニーが過去の凄惨な出来事を目の当たりにしたり、狂乱する父親の姿を感じたりする事で、ホラー映画の恐ろしい演出が出来ているからです。

そんな重要な要素シャイニングですが、画面上で明確に説明する事は難しく、トニーという存在を生み出す事で、ダニーの能力を強調したかったのではないかと考えられていました。

シャイニングやドクタースリープに登場するダニーの超能力がどんなものなのか紹介します。ダニーの能力を彼自身は「シャイニング」と呼んでおり、架空の人格トニーが語りかけてくると言う形で、過去を見る事が出来ます。ダニーは映画シャイニングにおいて、両親と共に訪れた雪山のホテルで過去に起こった凄惨な事件を目の当たりにしていました。

映画シャイニングを象徴すると言える、双子の少女が廊下に並び立っている有名なシーン。この不気味なシーンも、ダニーが超能力で見たものでした。ホテルで過去に殺害されてしまった双子の少女。彼女達が斧で襲われてしまうシーンまで、ダニーは超能力で感じとっていました。

ダニーは過去に起こった事を透視する事ができましたが、同時に未来に起こる事も予見することが出来ました。ホテルで過ごすうちに精神がおかしくなっていったダニーの父親・ジャック。ジャックは斧を持ってダニーと母親を襲うようになりますが、ダニーはこのような父親の暴走も予見していました。

ダニーが部屋の扉に「REDRUM」と書く印象深いシーンがありましたが、このシーンで「REDRUM」を逆さまにすると「MURDER」となり、「殺人」という意味となります。ジャックは斧でハロランを殺してしまいましたが、このような殺人事件が起こる事を予見していたと考えられます。

ダニーは超能力を持っており、トニーと言う人格と会話をしていました。シャイニングには、他にもダニーと同じような不思議な力を持っている登場人物がいます。それが、料理人のハロランです。ハロランはダニーと通じ合っていたと考えられています。ハロランがジャックに殺害されてしまった時、遠くに隠れていたダニーはハロランの身に起こった事が分ったように強い反応を示していました。

シャイニングに登場する主人公ジャックの息子・ダニーを演じた俳優情報を紹介します。ダニー役を演じたのは、当時6歳の子役だったダニー・ロイドです。ダニー・ロイドは、シャイニング制作にあたってのダニー役オーディションにおいて、約5000人もの中から見事抜擢された子役でした。シャイニング作中でも、6歳という幼さながら、ジャックの息子・ダニーを見事に演じきっていました。

ダニー役を演じたダニー・ロイドは、イリノイ州出身の元子役です。1973年1月1日生まれのダニー・ロイドは、映画シャイニングに出演した後も、1982の『Will』において、リジー役を演じており俳優業を続けていましたが、成人する頃には俳優業からは撤退しています。

映画シャイニングにてダニー役を演じた当時6歳の子役、ダニー・ロイドでしたが、現在は俳優はしていません。大人になってからのダニー・ロイドは、出身地イリノイ州で家庭教師の仕事などをしていました。現在は、ケンタッキー州にある大学で教鞭を振るっています。また、映画シャイニングの続編であるドクタースリープには、野球場にいる人々の一人として出演していました。

シャイニングのトニーに関しての感想や評価を紹介していきます。トニーはダニーのイマジナリーフレンドだという考察が一般的でしたが、ダニーの多重人格のもう一方の人格ではないか？という意見も挙がっていました。

シャイニングを見た人の感想では、トニーとは一体何だったのか分かりにくかったと言う感想もありました。トニーが何者なのかは、作中で明確に説明シーンがある訳ではありません。その為、トニーとは結局何なのか分からないという声も聞かれていました。

シャイニングを見た感想では、トニーが一体何者だったのか分からなかったという声も挙がっていました。しかし、続編となるドクタースリープでは、トニーとダニーとの関係がしっかりと説明されています。続編ドクタースリープを見て、トニーを理解できたと言う声もありました。

ここでは、人気のホラー映画シャイニングに登場する、トニーの正体について詳しくまとめています。トニーはダニーの持つ不思議な能力であり、ダニーに語りかける形で出現するイマジナリーフレンドでした。是非、シャイニングをチェックして、ダニーの不思議な能力・トニーにも注目して見てください。