ブラックパンサーのキャスト・登場人物一覧!あらすじや吹き替え声優も紹介

今や世界中で爆発的な人気を博している「マーベル・スタジオ」が制作する「マーベルコミック」を実写映画化したシリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」の数々の映画は、映画界の歴史を大きく塗り替えてきました。その第18作品目の映画が「ブラックパンサー」です。監督やキャスト、スタッフのほとんどが黒人であり、世界中からアフリカ系のプロの方々が集結して作られた映画でもあり、予てより注目を集めていました。また、同シリーズの人気作「アベンジャーズ」の興行成績を超えた映画としても有名です。そんな名作とも言うべきスーパーヒーロー映画「ブラックパンサー」について、内容からキャスト、日本語の吹き替えなどについての一覧を紹介していきます!

ブラックパンサーのキャスト・登場人物一覧!あらすじや吹き替え声優も紹介のイメージ

目次

  1. ブラックパンサーのキャスト・登場人物を紹介!あらすじや吹き替え声優も!
  2. ブラックパンサーのあらすじをネタバレ!
  3. ブラックパンサーの登場人物・キャスト一覧!
  4. ブラックパンサーの吹き替え声優一覧!
  5. ブラック・パンサーはキャストも豪華な映画だった!

ブラックパンサーのキャスト・登場人物を紹介!あらすじや吹き替え声優も!

キャスト、監督、スタッフ、それらの半数以上が黒人で構成された制作陣によって作られた「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの映画「ブラックパンサー」は、北米で同シリーズの名作「アベンジャーズ」を興行成績一覧のランキングで抜いてトップに君臨し、全世界でも大ヒットしました。そして今でもその人気が衰えることはなく、それは黒人主体で制作された映画の中では史上初の快挙と言っても過言では無いでしょう。

また、この異色作とも言える映画「ブラックパンサー」はその人気ぶりから早くも続編の制作が決まっており、もう既に準備を進めているということも明らかになっています。そして当然、「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズで世界観を共有していることから、「アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー」や「シビルウォー/キャプテンアメリカ」等の他作品ともコラボしています。

そんな世界中に愛されるようになった「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの映画の中でも特異な映画「ブラックパンサー」のあらすじ、登場人物の一覧、そしてキャスト一覧や吹き替え声優の一覧等についてネタバレを含みながら詳しく紹介していきます!

ブラックパンサーのあらすじをネタバレ!

映画「ブラックパンサー」は、主な舞台となる「ワカンダ」という小さな王国で物語が進行していきます。その物語の内容であるあらすじ、そして詳しい設定等をネタバレしながら、且つちょっとした一覧という形で説明していきます。まだ観てないなくてネタバレを見たくないという方は、今のうちに引き返すことを勧めます。ネタバレに関しては自己責任になってしまうので、一応注意しておきます。

実は前作の「シビルウォー/キャプテンアメリカ」で起きたある事件が物語の始まりに関わる

まず、「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの映画なので、他作品と世界観を共有しており、本作に出てくる幾つかの登場人物も他作品に登場します。その中でも重要なのが、キャプテンアメリカが主人公なのにその壮大なスケールの戦いがアベンジャーズのようだと言われ、別名「アベンジャーズ2.5」とも言われている映画「シビルウォー/キャプテンアメリカ」です。まずはそちらのきっかけを前座として説明します。

「シビルウォー/キャプテンアメリカ」の内容は主にアベンジャーズ内部で起きる仲間割れです。結果的には仲直りせずに二分に分かれてしまいますが、そうなるまでの過程で本作に深く関わる事件が起きます。それが「国連会議場爆破テロ事件」です。その事件の首謀者によって、その当時国連会議場で演説をしていたワカンダ王国の先代国王ティ・チャカが死亡してしまいます。

そして当時はまだ王子だった現ワカンダ王国の国王にして本作「ブラックパンサー」の主人公でもあるティ・チャラが父の復讐をしようとしてしまい、まだ明かされていなかったワカンダを守るヒーロー「ブラックパンサー」の姿で現れ、姿を世界中に晒してしまいます。それがきっかけで後に、ワカンダの王位をティ・チャラが引き継ぐという形で、新しい国王としてティ・チャラが君臨する事になります。

以上の出来事が、本作「ブラックパンサー」の物語が始まる以前に起きた、本作に直接的に繋がるきっかけでもあります。この件を知って初めて「ブラックパンサー」の物語の歯車を回す事が可能となりますので、もしもっと詳しく知りたい方がいれば、是非「シビルウォー/キャプテンアメリカ」をご視聴してみてください。より一層「ブラックパンサー」という作品が面白く感じることでしょう。次は本編のあらすじ一覧となります。

ワカンダの運命は昔の時点で静かに動き出していた⁉

本作の物語の核部分に関わる出来事がもう一つあり、それは本編から30年前での事でした。当時はまだワカンダの国王であったティ・チャカは、同時に国と民と秘密を守る為にブラックパンサーとしての一面も持っていました。そんなティ・チャカはアメリカにスパイとして潜伏している弟のウンジョブと、今では王位継承の儀式を取り仕切る高僧であり、当時はスパイだったズリのいたアメリカへ会いに行っていました。

久しぶりの再会を喜ぶ三人ですが、悲しい事に弟のウンジョブがワカンダからヴィブラニウムという貴重且つ危険な鉱物を盗み出し、クロウという過激組織の人間の結託し武器の密輸までしていることが発覚します。ウンジョブは自らのスパイだったズリを殺そうとしますが、彼を守ろうと逆にウンジョブは兄のティ・チャカによって殺されてしまいます。この事態を重く見たチャカはズリにこの件は内緒だと言い事態を収めようとしました。

そして、ティ・チャカとズリはこの一件を極秘事項として内密にし、外部にはウンジョブが行方不明になったという形で処理しました。実は、死んでしまった弟のウンジョブはアメリカ人との間に子供がおり、その子供がこの一件を知ってしまうのでした。この一件が引き金となり、現在のワカンダ王国は前代未聞の事態へと突入してしまい、非常に危険な状況に陥ってしまうのです。ここから、現代で起きる事のネタバレ一覧です。

父を亡くした息子のティ・チャラは王子から国王へ

とある場所でアフリカ人が多数誘拐され、車に乗せられて連れていかれていました。その情報を嗅ぎ付けたティ・チャラは、妹にして国の研究機関のリーダーでもあるシュリと一緒に飛行船に乗って助けに向かいます。そしてティ・チャラは首にアクセサリーをかけるとブラックパンサーへと変身し、地上へと降り立って攫われた人々を先に到着していた元恋人でエージェントのナキアと共に救い出しました。

その後、彼らは故郷であるアフリカに位置する小さな王国「ワカンダ」へ帰還します。父が亡くなり、王座を受け継ぐことになったティ・チャラは未熟であると自覚しながらもやむを得ず受け継ぐことにします。そして今は高僧であるズリが王位継承の儀式を開催します。ティ・チャラは儀式の掟に従ってブラックパンサーとしての力を一度捨て、他の部族の挑戦を待ちました。するとそこにジャバリ族の長エムバクが戦いを挑みます。

ギリギリの戦いの中で、エムバクを殺めずに降伏させ見事戦いを制したティ・チャラは、晴れて王位を受け継ぐことになり、ワカンダの国王となりました。その一方で、イギリスのある博物館で展示されていたヴィブラニウムが盗まれるという事件が起きており、その犯人は過去に250kgものヴィブラニウムを盗んだ経験を持ち、かつてウンジョブと結託して武器の密輸をしていたクロウが率いる連中でした。

ワカンダという国とは?

一旦ここで、ティ・チャラたちの故郷であるアフリカの小さな王国「ワカンダ」について説明します。ワカンダはアフリカにある小国で、世界的には全く発達していない国としてしか知られていませんが、実際のところは世界中で最も発達した文明があり、その様は映画「マイティ・ソー」に出てくる神々の住む世界「アズガルド」に匹敵します。このように発達した背景には、遥か昔に飛来した金属「ヴィブラニウム」の存在があります。

ヴィブラニウムとは何か?

遥か昔に宇宙から飛来した超硬度の鉱物で、振動を吸収する能力を持つのが主な特徴です。それに加え、世界中のどの鉱物よりも硬いことから、世界最強の材質であることがわかります。ですが、このヴィブラニウムはとても貴重であり、小国であるワカンダでしか発掘できないと言われています。そんな世界最高峰にして最も貴重な鉱物のヴィブラニウムの存在が、ワカンダの超高度文明を支えているのです。

ちなみに、このキャプテンアメリカが武器として使用するシールドも実はヴィブラニウム製です。細かく言うのであれば、ヴィブラニウムと別の金属が合わさって出来た特殊合金ですが、主な性質はヴィブラニウムです。また、アイアンマンの身体にあるアークリアクターもヴィブラニウムで作られています。他にも、様々な場面でヴィブラニウムを基にいろんな物が作られています。

盗まれたヴィブラニウム追って韓国へ

盗んだヴィブラニウムを韓国にある裏カジノで取引する為に、クロウ一派は韓国へ向かいました。それらの情報をキャッチしたティ・チャラたちも韓国へ向かい、取引を阻止しヴィブラニウムを取り戻そうとします。しかしその取引相手はCIA捜査官のエヴェレット・ロスという人で、偽の取引でクロエをおびき出そうとしていたのです。それを知らずにいたティ・チャラは偶然にもエヴェレットと再会します。

実は「シビルウォー/キャプテンアメリカ」で一度面識があったエヴェレットとティ・チャラは、偶然の再会を果たすと同時に、協力してクロエを捕まえようとしますが、罠だと気づいたクロウに逃げられます。ティ・チャラとエヴェレットはクロウを追い、激しいカーチェイスが繰り広げられます。ブラックパンサーに変身したティ・チャラは無事クロウを捕まえますが、一方で民衆にブラックパンサーの存在が知られてしまいます。

キルモンガーが襲来!ワカンダは未曾有の事態へ突入!

何とかクロエを捕まえ、尋問にかけるティ・チャラ達ですが、その最中に仲間のキルモンガーという男がクロウを助ける為にその場所を襲撃してきます。瞬時にブラックパンサーへ変身するも、共にいたナキアが狙われそうになり、それを庇ったエヴェレットが脊髄を撃たれて重傷を負ってしまいます。仲間の命を優先したティ・チャラは彼を治療すべく、同じ仲間のオコエの反対を押し切り急いで祖国のワカンダへ帰還します。

ワカンダの高度な医療技術を用いて一命を取り留めたエヴェレットは、ワカンダという国の真の姿を目の当たりにして驚愕します。一方、クロウを救出したキルモンガーは彼に「ワカンダへ赴く」と言い出し、クロウと争います。結果、キルモンガーはクロエを殺してその死体を持ってワカンダへ向かいます。そして、キルモンガーの唇の裏にはワカンダの人間にしかないはずの発光するタトゥーがありました。

実はキルモンガーの正体は、あのウンジョブの息子であり、ウンジョブの死の真相を知ってる唯一の人物です。彼がワカンダに向かう理由も、父の意志を継いで父の成しえなかった事を自らが遂行しようという目的があってのことでした。

キルモンガーがワカンダの人間だという正体を知るもクロウは無残に散りました。彼の死体をキルモンガーはワカンダに持ち込み、民族の長たちに手土産として差し出すと同時に現国王のティ・チャラに決闘を挑みます。決闘を引き受けたティ・チャラでしたが、高僧のズリを殺害し、その後にティ・チャラとの闘いを制して彼を滝の底へ突き落し、遂には王位を奪ってしまい、国王となります。

新しい国王となったキルモンガーは、王だけに許されたハート形のハーブを摂取し、残りのハーブが実ってる畑を全て焼き払えと命令しました。畑が燃えていく中、ナキアが間一髪で一つだけ取る事に成功します。そしてキルモンガーは、父ウンジョブが成しえなかった目的を自らが達成しようとして、ヴィブラニウムやそれで作られた武器、兵器を世界中にいる差別で苦しむ人々へ配布しようと準備し始めます。

一方、ハーブを所持しているナキアはティ・チャラの妹シュリ、同じく母のラモンダ、CIAのエヴェレットらと共にエムバクの元へ向かい、山奥へ進みます。彼女らはエムバクにハーブを摂取してもらいキルモンガーを倒してもらおうという腹積もりでしたが、実はエムバクはティ・チャラの身を保護しており、儀式でのティ・チャラへの恩返しという形で救っていたのです。しかしエムバクは打倒キルモンガーの協力を断ります。

テイ・チャラがブラックパンサーのスーツを着て立ち上がる!

ティ・チャラは致命傷を負い危ない状態でしたが、ハーブを摂取する事で全回復すると同時に、魂の世界で父ティ・チャカと再会します。ウンジョブの件で問い詰め、父が悔やんでいる事を知ったティ・チャラは、父の過去の過ちを正す為、王位を奪還し自分の望む王となる為、ワカンダを守る為、再びブラックパンサーへ変身して他の仲間と共にキルモンガーとの決戦へ挑みます。

キルモンガーとティ・チャラを筆頭にワカンダは内部分裂を起こし内乱状態に陥ります。そんな中、エムバク率いるジャバリ族が突如参戦し、更に戦いは激化していきます。ティ・チャラとキルモンガーは互いに気持ちをぶつけながら死闘を繰り広げ、ギリギリの状態でティ・チャラがキルモンガーを戦闘不能にして闘いを制しました。

ティ・チャラはキルモンガーの命を救おうとしますが、キルモンガーは自ら死を選び、最期にワカンダの夕日を見たいという幼き頃からの夢をティ・チャラに言います。そしてティ・チャラは彼の望みを叶えるべく夕日の見える場所へ行き、キルモンガーはワカンダの美しい夕日を見ながら静かに息を引き取りました。

再び王となったティ・チャラはワカンダに新しい風を吹き込む

ウンジョブとキルモンガーの願いも汲み取ったティ・チャラは、世界中の難民や苦しむ人々に手を差し伸べるべく、かつてウンジョブが命を落としたあの場所の土地周辺を買収し、「ワカンダ国際支援センター」を設立する事を決意します。そしてその施設の運営者にナキアとシュリを抜擢し、早速準備に取り掛かるのでした。

ここでお馴染み、一度目のエンディングが流れます。その後に流れる一度目のクレジットシーンでは、ティ・チャラが国連で世界中の各国を支援すべく協力する事を宣言します。ティ・チャラは壇上で「我々はワカンダの歴史上初である、知識と資源を世界各国と共有するつもりです。」と言うような事を述べ、協力し合うという決意を表明しました。

しかし、別の国の人間が「農業国であるワカンダが世界に貢献できる事があるのですか?」と問いかけます。国連にいるワカンダから来た面々はこの質問に対して思わず微笑んでしまうのでした。そして二つ目のクレジットでは、「シビルウォー/キャプテンアメリカ」で指名手配され、その後に洗脳解除のために凍結状態だった「バッキー・バーンズ」が復活し、「アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー」へとつながっていきます。

ブラックパンサーの登場人物・キャスト一覧!

一通りのあらすじをネタバレ込みの一覧で説明した上で、次は「ブラックパンサー」という作品を美しく彩り、そして欠かせない存在である登場人物と、演じるキャストの方々の一覧を紹介していきます。

ティ・チャラ/ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)

アフリカの小さな王国「ワカンダ」の若き国王であり、ワカンダを守る漆黒のヒーロー「ブラックパンサー」でもあります。まだ国王という座を継承して日が浅く、未熟な部分がありつつも物語を通してやがて「自分の望む」国王になる事を決意します。ブラックパンサーとしての力を持ち、ハート形の特殊なハーブを摂取する事で身体能力を大幅強化し、ブラックパンサーのスーツを身に纏って戦いに身を投じていきます。

「シビルウォー/キャプテンアメリカ」の劇中にて父であり先代の王ティ・チャカを爆破テロで亡くしているため、まだ年齢的には王子でありながらも王位を継承する事になります。また、その当時よりも更に強化され、ヴィブラニウムで作られた特製のブラックパンサースーツを着て今まで以上の性能を発揮して本作では戦います。

演じるチャドウィック・ボーズマンはアメリカの俳優ですが、劇作家や脚本家としての一面持っています。彼自身文武両道であり、議論やスピーチといった人前で発表する事も得意としており、運動も抜群にできていることから、現実世界のティ・チャラとも言える方でしょう。

ナキア(ルピタ・ニョンゴ)

ティ・チャラの幼馴染でありながら元恋人でもあるワカンダのスパイ工作員です。世界を股にかけて活躍していましたが、ティ・チャカの葬儀と王位継承の儀式を行うティ・チャラに参加してほしいと頼まれてワカンダに残り、その後に起きる戦いに共に身を投じていきます。戦いが終わってもティ・チャラと共にワカンダに残る事となります。

エリック・キルモンガー・スティーヴンス/ウンジャダカ(マイケル・B・ジョーダン)

元々はアメリカの工作員で、「死の商人」という意味の「キルモンガー」の異名を持っています。自分の身に起きた事がワカンダの秘密である事を知って以来、ワカンダの王位を狙っています。実はティ・チャカの弟ウンジョブの息子であり、ウンジャダカという名前を持っており、ティ・チャラの従兄弟でもあります。父を殺した者への復讐と父の目的を遂行すべくワカンダの持つ超高度技術で世界の支配を画策しています。

シュリ(レティーシャ・ライト)

ティ・チャラの妹にしてワカンダの王女ですが、16歳であるにも関わらずブラックパンサーのスーツを始めとしたワカンダにある様々な武器やツールを生み出す科学者であり、開発チームのリーダーでもあります。その天才っぷりは「トニー・スターク/アイアンマン」にも匹敵するほどでしょう。

オコエ(ダナイ・グリラ)

ワカンダの親衛隊「ドーラ・ミラージュ」を率いる隊長です。自ら隊員を率いて戦場に突撃していく特攻的役割も担いながら、戦場でブラックパンサーとして戦う国王ティ・チャラをサポートする勇敢な女性戦士です。

エヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)

「シビルウォー/キャプテンアメリカ」で初登場したCIA捜査官であり、本作ではクロエを捕まえるべく動いていましたが、徐々にティ・チャラ一行と共に行動をしワカンダで起きる戦いに身を投じていくことになります。かつてはアメリカの空軍パイロットであり、その経験を活かして大活躍することになります。

ウカビ(ダニエル・カルーヤ)

ワカンダの国境で国を守るボーダー族の長であり、ティ・チャラの親友でもあり、そしてオコエの恋人でもあります。両親をクロウに殺害されている事、ワカンダの鎖国に近い外交状況、それらが原因となりクロウの死体を持ってきたキルモンガーに従ってしまい、ティ・チャラを裏切ってしまいます。しかし、争いの末に恋人のオコエによって降伏し、ワカンダに新しい風を吹き込んだティ・チャラに再び付き従うのでした。

エムバク(ウィンストン・デューク)

昔からワカンダの王家とは近しい関係を築かずにいたジャバリ族の長です。幾つかある民族の中でも唯一ワカンダの国王に忠誠を持たずにいる部族ではありますが、キルモンガーに重傷を負わされたティ・チャラを保護したり、最後の戦いでは自ら部族を率いて参戦する等、義理堅い一面も持っていて、ジョークもよく言ったりもする良い人間です。

ズリ(フォレスト・ウィテカー、デンゼル・ウィテカー←青年期)

ワカンダで行われる王位継承の儀式を仕切る高僧であり、ティ・チャラの悩みを聞いたりする相談相手でもあります。かつてはティ・チャカの指示でウンジョブの動向を逐一報告しながら活動するスパイでもありました。ウンジョブの死の真相を知る数少ない人物の一人でもあります。

ラモンダ(アンジェラ・バゼット)

現国王にしてブラックパンサーでもあるティ・チャラと、若き天才科学者にしてティ・チャラの妹シュリ、二人の母親でありワカンダの女王でもあります。

ユリシーズ・クロウ(アンディ・サーキス)

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」にて初登場したヴィブラニウムや武器の密輸などを企てる武器商人であり、キルモンガーの仲間でもあります。当時はウルトロンに左腕を切り落とされてしまいますが、その後に強力なアームキャノンが内蔵された特殊な義手を装備しています。また、かつてワカンダからヴィブラニウムを大量に盗み、ウカビの両親を始めとした多数のワカンダ人を死傷させています。

ティ・チャカ(ジョン・カニ、アタンドワ・カニ←青年期)

ティ・チャラの父親にして、ワカンダの先代国王にして先代のブラックパンサーです。「シビルウォー/キャプテンアメリカ」にて、ソコヴィア協定の署名式で演説をしていた際に起きた爆破テロで死んでしまいましたが、本作では回想シーンや魂の世界で再登場します。

ウンジョブ(スターリング・K・ブラウン)

かつてクロウと結託してワカンダからヴィブラニウムを盗み出し、武器も入手しており、一方で先代国王のティ・チャカの弟でもあります。その行いが発覚し、ティ・チャカに誤って殺害されてしまいます。本作のヴィランであるキルモンガーの父親です。

バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー/ホワイトウルフ(セバスチャン・スタン)

「シビルウォー/キャプテンアメリカ」のラストでワカンダにて洗脳が解けるまで凍結状態となっており、「スティーブ・ロジャース/キャプテンアメリカ」の幼馴染にして唯一の友でもあります。本作のラストに登場し、次回作では「アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー」で復活し元の状態に戻り、アベンジャーズと共に戦うことになります。ちなみに、エンディングで流れる制作陣の名前一覧に載っていません。

ギャンブラー(スタン・リー)

もはや今までのアメコミ映画ではお馴染みでカメオ出演を何度もしてきたアメコミの原作者という超大物人物です。本作では前半の韓国の裏カジノでのシーンにて登場します。こちらはカメオ出演且つ原作者なので、バッキー・バーンズとは違いエンディングに流れる制作陣の名前一覧に載ってます。案外見つけやすいので、是非まだ見つけられていない方は再度探してみては如何でしょうか。

ブラックパンサーの吹き替え声優一覧!

日本でも当然上映されたので、もちろん日本語に吹き替えた吹き替え版もあります。その吹き替え版で声を当てる担当を務めた声優の一覧も紹介していきます。

田村真(ブラックパンサー)

海外の映画やドラマを日本語に吹き替えしている声優で、そういった作品に多数声を当てています。また、アニメにも声優として声を当てています。ティ・チャラ/ブラックパンサーの吹き替えを担当しているので、おそらく続編でも担当するでしょう。ちなみに、「アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー」でも同じ役を担当していました。

皆川純子(ナキア)

日本も女性声優で、声質が低く男の子役を担当することが多い声優です。アンパンマンや名探偵コナン、ポケモン、プリキュア等の様々なアニメで幅広く活躍していました。今後もナキアの吹き替えをするはずです。

津田健次郎(キルモンガー)

声優でもありながら、俳優やナレーターとしての一面も持っています。ガンダムやジョジョの奇妙な冒険、トリコ、NARUTO、ワンパンマン等、多くのアニメでいろんなキャラの声を任されてきました。

斎賀みつき(オコエ)

イナズマイレブンGO、天元突破グレンラガン、いちご100%、ポケモン、名探偵コナン等、数多くの作品で活躍する声優です。映画の吹き替えを担当する声優さんはほとんどがベテランという事がわかります。

百田夏菜子(シュリ)

一風変わってプロの声優ではないものの、本作ではシュリの吹き替えを担当した「ももいろクローバーZ」のリーダーであり女優でもあります。イメージカラーは赤で、ボーカルとギターを担当しています。女優としての評価も高いそうです。

森川智之(エヴェレット・ロス)

声優でありながら、ナレーター、歌手、タレント等幅広くマルチに活躍する方です。ガンダムや遊戯王、創聖のアクエリオン、トリコ、銀魂等、有名なアニメに多数レギュラー出演するプロの声優さんです。

木村昴(エムバク)

声優ですが、俳優、タレント、ナレーター、モデル、歌手としても活躍するマルチな方です。ドラえもん、ダイヤのエース、ガンダム、暗殺教室などの出演しています。

広田みのる(クロウ)

声優、DJ、ナレーター、三つの顔を持つ方で、ぬらりひょんの孫、NARUTO等のアニメに出演していますが、他の海外映画の吹き替えも多数担当しています。中には「シビルウォー/キャプテンアメリカ」でヤジを飛ばす役を吹き替えしたこともあるそうです。

ブラック・パンサーはキャストも豪華な映画だった!

「ブラックパンサー」はキャストや日本語に吹き替える声優等が豪華で、且つキャストや監督、スタッフのほとんどが黒人で構成されていて、更に英語も独自の訛り込みで使うなど、あらゆる面においてこれまでのマーベル映画の中でも異色作と言えます。同時に、映画界の歴史に新風を巻き起こした世界の歴史上トップの域に君臨する映画です。きっといつどこで何度見ても最高の映画で、歴史名を残す映画ともなるでしょう。

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