スパイダーマン・ホームカミングの評価と感想まとめ! 評判もネタバレ紹介

『スパイダーマン・ホームカミング』の評価と感想をまとめています。スパイダーマンを主役とした映画は、これまでにも多くの映画が作られてきました。『スパイダーマン・ホームカミング』からは新しいキャラクター設定の元で物語が綴られます。刷新されたスパイダーマンには多くの高評価や好意的な感想が寄せられました。「今までのシリーズとは違う新しいスパイダーマンだ」という感想も多いです。スパイダーマンファンはもちろん、マーベルシリーズのファンにも必見な傑作です。

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目次

  1. スパイダーマン・ホームカミングの評価と感想をネタバレ紹介!
  2. スパイダーマン・ホームカミングのあらすじをネタバレ!
  3. スパイダーマン・ホームカミングのラストをネタバレ!
  4. スパイダーマン・ホームカミングの評価と感想まとめ!
  5. スパイダーマン・ホームカミングの疑問点をネタバレ考察!
  6. スパイダーマン・ホームカミングの豪華なキャストを紹介!
  7. スパイダーマン・ホームカミングの評価と感想まとめ!評判の良い映画だった!

スパイダーマン・ホームカミングの評価と感想をネタバレ紹介!

『スパイダーマン・ホームカミング』の評価と感想をネタバレ紹介します。『スパイダーマン・ホームカミング』は映画スパイダーマンの2度目のリブート作品となります。新しいスパイダーマンはこれまでとは大きく方向性を変えた作品として評判の良い作品です。この記事ではそんな『スパイダーマン・ホームカミング』がなぜ高い評判を得ているのか、評価や感想をまとめました。

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スパイダーマン・ホームカミングのあらすじをネタバレ!

『スパイダーマン・ホームカミング』の感想を紹介する前に、まずは簡単にあらすじを紹介しておきます。スパイダーマンの基本設定は以前のシリーズと変わっていません。つまり、特殊な蜘蛛に噛まれたことでヒーローとなったピーター・パーカー主人公です。ただし、以前のシリーズとは年齢や周囲の環境が違います。そのため、以前のシリーズの続編ではありません。

ただし、注意したいのは本作はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に所属する作品ということです。MCUはアイアンマンを始めとする多くのヒーロー作品で織り成される作品群です。新スパイダーマンもこの一群の仲間となります。ここは以前のシリーズとは大きく違う点です。

実は『スパイダーマン・ホームカミング』に先駆けて『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にスパイダーマンも登場していました。そのためアイアンマンこと、トニー・スタークとも既に知り合いです。『スパイダーマン・ホームカミング』の物語は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の後のスパイダーマンの活躍が中心となっています。

トニーからスカウトされるピーター

アベンジャーズの新たなメンバーとしてトニー・スタークはピーター・パーカーをスカウトしました。特殊な蜘蛛に噛まれたことによって超人的な身体能力を持っていたピーターはこの誘いを非常に喜びます。トニーから特製のスーツを貰ったピーターはヒーローになる気満々です。しかし、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の任務が終了した後、ピーターは日常生活に戻りました。

トニーから「連絡する」と聞かされていたピーターはアベンジャーズからの誘いを心待ちにしていました。しかし、トニーからの連絡は一向にありません。しびれを切らしたピーターは自主的にヒーロー活動を開始しました。しかし、その内容は自転車泥棒を捕まえたり、お年寄りの道案内です。派手な活躍を望むピーターは物足りなさを感じていました。

強盗団を取り逃がすピーター

そんな時、ピーターは偶然にも銀行に入った強盗団を目撃します。「大物だ」と事件の発生を喜ぶピーターはスパイダーマンの能力で強盗団を取り押さえようとします。しかし、強盗団が持っていたハイテク武器に阻まれて取り逃がしてしまいました。その晩、自室に戻ったピーターは、たまたまそこにいた友人のネッドにスパイダーマンであることがバレてしまいます。ネッドは友人がヒーローであることを興奮して喜びました。

ひょんなことからネッド共に、学校一の美少女リズのパーティーに参加するピーター。その時、夜空を照らす強い光を見たピーターはスパイダーマンとして異変の現場に駆けつけます。そこには銀行強盗が使っていたハイテク兵器を密売する集団がいました。追跡するスパイダーマンでしたが、突如現れたバルチャーによって湖に落とされます。絶体絶命となったスパイダーマンを救ったのは遠隔操作されたアイアンマンでした。

スパイダーマン・ホームカミングのラストをネタバレ!

ここからは結末までのあらすじのネタバレを紹介します。なかなかヒーローとして活躍できないスパイダーマンは、その軽率な行動をトニー・スタークから咎められます。なんとかして認められたいと奮起するピーター・パーカーは更なる独断行動を重ねて窮地に立つことになります。そのラストは意外な決着という感想も寄せられました。

全米学力大会に参加

トニーからは「危ないことはするな」と言われたピーターでしたが、独自に行動を開始します。敵を追うため、全米学力コンテストをカモフラージュとしてワシントンに移動しました。ネッドの解析によってスパイダーマンのスーツのロックを解除します。そして、バルチャーと再び対峙しますが、スーツをうまく使えないためまともな戦いにすらなりません。

ネッドたちが危ない!

ピーターは武器密売人が扱っていた武器の欠けらが爆弾であることを知ります。それはピーターが拾った後、ネッドが持っていました。意図せずクラスメイトを危険に追い込んでいました。急いで仲間の元に向かったスパイダーマンの活躍でなんとか救出します。その事はテレビでも報道され、スパイダーマンは一躍人気者となりました。

洋上の戦い

再びバルチャーたちを追うことにしたピーターは、スパイダースーツのAIカレンの協力を得て敵の居場所を突き止めます。フェリーに乗り込んだスパイダーマンは武器商人たちを倒しました。しかし、そのままバルチャーと交戦になります。バルチャーの武器を奪うことに成功したスパイダーマンでしたが、その直後に武器は暴走を初めてフェリーを両断させる大惨事となってしまいます。

スーツを失うピーター

スパイダーウェブを使ってなんとかフェリーを繋ぎとめようとするスパイダーマンでしたが、その力及びません。窮地に立ったスパイダーマンを救ったのはまたしてもアイアンマンでした。トニーはピーターの独断の厳しく咎めます。トニーの期待を裏切ることとなったピーターはスパイダーマンスーツを取り上げられてしまいました。

普通の学生となってピーターは兼ねてから憧れを抱いていたリズに気持ちを伝えました。そして、ホームカミングパーティーに誘います。リズの家を訪ねたピーターを迎えたのはバルチャーでした。バルチャーの正体はリズの父親だったのです。エイドリアン・トウームス(バルチャー)ピーターがスパイダーマンだとは気付きません。しかし、ピーターは気づいているので激しく動揺します。

鋭いエイドリアンは、リズとピーターの会話からスパイダーマンの正体を看破します。ホームカミングパーティーの会場にピーターとリズを届けたエイドリアンは、ピーターとふたりで話しました。そこで「ワシントンで娘を助けたから一度だけチャンスをやる」と言い、これ以上邪魔をするなとピーターを脅しました。

バルチャーを追い詰めるピーター

しかし、ピーターはホームカミングパーティーを投げ出し、かつて使っていたダサいスパイダーマンスーツを着ます。そこをバルチャーの部下に襲われ交戦となります。駆けつけたネッドの支援によって窮地を脱したスパイダーマンは、ネッドにトニーへ連絡するように頼んでバルチャーを追います。

エイドリアンの元にたどり着いたピーターに、エイドリアンは世の中の不条理を説きました。しかし、それはバルチャーのスーツを準備するための時間稼ぎでした。遠隔操作されたウイングスーツによって生き埋めになったピーターを残してエイドリアンはその場を去り、スーツを装着します。バルチャーの狙いはスタークタワーから運び出される物資でした。
 

生き埋めになったピーターは助けを求めて泣き言を言います。しかし、誰も助けに来ません。そこでトニーに言われた「スーツ無しじゃダメなら、スーツを着る資格はない」という言葉を思い出します。「頑張れスパイダーマン!」と自分を奮い立たせたピーターは瓦礫の山を自身の力のみで押しのけました。

決着!スパイダーマンVSバルチャー!

バルチャーを追ったスパイダーマンは空を飛ぶ輸送機で戦うことになります。空を自由に飛べるバルチャーに対してトニー製のハイテクスーツもないスパイダーマンは苦戦します。しかし、エンジンを破壊された輸送機は飛行不能となり、不時着しました。地上を舞台にしてもバルチャーの優勢は変りません。

バルチャーとの戦いには敗北するスパイダーマン。しかし、物資を奪って逃げようとするバルチャーのスーツは暴走を始めていました。そのまま空を飛び立っては危ないとスパイダーウェブで引き止めます。そして、爆発したウイングスーツからエイドリアンを救いました。スパイダーウェブで身柄を拘束されたエイドリアンはそのまま身柄を拘束されました。

スパイダーマン・ホームカミングの結末

戦いの後、リズは引っ越すことになりました。ピーターは慰めの言葉も上手く伝えられないまま、別れの言葉を告げられます。その後、トニーから呼び出されたパーカーは改めてスパイダースーツを提供されました。そして、アベンジャーズの新メンバーとして正式に記者会見をすると告げられます。しかし、ピーターはこれを断りました。

ピーターはトニーが試そうとしていると深読みしたのです。しかし、実際には本当に記者会見の場が用意されていました。トニーは予想外のピーターの大人な反応に驚きます。その後、ピーターの自室にはスパイダースーツが届けられました。本物のヒーローとして認められたところで『スパイダーマン・ホームカミング』は幕を閉じます。

スパイダーマン・ホームカミングの評価と感想まとめ!

『スパイダーマン・ホームカミング』はスパイダーマンシリーズの中でも「面白い」という感想が多く寄せられています。また、数多くの作品があるMCUの中でも評判の良い作品です。一方で、「スパイダーマンが弱すぎる」といった否定的な感想もあります。いったいなぜ、そのように評価が割れるのでしょうか。そうした評判や感想のポイントとなる部分をまとめました。

前作のスパイダーマンとは違う新しいスパイダーマンだった!

『スパイダーマン・ホームカミング』では今までに公開されたスパイダーマンシリーズとは違う魅力をもったスパイダーマンだと評判です。スパイダーマン・ホームカミングでの主人公ピーターはまだ15歳の少年です。そのため、浅はかな行動から失敗もします。というか、『スパイダーマン・ホームカミング』では失敗がほとんどです。しかし、そういった弱さや未熟さが魅力だという感想も聞かれます。

『スパイダーマン・ホームカミング』でのスパイダーマンは強くありません。トニーに貰ったスーツも上手く使いこなせず、良かれと思って行動したことが一般市民を危険に晒します。人々を助けるヒーローというよりも、自分が活躍したいがために世間を騒がせる身勝手なキャラクターです。

以前のシリーズではアベンジャーズとは独立した世界でした。それゆえに、スパイダーマンは唯一無二のヒーローです。しかし、『スパイダーマン・ホームカミング』ではアイアンマンを始めとした先輩ヒーローがたくさんいます。スパイダーマンはその中のひとりであり、ひとりで世界を救えるような強さはありません。

だからこそ、『スパイダーマン・ホームカミング』ではスパイダーマンは等身大のキャラクターとして描かれました。新しいスパイダーマはコミカルで、学園を舞台としていることもあり、他のヒーローよりも親しみやすいキャラクターに設定されています。映画を見た人の感想には「コミカル」という意見がよく出てきます。

振り返ってみると最初の三部作のスパイダーマンは恋愛や善悪に悩むヒーローでした。後半に行くほどシリアスな雰囲気が強くなった作品です。その後の『アメイジング・スパイダーマン』は2作で打ち切られてしました。その流れから登場した『スパイダーマン・ホームカミング』はこれまでの路線から完全に変更されています。

「弱すぎる!」という感想も挙げられるほど、ヒーローとしての描かれ方がこれまでと違います。しかし、15歳らしい純粋さや無邪気さには「かわいい」という感想も聞かれます。演じたトム・ホランドは抜群の運動神経を持っており、スパイダーマンのアクションにも存分に活かされました。このように、刷新されたキャラクターでありながらスパイダーマンの魅力を失わず、多くの観客に受け入れられたと評判です。

スパイダーマンのスーツがハイテク化していたのに驚き!

スパイダーマン・ホームカミングではスパイダーマンのスーツがハイテク化しています。これはアベンジャーズのリーダーであるトニー・スターク(アイアンマン)が用意したスーツだからです。その機能は多岐に渡ります。見た目はスパイダーマンのままですが、空を飛んだり、電気ショックを使ったりとアイアンマンのような機能があります。スーツのハイテク化は予想外だったという感想が寄せられました。

しかし、映画の中ではこの高性能スーツは上手く機能しません。スパイダーマンが使いこなせないからです。そのため、無駄な機能の多いアイテムとしてコミカルなシーンに使われます。スパイダースーツのAIカレンは真面目ですが、ピーターの意図を上手く理解できないので、漫才のようなやりとりが繰り広げられます。スパイダーマンのハイテクスーツに関しては思わず笑ってしまったと評判です。

高層ビルの間を飛び交うウェブスイングがない

スパイダーマンと言えば、蜘蛛の糸利用して高層ビルの間を飛び越えていくウェブスイングが見どころでした。しかし、『スパイダーマン・ホームカミング』ではこのアクションがなくなっています。高層ビルがひしめく都市部を舞台としていないからです。そのため、劇中では糸を飛ばしたけど、対象となる建物がなくて走る場面や、洋上や空中での戦闘場面が用意されています。がっかりした人もいるかもしれません。

しかし、映画自体の評判が良かったので、この点に関してはあまり批判的な感想は聞かれません。高層ビルでのウェブスイングを削ったことによって新しい見せ場が生まれたという感想もあります。『スパイダーマン・ホームカミング』では、フェリーの上や空中での戦いが繰り広げられました。不利な状況でも戦ったことにより、スパイダーマンの魅力を引き出したと評判です。

また、映画製作の話に移すと、CGをふんだんに使うウェブスイングのアクションは時間とコストのかかる大きな要因でした。その反面、『アメイジング・スパイダーマン』の時点ですでに旧スパイダーマンシリーズで何度も見せているので目新しさがないという感想もありました。そのため、高層ビルのシーンを排除したのは英断であったとの感想もあります。

トム・ホランドの演技が良かったと評判

新スパイダーマンを演じたのはイギリスの若手俳優トム・ホランドです。無名俳優だったトム・ホランドの起用は、大抜擢といってもいいでしょう。トム・ホランドは高い身体能力を持っていると制作スタッフからも評判の俳優です。ボクシングやパルクールなど、ハードなアクションの経験があり、鍛えられた身体がSNSでも評判です。

しかし、トム・ホランドのアクションだけが評判だったわけではありません。未熟な少年ピーター・パーカーが苦悩し、最終的にはスパイダーマンのスーツ無しでも正義を貫く意志を見せました。バルチャーとの決戦には勝利できませんでしたが、わずかに成長したピーター・パーカーを好演したと評判です。

批判的な評価もある?

スパイダーマン・ホームカミングは概ね高い評価を得た作品と言えます。しかし、これまでのスパイダーマンと比べてイメージを刷新したことから、批判的な感想も挙がっています。代表的なものはやはり、主人公が幼稚過ぎるという感想です。スパイダーマンはアベンジャーズやアイアンマンに認められて活躍したいがために奮闘します。そして、その結果として危機を迎えました。

『スパイダーマン・ホームカミング』でのストーリーはバルチャーの暗躍があったとはいえ、ピーターの「認められたい」という承認欲求が事態を悪化させています。本人に悪意はなくてもクラスメイトを死の危険に追いやりました。しかし、ピーターは失敗を繰り返してもひたすらに手柄を上げようとします。こうした後先考えない行動には批判的な感想も多いです。

また、スパイダーマンの弱さにもがっかりしたという感想が寄せられます。『スパイダーマン・ホームカミング』でのスパイダーマンの戦闘能力は以前のシリーズとしても「最弱ではないか?」という感想があるからです。実際に、最後までバルチャーには正面から勝つことはできませんでした。精神的な未熟さと、ヒーローとしての弱さから批判的な感想も寄せられるのです。

スパイダーマン・ホームカミングの疑問点をネタバレ考察!

『スパイダーマン・ホームカミング』にはいくつかの疑問点が挙げられます。それは以前のシリーズでのお約束がなくなっているといったことから挙げられるものです。ここからは、話題となっている疑問点についてネタバレ考察していきます。

タイトルのホームカミングの意味とは?

タイトルのホームカミングにはふたつの意味があるとされます。ひとつは劇中の学校で開かれるパーティーのことです。ホームカミングパーティーはアメリカのハイスクールでは一般的に行われる年間行事です。カジュアルな雰囲気のダンスパーティーです。よくアメリカの学園ドラマなどでも扱われます。似たようなイベントにプロムがありますが、こちらは卒業生向けの少し格調高いダンスパーティーです。

『スパイダーマン・ホームカミング』においては、ホームカミングパーティーが大きな転機となりました。スパイダースーツを失い、普通の学生となったピーターは憧れのリズと心を通わします。しかし、彼女の父がバルチャーであると知り、その悪行を止めるためにハイテクスーツ無しで戦うことを決断しました。ホームカミングパーティーはピーターが本当のヒーローとなる重要な転機だったのです。

もうひとつの意味はマーベルシリーズへの帰還です。ホームカミングを直訳すると「帰宅、帰省、帰郷」といった意味になります。もともと、スパイダーマンはマーベルシリーズの作品のひとつでした。しかし、映画化権は『アベンジャーズ』などとは違い、ソニー・ピクチャーズが所有していました。このため、人気キャラであるのにアベンジャーズとは共演できない状態にあったのです。

スパイダーマン・ホームカミングに先立って公開された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が新スパイダーマンの初お披露目でした。これはソニー・ピクチャーズとマーベルがパートナーシップ締結をすることで実現しました。そして、『スパイダーマン・ホームカミング』で本格的にマーベル作品の世界に帰ってきたというわけです。

スパイダーマンはゲーム作品などではアベンジャーズのメンバーと共に登場していました。有名なのはCAPCOMが制作した『マーベル VS. カプコン』シリーズです。このゲームシリーズではハルクやキャプテンアメリカといったキャラクターと共に登場していました。ホームカミングでMCUへ合流したスパイダーマンを歓迎するファンも多くいました。

クモに刺され叔父が亡くなる定番シーンがなかった理由とは?

これまでのスパイダーマンシリーズでは、「普通の青年が蜘蛛に噛まれてヒーローの能力の目覚める」というくだりが必ずありました。しかし、2度目のリブート作品となった『スパイダーマン・ホームカミング』ではそのシーンをばっさりカットしています。これは、ファンからも「英断だった」と評判です。お約束のシーンをカットすることによって、代わりのシナリオが挿入されました。それが悪役バルチャーです。

スパイダーマンの代わりにヴィランのバルチャーが何故誕生したのかが描かれました。それによってドラマ性が生まれたと評価されています。というのは、『スパイダーマン・ホームカミング』でのスパイダーマンはまだ未熟な少年です。ヒーローとして活躍することを夢見る少年の対比として、切実な問題を抱えた大人のバルチャーが際立ったと評判です。ヴィラン側のドラマを用意することで映画は高評価を得ました。

また、スパイダーマンが「自らの過ちによって大事な叔父を失う」というプロットも破棄されました。スパイダーマン・ホームカミングでは父親のような存在にアイアンマンがいます。アイアンマンは強いので簡単には死にません。また、スパイダーマンもこれまでより、精神的に幼いキャラクターとして描かれています。そうした状況の変化から新スパイダーマンはこれまでとは違った成長課程を辿るようです。

しかし、「叔父の死」という暗い出来事は無くなったわけではありません。セリフによって察せられる程度に示されています。ただし、詳細は語られていません。その代わりピーターは壁にぶつかっても挫けない少年漫画の主役のようなキャラクターへと変わりました。描かれ方は違うとはいえ、主人公らしさを感じさせるキャラクターとなっていると、従来のシリーズのファンから評判が良いです。

スパイダーマン・ホームカミングの豪華なキャストを紹介!

ここからは『スパイダーマン・ホームカミング』に登場したキャラクターを紹介していきます。主要となるキャラクターは主人公のピーター、敵役のバルチャー、そしてアイアンマンことトニーです。ただし、アイアンマンはそれほど出しゃ張るわけではありません。スパイダーマンを始めとしてヒロインや友人にはキャリアの浅い役者が配役されています。ただし、敵役のバルチャーは大物俳優、という構成です。

トム・ホランド(スパイダーマン役・ピーター役)

スパイダーマン・ホームカミングでスパイダーマンことピーダー・パーカーを演じたのはトム・ホランドです。イギリスの若き俳優トム・ホランドは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でピーター・パーカーに抜擢されたことで一躍有名となりました。新スパイダーマンシリーズの続編が順調に作られれば、あと2回はスパイダーマンとしてスクリーンに登場することになります。

日本語吹き替え版のキャストは榎木淳弥が担当しました。トム・ホランドの担当声優として『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でキャスティングされました。洋画の吹き替えもしていますが、アニメ作品での活躍が多くあります。

マイケル・キートン(エイドリアン・トウームス役)

『スパイダーマン・ホームカミング』のヴィラン・バルチャーこと、エイドリアン・トウームスを演じたのはマイケル・キートンです。初代『バットマン』を演じた俳優として知られています。近年では、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で数多くの映画賞を受賞しました。名優が演じたバルチャーは未熟なスパイダーマンに負けないヴィランとして視聴者に存在感を見せたと評判です。

日本語吹き替え版のキャストは大川透です。これまでにも多くの吹き替え作品に参加していますが、人気に火が付いたのはテレビアニメ『鋼の錬金術師』で演じたロイ・マスタング役でした。その後はアニメや洋画で多くの重要キャラクターを演じています。2017年末から半年ほど病気療養で休んでいましたが、2018年7月から徐々に活動を再開しています。

ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク役)

スパイダーマンに期待しつつも心配するアイアンマンこと、トニー・スタークを演じたのはロバート・ダウニー・Jrです。アイアンマンを10年演じているロバート・ダウニー・Jrはマーベル映画シリーズの中でも顔役的存在です。アイアンマン意外にも、『シャーロック・ホームズ』シリーズや『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』というおバカコメディにも出演しています。

日本語吹き替え版のキャストは藤原啓治です。アニメ『クレヨンしんちゃん』の野原ひろしから、映画『ダークナイト』のジョーカー役など、幅広い役を演じる声優です。2016年には体調を崩して長期の休養に入りました。その後快復し、仕事復帰作となったのが本作『スパイダーマン・ホームカミング』です。奇しくも藤原啓治にとってもホームカミングとなりました。

ローラ・ハリアー(リズ役)

主人公ピーター・パーカーの憧れの女性リズはローラ・ハリアーが演じました。学内一の美少女という設定です。モデルや女優として着々とキャリアを積み重ねています。日本語吹き替え版のキャストは美山加恋です。天才子役として有名になった美山加恋ですが、現在ではテレビ、声優、舞台と活動の幅を広げています。2018年には舞台『赤毛のアン』に主演します。

ジェイコブ・バタロン(ネッド役)

ピーター・パーカーの友人として登場するネッドを演じたのはジェイコブ・バタロンです。前作までは屈折した感情を抱えハリーがピーターと深くかかわりました。しかし、スパイダーマン・ホームカミングではちょっとオタクなネッドと仲が良いです。ジェイコブ・バタロンもまだキャリアの短いアメリカの俳優です。日本語吹き替え版のキャストは吉田ウーロン太です。本職はお笑い芸人ですが、何度か声優の経験があります。

ジョン・ファヴロー(ハッピー・ホーガン役)

トニー・スタークの運転手として登場するハッピー・ホーガンを演じたのはジョン・ファヴローです。『スパイダーマン・ホームカミング』ではピーターとの連絡係としてコミカルなシーンも多くありました。そんなジョン・ファヴローは何を隠そう、映画『アイアンマン』と『アイアンマン2』の監督です。俳優としても話題作に出演しています。日本語吹き替え版のキャストは大西健晴です。

スパイダーマン|マーベル公式

スパイダーマン・ホームカミングの評価と感想まとめ!評判の良い映画だった!

以上、『スパイダーマン・ホームカミング』にの感想、評価、評判についてまとめましたが、いかがでしょうか。これまでのスパイダーマンとは一線を隠すキャラクターとなったことで、初めて視聴する人にもオススメできる作品と評判です。また、評判の良さからMCUシリーズが好きな人にも大いに受けれ入れられた作品と言えるでしょう。

マーベル作品を見たことがないという人にも見易い作品と評価されています。『スパイダーマン・ホームカミング』をきっかけにマーベル作品にハマる人もいるかもしれません。1作だけでも楽しめる作品となっていると評判なので、興味の湧いた人は是非映画を視聴して見てください。

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