2018年07月20日公開
2022年11月15日更新
カイドウは悪魔の実の能力者?正体や百獣海賊団の今後を考察【ワンピース】
ワノ国編に入り、いよいよ目前に迫ってきたカイドウとの決戦。ワンピースは多くの伏線を入れている漫画ですが、未だカイドウの情報は少ないです。四皇として名前が初めて出てからも長らくその姿や能力が紹介される事はなかったカイドウ。ワノ国編で一気にその素性が明らかになる事でしょう。今回はカイドウの気になる悪魔の実の能力を筆頭にその正体やカイドウが率いる百獣海賊団の今後などを今出来る範囲で今後の考察していきます。
目次
- カイドウの能力を大胆考察!
- カイドウとは?
- カイドウは「最強の生物」と呼ばれている
- カイドウは負け知らずではない?
- カイドウの能力や実力を示す指標
- カイドウは悪魔の実の能力者なのか?
- カイドウの正体とは?一番近い種族はオーズ?
- カイドウはヒトヒトの実の能力者?
- カイドウは動物系幻獣種の能力者の可能性も?
- カイドウが率いる百獣海賊団とは?
- カイドウ率いる百獣海賊団の幹部は「災害」と呼ばれている
- 百獣海賊団は動物系能力者集団?
- カイドウ率いる百獣海賊団の特徴は人造悪魔の実の能力者
- カイドウの能力は動物系で決まり?動物系なら確実に覚醒済み
- カイドウとルフィ達との関係は?
- カイドウとビッグマムの関係は?
- 今後の展開予想!ワノ国でルフィとカイドウは戦うのか?
- 今後ルフィがカイドウを倒す為には?
- ワノ国編でカイドウとルフィの決着はつくのか?
- 能力判明間近!カイドウの能力と正体に注目しよう!
カイドウの能力を大胆考察!
その存在こそ四皇という言葉が登場するのとほぼ同時期から示唆されていたものの、なかなか語られていない存在の1人が百獣海賊団を率いるカイドウです。同じような存在であったビッグマムが率いるビッグマム海賊団がホールケーキアイランド編にて多くを明かされた事から今後展開されるワノ国編ではカイドウ率いる百獣海賊団の事も多く語られる事になるのではないでしょうか。
中でも注目を集めるのはやはり百獣海賊団の船長であり、四皇に名を連ねるカイドウの正体や能力です。カイドウの姿こそ描かれていますが、その能力や種族などの詳細はまだまだ不明点が多くなっています。今回はこれまでに分かっている情報からカイドウの持つ悪魔の実の能力やその正体、ワノ国編以降の今後の展開を予想考察していきます。
カイドウとは?
カイドウはグランドラインの三大勢力の一角をなす四皇に名を連ねる程の大海賊です。カイドウの名前や四皇という立場が判明したのはブルッグが仲間になったスリラバーグ編です。その後、他の四皇らと共に数度名前が登場後、そのシルエットや姿などが徐々に描かれていきました。
現在分かっている特徴の中で最も特徴的なのは、その願望です。カイドウが戦う目的は「死ぬため」であり、趣味も「自殺」です。その姿が初めて描かれた時も空島からの飛び降り自殺でした。空島程の高さから飛び降りても「頭いてぇ」で済んでしまう程狂人的なタフネスさを持っている事が分かっています。
カイドウは「最強の生物」と呼ばれている
ワンピースの世界では白ひげが「最強の男」と呼ばれているのに対しカイドウは「最強の生物」と呼ばれています。四皇の戦力総動員戦ではなく単純な1対1のタイマンなら勝つのはカイドウと言われており、海軍でもその動きには常に警戒している様が描かれています。
最強の生物と言われる所以の1つがその体躯の大きさでしょう。比較対象が普通サイズの人間しかいないのでまだ正確な大きさは分かりませんが、ビッグマムにもひけを取らない大きさを有している事は分かっています。
カイドウは負け知らずではない?
そんなカイドウですが、その自殺願望から無茶を繰り返すので決して負け知らずというわけではありません。これまで何度も敗北し、海軍にも何度も捕まっています。死刑を執行された回数も二桁以上ですが結果的には死刑が出来た者はいません。
出典: https://prcm.jp
マリンフォード頂上戦争にて戦死した白ひげの死にざまを「うまくやった」といってしまう独特の感性を持っています。死に場所を求めて彷徨っている状態なので、今後、仮に死ねるのだとしたら喜んで死ぬのではないでしょうか。
カイドウの能力や実力を示す指標
カイドウはまだ本編にしっかり登場した回数は数える程で、まだまだその戦闘力は未知数ですが、その戦闘力の高さを示すようなエピソードはいくつか登場しています。有名なのがスリラバーグ編で登場したモリアとの決戦でしょう。一時期四皇に迫る勢いの勢力を持っていたモリアはカイドウに敗れた事で新世界から撤退を余儀なくされています。
ただこの戦闘は個人のぶつかり合いというよりも海賊団同士の争いだったものと思われるのでカイドウ個人の実力とは言えないかもしれません。その他には初登場時の空島からの自殺の際、落下地点にいた最悪の世代の三人を簡単に倒しているような描写もあるので、個人としての戦闘力も相応のものだと予想されます。
カイドウは悪魔の実の能力者なのか?
現在までカイドウの能力は不明
これまでのカイドウは紹介程度に登場しているだけで本格的な登場をしているとは言えない状態なのでワノ国編が始まる現在でもその能力の詳細は不明です。ただワンピースの世界において、悪魔の実の能力なしでのし上がるのは相当難しい事、カイドウの通称「百獣」、部下である百獣海賊団の事を考えても何かしらの悪魔の実の能力者である事は予想されています。
カイドウの正体とは?一番近い種族はオーズ?
ワンピースの世界には実に多様な種族が住んでいますが、カイドウも人間ではない何かしらの種族である事が予想されています。それは既に登場しているカイドウの耳の辺りから大きく生える2本の角があるからです。その角の形状からその正体はスリラバーグ編で登場したオーズ、マリンフォード頂上戦争で登場したオーズの子孫リトルオーズJrと同じ種族なのではないかという考察があります。
オーズと同じ種族だとするとその体躯は40mに及び、巨人族の3倍の大きさを持っている事になるでしょう。確かにオーズと相対する麦わらの一味とカイドウと相対する最悪の世代の構図には非常に近い物があるので、多少の違いはあるにせよ40m級の高さがあるのは間違いなさそうです。
過去の時代を生きたオーズしか登場していなければ可能性は低いですがリトルオーズJrも登場している事からこの種族が現在も存在している事は明らかです。その外見的特徴からカイドウの正体は元々人系の種族であるならこれらの鬼のような種族になるのではないでしょうか。今後この鬼のような種族が住む島がカイドウの本拠地として描かれる可能性もあります。
カイドウはヒトヒトの実の能力者?
これまでに登場しているヒトヒトの実の能力者は2人
カイドウの正体としてもう1つの候補になるのが動物(ゾオン)系の悪魔の実の1つである「ヒトヒトの実」を食べた可能性です。動物系には同じ実でモデル違いがあり、これまでヒトヒトの実の能力者は2人登場しています。それがモデル標記のないチョッパーとモデル大仏である元海軍元帥センゴクです。
ワンピースの世界ではチョッパーを始め、動物も悪魔の実を食べればその能力が発現するので仮にヒトヒトの実モデル「巨人」や「魔人」のような実があればそれをカイドウが食べている可能性もあります。チョッパーがそうであるように元が動物であれば、完全な人になる事は出来ませんが、カイドウの容姿もまた完全な人とは言えない状態なので説明がつきます。
ヒトヒトの実の能力者だとしたら元の生物は?
もしカイドウがヒトヒトの実を食べているとすれば元になった動物がいるはずです。現在ワンピースで登場している中でその有力候補と言えるのがドレスローザ編のコロシアムに登場した魚「闘魚」ではないでしょうか。その特徴的な角やカイドウの左腕にあるウロコのような文様など共通点も多いです。
しかも闘魚は闘魚との半魚人であるデリンジャーなんかもキャラクターとして登場しています。ワンピースは伏線が何百話単位で張り巡らされる作品です。闘魚があれだけクローズアップされたのも今後判明するであろうカイドウの為の伏線と考える事も出来るのではないでしょうか。
カイドウは動物系幻獣種の能力者の可能性も?
センゴクが食べたヒトヒトの実モデル大仏がそうであるようにカイドウが悪魔の実を食べているとすれば幻獣種や古代種のような自然(ロギア)系よりも希少とされる悪魔の実である可能性も高いです。カイドウのタフさや体躯の大きさが悪魔の実能力による物だとすれば、一般的な実で済ませる可能性は低いです。
カイドウ率いる百獣海賊団の事を考えてもワノ国編で本格化する百獣海賊団との戦いは動物系の悪魔の実の解説的な部分を多分に含んでいるのではないでしょうか。そういう観点でみてもカイドウの悪魔の実はより希少な種が当てられる事が予想できます。
カイドウが率いる百獣海賊団とは?
ワノ国編ではカイドウはもちろんですがその部下である百獣海賊団のメンバーも多数登場する事になるでしょう。ゾウ編にて回想とはいえ登場した1人ジャックを含む幹部達や人造悪魔の実スマイルによる能力者集団ギフターズなど船長であるカイドウに比べれば多少情報が見られます。
百獣海賊団は組織図がはっきりしている海賊団で、頂点にカイドウ、3人の大幹部、そして人造悪魔の実能力者集団「ギフターズ」、その下に下っ端舞台の「プレジャーズ」という構成図になっています。もちろんビッグマム海賊団の総料理長シュトロイゼンのような本来の構成図からは外れた存在がいる可能性もありますが、概ねこの構成図を頭に入れておけば問題ないと思われます。
カイドウ率いる百獣海賊団の幹部は「災害」と呼ばれている
ビッグマム海賊団の大幹部3人(元々は4人)がスイーツ3将星と呼ばれているように百獣海賊団の3人の大幹部は「災害」と呼ばれています。ゾウ編の回想にて既に登場している早害のジャックがその3人いる大幹部「災害」の一角を担っています。
まだ残りの2人に関しての情報はありませんが、「災害」の1人であるジャックの異名が「早害」である事から異名は「○害」となるのではないでしょうか。ジャックの懸賞金は10億ベリーで、同じ四皇の大幹部であるビッグマム海賊団のカタクリが10億5700万ベリー、スムージーが9億3200万ベリー、クラッカーが8億6000万ベリーとなっているので他の2人も同額程度の懸賞金がかけられていると思われます。
百獣海賊団は動物系能力者集団?
登場済みの部下は動物系能力者ばかり
百獣海賊団は現在メンバーだと分かっているメンバー全員が動物系の能力者ばかりになっています。もちろんこれらには人造悪魔の実を使っているからというのも関係していますが、幹部であるジャックもまた動物系である事から他のメンバーも多くは動物系になると思われます。
対照的にビッグマム海賊団は超人系能力者ばかり
百獣海賊団が動物系能力者で構成されている事を予見させる要素がもう1つあります。それは同じく四皇の一角であるビッグマム海賊団の主要メンバーが軒並み超人系能力者で構成されている事です。もちろん超人系は3種類の悪魔の実の中でも一番種類が多い実だからではありますが、その数を補填する為の人造悪魔の実なのではないでしょうか。
ビッグマム海賊団で唯一超人系の能力者ではなかったカメカメの実の能力者であるペコムズが最終的にルフィを助けビッグマム海賊団を裏切るような行動をしている事を考えても、もし百獣海賊団で動物系以外の能力者が登場したらそれは後々裏切るキャラクターなのかもしれません。
カイドウ率いる百獣海賊団の特徴は人造悪魔の実の能力者
人造悪魔の実は全て動物系の能力
カイドウが他の四皇と大きく異なるのは人造悪魔の実を積極的に取り入れ、人造悪魔の実の能力者専門の部隊である「ギフターズ」を組織している事にあるでしょう。他にもDrベガパンクが作った人造悪魔の実もモモノスケが食べて竜のような姿になる事から作中で登場している人造悪魔の実は全て動物系の能力の実だと言えます。
カイドウが取引していた人造悪魔の実「スマイル」はパンクハザードにいたシーザーとドレスローザにいるドフラミンゴの手によって製造されていました。元々悪魔の実が1億は下らない希少な実である事を考えても人造しようと考えるのは自然な流れでありますが、現在はシーザーはルフィ達に捕まり、ドフラミンゴファミリーも壊滅している事から製造は行われておりません。
人造悪魔の実なら普通の悪魔の実と能力の共存は出来るのか?
悪魔の実の1つの不文律として「2つの実は同時に食べられない」という物があります。この不文律は黒ひげティーチが破っているわけですが、その方法は現在でも不明です。そこで気になるのがこの「2つの実は同時に食べられない」という法則に人造悪魔の実はカウントされるのかという事です。
スマイルに関していえば、どんな植物でも育てられると言われるトンタッタ族によって作られているようですが、発現する能力が共通のとある動物をモデルにした物なのか、それぞれの実で別々の動物の力を宿しているのかは現状不明です。
悪魔の実の能力の中でも今まで一番分かっていないのが動物系の能力です。そこに人造悪魔の実も絡んできている百獣海賊団との戦いで多くの事が明かされる事になるのではないでしょうか。
カイドウの能力は動物系で決まり?動物系なら確実に覚醒済み
人造悪魔の実も食べていて覚醒しているからの規格外のタフさ?
ここまでの考察からカイドウはやはり何かしらの動物系の悪魔の実を食べている物と思われます。同時に何の悪魔の実を食べているとしても間違いなく覚醒している事でしょう。動物系の悪魔の実は覚醒すると異常なタフさと回復力を得る事が出来るのがインペルダウン編にて登場しています。この特徴はカイドウにも通ずるものがあります。
さらに通常2つ食べる事が出来ない悪魔の実に人造悪魔の実がカウントされないのであれば或いはカイドウはいくつもの人造悪魔の実を合わせて食べている可能性もあります。部下に能力者集団を作れるくらいの量を取り引きしているのですから自分の分を確保していてもおかしくないはずです。
カイドウとルフィ達との関係は?
ルフィとローの海賊同盟はカイドウを倒す為
パンクハザード編にて出会ったルフィとローはとある四皇を倒す為に同盟を組むわけですが、その四皇というのが紛れもないカイドウその人です。同盟を持ちかけたローはカイドウを倒す為の作戦があるとしてルフィに話をしています。
そしてこの同盟の元にパンクハザード編にてスマイルの原料となる薬品「SAD」の製造装置、ドレスローザ編にてスマイルを製造する工場をそれぞれ破壊しています。新世界編で展開されている戦いはこの「カイドウを倒す」という目的の元に意図して島を巡っている結果発生しているのです。
出典: https://festy.jp
結果的にその2つの施設の破壊、そしてそれぞれを動かすシーザーとドンキホーテファミリーを壊滅させた事でカイドウの百獣海賊団はスマイルによるギフターズの強化を行えなくなっているので確実にダメージを与えていると言えるでしょう。
ホールケーキアイランド編は目的には番外編
パンクハザード編、そしてドレスローザ編はルフィ達の意図(正確にはローの作戦の元)を発端として物語が展開されていますが、ゾウ編にて流れが変わります。先にゾウに辿り着いていたサンジが政略結婚の為にビッグマムの元に連れていかれてしまったからです。ルフィはこれを救出に行く事を決意、本来の目的を仲間達に任せ、少数でホールケーキアイランドに向かう事になります。
ルフィ達がホールケーキアイランドで激闘を演じている間も本来の目的であるカイドウ打倒の作戦は並行して進行してはいますが、ホールケーキアイランドへのサンジ奪還は元々計画にない内容で、打倒カイドウの物語として考えると番外編的な立ち位置になります。
結果としてルフィの名がさらに上がったものの、ビッグマムの反感をより一層強めており、ビッグマムはカイドウのナワバリに出向いてでもルフィを倒す事を考えています。もちろんビッグマムとの因縁は魚人島から始まるものではありますが、あくまでも同盟的な視点でみれば本来必要のなかった不要な戦いです。
カイドウとビッグマムの関係は?
過去には同じ船に乗っていた事がある?
ホールケーキアイランド編終了後、ビッグマムはカイドウと連絡を取り、カイドウのナワバリに向かっているルフィを追う事を通達しています。そのやりとりの中でカイドウとビッグマムは過去に接点を持っていた事が判明しますが、その接点と思われる話が同じ話の中でガーブを始めとした海軍中将達の食事シーンの中で描かれています。
ロジャーの前の時代を築いていたと話す「ロックス」の存在です。ロックスが個人名なのか海賊団の名前なのかは不明ですが、同じタイミングで話していた事、以前にも関連しそうな描写がある事からこのロックスに関連してビッグマムとカイドウは同じ船に乗っていてそのやりとりの中でカイドウはビッグマムを「リンリン」と名前で呼んでいる事からある程度親しい関係であったのではないかと推察されます。
現在の四皇残りの2人である黒ひげやシャンクス、七武海のバギーなども自身の海賊団を持つ前には他の海賊団に属して見習いをしていた事があるので、当然カイドウやビッグマムにもそのような時代があっても不思議ではありません。或いは過去に43人の夫がいるビッグマムの夫の1人がカイドウの可能性もあります。そうであるならビッグマムはカイドウの正体や能力も知っている可能性すら高いです。
カイドウとビッグマム!対ルフィで共闘はあるのか?
現在こそそれぞれに独立し、それぞれに覇を競って唯我独尊の道を進むカイドウとビッグマムですが、現在の目的がルフィを倒す事という点で利害は一致しています。過去に接点があった事を考えても今後の展開次第ではルフィ打倒の同盟や連合を組む可能性は大いにあり得るのです。
もちろんワノ国編でいきなり共闘という展開はあり得ないでしょう。ルフィ達にいっぱい食わされたビッグマムと違いカイドウはまだルフィ達と直接ぶつかっていないので、まずは百獣海賊団だけでぶつかるはずです。ワノ国編、或いはその先でまず百獣海賊団の主要なメンバー、カイドウの正体や能力はもちろん、残り2人の災害がある程度判明した上で物語が展開されるはずです。
今後の展開予想!ワノ国でルフィとカイドウは戦うのか?
カイドウの現在の根城はワノ国
カイドウは現在根城としてワノ国を利用しているという事は既に描かれていますが、だからといって必ずしもワノ国でルフィ達と決戦するとは考えられません。ワノ国をカイドウが襲ったのは先代大名でモモの助の父であるおでんがラフテルに行っており世界の秘密を知っているからです。現在でもその秘密を教えられている可能性のある息子のモモの助らを追っているので根城にしているだけで本拠地は別にあるのではないかと思われます。
カイドウの容姿が悪魔の実によるものではなくオーズらと同じ種族だからであればその種族が住む島を本拠地にしている可能性もあります。現在ワノ国編以降に訪れる島の事を何も描いていないのもそれがカイドウの正体や今後の展開に大きく影響するような島だからではないでしょうか。
ルフィ達が直接乗り込んだホールケーキアイランド編ですらビッグマム海賊団との決着はついていません。そう考えるとワノ国で闘うのはカイドウと共におでんを討った将軍ら元々ワノ国にいる侍勢力がメインとなる可能性すらあるのです。ワノ国側の敗北を悟って見捨てるような事をすればカイドウが直接戦闘をしない事も充分に考えられます。
カイドウの目的や能力次第では戦闘回避はあるのか
カイドウ自身の目的は「死ぬこと」であるのは間違いありません。その為に世界規模の戦争を起こそうと準備していた事も初登場時に描かれています。この計画自体はジョーカーことドフラミンゴが倒されてしまった事で遅延していると思われますが、百獣海賊団としては目的を持って行動している事は確かです。
その目的の為によってはワノ国から早々に撤退する可能性もまったくないわけではありません。或いはルフィに自分が殺される可能性を見出せば最前線に出る可能性もあるので、そこで正体や能力が分かる可能性もあります。カイドウがルフィ達の前に姿を現すとしたらそれはルフィがカイドウが死を感じる程の実力を示した時ではないでしょうか。
今後ルフィがカイドウを倒す為には?
ルフィの現状最強能力ギア4ではビッグマムには通用しない!
ワノ国編でぶつかる可能性も充分に高いルフィとカイドウ。ですが、ルフィが現状発揮している戦闘術ギア4は苦労してなんとかビッグマム海賊団の大幹部であるカタクリを倒すのがやっとで、ビッグマム自体にはダメージを与えるに至っていません。ホールケーキアイランド編の目的はサンジの奪還であり、戦闘時間は極めて短かったわけですが、ビッグマムに通じないのに最強の生物と言われるカイドウに通じるわけがありません。
ルフィからの奇襲はあるにせよ、カイドウがルフィに興味を持つには現状のギア4では可能性は低いです。下手すればまったくノーダメージという可能性すらあるのです。もちろん仲間との協力がルフィの最大の武器でもありますし、作戦次第な部分はありますが、やはり単独でルフィがカイドウに挑むのは現状では無謀と言わざるをえません。
ただルフィはクロコダイル戦やエネル戦で見せているように戦闘に関して相手の弱点を掴む能力に長けている一面もあります。或いはカイドウの弱点(天敵)となり得る能力をルフィが持っていれば可能性は上がってきます。ルフィの目標である海賊王になる為にはワノ国ではないにせよ今後のどこかでカイドウを討つ必要はあるのでその時のルフィの倒し方にも注目しましょう。
ルフィに隠し玉能力ギア5はあるのか?或いはギア4の別形態?
カイドウの正体も現在不明であるようにルフィの戦闘術もまだ不明な点が多いです。ルフィのギアによる戦闘術はデメリットも大きい為かルフィもより強大な敵に追い込まれた時にしか利用しません。ドフラミンゴ戦でも最初からは使っていませんでしたし、ドレスローザ編に入って「タンクマン」や「スネイクマン」と言ったギア4の別形態のような能力も見せています。
ビッグマムとぶつかった時に利用したのは「バウンドマン」という最初に登場したギア4の状態でした。ギア4の中でも一番標準の状態がバウンドマンなんでしょう。そしてバウンドマン初登場時からバウンドマンと名付けている事からタンクマンやスネイクマンもその場での思いつきではなく2年の修行の中で身につけたものと推察できます。
或いはタンクマンやスネイクマン、また現状見せていないギア4の他形態が今後登場し、カイドウやビッグマムに通用する可能性はあります。さらに言えば身体の負担が大きすぎて使っていないさらなる上の段階いわば「ギア5」のような状態が今後登場してもおかしくはありません。
ワノ国編でカイドウとルフィの決着はつくのか?
ワンピースでは1つの敵との決着はその島の中で完結する場合が多いです。場所を変えながら戦ったクロコダイルのような例もありますが、それもアバラスタの中で場所を変えただけに過ぎません。しかしホールケーキアイランド編では最初から目的が違ったとはいえ、ビッグマムと決着したとは言えない状態で先に進んでいます。そう考えると四皇との戦いは1つの島の話だけで完結するような話ではないのではないでしょうか。
錦えもん達からすればワノ国編はまさに決戦です。しかしカイドウからすれば数あるナワバリの1つでしかありません。今後の展開によってはルフィとカイドウが戦わない可能性すらあるので、ワノ国編でカイドウとの決着がつくとはとても思えません。
ホールケーキアイランド編が「サンジの奪還」が目的であった事を考えるとワノ国編は「ワノ国を取り戻す事」が目的なのでカイドウを追いだし、現在カイドウの傀儡になっているであろう将軍を倒せば十分に話としては成立します。ホールケーキアイランド編のルフィの最終決戦が大幹部であるカタクリであったようにワノ国編でもルフィの前に立ちはだかるのが必ずしもカイドウとは言えません。
能力判明間近!カイドウの能力と正体に注目しよう!
仮に最終的にワノ国で決着がつかないにしてもカイドウの能力や正体について描かれる事になるのは間違いないでしょう。合わせて残りの災害の2人の正体なども登場するのではないかと思われます。ルフィ達のこれまでのパンクハザード編ドレスローザ編と戦ってきた目的はまさにカイドウです。ルフィとの直接対決があるかは別にしてまったく戦闘しないままの撤退は物語的にもないと考えられます。
カイドウの正体が分かれば、四皇の全体像も見えてきますし、ワノ国編にてカイドウが求めている「世界の秘密」が語られる可能性も多いにあり得ます。今後のワンピースの展開を左右する大きな出来事が起こるのは間違いないでしょう。これまでにひそませてあった数多くある伏線のいくつかも回収されるはずです。
やはりワノ国編で一番気になるのはカイドウでしょう。これまでの情報のちょいだしから一気に情報が出るようになるはずです。ビッグマムがそうだったようにカイドウの過去編などが展開されてその正体についても触れられる可能性もあります。今後のワンピース、今後のカイドウに注目しましょう。