【名探偵コナン】江戸川コナンの声優は高山みなみ！出演作品や演じたキャラ・経歴は？

名探偵コナンの主人公である江戸川コナン役を演じているのは、声優の高山みなみさんです。今回はそんな高山みなみさんについて、これまでに江戸川コナン以外に演じていた出演作のアニメのキャラクターや、名探偵コナンの原作者と結婚していたという噂について、さらに同じく人気声優の林原めぐみさんとの関係などについてをまとめて紹介します。コナンをあまり観たことがない人でも、一度は声を耳にしたことがあるはずです。

名探偵コナンは、青山剛昌先生が原作の推理漫画です。週刊少年サンデーにて1994年から連載が開始され、2014年には連載20周年を迎え、2020年現在も連載が続いている長寿作品です。サンデーの中では連載期間が史上歴代最長でもあり、2001年には第46回となる小学館漫画賞少年部門を受賞しており、原作コミックも2018年11月の時点で累計発行部数が全世界で2億3000万部を突破しています。

名探偵コナンの漫画は、世界中でも親しまれている作品で、25の国と地域で翻訳したコミックが販売されています。しかし2015年以降は、作者の年齢による体力や健康面などの問題に加え、劇場版アニメの監修などを行っていることもあって、休載する頻度が増えてきています。2018年以降は名探偵コナンのスピンオフ作品と本編が交互に掲載されるなど、コミックスなどを見ても休載の頻度が上がってきていることがわかります。

名探偵コナンは、工藤新一という名の高校生探偵がとある理由から少年になってしまい、黒の組織と呼ばれる人物たちの行方を追いながら事件を解決していく物語です。その人気の高さからテレビアニメ化もされており、1996年以降2020年現在もアニメが放送され続けています。魅力的なキャラクターが増えたことから、一定の人気を保っていた名探偵コナンは再び爆発的な人気となり、新たなファン層も獲得している作品です。

劇場版アニメは1997年から毎年4月に公開する形で制作されています。2020年までに23作品が公開されていますが、2011年に公開された「沈黙の15分」以降はシリーズ歴代最高興行収入を更新し続けており、2018年の「ゼロの執行人」では最終的に91億8000万円という興行収入を記録しています。ただし2020年に関しては、新型コロナウイルスの影響により、最新作の公開が2021年4月まで延期されている状態です。

シャーロック・ホームズを敬愛する工藤新一は高校生探偵をしており、推理作家の父親と名女優の母親という両親のもとで育っていました。その推理力はとても鋭く、「日本警察の救世主」とまで言われていました。ある日、幼馴染みの毛利蘭と遊園地に遊びに行った工藤新一は、怪しい取引現場を目撃します。その様子に夢中になっていた工藤新一は、背後から忍び寄ってきていた仲間によって頭を殴られ、気絶してしまったのです。

目撃者を消すために、組織の人間はAPTX869という毒薬を飲ませました。しかし薬の副作用によって、工藤新一は幼児退行してしまい、目を覚ますと小学1年生の身体になってしまっていたのです。自身が生き延びたことが知られれば周囲にも危険が及ぶと考え、工藤新一は江戸川コナンという偽名を名乗って、正体を隠すことにしたのです。情報が得られると踏んだ江戸川コナンは、蘭の父の小五郎の営む探偵事務所に居候を決めました。

江戸川コナンは、本来は帝丹高校に通っている2年生の青年・工藤新一です。両親はロサンゼルスに済んでおり、平成のシャーロック・ホームズとして活躍をしていました。江戸川コナンという偽名の由来は、蘭に名前を問われた際に、本棚にあった江戸川乱歩の小説と、アーサー・コナン・ドイルから咄嗟に名付けられたものです。隣人の阿笠博士の助言によって、現在は帝丹小学校の1年生として学校に通いながら生活をしています。

江戸川コナンとしてのプロフィールは、身長は102cm、体重は18kg、阿笠博士の遠い親戚の子どもという設定です。正体を知っている人物は物語の進行につれて徐々に増えていき、阿笠博士に始まり新一の両親、ライバルの服部平次、同じ薬で子どもの身体となった科学者の灰原哀といったキャラクターが挙げられます。トレードマークともいえるメガネや蝶ネクタイなどは、すべて阿笠博士の発明品で特殊な能力を発揮してくれます。

大人気のテレビアニメ名探偵コナンですが、主人公の江戸川コナンを演じている声優についても、気になる人は多いのではないでしょうか？続いては江戸川コナンの声優を担当している、高山みなみさんについても紹介します。これまでアニメのキャラクターに興味はあっても、声優に注目をしたことはなかったという人もいるかもしれません。改めて声優についてを知れば、江戸川コナンというキャラクターへの理解もさらに深まります。

名前：高山みなみ
生年月日：1964年5月5日(現在56歳)
出身：東京都足立区
身長：156cm
血液型：B型
職業：声優、歌手、ナレーター
所属事務所：81プロデュース

幼少期から日本舞踊やバレエといった習い事をしていた高山みなみさんは、正義感の強い性格をしていたため、警察官を志していました。交通安全指導では腹話術の必要性を感じ、中学校時代に劇団ひまわりへと入団します。しかし芸能界入りするということは、高山みなみさん自身の本意ではありませんでした。その後ラジオという仕事で自由に話すことができるという魅力などから声の仕事に興味を持ち、DJになろうと考えます。

そんな高山みなみさんは、DJになるためにはどうすれば良いのかわからず、日本工学院専門学校演劇科へ入学します。しかし先行きが不安になったことから芝居から離れて、普通のOLとして働くこととなります。けれどその際に、電話の取り次ぎで声を褒められたことがきっかけとなり、声優という仕事を志すこととなりましたサンハウスミュージック声優部への入所を経て、現在の81プロデュースへ誘われたことで声優になりました。

声優として活躍している高山みなみさんですが、実は声優として以外にも、歌手としても活躍をしている人物です。高山美瑠さんとのユニット「M★TWO-MinaMiru-」として音楽活動をしたり、「新機動戦記ガンダムW」では主題歌などを担当しています。さらに作曲なども手掛けるほか、名探偵コナンでは第81話でTWO-MIX本人としてキャラクター出演を果たすなど、声優だけではなく歌手としても目覚ましい活躍を見せています。

コナンのアニメの中では、江戸川コナンが歌う場面が登場する回があります。しかしそこで聞く歌声は、歌手として大活躍している高山さんが歌っているとは思えないほど、音痴なものです。実はコナンではかなりの音痴という設定があるため、高山さんの歌唱力が活かされることはありません。ただし音痴に歌うというのもかなり難しいはずなので、そういった意味では歌の技術が高いからこそできる技ともいえるのかもしれません。

江戸川コナンを演じる高山みなみさんですが、実は同じく声優の山口勝平さんとの共演が多いことでも知られています。名探偵コナンでは同一人物である工藤新一と江戸川コナンで共演をしており、「魔女の宅急便」「らんま1/2」「ダッシュ!四駆郎」「クッキングパパ」「忍たま乱太郎」といった出演作でも共演をしています。この他にも様々な出演作で共演をしており、今後も共演する出演作が増えていくことが予想されます。

山口勝平さんとの共演も多いことがわかった高山みなみさんですが、江戸川コナン以外には、どんなアニメのキャラクターを演じているのか気になった人もいるのではないでしょうか？続いては高山みなみさんの出演作と、演じているアニメキャラクターを一覧にして紹介します。これまで声優を気にせずにアニメを視聴していたという人も、異なるキャラクターを同じ人物が演じていると知れば、驚くことも多いはずです。

最初の出演作は、「魔女の宅急便」のキキ・ウルスラ役です。ジブリ作品の中でも有名なタイトルですが、実は高山みなみさんが主人公のキキ役を演じていたことを、知らなかった人も多いのではないでしょうか？元々はウルスラ役として出演する予定だった高山さんですが、未定だったキキ役のオーディションを受けたことで、大抜擢されて決まった主役でした。しかしウルスラ役も見つからず、最終的に高山さんが2役を演じています。

続く出演作は、「らんま1/2」の天道なびき役です。らんま1/2といえば、高橋留美子先生の描く恋愛ギャグコメディ作品で有名なタイトルですが、天道なびき役を演じていたのが高山さんです。天道なびきは天道さん姉妹の中で次女にあたる人物で、クールでちゃっかりとした性格をしているキャラクターです。キキやコナンとはまた違った印象のキャラクターなので、こちらも演じているとは気がつかなかった人も多いかもしれません。

続く出演作は、「まじかる・タルるートくん」の江戸城本丸役です。こちらもギャグ作品のまじかる・タルるートくんですが、高山さんは主人公の江戸城本丸を演じていました。とにかくダメダメな主人公が、魔法の力を借りながら少しずつ成長を見せていく物語です。スケベな妄想を暴走させるシーンも見どころで、知的でスポーツ万能な江戸川コナンとは真逆のキャラクターを演じていたといえるのではないでしょうか？

続く出演作は、「忍たま乱太郎」の猪名寺乱太郎役です。こちらも国民的人気アニメとして有名なタイトルの作品ですが、高山さんは主人公の猪名寺乱太郎を演じています。主要キャラクター3人の中ではもっとも常識的な性格をしていて、落ち着いた立ち回りをする人物なので、高山さんが演じていたことに気がついた人も少なくないキャラクターかもしれません。メガネをかけているのも、江戸川コナンに共通しています。

続く出演作は、「デジモンクロスウォーズ」の工藤タイキ役です。デジモンクロスウォーズは、デジモンシリーズの6作目となるタイトルです。本作では主人公の工藤タイキを、高山さんが演じていました。少年ボイスが定着している印象の高山さんですが、本作は第2期となる「デジモンクロスウォーズ ～悪のデスジェネラルと七つの王国～」も放送されており、引き続き高山さんが主人公を演じています。

続く出演作は、「僕だけがいない街」の藤沼佐知子役です。こちらはこれまでの役柄とは異なり、主人公の母親である藤沼佐知子を高山さんが演じていました。過去と現在の2役を演じていることで、演技の違いにも注目して聞き分けたい作品です。これまで多かった少年役とは異なり、大人の女性を演じていることから、特徴的な声質であるとはいえ、高山さんがこのキャラクターの声優だとは気がつかない人もいたはずです。

続く出演作は、「天保異聞 妖奇士」の河鍋狂斎役です。本作はフィクションと共に実在の歴史についての情報が混ざった物語で、妖怪と対抗する人との戦いを描いた物語です。高山さんが演じているのは、実在した河鍋狂斎という画家がモデルとなっている役で、テレビアニメの前半では登場しないキャラクターです。イケメンなキャラクターなので、女性ファンはぜひチェックしておきたい出演作のひとつでもあります。

続く出演作は、「ゲゲゲの鬼太郎 第5作」の鬼太郎役です。本作は水木しげる先生の代表的なタイトルで、繰り返しアニメ化されているシリーズです。2007年から2009年までに放送された第5作では、主人公の鬼太郎役を高山さんが演じていました。鬼太郎の性格的な部分や少年役という点からも、まさに高山さんにぴったりの役柄で、過去のシリーズを見慣れていた人でも馴染みやすい声だったのではないでしょうか？

続く出演作は、「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のエンヴィー役です。本作は荒川弘先生の代表作のひとつで、天才錬金術師の兄弟が戦いながら成長していく物語です。エンヴィーは中性的な見た目をしている敵役のキャラクターで、嫉妬の念を宿している個性的な性格をしています。バトル系の作品ですが、高山さんの演技力が存分に発揮される特徴的なキャラクターといえるはずです。

名探偵コナンで江戸川コナンを演じている高山みなみさんですが、実は原作者である青山剛昌先生と結婚していたことを、知らない人も多いのではないでしょうか？続いては高山さんと青山剛昌先生の結婚に関する情報についても、順番に紹介します。声優の結婚などについては情報が入ってこないという人もいるはずですが、演じていた作品の原作者と声優が結婚をしていたというのは、驚いた人もいたかもしれません。

高山さんと青山剛昌先生が結婚をしていたのは、2005年のことでした。同年5月5日の高山さんの誕生日に、高山さん側から結婚の申し出をしたのだそうです。その年は高山さんが41歳となった年で、プライベートに関してあまり公表はしていないものの、ビッグカップルの誕生に驚いたファンも多かったはずです。

しかし結婚生活は長くは続かず、多忙な二人は2007年に離婚することとなってしまったのです。青山剛昌先生は週刊誌で連載を持つ人物ということもあって、多忙を極めた生活をしています。プライベートなことであるとして理由は明かされていませんが、互いの生活がかみ合わなくなり、離婚を選んだのではないかと推測されています。ちなみに結婚当時飼っていた猫は、高山さんが引き取ったことでブログに姿を見せることもあります。

当然離婚の後にも青山剛昌先生は原作者としてコナンを執筆し、高山さんは江戸川コナン役を演じ続けています。二人は離婚後にもマンガ博でトークショーなどを行うなど、離婚後の関係は険悪なものではなく、良好な関係を築いていることがわかります。

江戸川コナンの声優として活躍している高山みなみさんですが、同じく声優で名探偵コナンにも出演している、林原めぐみさんとの仲も噂になっています。続いては高山さんと林原さんの仲は良いのか、さらに二人の共演作についても紹介します。

不仲説なども囁かれることがある二人ですが、お互いに人気声優で出演作が被ることも多く、共演NGなどの噂も無いことから、現場での仲は良いのではないかと考えられます。さらに高山さんと林原さんはお互いについて、「説明できないような大切なところにいる」と話しており、同じ仕事をする仲間としてや友人としてだけでなく、戦友とも呼べるような深い間柄なのではないかと考えられます。

仲良しであることがわかる高山さんと林原さんですが、お互いに主役級の役柄で起用されることも多い人物同士であるだけに、お二人の共演作は数多く存在しています。名探偵コナンは言うまでもありませんが、シャーマンキングでは主人公の麻倉葉を高山さんが、その許嫁である恐山アンナを林原さんが演じていました。このほかにも「NINKU-忍空-」や「幽遊白書」といった作品で共演を果たしています。

出演作も多く、名前を知らなくとも声は聞いたことのある人も多いはずの高山みなみさんですが、アニメを観たファンからはどのような評価を得ているのか、気になった人もいるのではないでしょうか？続いては江戸川コナンを演じる、高山さんに関する感想や評価についても、少しだけ紹介します。

高山さんを尊敬するあまり、声真似の練習を頑張っているという人の感想もありました。コナンは場面によっては可愛いこともありますが、ここぞという場面ではいわゆるイケボで喋ることも多いキャラクターです。女性でありながらイケボと言われるくらいかっこいい声が出せる高山さんに、少しでも近い声が出せるようになりたいと思うのは、当然のことなのかもしれません。

音痴だという設定のコナンですが、実際に演じている高山さんは歌唱力が高い人であるがゆえに、音痴な場面が登場するたびに「音痴さが上達している」という感想もありました。単純に音痴だという人はいますが、音痴な演技というのはなかなか難しいものであるのです。

アニメのワンシーンで、コナンが英語でセリフを喋る場面に、聞き惚れてしまった人の感想もありました。声が良いのはもちろんですが、高山さんは演技やそういった部分なども含めて、人気が高い人物であることがわかります。

名探偵コナンで、主人公の江戸川コナン役を演じている高山みなみさんについて、出演作や共演者との仲などについてをまとめて紹介しました。これまで声優にはあまり興味を持ったことがなかったという人でも、今後はアニメ本編だけでなく、演じている人物にも目を向けてみたくなったのではないでしょうか？人気の高い人物であるだけに、何かしらの番組で一度は声を耳にしたことがあるはずです。

少年の役を得意とする高山さんですが、大人の女性や男性など幅広い役柄を演じることもあり、その演じ分けについて聞き比べてみると、驚かされることも多いはずです。この機会に高山さんの出演作などをチェックして、どういった演じ分けをしているのかを比較してみるのも面白いかもしれません。