名探偵コナンの名言集！江戸川コナン（工藤新一）などの名セリフまとめ

「週刊少年サンデー」誌上で1994年から2018年までおよそ24年間の間、長期連載をしている「名探偵コナン」。現在単行本で既刊94巻まで発売されています。今回は名探偵コナンの主人公江戸川コナンの名言・名セリフ・名シーンを紹介します。誰もが知っているかっこいい江戸川コナンや工藤新一から、マニアックな灰原哀や毛利小五郎の名セリフまでまとめました。

江戸川コナンは探偵です。現代のホームズの異名をとる名探偵と言われていますが、もともとは高校生探偵工藤新一が黒の一味につかまり薬を飲まされた結果、小さくなってしまった為江戸川コナンの名乗ったのが始まりです。その後トレードマークの眼鏡を掛けたり、阿笠博士の万能アイテムを駆使して、事件を解決していくことになります。

名探偵コナンといえばこの名セリフを思い出さない人はいないでしょう。ミステリー漫画の名探偵と言えば決めセリフは欠かせません。金田一少年の事件簿の金田一一は「じっちゃんの名に懸けて」、「Q.E.D.証明終了」の燈馬想の「以上、証明終了です。」など数え上げればキリがありません。

江戸川コナンは重度のホームズファンです。シャーロック・ホームズは19世紀にコナン・ドイルによって生み出された名探偵でした。現代のホームズと言われている江戸川コナンがホームズファンに悪い人がいない、と周囲に喧伝するのは、江戸川コナンのユーモラスな一面が垣間見えるようです。

事実は小説よりも奇なり、と言われるように事件とは事実から起きるものです。その事実から真実を照らし出すのが名探偵の役割です。つまり名探偵の仕事とは事実を収集することではなく、そこから新たな真実(物語)を作り出すことなのです。さて本当の真実とはなんでしょうか。それは誰もが納得できる回答です。江戸川コナンが納得できない回答は既に本当の真実とは言えないのです。正しく名言であり名ゼリフと言えます。

明らかな小学生ルックの眼鏡男子に突然、探偵であることを告白されても、周囲はどう関わればよいか分からなくなるでしょう。この名セリフはそんな周囲の反応を逆手に取った名言です。このセリフが出てくると、事件解決が近いことを読者も分かります。かっこいいセリフなのに、江戸川コナンがやるとイマイチ決まらないのがより魅力的です。工藤新一の時もこのセリフを言っていたのだろうと言われています。

名探偵としてのエゴをむき出しにした名セリフです。謎を塵とかけるこのニュアンスは江戸川コナンが自分の能力に対して全能感が感じられます。またハッタリというよりも名探偵としての強い信念が感じられます。この場合の真実とは犯人の都合良くいかないことを指しているのでしょう。犯罪を憎む江戸川コナンの人間味あふれる名ゼリフです。

江戸川コナンと同じように小さくなってしまった灰原哀にかけた名ゼリフ。犯罪組織に手を貸してしまい、自殺をしようとしたが小さくなってしまっただけで生き残ってしまったことで強い罪悪感を覚えている灰原哀に「一人で悩むな、周囲を見ろ。」と前を向いて生きることを提案している。名探偵とは人間の心にかけられた呪いさえも解く力が持っていることがわかる名言です。

相手の推理を100%否定することが出来るほどの自信が江戸川コナンには常にあります。江戸川コナンは24年間にも及ぶ名探偵生活の中で殆どミスをしていません。この間違わなさが江戸川コナンに絶対的な自信をつけさせたのでしょう。工藤新一から江戸川コナンになった後も名探偵として活動をし続ける江戸川コナンはまさに名探偵の鏡、もしくは毛利蘭から言わせれば、単なる推理オタクでしょう。

江戸川コナンの名探偵たる資格が毛利蘭一人のためにあることが分かる名セリフです。また毛利蘭と工藤新一の関係性が良く分かる名シーンでもあります。江戸川コナンが普段からかっこいいのは自分が単なるプライベート・アイ、毛利蘭の為だけの私立探偵でしかない根っからの名探偵だからでしょう。24年間の間附かず離れずの純愛をし続ける二人に読者からも応援の声しか聞こえません。

劇場版名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊の灰原哀の名セリフ。オールド・タイム・ロンドンでゲーム・オーバーになった後、ホームズの世界で本当のホームズになれる力があることを認めた言葉。江戸川コナンをキャラではなくて工藤新一として現代のホームズとして本物の名探偵であることを証明できる力があることを唯一知っている灰原哀だからこそ伝えることが出来たのです。

名探偵コナンの名バイプレーヤー、毛利小五郎の名セリフ。本人は意外と有能なのに、周囲に名探偵が多すぎてイマイチ活躍が出来ない毛利小五郎が探偵としての気概を吐いた名シーンです。かっこいいのにドジでスケベなところが憎めないキャラクターが素敵です。毛利蘭の父親ということは将来は工藤新一のお義父さんになるはずです。

江戸川コナンの対峙した怪盗キッドの名セリフです。怪盗としての自信が探偵を単なる批評家と決めつけています。かっこいいのはその後、江戸川コナンを「名探偵」と呼ぶようになったこと。あくまで自分主体だからこそ、対等の人間関係しか作ろうとしないのが怪盗キッドの作法のようです。一方江戸川コナンはどの様な犯罪者でも命だけは助けようとする根っからの名探偵です。

江戸川コナンは犯人を助けようとしたときに犯人に問いかけられたときに生まれた名セリフ。名シーンといえるのは、江戸川コナンが行動の名探偵だからです。犯人を助けるのは探偵としてあってはならないこと、と考えながらも助けることに躊躇しない天才性こそ江戸川コナンが名探偵である資格なのです。名セリフとは多分このような事を言うのでしょう。

江戸川コナンが灰原哀を助ける決意を語る名シーン。唯一江戸川コナンが工藤新一であることを知っている灰原哀を守ることこそ、名探偵の義務であることと自分の言葉に嘘はつかないこと＝名探偵のセリフの絶対性を疑わないからこそ生まれた名セリフ。灰原哀も江戸川コナンを信用しているからこそツンデレながら信じていることが見られます。

名探偵のセリフにはよくあるもので、推理の基本は事実をもとに考えることを周囲に教授している名シーン。工藤新一もホームズの真似をして語ったのかも知れません。そしてこのセリフが出てくるときは必ず、今まで出てきた証拠に嘘が混ざっているときです。真実や真相が一つなのは全てが事実であることが前提になっています。しかし阿笠博士の万能アイテムを利用して事件を解決する江戸川コナンのセリフだから妙に説得力があります。

江戸川コナンは現代のホームズと名乗っていますが、シャーロック・ホームズが倫理性にかけた(麻薬中毒だった)反社会的人物であったのに対して、江戸川コナンは正義の味方としての自分以前に人を助ける、という倫理性が強いキャラクターです。国のコンサルタントだったホームズに対して毛利蘭、一人のコンサルタントだった江戸川コナンは周囲の環境や人間関係を大切にしていることが分かる名シーンです。

工藤新一であることがバレそうになった江戸川コナンが相手の質問をかわすために言った名セリフ。江戸川コナンがかっこいいのは決して表に出ないことです。その結果、毛利小五郎が眠りの小五郎という名探偵になってしまい、自分の推理を披露するときはほぼ毛利小五郎がいなくては成り立たなくなっています。ただの小学生である以前に名探偵である江戸川コナンらしい立ち振る舞いです。

現代のホームズとしての呪いをかけられている江戸川コナンはセリフ回しでさえ名探偵らしく気取っています。しかし、気取りの裏側にあるのは優しさです。江戸川コナンは意外と友人関係や毛利蘭などの昔の友人たちも大切にしていることが今回の名言のまとめで分かったのではないでしょうか。いつか江戸川コナンが工藤新一として、毛利蘭の前に現れる日が来ることと、連載再開を楽しみに待ちましょう！