名探偵コナン「水平線上の陰謀」をネタバレ紹介！映画の名シーンは？

名探偵コナン「水平線上の陰謀」は、劇場版名探偵コナンシリーズ9作目の作品です。この作品は海が舞台になっていて、今までの映画の中で海が舞台になったストーリーは2作目の「14番目の標的」以来になります。ここからは名探偵コナン「水平線上の陰謀」のあらすじや、名シーン、事件を起こした犯人までネタバレしながら紹介していきます！

名探偵コナン「水平線上の陰謀」では15年前、北大西洋の海上で貨物船、第一八代丸が氷山にぶつかり沈没しました。この沈没で、船長の沖田と三等航海士の2人が死亡しています。そこから時が経ち、八代造船の設計士が乗った車が崖から転落する事故が起きます。運転中に設計士が心臓麻痺を起こしたことが原因となりましたが、捜査一課の佐藤刑事は不審に思い始めます。

崖からの転落事故から半月がたった頃、コナンたちは園子に誘われ豪華客船、アフロディーテ号の処女航海に招待されます。それぞれアフロディーテ号のクルーズを楽しむコナン一行。コナンたちは夕食の席でアフロディーテ号と八代造船の設計を担当した秋吉美波子と、シナリオライターの日下ひろなりと出会います。

そこでさらに、蘭が空手の関東大会で優勝したことを知り、名探偵コナンの少年探偵団は貝で作った金メダルをプレゼントしようと計画します。

蘭の父親、毛利小五郎はいつも美女を見ると鼻を伸ばしている小五郎でしたが、美波子にはクールな対応を見せていました。そこで美波子は蘭の母親で小五郎の妻、妃英理に似ていることに気づいたのです。一方その頃、日下は夕食の席を立ち八代グループの会長の部屋へ行き、盗聴器を仕掛けていました。

その後、アフロディーテ号の豪華さにはしゃいだコナンと少年探偵団、蘭、園子は船の中でかくれんぼをし始めます。しかし、かくれんぼ中に園子が何者かに拉致され監禁されてしまいます。コナンの見事な推理で園子を見つけ助け出しますが、次は八代造船の社長が殺され会長が行方不明になる事件が起きました。

名探偵コナン「水平線上の陰謀」で八代造船の社長が殺され会長が行方不明になった事件がきっかけで、警視庁の目暮警部も船上に駆けつけます。しかし、事件の容疑者は600人以上に登り捜査が難航します。そんな時、海上保安庁の捜索によって行方不明だった会長の遺体が発見されます。会長は何者かの手によって船上から突き落とされていたのでした。

コナンは犯人が会長を突き落とした時に偶然、園子が現れてしまい犯人によって拉致監禁されていたことを、推理して突き止めます。園子は拉致される時に犯人の顔を見てはいませんでしたが、証言や現場検証の結果からコナンは推理して会長を突き落とし園子を拉致監禁した犯人が、日下であることを突き止めたのでした。

犯人が日下だと突き止めたコナンは阿笠博士を使って推理ショーを始めます。コナンの推理ショーで日下が追い詰められている間、小五郎だけ美波子を見つめて複雑な表情を見せていました。追い詰められた日下は15年前の沈没事件で亡くなった三等航海士の息子であること、15年前の事件は八代造船の会長と社長たちが仕組んで行った保険金殺人だったこと、その復讐のために犯行を行ったことを白状しました。

名探偵コナンの推理で追い詰められた日下は逃亡しようと、事前に船に仕掛けておいた爆弾を爆発させます。爆発が激しくなる中、コナンたちを含めた乗客たちはボートで脱出することになりました。しかし、脱出するボートに乗り込んでいる中、蘭は少年探偵団からもらった貝殻のペンダントを船内に落としたことに気づきます。ペンダントを取りに船内に戻った蘭は、爆発が続く船内に閉じ込められてしまいました。

蘭がまだ爆発している船内に取り残されていることを知ったコナンは、蘭を探しに船内へ戻ります。しかし、爆発は激しくなるばかりで蘭の救出は難航するのでした。その頃、小五郎は船長室へ向かっていました。小五郎が向かった船長室では、美波子が船長を殺そうとしています。小五郎は事件の真犯人が日下ではなく、美波子だったことを知っていたのです。

美波子は小五郎を振り切り船長を殺そうとしますが、小五郎は美波子に背負い投げをして犯行を止めます。小五郎は美波子が自分の妻、英理に似ている美波子にこれ以上犯行を重ねて欲しくなかったのでした。事件の犯人が逮捕され、コナンによって蘭も無事に救出されます。アフロディーテ号の乗客が全員助け出され、海上は平穏を取り戻したのでした。

名探偵コナン「水平線上の陰謀」の名シーンと聞いてきっと誰もが思い浮かべるであろうシーンが、小五郎が事件の真犯人で犯行を重ねようとしている美波子を止めるシーン。美波子を止めに入った小五郎は一方的に美波子に攻められます。しかし、最後は小五郎が一本背負いで美波子を止めます。

一本背負いをした後に、小五郎が美波子に言った「アンタがアイツに似てたから、犯人がアンタじゃなきゃいいと思って無実の証拠を集めようとしたからこうなっちまったんだよ」は、映画の中でも名セリフのひとつではないでしょうか。普段は、的外れの推理をしている小五郎のかっこいい一面が見られるシーンが、水平線上の陰謀の名シーンのひとつです。

名探偵コナン「水平線上の陰謀」の名シーンふたつめが船内に戻り、閉じ込められたままの蘭をコナンが救出に向かうシーンです。小五郎の活躍で真犯人も無事に捕まり、後はボートで脱出するだけの時、コナンは何かまだやり残しているような感覚になり、蘭はどこにいるかを聞きます。そこで初めて、園子から蘭が沈み始めている船内にまだ取り残されていることをコナンは知りました。

船内に閉じ込められている蘭は新一が見つけてくれると信じています。幼児化してコナンの姿になってしまっている新一も、絶対蘭を見つけ出すと蘭のことを探し始めました。コナンである新一は幼い頃に、蘭のことを見つけ出した時のことを思い出して、閉じ込められていた蘭を見つけ出します。

このシーンで「新一、見つけてくれるよね？新一…」という蘭のセリフと、「見つけてやる…ぜってー見つけてやっから、待ってろ！蘭！」というコナン（新一）のセリフがあります。絶対蘭を見つけ出すと必死に探す新一と、新一ならきっと自分を見つけてくれると信じている蘭がわかるこのシーンは、胸を打たれる人が多い名シーンだと思います。

蘭を見つけ出した後、救助ヘリでレスキューがコナンたちを救出するために船へやってきます。小五郎がぐったりぐったりしている蘭を抱え、コナンはレスキューに抱えられて救助ヘリに引き上げられます。しかし、引き上げられている途中、強風でロープが揺れレスキュー隊員はコナンをかばい柱に激突し、意識を失ってしまいます。レスキュー隊員に抱えられたコナンは沈みかけている船の上に落とされてしまいました。

船の上に落とされたコナンを助けるために小五郎は必死に手を伸ばし、コナンも小五郎の手に向かって船から飛び出しますが、後少しのところで掴めずコナンも小五郎も顔色が変わりますが、コナンの手を蘭が掴みました。しかし、手が滑りコナンが海に落ちて行きそうになった時、蘭の手にあった少年探偵団からもらった貝のペンダントにコナンが捕まり、間一髪のところでコナンは引き上げられるのでした。
 

名探偵コナン「水平線上の陰謀」でのこのシーンは見ている側がハラハラさせられます。そして、蘭とコナンを少年探偵団が作った貝のペンダントが繋ぐシーンは、感動して涙が出てきてしまう人も少なくない名シーンなのではないでしょうか。

最後に紹介する名探偵コナン「水平線上の陰謀」の名シーンはあらすじ①で紹介した、コナンたちがアフロディーテ号に乗り、事件が起きる前のシーンです。コナンと蘭は船の上から沈もうとしている夕日を見ています。蘭は「新一にも見せたかったな…」と呟いた後、コナンのことを抱きあげます。

蘭に抱き上げられているところを少年探偵団たちに見られ、からかわれます。顔が赤くなってると言われたコナンが言った一言。「何言ってんだ！夕日のせいだっつーの！！」蘭はこのセリフを聞いて幼かった時に、新一も同じようなことを言っていたと思い出しました。

名探偵コナン「水平線上の陰謀」での回想シーンになりますが、幼い頃の新一と蘭の初々しくて可愛いやりとりを見れるこのシーンも、この作品の名シーンのひとつだと思います。

名探偵コナン「水平線上の陰謀」をあらすじから、名シーンまで紹介してきましたがいかがでしたか？名シーンとして紹介したシーンは、終盤の方のシーンが多かったですが、ストーリーの前半にも見所はたくさんあります。ネタバレをしながら紹介しましたが、ぜひ「水平線上の陰謀」を見て、自分のお気に入りの名探偵コナン「水平線上の陰謀」の名シーンを探してみてください！