「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」の主人公は黒い人？米花町での日々が面白い

みなさんは「名探偵コナン犯人の犯沢さん」という漫画を知っていますか?タイトルからもわかる通り、国民的人気漫画「名探偵コナン」のスピンオフ漫画です。作者はがんばまゆこで、現在までで2巻まで出版されています

ところで、1巻の表紙の黒い人のポーズどこかで見たことありませんか?そう、2000年の名探偵コナンのOPで主人公コナンが披露していたパラパラと同じポーズなのです。裏表紙には、その再現のコナンくんが描かれています。こういう小細工が多いのも、名探偵コナン犯人の犯沢さんの人気の秘密なのかもしれません。

「名探偵コナン犯人の犯沢さん」の主人公は、田舎からコナンたちの住む米花町にやってきた全身黒タイツの黒い人=犯沢さんです。犯沢さんは犯人になることを夢見て、殺人事件の宝庫で無法地帯である米花町にやってきたのです。「名探偵コナン犯人の犯沢さん」は、危ない町米花町で主人公である黒い人(犯沢さん)が殺したいほど憎んでいるある人物を殺すために生活していく物語です。

米花駅で降りる黒い人、犯沢さん。その姿に思わず周りの乗客が騒ぎます。上の画像を見てもわかるように「死にたいのか?」「まともな人間はこの町には近づかんぞ!」と米花町の悪名はすごいようです。それもそのはず。米花町は、交通事故が0の月でも殺人事件の数は100以上。日夜殺人事件が勃発しているとんでもない町なのです。

また、米花町の風景を見てもあきらかに普通の町ではないことがわかります。上の画像の看板の内容もすごすぎて、笑いがとまらないという声が多数みられています。

物語は、黒い人(犯沢さん)がどこかの田舎から上京して米花町にやってくるところから始まります。田舎者の犯沢さんは駅の改札で初めて見るICカードに戸惑い、なかなか改札を抜けられません。「もう帰りたい…」上の画像の切実な表情の犯沢さん。そして、思い出す家族の顏(家族も黒い人)。見ている方が可愛そうになってくるシーンです。「名探偵コナン犯人の犯沢さん」は、犯沢さんの上京物語でもあるのです。

不動産屋に行き、まずは住む場所を探し始める黒い人(犯沢さん)。しかし、米花町は賃貸物件も普通じゃなかった?それもそのはず。米花町では毎日いくつもの殺人事件が起きている町で無事故物件は希少な存在なのです。どこにでもある事故物件は格安で借りられますが、無事故物件は家賃15万円以上払わないと借りられないのです。

犯沢さんはその事実を知り、驚愕します。またこの時の人を殺そうと思っているのに事故物件が怖い犯沢さんは面白いと話題になっています。そして、犯沢さんは思います。「トリックを考えるなら、後片付けまでちゃんと考えてくれ!そもそも賃貸物件で人を殺すな!」と。ごもっともな犯沢さんの考えに、意外と犯沢さんって常識人なんだなと思った読者も多いのではないでしょうか?

「名探偵コナン犯人の犯沢さん」では、名探偵コナン本家で登場するおなじみのキャラが多数登場しています。そのキャラたちの個性が強すぎて面白い!と話題になっているので、紹介していきます。

名探偵コナン本家では、どんな難事件も解決するかっこいい主人公として活躍する江戸川コナン。「名探偵コナン犯人の犯沢さん」では、米花町に殺人事件を呼び込む疫病神として恐れられている小学1年生です。

時々登場しているコナンくんは、上の画像のようにいかにも怪しい見た目の犯沢さんに目をつけている様子。麻酔銃で犯沢さんを狙っている場面もあります。殺人を犯そうとしている犯沢さんですが、その前に疫病神であるコナンくんに殺されそうだと話題になっています。

また、疫病神と恐れられるコナンくんはやっぱり普通じゃないと話題になっています。上の画像では、爆弾の解体をしているコナンくん。「赤残しの青全切りで…」というセリフを聞くと、天国へのカウントダウンという映画を思い出す人も多いようです。こういった小ネタを仕込んでくるところも面白いと話題ですが、何よりコナンくんの異常さが目立ちます。

前述したように爆弾を一人で解体してしまう異常なコナンくんですが、一方で可愛すぎる!と話題になっています。上の画像のコナンくんは、中身が17歳の高校生とは思えない程可愛く泣いています。本家の主人公コナンくんも時々可愛い子供のふりをしていますが、それとは比べものにならない程可愛いコナンくん。そんなレアな可愛くてあざといコナンくんが見れるのも「名探偵コナン犯人の犯沢さん」魅力の一つかもしれません。

名探偵コナン本家でも、空手の名人で圧倒的な強さを見せつけている蘭ねえちゃん。「名探偵コナン犯人の犯沢さん」では、さらに圧倒的な強さでもう人間の域を超えてしまっている蘭ねえちゃんを見ることができます。問題のシーンは、下の画像のシーン。蘭ねえちゃんが軽く握り潰しているのは、犯人が発砲した無数の弾丸。素手でキャッチして、おにぎりのように握りつぶしています。

そして、特に何事もなかったかのように「わたしを殺人犯にしないでもらえます?」笑顔でそんな物騒なことを言う蘭ねえちゃんに面白いを通り越して怖すぎる!と話題になっています。また蘭ねえちゃんの頭のツノは、人を殺せそうなほど上向きに尖っていて、危険物のように見えると話題になっています。ある意味最恐すぎる蘭ねえちゃんは、コナン以上に伝説の存在なのかもしれません。

名探偵コナン本家では、主人公コナンのよき協力者としていろんなものを発明している人物として登場する阿笠博士。「名探偵コナン犯人の犯沢さん」では、犯沢さんを怪しいバイトに誘う怪しい人物として登場しています。

上の画像のように、威力を高めすぎて今や象をも眠らす麻酔銃を犯沢さんに試そうとする阿笠博士。怪しすぎて面白い阿笠博士が話題になっています。殺人を犯そうとしてる犯沢さんですが、逆に怖すぎるコナンキャラたちに殺されそうで心配だという声も多数あがっています。

さらに、上の画像のシーン。ビルの爆発を見ても全く動じず、「爆発」を春の季語として扱い俳句を詠む阿笠博士。米花町に住み続けるとみんなこうなってしまうのでしょうか…?

ついに「名探偵コナン犯人の犯沢さん」2巻では、公安警察の降谷零も登場しました。コナンくんにスケボーで追い回されたあげくに、降谷さんをはじめとした警察に取り囲まれてしまう犯沢さん。一体どうなるのでしょうか?それにしても降谷零は他のコナンキャラと違って、名探偵コナン本家と大きな違いがないように見えます。おそらく2018年劇場最新作ゼロの執行人の宣伝キャラのような扱いで登場したためと考えられます。

名探偵コナン本家と「名探偵コナン犯人の犯沢さん」は、違う時間軸で流れているようにも見えますが、実は繋がっているのでは?と思わせるコマがあります。それが上の画像です。どこかで見たことあるような顔は名探偵コナン5巻で登場した文代さん(新一の母の変装)です。つまり、不動産屋を巡っている犯沢さんと誘拐されるコナンくんの話がほぼ同じ時間軸なのでは?と予想されるのです。

「名探偵コナン犯人の犯沢さん」2巻で、ついに犯沢さんが殺したいほど憎んでいるヤツを発見します。忘れられがちですが、犯沢さんはヤツを殺すためにこの米花町にやってきたのです。いよいよ犯沢さんが殺人に向けて動きだします。3巻で無事にヤツを殺すことができるのか?いきなりシリアスな展開になっていく「名探偵コナン犯人の犯沢さん」の今後の展開から目が離せません!

今や人気スピンオフ漫画になっている「名探偵コナン犯人の犯沢さん」!ついに日清とのコラボweb漫画も実現しました。犯沢さんがカップヌードルの謎肉の正体を突き止めるべく日清に入社。しかし、「謎肉の正体は!?」から話が進まず、犯沢さん怒りの爆破!本編よりもコラボ漫画の方が犯人らしいことをしている犯沢さんでした。

さて、いかがだったでしょうか?「名探偵コナン犯人の犯沢さん」の面白いポイントは十分に伝わったでしょうか?まだ読んでいない人は、ぜひ1巻から読んでみてください。犯沢さんが無事に人を殺すことができるのか、今後の「名探偵コナン犯人の犯沢さん」も要チェックです!