名探偵コナンのネタバレまとめ！黒の組織の黒幕（あの方）を徹底考察

国民的大人気漫画になっている「名探偵コナン」。テレビアニメや劇場版も大人気で、今やその名前を知らない人はいないのではないでしょうか?今回は、そんな「名探偵コナン」の最大の謎である黒の組織の黒幕(あの方)について最新情報を交えながら徹底考察していきます!

まずは「名探偵コナン」の全ての始まりについて。高校生探偵工藤新一は、毛利蘭と遊園地に遊びに行き、黒ずくめの男たちの怪しげな取引現場を目撃します。そして背後から迫るもう一人の敵に気付かず、その男に毒薬を飲まされ気が付いたら体が縮んでしまっていました。小さくなった新一は、工藤新一が生きていると黒の組織にバレたら周りの人間にも危害が及ぶと考え、江戸川コナンとして蘭の家に居候することになりました。

工藤新一が黒の組織の取引を目撃したことから、物語は始まりました。謎に包まれた「黒の組織」とは?物語が進むにつれて、その実態が明らかになっていきます。次項からは、黒の組織の謎を知る人物を紹介し、最新情報を交えながら考察していきます。

本名は宮野志保。コードネームはシェリー。黒の組織の元メンバーでAPTX4869を作った張本人ですが、姉の宮野明美の死をきっかけに組織から抜け出す際に自ら飲んだ薬で幼児化し、灰原哀の名前で阿笠博士の家に居候しています。

登場したばかりの頃はコナンに対してクールな態度を決め込んでいましたが、今ではAPTX4869の解毒薬を作ったり、コナンの正体がバレそうな時コナンの振りをしたりとコナンの良き協力者となっています。ただ、意味深な発言も多く、最新巻になってもまだコナンに隠している黒の組織の秘密があるようです。

宮野明美と志保の両親は、志保が生まれてすぐに研究中の事故死として亡くなっています。ただし志保のために残されていたカセットテープによると「薬を完成させるためには父さんと母さんはあなたとお別れしなくちゃいけない」と意味深な言葉を遺しています。このことからただの事故死ではなかったのではないかと推察されます。

さらに、名探偵コナン84巻では安室透が幼少期に志保の母であるエレーナに会ったことがあると言っています。それにどんな意味が隠されているのか、現段階では不明ですが重要な秘密に繋がっていくだろうと予想されています。

色々と謎の多い女、ベルモット。彼女は黒の組織のボスのお気に入り(名探偵コナン42巻のジンの言葉から)であり、ボスに近しい人物であるということがわかります。そんなベルモットの行動や目的などを考察することで、黒の組織の黒幕の姿を探ってみましょう。

ベルモットは、変声機なしで声も変えられる(作中ではキッドとベルモットのみ)変装の名人で、どんな人物でも変装することができます。その正体は、大女優シャロン・ヴィンヤードで、娘のクリス・ヴィンヤードとは同一人物であるということが名探偵コナン42巻で証明されています。

ベルモットは、黒の組織の一員でありながら工藤新一が幼児化して生きているという事実を94巻(最新刊)となった今でも隠し続けています。名探偵コナン42巻ではコナンを見逃し、ジンに対しては嘘をついています。そして、コナンのことを「銀の弾丸(シルバーブレット)」と呼んで希望を託しているように見えます。ベルモットの目的は、組織を壊滅に追い込むことなのでしょうか?

ベルモットは、なぜそうまでしてコナンに希望を託すのでしょうか?それは、シャロンと新一の母(工藤有紀子)が友人であるからということだけではありません。一番の理由は、名探偵コナン35巻で逃亡中の連続殺人犯になりすましたベルモットが新一と蘭に救われたことにあります。新一には「犯人を絶対死なせずに牢屋に入れる」という強い信念があります。ベルモットはその信念に心を打たれたのかもしれません。

ベルモットの行動は基本的に黒の組織の命令(あの方の意向)に忠実です。しかし、ベルモットの行動は時にあの方の意向に反した行動が見られます。例えば、名探偵コナン42巻ではボスからのメール(どうやらお前を自由にさせすぎたようだ)からこのときのベルモットの行動がボスの意向とは違うということがわかります。

名探偵コナン85巻ではバーボンがベルモットの秘密を掴んでいることが明かされました。「あなたがボスの…」に続く言葉が何なのか、色々な推測が飛び交っていますが、それが何なのかは未だ明かされていません。42巻のメールの文面から推察するには妻か恋人が妥当な答えだとは考えられますが、続く言葉が物語の鍵を握っているのかもしれません。

そもそも黒の組織の目的とは何なのでしょうか?最新巻でも未だ明かされていないその目的ですが、最新情報や伏線、重要人物の言葉から考察してみましょう。組織の目的を考察するうえでヒントになるのは、灰原の両親や灰原が作らされていた毒薬APTX4869です。

灰原はこの薬について名探偵コナン38巻でこう言っています。「死者を蘇らせる秘薬」だと。そしてAPTX4869は試作段階でした。つまりAPTX4869の最終形態は若返り(幼児化)ではなく、死んだ人を生き返らせるということなのではないでしょうか?さらに、灰原はAPTX4869以外の別の薬も作らされていたようです。「ほとんどの人には価値を見出せない愚かしい代物」とは、どんな薬なのでしょうか?

ボスの意向を知る手がかりとして、黒の組織に灰原が殺されそうなる事件が挙げられます。灰原が殺されそうになる事件は、3つ。その中で、名探偵コナン78巻のミステリートレインだけがボスの意向に反していないのです。名探偵コナン24巻では灰原を殺そうとしたピスコをジンがボスの命令で殺します。名探偵コナン42巻では、灰原を殺そうとしたベルモットが受け取ったメールからボスの意向に反した行動だとわかります。

ミステリートレインは他の二つと何が違うのでしょうか?それは灰原ではなくシェリーが殺されそうになっていることです。つまり、ボスは灰原の状態ではなくシェリーの状態で殺害したいと考えている可能性が高いです。それはなぜか。幼児化したままのシェリーを殺すと幼児化する薬の存在が公になる危険があるためではないでしょうか?つまり、ボスの目的は幼児化する毒薬の存在を隠すことにあると考察することができます。

幼児化する毒薬(APTX4869)の存在はあの方と組織の上層部しか知らされていないことであり、ボスの意向として組織の一部の構成員以外には薬の存在を知られてはならないということがあります。それは、名探偵コナン24巻で幼児化の薬のことを知っているピスコが殺されたことなどからわかります。ボスは、黒の組織で一体何をしようとしているのでしょうか?

ここからは黒幕(あの方)の正体について考察していきます。黒幕(あの方)の正体として、以前からファンの間で疑われている人物がいます。その人物とは意外にも少年探偵団の円谷光彦です!というのも、彼は以前から小学1年生とは思えないほど賢い部分があったり、黒幕が光彦かもしれないと思わせるような描写があるのです。

そもそもあの方(黒幕)は、構成員の会話やメールなどでその存在を匂わせていますが実際に登場したことがありません。というのも、名探偵コナン67巻でベルモットの言葉の通り「石橋を叩きすぎて壊しちゃうタイプ」だからです。ですが、慎重に行動するからといってもただ成りを潜めているだけとも限りません。

作中では、よく入れ替わりというトリックが使われています。その代表格が怪盗キッド。彼はいろんな人物に変装しますが、名探偵コナン68巻ではついに成りすますことが不可能と言われてきた子供(この時は元太)に変装します。このエピソードは、子供に成りすますことは不可能であるという暗示のように見えます。さて話を戻しますが、あの方(黒幕)がコナンの周りの人物に成りすまして潜入しているという可能性はないのでしょうか?

例えば、かねてよりファンの間であの方(黒幕)の正体として噂されてきた阿笠博士。アガサという名前の酒も存在することから潜入しているかもしれないあの方(黒幕)の正体として最も怪しい人物ではありますが、今回はあえて怪しいもう一人の人物に焦点を当ててみたいと思います。

円谷光彦があの方(黒幕)かもしれないと考える理由に、名探偵コナン35巻消えた光彦というエピソードがあります。ホタルを探しに一人で森に入っていく光彦。その森の中には、逃亡中の連続殺人犯(沼淵己一郎)も潜んでいました。しかもその男は、黒の組織の元構成員。灰原の話から、組織に人生を狂わされた人間であることがわかります。

光彦は不運にもその男に遭遇してしまいますが、その時の沼淵の「お前はワシとおんなじや」という言葉。なんだかひっかかりませんか?コナンの推理から沼淵も光彦と同じようにホタルを見に来たからだと考えるのが普通ですが、沼淵が(組織に人生を狂わされた)ワシとおんなじやという意味で言っていたとしたら、別の真相が見えてきます。実はこの時、本物の光彦と幼児化したあの方(黒幕)が入れ替わったのではないでしょうか?

歩美ちゃんや元太メインのお話もありますが、光彦の話だけ黒の組織関連の人物が出てくるのも謎ですし、コナン達と合流したあとの光彦の声はガラガラになっています。(名探偵コナン67巻で工藤新一の偽物が出た時も声ガラガラ)さらに、名探偵コナン35巻以降は一度も光彦のモノローグが存在していません。このように奇妙な点をつなぎ合わせると、円谷光彦が黒幕(あの方)になったと考察することができます。

ただ、あの方(黒幕)が円谷光彦になりすましたと仮定すると矛盾する点も出てきます。第一に光彦の家族。名探偵コナン2巻では母親らしき人物、そして名探偵コナン35巻では光彦そっくりな姉が登場しています。成り代わった光彦に家族が気づかないのはおかしく、そもそも本物の光彦はどこに行ったのかという謎も出てきてしまいます。矛盾する点も多いことから阿笠博士黒幕説と同様、光彦黒幕説もあくまで噂の域を出ないのです。

先述した光彦黒幕説のようにあの方がコナンの身近に潜入している可能性があるならば、もちろんその側近である人物も潜入している可能性があるということです。今回は、ボスの側近であるラムの正体について最新情報を交えながら考察していきます。

組織のNo.2で、ボスの側近であるラムとはどんな特徴を持った人物なのでしょうか?それは、名探偵コナン86巻で灰原が明言しています。それによると、「人物像は十人十色。屈強な大男だとか、女のような男とか、年老いた老人とか…それらが影武者だという人もいた」ということでラムの人物像は謎に包まれています。ただし、片方の目が義眼だという情報だけは確かなようです。

黒田兵衛は警視庁刑事部捜査一課管理官で、事故の影響で顏に火傷を負い右目が義眼になっている人物です。まさに屈強な大男であり、その容姿的にもラムに一番近い人物であるといえます。黒田は、コナンに興味を持っており、初対面の時にコナンのことを「意外な着眼点で事件解決の糸口を見つけ推理をバックアップする…眠りの小五郎の知恵袋」と言っています。

いかにも怪しい黒田兵衛ですが、安室の上司ではないかと推察されています。安室からコナンのことを聞かされていたとすると、納得がいきます。安室の上司だとすると、黒田兵衛はむしろ組織を追う側の人間だということになります。このあたりの謎は、2018年劇場最新作で明らかになるはずです。

若狭留美は、珍しい時期に帝丹小学校に赴任してきたコナンたちの副担任です。よく教卓に頭をぶつけたり、転んでしまったりするドジっ子の先生です。ですが事件の時に犯人と対峙すると、恐ろしい表情を見せ戦闘能力がかなり高いことが分かります。うまく誤魔化していますが、なぜ隠しているのか謎であり、黒の組織のNo.2のラムを疑うには十分すぎる程怪しい人物です。

さらに、名探偵コナン94巻では若狭留美の右目が義眼であることが明かされており、コナンは先生のドジっ子ぶりは義眼によって遠近感が狂っているせいだと推理しています。ただ、若狭=ラムだと断定できない理由があります。それは、灰原の第六巻。灰原は、黒の組織の気配を敏感に感じることができます。そんな灰原が若狭先生に対して好意を見せています。灰原の態度から考えると、若狭=ラムである可能性は低いと考えられます。

ちなみに名前を「WAKASARUMI」とアルファベットにして並べ替えると「ASAKARUM」となります。さらに、名探偵コナンのアニメでは若狭先生の声は平野文さん。あの「うる星やつら」のラムちゃん役だった声優さんが担当しています。これが単なるミスリードなのかはわかりませんが、意図していることは間違いないと噂になっています。

脇田兼則は、毛利探偵事務所の隣のビルにあるいろは寿司の板前です。元いた店員が事故にあったため代わりに入ったらしく、その左目は本人曰くものもらいができたため眼帯で隠されています。名探偵コナン92巻の初登場時からずば抜けた推理力を披露しています。脇田はラム候補3人の中で唯一、灰原に直接会ったことがない人物であり、疑わしい人物であると考えられます。

ラム編の謎の人物として欠かせない存在である「浅香」その正体は一体何なのでしょうか?浅香は、羽田秀吉の義兄である羽田浩司が亡くなった17年前の事件に関連していました。

というのも、羽田浩司の亡くなった同じ日に資産家のアマンダ(80歳を超える老婆)が亡くなったこと、そしてアマンダのボディガードだった浅香が姿を消したこと、その浅香の身元は一切不明であることから何らかの関わりがあるとわかります。そして一番重要なのは現場のダイイングメッセージに「ASAKARUM」と残されていたことです。

羽田浩司はAPTX4869の死亡者リストに名前があったため、普通に考えるとラムである浅香に毒薬を飲まされ死んだということになります。さらに、浅香の正体として若狭留美が考えられます。先述したように名前をアルファベットにして並べ替えると「ASAKARUM」になることや、その戦闘能力の高さから浅香=若狭留美という可能性は高いと考えられます。ただラム=浅香=若狭と断定することはできません。

名探偵コナンfile1008にてついにラムの正体が明らかになりました。それは、バーボンが受け取ったラムからのメールの一文。「Timeismoney」これを訳すと、「時は金なり」になります。それをさらにアルファベットにして並び替えると「WAKITAKANENORI」(脇田兼則)になります!つまり、ラムの正体は、脇田兼則で間違いないということになります。

やっとここまでたどり着きました。ついに!最新の情報ではあの方の正体が明らかになったようです。それは名探偵コナンfile1008で判明しました。羽田浩司のダイイングメッセージのアナグラムをコナンは「ASAKARUM」と推理していましたが、正しくは「KARASUMA」ではないかと工藤優作が推理しています。つまり、あの方は「烏丸蓮耶」の可能性が高いと最新情報で判明しました。

烏丸蓮耶と聞いて誰?と思った人も多いようですが、無理もありません。「烏丸蓮耶」という名前は作中で一度しか出てきていないのですから。烏丸の名前が出てきたのは名探偵コナン30巻で、コナンたちが集まる洋館の持ち主こそが烏丸蓮耶でした。そこで出てくる烏丸蓮耶の情報としては、半世紀前に99歳で謎の死を遂げていること、莫大な資産を持つこと、カラスを紋章にしていることです。

烏丸蓮耶は母から財宝が眠るとされている黄昏の館を託されます。死期を悟った烏丸は、大勢の考古学者を呼び寄せ財宝を見つけさせようとしました。しかし見つからず、死が迫り焦った烏丸は激昂し次々と考古学者を殺害していきました。この事件から、烏丸の暴力性と死への恐怖を感じることができます。

烏丸蓮耶が黒幕だと判明した後振り返ると、様々な伏線があったことに気付きます。ピスコがジンに殺されるときに「彼の方に長年仕えた」と言っており、あの方が高齢であることがわかり烏丸はぴったり当てはまっています。また、ベルモットがボスにメールを打つときのプッシュ音が「七つの子」のメロディーであることも、カラスというヒントが入っていたと最新の情報から推察できます。

現在もまだ生きているとしたら150歳近いはずの烏丸蓮耶。普通なら生存していないはずですが、「APTX4869」を服用し生きている可能性もあります。黒の組織の目的についても考察してきましたが、烏丸蓮耶が黒幕だと考えるとやはり「死者を蘇らせる」または「不老不死」が目的なのではないかと最新の情報から推察されます。

というのも、名探偵コナン28巻の人魚の肉を食べれば不老不死になる島の事件で気になる伏線があるからです。島の祭りに参加した人の名簿の中に「宮野志保」の名前や「魚塚三郎」(ウォッカの偽名)に混じって、「大黒連太郎」という気になる名前が書かれています。烏丸蓮耶に似た名前の「大黒連太郎」が関係ないはずはありませんし、大黒連太郎が烏丸蓮耶である可能性が高いと推察されます。

もし烏丸蓮耶がAPTX4869を使って若返っていたとすると、先述したように円谷光彦に成りすましているということもなくはない?のかもしれません。今後、烏丸蓮耶がどういった形で姿を現すのか大注目です。

黒の組織のボスの正体も明らかになり、さらには蘭と新一が恋人関係になったりと名探偵コナンの物語は佳境を迎えているとファンの間で話題になっています。ですが、まだまだ明かされていない秘密や伏線がやたくさんあるので、今後の名探偵コナンの展開、最新情報から目が離せません!また、2018年劇場版最新作「ゼロの執行人」では安室やラム候補だった黒田管理官の最新情報が明かされる可能性が高いので、要チェックです!