22年目の告白のネタバレまとめ!真犯人・ラストや藤原竜也の正体も解説

2017年に公開された映画「22年目の告白」。社会派サスペンス作品として、予告映像が公開された時点で注目を集め、公開されてからは大きな話題となりました。映画後半からはどんでん返しと言える展開が繰り広げられ、衝撃を受けた視聴者も続出。今回はそんな「22年目の告白」についてネタバレ解説していきます。「22年目の告白」の真犯人、そして藤原竜也演じる曽根崎の正体等、物語の最後まで、ネタバレを交えながら徹底的に解説します。

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目次

  1. 22年目の告白のあらすじをネタバレ!ラストや藤原竜也の正体も解説!
  2. 映画「22年目の告白」とはどういう作品?
  3. 22年目の告白のあらすじをネタバレ!
  4. 22年目の告白の藤原竜也演じる曾根崎の正体とは?
  5. 22年目の告白の真犯人とは誰だったのか?
  6. 22年目の告白のラストとは?
  7. 22年目の告白を見た人のネタバレ感想を紹介!
  8. 22年目の告白ネタバレまとめ

22年目の告白のあらすじをネタバレ!ラストや藤原竜也の正体も解説!

2017年に日本で公開された映画「22年目の告白」。日本では社会派サスペンス作品として発表された映画でしたが、そのストーリーには「警察に捕まる事なく時効を迎えた殺人犯が書籍を発表する」といった内容を含んでおり、予告映像が公開された話題沸騰。キャスティングが豪華であるということもあり、公開前の時点でかなりの注目を集めることとなりました。

予告映像が公開された時はもちろんですが、本編が公開されてからも「22年目の告白」はもちろん大きな話題に。警察に捕まる事なく時効を迎えた殺人犯が書籍を発行し、テレビで大きく取り上げられるという場面がありましたが、その場面での藤原竜也の演技が素晴らしいと観客から大きな反響が生まれました。更に、ストーリーの展開にも驚いた方々も沢山いるようです。

映画後半やラストシーンには思いもよらないどんでん返しが組み込まれており、映画を最後まで見た人々に大きな衝撃を与えました。今回はそんな「22年目の告白」について映画のあらすじをネタバレ解説していきます。犯人の正体やラストについてのネタバレも含みますので、映画を最後まで見ていない方はご注意ください。

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映画「22年目の告白」とはどういう作品?

2017年に日本で映画作品として公開され、大きな反響を受けた「22年目の告白」。この「22年目の告白」には実は原作が存在しており、その原作も大きな話題となりました。ではこの「22年目の告白」の原作とは元々どのような作品だったのでしょうか?

ここからは「22年目の告白」がどのような映画として誕生したのか、映画の原作である「殺人の告白」についてや、「22年目の告白」の制作発表当時の様子や概要について説明していきます。

原作は韓国版映画!

日本で社会派サスペンス映画作品として公開された「22年目の告白」ですが、元々は韓国の映画だったというのは皆さんご存知でしょうか?「22年目の告白」は元々韓国で公開された「殺人の告白」という映画を元に作られており、「殺人の告白」のストーリーを元に日本でリメイクされた映画となっています。

原作である映画「殺人の告白」の主演は、映画「きみの声を探して アフター・ラブ」に出演したパク・シフさん。更に、映画「今は正しくあの時は間違い」に出演したチョン・ジェヨンさんによるダブル主演で、韓国で大きな話題となったようです。韓国での公開は2012年11月。1790万ドルにものぼる興行収入を記録し、大ヒット映画として知られるようになりました。

韓国で大ヒットを治めた「殺人の告白」。「22年目の告白」は、そんんあ「殺人の告白」を日本向けにアレンジが加えられた作品となっています。「殺人の告白」と「22年目の告白」のストーリーはほぼ同じですが、元々の映画である「殺人の告白」は一般的にはアクション・サスペンス映画作品であると認識されているようです。

それに対して「22年目の告白」は社会派サスペンス、もしくはスリラーサスペンス映画作品としての色が濃いものとして比較されており、「殺人の告白」で見どころとされていたアクションシーンがほぼ全てカットされていました。アクションシーンのカットについては「見どころを削るなんて!」という評判や、反対に「リアリティが増した」という意見があるようです。

豪華キャスト陣による大ヒット映画!

元々は韓国のアクション・サスペンス映画作品「殺人の告白」として有名だった「22年目の告白」。その内容から元々有名な作品でしたが、2016年に日本でリメイクされることが公表されました。リメイク版の監督は入江悠さん。国際ファンタスティック映画祭での最優秀アジア映画賞をはじめ様々な賞を受賞した「SRサイタマノラッパー」や、「ジョーカー・ゲーム」等の映画作品を手掛けた監督として注目されました。

また、「22年目の告白」のキャストが発表されると「豪華だ!」これまた話題に。「DETHE NOTE」の「夜神月」を演じた藤原竜也さんと、「海猿」シリーズの主演を務めた伊藤英明さんによるダブル主演映画として大きく取り上げられることになりました。元々「殺人の告白」は多くの方々から注目されていた映画でしたが、多くの話題作で主演経験のあるこの2人がダブル主演だということで更に話題が沸騰したようです。

また、主演とは別にテレビドラマ「チームバチスタの栄光」で白鳥圭輔を演じた仲村トオルさんも共演。主演2人だけでなく、共演者にもビッグネームが相次ぎ、「22年目の告白」は公開前から大きく注目されるようになりました。原作である「殺人の告白」を知らない方々からも「どんな映画になるのか?」と期待されるようになったようです。

大物芸能人が出演することでも大いに注目された「22年目の告白」ですが、他にもエキストラの数の多さでも話題になりました。ネタバレになりますが、「22年目の告白」には、警察に捕まらないまま時効を迎えた殺人犯が書籍を発行して注目を浴びる、といった内容が含まれています。その為、殺人犯の発行した書籍を買い求め、挙句殺人犯のサインを求める人々が登場します。

物語に直接影響する人物ではありませんが、映画の撮影には必要不可欠な存在です。映画撮影の際にはエキストラを募集したとのことですが、その数はなんと1000人以上。「22年目の告白」のメインキャストの豪華さはもちろんですが、そのエキストラの数の多さも相当である映画となっています。

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22年目の告白のあらすじをネタバレ!

原作である「殺人の告白」が大ヒットし、そこからリメイク版として日本で公表された「22年目の告白」。話題作のリメイクということや、出演者が豪華なことにより、映画が公開される前からかなりの話題となりました。公開されてからはその内容の濃密さやどんでん返しとも言える展開に、話題が沸騰。

ここからはそんな「22年目の告白」についてあらすじをネタバレしていきます。物語のラストに関わるネタバレを多分に含みますので、まだ作品を最後まで見ていない方や、ネタバレが苦手な方は充分ご注意ください。

あらすじをネタバレ!1995年に起こった連続殺人事件が全てのはじまり

「22年目の告白」という物語は2017年を舞台にしていますが、物語の始まりは1995年。1995年に起きた、とある連続殺人事件が物語の主軸となります。連続殺人事件の内容は極めて異常で、殺害の瞬間を被害者のもっとも親しい人間に見せ、更にその目撃者をあえて殺さず、自分の犯行を証言させるというものでした。

この犯行の異常性と猟奇性はすぐ世間の注目を集めることに。そんな事件を担当することになったのが、主人公である牧村航でした。主人公である牧村は、その熱心な捜査によって犯人を後一歩のところまで落いつめますが、残念ながらその過程で尊敬する上司を殺された上、妹が行方不明に。更にその上犯人を取り逃がしてしまいます。

あらすじをネタバレ!事件の次の日に法律が改正

上司が殺され、妹が行方不明となった最後の連続殺人事件の翌日、刑事訴訟法の改正が施行されました。死刑に相当するような事件に関しては、時効が撤廃されることに。改訂された刑事訴訟法は即日適用されるということとなったのです。

しかしながら時効が廃止されるのは、刑事訴訟法が改定されたその日以降に起こった事件に関してのみであり、それ以前に起こった事件については適用外となります。よって、牧村の上司が殺される事になった連続殺人事件については時効が適用されることになってしまうのです。

あらすじをネタバレ!犯人が捕まらないまま時効が成立

改正された刑事訴訟法の適用外となる1995年の連続殺人事件。上司が殺されたこともあって、時効を迎える最後の1秒まで牧村を始め警察は全力で事件を追い続けました。しかしながら無情にも時間は過ぎ去っていきました。最後の最後まで捜査を続けていた牧村でしたが、結果として犯人を捕まえる事ができないまま時効は成立。

一時は犯人と揉み合い、犯人の右肩を撃つまでに至った牧村でしたが、結局犯人は誰だったのか、動機は何だったのか等真相は謎のまま事件は迷宮入りしてしまいます。牧村の妹の行方もわからないまま連続殺人事件の幕はおりてしてしまいました。

しかし、事件の真相は永遠に明かされることがなくなったかと思われたある日、転機が訪れます。牧村の上司が殺され、妹が行方不明となった最後の事件から22年後のある日、突如として連続殺人事件の犯人を名乗る男がメディアの前に現れたのです。

あらすじをネタバレ!2017年殺人犯が告白本を出版

犯人を捕まえる事ができないまま時効が成立してしまった1995年の連続殺人事件。しかし事件から22年後、突然「私が犯人です」と連続殺人事件の真犯人を名乗る男がメディアの前に現れました。男の名前は曽根崎雅人。曽根崎はメディアの前に現れるなり、過去の事件は一定のルールに基づいて行った事を告白し始めました。

語られた事件の内容の中には、事件関係者以外は知らないはずの内容も含まれており、男が事件について語る様子はテレビ中継はもちろん、ネットでも配信され、男の存在は一気に世間へと知れ渡る事になります。

曽根崎はかつて自分が行った行為について、刑事訴訟法が改変されたことによって「罪を償う機会が永遠に失われてしまった」「これは罪滅ぼしの一環として」と連続殺人事件の関する告白本を発行することをメディアの前で語りました。この事に対して穏やかでいられないのは、当然ながら刑事牧村だけではありません。

目の前で親しい人間を殺されてしまった被害者遺族は曽根崎の登場に唖然としてしまいます。しかし、被害者遺族の戸惑いはここまでに留まりません。なんと曽根崎が出した書籍がその内容から話題となり、よりにもよって大ヒットしてしまうのです。殺人犯であることを公にしたことや、書籍がヒットしたことにより、曽根崎は一躍時の人に。

ニュースで取り上げられるだけにとどまらず、最終的にはテレビへの生出演を果たすなど、スターのような扱いを受けるようになってしまいます。

あらすじをネタバレ!遺族の神経を逆なでするような行動に出る曽根崎

テレビへ出演したりする等、世間から注目を浴びるようになった曽根崎。この曽根崎の行動に唖然とする遺族ですが、曽根崎の奇行はそれでけに留まりません。曽根崎は大勢の記者やカメラマンを引き連れたまま、共立中央病院を訪問。そこで院長を務める山縣明寛は、連続殺人事件の遺族の1人ですが、曽根崎は山縣明寛と対面するなり土下座し、謝罪して見せました。

一見真摯謝罪しているようにもみえますが、告白本を出版すると発表した記者会見で「不本意ながら(事件を終わらせた)」と発言していることや、その後の堂々した振る舞いのこともあり、被害者遺族にとってぞ根崎の土下座は神経を逆なでするようなものでしかなかったようです。土下座された側の山縣は曽根崎の謝罪の言葉を聞きながらも、とっさに掴みかかりました。

曽根崎に掴みかかった山縣でしたが、その場はたまたま病院を訪れていた牧村に取り押さえられます。しかし曽根崎は山縣を抑えかかった牧村に、何事かを耳打ち。するとたちまち牧村は逆上し、曽根崎に殴りかかろうとしました。周囲の人間がそれを止め、その場は収まりましたが、その後曽根崎はサイン会を開くなどして、被害者遺族の神経を逆なでするような行動を繰り返します。

あらすじをネタバレ!真犯人を名乗る男が登場

連日ニュースで取り上げられたり、サイン会を開くなどして有名になった曽根崎。そんなある日、曽根崎がニュース番組に生出演。その番組の中でニュースキャスターである仙堂に「ここ(告白本)には書かれていないもう1つの事件があるのでは?」と訊ねられます。更ににその後、なんと曽根崎とは別に、真犯人を名乗る男が現れたのです。

真犯人を名乗る男は、動画サイトへ事件の様子の一部を収めた動画を投稿。連続殺人事件の犯人はあくまで自分であり、曽根崎は偽物であると言い張ります。真犯人を名乗る男が投降した動画を確認すると、そこには確かに牧村の妹の姿が映っていましたが、曽根崎は「こんな映像いくらでも捏造できる」として、その映像が偽物であると反論。自分が真犯人であると主張します。

最終的に後日、同じニュース番組で真犯人を名乗る男と曽根崎が同時に生出演し、対話することになりました。そこで真犯人は、自分が本物の犯人である証拠として、牧村の妹を殺害する瞬間を収めたDVDをスタジオへ持ち込みます。映像はスタジオ内の人間にのみ見えるように再生されましたが、DVDには牧村の妹を殺害するシーンがはっきりと映っており、スタジオ内は騒然となりました。

映像を観終わった曽根崎は興奮し、真犯人を名乗る男の仮面の上から万年筆で切りつけ、混乱状態に。仙堂に「真実を話してください」と求められた曽根崎は「私は犯人ではありません。」と告白。同時に牧村が「(本を書いたのは)私です」と真実を明らかにしました。牧村は、過去の捜査から連続殺人事件の真犯人は自己顕示欲が強い人間だと睨み、犯人を名乗れば真犯人は必ず名乗り出ると見越し、手記の出版を計画したのです。

しかしながら真犯人を名乗る男は、「俺は犯人じゃない」「単なるネット代行業の人間である」とカミングアウトします。実際牧村はその男の右肩を確認しましたが、過去牧村が付けたはずの銃痕はそこにはありませんでした。

映画『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』 (@22kokuhaku) | Twitter

22年目の告白の藤原竜也演じる曾根崎の正体とは?

連続殺人事件の真犯人を捕まえるため、犯人だと主張してきた曽根崎。犯人を捕まえるためとは言え、何故彼は自分が犯人だと名乗ったのでしょうか。そして彼は一体何者なのでしょう。ここからは曽根崎の正体について説明しますが、「22年目の告白」という物語の最後や核心に触れるネタバレを含みますので、ネタバレが苦手な方や、映画をまだ見ていない方は充分にご注意ください。

曽根崎の正体、それは牧村の妹の婚約者である小野寺でした。「22年目の告白」の序盤で、小野寺は牧村の妹の恋人であり、事件の直前に婚約していたことが語られています。小野寺は事件が時効を迎えた日、絶望のあまり投身自殺を図りましたが、一命を取り止めました。そして彼は入院中に「別人になる」「別人になって犯人を見つけ出す」と決意したのです。

別人になる事を望んだ小野寺は、顔や戸籍を変えることを決意。幸いにも同じ連続殺人事件の被害者遺族である山縣が味方となり、小野寺の整形に手を貸す流れとなりました。こうして小野寺は顔を変え、名前も変えて別人となり、真犯人を見つけ出す為に、連続殺人事件の犯人を名乗ったのです。

22年目の告白の真犯人とは誰だったのか?

曽根崎の正体は、かつて牧村の妹の婚約者であった小野寺でした。一方、同じくニュース番組に登場した真犯人はネット代行業の人間である事がわかりました。では、22年目の告白における真犯人とはいったい誰だったのでしょうか。ここからは「22年目の告白」という物語の核心に触れるネタバレを含みますので、充分にご注意ください。

スタジオに現れた、真犯人を名乗った男が単なるネット代行業者だったことにより、事件の真相は再び闇の中へと消えていったと牧村そして小野寺は肩を落としました。しかし、殺人の瞬間が映った映像が新たに発見された事により、「諦めてたまるか」と再び2人に闘志が宿ります。そんな中小野寺がとある事実に気付きました。

それは、自分と牧村の妹が婚約していたということは、牧村以外に知っている人間はいないはずであるということです。もし、知っている人間がいるとするならば、牧村の妹が持っていた婚約指輪の存在を知っている連続殺人事件の犯人以外ありえなないということに気付きます。そこに気付いた小野寺は、とある人物の別荘へと乗り込みました。

その人物というのが、ニュースキャスターである仙堂でした。彼は、番組収録中、フリージャーナリスト時代に独自に行った取材で牧村の妹に婚約者がいたことを知った、と発言。牧村の妹に婚約者が存在したことについて、何度も触れていました。そこに気付いた小野寺は、仙堂の別荘に乗り込み、殺人事件の証拠ともいえる殺人の瞬間を映したDVDを発見するに至ります。

22年目の告白のラストとは?

ラストシーンのネタバレ!映画22年目の告白の最後とは?

仙堂が真犯人であることを突き止めた小野寺。では、映画のラストはどうなったのでしょうか。ここからは22年目の告白の最後についてネタバレを含みながら説明していきます。ネタバレが苦手な方は十分ご注意ください。仙堂が真犯人であることが分かり、仙堂の別荘へと乗り込んだ小野寺。丁度その頃、仙堂はドキュメンタリー番組の為に、別荘にリポーターとカメラマンを招いて収録を行っていました。

全てを知った小野寺を前に、仙堂は自分が真犯人であることを素直に認めました。そして、牧村に妹についても拉致し、殺害して埋めたと告げます。牧村の妹は殺害される直前「震災で私も死ぬべきだった」と語っていたらしく、仙堂は「生きる気力をなくした人間を殺すことほどつまらないものはなかった」と小野寺を挑発。その発言に小野寺は仙堂を、手にしていた刃物で突き刺しました。

致命傷ではなかったものの、小野寺は次いで仙堂の首を絞め上げようとします。しかしその直後、小野寺を追ってやって来た牧村が部屋に乱入。牧村の姿を見た小野寺は「こいつを殺そう」「その方が良い」と牧村に言いますが、牧村は「殺すな」「こいつは法で裁ける」と告げます。

時効が成立したと認識されていた事件でしたが、牧村の妹が殺害される瞬間の様子を収めたDVDを確認すると、その映像では殺害の直前に東京タワーの電気が消えていたことが分かったのです。東京タワーの電気が消されるのは午前0時。つまり牧村の妹が殺されたのは刑事訴訟法改正後であり、時効はなくなっていたのです。1995年に起きた連続殺人事件の犯人仙堂は逮捕に至りました。

仙堂の逮捕後、小野寺は海外へ連続殺人事件の被害者遺族である山縣と岸、そして牧村に見送られながら海外へと旅経ちます。旅経つ直前には、牧村に牧村妹の命日には帰国すると約束しての旅立ちでした。22年目の告白の一般的な最後はこうしたラストシーンで締めくくられています。

ラストシーンのネタバレ!本当のラストはエンドクレジット後に

小野寺が海外へと旅立つ姿を映して「22年目の告白」はラストを迎えたと判断した方々は非常に多かったようです。しかしながら、「22年目の告白」という映画の本当のラストシーンはここではありませんでした。映画のエンドクレジット後に、本当のラストシーンが映されていたのです。逮捕された後、精神状態を考慮され、刑法第39条の適用も視野に入っていた仙堂。

映画ラストシーン付近では、近々仙堂の手記が発売されることが明らかにされています。しかしながら仙堂は病院への移送中に思わぬ人物から襲撃を受け、倒れることとなりました。仙堂を襲ったのは清掃業者へと変装していた戸田丈。山縣や岸と同じ、連続殺人事件の被害者遺族です。戸田に刺された後、仙堂がどうなったのかは映画では描かれていません。

しかしながら、「22年目の告白」をノベライズ化した小説では仙堂は戸田に刺されて死亡してしまったことが分かっています。大団円で終わったと認識されていた映画だっただけに、エンドクレジットを最後まで干渉し、この本当のラストシーンを見た観客にとって、「22年目の告白」という物語の最後はとても衝撃的なものだったと評判でした。

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22年目の告白を見た人のネタバレ感想を紹介!

「警察に捕まる事なく時効を迎えた殺人犯が書籍を発表する」「捕まえられない犯人を一体どうするのか」ということを描いた内容から、大きく話題となった「22年目の告白」。また、映画の最後まで見た方だけが気付くことのできる、本当のラストシーンはかなり衝撃だったという意見もあります。

こうした映画を最後まで見た方々はどういう感想を持ったのでしょうか。ここからは映画を視聴した方々の感想について紹介していきます。

藤原竜也がすごい!

まず感想で多かったのは「藤原竜也がすごい!」といったものでした。曽根崎を演じた藤原竜也の演技力は素晴らしいと評価する方が非常に多かったようです。藤原竜也の名演技に、曽根崎が本物の真犯人だと騙された方は多かったのではないでしょうか?

物語終盤に入ってから曽根崎の正体がはっきりと描かれましたが、「前半の曽根崎は本当に不気味だった」とおっしゃる方は沢山いらっしゃいます。また、曽根崎の正体がはっきりした後は犯人に対する復讐者として物語に映し出されていましたが「前半の不気味さと、後半からの『復讐者』の切り替えがすごい」という声も多く聞かれます。

確かに、今回の映画の様に、前半と後半の印象が大きく違うキャラクターを細かく演じ分けるのは大変でしょう。そんな大変な役にも関わらず、何の違和感もなく演じ切った藤原竜也さんが名優であると評価する声は非常に多いです。

伏線が張り巡らされている

次に多かった感想としては「伏線が凄い」という声が挙げられます。映画を最後まで見た方は、ラストで仙堂を最後刺したことに対し、「時々登場していた人物が最後にとんでもない事をした」と驚いていました。他の場面については、「曽根崎の正体が明らかになってから、それまでのシーンが全く別物にみえるようになった」とおっしゃる方もいたようです。

特に曽根崎の正体が明らかになってからは、「曽根崎の正体がわかってから、それまでの曽根崎と牧村とのやりとりの意味が違って見えた」と話題に。特に映画の中には曽根崎が病院を訪れ、曽根崎に何かを耳打ちするシーンが含まれていますが、予告映像ではその耳打ちしたシーンのセリフは「あんたがどんくさいから5人も死んだんだよ」となっていますが、このセリフは映画本編では別のシーンでのセリフだったことが明らかになります。

しかし、映画では曽根崎の正体が明らかになるまで、曽根崎が牧村に対して一体何を耳打ちしたのか分からないように映されています。ネタバレになりますが、実際に曽根崎が牧村に対して耳打ちした言葉は「早く殴ってください」であり、真犯人を見つけるための演技でした。しかし予告映像を見ていた方々には、曽根崎の正体がわかるまで、予告映像でのセリフを言っているようにしか見えないようになっているのです。

この伏線について「卑怯だ」と考える方もいらっしゃるようですが、「予告映像自体が伏線になっているなんて!」と驚いた方も多いようです。予告編で流れていた映像のセリフは、セリフを使った場面こそ違うものの、映画の中で実際に使われているセリフだったので、「うまく騙された!」という感想を抱く方がほとんどでした。

ラストが衝撃的だった

「22年目の告白」は、日本映画としては珍しくエンドクレジット後に本当のラストシーンが映し出される仕様となっています。その為、小野寺が海外へと旅立った場面が映画の最後だと思い込んでいた方々からは「かなり衝撃的な最後だった」と評価されているようです。また、映画に登場していたとは言え、戸田は決して目立つキャラクターではありませんでした。

その戸田が映画の最後、しかもエンドクレジットが終わったトゥルーエンドともいえるラストシーンに登場したことが観客にとって相当な衝撃的だったそうです。また、このラストシーンは仙堂が病院へ移送されるシーンでもあり、仙堂の服装を始め、病院の壁や警護員の服装も全て白であり、視覚的にもかなり印象的な場面だと評価されています。

そんな視覚的な印象が強い場面でしたので、「刃物を持ち仙堂に走り寄っていく戸田の姿が観客には鮮明に映って見えた」という感想も見られます。「22年目の告白」は出演者の演技力やストーリーの展開、そして伏線など様々な部分も観客から高く評価された作品ですが、視覚的な効果としてもかなり印象の強いこのラストシーンも観客の心を掴んだ重要な要素だったようです。

22年目の告白ネタバレまとめ

今回は「22年目の告白」という映画のの真犯人、そして藤原竜也演じる曽根崎の正体等、物語の最後までをネタバレを交えながら解説しました。この映画は原作である韓国映画「殺人の告白」が実際の未解決事件から着想を得て作られたことや、日本で殺人事件の当事者だった少年Aが本を発行したという実際の出来事と重なるという部分があり、公開前から大きな注目を浴びました。

中には「22年目の告白」というフィクション作品を問題視する方もいらっしゃるようですが、大抵の方々からは「予想できなかった」「すごいストーリーだ」と肯定的な感想が上がっています。今回の記事はネタバレの記事となりましたが、「22年目の告白」はオチを知ってから再度鑑賞すると新たな発見のある映画作品として評判になっています。

まだ「22年目の告白」を見ていない方は勿論ですが、1度鑑賞した事のある方も是非2度3度と「22年目の告白」を観てみて下さい。映画に関するネタバレを読んだ後からでも十分楽しめる内容として、人気の作品となっています。2度目以降の鑑賞では、ネタバレを読む前や1度目の鑑賞では気付けなかったことを発見できるかもしれません。

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