2018年07月18日公開
2018年07月18日更新
愚行録のキャスト・出演者の相関図!あらすじや結末までネタバレまとめ
愚行録は貫井徳郎先生のミステリー小説で直木賞の候補になった事もある作品です。2006年に発行された愚行録は2017年に映画化され、第73回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門正式上映作品です。愚行録の映画の主なキャストは妻夫木聡さん、満島ひかりさんと豪華なキャストが揃っています。愚行録の映画を観た人の中には後味が悪いという感想を漏らしている人もいます。愚行録のあらすじ、出演者や登場人物の相関図などを紹介します。
目次
愚行録のキャスト・出演者を紹介!あらすじや結末をネタバレ!
2017年2月18日に公開された映画「愚行録」のキャッチコピーは「仕掛けられた3度の衝撃。あなたの日常が壊される」でした。絵に描いたような幸せ一家が惨殺された事件が迷宮入りして一年が過ぎて、週刊誌の記者である田中が事件の真相に迫るために取材を開始します。田中を演じたのは実力派俳優の妻夫木聡さんです。愚行録のキャスト、出演者の相関図、あらすじとネタバレを紹介します。
愚行録のキャスト・出演者一覧
愚行録のキャストの相関図を紹介:田中武志(妻夫木聡)
出典: https://eiga.com
愚行録の主人公田中武志は週刊誌の記者で、迷宮入りして一年が経過した惨殺事件の真相を暴く為に関係者への取材を始めます。田中武志を演じるのは「ウォーターボーイズ」で映画初主演を勝ち取り、人気を集めた妻夫木聡(つまぶきさとし)さんです。「ジョゼと虎と魚たち」に出演した際、第34回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝く実力派俳優です。ドラマや舞台でも活躍していて、人気のある俳優です。
愚行録のキャストの相関図を紹介:田中光子(満島ひかり)
愚行録に登場する田中光子は主人公田中武志の妹です。育児放棄の疑いがあり、逮捕されています。田中光子を演じているのは女優の満島ひかり(みつしまひかり)さんです。Folder5というアイドルグループで活動していた時期もあり、Folder5が活動休止後はソロとして活動し、「愛のむきだし」で知名度がアップしました。数々の新人映画賞を受賞し、「悪人」では優秀助演女優賞を受賞しています。
愚行録のキャストの相関図を紹介:田向浩樹(小出恵介)
愚行録でエリートサラリーマンとして登場し、殺されてしまった田向浩樹役を演じているのは小出恵介(こいでけいすけ)さんです。2005年の「パッチギ」で注目を浴びて以降、「リンダリンダりんだ」など多数の話題作に出演しています。テレビドラマでも「のだめカンタービレ」や「ごくせん」に出演し、人気を集めていましたが、不祥事により、芸能活動を休止し、現在は事務所のアミューズと契約が終了しています。
愚行録のキャストの相関図を紹介:宮村淳子(臼田あさ美)
愚行録の中で惨殺された田向浩樹の妻友希恵の大学の同期として登場する宮村淳子役を演じるのは臼田あさ美(うすだあさみ)さんです。渋谷で雑誌社にスカウトされて、ファッション誌でモデルとして活躍していました。テレビドラマや映画で女優として活動も始め、「色即ぜねれいしょん」のヒロイン役で注目され、「ランブリングハート」で初主演を務めました。愚行録の演技が評価されヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞しています。
愚行録のキャストの相関図を紹介:稲村恵美(市川由衣)
愚行録の中で惨殺された田向浩樹と大学生時代交際していた稲村恵美役を演じているのは市川由衣(いちかわゆい)さんです。小学生の時に読者モデルとして活動していました。グラビアアイドルとしても活動していましたが、ドラマにも出演し、「呪怨」で映画デビューを果たします。森高千里さんのカバー「雨」でCDデビューもしますが、その後歌手活動は休止して、女優業に専念しています。
愚行録のキャストの相関図を紹介:夏原(田向)友希恵(松本若菜)
愚行録の田向一家惨殺事件の時の被害者で、田向浩樹の妻である田向(夏原)友希恵を演じるのは松本若菜(まつもとわかな)さんです。「仮面ライダー電王」で女優デビューをして「腐女子彼女」で映画初主演を飾りました。赤坂サカスのイメージキャラクター「赤坂なでしこ娘」に選ばれています。「ペコロスの母に会いに行く」「はなればなれに」にも出演し、愚行録での演技が評価され、ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞しています。
愚行録のキャストの相関図を紹介:尾形孝之(中村倫也)
愚行録で惨殺された田向友希恵の大学同期として登場する宮村淳子の恋人だった尾形孝之役を演じるのは中村倫也(なかむらともや)さんです。高校生の時に所属事務所にスカウトされて2005年の映画「七人の弔」で俳優デビューしました。芸能生活10周年の2014年には舞台「ヒストリーボーイズ」で初主演を務めました。初主演の舞台で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞しています。
愚行録のキャストの相関図を紹介:渡辺正人(眞島秀和)
愚行録で惨殺された田向浩樹の会社の同僚として登場する渡辺正人役を演じるのは眞島秀和(ましまひでかず)さんです。1999年の映画「青~chong~」で主演としてデビューしました。以降、テレビドラマや舞台にも多数出演していて「フリーター、家を買う」「遺留捜査シリーズ」「るろうに剣心/京都大火編/伝説の最期編」「くちびるに歌を」などの話題作に出演しています。
愚行録のキャストの相関図を紹介:橘美紗子(濱田マリ)
愚行録の主人公田中武志の妹光子の弁護士役として登場する橘美紗子役を演じるのは濱田マリ(はまだまり)さんです。1991年にモダンチョキチョキズに加入してメジャーデビューしました。女優活動も始めて、「血と骨」では濱田さんを可愛いと気にいっていたビートたけしさんと夫婦役で共演しています。2002年スタジオジブリの映画「猫と恩返し」で声優としてもデビューしています。
愚行録のキャストの相関図を紹介:杉田茂雄(平田満)
愚行録で登場する田中武志の妹田中光子のカウンセリングをする精神科医として登場する杉田茂雄役を演じるのは平田満(ひらたみつる)さんです。大学一年生の時につかこうへいさんが出入りしていた早稲田大学の学生劇団「劇団暫」に参加しました。「蒲田行進曲」の村岡安次役でブレイクし、日本アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。映画だけでなく、テレビドラマにも数多く出演しています。
愚行録のあらすじをネタバレ!
あらすじ1:育児放棄の疑いで逮捕される光子
田向一家惨殺事件の後追い取材を願い出た週刊誌の記者田中武志には妹がいます。妹の田中光子は育児放棄の疑いで逮捕され、拘留されていました。光子の娘の千尋は3歳でありながら保護された時の体重は1歳児並みの体重しかなく、栄養失調で意識不明の状態で病院にいますが、意識が戻っても脳に重度の障害が残ると言われています。弁護士の橘美紗子は起訴の可能性が高いとしながら精神鑑定を兄の武志に切り出します。
光子は娘の千尋、自身の事を他人事のように考えている節があり、精神鑑定をしてみる価値はあると話したのです。拘留中でありながら、光子は兄の武志が来ると喜んで気さくに声をかけてくる様子を見せます。事の重大さを理解出来ていない様子を見て、弁護士の橘美紗子は兄の武志に精神鑑定の話を持ち掛けたのでしょう。
あらすじ2:田向家殺人事件
後追い取材の許可をもらった武志は事件現場の田向家へ向かいました。事件から一年が経過した今でも家はそのままの状態で残っています。田向家では一家が惨殺されるという事件が起きました。被害者はエリートサラリーマンの田向浩樹と妻の友希恵と二人の娘の3人で、犯人は捕まらず、迷宮入りしています。1階に夫の遺体、2階に妻と娘の遺体があり、凶器の包丁で何度も刺されている事から怨恨の線が疑われています。
田向家の惨殺事件の後、近所に住んでいた住民は事件を恐れて引っ越しています。武志は殺害された田向浩樹の同僚である渡辺正人に話を聞きに行きました。同じ大学にいた二人の間に特に親交はなく、付き合いが出来たのは入社試験の時からでした。正人は浩樹が住宅販売、自分が営業に割り振られた事を不満に持っていました。正人から浩樹が新入社員の山本礼子と意気投合し、その日に肉体関係を持ったことを赤裸々に語ります。
礼子は付き合うつもりでいましたが、浩樹にその気はなく、正人と一計を案じ、礼子と正人が肉体関係を結び、浩樹との関係を初めて知ったような演技をして礼子と別れるという酷い策でした。しかし、礼子は後に別の社員と結婚して寿退社しているので浩樹にそこまでの恨みはないと正人は話しました。いい奴だったと正人は泣きますが、女性から見た浩樹は違った人物として映っていたでしょう。
あらすじ3:田中光子の精神鑑定
精神科医の杉田茂雄は育児放棄の疑いで逮捕された田中光子の精神鑑定を行っていました。光子は自分の育った環境について話します。おもちゃは買ってもらえず、母親にはご飯を作ってもらえなかったのでいつもお腹が空いていたと話します。武志が自分にご飯を作ってくれたと話し、人生をやり直してもお兄ちゃんの妹になりたいとも語ります。杉田医師は光子の家庭環境にも問題があった事を感じました。
あらすじ4:田向友希恵の大学時代の知人の話
カフェを経営している宮村淳子は田向友希恵の大学時代の知人でした。同じ大学だった二人ですが、エスカレーター式の学校で、中学、高校から上がってきた人を「内部生」大学から入学した人を「外部生」と区別し、内部生はお金持ちが多く華やかで、外部生は華やかさがない事から格差が生まれ、お互いに交流を持つこともありませんでした。友希恵は「外部生」でしたが、外部生から昇格した例外でした。
友希恵の華やかさと美しさが認められ、外部生からもちやほやされていました。しかし、淳子は友希恵が好きじゃないと話します。友希恵と淳子に接点はありませんでしたが、友希恵が「英会話スクールどこに通っているの?」と声をかけてきた事がきっかけで、ご飯に誘われ、合コンのような場所に連れて行かれます。バイト先で知り合い、交際していた恋人の尾形孝之もその席に参加していました。
友希恵は初対面の孝之にも気軽に接し、孝之もまんざらではない様子で友希恵の相手をしていました。その後、孝之は淳子と別れて、友希恵と交際を始めます。淳子は友希恵に恋人を奪われていたのです。恋人を奪われた淳子は友希恵が参加していたパーティーで彼女に平手打ちしますが、友希恵に平手打ちを返されてしまいます。淳子は、女を前面に出していてあんな死に方も納得だ、内部生にも恨みを買っていると話しました。
あらすじ5:淳子と友希恵の二人と交際していた男の話
田中は淳子と友希恵の二人と交際していた尾形孝之に話を聞きに行きます。孝之は淳子がどうしているかを田中に聞きます。友紀恵は美人で人の話を聞いてくれるから惹かれたと孝之は話します。淳子は「外部生」「内部生」にコンプレックスがあり、淳子は友希恵になりたかったと孝之は言いました。友希恵になれないから友希恵の事を悪く言っていたと答えて、孝之は吸っていたタバコの吸い殻を田中の携帯灰皿に捨てました。
あらすじ6:浩樹の大学時代の交際相手の話
田中の書いた田向家の記事が載った雑誌が発売されると電話がかかってきました。田向浩樹はあんな人じゃない、浩樹を殺した人を知っています、と話す女性に会いに行きます。山がある田舎町の寂れたレストランで待ち合わせをして現れた稲村恵美は赤ん坊と一緒でした。父の会社が倒産し、父の田舎に身を寄せていると話します。夫も父の会社の社員でしたが、保険会社に再就職が決まっています。
恵美と浩樹は大学時代、山岳部のサークルで一緒でした。二人の交際は大学時代の最初だけで、浩樹はいずみという女性と付き合い、恵美も別の男性と交際していました。就職活動中に浩樹から電話をもらい、再会すると恵美の父を紹介してほしいと頼んできました。恵美の父は当時、不動産会社の社長だったので口利きをしてほしいという話でした。恵美はいずみと交際した過去の復讐で「2番目でいいなら」と告げて肉体関係を持ちます。
恵美が父を紹介したのは「利己的でも一貫性がある」と浩樹を評価していたからで、多くの選択肢から最善を選び、労力を惜しまない姿勢を見ていると応援したくなると話しました。しかし、浩樹は別の会社で内定をもらっていました。恵美と同じように口利きした垣内早苗の存在を突き止めた恵美は会いに行って浩樹に利用されていると忠告します。そこに浩樹が現れて「早苗の事も好きだよ」と告げます。
就職先は重要で、今後の人生を大きく左右するもので、今後、結婚して伴侶や子供が出来た時、いい会社に就職する事は大事で、その為の努力はなんだってすると話しましたが、後ろめたさも、悪気もなく話す浩樹でした。恵美と早苗が対決する事がなければどちらかが隣にいたかもしれないと話す浩樹に早苗は泣きながら立ち去りました。最終的に浩樹はなんのコネもない会社に就職先を決めています。
話を聞いた田中は浩樹を殺した犯人を問います。恵美は浩樹の妻の友希恵が無理心中したのでは、という趣旨の話を遠回しに言います。恵美は赤ん坊を撫でながら田中に「似てきたと思いません?」と聞いてきます。田中は恵美の夫の顔を知りませんが、恵の抱いている赤ん坊が浩樹の子供だとすれば「似てきた」という発言もわかります。浩樹は友希恵と結婚した後もよそに別の女性を作っていたのです。
あらすじ7:武志と光子の両親の話
光子の衰弱した娘千尋の様子を見に来た武志は弁護士の美紗子と会います。二人の両親は18年前に離婚し、武志と光子は母親に引き取られています。母は三橋克行と再婚し、二人の間に生まれた大樹の3人と暮らしています。実父の消息はわかっていません。武志は父から暴力を受けていました。両親は行きずりの関係で16歳で武志を出産しています。その後、光子も生まれています。16歳の子供に子育ては出来ないと武志は話します。
武志は光子が実父から性的虐待を受けていた事を話します。武志がうっすらと気付いたのは中学三年生の時で、光子はその時小学六年生でした。父から暴力を受けていた田中は怖くてその事を言えずにいました。しかし、高校にあがった頃、光子の叫び声を聞いた武志は部屋に乗り込み、実父をボコボコに殴って家から追い出したのです。実母が光子への性的虐待を知ったのは武志が追い出した後でした。
実母は光子が実父から性的虐待を受けていたと知っても、誘惑したあんたが悪いと光子を叱りました。弁護士の橘美紗子は光子の娘の父親が誰かという事ですが、武志は光子はそれが誰かについてだけは教えてくれなかったと話します。武志の元に電話があり、淳子が友希恵に人生を壊された相手を思い出したと話します。
あらすじ8:武志の凶行
淳子の元に行った田中は友希恵と同じ大学に通う妹光子の話を聞かされました。光子は友希恵に憧れ、彼女にご飯に誘われる事もあり、光子はますます友希恵に惹きつけられます。恋人を奪われた淳子が乗り込んで平手打ちをした時も光子は同じ会場にいました。その別荘の持ち主大友祐一は光子に寝室がいくつもあると話し、光子を寝室に連れ込んで肉体関係を持ちましたが、一夜限りの関係でしかありませんでした。
その後も、友希恵は光子を呼び出し、様々な男の相手をさせます。友希恵は肉体関係を拒まない光子を男達に紹介する事で自分の点数稼ぎをしていたのです。話し終えた淳子は光子のようにはなりたくないと言い、友希恵を殺した犯人足りえるとも言いました。目の前にいる武志が光子の兄という事を淳子は知りません。武志は光子がキャンパスでひどい扱いを受けている事を初めて知ります。
あんな風になりたくないという淳子の言葉に強い殺意を抱き、後ろから淳子に近づくと置物で何度も殴りつけて殺しました。返り血を浴びて放心していた武志はカフェを去る時、淳子の元恋人の孝之が吸っていた吸い殻を灰皿に置きました。翌日、淳子の死と孝之が任意同行を求められたという記事があがりました。
愚行録のラストをネタバレ!
田向家惨殺事件の犯人は光子だった!
武志が淳子を殺害した後、光子の娘千尋は亡くなります。光子はごく普通の家庭を望んでいましたが、シングルマザーとなり、育児に疲れていました。街で友希恵を見かけた光子は目が合い、微笑みかけますが、友希恵は何も見なかったように子供を連れて立ち去ります。淳子が友希恵になりたかったように、光子もまた友希恵になりたかったのです。友希恵に無視された光子は彼女を尾行して住んでいる場所を突き止めます。
友希恵は一軒家で暮らしていて、帰宅した友希恵を夫が出迎えている所でした。光子が諦めてしまった「好きな人と子供」というありふれた幸せな家庭がありました。その光景を見た光子の中で何かが切れてしまい、台所の勝手口から侵入した光子は包丁を持って一階にいた夫の浩樹を殺害し、二階の寝室にいた友希恵と娘を殺害しました。浴びた返り血はシャワーで落とし、田向家を後にしています。
光子は精神鑑定を受ける部屋で事件について話しますが、聞いている人はいません。担当の杉田医師は電話をする為に中座していたのです。戻ってきた杉田医師は光子の娘の千尋が亡くなった事を伝えてきましたが、それを聞いた光子は笑うだけでした。
光子の娘千尋の父親は武志だった!
武志と光子の実母、三橋孝子の元に会いに行く弁護士の橘美紗子。孝子に光子の娘が亡くなった事を話します。光子は母を嫌っていましたが、光子が妊娠した時、孝子を頼ってきたと話します。孝子は光子に手助けする事を拒みましたが、内緒で産める産婦人科はないかと聞かれ、それには孝子も応じました。美紗子は光子の娘の父は実父だと勘違いをしていました。光子の娘、千尋の父親は実の兄、武志だったのです。
田向家惨殺事件の犯人を武志は知っていた!
武志は田向家惨殺事件の犯人が光子である事を知っていました。知っていて後追い取材をしていたのです。武志は妹の犯行を隠す為、関係者の元に話を聞きに行って、犯人に行きつきそうになった関係者を探して口封じをする事が後追い取材の目的でした。淳子は光子の存在を思い出し、彼女が犯人かもしれないと武志に話してしまい、口封じのために殺害されています。淳子の殺害について武志の犯行と発覚する事なく、映画は幕を閉じます。
武志と光子の父親の行方は?
光子に性的虐待をしていた実父はどこへ行ってしまったのでしょうか?武志は助けに入った時、ボコボコに殴って家を追い出したと言っていますが、光子に性的虐待をして、武志に暴力を働いていた男がそれぐらいで引き下がるでしょうか?逆上して襲い掛かってくる可能性もあります。愚行録の考察では武志が父を殺しているのではないかと言われています。父を殺していれば、真犯人に辿り着いた淳子を殺す事にも躊躇いはないでしょう。
愚行録を見た人の評価は?
愚行録を観た人の感想は「後味が悪い」という感想が一定数ありました。あらすじを読んでわかる通り、登場人物の相関図はかなりこじれていて、誰にもハッピーエンドがありません。しかし、後味は悪くても嫌いじゃないという感想が目立ちます。複雑な登場人物の相関図はリアリティがあり、人間の汚い部分が余さず描かれている愚行録の評価はとても高いです。タイトルの愚行録の愚行についても納得している人が多くいました。
愚行録のキャスト・あらすじまとめ
愚行録のキャストの紹介とあらすじをネタバレありで紹介しました。登場人物の相関図はかなり複雑で入り乱れています。あらすじで紹介しましたが、誰にも救いがない後味の悪い物語となっています。しかし、出演者の演技が迫真であるからこそ、愚行録の評価は高く、後味が悪くても嫌いじゃないという感想が多くある作品となりました。出演者の演技に惹きこまれてまた観たいという声もある高評価の映画です。