ジャスティスリーグのフラッシュの能力と強さは?映画とドラマでは違う?

バットマンやワンダーウーマンなどが登場するDCヒーロー映画『ジャスティスリーグ』。DCヒーローのオールスター映画とも言われる今作は大きな話題を呼びました。フラッシュも『ジャスティスリーグ』に登場するDCヒーローの一人です。ジャスティスリーグに新たに参入したフラッシュは一体どんな能力を持っているのでしょう。今回は、ドラマ版『フラッシュ』との違いも含めて、『ジャスティスリーグ』版フラッシュの能力と強さに迫ります。

ジャスティスリーグのフラッシュの能力と強さは?映画とドラマでは違う?のイメージ

目次

  1. ジャスティスリーグのフラッシュについて紹介!映画とドラマでは違う?
  2. 映画ジャスティスリーグとは?
  3. ジャスティスリーグのフラッシュとは?
  4. フラッシュの能力と強さは?
  5. 実はフラッシュが主人公のドラマがある!映画とドラマの違いとは?
  6. ジャスティスリーグのフラッシュの今後の活躍に期待!

ジャスティスリーグのフラッシュについて紹介!映画とドラマでは違う?

2017年に公開された『ジャスティスリーグ』はDCヒーローたちが大集合するオールスター映画です。その中に登場するのがフラッシュというヒーロー。ジャスティスリーグの中でも新顔のフラッシュは、映画が公開されるまでどんな能力を持っているのか謎に包まれていました。

一方でドラマ版『フラッシュ』を見ていたファンにとってはフラッシュというヒーローはおなじみのものでした。ドラマ版のフラッシュは警察の鑑識に所属しており、ヒーローと警察の二重生活を送っています。しかし、『ジャスティスリーグ』のフラッシュは大学生という設定です。そのほか性格や境遇においてもドラマ版と映画版では違う点が見られました。

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映画ジャスティスリーグとは?

フラッシュが参戦する映画『ジャスティスリーグ』。ここでは『ジャスティスリーグ』がどんな映画なのかを紹介します。

『ジャスティスリーグ』はDCコミックスを原作としたヒーローたちが登場する映画です。DCコミックス(以下DC)はマーベルコミックス(以下マーベル)と並ぶアメリカン・ヒーローコミックの大手出版社です。マーベルヒーローはアイアンマン、ファンタスティックフォー、Xメンなど。対してDCヒーローはバットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンなどです。

ヒーロー大集合映画といえばマーベルの『アベンジャーズ』が大ヒットしたため、『ジャスティスリーグ』はその後追いと思われがちですが、実は原作コミックではジャスティスリーグのほうが先に結成されています。長年のDCヒーローファンにとって、映画『ジャスティスリーグ』は待ちに待った念願の実写映画化でした。

映画『ジャスティスリーグ』はそれ以前に公開された『マン・オブ・スティール』『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』『ワンダーウーマン』の続編に当たります。この一連の世界観を共有したDCヒーロー映画はDCエクステンデット・ユニバースと名づけられています。

『ジャスティスリーグ』自体の内容はとてもシンプルに作られています。世界の危機に対抗するため、今まで個々に活動していたヒーローが集まり、ヒーローチーム「ジャスティスリーグ」を結成するというのが主なストーリーです。その中で各ヒーローがどんな能力を持っていてどんな性格なのかが描かれています。また、前作で死亡していたスーパーマンも復活しました。

『ジャスティスリーグ』以後は『アクアマン』『シャザム』など一人のヒーローを主役にした映画も控えています。『シャザム』はタイトルと同じシャザムという名前のヒーローです。現在公開されているDCヒーロー映画にはまだ登場していませんが、これからジャスティスリーグに参戦すると見られます。

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ジャスティスリーグのフラッシュとは?

映画『ジャスティスリーグ』のフラッシュはどんなヒーローなのでしょうか?ここではフラッシュについて能力や設定を含めて紹介します。

ジャスティスリーグのフラッシュは実は2代目

『ジャスティスリーグ』に登場するフラッシュ(本名バリー・アレン)は実は2代目です。初代フラッシュはジェイ・ギャリックという男性でした。アメコミヒーローはヒーロー名を襲名したり、もしくは勝手に名乗ったりすることが多々あります。例えばグリーンランタンというヒーローは有名なところだけでも4人居ます。

ヘルメットを被っているほうが初代フラッシュのジェイ・ギャリック。マスク姿のほうが2代目フラッシュのバリー・アレンです。ジェイは1940年代に活躍していたフラッシュであり、父親が第一次世界大戦で使用していたヘルメットを改造して使っているという設定です。ギリシャ神話の俊足の神・ヘルメスがデザインの元になっています。

一方バリー・アレンのフラッシュは全身を高性能スーツで固めたマスク姿のヒーローです。初代とはだいぶ印象が違うデザインになっています。原作でもバリーのフラッシュが最も登場期間が長く、知名度が高いフラッシュです。一時期別のフラッシュ(3代目)に主役が交代していましたが、あまりにバリーのフラッシュが人気なため、しばらくして主役にカムバックを果たしたほどでした。

フラッシュはどれが何代目か見分けるのが比較的簡単なヒーローです。ヘルメットが初代フラッシュのジェイ、赤いスーツが2代目フラッシュのバリー、黄色いスーツが3代目フラッシュのウォリー。3代目フラッシュのウォリーはバリーの甥という設定なのでこの先映画にも登場する可能性があります。

フラッシュはどんな性格?

『ジャスティスリーグ』のフラッシュは友達が少なく、いわゆる“コミュ障”と呼ばれるタイプの青年です。しかし同じヒーローの友達ができると知ってすぐにジャスティスリーグに参加したり、日々危険な悪党退治を行なっていたりするなど、根はやさしく人懐っこい性格だとわかります。

また、バットマンなど他の先輩ヒーローと比べると若さゆえの未熟さも目立ちます。バットマンやワンダーウーマンは社会人として生活する傍ら、凶悪なヴィランと日々戦い、時には命を奪うこともありました。それに対しフラッシュはまだ大学生。ヒーロー活動も強盗の妨害など些細なことしかやったことがありません。

バリーは恐ろしい能力を持つヴィランを「怖い」と思ってしまいます。超スピードという能力を持ち、困っている人を救いたいという気持ちもありますが、命に関わる戦いは『ジャスティスリーグ』で初めて経験することでした。そんな未熟なヒーロー・フラッシュがどう成長していくのかもこの映画の見所になっています。

また、原作のフラッシュと映画版のフラッシュの性格には少々違う点があります。原作のフラッシュ(バリー)は心優しく常識的で、ジャスティスリーグの潤滑剤のようなポジションです。原作のジャスティスリーグにはバリーと同世代のグリーンランタン(ハル・ジョーダン)というヒーローが居て、よく二人で遊んでいる様子が描写されています。

ジャスティスリーグは志を同じくしたヒーローたちが集まったチームですが、必ずしもフラットな人間関係ではありません。バットマン・スーパーマン・ワンダーウーマンは“偉大なヒーロー”であり、新入りヒーローにとっては少し近寄りがたい存在です。対してフラッシュとグリーンランタンは中堅どころなので、はしゃいでバットマンに叱られたり、スーパーマンに頼みごとをしたりと微笑ましい様子が描かれやすいです。

その中でもヤンキーのようなハルとお人よしのバリーの仲良し二人組はファンの間ではおなじみであり、ハルの登場を熱望する人たちも少なくありません。それを受けて『ジャスティスリーグ』以後のDCエクステンデット・ユニバースにグリーンランタンを参戦させる予定が発表されました。今後映画版フラッシュとどう絡んでいくのかが注目されています。

フラッシュの能力と強さは?

最後に、フラッシュの能力と強さについて紹介します。実はフラッシュの能力は『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』と『スーサイド・スクワッド』でも少しだけ登場していました。

フラッシュの能力は「超スピード」です。単純に身体能力が高いという能力ではありません。フラッシュはスピードフォースという特殊なエネルギーを体に宿しており、それを消費することで超高速で動くことが出来るのです。スーパーマンも高速で動くことができますが、それは彼が地球人と比べて何十倍も身体能力が高いからであり、フラッシュの能力とは根本的に違うという設定です。

バリー・アレンはごく普通の大学生でしたが、ある日稲妻に打たれて体にスピードフォースを宿すようになりました。彼がフラッシュを名乗り、自警活動をするようになったのはその後です。フラッシュは弾丸よりも速く動けるため、ただの泥棒や名も無きヴィランなどは容易く倒すことができました。

スピードフォースを利用したフラッシュの高速移動は時空を歪める能力に近いです。例えば、フラッシュは超スピードで本を読み記憶することができます。つまりフラッシュは「本を読んで内容を記憶する時間」を短縮できるのです。『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』では超スピードで時空を歪めてタイムワープをし、バットマンの前に現れるシーンがあります。

以上のことから、純粋な強さについてはジャスティスリーグでもかなり上位に位置すると言えます。しかし、フラッシュはまだ未熟なヒーローです。バットマンのような冷静さもスーパーマンのような勇敢さも持ち合わせていません。そのため自分の能力を100%発揮できない場面も多々あります。フラッシュが正真正銘の強いヒーローになるにためにはこれからいくつもの戦いを経験しなければなりません。

実はフラッシュが主人公のドラマがある!映画とドラマの違いとは?

フラッシュは実は何度も実写化されたDCヒーローでもあります。特に『ジャスティスリーグ』以前から放映されているドラマ『フラッシュ』は、彼を主役にした人気ヒーロードラマシリーズです。映画版のフラッシュとドラマ版フラッシュはどう違うのか、設定等に着目して紹介します。

フラッシュ役の俳優が違う

『ジャスティスリーグ』のフラッシュ役はエズラ・ミラーという俳優でした。ドラマ版『フラッシュ』のフラッシュ役はグラント・ガスティンという俳優が演じています。今でこそエズラのフラッシュも歓迎されていますが、それまではフラッシュといえばグラント・ガスティンのイメージがファンの間では定着していました。

エズラ・ミラーと比べるとやや大人びた印象ですが、エズラもグラントも「人懐こくて温和」というフラッシュのイメージに沿ったキャスティングであると言えます。グラントはドラマ『フラッシュ』と世界観を共有するドラマシリーズ『アロー』や『スーパーガール』にも出演しており、現在多忙な日々を送っています。

グラントとは違い、エズラは映画作品を中心に活動しています。フラッシュ役以外では『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でクリーデンス・ベアボーン役を務めています。過去には『少年は残酷な弓を射る』や『ウォールフラワー』などにも出演しており、高い演技力で評価を集めました。活躍する舞台は違えど、グラントもエズラも今をときめく俳優であることには変わりません。

フラッシュの性格などの設定が違う

ドラマ版と映画版ではフラッシュの設定に違う点が多々見られます。一番の違いは、ドラマ版のバリーは社会人として警察で働いており、映画版のバリーはまだ学生という点です。必然的にドラマ版のバリーは映画版のバリーより年上に設定されてることになります。

ドラマ版のバリーは性格も少しドジであることを除けば、社交的で明るく、社会で十分やっていけるタイプの人間です。事実、彼の周りにはサポート役である研究者の友人たちや、美人の幼馴染、ヒーロー仲間のアローなど多くの人間が集まっています。友達が一人も居ない設定の映画版のフラッシュとは大きく違う環境です。

さらにドラマ版のバリーは恋愛絡みの事件も豊富です。彼には一途に思う幼馴染が居ますが、時に別の女性と恋人になるエピソードもあります。幼馴染に思いを告げられないバリーですが、彼を魅力的に感じる女性も多く居るのです。ドラマ版のバリーは社会的なステータスは申し分ない設定になっています。

そして当然ながら戦闘経験も映画版フラッシュとは段違いにあります。ドラマ版フラッシュは基本的に1話につき1戦闘なので、今まで何十人ものヴィランを退治しています。強力な氷結ビームを放つキャプテン・コールドを筆頭に、特殊兵器や特殊能力を持ったヴィランを大勢相手にしてきました。その過程で命を奪ってしまったときもあります。それでもドラマ版のフラッシュは毎回勇敢に戦います。

【ワーナー公式】海外ドラマ|THE FLASH / フラッシュ <ファースト・シーズン>

ジャスティスリーグのフラッシュの今後の活躍に期待!

『ジャスティスリーグ』でチームを結成したDCヒーローたち。今後もDCエクステンデット・ユニバースは様々な作品を世に送り出していくことを発表しました。これから各ヒーローがそれぞれ違う事情を抱えながらどう世界の危機に立ち向かっていくのかがシリーズのポイントとなります。

ジャスティスリーグの中でも最年少で新人のフラッシュは他のどんなヒーローよりも成長が見込まれる青年です。社会の暗部を知り尽くしたバットマンや100年近く孤独な戦いを続けてきたワンダーウーマンと比べ、『ジャスティスリーグ』のフラッシュは経験が無さすぎました。これからフラッシュがヒーローとしてどんな生き方を見出していくのか、世界中のファンが注目しています。

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