【Netflix映画】スペクトルのあらすじとラストの結末ネタバレ！感想・評価は？

映画にも多数のジャンルがありますが、スリルがあって見応えのある映像を楽しみたいという人も多いのではないでしょうか？今回はNetflixで配信されている映画「スペクトル」について、あらすじや映画の評価についてをネタバレと共に紹介します。普段はNetflixをあまり利用していないという人も、スペクトルについてを知れば興味を持つことができるかもしれません。ネタバレを知りたくない人は、閲覧にはご注意ください。

Netflix映画のスペクトルは、2016年12月9日に配信が開始されたSFスリラー・アクション映画です。「アラタレ」と呼ばれる、目には見えない正体不明の敵を相手に戦う物語で、派手な銃撃戦や視認できない相手に立ち向かわなければならない恐怖を味わうことができる作品です。2014年に製作が発表・開始された本作は、およそ2年の時を経て完成し配信されることとなりました。映画の批評家からの評価は平凡な範囲に留まっています。

Netflix映画スペクトルの監督を務めているのは、ニック・マチューです。脚本を担当しているのはイアン・フライド、ジョージ・ナルフィ、ジェイミー・モス、ジョン・ガティンズの4人で、ジョン・ジャシュニとトーマス・タルが製作を務めています。製作会社はレジェンダリー・ピクチャーズで、「バットマン ビギンズ」「インセプション」「ジュラシック・ワールド 」といった有名な映画を製作している会社です。

エイリアンやプレデターといった映画を好む人であれば、あらすじを読むだけでも気になるはずのNetflix映画スペクトルですが、続いては早速詳しいあらすじについてをネタバレと共に紹介します。批評家からの評価は決して高いとはいえない映画ですが、映像も迫力があり手に汗握るシーンも多い映画なので、こうした作品を好む人も多いはずです。ネタバレだらけなので、内容を知らずに鑑賞したいという人はご注意ください。

モルドバの街は、あちこちが破壊されてしまっていました。部隊とはぐれてしまい移動していたデイビス軍曹は、複数の遺体を発見します。そこで特殊なゴーグルを装着すると、ほのかに発光する物体がいることがわかりました。その物体に襲われてしまい、デイビス軍曹は消息不明となります。国防総省で働いているクライン博士は、とある物質の開発によって給水設備の沸騰に成功し、顧客から生物実験を要求されていました。

そんなクライン博士は、優秀な技術者を必要としているオーランド大将の要求でモルドバへ向かうこととなります。不可視光線を映し出すことのできるゴーグルを発明していたためでした。彼は東欧モルドバの空軍基地を訪れます。彼らが戦っている反乱軍は、その大部分が独裁政権時代の軍隊の残党で、手強い相手を前に争いが続いている状態でした。オーランド大将は、ゴーグルに映った不思議なものが、任務を妨げていると話します。

5つあるカメラに映っていた映像のうち、最後の1つであるデイビス軍曹が襲われた映像だけが、他とは異なっていました。ここ数週間で発見された遺体は、すべて内臓が凍り皮膚が焼けた状態だったのです。その付近には戦争の亡霊を意味する「アラタレ」という落書きがありました。CIAのフランは、独裁政権で研究していたクローキング技術を用いて、透明になった兵士の仕業だと推測しています。しかしクライン博士は否定しました。

より詳細なデータを得るために、クライン博士は現場に出ることにします。セッションズ少佐は、フランとクライン博士同行のもと、アラタレを目撃した部隊の救出に向かいます。現場で隠れていたコムストックによれば、仲間は全員死亡してしまい、アラタレが凍っていたと話します。そこでアラタレを発見しますが、銃撃をすり抜けたアラタレによって兵士が殺害されていき、成す術なく撤退命令が出されました。

直前まで撮影していたクライン博士は、白い人の形をしたアラタレが冷気を発している姿を目にしました。部隊は装甲車に乗り込みますが、地雷を踏んだことで移動ができなくなります。コムストックも死亡してしまい、工場へ避難するものの通信もできません。窓の外を見るとそこには大勢のアラタレがいて、鉄くずに邪魔されていることがわかります。これを仕掛けた人間がいると考え捜索すると、工場内に二人の子供が隠れていました。

サリとボドガンは父親が命がけで撒いた鉄くずによって、生き残っていたのです。マサロフという地域の名前が書かれた紙があり、アラタレはそこから殺戮を始めたのだと話しました。送電塔を発見した兵士はオーランド大将に連絡をし、クライン博士は鉄くずを武器として広場に向かう作戦を立てました。カメラをサーチライト代わりとして改造します。鉄くずを避けるために、アラタレは隣の建物に登りジャンプして移動してきました。

子供たちに抜け道を教わり逃げ出します。サーチライトで照らしながら鉄くず入りの銃弾を撃ち込むと多少の効果はあるものの、動きを封じるほどではありません。広場に到着したところで、ライトは動かなくなってしまいます。そこにサーチライトを取り付けた救援部隊の戦車が到着し、アラタレに応戦していきます。しかしアラタレを倒すどころか、戦車すらも吹き飛ばされてしまいました。ボドガンは、小さな陶器を拾おうとします。

しかしアラタレの襲撃で死亡してしまいます。やがて到着したヘリコプターに乗り込むと、風によって近づけないアラタレに向かって、鉄くず入りの容器を投げつけます。鉄くずは風に煽られ、アラタレに刺さります。基地はすでにアラタレの襲撃に遭っていたため、難民シェルターへ向かうこととなります。救助要請は基地からしかできないため、援軍は望めません。燃料も武器もない状態で、彼らは途方に暮れてしまいました。

戦車でも対抗することができないという、未知の敵が恐ろしい映画スペクトルですが、あらすじでどのような結末を迎えるのか気になった人も多いはずです。続いては映画スペクトルの結末についても、ネタバレと共に順番に紹介します。対抗策がまるで見つからないように思える映画ですが、果たして人類が生き残る道はあるのか、アラタレによって世界を支配されてしまうのか、最後まで目が離せない展開が続いていきます。

クライン博士は、アラタレの正体に気がつきました。人間を殺すことができるのは実態があるからですが、その一方で陶器で出来たバスタブや装甲車をすり抜けることはできません。それはセラミックスの板で覆われていることが理由で、人間の手によって合成されて生まれた物質だからでした。原子を超低温まで冷やすことでボーズ凝縮という現象が起こり、極度の低温であるために、アラタレに触れると人間は死亡してしまうのです。

これに必要な膨大なエネルギーはマサロフ発電所からのものだと考え、ボーズ凝縮を分解できればアラタレを倒すことができると推測しました。電子を帯びたものが必要であるため、クライン博士は分解した武器を作り直します。難民シェルターから10キロの距離にある発電所へ向かうこととなります。機密情報によれば、独裁政権では10年もの間、このマサロフ発電所で研究を続けていたのだということがわかりました。

発電所では大量のアラタレが現れますが、新たな武器でアラタレを倒すことができるようになります。部隊が応戦している間に、フランとクライン博士は研究所へ向かいました。そこで容器に入ったアラタレを見つけ、分子レベルで人間をスキャンしていたことが判明します。構造上の欠陥によってアラタレが脱走し、責任者は死亡していました。一方の地上部隊は、復活をしたアラタレによる反撃で次々と死亡してしまいました。

クライン博士はエネルギー供給を止めることに成功し、固まったアラタレは死亡します。二人が研究所の奥に進むと、実はアラタレは生きた人間を使い、動かされていたことがわかりました。脳だけの状態となった彼らを楽にするためにケーブルを抜くと、脳は溶け出していきます。生き残った彼らは別の基地へ向かい、発電所には新たな調査部隊が向かうことになりました。クライン博士は、役目を終えて帰ることができました。

恐ろしい脅威にも豊富な知識と機転によって打ち勝つことができた、Netflix映画のスペクトルでした。設定にも恐ろしさがある映画でしたが、作品をより盛り上げてくれたのは、出演しているキャストの迫真の演技によるところも大きいのかもしれません。続いてはスペクトルに出演していた主要キャストについても、順番に紹介します。スペクトル以外にどんな映画に出演していたのか、気になるキャストがいた人は要チェックです。

名前：ジェームズ・バッジ・デール
生年月日：1978年5月1日(現在42歳)
出身：アメリカ合衆国ニューヨーク
身長：178cm
職業：俳優
吹き替え声優：勝杏里

クライン博士役を演じていたジェームズ・バッジ・デールの、主な出演作品は「ディパーテッド」「声をかくす人」「THE GREY 凍える太陽」「アイアンマン3」「ローン・レンジャー」「オンリー・ザ・ブレイブ」「13時間 ベンガジの秘密の兵士」「ワールド・ウォーZ」などが挙げられます。

名前：エミリー・モーティマー
生年月日：1971年12月1日(現在48歳)
出身：イングランド・ロンドン
身長：173cm
職業：女優
吹き替え声優：御沓優子

フラン・マディソン役を演じていたエミリー・モーティマーの、主な出演作品は「ノッティングヒルの恋人」「スクリーム3」「ケミカル51」「マッチポイント」「ピンクパンサー」「レッドベルト 傷だらけのファイター」「狼たちの処刑台」「シャッター アイランド」「ベロニカとの記憶」などが挙げられます。

名前：ブルース・グリーンウッド
生年月日：1956年8月12日(現在64歳)
出身：ケベック州
身長：184cm
職業：俳優
吹き替え声優：相沢まさき

オーランド大将役を演じていたブルース・グリーンウッドの、主な出演作品は「ペイトンプレイス物語」「FBI/男たちの闘争」「蘭の女」「パッセンジャー57」「アイ,ロボット」「スター・トレック」「ジェラルドのゲーム」「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」などが挙げられます。

名前：マックス・マーティーニ
生年月日：1969年12月11日(現在56歳)
出身：アメリカ合衆国ニューヨーク州
身長：185cm
職業：俳優
吹き替え声優：三宅健太

セッションズ少佐役を演じていたマックス・マーティーニの、主な出演作品は「プライベート・ライアン」「コロンビアーナ」「パシフィック・リム」「サボタージュ」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」「13時間 ベンガジの秘密の兵士」「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」などが挙げられます。

名前：ゴンザロ・メネンデス
生年月日：1971年11月8日(現在49歳)
出身：アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ
身長：不明
職業：俳優
吹き替え声優：烏丸祐一

マルコ・カブレラ大尉役を演じていたゴンザロ・メネンデスの、主な出演作品は「ブロウ」「フラクチャー」「12 ラウンド」「ネイビーシールズ」「砂の城」などが挙げられます。

名前：クレイン・クロフォード
生年月日：1978年4月20日(現在42歳)
出身：アメリカ合衆国アラバマ州ジェファーソン郡クレイ
身長：183cm
職業：俳優
吹き替え声優：荒井勇樹

トール軍曹役を演じていたクレイン・クロフォードの、主な出演作品は「リーサル・ウェポン」「ウォーク・トゥ・リメンバー」「パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会」「ギャングバスターズ」「ロズウェル - 星の恋人たち」「24 -TWENTY FOUR-」「レバレッジ ～詐欺師たちの流儀」などが挙げられます。

対応策もわからない敵との戦闘がスリル満点のNetflix映画スペクトルですが、本編にはどのような見どころがある作品なのか、あらすじを読んだだけではイマイチわからないという人もいるかもしれません。続いてはスペクトルという映画の見どころについても、順番に紹介します。これからスペクトルを観るという人も、これらの見どころを知った上で映画を鑑賞してみると、より深く物語を楽しむことができるようになるはずです。

映画の見どころのひとつには、やはり正体がわからない相手と遭遇するという恐怖があります。戦争の亡霊とも呼ばれるアラタレに対して、最先端技術を使った兵士だという予測がされる中、目に見えないどころか銃弾すら効果が無い相手に、突如として襲い掛かられるのです。戦闘に慣れているはずの兵士たちですら、成す術なくあっさりと倒されていってしまう様子に、絶望感を覚える人も多いはずです。

さらに主人公であるクライン博士は、研究者なので当然戦闘に関する知識がない人物です。もちろん戦場に出たこともないため、兵士たちにとってはまさにお荷物と呼べる存在です。しかしそんなクライン博士は、未知の生物との遭遇に対して恐怖する以上に、探求心からカメラを回し続ける場面も見られます。未知との遭遇に対して、職種によって反応が異なるという部分も、ある意味では見どころのひとつなのかもしれません。

映画の中では、アラタレに遭遇した登場人物たちが次々に命を落としていきます。攻撃をしても効果が無いことはもちろんですが、アラタレから体当たりを受けただけでも死亡してしまうということもあり、ほぼ対抗策が無い状態のまま一方的にやられてしまうのです。一般人と比べても段違いに戦闘に長けているはずの、兵士たちが幼い子供のように倒されていく様子は、戦う力を持たない人間からすれば絶望的な光景のはずです。

しかしそんな理不尽な状況の中でも、カメラを回してその姿を捉えようとしたクライン博士によって、正体を突き止めることに成功します。反撃の糸口も掴めないままだった兵士たちも、アラタレに対抗できる武器を手に入れたことによって再び戦地へ赴くことができました。理不尽さの中にも希望を見失うことなく、これまでの理不尽さを打ち砕くように反撃に出るラストシーンは、血がたぎる迫力の戦闘を楽しむことができます。

一体でも厄介なことがわかるアラタレですが、映画の後半になってくると複数体が兵士たちの前に姿を現します。倒すことのできない敵に囲まれる状況というのは、考えるまでもなく絶望的な状況です。打開策が見つからないと思えた矢先に、すぐに襲い掛かってきてもおかしくないアラタレが、何かに動きを阻まれていることにも気がつきます。その鉄くずによって、彼らに対抗するためのヒントを得ることにも成功します。

カメラで可視化することができたアラタレを前に、改めて圧倒的な数に囲まれていることを認識します。救いの一手になると思われた戦車までもが倒されてしまったことによって、絶望感は深まるばかりです。しかしそこで諦めることなく知恵を働かせ、生き延びる術を探す人々の様子も、映画の見どころのひとつといえるはずです。

アラタレの脅威が恐ろしすぎるNetflix映画のスペクトルですが、あらすじを読んだ上でも実際に映画を観てみたくなったのではないでしょうか？続いては実際にNetflixでスペクトルを鑑賞した人の、Twitter上での感想や評価についても、少しだけ紹介します。他人の感想や評価を目にすると、さらにスペクトルが観たくなってくるかもしれません。

あまり期待せずに鑑賞したものの、想像以上に面白かったという感想もありました。かなりの予算がかけられている映画でもあるために、映像の迫力などを評価する感想も多いようです。Netflixオリジナルの作品だからこそ、感想を見てもわかるように、ここでしか観ることのできない映画は一見の価値があるはずです。

映画の内容についてはもちろんですが、登場する機械やバトルスーツについてを評価する感想もありました。謎の生命体と対峙するストーリーなので、そういった点には期待せず鑑賞していた人も多いかもしれません。しかし感想を見てもわかるように、メカが好きだという人にとってスペクタルは、ストーリーだけではなくそういった視点でも楽しむことができる映画になっています。

こちらもまた武器などに対して評価する感想です。予算が少なく装備が残念なビジュアルになっていた場合、低評価の感想も増えたかもしれませんが、これらを観るという目的だけでもオススメしたい作品です。感想と画像を見るだけでも、スペクタルのクオリティが高いという評価について理解できるはずです。

まるでゲームを実写化したかのような映画だ、という評価もありました。特殊部隊の装備だけではなく、荒廃しきった街並みも相俟ってより世界観に没頭しながら楽しむことができる作品だという感想も見られます。批評家からの評価は平凡ではあるものの、視聴した人の感想を見ると興味が湧く人も多いのではないでしょうか？

Netflixで配信されている映画「スペクトル」について、ネタバレを含めたあらすじから結末まで、さらに見どころや映画に関する感想や評価もまとめて紹介しました。正体不明の敵との戦闘をする映画が好きだという人にはもちろん、普段そういったアクション映画を観ないという人でも、興味を持つことができたのではないでしょうか？

Netflixではスペクトルのほかにも、ハラハラドキドキするような映画の数々が配信されています。コロナ禍で家に篭る時間が増えたという人は、ぜひこの機会にNetflixであらゆる映画を楽しんでみてはいかがでしょうか？あらすじを読むだけで、ブックマークしたくなる作品がたくさん見つかるはずです。