【Netflix映画】パーフェクションのネタバレあらすじと感想！ラストが衝撃的でグロい？

アクションやコメディからファンタジーまで、様々なジャンルの映画を取り扱っているNetflixにお世話になっている人も多いはずです。今回はそんなNetflixで配信されている映画の中から、「パーフェクション」という作品について、あらすじから結末までをネタバレと共に紹介します。幻覚なのか現実なのかわからなくなるような独特の世界観の中で、迎える衝撃的で恐ろしい結末を果たして予想することができるでしょうか？

パーフェクションは、2018年9月20日にファンタスティック・フェストで上映された映画です。その後配信権を得たNetflixで配信が開始されることとなりました。パーフェクションはサイコスリラー映画で、ミュージシャンとしても活躍している女優のアリソン・ウィリアムズが主演を務めています。チェリストとしての才能に溢れた主人公のシャーロットは、病により母親が倒れたために名門音楽学校を中退することを余儀なくされます。

その母親が亡くなってから数年が経ち、シャーロットは復学をするために学長に相談をした上で、上海で行われるという選考会に参加することになりました。そこで知り合ったリジーという女性もまた、学長が目をかけている優秀な生徒であることを知ります。そんなリジーと意気投合した末に、酔っぱらった二人は勢いのままに性的な行為に及んでしまいます。翌日になり、二人は中国の田園地帯の観光のためにバスに乗り込みます。

Netflix映画パーフェクションの監督を務めているのは、リチャード・シェパードです。リチャード・シェパードはパーフェクションのほかに、「ドム・ヘミングウェイ」「N.Y少女異常誘拐」「ハンガー」「ニューヨーク恋泥棒」「アリッサ・ミラノの墜落の園」「ハンティング・パーティ」といった作品で、監督や脚本、原案などを担当している人物です。

衝撃の結末が待ち受けているNetflix映画のパーフェクションですが、どのような映画なのか気になった人も多いのではないでしょうか？続いてはパーフェクションの詳しいあらすじについても、ネタバレと共に紹介します。ネタバレのほかに過激な描写が含まれますので、グロテスクな描写のある作品が苦手だという人は、閲覧にはくれぐれもご注意ください。思わぬ方向へと二転三転していくスリリングな物語は必見です。

チェリストとして才能を認められていたシャーロットは、バチョフ・アカデミーというボストンの名門音楽学校に所属していました。しかしある時母親が病気になってしまい、夢半ばで中退せざるを得ない状況となりました。その後数年が経つと母親が亡くなり、シャーロットは再びバチョフ・アカデミーに戻るために、学長であり恩師のアントンのもとを訪ねました。学長の計らいにより上海で行われる選考会に参加できることとなります。

訪れた選考会の場で、シャーロットはリジーという女性に出会います。彼女はシャーロットの後輩であり、退学によりできた空席を埋めるように入学したのです。学長に目をかけられている一方で、リジーにとってシャーロットは憧れの存在であることを知り、二人はすっかり仲良くなりました。演奏をしていた華やかなホールの中で、嘔吐している男性の姿を目にします。南部では空気感染するという出血熱が流行っていると聞きました。

シャーロットは、リジーと二人で演奏をしてほしいと頼まれます。始めは渋っていたものの、最終的には二人で演奏をすることを承諾しました。その後泥酔した二人は、部屋の中で熱いキスを交わします。そのまま身体を重ねた二人は、翌日リジーの要望により一緒に旅行に出ることとなりました。二日酔いで体調不良だというリジーに、シャーロットは薬を飲ませてあげました。体調が戻らないまま、二人はバスに乗り込みます。
 

移動中もリジーの体調は悪化するばかりで、頭痛や喉の渇きに加えて、腹痛などを訴え続けます。やがてバスの中でリジーは嘔吐してしまいます。その吐しゃ物の中には、大量のうじ虫が混ざっていたのです。出血熱に感染したのだとパニックになるリジーは、自分の身体をかきむしります。他の乗客とも言い合いになり、見かねた運転手により何もない山奥でバスを下ろされた二人は、走り去るバスを見送ることしかできませんでした。

リジーはなおもパニック状態のままで、腕の中を虫が這い回っているのだと訴えます。シャーロットが彼女の腕を見てみると、皮膚の下にうじ虫のような何かが大量に這い回っているのがわかりました。やがて腕から虫が続々と這い出し始めたのです。パニック状態のリジーに、シャーロットは包丁を差し出しました。這い回る虫の感覚に耐えられなかったリジーは、自らの手で虫に寄生された右腕を切り落としてしまったのです。

そこで場面は撒き戻り朝まで遡ります。二日酔いだというリジーにシャーロットが飲ませた薬は、嘔吐などの不調を引き起こし、幻覚を引き起こす作用のあるものだったのです。リジーが目にした吐しゃ物や腕の中を這う虫は、すべて幻覚によるものだったのです。これは意図的なもので、シャーロットはチェロ奏者にとって命ともいえる腕を、失わせるという目的があっての行動でした。見事目的を果たすことに成功したのです。

3ヶ月もの間、行方不明となっていたリジーがバチョフ・アカデミーに姿を現します。薬の作用が切れたことで、すべてがシャーロットによって仕組まれたものであったと気が付きました。アントンに経緯を伝えたリジーでしたが、右腕を失ったリジーを残念に思い、彼女を学校から追い出すことを決めました。彼女は必死に留まりたいと訴えますが、右腕の無いリジーは用済みだとばかりにアントンはあっさりと見捨ててしまいます。

シャーロットの家に忍び込んだリジーは、油断していた彼女を攻撃します。そうしてシャーロットをバチョフ・アカデミーに連れて行ったリジーでしたが、シャーロットは彼女への嫉妬から酷いことをしたのではなく、洗脳を解くための行動だったと主張しました。母親の介護をしていた数年で、シャーロットは自身が洗脳されていたことを自覚したのです。恩師を装ったアントンは、教え子に性的虐待などを働いていたのです。

ここまでのあらすじを読むだけでも恐ろしいNetflix映画のパーフェクションですが、衝撃はさらに加速していきます。続いてはパーフェクションの結末までのあらすじを、ネタバレと併せて紹介します。あまりにも衝撃的でグロテスクだといわれるパーフェクションの結末ですが、あらすじからその結末を知った時、どのような感想を抱くでしょうか？地上波ではとても放送できないような、狂気的でどこか美しい結末は必見です。

完璧な演奏ができたら彼女を逃がす代わりに、失敗すれば教え子の少女を犠牲にすると言われ、シャーロットは必死に演奏します。しかし成功させたにも関わらず、手足を拘束されたシャーロットはリジーや他の先生たちに性的虐待を受けさせられようとしていました。彼女に恨みを持つリジーは、自ら名乗りを上げて切断されて先の無い手首を挿入しようとします。しかしその時、突如として先生たちは苦しみだしその場に倒れていきます。

顔を見合わせて笑みを浮かべた二人は、その場でキスを交わしました。シャーロットの家へと忍び込んだ際に、二人は復讐のための計画を企てていたのです。リジーもまたシャーロットの言う通り、アントンに洗脳されていたという事実を認めていました。その上でまだ洗脳されているという状態を装い、アントンの元へとシャーロットを連れて行きました。二人の計画は見事に成功し、アントン以外の先生たちを殺すことができました。

そうとは知らないアントンは、部屋で一人優雅に音楽を楽しんでいました。そこにやってきた妻パロマの様子がおかしいことに気がつきます。薬の効果で痛みを感じていないパロマは、背中を刺されておりその場に倒れます。そこに姿を現したシャーロットとリジーは、抵抗するアントンを刃物でめった刺しにしていきます。しかしアントンの必死の抵抗により、シャーロットは左腕を大きく切り裂かれてしまったのです。

怒ったリジーの背後からの反撃によってアントンは気絶し、そのまま場面は暗転します。次に現れたアントンは両腕と両脚が無惨にも切断され、目と口を糸で縫い付けられた状態になって椅子に座らされていました。シャーロットとリジーは、目的を達成し清々しい面持ちで彼の前にある舞台に立ちます。その惨めな姿を眺めながら、お互いに欠けた片腕を補い合うように二人で一つのチェロを演奏していたのでした。

衝撃的なあらすじでありながらも諸悪の根源を成敗し、スッキリとした感情にもなれるNetflix映画のパーフェクションですが、出演しているキャストの演技も物語に深みを与えてくれました。続いてはパーフェクションに出演していたメインキャストについても、順番に紹介します。普段はあまりキャストに注目していないという人も、どういった映画に出演しているのかを知るとさらに物語を深く楽しむことができるかもしれません。

名前：アリソン・ウィリアムズ
生年月日：1988年11月30日(現在31歳)
出身：アメリカ合衆国コネチカット州
身長：166cm
職業：女優、コメディエンヌ、ミュージシャン
吹替声優：牛田裕子

主人公のシャーロット役を演じていたアリソン・ウィリアムズの、映画などの主な出演作品は「ゲット・アウト」「GIRLS/ガールズ」「The Mindy Project」「レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと」などが挙げられます。アリソンはNBCナイトリーニュースで司会を務めているブライアン・ウィリアムズと、テレビプロデューサーとして活躍しているジェーン・ギラン・ストッダードの娘としても知られています。

名前：ローガン・ブラウニング
生年月日：1989年6月9日(現在31歳)
出身：ジョージア州アトランタ
身長：160cm
職業：女優
吹替声優：志田有彩

リジー役を演じていたローガン・ブラウニングの、映画などの主な出演作品は「親愛なる白人様」「ブラッツ」「Bratz: The Movie」「ブラザリー・ラブ 兄弟の絆」などが挙げられます。

名前：スティーヴン・ウェバー
生年月日：1961年3月4日(現在59歳)
出身：ニューヨーク
身長：184cm
職業：俳優
吹替声優：木下浩之

アントン役を演じていたスティーヴン・ウェバーの、映画などの主な出演作品は「ハンバーガー・ヒル」「ルームメイト」「ジェフリー」「レスリー・ニールセンのドラキュラ」「赤い標的 THE BREAK UP」「アット・ファースト・サイト/あなたが見えなくても」「クラブランド」「たった一人のあなたのために」「ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して」「私だけのハッピー・エンディング」などが挙げられます。

出演しているキャストも豪華なNetflix映画のパーフェクションですが、ネタバレと共にあらすじを目にしても、見どころはどんなシーンなのかが気になっている人もいるかもしれません。続いてはパーフェクションという作品の見どころについても、順番に紹介します。結末までのネタバレを知った上でも楽しめる作品となっているはずですが、見どころを頭に入れた上で鑑賞してみるとさらに面白い発見をすることもあるかもしれません。

パーフェクションという映画は、結末までとにかく物語がめまぐるしく展開していく点も見どころのひとつです。ダラダラと中弛みをしてしまうような作品は途中で飽きてしまう人も多いものですが、パーフェクションは展開が早く、ザクザクと場面転換していきます。物語の肝心な部分を視聴している人の想像に任せてしまうのではなく、映像の中で巻き戻しをした上で、実はこういった理由があったのだという解説を挟んでくれるのです。

始めは「才能がありながらやむを得ず学校を辞めることとなったシャーロットが、自分の後釜として才能を発揮しているリジーに嫉妬をしている」という視点で物語を観ている人も多かったはずです。そこから腕を失ったリジーの復讐に転換するかと思いきや、すべてが仕組まれたものであり最後にはシャーロットとリジーが、二人仲良くアントンと周囲の仲間に制裁を下すという、怒涛のあらすじが視聴者を飽きさせません。

パーフェクションの見どころといえば、何よりも衝撃的で記憶に強く刻まれるのが、やはりグロテスクで恐ろしいラストシーンではないでしょうか？アントンに復讐を行った二人ですが、そのまま撲殺をして屋敷を後にするような終わり方であれば、少し過激だけれどありきたりな映画として、それほど記憶に残る結末ではなかったかもしれません。しかしパーフェクションでは、二人に殺されたかと思ったアントンが衝撃の姿で登場します。

切断された四肢の断面もかなりの痛々しさですが、よく見ると目と口も糸で塞がれてしまっており、唯一自由なのは耳だけの状態です。謎の液体の点滴らしきものが鼻から管を通して挿入されていることから、簡単には殺さないという強い意志も感じられます。そんなアントンを前に、同じく片腕を欠損したシャーロットとリジーが演奏をする様は、完璧さを求められる演奏の場で皮肉のきいた演出であるといえるのです。

パーフェクションのキーワードといえば、「音楽」「教師の暴力」、そしてタイトルの意味としても使われている「完璧」です。捕まった危機的な状況でも完璧な演奏を見せていたシャーロットですが、アントンに制裁を加えた後には片腕を失った状態であるにも関わらず、リジーと共に二人で一つの状態となり、完璧な演奏を聴かせたのです。最後の最後に見られるこの演出こそ、恐ろしい意味でタイトルを回収している作品です。

冒頭から結末まで、見逃せない要素が満載のNetflix映画パーフェクションですが、過激な描写は自分の目で観るのは怖いという人もいるかもしれません。続いては実際にパーフェクションを観た人の、Twitter上での感想についても少しだけ紹介します。あらすじだけでも怖いと感じた人も、他人の感想を読んでいるうちに自分の目でも映画を観たくなってくるかもしれません。ネット上の感想には、高評価が多く見られました。

描写が過激であるがゆえに恐ろしさが先行してしまうNetflix映画のパーフェクションですが、一方で女性同士の恋愛や芸術的な美しさを感じられる作品だ、という感想も見られました。普段は同性愛を含めた作品に触れる機会がないという人も、単なる恋愛映画ではないので新鮮な感想が出てくることもあるかもしれません。愛し合った二人だからこそ、最後には二人で一つの楽器を手にして完璧な演奏が見せられたともいえそうです。

物語の場面は二転三転していくものの、大筋のストーリーはブレることがないので、見やすい作品だったという感想もありました。あまりにも複雑すぎる作品の場合、物語の中で伏線が回収しきれないことや、「あれはどうなったの？」と疑問が残ってしまう場合もあるものです。しかしパーフェクションの場合にはそういった複雑さが無いので、過激な描写が平気であればオススメしたいという感想も見られます。

あらすじを見てもわかるように、所々にネタバレになってしまう情報が多いために、感想に気を使いながらも楽しめたという人が多い作品です。あまり情報を仕入れずに鑑賞するのが楽しめるコツだとの感想もあり、序盤の展開に騙されながら観るのが良いかもしれません。賛否両論分かれることも多いNetflix作品ですが、オススメする感想も多いのがパーフェクションです。

老若男女を問わずオススメできる内容ではないからこそ、宣伝が難しい作品でもありますが、とにかく観てほしいという感想も多いのがパーフェクションです。少なからずグロテスクな描写もあるという情報を頭に入れた上での鑑賞であれば、耐えられる人もいるかもしれません。実際に過激な描写は苦手だけれど観ることができた、という感想もありました。

吐しゃ物に虫が混じっていたり、腕から虫が湧き出す、腕を切断するといった描写があることからも、スリラーというよりもホラー映画のようだという感想もありました。しかしその一方でラストシーンには美しさを感じたという意見もあり、どういった視点で物語を見ていくかによっても、感想の違いがありそうです。結末を知った上でもう一度鑑賞してみると、また違った視点から作品を楽しむこともできるかもしれません。

Netflix映画のパーフェクションについて、あらすじから結末までをネタバレも含めて紹介しました。普段はあまり映画を観ることがないという人でも、内容が気になった映画だったのではないでしょうか？思わず目を背けたくなるような過激な描写が含まれているものの、二転三転していく復讐劇のスリルと面白さは一見の価値があるはずです。

まだNetflixを利用したことがないという人も、この機会にぜひ登録をして色々な作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか？一日や二日では到底鑑賞しきれないほどの数の作品が登録されているので、パーフェクション以外にも気に入る作品をきっと見つけることができるはずです。