銀魂3の公開は2021年？続編映画制作の可能性やエピソード・キャストを徹底予想

数ある漫画原作作品の中でも、異例のヒットを飛ばし続けている銀魂ですが、続編が公開されたら鑑賞したいと考えているファンも多いのではないでしょうか？今回は前2作に引き続き、銀魂3制作の可能性や、公開となった場合のエピソードやキャストについての予想をまとめています。

銀魂3の可能性についてを紹介する前に、まずは銀魂という作品についての基本的な情報を紹介します。銀魂は週刊少年ジャンプにて、2004年から2018年まで連載されていた、空知英秋先生が原作のSF時代劇漫画です。異星人の天人(あまんと)と人間たちが暮らす江戸の歌舞伎町が舞台の作品で、シリアスな長編シリーズから下ネタや社会風刺ネタなどを盛り込んだコメディ要素まで、あらゆる楽しみ方を見せてくれる独特の作風の漫画です。

天人の襲来によって開国をしてから20年後の江戸の町で、志村新八は剣術の腕を活かすこともできないまま、アルバイトをして生活していました。そんなある日、坂田銀時という侍に出会ったことで「万事屋銀ちゃん」で働くこととなります。神楽と定春というメンバーも加わり、依頼を受ける中で様々な人物に出会い関わりながら物語が進行していきます。

銀魂はテレビアニメ化もされている人気の漫画作品ですが、実写映画もまた原作の独特の作風を活かした、再現度の高い仕上がりになっています。続いては過去に制作された2作についても、描かれたエピソードを順番に紹介します。まだ過去の2作を観ていないという人でも、原作ではお馴染みの人気エピソードが満載となっているので、内容を知れば興味を惹かれるはずです。

記念すべき第1弾は、2017年7月14日に公開されました。主なエピソードには原作の第83～84訓にあたるカブト狩りのお話と、11巻～12巻の紅桜篇が描かれていました。紅桜篇は原作ファンの間でも人気の高いエピソードのひとつで、人気キャラクターの高杉晋助役にKinKi Kidsの堂本剛さんが抜擢されたことでも話題となりました。

第2弾となる銀魂2は、「銀魂2　掟は破るためにこそある」というタイトルで、2018年8月17日に公開されました。主なエピソードには将軍に関連したキャバクラ接待の話(第127～128訓)と、床屋での散髪の話(第231～232訓)、そして第158～168訓の真選組動乱篇が描かれていました。

前2作の評判が良かったこともあり、第3弾の公開を期待するファンも多いはずです。2017年、2018年と連続して公開されてきた銀魂ですが、銀魂3の公開は2021年になるのではないかと噂されています。続いては銀魂3が2021年に公開されるのではないかとの予想について、その理由として挙げられている内容などについてを紹介します。

すでに原作の連載は終了してしまった銀魂ですが、銀魂3が公開されるとすれば、2021年が濃厚なのではないかといわれています。毎年夏に公開されていた銀魂ですが、2020年はすでに夏に入ってしまい続編の情報なども出ていない状態です。コロナの影響によって撮影に支障が出ている可能性もありそうですが、「夏といえば銀魂」という流れを作りたいという話もあり、2021年の公開が濃厚なのではないかと考えられているようです。

ちなみにアニメの劇場版銀魂については、2021年の早めの時期に公開が予定されていることが明かされています。こちらも実写と同様に3作目となる劇場版ですが、もしも実写の公開も2021年に決定したとすれば、銀魂ワールドを存分に堪能できる年になりそうです。しかしその一方で、公開時期を被らせないために、実写に関しては公開がずれる可能性もあるかもしれません。

実写の銀魂といえば、映画だけではなくドラマも制作されたことで話題となりました。その第1弾が「銀魂-ミツバ篇-」、第2弾が「銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-」です。いずれも映画の公開前にdTVにて配信されていたもので、銀魂3が制作されるのであれば、2021年にはこれらと同様にドラマの制作も進められるのではないかと考えられています。

2021年の公開が噂されている実写映画の銀魂3ですが、そもそも続編の可能性はあるものなのか、根本的な部分から気になっている人もいるかもしれません。噂が浮上する以上は何かしらの根拠があるはずですが、続編のエピソードやキャストについて予想を立てられるのには、いくつかの理由がありました。続いてはそれらの理由について、順番に紹介します。

続編の可能性を示唆する大きな理由のひとつに、実写の銀魂シリーズを手掛けている監督の福田雄一さんが、続編に対して意欲的な姿勢を見せていることが挙げられます。実写が予想外にヒットを飛ばしていることもあり、映画化できそうな原作のストックも十分に残されていることからも、続編を作らない理由はないと考えて良いのかもしれません。さらに「銀魂3があるかも」といった発言が飛び出していることも挙げられます。

出演しているキャスト陣からも、銀魂3の可能性について匂わせる発言がありました。舞台挨拶の場では、小栗旬さんや橋本環奈さんの口から、「銀魂2がヒットすれば銀魂3もあるかもしれない」といった話がされました。また真選組の監察方である山崎退役を演じた戸塚純貴さんが、自身の演じる山崎が活躍する「あんぱん生活」「ミントン」「カバディ」のエピソード3部作の制作を熱望しているとの情報もありました。

続編制作の可能性はかなり高いのではないかと考えられる銀魂3ですが、肝心の映画には原作のどのエピソードが用いられるのか、ファンとしては最も気になる部分ではないでしょうか？続いては銀魂3で扱われることが予想される、いくつかのエピソードについても紹介します。

銀魂3で扱われると予想されるエピソードのひとつに、「一国傾城篇」があります。一国傾城篇は原作の第386～399訓までのエピソードで、将軍暗殺未遂という濡れ衣を着せられた銀時たちが捕らわれてしまう内容です。銀魂という作品のストーリーにおいて、核ともなる重要なエピソードでもあるために、ぜひ実写映画化をしてほしいと予想する人も多いようです。銀時の過去についてや「将軍暗殺篇」にも繋がる内容です。

一国傾城篇から続く将軍暗殺篇もまた、銀魂3のエピソードとして予想されています。将軍暗殺篇は原作の第502～524訓までのエピソードで、銀魂3で描かれるのではないかといわれている長編の中で、もっとも可能性が高いのではないかと予想されている内容でもあります。そのため一国傾城篇と併せて一本の映画になることも予想されており、銀魂2では将軍が登場していることからもこれが伏線になっている可能性もありそうです。

銀魂3で採用される可能性が高いエピソードの中には、「吉原炎上篇」も挙げられています。吉原炎上篇は原作の第210～228訓までのエピソードで、原作の中でも比較的初期の内容です。メインキャラクターの一人である神楽の掘り下げもある内容ですが、一方で遊郭という題材であることや人気の高い真選組が登場しないエピソードということもあり、家族向けの作品としては難しいのではないかとの意見もありました。

こちらも同じく銀魂3の内容として予想されているのが、「柳生篇」です。柳生篇は原作の第110～123訓までのエピソードで、妙の親友である柳生九兵衛が登場する内容です。万事屋と真選組の共闘なども見どころである一方で、男装が似合う少女のキャスティングが難しいのではないかともいわれています。九兵衛に関連した男女の性別が逆転してしまうエピソードもあり、映画が柳生篇ならこちらをドラマ版にとの声もありました。

予想される人気の長編エピソードのほかにも、銀魂のマスコットキャラクターの一人であるエリザベスに関連した、「エリザベスの一日」が良いのではないかとの意見もありました。こちらはあくまでおまけ要素としての実写化になるはずですが、長編エピソードではシリアスな空気が続くので、こういったショートストーリーが含まれる可能性もあるかもしれません。エリザベスの中の人は山田孝之さんということも話題となりました。

まだまだ人気のエピソードが控えている銀魂3ですが、予想されているのはエピソードだけではありません。続いては銀魂3で登場する可能性のある、新キャラクター達のキャストについての予想も順番に紹介します。これまで原作のキャラクターにビジュアルを近づけてキャスティングされてきていますが、それだけに新たなキャラクターのキャストについても期待が高まっているファンが多いようです。

まずは一国傾城篇に登場するキャラクターのキャストについてを、順番に紹介します。銀魂という物語の核にもなってくるお話ということもあって、重要なキャラクターも登場するので、キャスティングにはかなり厳しい目で見ているファンも多いはずです。将軍暗殺篇にも繋がってくる敵キャラクターの朧ですが、強敵であることを肌で感じられるような人物を起用しなければならず、プレッシャーはかなり大きいといえそうです。

朧のキャストとして予想される人物の一人に、声優の井上和彦さんの名前が挙げられています。アニメ好きであれば誰もが知るベテラン声優ですが、アニメ版の銀魂では朧の声を担当している人物です。俳優としても活躍をしている人物であり、アニメファンにとっても耳に馴染みのある声ということもあって、うってつけの配役といえるのではないでしょうか？それだけでも実写に興味が湧く人もいるはずです。

重要な敵キャラクターということで、実力のある俳優を起用する必要があることは考えるまでもありません。さらに複雑なキャラクター性を演じられるだけの人物ということで、名前が挙げられているのが綾野剛さんです。朧を演じる年齢としては多少若い印象がありますが、独特の雰囲気を持つ俳優で実力もあることから、ファンにとっても十分に納得のできる演技を見せてくれるのではないかと考えられます。

一国傾城篇に続く将軍暗殺篇にもまた、新たなキャラクターが登場しています。主要キャラクターの一人である服部全蔵もまた、様々なキャストの名前が挙げられていました。銀魂2では僅かな時間でありながら猿飛あやめの姿も登場しており、このことからも将軍暗殺篇が実写化される可能性が高いのではないかとも考えられています。また神楽の兄であり、作中でも人気の高い神威のキャストにも注目が集まっていました。

普段は髪の毛で顔の上半分が隠れている服部全蔵ですが、片目が見えた際にはイケメンらしい顔立ちが見て取れました。このことからも、イケメン俳優が起用されるのではないかと予想されていますが、名前が挙げられていたのがオダギリジョーさんです。気だるげな雰囲気も似合っており良いキャスティングだと考えられますが、その一方で体を張ったコメディ要素が含まれるキャラクターでもあるため、出演NGの可能性もありそうです。

同じく服部全蔵の気だるげな雰囲気を表せそうな、実力派俳優として松田龍平さんの名前も挙げられていました。こちらもまたイメージとしてはぴったりの人物であり、宮藤官九郎さんの作品に出演している経歴もあることから、コメディ色の強い演技も問題なくこなしてくれるのではないかと考えられています。普段は目にすることのできない、松田龍平さんの弾けた演技を目にすることもできるかもしれません。

銀魂の中でも人気の高いキャラクターの一人である神威には、イケメンでありつつ中性的な雰囲気を持つ俳優を希望する人が多いようです。名前が挙げられていたのが本郷奏多さんで、これまでに数々の実写化作品に出演してきた実績もある上に、どの配役も役柄としての評判が良かったことも理由のひとつとされています。神威は狂気的な面も持つキャラクターなので、その二面性を演じ分ける演技力も重要視されています。

同じく演技力があり中性的な少年を演じられる俳優として、神木隆之介さんの名前も挙げられています。神木隆之介さんも実写作品に出演経験があり、ファンからの評判も良いことで知られています。人気の高いキャラクターであるためにハードルはかなり高いといえそうですが、可能な限りキャラクターに近づけてくれる安心感のある俳優ともいえそうです。

銀魂の実写では、アニメ版でマダオの声を担当していた立木文彦さんが、実写でも同じくマダオの役を演じていた前例があります。そのため、朧役の井上和彦さんのように、声優を俳優として起用するのではないかと考えられることもあります。アニメ版の神威を演じた日野聡さんもまた名前が挙げられていましたが、本人は体格が良く小柄で細身の神威のイメージとは異なっているため、可能性は低いと考えられています。

こちらも人気の高いエピソードの吉原炎上篇ですが、このエピソードでは女性キャラクターの中でも人気の高い月詠が登場します。銀時との関係性について注目するファンも多いので、どんな女優が起用されるのか気になっている人も少なくないはずです。美人であることは必須ともいえるキャラクターですが、挙げられている人物の名前を見てみると納得の面々といえるのではないでしょうか？

月詠のキャストとして名前が挙げられていたのが、アニメ版で月詠を演じている声優の甲斐田裕子さんです。甲斐田裕子さんは声優としてだけでなく、舞台女優としても活躍をしている人物なので、出演の可能性もゼロではなさそうです。本人も綺麗な容姿をしている上、身長が月詠と同じ167cmということもあって、まさにぴったりの配役であるといえそうです。実写にはあまり好意的でない月詠ファンも納得ではないでしょうか？

同じく月詠のキャストとして名前が挙げられていたのが、女優の北川景子さんです。容姿の綺麗さはもちろんですが、北川景子さんは過去に「セーラームーン」の実写ドラマに出演した経験があり、可能性は十分にあり得るのではないかと考えられています。神楽役に橋本環奈さんを起用したことでも話題となりましたが、監督の福田雄一さんならば思わぬ人物を起用することも不思議ではないのかもしれません。

柳生篇が実写化される場合、どんな配役になるのか注目されるキャラクターの一人が、やはり柳生九兵衛です。男装が似合うという点であまり容姿が可愛すぎてもイメージとは離れてしまいますし、小柄でありながらお妙との関係性なども踏まえ、難しい役柄を演じる演技力も必須になります。かつてドラマで男装経験のある堀北真希さんの名前も挙げられていましたが、残念ながら現在は引退してしまっているため可能性は無さそうです。

柳生九兵衛の配役として、有村架純さんの名前が挙げられていました。有村架純さんといえば数々の有名作品に出演している実力派の女優で、清楚な役柄から派手なギャルまで幅広い役柄を演じています。福田雄一さんの監督作品である「勇者ヨシヒコ」に出演した経験もあることから、起用される可能性は十分にあるのではないかと考えられます。

柳生九兵衛役には、西内まりやさんの名前も挙げられていました。女優としての出演作はあまり多くはありませんが、「GTO」や「山田くんと7人の魔女」といった漫画原作の実写作品に出演経験があるほか、「ONE PIECE FILM Z」では声優として出演をするなど、漫画やアニメ関係の作品に触れる機会もあります。

様々な意見が出されている銀魂3ですが、早く情報を出してほしいと感じているファンも多いかもしれません。続いては銀魂3についてのTwitter上での感想や評価についても、少しだけ紹介します。

実写映画には賛否両論あるものですが、俳優から興味を持ち原作を知ったというファンもいるのが銀魂です。だからこそ続編となる銀魂3を制作してほしいという声もあり、第3弾でも新たなファンを取り込む可能性も十分にあるのかもしれません。

銀魂2までのキャストの再現度に満足をしているからこそ、続編で再び銀魂のキャラクターを演じる俳優陣を目にしたいという声も多いようです。美男美女というだけでなくキャラクターとしての再現度も高く、このメンバーで原作の人気エピソードを観たいという意見もありました。

第2弾までの映画の中に登場していないキャラクターも当然いるため、そういったキャラクターの配役について希望を挙げているファンの声もありました。原作ファンだからこそ最適な配役を見つけ出す人も多く、こういった希望が当たっていたらかなり盛り上がるはずです。

映画やドラマの中だけではなく、雑誌のコラボ企画でキャラクターに扮した人物を見る機会もありました。小宮有紗さんの扮するお通ちゃんが良い仕上がりだったからこそ、次回作ではぜひとキャスティングを強く熱望する声もありました。

2021年に公開されるのではないかと噂されている銀魂3についての情報を、まとめて紹介しました。今年は公開されないのかと残念に感じていた人もいたかもしれませんが、監督やキャストを始めとする関係者が意欲的ということもあって、続編は期待をして待っていて良いと考えられます。

銀魂3ではどのエピソードが採用されるかは現段階では不明ですが、この機会に改めて過去の2作や、原作などを復習しておくのも良いかもしれません。起用されるキャストなどを考えるだけでも楽しいはずですし、それが当たっていた場合にはさらに銀魂3への期待も高まるはずです。