スターウォーズのレイの正体や秘密を調査！彼女の両親もネタバレ考察

大ヒットSF映画「スターウォーズ」シリーズのエピソード7である「スターウォーズ/フォースの覚醒」から主人公でありヒロインとなった、デイジー・リドリー演じるレイは、幼少期から砂漠の惑星で、廃船の部品を回収し、それを売りながら一人で生活をしている女性です。しかし幼少の頃に別れた両親の名前も顔も覚えておらず、いつか再開を夢見ている彼女については謎に包まれている部分が多いため、今回徹底解析していきます。

シリーズ第一作目「スターウォーズ エピソード4/新たなる希望」で主人公であるルーク・スカイウォーカーは惑星タトゥイーンで農場手伝いをしながら暮らす青年であったが、反乱軍のアンドロイドであるR2-D2とC‐3POと出会った事をきっかけに銀河帝国と戦う使命を背負っていく事となり、ルークの戦いは「スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」まで三作品続きます。

その後作品の時系列は数十年前に戻り、シリーズ第4作目「スターウォーズ エピソード1/ファントムメナス」へ移行し、新たな主人公「アナキン・スカイウォーカー」を迎える事となります。アナキンはルークの父親で、前作までダース・ベーダーとして敵軍である銀河帝国軍に在籍し、反乱軍を苦しめたキャラクターでした。エピソード3までで、アナキンが何故ダース・ベーダーとなったのかを知ることが出来ます。

そして物語は新たなエピソード7となり、主人公はレイという女性に変わります。レイはレズスタンスの一員となって、レイア姫やハン・ソロ、チューバッカなど、歴代登場人物と共に敵軍であるファースト・オーダーの軍と戦っていく事になります。今回はエピソード7から9まで主人公でありヒロインであるこのレイの秘密やネタバレを主に考察していきます。

「スターウォーズ/フォースの覚醒」では、その豪華なキャスト陣も話題となり、初代主人公であったルーク・スカイウォーカー役のマーク・ミハル、ルークの仲間であったハン・ソロ役のハリソン・フォード、オルデアン星の王女であるレイア姫役のキャリー・フィッシャーがそれぞれ出演しています。キャスト陣が変わる事無く出演しているという事で、ファンにとっては喜ばしい事でした。

また、新たな主人公を務める事になったレイ役には、厳しいオーディションを勝ち抜いた女優デイジー・リドリーが選ばれ、レイの仲間であるフィン役にはジョン・ボイエガ、敵軍の中心人物であるカイロ・レン役にはアダム・ドライバーが選ばれました。三人とも若手の役者で、ファンはこれからの活躍に期待しています。

両親のいないレイは、惑星ジャクーで一人で細々と暮らしている19歳の女性です。外見はとても美人ではありますが、独特でユニークな髪型をしているため、「スターウォーズ/フォースの覚醒」公開直後からファンたちの間で果たして人気になる事が出来るのだろうかと考えさせ、またレイア姫の髪型にも似ていると指摘されました。

スターウォーズのエピソード4から6までの主人公であるルーク・スカイウォーカーの居場所を記した地図を所持したレジスタンスであるスターウォーズシリーズの新たなアンドロイドBB-8との出会いが、レイの人生を大きく変えるきっかけとなります。その後ストームトルーパーの脱走兵であるフィンと出会い、フィンの逃亡を手助けした事で、共にファーストオーダーのお尋ね者となり、これからの冒険が始まることになります。

今までのスターウォーズシリーズでは、主人公といえば男性であり、ジェダイとしての光の力を持っていましたが、レイは女性であり、光と闇の力を両方兼ね備えています。レイが主人公となった事で、スターウォーズに今までにはない新たな魅力を与えています。

スターウォーズの新たな敵軍であるファースト・オーダーのトップ3の一人であるカイロ・レンに捕えられ、スターキラー基地で尋問を受けている最中に、縛られ身動きが取れない状態という追い詰められた状況に陥ったことで、ジェダイの修業をしていないにも関わらず、レイはフォースに目覚めることになります。そしてフォースの力を使って敵軍の兵士を操り、自力で脱出することに成功します。

レイは頭が良く勇敢であるが楽観的な女性です。また強いフォースを持ち、ジェダイとしての訓練を受けていないにも関わらず、兵士の脳神経を操るなど、高度なフォースの技術を使う事が出来ます。それは初めてライトセーバーを持った時や、カイロ・レンとの戦いの時に明らかになりました。

レイはフィンやBB-8を初めとする仲間たちとの出会いや、共に冒険をしている過程で、とても仲間を大切にする人物という事が分かります。戦いから逃れたいがために一同から抜けたフィンに一度は失望するも、戻ってきたフィンをまた快く仲間として受け入れるなど、スターウォーズ歴代主人公たちのように義に厚い人物として活躍します。

スターウォーズを語るうえで欠かせないアイテムがライトセーバーですが、レイのライトセーバーを使った戦闘は非常に圧巻なものでした。フィンがライトセーバーを使いカイロ・レンに敗れた後に、初めてのライトセーバーを使用した戦闘をしますが、突きが多く非常に勇敢な戦い方で、カイロ・レンを圧倒します。訓練を受けていないにも関わらず、スターウォーズシリーズの歴代登場人物の中でも相当な才能があることがうかがえます。

カイロ・レンはレイとの戦闘の直前に、スターウォーズシリーズ一作目から登場しているチューバッカのボウキャスターによって腹部に重症を受けていたので、ダメージの面ではハンディがあったという事もありますが、初戦でここまで優勢な戦いをしたことから、レイはかなり強いという事が分かります。

レイのスペルは英語で「Ray」と書きますが、元ネタは「ray」であり、これは「光線」を意味します。そしてルークのスペルは「Luke」であり、ラテン語で「光」を意味します。よってこの二人の重要な関係性を視聴者に思わせ、または親子ではないかとファンの間では予想されました。

かつてルークはダース・シディアスを倒した後、ジェダイオーダーを復活させるべく、数名のジェダイに修業をつけていました。しかしその中でカイロ・レンに深い暗黒面を感じたため、なんとか説得しようと試みるも裏切られ、カイロ・レンはルークと弟子を襲い、さらに弟子の数名を連れて去って行ってしまいます。

そのためルークはもう弟子をとらないと心に近い、フォースから心を閉ざし、小さな惑星で隠居生活を送っていました。しかしそこにルークのライトセーバーを持ったレイが現れ、レジスタンスを助けてほしいと毎日説得され続け、少しずつ考え方が変わっていきます。この二人のやり取りが、「スターウォーズ/最後のジェダイ」を盛り上げています。

レジスタンスに来てほしいというレイの願いを頑なに拒否し続けたルークであったが、スターウォーズシリーズで有名なアンドロイドであるR2-D2によるホログラムの投影で、ルークが反乱同盟軍として戦争に巻き込まれるきっかけとなった映像を見た事で気持ちが変わり、妹であるレイア姫を助けるためにレイに修業をつける事を決意し、二人は師弟関係となります。ルークの厳しく、時には優しいその教え方は、父親のように映りました。

「スターウォーズ/フォースの覚醒」でフォースに目覚め、ライトセーバーの扱いも天才的な動きを見せたレイが「スターウォーズ/最後のジェダイ」の最後のジェダイになると考えたスターウォーズファンも多かったはずですが、作中にルークが自分を最後にジェダイは滅びると発言しており、彼が最後のジェダイであることがうかがえます。

ジェダイは光の力のみを駆使して闘いますが、レイは光と闇どちらの力も兼ね備えているため、いくら強いフォースを持っていたところでジェダイになる事は出来ないことからも、スターウォーズはエピソード8まで映画が公開されている現在、レイが最後のジェダイになる事は考えにくくなります。

カイロ・レンという人物は、普段はスターウォーズシリーズの悪役ダース・ベーダーを思わせる黒い甲冑を身にまとっており、戦闘では鍔のあるビームが赤い十字型のライトセーバーを使用します。レン騎士団を指揮しており、ファーストオーダーでは非公式ではありますが、トップに位置する人物として君臨しています。その正体はハン・ソロとレイア姫の息子であり、元々はベン・ソロという名前でした。

幼少の頃から暗黒面の力を持っていたため、ジェダイとして光の力に目覚めてほしいという思いから、両親はルークのもとに託したのです。そして、カイロ・レンがレイを捕えた時が初めての二人の対面となります。「スターウォーズ/フォースの覚醒」のラストでライトセーバーを使った戦闘をするなど、完全に敵対関係にある二人だと思われました。

しかし「スターウォーズ/最後のジェダイ」にて、カイロ・レンはレイの中にある悪の才能を見出し、二人で手を組もうとレイに持ちかけ、レイもまた暗黒面に落ちてしまうのではないかと思われましたが、レイは誘いを拒否したため、仲間になる事はありませんでした。簡単に暗黒面に落ちなかった事から、レイは強い精神の持ち主だという事が分かります。

フィンは幼少期にファースト・オーダーに捕えられ、ストームトルーパーとして育てられました。優秀な兵士となったフィンは、惑星ジャクーへの襲撃に参加した時に、あらためてファースト・オーダーのやり方に嫌気がさし、離反してレイとともに惑星ジャクーから逃げ出し、追われる身となります。ファースト・オーダーからの報復を恐れたフィンは、レイを初め仲間たちを見放し、レジスタンスの任務を捨てて逃げ出してしまいます。

しかしカイロ・レンがレイを連れ去った事を耳にしたフィンは、レジスタンスに戻り、レイを連れ戻す覚悟を決めます。超兵器スターキラー基地へ向かいレイと合流し今までの過ちをレイに詫びると、レイは快くフィンを許します。これによりレイの優しさと心の広さ、そして二人の友情がうかがえます。

エピソード8である「スターウォーズ/最後のジェダイ」で、レイの両親は物語には登場していない無名の人物だったという事が明らかになりました。今までスターウォーズの主人公たちはみなスカイウォーカー家出身であったこともあり、新たな主人公であるレイの両親もきっと物語の重要人物という説が有力だった事から、スターウォーズファンからすると衝撃の事実となりました。

「スターウォーズ/最後のジェダイ」を手掛けたライアン・ジョンソン監督は、レイの両親や血縁者を重要人物にしてしまうと、レイの生きる道を決めつけてしまい、レイにとっても視聴者にとっても簡単な答えになってしまう為、レイの両親を無名の人物とし、自分が何者で何を成し遂げなくてはならないのかをレイ自身に定義させる事によって意表を突いた新たなスターウォーズの物語に仕上げたと語っています。

「スターウォーズ/最後のジェダイ」にて、カイロ・レンはフォースによってレイの両親の正体を知り、どんな人物だったかをレイに話します。レイの両親はもうこの世にはおらず、惑星ジャクーの砂漠の墓地で眠っているという事で、さらに金に困り酒を買うためにレイを売った事も明かされました。いつか両親に会いたいと願っていたレイにとってもスターウォーズファンにとっても衝撃的な事実でした。

またレイは今までのスターウォーズの主人公とは違い、スカイウォーカー家というフォースに優れた家系に生まれた訳ではなく、両親が一般人のため、どのような力を持ち、これからどのように活躍していくのかを視聴者に考えさせ、スターウォーズの魅力を引き出しています。また、特別な生い立ちでなくとも誰でもフォースが備わっているという事がこういった事から分かります。

スターウォーズのエピソード7から9までの主人公とされているレイの両親や出生、才能などをネタバレを含みまとめてきましたが、仲間思いの優しい性格や、天才的な戦闘技術を持っていることなどから、とても魅力的な人物という事が分かります。エピソード9でもきっと意表をついた行動や発言で、スターウォーズを盛り上げてくれるであろうと、ファンは大きな期待を寄せています。