ワンピースのくいなは本当に死んだ？生きてる・生存説とたしぎとの関係を考察

ワンピースとは、1997年から現在も週刊少年ジャンプで連載が続いている、海洋冒険ロマンを描いた人気作品です。ワンピースには、多くの女性キャラクターが登場しますが、ワンピースワノ国編がいよいよ始まろうとする中で注目を集めているのが、くいなと言う女の子です。このくいなと言う女の子は、ワンピース第5話に登場し、死んだ事になっているキャラクターです。

では何故、死んだ事になっているくいなに注目が集まるのでしょうか?それは、くいなは生きてるとする生存説に関係します。この生存説では、くいながワノ国と縁のある人物だと考えており、この生存説が正しかった場合、くいなはワンピースワノ国編で再登場する可能性が非常に高くなる為、注目されているわけです。今回の記事では、この｢くいな生存説!くいなはワノ国縁の人物だった説｣について紹介していきます。

今回の記事で紹介する｢くいな｣は、ワンピース第5話から登場する女の子です。くいなは、シモツキ村にある剣術道場の娘として登場し、ワンピース主人公ルフィと共に冒険を続けるゾロの幼馴染として描かれています。ワンピース第5話でえがかれているくいなは、剣術に優れた女の子であり、世界一の剣豪を夢見る女の子です。しかし、自身が女性である事を、涙を流すほど悔しく思っています。

くいなは何故、涙を流すほど自身が女性である事を悔しく思っているのでしょうか?それは、父親であり剣術道場の師範でもあるコウシロウの言葉に由来する事が、ワンピースの作中に描かれています。くいなの父親であるコウシロウは、娘くいなの｢世界一の剣豪になりたい｣という夢に対して、｢女の子が世界一強くなんてなれない｣と教えています。

冷酷とも言える宣告を娘くいなに突きつけた父親コウシロウとは、どの様な人物なのでしょうか?ワンピース第5話から登場するコウシロウは、丸めがねを掛けた優しい笑顔を見せる人物であり、世界一の剣豪を夢見る娘くいなに｢女の子が世界一強くなんてなれない｣とは言いそうも無い人物です。娘だからこそ厳しい現実を先に伝えたとも言われていますが、多くの読者がコウシロウの印象とこの言葉が結びつかないと感じているようです。

父親であるコウシロウが厳しい現実を娘くいなに教えたのは、くいなが剣術家として弱かったからなのでしょうか?もし、くいなが弱かったのだとしたら、冷酷とも思えるコウシロウの教えにも理解が出来るのではないでしょうか?しかし、ワンピース第5話で描かれているくいなの剣術は、決して弱いと思えるものではありません。なぜなら、幼少期のゾロを相手に2000勝無敗を記録しているからです。

では、幼少期のゾロが弱かった可能性はあるのでしょうか?それも考えにくいと言われています。なぜなら、ゾロは大岩を抱えてのスクワットを600回もこなし、素振りに至っては気の遠くなる数を行なっています。この事から、幼少の頃とは言えゾロの基礎体力は相当に高いものであり、基礎体力に裏打ちされた剣術もまた高いレベルに有ると考えるのが自然だからです。

つまり、幼少期のゾロは決して弱くはなく、ゾロに2000勝無敗で勝ち続けているくいなが強いという事になります。すると、コウシロウは何故、娘くいなに対してあのような冷酷な教えをしたのでしょうか?この謎は、ワンピースの作中で未だ謎のままとなっていますが、記事の後半に紹介する｢くいな生存説｣では重要な意味を持ってきます。

ワンピース第5話では、くいなが女性である事を悔しがる姿と共に、くいなとゾロの間である誓いを立てるシーンが描かれています。ある誓いとは、｢いつか必ず、おれかお前が世界一の剣豪になるんだ!どっちがなれるか競争するんだ!｣というものです。しかし、遥か高みへの誓いを立てた二人でしたが、翌日くいなに不幸が訪れます。

ゾロと世界一の剣豪になると誓い合った翌日、くいなは階段からの転落を死因として死んだのです。くいなの突然の死を目の当たりにしたゾロは絶叫します。くいなの父親であり、二人の師匠でもあるコウシロウは｢人間はなんて脆いんだろうね、ゾロ｣と、淡々とゾロを諭します。

この、くいなの突然すぎる死は、一体どの様な意味があるのでしょうか?ゾロは、くいなの死後、くいなの形見としてくいなの愛刀である｢大業物、和道一文字｣をコウシロウから譲り受けています。そして、｢あいつの分まで強くなって世界一強い大剣豪になる｣と改めて誓いを立てています。

つまり、くいなの死は、結果としてゾロに名刀を与え、確固たる目標(野望)を抱かせています。では、その為だけにくいなを死なせたのでしょうか?くいなを死なせる必要があったのでしょうか?この点については、多くの読者が疑問を抱いているようです。では、ゾロに刀と目標を与える以外にも、何か目的があるのだとすればどうでしょうか?こうして始まった考察がくいな生存説へ繋がっていきます。

では、くいなが死んだと言うのは間違いだったとして考えてみるといかがでしょうか?上の画像は、くいなが死んだ日の様子が描かれたものです。ゾロは、遠くから叫んでいるだけで、くいなの様子を直接は見ていません。また、上の画像の下段中央には、これ見よがしにくいなの口元が描かれています。そして、くいなが生きてるとして見れば、ゾロをはじめとする道場関係者を集めているコウシロウは、芝居をしている事になります。

つまり、くいなが生きてると仮定した場合、ゾロがくいなが死んだ事を直接的に確かめていない点が、逆にくいなの再登場時に｢実は死んでいなかった｣とする材料になるわけです。また、父親コウシロウの芝居は、くいなの死んだフリを容認している事になります。

では何故、くいなとコウシロウは、ゾロや剣術道場に関係する人達を騙す様な芝居を行なったのでしょうか?くいな生存説では、この点について｢敵を欺く前に、まず味方から｣と考えています。つまり、コウシロウとくいなは、徹底した嘘をつく必要に迫られていた。それも、くいなが死んだ事にしなければいけなかった、という事になります。

何故、父親コウシロウと娘くいなは、くいなを死んだ事にする必要があったのでしょうか?この疑問について、くいな生存説では｢くいなが命を狙われていた｣と考えています。これは、一番シンプルな解釈ともいえますが、これ以上に理由になるものも無いと言えます。つまり、父親であり剣術道場の師範でもあるコウシロウが敵わないと認める強大な敵に娘くいなは命を狙われていた、という事になります。

では、剣術家であるコウシロウが敵わないと認める強大な敵とは一体何者でしょうか?この点については、くいな生存説でも様々な説に分かれるようです。ある説では、コウシロウとくいなの苗字が無いことに注目し、コウシロウとくいなは特別な一族なのではないか?その特別な一族は強大な敵から命を狙われているのではないか?と考えています。

また、別の説では、コウシロウとくいなが所属する勢力が、他勢力の圧力を受けている為、幼いくいなに死んだフリをさせたのではないか?としています。更に別の説では、くいなの正体を偽る為に一度死んだ事にしたのではないか?としています。今回の記事では、様々な諸説を持つくいな生存説の中から、くいなの苗字に注目した説を紹介していきます。

この章からは、階段から転落して死んだ事となっているくいなが、実は生きてるとする生存説の中でも、くいなに描かれていない苗字に注目した説を紹介していきます。ここまでに紹介してきた通り、くいなやコウシロウには苗字が描かれていません。この事から、くいなを死んだ事にしなければならなかった理由は、苗字に関係するのではないか?と考えられます。

では、くいなやコウシロウの苗字は一体なんでしょうか?これはワンピースの作中には一切描かれていません。しかし、くいなやコウシロウという名前は、和名を想起させるものであり、コウシロウにいたっては常に着物を着用している事から、この親子の出自がワノ国であったとしてもおかしくないと言えます。

では、くいなやコウシロウがワノ国の関係者だった場合、死んだ事にしなければならない程、執拗に命を狙われる一族とは、どの様な一族でしょうか?現在までに判明しているワノ国関係者の苗字といえば、｢光月家｣だけです。光月家とは、ワノ国九里を治める大名家の名前であり、光月家は約800年前に歴史の本文ポーネグリフを作った石工の一族でもあります。

そして、光月家は古代文字に精通した一族でもあり、歴史の本文ポーネグリフの解読が出来る一族でもあります。もし、くいなが光月家と深い関係にあり、古代文字の知識を持っているとしたら、それは世界政府から命を狙われる理由に十分なるのではないか?と、この説では考えています。

光月家が命を狙われる理由は、ワノ国の大名家である事や歴史の本文ポーネグリフの製作に携わった石工の一族である事以上に、古代文字の読解が出来るという点にあります。ワンピースの作中では、古代文字の読解に挑み、歴史の本文ポーネグリフの解明を目指したオハラが、世界政府によって滅ぼされています。また、オハラの唯一の生き残りであるニコ･ロビンは、現在も世界政府に命を狙われています。

世界政府は何故、古代文字の読解や歴史の本文ポーネグリフの解読に対して、この様な厳しい対応をとるのでしょうか?それは、歴史の本文ポーネグリフに古代文字で刻まれた情報が、世界政府にとって都合が悪い事を意味しています。すでに紹介している通り、歴史の本文ポーネグリフとは、約800年前に光月家の石工技術によって作られた物です。

そして、歴史の本文ポーネグリフには、ワンピース最大の謎と言われる｢空白の100年｣に関わる情報が書かれていると考えられています。つまり、世界政府は、古代文字の読解などから空白の100年に関する情報が、世界に広まる事を恐れ、古代文字の読解が出来る存在をこの世から消そうとしている事になります。

もし、くいなが光月家に関係する人物であり、古代文字の読解について何らかの知識を有していたとすれば、それは、世界政府から命を狙われる存在だと言う事になります。当然、コウシロウ一人で守りきれるはずも無い事から、娘くいなと共に一芝居うち、娘くいなを死んだ事としたのではないか?と考えられるわけです。

では何故、階段からの転落によって死んだなどと言う乱暴な死因をこじつけてまで、急に死んだ事にしたのでしょうか?くいな生存説では、この点は情報提供によるものと考えています。古代文字を読解出来る者や歴史の本文ポーネグリフの解読をしようとする者などに厳しい対応を取る世界政府とは、空白の100年の後に天竜人の手によって作られた組織です。言い換えれば空白の100年を知られたくないのは、天竜人という事になります。

つまり、くいなが光月家に縁のある人物だった場合、くいなの命を狙っているのは、世界政府であり天竜人という事になります。この事から、くいな生存説で考えている情報提供とは、天竜人の動向に関する情報の提供を意味します。では、どの様にくいなやコウシロウは情報提供を受けたのでしょうか?

その答えを導くのが上の画像です。重要なポイントは、くいなが生きてる姿が描かれている事です。次に重要なのが、ゴア王国に天竜人が着港した日の夜であるという事です。そして、手当てを急がなければならない重傷者が船に乗っているという事です。更には、この船が革命軍の船である事、ドラゴンとイワンコフが乗っている事、革命軍がコウシロウの道場から食料を貰い受けている事などが重要なポイントです。

これらの事から、革命軍総司令ドラゴンが、後に革命軍に加わるサボを天竜人の砲撃から救った日の夜であり、食料の受け渡しをする際に、天竜人を目撃している革命軍とコウシロウには接触する機会が有った事になります。つまり、コウシロウとくいなは、身近な所に天竜人が迫っている事を知りえた事になります。

天竜人が間近にせまっている事を知ったくいなとコウシロウには、丁寧な死因を工作する程の時間が無かった為、くいなが階段から転落して死んだと言う乱暴な死因しか作る事が出来なかったわけです。つまり、くいなを死んだ事にする芝居は、予めこの日と決まっていたわけでは無く、様々な状況から急遽決まった事だと考えられます。

実はくいなは生きてるとして作られた生存説は、ここまでに紹介してきた様々な事柄を組み立てて出来た物です。くいなは生きてるにも拘らず死んだ事にしなければならなかった理由は、簡潔に言ってしまえば命の危険が迫っていた為という事になります。では、死んだ事にしてまでワンピースの中でくいなを生かした意味とはなんでしょうか?

現在描かれているワンピースの中で、古代文字の読解が出来る存在は、オハラの生き残りであるニコ･ロビンだけです。しかし、ニコ･ロビンはワンピース主人公ルフィと行動を共にしており、他勢力には古代文字の読解が出来る者がいません。これでは、他勢力は偉大なる航路グランドライン最果ての地ラフテルへ向かう事が出来ない可能性が有ります。

つまり、古代文字を読解出来る存在がもう少し存在していなければ、ワンピースの作品バランスを壊しかねないという事です。もし、くいなが古代文字を読解出来る知識を有した、光月家縁の人物だとしたらどうでしょうか?ワンピース第5話で、階段から転落したことを死因に死んだ事となっているくいなが、生存説の通り生きてるとしたらどうでしょうか?

くいなが光月家縁の人物であり、古代文字の読解に関する知識を有していた場合、ワンピースの作中には最低でも2人以上の古代文字読解者が居る事になり、主人公ルフィの勢力以外にも最果ての地ラフテルへ到達出来る勢力が生まれる可能性が出来ます。或いは、先代光月おでんから古代文字の教育を受けられていない光月モモの助に、古代文字の知識を教える事も出来ます。

これらの様に、くいなが光月家縁の人物であり、生きてる場合、ワンピースと言う作品に様々な可能性を生み出す事が分かります。つまり、くいなが生きてる場合、ワンピースには欠かせない重要な人物となるわけです。では、くいなが死因を偽装してまで生きてるとした場合、光月家と本当に縁があるのでしょうか?

ワンピースに登場するワノ国光月家には、上の画像の様な家紋があります。この家紋は、鶴のような鳥がモチーフとなっています。つまり、光月家は鳥に縁のある一族である事が考えられます。一方のくいなはと言うと、その名前自体が鳥に関係しています。くいなとは、ツル目クイナ科の鳥の名前です。光月家の家紋に記された鳥が鶴だとすれば、くいなと光月家の関係性が一層信憑性の高いものになります。

そして、すでに紹介している通り、くいなやコウシロウの周りには和を想起させる物が多く存在し、ワノ国との関連性が非常に大きいと考えられる事を含めると、くいなが光月家縁の人物であってもワンピースの作品に矛盾は生まれないと考えられます。(上の画像は実在する鶴の丸と言う紋章デザインです)

くいなやコウシロウが、ワノ国光月家縁の者だとする根拠は他にも有ります。それが、大業物和道一文字と言う名刀の存在です。くいなやコウシロウが過ごす剣術道場は、ワンピース最弱の海と言われる東の海イーストブルーにある、小さな港村です。この様な場所に、世界に21本しかない大業物と呼ばれる名刀が存在し、くいなが愛刀として使用しているのも、光月家縁の者であれば腑に落ちるといえます。

更に、くいなとコウシロウをワノ国光月家縁の者とする根拠として挙げられるのが、革命軍と道場の関係です。なぜ、革命軍はシモツキ村を訪れ物資補給を行なったのか?シモツキ村が港村だからだとした場合、なぜ道場が窓口になっているのか?この点についても、くいなとコウシロウがワノ国光月家の縁の者だった場合簡単に説明が付くと考えられています。

ワノ国とは、世界政府に加盟していない国であり、いわば天竜人の息のかかっていない国と言えます。つまり、くいなとコウシロウがワノ国光月家の縁の者だった場合、世界政府打倒を目指す革命軍にとっては、これ以上ない物資補給の相手だという事になります。次の章では、これまでに紹介して来た事をまとめていきます。

この章では、ここまでに紹介してきた様々な根拠や事柄をまとめて生まれた、くいなの苗字に注目した生存説｢くいなはワノ国光月家縁の人物だった説｣について紹介していきます。

くいなとコウシロウは、ワノ国の出自であり、光月家縁の者です。しかし、古代文字の読解に関する知識を持つくいなは、その事から命を狙われる存在となります。命の危機を察したくいなとコウシロウは、ワノ国から遠く離れた東の海イーストブルーにあるシモツキ村に身を隠します。しかし、くいなが10歳前後になった時、シモツキ村のすぐ側まで天竜人の手が伸びている事を知ります。

身の危険を感じたくいなとコウシロウは、階段から転落した事を死因とするくいなの死を偽装します。死因が階段からの転落と言う乱暴な形になったのは、危険を知ってからの準備期間が短かった為です。ともあれ、くいなの死を偽装したコウシロウは、生きてるくいなを安全な場所或いは安全な勢力に預ける事にします。しかし、コウシロウまで居なくなってはかえって目立つ事から、コウシロウはシモツキ村に残ります。

死因を偽装しながらも実は生きてるくいなは、光月家由来の古代文字読解に関する知識を有したまま、人知れず12年以上の時間を過ごしています。しかし、シモツキ村を出てからのくいなについては、どの様に生きてるかは不明であり、世界政府に捕まった可能性や、革命軍イワンコフの能力によって男性へと性別変更を行なっている可能性など、多くの可能性が考えられています。

これが、くいなの苗字に注目した生存説｢くいなはワノ国光月家縁の人物だった説｣の全容です。但し、これはあくまでも、くいなが生きてる事を前提にした考察であり一つの仮説である為、真偽は不明です。くいなは作中に描かれた通り階段からの転落を死因として死んだのか?くいなの死因は偽装であり、本当はくいなは生きてるのか?くいなの死因や生死に関する考察は本当に多く存在します。

今回の記事では、死因に疑いを持ち、くいなは生きてると言う所から出発して生まれた生存説の1つについて紹介してきました。ワンピース四皇編の中で描かれるワノ国編では、ゾロやコウシロウの活躍が噂されており、くいなが生きてるとすれば再登場があるのでは?とも言われています。

もし、くいなの再登場が描かれれば、謎めいた死因の説明や生きてるくいながどう過ごして来たのかが描かれると考えられます。今後描かれるワノ国編を、くいな生存説を頭に入れて楽しむのも良いかもしれません。次の章からは、くいなに纏わるまったく別の視点からの考察を幾つか紹介していきます。

ここまでに紹介してきた、くいな生存説とはまったく別の生存説の一つに、くいなが性転換して男になって生きてると言う説が有ります。これは、父親であるコウシロウが営む剣術道場と革命軍に接点が有る事や、イワンコフの能力を根拠とした説です。

上の画像にある通り、剣の稽古をするくいなと、革命軍イワンコフを想起させる言葉が同じコマに描かれています。この事から、女性である事に悔しい思いを持つくいなが、イワンコフの能力によって男性へと性転換したのではないか?と考えたわけです。

そして、このくいな性転換説では、くいなの階段からの転落を死因とする死は、女性として死んだ事を意味する物だったのではないか?と考えています。更にこの説では、男性として生きてるくいなとゾロがいずれ剣を交えるのではないか?とも考えているようです。この説もまた、くいなが生きてる事を前提とした物であり、真偽は不明ですが、面白い説だとして一定の支持を得ているようです。

ここまで、くいなは生きてるとする生存説にそった説を紹介してきましたが、一番シンプルで一番多くの支持を得ているのが、くいなは本当に死んでいたとするくいな死亡説です。ワンピース第5話に描かれたくいなの突然の死は、ワンピースに前例が無かった事から生存説を生み出していますが、ワンピースの作中には麦わらの一味となる人物の回りに多くの死や不幸が存在しています。

麦わらの一味にゾロの次に仲間として加わるナミは、仲間になるエピソードの中で母親(育ての母親)を失っています。ウソップについては、大好きな女性が病弱である事が描かれていますし、サンジについても育ての親であるゼフが片足を失っています。チョッパーやフランキについても同様で、大切な存在が命を失っています。

更に、ニコ･ロビンやブルックにいたっては、大切な人間の多くが死亡しています。この様に、ワンピース主人公ルフィが率いる麦わら海賊団に加わるキャラクターは、なんらかの形で近しい人間を失っています。この事から考えても、くいなの死は、死因こそ唐突だった物の描かれてもおかしくは無い事が分かります。

くいな生存説については、謎や伏線がとても多いワンピースと言う作品だからこそ、くいなの死にも大きな注目が集まり、生まれたモノなのではないか?と言われており、現状もっとも支持されているのは、くいなは本当に死んでいるとする死亡説だと言われています。次の章からは、くいなに纏わる説ではなく、くいなと瓜二つな存在たしぎに纏わる説を紹介していきます。

ワンピース第5話で、謎めいた死因によって死んだ事になっているくいなですが、成長しシモツキ村を離れたゾロの前に、くいなにそっくりな女性が現れます。この女性は海軍に所属するたしぎと言う人物です。上の画像にある通り、ゾロの言葉として｢似すぎだぜくいなに。しかも、よりによって刀使いの剣士!｣と描かれている通り、たしぎとくいなには共通点が多く描かれています。

ワンピースに登場するくいなとたしぎには、多くの共通点が存在します。中でも一番の共通点と言われているのが、刀使いの女剣士であるという点です。ワンピースには多くの女性キャラクターが登場しますが、刀使いの女剣士は現在までに、くいなとたしぎしか描かれていません。

次に挙げられる共通点が、女性である事を気にしている点です。すでに紹介している通り、くいなは女性である事を涙を流すほど悔しく思っています。そして、たしぎも女性だからと言う理由で手を抜かれる事に激しく憤る姿が描かれています。

くいなの名前については、すでに紹介してきている通りツル目クイナ科の鳥の名前が由来だという事が明らかになっています。そして、たしぎもまたチドリ目シギ科タシギ属の鳥である、タシギが名前の由来と言われています。

くいなと瓜二つな容姿を持つたしぎの登場から、くいなとたしぎに纏わる多くの説が生まれています。ある説では、くいなとたしぎは双子なのではないか?とし、別の説では、くいなの死因とされている階段からの転落で、くいなは死んではいなかったものの記憶を失ったのではないか?つまり、たしぎとくいなは同一人物ではないか?としています。

また、たしぎはベガパンクの科学力によって作られた、くいなのクローンではないか?など、たしぎとくいなに纏わる説は本当に多く存在しています。しかし、多くの説が生まれる一方で、たしぎというキャラクターは、唐突過ぎる死因によって死んでしまったくいなに対して、読者の反響が大きかった為に取られた、読者救済の為のキャラクターなのではないか?とする意見も有るようです。

様々な説や意見が生まれている、くいなとたしぎ。この共通点の多い二人には何か特別な関係や隠された事実があるのでしょうか?現在も連載が続いているワンピースですが、これらの点について真相は描かれていません。

今回の記事では、くいなの生存説を中心に、くいなに纏わる説やたしぎとくいなの共通点などを紹介してきましたが、いかがでしたか?現在描かれているワンピースは、世界会議レヴェリーを舞台に多くの情報が開示され、様々な勢力が慌しく動き始めています。

世界会議レヴェリー編の次には、くいなの故郷とも噂されるワノ国を舞台にしたワノ国編が始まります。くいなの幼馴染であるゾロや、父親であるコウシロウの活躍も噂されており、ワノ国の開国を巡るかつてない大規模な戦闘から目が離せません。くいなやたしぎの登場があるのか?という点にも注目して、ワンピースワノ国編を楽しんでみてはいかがでしょうか。