ワンピースのバーソロミュー・くまの正体は？2年後の現在と仲間になる可能性は？

ワンピースとは、主人公ルフィが海賊王になると言う野望を叶える為に、仲間と共に偉大なる航路グランドラインを舞台に多くの強敵と戦いながら、ひとつなぎの大秘宝ワンピースを目指して冒険を繰り広げていく、海洋冒険ロマンが描かれた大人気作品です。

今回の記事では、海賊である主人公ルフィとは敵対する組織「王下七武海」に所属しているバーソロミュー･くまについて紹介していきます。バーソロミュー･くまは、暴君や革命軍幹部など様々な異名や肩書きを持つキャラクターであり、謎や伏線を多く持ったキャラクターでもあります。次の章からは、このバーソロミュー･くまの経歴や能力などについて紹介していきます。

バーソロミュー･くまの初登場回は、主人公ルフィによって王下七武海の1人クロコダイルが倒された事により開かれた、新たな王下七武海を決める会議の場面です。この時明らかにされたバーソロミュー･くまについての情報は、元海賊である事と2億9600万ベリーと言う高額な懸賞金が掛けられていた事などです。

ちなみに、バーソロミュー･くまについての情報は、ワンピースSBSなどで小出しにされており、代表的な情報としては、身長が689センチ、初登場時の年齢は45歳、誕生日は2月9日などが公表されています。

バーソロミュー･くまは、初登場以降目立った戦闘は描かれていませんでしたが、ワンピース人気長編「スリラーバーク編」で再登場したバーソロミュー･くまは、悪魔の実の能力をはじめ高い戦闘力を発揮し、麦わらの一味を絶体絶命へと追い詰めていきます。

ワンピース人気長編「スリラーバーク編」とは、主人公ルフィと王下七武海ゲッコーモリアの「影」を巡る戦闘を描いたもので、後に仲間となるブルックの初登場や、ゾロが新たな剣を入手するなど、多くの要素を含んだ人気ストーリーです。

スリラーバーク編で描かれたルフィVSゲッコーモリア戦は、麦わらの一味の総力が勝り王下七武海ゲッコーモリアを倒す事に成功します。しかし、王下七武海ゲッコーモリアの元を訪れていたもう一人の王下七武海、バーソロミュー･くまが、モリア戦で疲弊しきった麦わらの一味に襲い掛かります。勝利から一転、絶体絶命の危機を迎えた麦わらの一味でしたが、危険を察したゾロが単身でバーソロミュー･くまと対峙します。

王下七武海バーソロミュー･くまは、麦わらの一味を守らんと勝負を挑んできたゾロに対して、圧倒的な強さを見せます。モリア戦での疲労を隠せないゾロは、バーソロミュー･くまの攻勢を跳ね返す事が出来ず、勝機すら見つけられない程追い込まれていきます。

圧倒的な強さでゾロを追い詰めていくバーソロミュー･くまに対して、ゾロは勝機が無いと悟りバーソロミュー･くまに自身の命を掛けた交渉をします。必死の交渉を続けるゾロに対して、バーソロミュー･くまは「王下七武海ゲッコーモリアとの戦いでルフィが受けたダメージをゾロに移す」という条件を提示し、ゾロはこの条件を受け入れます。

バーソロミュー･くまが出した慈悲と残酷さが入り混じる条件を受け入れたゾロは、バーソロミュー･くまの能力によって具現化された、ルフィに蓄積されたダメージを自身に受け入れます。移譲されたルフィのダメージによって激痛に苛まれ悶絶するゾロを見届けたバーソロミュー･くまは、ルフィの命を奪う事無くスリラーバークを後にしています。

バーソロミュー･くまは、スリラーバークを立ち去る直前に「いい仲間を持ってる。さすがはあんたの息子だな、ドラゴン。」と発言している事から、革命軍総司令ドラゴンとルフィが親子だと知っていた事が分ります。この事から、スリラーバークで麦わらの一味を襲ったバーソロミュー･くまの真意は、麦わらの一味を倒す事では無かったのではないか?と考えられています。

また、自身の命を掛けてルフィを守ろうとしたゾロの交渉に対して、バーソロミュー･くまが命ではなく苦痛を与えるだけで交渉を受け入れた事も、麦わらの一味を倒す事が目的では無かったと言う考えの根拠となっています。この時のバーソロミュー･くまの真意については、作中に描かれていない為不明ですが、ゾロの献身的な姿を見届けたバーソロミュー･くまは、次のワンピースシャボンディ諸島編で麦わらの一味を助けています。

ワンピーススリラーバーク編ではバーソロミュー･くまの本格的な戦闘シーンが描かれ、バーソロミュー･くまが悪魔の実の能力「ニキュニキュの実の能力」を持っている事が判明します。バーソロミュー･くまが持つ超人系(パラミシア系)悪魔の実ニキュニキュの能力とは、手のひらの肉球であらゆる物を弾き飛ばす事が出来ると言うシンプルなものです。

しかし、ニキュニキュの能力が弾き飛ばせる「あらゆる物」と言うのが、大気やダメージといった無形物も含まれる事から、ある意味では最強であり無敵なのではないか?とも言われています。ニキュニキュの能力最強説では、海水を弾き飛ばす事で海でも戦えるのではないか?一撃死さえしなければ、受けたダメージを敵に与えて勝てるのではないか?空気を弾き飛ばし無酸素状態にすれば勝てるのではないか?などが語られています。

ワンピーススリラーバーク編で見せたバーソロミュー･くまの強さは、ニキュニキュの能力だけではありません。バーソロミュー･くまは、ゾロとの戦闘の中で自身が人間兵器として改造が施されている事などを語っており、人間兵器としての能力も見せています。いつ、どこで改造が施されたかは明確になっていませんが、バーソロミュー･くまの改造手術を行なった人物が海軍科学班所属のDrベガパンクと言う事だけは明確になっています。

バーソロミュー･くまを人間兵器へと改造した海軍科学班所属Drベガパンクとは、ワンピース原作者尾田栄一郎氏が、作中に登場する全てのキャラクターの中で一番の天才キャラクターであると明言している人物です。Drベガパンクは、バーソロミュー･くまの改造だけではなく、物に悪魔の実を食べさせる研究や、人工生物「竜ドラゴン」を創造するなど、ワンピースの作中でいかんなく天才性を発揮しています。

更にDrベガパンクは、ワンピース最大の謎と言われている「Ｄの意志」や「Ｄの一族」にも関連すると考えられている「血統因子けっとういんし」と言う研究も行なっており、今は名前のみの登場に留まっているものの、ワンピース2年後の海、新世界編が進む中で必ず登場すると考えられている重要人物でもあります。

人間兵器パシフィスタへと改造が施されたバーソロミュー･くまは、鉄よりも硬いボディを手に入れており、更に口からは海軍本部大将黄猿の能力を模したレーザーピームを発射する事が出来ます。このレーザービームは、鉄すらも溶かす事が出来るほどの威力を持っています。

ワンピーススリラーバーク編で多くの事が明らかになったバーソロミュー･くまは、続くシャボンディ諸島編でも登場します。ワンピースシャボンディ諸島編とは、主人公ルフィが天竜人を殴り倒した事に端を発した、海軍本部大将黄猿らと麦わらの一味の間で起こった戦闘を描いた長編です。

ワンピースシャボンディ諸島編で描かれた海軍本部大将黄猿らと麦わらの一味との戦闘は、黄猿らの圧倒的な優勢で進み、レイリーの加勢も虚しく麦わらの一味は追い詰められていきます。そんな中で、バーソロミュー･くまが登場します。バーソロミュー･くまは、黄猿と交戦中のレイリーに接触し、革命軍である事や麦わらの一味を助け出したいと言う自身の考えをレイリーに伝えます。

バーソロミュー･くまの意図を理解したレイリーと共に、麦わらの一味を逃がすべく行動を起こすバーソロミュー･くまは、次々と麦わらの一味の面々をニキュニキュの能力によって各地へ弾き飛ばしていき、ルフィを弾き飛ばす際には「もう二度と会う事はない。さらばだ。」という言葉を残しています。

ワンピースシャボンディ諸島編で王下七武海という立場を危ぶめてまで麦わらの一味を逃がしたバーソロミュー･くまは、この戦闘からわずか数日後の内に人格を持たない完全な人間兵器PX-0へと更なる改造を施されています。バーソロミュー･くまのPX-0への改造が、この戦闘以前から決まっていた事なのか、麦わらの一味を逃がした事への報復として行われた事なのかは不明です。

しかし、麦わらの一味を逃がした後、上の画像にあるようにバーソロミュー･くまがレイリーの元を尋ね「さっきは唐突ですまなかった。少し話をさせてくれ。おれにはもう時間がない」と発言している事から、バーソロミュー･くまの人間兵器PX-0への改造は、この戦闘以前から決まっていたのではないか?と考えられています。そして、PX-0へと改造されたバーソロミュー･くまは、ワンピース頂上戦争編でも登場し強烈な強さを見せます。

スリラーバーク編やシャボンディ諸島編で描かれたバーソロミュー･くまの行動は、結果として海軍本部の意向に逆らうものばかりだった事から、バーソロミュー･くまの本質は王下七武海では無く革命軍幹部だと考えられていましたが、ワンピース頂上戦争編で人間兵器PX-0へと改造されたバーソロミュー･くまは、人格を完全に失っており、革命軍幹部イワンコフやその仲間達に対しても容赦の無い攻撃を行なっています。

また、ワンピース頂上戦争編では、バーソロミュー･くま本人では無く0から製造された人造人間兵器パシフィスタが大量生産されており、海軍本部が強大な戦力を持った事が描かれています。人造人間兵器パシフィスタの軍団は、高い制圧力を持って白ひげ海賊団を大いに苦しめている事から、海軍本部が絡む大規模戦争で再登場するだろうと言われています。

ワンピース頂上戦争編では完全に人格を失った人間兵器PX-0として登場したバーソロミュー･くまでしたが、頂上戦争終結後から2年の間、麦わらの一味の母船であるサウザンドサニー号を守っていた事が描かれています。完全に人格を失ったバーソロミュー･くまが、なぜ麦わらの一味の船を守っていたのでしょうか?

この疑問の答えとして描かれたのが、バーソロミュー･くまによってDrベガパンクの故郷に弾き飛ばされていたフランキーの「バーソロミュー･くまと執刀医であるDrベガパンクの間に、一つだけ任務をプログラムするという約束をしてたらしい」という言葉です。

フランキーの言葉から、バーソロミュー･くまがDrベガパンクに依頼した任務プログラムが「麦わらの一味の誰かが再び船に戻ってくる日まで海賊船を死守せよ」というものだった事が明確になっています。しかし、ワンピースシャボンディ諸島編での戦闘は、ルフィが天竜人を殴った事によって引き起こされた突発的な戦闘です。

この戦闘が起こっていなければ、麦わらの一味はバラバラに飛ばされる事も無く、「船を守る」というバーソロミュー･くまの任務プログラムは全く意味を持たない事になることから、バーソロミュー･くまが当初依頼していた任務プログラムは別の物だったのではないか?と噂されています。

どの様な経緯や考えでバーソロミュー･くまが「船を守る」という任務プログラムを依頼したのかは不明ですが、麦わらの一味が2年後の海「新世界」へ出航できたのは、バーソロミュー･くまの任務プログラムのおかげと言うことになります。そして、2年後の海「新世界」へ麦わらの一味が無事に出航した後、バーソロミュー･くまはワンピースの作中から姿を消しています。

王下七武海であり、革命軍幹部でもあるバーソロミュー･くまは、ワンピーススリラーバーグ編で強さや能力などが明らかになっていくと、ルフィの仲間になるのではないか?とまことしやかに囁かれ始めます。何故、バーソロミュー･くまがルフィの仲間になると考えられたのでしょうか?

バーソロミュー･くまは、暴君という異名を持っていますが、これは何に由来して呼ばれるようになった異名なのでしょうか?海賊として残虐の限りを尽くした為とも言われていますが、革命軍幹部でもある事からこの由来は違和感があるとも言われています。

王下七武海であり、革命軍幹部でもあったバーソロミュー･くまは、何故人間兵器パシフィスタへの改造手術を受けたのでしょうか?自ら進んで改造手術を希望したとも言われていますが、世界政府や海軍にとって有益となる改造手術を、革命軍幹部でもあるバーソロミュー･くまが自ら進んで受けるのは違和感が有ると言われています。

バーソロミュー･くまは何故ドラゴンとルフィの関係を知っていたのでしょうか?バーソロミュー･くまは、ワンピーススリラーバーク編の時点でドラゴンとルフィの親子関係を知っています。しかし、同じ革命軍幹部であるイワンコフをはじめ、多くの革命軍メンバーがワンピース頂上戦争編まで、ドラゴンとルフィの関係を知らされていません。これは何を意味するのでしょうか?

海軍科学班に所属するDrベガパンクは何故、人格の無い人間兵器PX-0となったバーソロミュー･くまに任務プログラムを施したのでしょうか?バーソロミュー･くまが王下七武海の1人だとしても、いつ世界政府に牙を向くか分らない海賊である事に変わりは無く、海軍科学班に所属するDrベガパンクが、バーソロミュー･くまの要求を受け入れる理由がありません。にもかかわらず、任務プログラムを施したのは一体何故なのでしょうか?

次の章からは、バーソロミュー･くまが持つこれらの謎について、様々な考察を紹介していきます。更に、バーソロミュー･くまの再登場の可能性や、再登場時の立場についても幾つかの説を紹介していきます。

ワンピーススリラーバーク編でバーソロミュー･くまが本格的に描かれると、バーソロミュー･くまが麦わらの一味に加わりルフィの仲間になるのではないか?という噂が流れ始めます。この噂の根拠と言われているのが、麦わらの一味に隠された数字だと言われています。スリラーバーク編までにルフィが仲間に加えている悪魔の実の能力者は、ヒトヒトの実のチョッパー、ハナハナの実のニコ･ロビン、ヨミヨミの実のブルックの3人です。

ルフィの仲間となった悪魔の実の能力者の能力を数字に置き換えると、ヒトヒトの実=110110、ハナハナの実=8787、ヨミヨミの実=4343となり、ルフィのゴムゴムの実=5656を加えると、1から10までの数字が満遍なく割り振られている事が分ります。そして、2と9だけが無い事が分かります。

この事から、ルフィが次に仲間にするキャラクターは、悪魔の実の能力の語呂が2と9で現せる人物だと考えられており、バーソロミュー･くまの能力が、ニキュニキュ=2929の能力だった事から、ルフィが10人目の仲間として加えるのはバーソロミュー･くまなのではないか?という噂が流れたと言われています。

2年後の海、新世界を舞台に描かれている現在のワンピース四皇編では、麦わらの一味に加わる10人目の仲間はジンベエだと考えられています。では、バーソロミュー･くまが麦わらの一味に加わり、ルフィの仲間になる可能性は無いのでしょうか?

ワンピースには、ルフィが麦わらの一味に加える仲間の数について伏線が敷かれていると言われています。その伏線とは、ワンピース第1話で描かれた「まずは仲間集めだ。10人はほしいな」というルフィの発言です。ルフィは現在までにゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ニコ･ロビン、フランキー、ブルックの8人を仲間に加え、ルフィを含めた麦わらの一味は現在9人で構成されています。

仲間に関する伏線と言われている「10人はほしいな」というルフィの言葉が、ルフィも数に含める場合は麦わらの一味に加わる仲間は後1人という事になりますが、ルフィを除く場合は後2人仲間に加わる事になる為、バーソロミュー･くまが仲間になる可能性も0では無くなります。

最新のワンピースでは、2年後の海「新世界」に突入後から登場の無かったバーソロミュー･くまが再登場し、悲惨な現状が描かれています。しかし、悲惨な現状ではあるものの、バーソロミュー･くまが再登場を果たした事から、麦わらの一味に加わる可能性が復活したのでは?との声も上がり始めており、注目が集まっています。

バーソロミュー･くまは、暴君という異名を持っていますが、何故そう呼ばれる様になったのかという点については詳細が明らかになっていません。ワンピース読者の間では、海賊時代のバーソロミュー･くまが、残虐の限りを尽くす極悪海賊だった為に暴君と呼ばれるようになったと考えられているようです。

バーソロミュー･くまの正体が残虐な海賊だったかは不明ですが、正体の1つが革命軍幹部だった事は明確になっています。革命軍とは、世界から格差社会を無くす事を目指し世界政府(天竜人)の打倒を掲げている組織です。その様な組織の幹部が残虐な海賊行為をするでしょうか?この点について違和感を感じる読者も多く、バーソロミュー･くまの正体が残虐な海賊だったというのは間違い、或いは濡れ衣なのではないか?とも言われています。

暴君という言葉が持つ一般的な意味は、「民を苦しめる統治者(王、君主など)」というものです。この事から、バーソロミュー･くまに付けられた暴君という異名は、バーソロミュー･くまの正体が王族である事の伏線ではないか?とも考えられています。

2年後の海、新世界を舞台に描かれている世界会議レヴェリー編で再登場したバーソロミュー･くまは、上の画像に描かれている様に天竜人の奴隷という悲惨な状況です。暴君という異名とはかけ離れた状況にあるバーソロミュー･くまですが、最新のワンピースではバーソロミュー･くまの本当の正体が「ソルベ王国の元国王」だった事が明らかになっています。

この新たに判明した事実から暴君の異名にまつわる新説が生まれています。その説とは次の通りです。バーソロミュー･くまの正体は、ソルベ王国国王でしたが、何らかの謀略によって暴君の汚名を着せられ、国を追われる事になります。バーソロミュー･くまを陥れた人物が世界政府(天竜人)などの支配階級に属する人間だった為、バーソロミュー･くまは世界政府(天竜人)の打倒を目指す革命軍に加わります。

革命軍に加わったバーソロミュー･くまは、世界政府(天竜人)打倒の為に革命軍総司令ドラゴンや幹部イワンコフの協力によって姿や経歴を偽り、革命軍幹部という正体を隠して海賊となります。海賊として名を上げたバーソロミュー･くまは、王下七武海に加わる事となり、王下七武海となったバーソロミュー･くまは、王下七武海の立場を利用して世界政府(天竜人)に関する様々な情報を収集し、革命軍へ流していきます。

バーソロミュー･くまが人間兵器への改造手術を受け入れたのは、打倒世界政府(天竜人)を掲げる革命軍の為であり、ソルベ王国への復権を目指すバーソロミュー･くま自身の為でもあります。現在のバーソロミュー･くまは、人格を失った完全な人間兵器ですが、バーソロミュー･くまはニキュニキュの能力で自身の人格を体外へ弾き飛ばしており、具現化されたバーソロミュー･くまの人格は、革命軍が保管しています。

機が熟し世界政府(天竜人)の打倒へ革命軍が動き出す時、革命軍の手によってバーソロミュー･くまに人格が戻され、バーソロミュー･くまは革命軍幹部に戻り革命に参加するのではないか?というのが最新のワンピースから生まれたバーソロミュー･くまにまつわる新説です。

この説の真偽は現段階では不明ですが、最新のワンピースでは革命軍参謀総長サボや革命軍軍隊長等の活動も活発化しており、バーソロミュー･くまにまつわる物語が近いうちに描かれるのではないか?と言われています。

バーソロミュー･くまに関する最大の謎と言われているのが、何故人間兵器への改造を受け入れたのか?というものです。革命軍幹部という正体を隠して王下七武海となっているバーソロミュー･くまが、世界政府や海軍本部にとって有益となる兵器研究に協力するという大きな矛盾を感じさせるこの行動は、革命軍総司令ドラゴンの指示ではないか?と考えられています。

バーソロミュー･くまが革命軍総司令ドラゴンの指示によって改造手術を受けていた場合、ドラゴンの狙いはどこにあるのでしょうか?ある説では、バーソロミュー･くまに改造を施したDrベガパンクとドラゴンは裏で繋がっており、バーソロミュー･くまに改造手術を施す事で人間兵器の強さや能力に関するデーターを、革命軍が入手出来ているのではないか?と考えているようです。

更に、この説では、人造人間兵器パシフィスタの製造技術はいずれ革命軍の物となるのではないか?革命軍の戦力となったパシフィスタ軍団を指揮するのがバーソロミュー･くまなのではないか?と考えているようです。頂上戦争で描かれたパシフィスタ軍団の強さは驚異的なものだった事から、もし革命軍にこの戦力が加われば世界政府打倒に大きく近づくのではないか?とも言われています。

バーソロミュー･くまは何故ドラゴンとルフィの関係を知っていたのか?という謎については、現在も真相は明らかにされていません。同じ革命軍幹部イワンコフですら知らなかった、ドラゴンとルフィの親子関係をバーソロミュー･くまはどの様に知ったのでしょうか?

ある説では、バーソロミュー･くまも革命軍総司令モンキー･D･ドラゴンと同様に「Dの一族」であり、その関係性からドラゴンがバーソロミュー･くまに真相を語って聞かせたのではないか?と考えているようです。更にこの説では、ドラゴンがバーソロミュー･くまに「Ｄの一族」であるルフィをサポートするよう指示していたのではないか?とも考えているようです。

Drベガパンクはなぜバーソロミュー･くまに任務プログラムを施したのか?という謎についても、バーソロミュー･くまが持つ多くの謎と同様、真相は未だに明かされていません。しかし、この謎とバーソロミュー･くまが改造手術を受け入れた理由には関連があると考えられており、どちらの謎にも革命軍総司令ドラゴンが関係すると言われています。

最新のワンピースでは、2年後の海「新世界」でバーソロミュー･くまが再登場し、その正体が元国王だと判明するなど、バーソロミュー･くまに関連する謎が大きく動きだそうとしていますので、ここまでに紹介してきた様々な謎についてもいずれ明らかになるだろうと言われています。

現在のワンピースは、2年後の海「新世界」を舞台に世界会議レヴェリー編が描かれています。この世界会議レヴェリー編で突然再登場を果たしたバーソロミュー･くまは、今まで以上に正体不明な存在になっています。上の画像に有るように現在のバーソロミュー･くまは「現王下七武海、元革命軍幹部、元ソルベ王国国王」という立場です。

ワンピースシャボンディ諸島編で麦わらの一味を各地に逃がした時点でのバーソロミュー･くまの正体は、革命軍幹部である事を隠し、王下七武海に潜り込んでいるスパイの様な存在です。では何故2年後のバーソロミュー･くまに元革命軍幹部と書かれているのでしょうか?

これについては、人格の無い完全な人間兵器へと改造された事で、革命軍幹部だった頃の記憶を失っている為に元革命軍幹部と書かれたのではないか?と言われています。では何故2年間も海賊の船を守っていたバーソロミュー･くまが、王下七武海に今も籍を置いているのでしょうか?この点については全くの謎とされており、天竜人の奴隷と化している今の状況に関係するのではないか?という噂が有るだけのようです。

2年後の海「新世界」を舞台に世界会議レヴェリー編が描かれている中で、バーソロミュー･くまの新たな肩書きとして描かれた「元ソルベ王国国王」とは一体何を意味しているのでしょうか?このソルベ王国に関しては、現在までに何も描かれていませんが、ジュエリーボニーがソルベ王国の王太后コニーに扮している姿が、世界会議レヴェリ編で描かれています。

ジュエリーボニーの能力は、年齢操作の能力と考えられている事から、ジュエリーボニーの正体はソルベ王国の王太后コニー本人なのではないか?元ソルベ王国国王と書かれているバーソロミュー･くまと関係が有るのではないか?と考えられています。

2年後の海「新世界」を舞台に世界会議レヴェリー編が描かれている中で、世界政府最高権力と言われる五老星を傅かせる正体不明の謎の人物が新たに登場しています。この人物はイム様と呼ばれており、古代兵器ポセイドンでもあるリュウグウ王国しらほし王女や、天竜人の家系であるアラバスタ王国ビビ王女などの写真を眺めていたり、厳重に保管された大きな麦わら帽子を眺めていたりと、様々な様子が描かれています。

そして、このイム様と呼ばれる人物は、決して誰も座る事が無いと言われている「虚の玉座」に座り、五老星の面々になにやら指示を出しています。このイム様と呼ばれる人物は一体何者なのでしょうか?ある考察では、イム=仏(ほとけ)ではないか?とし、別の考察ではイム=IMU=UMI=海ではないか?とするなど、様々な考察がされていますが、まだまだ情報が少なく、具体的な説が生まれるには至っていないようです。

2年後の海「新世界」を舞台に世界会議レヴェリー編が描かれている中で、ロジャーなどよりも以前に一時代を築いた海賊、ロックスの存在が描かれています。ロックスについては、正体は明かされていないものの、一時代を築いた海賊であることや、海軍中将ガープが伝説的な海兵として名を上げた一因になった海賊であることなどが描かれています。

イム様と呼ばれる人物と、ロックスという存在だけが描かれている海賊、この正体不明の謎の人物は、新たな登場人物でありながら、ラスボス説や最強説が囁かれるなど、大きな注目を集めています。

今回の記事では、バーソロミュー･くまについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?すでに紹介している通り、最新のワンピースでは2年後の海「新世界」でバーソロミュー･くまが再登場しています。ジュエリーボニーとバーソロミュー･くまを繋ぐソルベ王国という新たなキーワードが描かれ、革命軍もバーソロミュー･くまの救出に向けて動き出そうとするなど、バーソロミュー･くまの周りが俄かに慌しくなって来ています。

そして、ワンピース最大の伏線と言われているルフィとシャンクスの再会についても、間近に迫ってきている様子が描かれるなど、怒涛の展開を見せているワンピースからますます目が離せなくなっています。