ワンピース・ドラゴン（ルフィの父親）の能力と懸賞金は？革命軍やサボとの関係も

ワンピースは、1997年から現在も週刊少年ジャンプで連載が続いている、海洋冒険ロマンを描いた人気作品です。ワンピースは、主人公ルフィをはじめ多くの個性的なキャラクターが、それぞれの夢や思想を持って登場します。今回の記事では、多くのキャラクターの中でも謎が多いと言われている、革命家ドラゴンを紹介していきます。

20年以上連載が続いているワンピースには、本当に多くの個性的なキャラクターが登場しています。その中でも、物語序盤から登場し、今も主要キャラクターとして注目されているのが革命家ドラゴンです。革命家ドラゴンは、幾度となくワンピースの作中に描かれていますが、主人公ルフィとは別軸で動いている為、今も尚多くの謎を秘めています。

革命家ドラゴンは、世界政府にも加盟し、東の海イーストブルーで一番美しい国と言われるゴア王国の出身です。しかし、ゴア王国の実態は、王族や貴族などが庶民を淘汰した極端な隔離社会が形成されています。ゴア王国の実態を知る革命家ドラゴンは、ゴア王国が形成する隔離社会を「世界の未来の縮図」と考え、世界の未来を変える為にイワンコフやバーソロミューくまらと共に決起し、革命軍を組織します。

革命軍を組織し、革命軍のリーダーとなったドラゴンは、革命軍のメンバーと共に世界各地でクーデターを先導していきます。革命軍の暗躍を危惧した各国の代表達が「世界会議レヴェリー」で、革命家ドラゴンを議題に上げた為、革命家ドラゴンの名前は「世界最悪の犯罪者」として、世界に知らぬ者が居ないほど有名なものとなります。

革命家ドラゴンが率いる革命軍は、世界各地でクーデターを先導している為、支配階級にある王族や貴族達から疎まれる存在となっています。この革命軍が目指しているものは、ゴア王国のような隔離社会の根絶です。しかし、ワンピースが描く世界には、世界貴族と呼ばれる天竜人が存在し、天竜人が作ったとされる世界政府と言う支配組織が有ります。

革命家ドラゴンは、この世界のありようを変えない限り、隔離社会の根絶は成し得ないと考えている為、革命軍を率いて世界政府を直接倒そうと行動しています。革命軍に参加するイワンコフら幹部の面々も、革命家ドラゴンの思想に賛同して行動しています。次の章では、革命家ドラゴンが率いる革命軍の幹部達を紹介していきます。

革命軍参謀総長を務めるサボは、革命家ドラゴンと同じくゴア王国の生まれで、その出自は貴族階級の家系です。ゴア王国が形成する隔離社会において、支配階級側に生まれたサボですが、ゴア王国の実体を知り「貴族に生まれて恥ずかしい」と嘆き苦しみます。そんな時に、革命家ドラゴンと出会い、革命軍に身を寄せる事になります。

革命軍に身を寄せたサボは、革命家ドラゴンから「竜爪拳りゅうそうけん」と言う拳法を叩き込まれます。その後も革命軍の中で成長を続け、武装色の覇気を身につけたサボは、やがて革命軍参謀総長という革命軍NO2のポストにまで成長します。

革命軍参謀総長となるサボは、革命家ドラゴンと出会う前に家出をしており、5歳の頃にエースと出会い、5年間をエースと共に過ごします。10歳になったサボは、ポルシェーミに捕まったエースの弟ルフィ(厳密には血縁関係は無い弟)を救出する為に、エースと共に戦い無事にルフィを救出しますが、この事をキッカケにブルージャム海賊団から追われる事になります。

ダダン一家に身を寄せたサボは、その後もエースやルフィたちと生活を共にし、サボ、エース、ルフィは義兄弟の盃をかわします。そんな日々の中、ゴア王国の中心街に忍び込んだサボは、貴族である父親に捕まってしまい、大火災に巻き込まれてしまいます。この大火災が、王族や貴族による意図的な事故だと知ったサボは、自分の出自を激しく呪い、自由の海へ旅立つ事を決意します。

旅立ちを決め、出航したサボでしたが、ゴア王国の視察に訪れていた天竜人の砲撃によって船を沈められ、顔の左側に大火傷を負い海に投げ出されてしまいます。この時、絶体絶命のサボを助け出したのが革命家ドラゴンです。サボはこの時の砲撃で、記憶を全て失ってしまいますが、王族や貴族への絶望だけが心に残っていた為、革命軍へ身を寄せ、その後革命軍参謀総長にまで成長して行きます。

革命軍参謀総長となったサボは、すでに紹介している通りエース、ルフィと義兄弟の盃を交わし兄弟となっています。しかし、3人の絆はいつまでも続かず、頂上戦争でエースが命を落とし、ルフィもまた致命的とも言える重症を負ってしまいます。この頂上戦争を報じた新聞を読んだサボは、少年時代を含む全ての記憶を取り戻し、エースの死や傷ついたルフィを想い泣き崩れます。

記憶を取り戻したサボは、ルフィのピンチに度々登場し助け舟を出すようになります。ワンピースドレスローザ編では、ルフィと再会を果たし、エースの形見であるメラメラの実を入手、自身にメラメラの能力を宿します。ワンピースドレスローザ編の最後に、サボがルフィのビブルカードを入手し立ち去っている事から、今後も弟ルフィの窮地に駆けつける可能性が高いと言われています。

革命軍幹部イワンコフは、カマバッカ王国の女王であり、オカマ王と言う異名を持つ人物です。革命軍創設メンバーの1人でもあるイワンコフは、超人系(パラミシア系)悪魔の実「ホルホルの実」の能力者で、様々なホルモンを指先から注入する事が出来ます。このホルホルの実の能力はとても優れたもので、性別や体温などをコントロールする事が出来ます。更にイワンコフは、ニューカマー拳法の使い手でもあり、肉弾戦にも長けています。

革命軍幹部イワンコフは、頂上戦争直前のインペルダウン編で登場し、幾度となくルフィのピンチを助けています。この時、ルフィが革命家ドラゴンの息子だと聞き、驚いている様子が描かれています。

頂上戦争編でも、ルフィの懇願から2度目となるテンションホルモンを投与するなど、ルフィをバックアップします。エースが死亡し、ルフィが重傷を負った場面でもいち早く対応し、ルフィの救出に尽力します。その後頂上戦争から離脱したイワンコフは、カマバッカ王国に戻り、麦わらの一味であるサンジと出会います。

ワンピースシャボンディ諸島編で、バーソロミューくまに弾き飛ばされたサンジは、イワンコフが統治するカマバッカ王国に辿り着き、イワンコフと対面します。サンジの強くなりたいと言う熱意を聞き届けたイワンコフは、サンジに攻めの料理を教え込んでいきます。成長したサンジが旅立った後も、イワンコフはカマバッカ王国に留まり、何らかの準備を進める様子が描かれています。

ワンピースインペルダウン編でルフィと出会ったイワンコフは、投獄されていた元王下七武海クロコダイルを見つけると、手を貸すようクロコダイルを促します。反抗的なクロコダイルでしたが、イワンコフは何らかの弱みを握っており、イワンコフに従ったクロコダイルは、この後の頂上戦争でも一定の活躍を見せる事になります。

このイワンコフが握っているクロコダイルの弱みについては、様々な考察があり、有力とされているのが、イワンコフがクロコダイルの性転換に関わったと言う説です。これは、クロコダイルが元々女性であったとする説で、読者の間でも話題になった説ですが、真偽は不明のままとなっています。

革命軍幹部コアラは、天竜人の奴隷として幼少を過ごしますが、魚人族との縁から奴隷を解放され革命軍へと加わった女性兵士です。革命軍幹部ハックとは古くからの知り合いで、魚人空手をハックから習っています。サボとの相性がよかった事から、サボ、ハックと3人でチームを組み行動する事が多くなります。麦わらの一味であるロビンとも、親しい関係を築いています。

革命軍幹部ハックは、百段ハックと言う異名を持つ魚人空手の師範です。麦わらの一味と親交のあるジンベエとは、友人同士の間柄です。サボ、コアラとチームを組む事が多く、サボに振り回されています。ドレスローザ編では、長編を通じて一定の活躍をみせています。

革命軍幹部イナズマは、イワンコフと行動を共にする事が多く、インペルダウン編や頂上戦争編で、イワンコフと共にルフィをバックアップしています。イナズマは超人系(パラミシア系)悪魔の実「チョキチョキの実」の能力者で、両腕をカニの様にハサミ化し、切り出した物を紙の様に扱う事が出来ます。頂上戦争後は、イワンコフと共にカマバッカ王国へ向かっています。

革命軍幹部バーソロミューくまは、革命軍創設メンバーの1人でもあり、元王下七武海の1人でもあります。かつては暴君くまと言う異名で恐れられた海賊でしたが、王下七武海に加入した後は、世界政府の決定に従順に従う存在として描かれています。バーソロミューくまは、超人系(パラミシア系)悪魔の実「ニキュニキュの実」の能力者で、肉球で触れたものを弾き飛ばすと言う能力を持っています。

ニキュニキュの実の能力は、相手の攻撃や身体に受けたダメージ、大気などの実体の無いものでも吹き飛ばす事が出来ます。バーソロミューくまは、シャボンディ諸島編で、海軍大将黄猿に追い詰められていた麦わらの一味を、各地へ弾き飛ばす事で救出し、頂上戦争後から新世界突入までの2年間は、麦わらの一味の船を死守しています。2年後に麦わらの一味が船に終結すると、その場から立ち去り、現在は消息が不明となっています。

このバーソロミューくまは、海軍科学班に所属しワンピース最高の頭脳と言われるDrベガパンクの手によって、人間兵器パシフィスタへと改造されており、シャボンディ諸島編で麦わらの一味を各地に弾き飛ばした数日後には、更なる改造を加えられ、人格の無い完全な人間兵器PX-0へと変貌しています。すでに紹介した通り、バーソロミューくまは現在消息不明となっており、革命軍の一員なのかも不明となっています。

革命軍軍隊長カラスは、能力や素性が描かれていない謎の多い人物ですが、ワンピースドレスローザ編では、サボをカラスに乗せて運んでいる事から、カラスを操る能力やカラスを発生させる能力を持っていると考えられています。

革命軍軍隊長ベロ･ベティは、コブコブの実の能力を持っており、周囲にいる人々の気持ちを高ぶらせ、鼓舞する事が出来ます。それ以外の能力は不明となっていますが、コブコブの実の能力は革命軍の活動に欠かせない能力と考えられています。

革命軍軍隊長モーリーは、巨人族であり、悪魔の実の能力は不明ながらも、地面にめり込み同化する能力を持っています。また、モーリーはイワンコフに負けない個性的な容姿をしています。見た目は完全にオッサンなのですが、中身は可憐な乙女心を持っており、スカートを着用しています。

革命軍軍隊長リンドバーグは、ネズミのような顔をした発明家で、攻撃対象を凍らせる銃などを発明しています。悪魔の実の能力やその他の情報は、今のところ不明となっていますが、海軍科学班に所属するDrベガパンクとの関係性などが噂されています。

海軍科学班に所属するDrベガパンクは、海軍側の人間と考えられていますが、革命軍の一員だったバーソロミューくまを、人間兵器PX-0へと改造している事から、革命軍の一員ではないか?と言う考察が有ります。

王下七武海へと加わったバーソロミューくまですが、元々は世界政府の打倒を目指す革命軍の1人です。ではなぜバーソロミューくまは、世界政府にとって有益と思われる人間兵器への改造を受け入れたのでしょうか?普通に考えれば大きく矛盾するこの行動ですが、革命家ドラゴンとDrベガパンクが裏で通じていたらどうなるでしょうか?

人間兵器PX-0となったバーソロミューくまは、ニキュニキュの能力は持ったまま、海軍大将黄猿と同様の、レーザーによる攻撃を追加し大きくパワーアップしています。そして、Drベガパンクはこの人間兵器PX-0を増産しています。革命家ドラゴンとDrベガパンクが裏で通じており、大量に作られた人間兵器PX-0が革命軍に加わる事になれば、革命軍の戦力は格段に跳ね上がると考えられます。

そして、革命家ドラゴンとDrベガパンクが通じているとする考察では、バーソロミューくまが人間兵器になる事を受け入れた事や、シャボンディ諸島で麦わらの一味を助けた事、麦わらの一味の船を2年間死守していた事などの、不可解だったバーソロミューくまの行動にも、説明がつくだろうと考えています。果たして革命家ドラゴンとDrベガパンクは、革命軍の同士なのでしょうか?

残念ながら現在のワンピースでも、この考察の真偽については判明していません。謎に包まれたDrベガパンクの動向や、消息不明となっているバーソロミューくまの動向が、革命軍にどのような影響を与えるのか?現在ワンピースで進行している「世界会議レヴェリー」に登場はあるのか?など、この2人にも注目が集まっているようです。

革命家ドラゴンの初登場は、偉大なる航路グランドライン始まりの町と言われるローグタウンでした。革命家ドラゴンの初登場回となったこの回では、主人公ルフィが仲間と共に偉大なる航路グランドラインへの船出が描かれています。

ルフィの船出を見送る革命家ドラゴンの姿は、当時多くの推測を生みましたが、ワンピースウォーターセブン編で、ルフィの祖父であるガープが「お前の父親は革命化ドラゴンじゃ」と発言し、多くの読者を驚かせました。しかし、ルフィとガープには共通するものが多いのに比べ、ルフィと革命家ドラゴンには容姿を含め、似ていないと言う声が多く、革命家ドラゴンが本当に父親であるかは、今も多くの読者が半信半疑でいるようです。

ワンピースの作中で明確に描かれている、ルフィとドラゴンの共通点は、モンキー･D･ルフィ、モンキー･D･ドラゴン、2人の名前には共通する部分があるという点。そして、2人を知る革命軍幹部イワンコフが、ルフィの纏っている雰囲気を「まさにドラゴンを相手にしている気分」と表現した点などです。

ドラゴンは婿養子であり、ルフィの母親の再婚相手だとし、ルフィとの血縁関係は無いが父親ではあるとする説など、多くの憶測が飛び交う2人の親子関係ですが、海軍元帥センゴクがガープに対して「革命家ドラゴンに、麦わらのルフィ...お前の一族は...」と言う発言をしている事から、現在はルフィとドラゴンは親子であると、読者の多くが受け入れてワンピースを楽しんでいるようです。

多くの謎を持つ革命家ドラゴンについては、懸賞金にまつわる多くの説が存在しています。ある説では8億とも40億とも言われる革命家ドラゴンの懸賞金ですが、別の説ではワンピースに登場する全てのキャラクターの中で、一番高額な懸賞金が掛けられているのではないか?とするなど様々です。

ワンピースに描かれる懸賞金とは、「個人の強さ」と「世界に与える危険度」を示す数値として描かれています。革命軍のリーダーであり、世界会議レヴェリーにも名前が上がり、世界最悪の犯罪者とも言われる革命家ドラゴンですから、世界に与える危険度はワンピースの中でも最高クラスと考えられます。

世界に与える危険度だけを考慮するならば、革命家ドラゴンの懸賞金はワンピース最高額となっているかもしれません。しかし、革命家ドラゴン個人の強さについては、ほとんどが謎のままとなっており、革命家ドラゴンの懸賞金の考察は、決め手に欠けるようです。

ちなみに、革命軍参謀総長サボには6億ベリーを越える懸賞金が掛けられ、息子?ルフィには15億ベリーの懸賞金が掛けられています。また、ある説では四皇には30億から50億ベリーの懸賞金が掛けられているとも言われています。革命家ドラゴンの懸賞金が今後描かれるか分かりませんが、革命家ドラゴンの懸賞金に注目するのも面白いかもしれません。次の章では、懸賞金にも関係する革命家ドラゴンの強さについて紹介していきます。

すでに紹介している通り、革命家ドラゴンの強さに迫る描写はほとんど描かれていません。そこで今回の記事では、数少ない革命家ドラゴンの強さが伺える描写と、そこから生まれた考察を紹介していきます。革命家ドラゴンは、ルフィが偉大なる航路グランドラインへ向けて出航する回で初登場し、ルフィの船出を妨害する海軍本部大佐スモーカーを組み伏せています。この事から、海軍本部大佐よりも強いと考えられています。

また、革命家ドラゴンは、革命軍に身を寄せたサボに竜爪拳(りゅうそうけん)を教えている事から、竜爪拳の使い手であると考えられています。さらに、革命家ドラゴンは、父親である海軍本部中将ガープが武装色の覇気の使い手である点や、サボが武装色の覇気を身に付けている点などから、武装色の覇気の使い手だと考えられています。

革命家ドラゴンが多くを教え育て上げたサボが、ドレスローザ編で海軍本部大将藤虎(ふじとら)と互角以上の戦闘をしている事から、師である革命家ドラゴンもまた、海軍本部大将と互角以上の強さを持っていると考えられています。

海軍本部大将とは、偉大なる航路グランドライン三大勢力の1つと言われている、海軍本部の最高戦力である事から、革命家ドラゴンが海軍大将と互角以上に渡り合える強さを持っていた場合、それは四皇と同等の強さなのではないか?とも考えられています。そして革命家ドラゴンは、悪魔の実の能力者の可能性が高いと言われており、四皇と同等の強さを持っていてもおかしくないと考えられているようです。

革命家ドラゴンが四皇に迫る強さを持っているのかは、現在描かれているワンピースでも不明のままです。次の章からは革命家ドラゴンが悪魔の実の能力者だとする説を2つ紹介していきます。

革命家ドラゴンが悪魔の実の能力者だとする説は、革命家ドラゴンの初登場回に描かれた天候を根拠としています。すでに紹介している通り、革命家ドラゴンの初登場回は、ルフィが偉大なる航路グランドラインへと船出する回ですが、この回の前半部分には、ルフィがバギーの手によって処刑台で処刑されるシーンが描かれています。

後わずかで処刑されていたはずのルフィでしたが、落雷による奇跡によって処刑を免れます。その後、ルフィは海軍本部大佐スモーカーの追跡を振り切り船出するのですが、全ての強風がルフィの船出を後押しします。この奇跡的な天候が連続する中で、革命家ドラゴンがルフィの船出を見届けている事から、革命家ドラゴンは自然現象を操る能力者なのではないか?という説が生まれています。

2つ目の説は、革命家ドラゴンの名前と1つ目の説を融合した説です。この説では、革命家ドラゴンの能力を文字通りドラゴンの能力としており、ドラゴンから連想する炎や嵐などの多くの自然現象を操る能力としています。

ドラゴンとは、想像上或いは伝説上の生物である事から、革命家ドラゴンがドラゴンの能力者だった場合、ワンピースの作中で希少性が最も高いと言われている幻獣種と言う事になります。革命軍を率いて世界政府を打倒を目指す革命家ドラゴンですから、幻獣種くらい特別な能力を持っていてもおかしくないと考えられており、この説は広く支持されているようです。

ワンピースには多くの説や考察がありますが、その中でも広く支持され知名度の高い説があります。それが、トランプの法則と呼ばれる考察です。トランプの法則とは、トランプの絵柄になぞらえ、役割を与えると言うものです。

例えば、ワンピースドレスローザ編に登場するドンキホーテファミリーには、見た目(装飾品や調度品などを含む)からディアマンテ=ダイヤ、ピーカ=スペード、トレボール=クローバー、コラソン=ハートのように、分かりやすくトランプの絵柄にそってキャラクターを配置している例などがあります。

トランプの法則には更に続きが有ります。これは、しっかりとワンピースを読み込んでいないと分からないとも言われていますが、簡単に紹介していきます。頂上戦争で死亡するエースは、もともとスペード海賊団の船長をしていました。この事からスペードの絵柄だと言えます。そして、エースの死後にメラメラの実を引き継いだサボは、エースと義兄弟でありエースの意志を受け継いだキャラクターです。

ドンキホーテファミリーでハートの絵柄が割り振られていたコラソンは、その意思がトラファルガーローに引き継がれており、トラファルガーローはハート海賊団の船長でもあります。そして、オハラで考古学の権威として描かれたクローバー博士は、死後その意志をニコロビンへと託しています。

では、ダイヤの絵柄は誰がどのように継承しているのでしょうか?ここは諸説あるようですが、革命家ドラゴンの右頬には、ダイヤのマークが3個描かれたタトゥーのようなものが有ります。この事から、革命家ドラゴンはダイヤの絵柄を象徴するキャラクターと考えられています。

これまで紹介したように、各絵柄にはそれぞれ重要な意思が継承されていますので、革命家ドラゴンもまた死後に誰かへ重要な意思を継承すると考えられます。革命家ドラゴンは、世界政府を打倒し隔離社会の根絶を願う自由の士ですから、継承するキャラクターも当然自由を強く求める者と言うことになります。

主人公ルフィは「この海で一番自由なやつが海賊王だ」と発言しており、革命家ドラゴンの息子?と言われていますので、継承候補の筆頭と考えられます。しかし、この説を逆説的に捕らえると、絵柄の役割を持った先代は必ず死亡するという事が見えてきます。

トランプの法則と呼ばれるこの有名な考察は、果たしてワンピースの今後にどのような影響を与えていくのでしょうか?革命家ドラゴンは死亡するのか?継承者はルフィなのか?このトランプの法則を頭の片隅に置いて、これからのワンピースを見ていくのも面白いかもしれません。

現在のワンピースは、ドレスローザ編を終え、四皇編へと突入しています。そんな中で、革命軍の本拠地が壊滅した様子が描かれました。革命軍の本拠地はこれまで長く秘匿されていたもので、作中では重要性の高い場所としては描かれていません。しかし、敢えてこの描写を描いている事から、多くの読者は革命軍の全容や革命軍幹部の懸賞金などが判明して行く序章なのではないか?と考えているようです。

革命軍の本拠地が壊滅する一方で、革命軍が大きく動き出しています。その1つが、革命軍リーダードラゴンによる、各地で活動している革命軍軍隊長達の召集です。革命軍軍隊長達もまた、革命家ドラゴンと同様に未だ謎が多く残されています。革命軍軍隊長達の真の実力や懸賞金などが、今後のワンピースに描かれていくのかもしれません。

最新のワンピースでは、世界会議レヴェリーが描かれており、その地で革命軍が暗躍を始めている姿が描かれています。サボの「宣戦布告ですね、天竜人へ」という言葉は、今後どのような形で描かれていくのか、多くの読者が注目しています。

最新のワンピースでは、世界会議レヴェリーが行われており、革命軍の暗躍が描かれていますが、革命軍が本格的に描かれるのはワノ国編ではないか?と言われています。ワノ国編では、四皇カイドウにより鎖国状態のワノ国を、ルフィ達が開国させる展開が予想されています。

ワノ国は、和の国であり、日本を連想させる事から、ワノ国編は日本が開国した史実にある程度寄せたストーリーになると考えられています。日本が開国した大きな要因の1つに、黒船の来航と言うものが有ります。この黒船来航こそが、革命軍登場なのではないか?ペリー提督は革命家ドラゴンなのではないか?とも言われています。

別の説では、ワノ国編には多くの動物をモデルとした種族やキャラクターが登場すると考えられている事から、革命軍がワノ国編で参戦すると考えています。これは、革命軍のメンバーが、コアラやカラス、魚人族にイナズマ(ハサミの能力がカニの様)、革命軍軍隊長リンドバーグはネズミっぽいなど、動物を連想させるキャラクターが多い点を根拠としているようです。諸説ありますが、革命軍に注目が集まっているのは間違いないようです。

偉大なる航路グランドラインへ向けて出航しようとするルフィ達でしたが、海軍本部大佐スモーカーの妨害にあいます。ここで登場したのが、革命家ドラゴン。この時革命家ドラゴンは、海軍本部大佐スモーカーを組み伏せて「男の船出を邪魔する理由がどこにある」と言う名言を残しています。

革命家ドラゴンの人知れずの助勢もあり、無事に出航するルフィー達。その様子を見守る革命家ドラゴンは「海賊か...それもいい!行って来い!それがお前のやり方ならな!」という名言を残しています。

ワンピースウォーターセブン編の最後に再登場した革命家ドラゴンは、ルフィ達がエニエスロビーで世界政府へ宣戦布告した事を知り「時代は時としてあらゆる偶然と志気をおびて世界に問いかける!我らがいずれ出会う日も来るだろう」という名言を残しています。

今回の記事では、革命家ドラゴンの強さや懸賞金についての説、革命軍のメンバーの紹介などをまとめてきましたがいかがでしたか?ワノ国編で革命軍が本格参戦するとの噂や、最新のワンピースに描かれる世界会議レヴェリーでどのような行動をとるのかなど、革命軍の登場が人気作品ワンピースに大きな影響を与えていくのは間違いなさそうです。四皇編が進むワンピースを、革命軍の動向にも注目してお楽しみ下さい。