【ワンピース】黒ひげ役の声優は大塚明夫！ロジャー役の大塚周夫とは親子？

「ワンピース」は、1997年から週刊少年ジャンプで連載されている海を舞台にしたバトル・アドベンチャー漫画です。作者は尾田栄一郎で、コミックは現在第95巻まで発売されています。フジテレビ他で1999年の10月から始まった、東映アニメーション製作によるテレビアニメ放送は、20年を超える長寿番組となっています。

「ワンピース」は、夢を追って海を旅する主人公の少年とその仲間たちが、敵とのバトルや様々な苦難を経験する中で、友情や絆を築いていく様を、時にはギャグを交えながら、笑いあり涙ありのロマン溢れるアドベンチャー漫画です。このように「ワンピース」は、少年漫画を代表する正統派漫画として国内だけでなく海外でも大ヒットしている作品です。

時代は、名だたる海賊たちが海賊王・ゴール・D・ロジャーがこの世に遺した「ひとつなぎの大秘宝」を狙い、しのぎを削る「大海賊時代」です。主人公・モンキー・D・ルフィは、海賊の赤髪のシャンクスと出会い、海賊に憧れを抱きます。ある日、悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べたルフィは泳げない体になりますが、代わりに伸縮する体を手に入れました。そしてルフィはシャンクスから麦わら帽子を貰い、海賊王を目指して出航します。

「ワンピース」の作品情報や概要、あらすじを紹介しました。今回は、アニメ「ワンピース」に登場するキャラクター、黒ひげの担当声優として出演している声優・大塚明夫について紹介します。声優・大塚明夫について、プロフィールや経歴、主な出演作などを紹介します。また、声優の大塚明夫と、声優の大塚周夫が親子だということについても見ていきます。

黒ひげは「黒ひげ海賊団」の船長で、本名はマーシャル・D・ティーチです。黒ひげの誕生日は8月3日、身長は344センチです。黒ひげは、悪魔の実の中で最悪と言われる「ヤミヤミの実」と、強力な振動を起こし、その破壊力は最強と言われる「グラグラの実」の能力を所有しています。黒ひげは、白ひげ海賊団の隊員でしたが、この「ヤミヤミの実」を奪い取るために仲間のサッチ（4番隊の隊長）を殺し、逃亡したのでした。

白ひげ海賊団から逃亡した黒ひげは、突出した能力の持ち主4人を集め、「黒ひげ海賊団」を作り、黒ひげ自身が船長となりました。サッチを殺害し、逃亡を図った黒ひげを追ってきたのが、伝説の海賊王ゴールド・ロジャーの息子で、白ひげ海賊団の2番隊の隊長、ポートガス・D・エースでした。バナロ島でエースと戦い勝利した黒ひげは、王下七武海のメンバー入りを果たしました。

王下七武海のメンバーとなった黒ひげは、インペルダウンを襲撃し、その際、雨のシリュウと5人の囚人を部下にしました。そしてマリンフォード頂上戦争で、白ひげ海賊団の船長エドワード・ニューゲート（白ひげ）を撃破し、白ひげの能力「グラグラの実」を奪い取りました。こうして黒ひげは、世界中でたった一人、2種類の悪魔の実の能力を所有する者となりました。

マリンフォード頂上戦争の終戦後は王下七武海のメンバーの座を離れ、圧倒的な強さで自身の勢力を拡げました。そして白ひげとエースの「弔い合戦」でも大勝利を収め、白ひげ海賊団を滅亡させました。さらに、黒ひげは元白ひげ海賊団の縄張りを手中にし、勢力を強めたことで「四皇」の一人になりました。現在の黒ひげ海賊団の本拠地は海賊島のハチノスで、元からのメンバー9人にそれぞれ船をあてがうなど、一大勢力となりました。

ここまで「ワンピース」に登場するキャラクター、黒ひげについて紹介してきました。ここからは、アニメ「ワンピース」の黒ひげの声優を紹介します。黒ひげの声優として出演しているのは声優の大塚明夫です。それでは、声優・大塚明夫のプロフィールや経歴などを紹介します。

「ワンピース」のキャラクター、黒ひげ役で声優として出演している大塚明夫は1959年の11月24日生まれ、東京都出身です。血液型はB型、身長は182センチです。声優事務所の「マウスプロモーション」に所属してます。声優としての活動の他にもナレーションや俳優として舞台でも活動しています。

声優・大塚明夫の経歴を見てみると、大学を中退後、トレーラーの運転手として働いていましたが、ある時「夢を持っている男性は素敵」と、大塚明夫が好意を持っている女性に言われたことで一念発起し、役者を目指すことになりました。劇団「文学座」の演劇養成所に入りますが、1年で退所し、井上ひさしが主催する「こまつ座」に入りました。

しかし、生活が潤うことはなく、困っているところに、声優をしてみないかと父に言われ、本格的に声優としての活動を開始しました。声優でのデビュー作品は、「あいうえおアニメ 世界名作童話全集」（OVA）でした。その後、洋画の吹き替えで多数の作品に出演しています。初めて主役の吹き替えを担当した作品は「レッド・スコルピオン」（1989年製作）でした。

声優・大塚明夫は、ニコラス・ケイジやデンゼル・ワシントン、スティーブン・セガールなどの俳優の専属声優として活動し、その他、「マスク・オブ・ゾロ」シリーズのゾロ役を演じたアントニオ・バンデラスの吹き替えも担当しました。また、アーノルド・シュワルツェネッガーやシルベスター・スタローンの吹き替えも担当したことがあります。

大塚明夫は、普通自動車の他に大型、牽引、自動二輪の免許を持っています。運転をすることが趣味だということで、自動車はマニュアル車が好みで、イタリア車に乗っていたこともあるそうです。

「ワンピース」のキャラクター、黒ひげの声優・大塚明夫について紹介してきました。ここからは、声優・大塚明夫とゴール・D・ロジャーの担当声優として出演していた大塚周夫（おおつかちかお）が、親子だということについて見ていきます。

「ワンピース」で、黒ひげの担当声優・大塚明夫の父は、伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーの担当声優だった大塚周夫（おおつかちかお）です。大塚周夫は1929年の7月5日に生まれ、2015年の1月15日に逝去されました。大塚周夫の経歴をまとめると、俳優を志していた大塚周夫は、劇団「東芸」を経て「小劇場」で俳優としての経験を積み、偶然観た映画に出演していたリチャード・ウィドマークの演技に惹きこまれました。

大塚周夫は、リチャード・ウィドマークの吹き替えをさせて欲しいと、各テレビ局を周ったということです。そして日本テレビで放送されることになった「襲われた幌馬車」で、リチャード・ウィドマークの吹き替えに抜擢されました。その後も俳優として舞台に立っていましたが、自身の加齢や、金銭面でのトラブルなどもあり、声優の仕事だけをすることになりました。

声優事務所「青二プロダクション」に入った大塚周夫は、それ以降、俳優のチャールズ・ブロンソンやアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の初代ねずみ男や「ルパン三世」の初代石川五右衛門など、洋画の吹き替えやアニメの声優などで大いに活躍したということです。このように、大塚明夫の父、大塚周夫は俳優として活動しながら、数々の吹き替えやアニメで声優として活動しました。

黒ひげの声優・大塚明夫の父は大塚周夫ですが、実は明夫が若い頃、父親とは仲が良くなかったということです。父・周夫は頑固な性格で、明夫は良い関係を築くことが難しかったそうです。そのため明夫は、父親と同じ俳優の道に進むことを拒絶していました。しかし、好意を寄せていた女性に言われた一言で、俳優を目指すことになりました。

そして、明夫は父親から勧められた声優としての仕事をこなすようになり、父親と同じ道を歩むことで、少しずつ打ち解けていったそうです。ここまで、大塚明夫と父・大塚周夫との関係を見てきました。次に、大塚明夫が声優として出演したアニメや吹き替えを担当した俳優について紹介します。

声優・大塚明夫が担当しているスネークは、コナミデジタルエンタテインメント発売のアクション・ゲーム「METAL GEAR SOLID」の中心的キャラクターです。「メタルギア」シリーズの第3作目のこの作品の主人公であるスネークの本名は、デイビッドで、特殊部隊「FOXHOUND」の元隊員です。

ストーリーを簡単に紹介すると、シャドー・モセス島で「FOXHOUND」の隊員たちが、アメリカの政府を相手に、元司令官のビッグ・ボスの遺体返還と人質2名の身代金として10臆ドルを要求しました。元隊員だったスネークに、アメリカ政府から事件解決のための任務が与えられることになりました。

声優・大塚明夫は、スティーブン・セガールの吹き替えを担当しています。映画「沈黙の要塞」（1994年公開）は、スティーブン・セガールが製作・監督・主演を務めた作品で、大塚明夫は「沈黙の要塞」のテレビ朝日版で吹き替えを担当しました。この映画は、石油採掘権を巡る陰謀を、スティーブン・セガール演じるフォレスト・タフトが暴いていくストーリーです。

大塚明夫は、この作品の他にもスティーブン・セガールが主演・出演した多くの映画で、吹き替えを担当しています。例を挙げると、「ハード・トゥ・キル」（テレビ朝日版）、「沈黙の断崖」（テレビ朝日版）など一連の「沈黙」シリーズ、「奪還DAKKAN-アルカトラズ-」、「弾突DANTOTSU」などがあります。

声優・大塚明夫は、アメリカの映画「NEXT」（2007年）で、ニコラス・ケイジの吹き替えを担当しました。「NEXT」は、2分後の未来を予知できる能力を持っている主人公クリスが、その能力をFBI捜査官に知られてしまい、テロリストとの戦いに巻き込まれていく姿が描かれています。その主人公クリスをニコラス・ケイジが演じました。

声優・大塚明夫が吹き替えを担当したニコラス・ケイジの映画は、この「NEXT」の他に、「コットンクラブ」（TBS版）、「ザ・レジェンド」、「パシフィック・ウォー」、「マッド・ダディ」、「スノーデン」、「スパイダーマン」、などがあります。

「Fate/Grand Order」（フェイト・グランドオーダー）は、ゲーム「Fate/stay night」を元にしたスマートフォン専用のゲーム作品です。この作品で声優・大塚明夫が声を担当しているキャラクターは、ライダーのイスカンダルです。イスカンダル（真名:アレキサンダー大王）は、征服王とも呼ばれ、大らかで豪快、破天荒な性格の人物です。

声優・大塚明夫は「僕のヒーローアカデミア」に登場するキャラクター、オール・フォー・ワンを担当しています。オール・フォー・ワンというキャラクターは、男性だということしか分かっておらず、常に黒いマスクと全身黒で揃えた衣装を着ているという謎めいた存在です。本名も不明で、他人の個性を取り上げ、自分自身の個性にしてしまうことができます。

また、その個性を他人に与えることもできるという能力を持っています。そんなオール・フォー・ワンは、「悪の支配者」と呼ばれています。このように「ワンピース」の黒ひげと同様に、声優・大塚明夫は悪役キャラを演じることが多いということです。

黒ひげの声優・大塚明夫は、白ひげ海賊団にいた頃のマーシャル・D・ティーチの時と、黒ひげ海賊団の船長となり四皇にまでなった黒ひげとを、演じ分けているのが凄いという感想です。大塚明夫の低音の声に魅了されたということです。

黒ひげの声優・大塚明夫の声が渋くて、かっこ良く、この大塚明夫の低音で渋い声を出してみたいという感想です。

声優・大塚明夫が出演しているアニメはたくさんありますが、中でも「Fate」シリーズのイスカンダル（征服王）が最も好きだということです。同じ男性でも憧れてしまう魅力ある声だという感想です。

いかがでしたか？「ワンピース」のキャラクター、黒ひげの声優として出演している大塚明夫について紹介してきました。大塚明夫が黒ひげ以外のアニメや洋画の吹き替えで活動していることも紹介しました。また、大塚明夫の父は声優の大塚周夫でした。大塚明夫は低音で渋い声が魅力で、ツイッターでも声がかっこいいという声が寄せられていました。そんな声優・大塚明夫の活躍にこれからも注目していきましょう。