フリー・ファイヤーの感想をネタバレ解説!ラストの結末や映画の評価は?

フリー・ファイヤーの映画は始まりから結末までほとんどのシーンが闘いのシーンだと話題になっている。「フリー・ファイヤー」の映画の結末までのあらすじを、ネタバレを含みながら、評価や感想などを紹介する。「フリー・ファイヤー」の感想や評価は真っ二つに分かれることがあり、結末までほとんどが撃ち合いのシーンという事や、なぜ殺しあってしまうのか理解できないという一方「フリー・ファイヤー」をエンターテイメントとして楽しむ声もある作品である。

フリー・ファイヤーの感想をネタバレ解説!ラストの結末や映画の評価は?のイメージ

目次

  1. フリー・ファイヤーとは?
  2. フリー・ファイヤーの映画あらすじネタバレ
  3. フリー・ファイヤーの映画結末ネタバレ
  4. フリー・ファイヤーの登場人物とキャスト
  5. フリー・ファイヤーに関する感想や評価
  6. フリー・ファイヤーのネタバレ感想まとめ

フリー・ファイヤーとは?

フリー・ファイヤーの映画の概要

イギリスの映画である「フリー・ファイヤー」(Free Fire)は2016年に制作された。ジャンルとしてはアクションコメディ映画であるが、ブラックジョークに近い。ネタバレを少しいうと拳銃の撃ちあいで結末では人も死ぬので、コメディといっても不快に思う人も出てくる作品であるという意見もある。サバイバルゲーム感覚で見ることが出来る人向けとも言われている映画。

監督・脚本は「サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド」「キル・リスト」などの映画を手掛けて評価を得ている。主演は唯一の女性キャストジャスティン:ブリー・ラーソンが勤めている。

フリー・ファイヤーの予告編動画

フリー・ファイヤーの予告編について、ネタバレを少し交えながら「映画」のあらすじを紹介する。この映画の舞台は銃の密売に絡むさびれた廃工場。ここでは傘を作っていたようだ。登場キャストはそれぞれ固定ファンの多い俳優陣を使っている。「バトルロワイアル」のように銃を撃つことで返事をしているような映画。結末に生き残っている強者は誰になるのかわくわく感を与えている。

『レザボア・ドッグス』との違い

「レザボア・ドッグス」はタランティーノが日本の「仁義なき戦い」に影響されて作ったという感想や評価のある作品である。「レザボア・ドッグス」の根底には相手の事を何があっても信じぬくという美学があるのだが、「フリー・ファイヤー」はキャストがみんな誰の事も信じてないのではという感想や評価がある。

「この中に裏切り者がいる」そこから始まる点は共通しているのだが、信頼関係のない自分が生き残るための銃の撃ち合いで誰が生き残るのかという点だけが「フリー・ファイヤー」の見どころである。自分は何とか生き残ろうとする結末に向かおうとする心理描写を褒めるものもいる。けれど「レザボア・ドッグス」とは似て非なるものである。

映画『フリー・ファイヤー』公式 (@FreeFireJP) | Twitter

フリー・ファイヤーの映画あらすじネタバレ

あらすじネタバレ①銃と金の取引

「フリー・ファイヤー」の映画のあらすじを、ネタバレを含みながら紹介する。まずこの「フリー・ファイヤー」は3つのグループが存在する。銃を買いたいアイルランド人のグループと銃を売りたいグループ、そして仲介しているグループもある。この3つのグループにいる人が誰なのか最初に理解していくとこの「フリー・ファイヤー」の映画を理解しやすい。

「フリー・ファイヤー」の主人公であるジャスティンは銃を買いたいグループと売りたいグループを仲介する仲介人の役目をしている。「フリー・ファイヤー」の舞台はアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンのさびれた傘の廃工場。非合法に銃の取引をする二組の闇取引が行われようとしていた。直接交渉のリーダーはクリス、最年長のフランクとあとは運搬係のバイトの2人の男が集まってきた。

アルバイトといってもクリスの妹の夫であるスティーボとスティーボの親友のバーニーなのでつながりのある関係である。それぞれに銃と現金を取り替えたらさっさと取引を終えたい仲間たちだった。いよいよ取引の時間運搬役のスティーボとバーニーは仲介役のジャスティンとフランク・クリスのいる車のそばに近付く。

スティーボはジャスティンを見るといきなりジャスティンの使っているファンデーションを貸してほしいと言い出す。なんでも昨日飲んでいたバーで、もめ事を起こし喧嘩になった。目の周りにあざが出来てしまったからそれを隠したいのだという。ジャスティンはスティーボのあざにファンデーションをぬってあげようとすると、クリスが割って入りスティーボにファンデーションを塗った。

実はクリスはこの金髪美人のジャスティンが気に入っていて、取引後にデートに誘うつもりだったのだ。クリスはチャンスとばかりにジャスティンを誘うのだがジャスティンは迷ったふりをしている。ちょうどそこに銃の仲介をするオードがやってきた。オードは用心深く仲介役のジャスティンを含めた5人のボディチェックをする。盗聴器などのこの場所や取引が外に漏れないためだ。

オーソに連れていかれて奥に向かうと銃を用意したヴァーノンとマーティンが待っていた。ヴァーノはやってきたクリスたちに銃を見せると「注文したのはM16だ、ここにあるのはAR70じゃないか」と言う。

あらすじネタバレ②取引は中止?

でも銃なんて簡単に代替品を用意するなんて無理だというと、ジャスティンは「一理ある」といって銃の取引は続行される。クリスは銃の出所を聞くとヴァーノは「工場からの放出品」と答えた。それを聞いてクリスは銃の試し撃ちをさせてもらう。試し撃ちで弾が跳ねて誰かが怪我をしないように弾がめり込んでいく木の部分を狙って撃つと木のクズがヴァーノにかかり、ヴァーノは嫌な顔をする。

試し撃ちをしてみてクリスは希望した銃ではなかったが、気に入ったようで銃の出所を「工場の放出品」と確認すると無事取引をすることに決め金を払った。銃は10箱くらいになることから、スティーボとバーニーを倉庫に車を入れて運ぶ準備をさせた。倉庫にはバーニーがカーステレオで聞いていたジョン・デンバーの曲が流れる。

車を降りて荷物を運ぼうとしたスティーボは取引相手の中に昨日酒場で喧嘩した相手ハリーがいたことに気が付く。目立たないようにこそこそしていると、クリスに「銃を運べ」と怒鳴られてしまう。

トラックには本当はクリスたちが欲しいM16が積んである。ヴァーノンはこの取引の後にクリスたちに用意したM16をリビア人に売った方が儲かると考えAR70をクリスたちに押し付けようとしたのだった。話がこじれた時に銃弾も付けることで納得させようとしたので、銃弾もたっぷりトラックには積んである。けれどクリスは試し撃ちで、AR70で納得しているようなので、これで取引を成立させるつもりだった。

映画のカメラ

M16のために用意した金を数え終えた頃、クリスはこっちも中身を確認させろと言って箱の中にきちんと銃が入っているかを確認する。するとその時にハリーが酒場での喧嘩相手スティーボを見付けてしまう。ハリーとスティーボが乱闘しそうになった時にクリスは間に入って話を聞くとスティーボがハリーの妹たちをナンパしようとして失敗したそうだ。

失敗したスティーボは腹立ちまぎれにハリーの17歳の妹を殴り入院させたという。話を聞いたクリスとフランクがスティーボに事情を聞きハリーの妹の入院費を払う事を約束させ、ハリーに謝罪もさせた。でもスティーボは納得できなくてハリーを侮辱するような言葉を発した。それがハリーに聞こえハリーはスティーボの肩を銃で撃った。

あらすじネタバレ③狙撃

これが銃撃戦の始まりになってしまった。スティーボは撃たれた悔しさからそこにあった銃でヴァーノンの肩を撃った。背広の肩パットに当たっただけなので怪我はしていないのだが、ヴァーノンは大袈裟に騒いだので、銃撃戦は次第に激化していく。「この取引は中止だ」ヴァーノンが叫びますがそこら中に銃も銃弾もある状態でみんなが好きかってに銃を撃ち始める。

それぞれが好き勝手に銃を撃ち始めるから、誰が味方で誰が敵かもわからない状態である。更に取引に参加した10人ぐらいがあちこちから撃ちはじめ売り手側のマーティンが頭を撃たれ、重傷になってしまった。それを見たヴァーノン側もクリスの方もいったん冷静になろうとしたのだが、全く関係のない謎のスナイパーのハウイとジミーがこの撃ち合いに参加してきた。

とりあえずクリスは金を取り返してこの場から立ち去ろうとするが、ヴァーノンとの金の奪い合いになる。こんな撃ち合いになったきっかけのハリーをジャスティンの銃口が狙うとハリーは「ゆっくり動くと透明になれるんだ」と意味不明なことを言い出した。ゆっくり歩き始めるハリーもちろん透明にならずジャスティンの発した銃弾に倒れそのまま死んだ。

売り手と買い手の他にスナイパー(狙撃手)がいることに気が付いた売り手側のオードがこの場にいる人数を調べるとジャスティンが殺したハリー以外はみんな生きている。頭を撃たれたマーティンは重症だが生きている。内密に進めていたはずのこの取引の場にスナイパーを読んだのは誰かと探り合いになりジャスティンは「知らない」としらばっくれるが、ジャスティンは本当は知っている。

一旦休止のような空気の中ジャスティンは自分の太ももに受けた傷を自分で縫い合わせ手当てしている。スナイパーのハウイーは仲間のリアリーに「救急車を呼べ」と伝えるのだがこの時点でリアリーは到着していなかった。売り手側のオードはその声から謎のスナイパーがハウイだと気が付く。ハウイはオードがいると知っていたら引き受けなかったと言い訳するが、銃を乱射し始めたスティーボの銃に撃たれて死んでしまう。

スティーボが、スティーボを撃たなければハウイは自分たちをだれが呼んだのかを白状するところだった。結局また銃撃戦が始まるのだが「ジャスティンは女だから逃がしてやろう」男たちの意見がまとまった。特にジャスティンに好意を寄せているクリスはジャスティンを安全に逃がそうと動く。そこへ倉庫内に電話が鳴り響く。ヴァーノンはこの電話で「仲間を呼ぶこともできる」と言い出した。

そんな言葉に銃撃戦は激しくなってしまった。もはやジャスティンを逃がすどころではない。クリスだけは何とかできないか考えていたのだ。でも撃ち合いの中誰かが撃った弾丸が当たったことで部屋の中に頑丈な容器に入ったプロパンガスが転がってきた。みんなが撃った弾丸が容器にぶつかりイレギュラーな跳ね返りをしたことでそれによって多くの負傷者を増やしてしまった。

そこにいた誰もがひどい傷を負い、血が多く流れたすぐに手当てをしないと危険な状態になってしまったのだ。

フリー・ファイヤーの映画結末ネタバレ

結末ネタバレ①依頼主

動けるオーボが車のカギを持っている頭を撃たれて脳がみえているマーティンの胸を探ると、マーティンはまだ生きていて、混濁した意識の中でオーボを撃ち殺してしまう。実は金を独り占めしようとしていたマーティンがスナイパーを呼んだのだった。金を手にしたマーティティンは「金は美しい」と言って金を抱えながら死んでしまった。

そのあと警備員のリアリーがやってくるが、彼もこの銃撃戦の犠牲になり死ぬ。さっき出られなかった電話がまたなり話してみると「高級肉が一生分当選した」という連絡だった。電話を受けていたフランクはヴァーノンに撃たれ死ぬ、そして撃ったヴァーノンは体にガスの火が引火したのか体が燃えはじめ消化したが瀕死の状態。

車のキーを手に入れたハリーは車で逃げようとすると、スティーボが車に乗り込もうとしてくる。ハリーはスティーボに撃たれるがスティーボを振り落とし、車でスティーボの頭を轢いた。車の中のハリーもまた瀕死の状態で車はのろのろと進みフェンスのところで止まった。金を持ち出したオードは生き残っていたクリスと割り勘で飲む話をして車に乗り込もうとしていた。

結末ネタバレ②パトカーのランプ

ジャスティンがそこに来てオードを撃ち殺した。クリスはジャスティンに「降参だ」と言って近づく。ジャスティンは金を手に入れ傘の廃工場に置かれていた傘を杖代わりにして外に出るとそこにパトカーのランプが見えてくる…。倉庫の中は死体や瀕死の男が転がっている…。

フリー・ファイヤーの登場人物とキャスト

ジャスティン役/ブリー・ラーソン

「フリー・ファイヤー」の主人公にしてこの映画の唯一の女性キャストで、銃の売買の仲介人をしている。金髪の美女で拳銃の腕前も他の男に負けていない。銃を用意する側のヴァーノンとつながりがある。

「フリー・ファイヤー」を結末まで引っ張ったジャスティンを演じたのはブリー・ラーソン。ブリー・ラーソンは1989年アメリカ合衆国生まれの女優でありシンガーソングライター、映画監督の顔も持っている。映画「ルームでアカデミー賞主演女優賞を受賞したこともある。

ヴァーノン役/シャールト・コプリー

「フリー・ファイヤー」の中では銃を用意する側の男。オーストリア系の男性で青いスーツにシャツの色は赤というファッションにサングラスという王道ないでたちの男。ヴァーノンを演じたシャールト・コプリーは1973年南アフリカ共和国出身。「特攻野郎Aチーム」などに出演し近年では「マレフィセント」のステファン王を演じた。俳優であり映画を作る側のプロデューサーや監督も兼ねている。

オード役/アーミー・ハマー

見た目はロシア人風の口髭の濃い男性。彼が銃を買いたくて大金を用意して取引にやってきた買い手側の代表の男性である。「フリー・ファイヤー」の中で買い手側の代表を演じたーミー・ハマーは1986年アメリカ合衆国生まれの俳優。テレビシリーズの「デスパレードの妻たち」や声優として「ザ・シンプソンズ」などにも出演している。

クリス役/キリアン・マーフィ

「フリー・ファイヤー」の中ではジャスティンに惚れている男クリス。ジャスティンの前ではジェントルマンで買い手側のリーダーである。運搬係に妹の配偶者のスティーボ達を運搬係に連れてきた。クリスを演じたキリアン・マーフィは1976年アイルランド生まれの俳優である。

「バットマン ビギンズ」・「プルートで朝食を」では女装を披露するなど多彩な顔を見せてくれる俳優である。

ハリー役/ジャック・レイナー

「フリー・ファイヤー」の銃撃事件のそもそもの発端となった諍いを起こした人物。妹をナンパしたスティーボに殴り掛かった事でこの事件は起きた。ハリー役のジャック・レイナーは1992年アイルランド出身の俳優。生まれたのはアメリカ合衆国であるが2歳から母の生まれたアイルランドで育った。「トランスフォーマー/ロストエイジ 」などに出演している。

フリー・ファイヤーに関する感想や評価

「フリー・ファイヤー」は銃撃戦が8割とあるようにいつまでたっても終わらない銃撃戦が描かれている。その為90分と比較的短めの映画であっても映画を見終わった後、疲労感を感じるという感想や評価がある。

近年の流行語に「一回まわって好きになった」というものがあった。「フリー・ファイヤー」の評価は決して高くない。それでも結末まで繰り返し何度も見てしまうというコアなファンもいる。感想や評価は人それぞれである。

「結末までフリー・ファイヤーを楽しむと偏差値が下がる」「内容の無いドンパチ」かなり厳しい感想が並べられているのだが、この投稿者は「フリー・ファイヤー」の楽しみ方を知って楽しんでいるからこそ、「嬉しい」という言葉が出てくる。この投稿者なりの評価である。

フリー・ファイヤーのネタバレ感想まとめ

「フリー・ファイヤー」は最狂映画というあおり文句がある。「最高にクレイジーな映画であるという評価がこういうあおり文句をつけているのだろうという感想もある。人間同士の会話よりも銃声の方が多いといわれるくらい戦い続ける登場人物たち。これをカッコイイと感想を持つ層と中身がないと感想を持ってしまう層がいて当然の作品である。自分の感性がどちらなのかチェックしてみてはいかがだろうか?

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