映画タイムマシンのあらすじと感想をネタバレ!H.G.ウェルズの名作を映画化

H.G.ウェルズの名作小説「タイムマシン」が原作の、映画(洋画)「タイムマシン」のあらすじを、結末までネタバレで紹介します。H.G.ウェルズの小説でも特に評価の高い名作を映画化した「タイムマシン」は、恋人を殺された主人公がタイムマシンを作り、過去に戻って恋人を救おうとするところから始まります。過去は変えることができるのか?というテーマを基に、過去から未来へとタイムトラベルをする主人公の心情と共に、迫力ある映像が好評の映画「タイムマシン」について、紹介します。

映画タイムマシンのあらすじと感想をネタバレ!H.G.ウェルズの名作を映画化のイメージ

目次

  1. タイムマシンはH.G.ウェルズの名作の洋画
  2. タイムマシンのあらすじ結末をネタバレ
  3. タイムマシンの映画キャスト
  4. タイムマシンの見どころ
  5. タイムマシンに関する感想や評価は?
  6. タイムマシンのあらすじと感想をネタバレまとめ

タイムマシンはH.G.ウェルズの名作の洋画

H.G.ウェルズの名作小説が原作の洋画「タイムマシン」は、アメリカのSF映画です。ここでは、映画(洋画)「タイムマシン」のあらすじを結末までネタバレで紹介し、映画のキャストや感想を見ていきます。さらに、SF小説で高い評価を得ているH.G.ウェルズについて、経歴や主な作品を紹介します。

タイムマシンの作品情報

洋画「タイムマシン」は、2002年公開のアメリカ映画です。H.G.ウェルズの名作小説「タイムマシン」(1895年)が原作です。監督はH.G.ウェルズの曽孫のサイモン・ウェルズ、主演はガイ・ピアースです。

タイムマシンはSF映画

映画(洋画)「タイムマシン」は、恋人を強盗に殺された科学者が、自らタイムマシンを完成させ、恋人が殺される直前に戻り、恋人を救おうと奮闘するうちに80万年後の未来に行ってしまうというSF映画です。

H.G.ウェルズとは?

映画(洋画)「タイムマシン」の原作者、H.G.ウェルズ(ハーバード・ジョージ・ウェルズ)は、イギリス人のSF作家です。H.G.ウェルズは現代まで受け継がれるSFの基礎を作り、発展させたと高く評価され、「SFの父」と呼ばれています。

H.G.ウェルズのプロフィール

H.G.ウェルズ(1866年誕生、1946年死去)は、イギリス・ケント州出身です。父は商人、母はメイドという「下層中流階級」でした。奨学金を得て「科学師範学校」に入学したウェルズは生物学を学び、「進化論」に強く影響を受けました。1988年、学生誌に発表した「時の探検家たち」は、小説「タイムマシン」の基になりました。教員を目指しますが、体調不良や教育界の体質に馴染めなかったこともあり、執筆活動を始めます。

H.G.ウェルズの主な作品

H.G.ウェルズは、1895年に小説「タイムマシン」を発表しました。ウェルズのデビュー作となったこの「タイムマシン」は高く評価され、ウェルズ最高の名作と言われています。その後の主な作品を紹介すると、1898年に発表した「宇宙戦争」も評価の高い作品で、かつて(20世紀)地球が火星人に襲撃を受けたことを回顧するという物語で、この小説を基にしたドラマや映画が多く作られました。

最新の映画化作品は2005年で、スピルバーグ監督による「宇宙戦争」です。主演はトム・クルーズ、ダコタ・ファニングです。その他の主な作品としては、1896年の「モロー博士の島」、1897年の「透明人間」、1901年の「月世界最初の人間」、1906年の「彗星の時代」、1933年の「世界はこうなる」などです。

タイムマシンのあらすじ結末をネタバレ

映画(洋画)「タイムマシン」の原作者H.G.ウェルズについて見てきました。SF小説「タイムマシン」は「SFの父」と呼ばれるH.G.ウェルズの作品の中で、特に評価の高い作品でした。ここからは、名作と高く評価されたH.G.ウェルズ原作の、映画(洋画)「タイムマシン」のあらすじを、結末までネタバレで紹介します。

ネタバレあらすじ①タイムマシンの発明

1899年、ニューヨークに住む科学者のアレクサンダーは、エマという恋人がいます。アレクサンダーはスケート場でエマにプロポーズをしますが、その直後、強盗の手にかかり、エマは殺されてしまいました。アレクサンダーはエマの死を受け入れることができません。やがてアレクサンダーは、タイムマシンを作り、エマが殺される直前に戻り、彼女を救おうと考えました。エマの死から4年後、タイムマシンは完成しました。

エマが強盗に殺される日に戻ったアレクサンダーは、エマとスケート場に行かず、街中を歩きました。エマに花を買うために目を離したすきに、エマは馬車と衝突し、亡くなりました。何回過去に戻ってもエマは死んでしまうことに気づいたアレクサンダー。何故過去は変えられないのか、エマを救うにはどうすればいいのかを考えたアレクサンダーは、未来にその答えがあるかもしれないと思い、未来へ行くことにしました。

ネタバレあらすじ②答えの無い時代

2030年のニューヨークにやって来たアレクサンダーは、科学博物館へ行きました。客からの質問に答えるA.I.(人工知能)があったので、アレクサンダーはタイムトラベルについて聞いてみました。すると、A.I.は「タイムトラベルは不可能」と答えたので、2030年でも答えはないと判断し、さらに先の未来へと向かいました。

タイムマシンを未来にセットし進んでいくと、2037年を通過するところで月面で爆発が起きました。隕石が大量に飛び散り、その隕石の一つがアレクサンダーに当たり、気絶してしまいました。アレクサンダーが意識を失っている間もタイムマシンは未来へと進んでいきます。アレクサンダーの意識が戻った時には、タイムマシンに表示されている年号は、80万年後になっていました。

ネタバレあらすじ③80万年後

80万年後の世界は、アレクサンダーがいた時代とは全く違うもので、人々は原始的な生活をしています。地上を住処とするエロイ族と地下を住処とするモーロック族という二つの種族があり、モーロック族はエロイ族を食糧とする狂暴な種族です。エロイ族のマーラという女性に出会ったアレクサンダーは、英語を話すマーラと弟カレンの家で過ごすことになりました。ある日、モーロック族がエロイ族を襲い、マーラたちを連れ去りました。

ネタバレあらすじ④変えられた未来

マーラやたくさんのエロイ族が連れ去られているというのにエロイ族の人々は「運命だから」と言って、何もしません。アレクサンダーはマーラを救おうと、モーロック族がいる地下へ入り込みますが、捕まってしまいました。モーロック族を支配するウーバーは、高い知能を持ち、二つの種族を洗脳しています。ウーバーはアレクサンダーに、過去を変えることは無理だと言い、さらに元の時代へ帰るように言いました。

ここから、結末のネタバレあらすじになります。アレクサンダーはマーラやエロイ族を救うために戦う方を選びました。ウーバーを倒し、マーラを連れて地上に戻ることができたアレクサンダーですが、モーロック族と共にタイムマシンが壊れてしまいました。タイムマシンを失ったアレクサンダーは、80万年後の世界でマーラや人々と生きる決意をします。

画面は1899年のニューヨークに変わります。ニューヨークでは友人のフィルビーが、アレクサンダーの気配を感じ取り、彼の幸せを実感するのでした。ここまで、映画(洋画)「タイムマシン」のあらすじを、結末までネタバレで紹介してきました。

タイムマシンの映画キャスト

H.G.ウェルズ最高の名作と評価されている小説の映画化作品のあらすじを、結末までネタバレで紹介してきました。映画の結末、主人公は今いる場所で、生きる意味を見出し生涯を生き抜く決意をしました。ここからは「タイムマシン」のキャストの紹介をしていきます。

映画キャスト①ガイ・ピアース

映画「タイムマシン」の主人公・アレクサンダー役を演じたガイ・ピアースは、1967年生まれ、イギリス出身です。主な映画出演作は、1997年の「L.A.コンフィデンシャル」、2002年の「モンテ・クリスト伯」、2006年の「ファクトリー・ガール」、2008年の「ハート・ロッカー」、2010年の「アニマル・キングダム」、2012年の「プロメテウス」、2016年の「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」などです。

映画キャスト②シエンナ・ギロリー

映画「タイムマシン」で、エマ役を演じたシエンナ・ギロリーは、1975年生まれ、イギリス出身です。主な映画出演作は、2004年の「バイオハザードII アポカリプス」から2012年の「バイオハザードV リトリビューション」までのシリーズ、2006年の「エラゴン 遺志を継ぐ者」、2008年の「インクハート/魔法の声」、2016年の「ドント・ハングアップ」などです。

映画キャスト③ジェレミー・アイアンズ

映画「タイムマシン」で、ウーバー役を演じたジェレミー・アイアンズは、1948年生まれ、イギリス出身です。主な映画出演作は、1988年の「戦慄の絆」、1998年の「仮面の男」、2005年の「エリザベス1世~愛と陰謀の王宮~」、2009年の「ジョージア・オキーフ~愛と創作の日々~」、2016年の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」などです。

映画キャスト④サマンサ・ムンバ

映画「タイムマシン」で、エロイ族のマーラを演じたサマンサ・ムンバは、1983年生まれ、アイルランド・ダブリン出身の歌手です。2000年の6月にシングル「ガッタ・テル・ユー」でデビューしました。主にイギリスで人気のポップ・シンガーだということです。デビュー前の1998年、アイルランドでギルバート&サリヴァンのオペラ舞台「The Hot Mikado」で主演し、脚光を浴びました。

映画キャスト⑤マーク・アディ

映画(洋画)「タイムマシン」で、アレクサンダーの友人・フィルビーを演じたマーク・アディは、1964年生まれ、イギリス出身です。主な映画出演作は、1997年の「フル・モンティ」、2001年の「ROCK YOU!」、2003年の「悪霊喰」、2004年の「80デイズ」、2010年の「ロビン・フッド」、2011年のテレビ「ゲーム・オブ・スローンズ 第一章七王国戦記」などです。

映画キャスト⑥オーランド・ジョーンズ

映画(洋画)「タイムマシン」で、ボックス(2030年のA.I.)を演じたオーランド・ジョーンズは、1968年生まれ、アメリカ・アラバマ州出身です。主な映画出演作は、1999年の「リバティ・ハイツ」、2000年の「リプレイスメント」、2001年の「エボリューション」、2004年の「最高のともだち」、2007年の「カニング・キラー殺戮の沼」、2009年の「ダウト〜偽りの代償〜」などです。

映画キャスト⑦オメロ・ムンバ

映画「タイムマシン」で、マーラの弟・カレンを演じたオメロ・ムンバは、1989年生まれ、アイルランド・ダブリン出身です。映画「タイムマシン」で、カレンの姉マーラ役を演じたサマンサ・ムンバは、オメロの実の姉です。

タイムマシンの見どころ

見どころ①変えられない運命

主人公のアレクサンダーは、恋人のエマが強盗に殺されたことによって、タイムマシンを作ることになりました。タイムマシンが完成し、エマが死ぬ直前に戻りますが、エマは強盗ではなく事故で死んでしまいます。アレクサンダーは、何度過去に戻ってみてもエマが死んでしまうことに気づきます。

アレクサンダーは、どうしても変えられない運命を嘆きますが、エマの死を防ぐことができなかった理由については、主人公に未来へタイムトラベルさせることなのでは?と言われています。作中で、現代の人間が想像できない遥か未来は文明からかけ離れた世界で、生きるために壮絶な戦いが繰り広げられていました。アレクサンダーも戦いに身を投じていきます。

物語のラストに、アレクサンダーの友人・フィルビーが言った「家族を見つけた」というセリフがあります。エマのことしか考えていなかったアレクサンダーは、エロイ族と関わり、交流することで人生の目的・意味を見出すのでした。

見どころ②時間の経過

デジタルの時計のイメージ画像

映画「タイムマシン」で、主人公アレクサンダーが、過去と未来をタイムトラベルしますが、ここで、その日付をまとめてみました。初めて行ったのは、エマが殺された日の1899年の1月19日でした。そこでエマを救えなかったアレクサンダーは、今度は未来へ行くことを決意します。

初めての未来は、2030年の4月24日で、過去を変えることができるかを質問しますが、期待した答えが得られなかったアレクサンダーは、もう少し先の未来へ行きます。それが、2037年の4月でしたが、ここでは月の爆発があり、落下してきた隕石に当たるという不運に見舞われます。意識を失ったアレクサンダーが気づいた頃には、タイムマシンは80万年後を表示していました。具体的な日付は、802701年の7月16日です。

見どころ③未来の種族

80万年後の未来は、文明からかけ離れた世界になっていました。そこには月の異常から身を守るために進化した種族がいて、地上にいるのが、エロイ族で、地下にいるのがモーロック族でした。知能よりも体力、筋力に優れたモーロック族は、食べるためにエロイ族を襲うという過激な種族でした。

エロイ族は知能に優れ、英語を学習し話せるようになるなど、生きるために知恵を働かせる種族でした。このように、他のSF映画(タイムトラベルもの)にはない、想像を超えた世界が広がっているところが面白いと言われています。

見どころ④全知全能の老人

モーロック族とエロイ族の両方の種族を洗脳しているというウーバーは、高い知能を持つ全知全能という設定でした。アレクサンダーの思考を読み取り、彼の過去のことやタイムマシンのことを理解していました。ウーバーの言葉によってアレクサンダーは、過去よりもこれからの人生の目的を考えることができたということです。

タイムマシンに関する感想や評価は?

映画(洋画)「タイムマシン」の見どころは、タイムマシンで時間を超えるシーンのVFX(視覚効果)だということです。時間を超える、まさにその瞬間の周りの変化が見事に映像化されていると、高く評価されています。

過去に戻っても運命を変えることはできないと、教えられたという感想です。映画(洋画)「タイムマシン」は、運命は変えることができるのか?というテーマから始まります。恋人を救うためにタイムマシンを作った主人公ですが、何度過去へ行っても同じ結末を迎えてしまいます。過去を変えることはできないと悟った主人公は、映画の結末ですべてを受け入れ、今いる場所で生きることを決意しました。

映画(洋画)「タイムマシン」は、理屈抜きに観客を楽しませる作品だということで、映画の本来の意味を教えてくれる娯楽作品だという感想です。

タイムマシンのあらすじと感想をネタバレまとめ

いかがでしたか?映画(洋画)「タイムマシン」は、H.G.ウェルズの小説の中でも高評価の「タイム・マシン」が原作でした。H.G.ウェルズの紹介と、映画のネタバレあらすじを結末までと、映画の見所も見てきました。過去を変えるためタイムマシンを作った主人公は、過去も未来も受け入れ、今いる場所で生きる決意をする結末でした。タイムトラベルのシーンの映像も高評価された映画「タイムマシン」を、どうぞお楽しみください。

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