わたしのグランパのあらすじ感想・結末ネタバレ!ラストの真相に賛否両論?

映画「わたしのグランパ」は石原さとみの公式デビュー作品として知られています。筒井康隆の小説を原作としており、いじめられっ子の孫と刑務所から出所してきたばかりの祖父との心の交流を描いた物語で多くのファンを獲得したと言われています。ここでは「わたしのグランパ」のあらすじ感想を結末までネタバレ紹介します。また、登場人物紹介や賛否両論となったと言われているラストの真相についてもネタバレで取り上げていきます。

わたしのグランパのあらすじ感想・結末ネタバレ!ラストの真相に賛否両論?のイメージ

目次

  1. わたしのグランパとは?
  2. わたしのグランパのあらすじネタバレ
  3. わたしのグランパのラストネタバレ
  4. わたしのグランパの登場人物とキャスト
  5. わたしのグランパに関する感想や評価
  6. わたしのグランパのあらすじネタバレや感想まとめ

わたしのグランパとは?

「わたしのグランパ」は筒井康隆の小説を原作にした映画で2003年に公開されました。監督・脚本は東陽一が務めました。今では石原さとみの公式デビュー作として知られている「わたしのグランパ」は公開後16年を経た現在でも名作映画との感想を持たれていると言われています。また、豪華キャストの共演も公開当時大いに話題になったと言われています。

ここでは映画「わたしのグランパ」のあらすじや感想・結末をネタバレ紹介していきます。また、登場人物や演じた俳優についてもネタバレを交えて取り上げていきます。さらに賛否両論の感想を巻き起こしたと言われているラストの真相についてもネタバレで考察していきます。それではご覧ください。

わたしのグランパの映画情報

ここでは「わたしのグランパ」の映画情報について紹介していきます。「わたしのグランパ」は2003年4月5日に東映の配給で公開されました。ネタバレですが公開当初から話題を呼び作品は2003年の第27回モントリオール世界映画祭に出品されて最優秀アジア映画賞を受賞しました。「わたしのグランパ」が公式デビュー作となった石原さとみは国内の映画祭で実に6つの新人賞を獲得して高評価を受けました。

映画「わたしのグランパ」は筒井康隆の同名小説が原作となっています。原作小説版「わたしのグランパ」は「オール讀物」1999年4月号が初出です。同年8月に単行本が刊行されて第51回読売文学賞小説賞を受賞しています。また、ネタバレになりますが現在では同じく筒井の作品である「時をかける少女」以来のジュブナイル小説と位置付けられています。

わたしのグランパの映画予告

「わたしのグランパ」の映画予告について調査しましたが、残念ながら2019年8月現在インターネット上の動画サイトで映画予告を見ることはできません。映画予告編の中にネタバレ要素が入っていると分析するファンもいると言われています。映画「わたしのグランパ」はDVD化されているので容易に視聴が可能です。ネタバレすると予告編もDVDに収められています。

わたしのグランパの映画監督

映画「わたしのグランパ」の監督を務めたのは東陽一です。東陽一はこの映画で脚本も担当してます。映画監督東陽一について紹介します。東陽一は1934年11月14日生まれの84歳です。1963年に短編映画「A FACE」で監督デビューしました。1969年には長編第1作目となるドキュメンタリー映画「沖縄列島」を監督して多くの論議を巻き起こしました。

東陽一の監督としての名声を高めた作品は1978年の「サード」と1979年の「もう頬づえはつかない」です。さらに「四季・奈津子」(1980年)や「化身」(1986年)話題作を次々に発表しました。1992年の「橋のない川」は観客動員200万人を記録し最大のヒット作となりました。東陽一の2019年8月現在での最新監督作品は「だれかの木琴」(2016年)です。

わたしのグランパのあらすじネタバレ

ここでは映画「わたしのグランパ」のあらすじをネタバレ紹介していきます。祖父と孫の心温まる交流を描いた作品だという感想を持たれている「わたしのグランパ」はどのような物語なのでしょうか?それではネタバレ紹介をご覧ください。

あらすじネタバレ①父の日記

「わたしのグランパ」のあらすじネタバレ紹介です。五代珠子は中学1年生の少女です。珠子はある日父の日記をいけないと思いながらも盗み見てしまいます。そこには「囹圄」と書かれていました。その言葉から珠子はそれまでアメリカに住んでいると教えられてきた実の祖父謙三が刑務所に服役していることを知りました。ネタバレすると謙三は殺された親友の仇を討つために2人のヤクザを殺してしまったのです。

あらすじネタバレ②祖父の帰還

「わたしのグランパ」のあらすじネタバレです。謙三は刑期を終えて娑婆に出てくることになりました。ネタバレすると謙三の出所を聞いた珠子の祖母操は謙三と入れ替わりに家を出てしまいました。初めて会う祖父に珠子は戸惑ってしまい、ぎこちない態度で謙三に接することとなります。

「わたしのグランパ」のあらすじネタバレです。珠子はクラスメートがいじめられているのを助けたことで現在はいじめられていました。謙三は商店街を歩いている時にクラスの不良たちにいじめられている珠子を目撃して、不良どもから珠子を助けました。商店街の人々も久しぶりに姿を見せた謙三のことを慕っています。ネタバレですが珠子はこの事がきっかけで徐々に謙三と打ち解けていきます。謙三は正義感の強い人間でした。

あらすじネタバレ③打ち解ける2人

「わたしのグランパ」のあらすじネタバレ紹介です。打ち解けてきた珠子と謙三でしたが、謙三は珠子の両親である恵一と千恵子の夫婦仲が良くないことに気づきました。ネタバレですがそこで謙三は珠子と組んで毎年正月に行っている家族旅行を今年は恵一と千恵子2人きりで行かせることを計画し実行しました。そして謙三と珠子はホテルへ行きカウントダウンのパーティーに参加しました。

あらすじネタバレ④謙三の秘密

「わたしのグランパ」のあらすじネタバレです。カウントダウンパーティーに参加した謙三と珠子です。ここでも謙三は大人気で歌など歌って場を大いに盛り上げました。ネタバレですが謙三は珠子に秘密を打ち明けました。それは天井裏に隠してあったスーツケースに入った2億円の札束でした。ネタバレですがこれは謙三がヤクザから奪ったお金だったのです。

「わたしのグランパ」のあらすじネタバレ紹介です。謙三は13年前にヤクザからお金を奪いました。謙三は昔ヤクザに会社を潰されて親友を殺されました。そのことを珠子に話したのです。ネタバレするとヤクザをそのままにしておいては治安が守れなくなってしまうと判断し謙三はヤクザの事務所に殴り込みをかけました。その結果殺人犯として刑務所に収監されたのでした。

わたしのグランパのラストネタバレ

ここでは映画「わたしのグランパ」のラストをネタバレ紹介していきます。謙三と珠子は打ち解け合い、謙三の秘密も共有することとなり物語は佳境へと入っていきます。それではラストネタバレ紹介をご覧ください。

ラストネタバレ①珠子のピンチ

映画「わたしのグランパ」のラストネタバレ紹介です。下校途中の珠子と友人の町子は町のヤクザ疋田組の組員たちに誘拐されてしまいます。山奥の廃墟で珠子は椅子に縛られます。町子は謙三に金を持って来るように言うための伝令として解放されます。金とは13年前に奪った2億円のことです。

「わたしのグランパ」ラストネタバレ紹介です。町子から珠子が捕らわれたことを聞いた謙三は金を持って廃屋に乗り込みました。椅子に縛られた珠子は組員に襲われそうになりますが、突如椅子が宙に浮いて難を逃れます。謙三はなんとか無事に珠子を取り返すことに成功しました。

ラストネタバレ②謙三の葬式

「わたしのグランパ」のラストネタバレです。ある日謙三は川で溺れている少女を助けて亡くなってしまいました。謙三の葬儀には生前お世話になった人々がたくさん訪れて故人を偲びました。悲しみに暮れていた珠子でしたが、彼女は自分の髪を切り川に佇んでグランパ謙三を偲びました。

ラストはファンタジーで賛否両論

映画「わたしのグランパ」のラストネタバレです。物語の盛り上がりの1つであると言われている珠子の救出劇は賛否両論を呼んだと言われています。ネタバレになりますが椅子に縛られて気を失っている珠子が椅子ごと宙に浮いて危難を逃れるというものです。原作にはないシーンです。ホームドラマと任侠劇を絶妙なバランスで合わせたと言われている同作品においてこのシーンだけはいただけないと評されています。

ラストネタバレです。物議を醸した珠子が椅子ごと空中浮遊するシーンはネタバレですが筒井康隆の原作にはありません。このシーンは監督・脚本の東陽一が付け加えたものでした。東陽一はこの映画をファンタジー映画と位置付けて監督・脚本したとのことで、ファンタジーの要素としてあのシーンを作ったと発言しています。

わたしのグランパの登場人物とキャスト

ここでは「わたしのグランパ」の登場人物とキャストをネタバレも交えて紹介していきます。主演の菅原文太とヒロインの石原さとみの他にも豪華キャスト出演で知られている「わたしのグランパ」の登場人物・キャスト紹介をご覧ください。

登場人物キャスト①五代珠子/石原さとみ

「わたしのグランパ」でヒロイン五代珠子を演じたのは石原さとみです。持ち前の正義感で何事にも取り組んでいく少女を石原さとみが好演しました。彼女の公式デビュー作となり、国内6つの映画賞で新人賞を受賞し華々しいデビューを飾ったと言われています。

石原さとみは1986年12月24日生まれの32歳です。第27回ホリプロスカウトキャラバンで「ピュアガール2002」グランプリを受賞したことで芸能界入りしました。「わたしのグランパ」出演後は女優として大活躍しています。テレビドラマ「失恋ショコラティエ」「アンナチュラル」や映画「北の零年」「シン・ゴジラ」など多くの話題作に出演しています。

登場人物キャスト②五代謙三/菅原文太

「わたしのグランパ」で主役五代謙三を演じたのは菅原文太です。正義感に燃える男謙三は親友の仇と町を守るために疋田組に殴り込みをかけ服役します。任侠の要素を持った正義漢を菅原文太がさすがの演技力で観客を魅了したと評されています。

菅原文太は1933年8月16日生まれです。1956年の映画デビュー以降数多くの映画やテレビドラマに出演してきました。菅原文太の大ヒット作といえば「仁義なき戦い」シリーズと「トラック野郎」シリーズです。どちらも現在もファンを増やし続けている名シリーズとして知られています。菅原文太は2014年11月28日に惜しまれつつこの世を去りました。81歳でした。

登場人物キャスト③五代千恵子/宮崎美子

「わたしのグランパ」の登場人物・キャスト紹介です。珠子の母親五代千恵子を演じたのは宮崎美子です。専業主婦ですが肝の据わったところもある女性を宮崎美子が好演しました。宮崎美子は1958年12月11日生まれの60歳です。1980年にミノルタのCMで鮮烈デビューをした後は女優として多くの映画やドラマで助演しています。

登場人物キャスト④五代恵一/平田満

珠子の父五代恵一を演じたのは平田満です。ごく普通のサラリーマンですが父謙三の行動には理解を示しています。平田満は1953年11月2日生まれの65歳です。つかこうへいの舞台の常連として知られており1982年の映画「蒲田行進曲」のヤス役で大ブレイクしました。現在も映画・テレビドラマに欠かせない存在となっています。

登場人物キャスト⑤五代操/波乃久里子

珠子の祖母五代操を演じたのは波乃久里子です。珠子からグランマと呼ばれている操は謙三の出所と入れ替わりで五代家を出ます。波乃久里子は1945年12月1日生まれの73歳です。歌舞伎の家に生まれ父は十七代目中村勘三郎、弟は十八代目中村勘三郎です。歌舞伎の舞台に立ちながら映画やテレビドラマにも出演しています。

登場人物キャスト⑥疋田隆三/伊武雅刀

疋田組組長疋田隆三を演じたのは伊武雅刀です。13年前に謙三が奪った2億円のありかを捜すために謙三に接触します。伊武雅刀は1949年3月29日生まれの70歳です。1967年の俳優デビュー以降声優などをして下積みをした後「スネークマンショー」に参加したことで知名度を上げ、以降は映画・テレビドラマにおいて重厚な演技を披露しています。

登場人物キャスト⑦中藤慎一/浅野忠信

バー「じゃすみん」のマスター中藤慎一を演じたのは浅野忠信です。謙三の行きつけの店のマスターですが実は13年前の事件にも関わっています。浅野忠信は1973年11月27日生まれの45歳です。1988年のデビュー以降映画を中心に俳優活動を続けており多くのファンを獲得し続けています。

わたしのグランパに関する感想や評価

ここでは「わたしのグランパ」に関する感想や評価を紹介していきます。名作だと言われている「わたしのグランパ」はTwitter上でどのような評価を得ているのでしょうか?

テレビで放送された「わたしのグランパ」をご覧になった方のツイートです。賛否両論となった空中浮遊のシーンはカットされていたとのことで、そのシーンにも何らかの意味があるはずとの感想をお持ちです。

菅原文太のファンの方のツイートです。筒井康隆のファンでもあり、2人がクロスした「わたしのグランパ」での菅原文太の演技がすごく良かったとの感想をお持ちです。

「わたしのグランパ」の謙三役は当初高倉健だったという方のツイートです。高倉健が断って菅原文太になりましたが、結果的にそれが作品としては良かったとの感想をお持ちです。

わたしのグランパのあらすじネタバレや感想まとめ

映画「わたしのグランパ」のあらすじネタバレや感想を紹介してきました。また、登場人物・キャスト紹介も行ってきました。「わたしのグランパ」は原作も映画も容易に見ることができる作品ですのでこの機会に是非ご覧ください。

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