ニードフル・シングスあらすじネタバレと感想!スティーブン・キング原作の衝撃の結末

スティーブン・キングの小説を原作とした「ニードフル・シングス」というホラー映画をご存知でしょうか?今回はニードフル・シングスについて、あらすじから結末までを詳しくご紹介します。更に実際に作品を鑑賞した人の感想についてもまとめているので、ネタバレを知りたいという人は必見です。平和だった田舎町のキャッスルロックを恐怖に陥れた人物の正体は、一体何だったのでしょうか?

ニードフル・シングスあらすじネタバレと感想!スティーブン・キング原作の衝撃の結末のイメージ

目次

  1. ニードフル・シングスとは?
  2. ニードフル・シングスのあらすじネタバレ
  3. ニードフル・シングスの結末ネタバレ
  4. ニードフル・シングスの登場人物とキャスト
  5. ニードフル・シングスに関する感想や評価
  6. ニードフル・シングスのネタバレまとめ

ニードフル・シングスとは?

スティーブン・キングが原作の映画が好きだという人も多い筈ですが、キャッスルロックという町が舞台の「ニードフル・シングス」という作品はご存知でしょうか?今回はニードフル・シングスのあらすじから結末までを、ネタバレと共に詳しくご紹介します。まだニードフル・シングスを観た事が無いという人は、閲覧にはくれぐれもご注意ください。ニードフル・シングスを観た人の感想についてもまとめています。

ニードフル・シングスの映画作品情報

ニードフル・シングスは1993年8月27日に公開されたホラー映画で、日本での公開は1994年5月14日です。とある骨董品店を舞台とした狂気の物語で、小さな田舎町キャッスルロックが恐怖に陥る事となります。俳優のチャールトン・ヘストンの息子である、フレイザー・C・ヘストンが監督を務めた事でも話題となりました。自分の欲しい物を手に入れる為に、人々が変化していく姿に言い知れぬ恐怖を感じられる筈です。

ニードフル・シングスの予告編動画

ニードフル・シングスの予告編動画を観てみると、古い作品でありながら異様な空気を感じ取る事ができる映像となっています。スティーブン・キングらしい心理描写が秀逸な作品でもあるので、予告編を観て気になったという人は是非ニードフル・シングスを鑑賞してみる事をおすすめします。スティーブン・キングのファンでなくとも、きっと楽しむ事ができる映画となっている筈です。

原作はスティーブン・キングの小説

ニードフル・シングスの原作は、スティーブン・キングの同名小説です。原作に忠実に制作された映画となっているので、原作のファンも楽しむ事ができる映画です。スティーブン・キングの執筆する作品は、幽霊が出てくる様な恐怖よりも人間の深層心理を巧みに表現したお話が多いのも特徴です。ホラー映画に人間的な恐ろしさを求めている人は、スティーブン・キング原作の映画などを観ると好みに合う作品が見つかる筈です。

ニードフル・シングスのあらすじネタバレ

人間的な恐怖を描いたニードフル・シングスという映画ですが、続いては気になるあらすじを順番にご紹介します。スティーブン・キングの小説が原作とあって面白さは間違いない筈ですが、原作で感じられた恐怖も映像になると更に恐ろしさを増したものとなっています。ネタバレを含んだあらすじとなっているので、まだネタバレを知りたくないという人は自己責任でお願いします。

あらすじネタバレ①キャッスルロックの骨董店

メイン州にある平和な田舎町のキャッスルロックに、「ニードフル・シングス」という名前の骨董品店がオープンする事となりました。小さな町で新たな店が開くとあって、町の人達は興味を惹かれます。ブライアンという少年が骨董品店を訪れると、店の中からはリーラントという老いた店主が姿を現しました。リーラントはブライアンに対して、心から欲しい物を何でも与えてくれるのだと言います。

ただし欲しい物を与える対価として、支払いは金銭ではなくとあるイタズラをする様にと約束させられました。店にはブライアン以外の住人も買い物に訪れましたが、リーラントはブライアンに告げた様に欲しい物を売る代わりにイタズラをするよう言いました。やがて町ではその悪戯が発端となり、住人達がいがみ合いを始めてしまいます。

あらすじネタバレ②事件発生

町では変わり者だと言われているウィルマの家で、ブライアンはリーラントとの約束通りイタズラを仕掛けます。ウィルマの家の洗濯物を汚した後に、リンゴを投げ入れたのです。一方飲んだくれのヒューは、ネティというカフェの店主の飼い犬を殺してしまいました。ウィルマとネティはその犯人がお互いであると勘違いをして、互いを殺し合おうとした末にどちらも死亡してしまうという事件が発生したのです。

イタズラのつもりであったブライアンは、恐ろしい事件を起こしてしまった後悔から拳銃を使い、自殺未遂を起こしてしまいます。その際に保安官のアランに、イタズラの発端はリーラントの仕業である事をほのめかす言葉を残していました。それ以降も中傷の書かれたチラシを貼られる人や、車のパンクをさせられるなどイタズラは留まらず、町の人間は日頃から仲の悪い相手が仕掛けてきているものだと思い込んでしまいました。

あらすじネタバレ③悪の組織

車のパンクをさせられてしまったヒューは、飲んだくれの自分を追い出してばかりのバーの店主の仕業であると思い、撃ち合いに発展します。行政委員であるダンはアランの部下へ暴行した上に、その部下と自分の妻が不倫をしていると疑惑を持ち、最終的に妻を殴り殺してしまったのです。更にリーラントはアランの恋人であるポリーにもイタズラを仕掛けました。横領をしていたとされるダンに、アランが関係していたというのです。

実際にアランの船の中に大金が置かれているのを見つけたポリーは、その事実に失望します。次々と起こる事件を不審に思ったアランは、リーラントの骨董品店を捜査する事にしました。調べていくうちに、数百年もの長い間に発生した事件の場にリーラントがいた事がわかります。リーラントは人間ではなく、悪魔という存在であるのだと知りました。その事実に辿り着いたアランは、教会へ足を運びます。

あらすじネタバレ④変わり果てた町

教会に辿り着いたアランは神父にリーラントが悪魔である事を訴えますが、神父は信じてくれません。しかし教会が突如爆破された事によって、事態は一転します。カトリック教である神父は、その爆破が日頃対立をしているバプテスト派の牧師によるものであると思い、牧師の所へ行きました。町の中ではあちらこちらで争いが起こり、平和だった町の中は気付けば狂気に変わり果ててていたのです。

ニードフル・シングスの結末ネタバレ

店主の正体がまさかの人間ではなかったという驚きの展開を見せるニードフル・シングスですが、続いては気になる結末についてもネタバレと共にご紹介します。結末を知った上でも、鑑賞後には人間不信となってしまいそうなあらすじに背筋が凍ります。平和だったキャッスルロックはどうなってしまうのか、その結末から目が離せません。

結末ネタバレ①爆死

バプテスト派の牧師の元へ辿り着いた神父は、牧師と殺し合いを始めてしまいます。神父の後を着いてきていたアランは銃を向けて二人の争いを止めようとしますが、そこにリーラントが姿を現します。リーラントはアランに対し、銃を撃つ様にそそのかしてきました。しかしどうにか留まったアランは、空に向けて銃を撃つ事で注意を引き、争いを続ける町の人々に対して必死の説得を試みました。

アランの行動によって争っていた人々は我に返り、これまでのイタズラは全てリーラントによってそそのかされたものである事を打ち明けます。けれどそんな人々に対して、リーラントは「実行すると決断したのは自分自身だ」と、人間の心の中に潜む悪魔の存在を説きました。その時現れたダンは、愛する妻を殺してしまった事で自暴自棄になり、自身の身体に爆薬を巻き付けた状態でリーラントもろとも爆死したのです。

結末ネタバレ②悪夢は再び

爆破をしたダンは死亡してしまい、キャッスルロックの住人は木っ端微塵となった店を呆然と眺めていました。しかしリーラントは何事も無かったかの様に、燃え盛る瓦礫の中から姿を現したのです。「今回は成功とは言えない」と言うリーラントはアランの元へ近づき、またすぐに戻ってくると告げます。更にリーラントは、アランの恋人であるポリーとアランとの未来についても語ります。

リーラントは、2053年にアランとポリーの孫とジャカルタで会う予定があるというのです。君の孫によろしく伝えてくれと言うリーラントは、車に乗ってキャッスルロックの町を去って行ったのでした。ようやく平和なキャッスルロックの日常が戻ってくるかに思えましたが、アランには再び悪夢が訪れる事を予感させる結末となりました。

ニードフル・シングスの登場人物とキャスト

町を恐怖に染め上げた悪魔は去ったものの、ハッピーエンドとは言えない結末を迎えたニードフル・シングスという映画でした。続いてはニードフル・シングスの登場人物と、演じていたキャストについても順番にご紹介します。キャッスルロックを狂気に陥れたのはリーラントだけでなく、キャスト陣の迫真の演技にもあったのだと言えるのではないでしょうか?注目のキャストが勢揃いしています。

リーランド・ゴーント役/マックス・フォン・シドー

生年月日:1929年4月10日(現在90歳)
出身:スウェーデン、ルンド
身長:193cm
職業:俳優
出演作品:「メキシコで死ね」「アンネ・フランクの日記」「移民者たち」「勝利への脱出」
吹き替え声優:津嘉山正種

アラン・パングボーン保安官役/エド・ハリス

生年月日:1950年11月28日(現在68歳)
出身:アメリカ合衆国ニュージャージー州
身長:175cm
職業:俳優、プロデューサー、監督、脚本家
出演作品:「ライトスタッフ」「トゥルーマン・ショー」「めぐりあう時間たち」「ゴーン・ベイビー・ゴーン」
吹き替え声優:菅生隆之

ポリー・チャルマーズ役/ボニー・ベデリア

生年月日:1948年3月25日(現在71歳)
出身:アメリカ合衆国ニューヨーク
身長:163cm
職業:女優
出演作品:「ダイ・ハード」「ひとりぼっちの青春」「ふたりの誓い」「推定無罪」
吹き替え声優:高島雅羅

ネティティア・“ネッティ”・コブ役/アマンダ・プラマー

生年月日:1957年3月23日(現在62歳)
出身:アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク
身長:163cm
職業:女優
出演作品:「ホテル・ニューハンプシャー」「ジョー、満月の島へ行く」「ハネムーンは命がけ」「ノストラダムス」
吹き替え声優:野沢由香里

ダンフォース・“バスター”・キートン三世役/J・T・ウォルシュ

生年月日:1943年9月28日(54歳没)
出身:アメリカ合衆国サンフランシスコ
身長:185cm
職業:俳優
出演作品:「キングの報酬」「ベルーシ/ブルースの消えた夜」「ア・フュー・グッドメン」「レッドロック/裏切りの銃弾」
吹き替え声優:内田直哉

ノリス・リッジウィック副保安官役/レイ・マッキノン

生年月日:1957年11月15日(現在61歳)
出身:アメリカ合衆国ジョージア州アデル
身長:187cm
職業:俳優、映画監督、テレビプロデューサー
出演作品:「ラジオタウンで恋をして」「パーフェクト・ワールド」「ザ・インターネット」「しあわせの隠れ場所」
吹き替え声優:川島得愛

ニードフル・シングスに関する感想や評価

終始見どころ満載となっている映画のニードフル・シングスですが、実際に鑑賞した人はどの様な感想を抱いたのか、気になる人もいるのではないでしょうか?続いてはニードフル・シングスを鑑賞した人の、Twitter上での感想についても少しだけご紹介します。平和なキャッスルロックが変化していく様は、どの様に捉えられたのでしょうか?
 

ニードフル・シングスは、何年経ってから鑑賞しても名作であるとの感想も見られました。黒幕が人間ではなく悪魔であったという非現実的な要素が含まれる映画であるものの、作中で描かれる恐怖はまさに人間の心の奥に潜むものであり、誰にでも起こり得る恐怖であるとも言えるのかもしれません。人の命を奪ってまで欲しい物があるかどうか、考えさせられる作品となっています。

ホラー映画と言われるとそれなりの心霊的な恐怖を求めてしまう人もいるかもしれませんが、そういった類のホラー要素は少ない作品となっている為、そこを求めての鑑賞の場合には物足りなさもある作品かもしれません。しかし心理的な恐怖や人間の愚かさといったものを感じられる映画である為、作品としては十分に楽しめるという感想もありました。アラン役のエド・ハリスがかっこいいという感想も見られます。

ニードフル・シングスのあらすじとしては間違ってはいませんが、こういった勧め方をして誰かに観て貰い、感想を言い合うのも面白い作品かもしれません。ただしこれもある意味では、ニードフル・シングスの内容の様にイタズラを仕掛ける事になってしまうので、おすすめする相手によっては怒られてしまう事もありそうです。相手の性格によっては注意が必要です。

ニードフル・シングスのネタバレまとめ

田舎町のキャッスルロックを恐怖に陥れるニードフル・シングスという映画について、ネタバレを含めたあらすじから結末まで、更には鑑賞した人の感想などもご紹介しましたが、恐ろしい作品だと理解できたのではないでしょうか?これまで作品を知らなかったという人も、ネタバレを知っても楽しめる作品となっている筈なので、気になった場合には是非自分の目で鑑賞してみる事をおすすめします。

更に映画は観た事があったけれどスティーブン・キングの原作の存在は知らなかったという人は、この機会に原作の小説も読んでみるのも良いかもしれません。映画と原作の違いを比較しながら、改めてスティーブン・キング作品を楽しんでみるとまた違った感想も出てくる事があるかもしれませんし、キャッスルロックの町の変化を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか?

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