イージー・ライダーの結末をネタバレ!あらすじと感想もご紹介!

若者2人のバイク旅とその衝撃的な結末で知られる映画「イージー・ライダー」は、アメリカン・ニュー・シネマを代表する名作です。本文では、1969年に公開された映画「イージー・ライダー」のあらすじと結末のネタバレ、イージー・ライダーとアメリカン・ニュー・シネマのレビュー、映画「俺たちに明日はない」との共通点、作品の比較考察、映画「イージー・ライダー」に関する感想や評価を紹介します。

イージー・ライダーの結末をネタバレ!あらすじと感想もご紹介!のイメージ

目次

  1. イージー・ライダーとは?
  2. イージー・ライダーのあらすじと結末をネタバレ
  3. イージー・ライダーとアメリカン・ニュー・シネマをレビュー
  4. イージー・ライダーと俺たちに明日はないの共通点
  5. イージー・ライダーを俳優から考察
  6. イージー・ライダーに関する感想や評価
  7. イージー・ライダーの結末をネタバレ!まとめ

イージー・ライダーとは?

映画「イージー・ライダー」は、白人主義者たちからの差別にめげず、自由を謳歌しながら生きようとするアウトローなバイク乗り2人の旅路とその結末を描いたアメリカン・ニュー・シネマの代表作です。以下では、映画「イージー・ライダー」のあらすじや衝撃的な結末のネタバレやレビュー、映画「俺たちに明日はない」との共通点や感想・評価などを紹介します。

イージー・ライダーの作品情報

映画「イージー・ライダー」の作品情報の紹介・イメージ画像

1969年にアメリカで公開された映画「イージー・ライダー」は、排他的社会の不条理さや白人主義者に代表される人種差別など、アメリカ社会が抱える問題を、主人公であるバイク乗りワイアットとビリーの旅路を通じて表現した、アメリカン・ニュー・シネマの代表作です。主人公2人の衝撃的な結末は、現在も多くの感想やレビューが寄せられています。

概要

主人公・ワイアットが運転する大型バイクは、ハーレーダビッドソンのチョッパーで、斬新なデザインや颯爽とチョッパーを走らせるワイアットのカッコいいシーンも、「イージー・ライダー」の人気に火を付けました。また、主人公達がドラッグを使用するシーンでは、本物のマリファナを用いて撮影されたと言われています。

キャスト

映画「イージー・ライダー」の主な出演キャストは、主人公ワイアット(キャプテン・アメリカ)役を務めたピーター・フォンダと、相棒・ビリーのデニス・ホッパー、真面目な弁護士ジョージ・ハンセン役で好評を得たジャック・ニコルソンです。彼らは、俳優としての出演だけでなく、作品の企画から監督・脚本・制作までを担い、バイクを颯爽と走らせる主人公たちのカッコいいシーンが人気に火を付けました。

スタッフ

打ち合わせをする制作スタッフ・イメージ画像

映画「イージー・ライダー」は、監督をデニス・ホッパーが、企画・制作をピーター・フォンダが担いました。また、脚本は、主演2人と、脚本家テリー・サザーンとの共同制作、音楽はアメリカのフォーク・ロックバンド・ザ・バーズが担当しました。

アメリカン・ニュー・シネマの代名詞

映画の上映中・イメージ画像

アメリカン・ニュー・シネマの代名詞として、1998年にアメリカ国立フィルム登録簿にも選ばれた映画「イージー・ライダー」は、ハーレーにまたがりながら、ニューオリンズを目指して旅を続ける若者2人が体現する自由と、行く先々で遭遇する現地住民の拒絶を通じて、白人至上主義が謳われるアメリカ社会の現実を表現しました。

また、映画「イージー・ライダー」終盤で描かれた自由を謳歌する若者の衝撃的な最期や結末は、アメリカ社会が抱える不条理な差別を最も体現したシーンとも言われ、現在も高い評価や多くのレビューが寄せられている名作です。また、映画「イージー・ライダー」の主題歌ステッペン・ウルフの「Born To Be Wild(ワイルドで行こう)」も、40年以上たった現在も高い人気を誇るロックの名曲です。

イージー・ライダーのあらすじと結末をネタバレ

衝撃的な結末やアメリカ社会が抱える問題を色濃く表現した作風で、多くのレビューが寄せられる映画「イージー・ライダー」のあらすじと結末をネタバレ紹介します。

ネタバレあらすじ①ロスアンゼルスから来たバイク乗り

メキシコの廃れたバーを訪れた若者2人・ワイアット(キャプテン・アメリカ)とビリーは、メキシコの麻薬王からマリファナをもらい受けます。そして、アメリカの大都市・ロスアンゼルスで麻薬の密売に成功した2人は、旅の目的をルイジアナ州・ニューオリンズで行われる謝肉祭(マンディグラ)に定め、愛車のハーレー・ダビッドソンを走らせます。

愛国心の象徴とも呼べる星条旗柄のペイントを施したハーレーでアリゾナ州境を走る2人は、モーテルで一泊することを決めます。しかし、2人の風貌を見て、アウトロー的な存在であることを見抜いた宿主は、彼らの宿泊を拒否し、ワイアットとビリーは野宿することに決めます。

あからさまな差別を受けながらも、自由を愛する2人は先ほどの出来事を気にすることはありませんでした。そして、焚火を囲みながら、旅の目的である謝肉祭での楽しみ方や、自身の夢について語り合いながら夜を明かし、再びバイクを走らせ、ニューオリンズへ向かいます。

翌日、タイヤがパンクした2人は、カトリック教のある農家を訪れ、パンクの修理と昼食をいただきます。その後、ニューオリンズに向かって再び走り出した2人は、道中でヒッチハイカーを拾い、砂漠地帯を走り抜けながら、東へと進みます。そして、旅の途中で野宿を共にしながら、ヒッチハイカーの目的地であるコミューンへ寄り道します。

ネタバレあらすじ②捕まった2人

コミューンには、複数人のヒッピーが暮らしており、ワイアットとビリーも、コミューンで気ままな楽しい時間を過ごします。その後、目的地の到着を目指して旅を続ける2人は、ある町で催されていたパレードにバイクでついて行った行為が、無許可デモと勘違いされ、拘置所へ入れられてしまいます。そして、同じ部屋にいた弁護士・ハンセンの計らいによって、ワイアットとビリーは刑務所を出ることに成功します。

その後、ワイアットとビリーの旅の目的を聞いたハンセンは、共に謝肉祭に行きたいと申し出、2人にニューオリンズにある娼館の名刺を渡します。そして、ハンセンも2人のバイク旅に加わりながら、その道中で野宿をしたり、マリファナを吸って幻覚を楽しんでいました。

ネタバレあらすじ③野宿

道中、ある田舎町のレストランに立ち寄った3人は、地元の人間とは異なる風貌・アウトローを象徴するような身なりから、保安官や男性客からひどい差別を受けます。彼らの不当な差別に不愉快さを感じた3人は、そのお店を出て、その晩は野宿をすることに決めます。彼らの差別について、ハンセンは2人の自由な生き方に嫉妬していると解釈し、ワイアットとビリーを元気づけます。

しかし、昼間の男達の嫉妬が収まる様子はなく、3人が野宿している場所へ駆けつけると、3人に襲いかかります。彼らの過激な暴力は、共に旅をしていたハンセンの死を招き、ワイアットは、アメリカ社会が抱える不条理さに心を痛めます。その後、ニューオリンズの地に足を踏み入れた2人は、ハンセンの意を汲み、名刺にあった娼館へ向かい、メアリーと出会います。

薬物の使用と幻覚・イメージ画像

街は謝肉祭で活気に溢れる中、浮かない表情のワイアットは、メアリーを連れて街の外へ出ると、ドラッグを使用して幻覚を体験しながら、謝肉祭を楽しみます。

ネタバレあらすじ④結末は死

麻薬の密売で大金を手に入れたワイアットとビリーは、旅の最終目的に向めてバイクを走らせます。フロリダに着いたらアウトローを引退し、その地で余生を過ごすことを夢見ていた2人でしたが、道中で思わぬ障壁が立ちふさがります。それは、田園地帯を走る最中、彼らの身なりに目を付けた地元の農夫が、脅し目的でライフルを向けます。

挑発されたビリーは、農夫に向かって指を立てます。しかし、ビリーの行為は農夫を怒りを買ってしまい、2度目の銃撃で、ビリーは倒れてしまいます。農夫たちは引き返す様子もなくトラックを走らせ、ビリーの突然の死に怒りを覚えたワイアットは、トラックを追いかけていきます。すると、ワイアットに気が付いた農夫は、トラックを反転させると、ワイアットに向けてライフルを撃ち、バイクは粉々に砕け炎上します。

イージー・ライダーとアメリカン・ニュー・シネマをレビュー

イージーライダーとアメリカン・ニュー・シネマのレビュー・イメージ画像

ハリウッド映画の衰退と同時に、登場したアメリカン・ニュー・シネマは、アメリカ社会に潜む闇や不条理に、真の自由とは何かを訴えかけた斬新なストーリーが見どころの名作を生み出し、映画評論家によるレビューも多く寄せられました。以下では、イージー・ライダーとアメリカン・ニュー・シネマのレビューを作品のネタバレも含めて紹介します。

イージー・ライダーの特徴

若者2人のバイク旅とその結末を描いた「イージー・ライダー」は、制作当時のアメリカで問題となっていたベトナム戦争への軍事的介入や徴兵制度、黒人差別など白人至上主義者による不当な差別行為、公民権運動などを巧みに表現されていることが高く評価されました。一方で、主人公達が求める自由の象徴としてヒッピーやフラワー・ピープル、ドラッグなどが至るところに登場していることも、本作品の特徴に挙げられます。

新たな映画産業の先駆け

映画の撮影・イメージ画像

また、映画「イージー・ライダー」では、自由の象徴として主人公たちがマリファナを実際に吸うシーンなどの斬新な演出も、当時の映画産業では新たな試みとされるシーンも描かれ、注目を浴びました。このように、ハリウッド映画では観られない新しい視点で描かれた作品に、反体制を掲げる若者だけでなく、映画評論家の間でも高い評価を受け、アメリカン・ニュー・シネマの先駆けとなりました。

ハリウッド映画とアメリカン・ニュー・シネマの違い

ハリウッドの看板・イメージ画像

ハリウッド映画とアメリカン・ニュー・シネマは、共にアメリカ映画でありながら、以下のような違いが見られます。まず、ハリウッド映画とは、アメリカ・ロサンゼルスにあるハリウッド地区の映画会社で制作された作品を指し、英雄の一大叙事詩や壮大な恋物語のように、観客に夢と希望を与えることを主眼としたハッピーエンドのあらすじや結末が特徴です。

次に、アメリカン・ニュー・シネマは、「イージー・ライダー」の主人公2人のように、反体制的な人間を心情を描いたあらすじや結末、アンチ・ヒーローの登場のように、鬱屈した世相の反映とアメリカ社会の不条理さを表現した映画ジャンルを指す和製英語です。英語では「New Hollywood」と表現します。

イージー・ライダーと俺たちに明日はないの共通点

イージーライダーと俺たちに明日はないの共通点・イメージ画像

アメリカ・ニュー・シネマのもう1つの名作「俺たちに明日はない」は、「イージー・ライダー」と同時期に制作・公開された作品です。以下では、アメリカン・ニュー・シネマの先駆けとなった映画「俺たちに明日はない」のあらすじや「イージー・ライダー」との共通点を紹介します。

俺たちに明日はないの作品情報

実在の事件と犯罪者である男女の逃避行と結末を描いた映画「俺たちに明日はない」は、世界恐慌時代のアメリカを舞台に、銀行強盗ボニーとクラウドの出会いから壮絶な最期を描いた作品です。映画ラストにて、主人公の男女が銃弾87発を受けて絶命していくシーンは、多くの視聴者に衝撃を与え、アメリカン・ニュー・シネマの名シーンとして語り継がれています。

俺たちに明日はないの概要

映画「俺たちに明日はない」は、1967年8月4日に行われたモントリオール映画祭での先行上映を経て、全米で公開されました。当初は「B級映画」と配給会社からの評価は低かったものの、ハリウッド映画にはない斬新なあらすじと結末に多くの映画評論家が絶賛し、レビューを寄せたことや、若者世代から絶大な支持を受けたことで、映画の上映規模を拡大し、大ヒットを記録しました。

俺たちに明日はないのキャスト

映画「俺たちに明日はない」の主人公ボニー・パーカー役をフェイ・ダナウェイ、クライド・バロウをウォーレン・ベイティが演じました。また、クライド役のベイティは、「俺たちに明日はない」の制作も担当しています。

俺たちに明日はないのあらすじ

平凡な生活に退屈していたボニーは、ある日、食料品店で強盗を働いているクライドを目撃したことを受け、ボニーは刺激を求めてクライドと銀行強盗に走り、町から町へと繰り出していきます。そして、ボニーとクライドの強盗団の犯罪行為は、新聞にも取り上げられると同時に、貧しい銀行の客からは金を奪わないスタイルは、一部の人間からもてはやされました。

しかし、強盗団の活躍は、警察による思わぬ襲撃や仲間の裏切りにより、ボニーとクライドは窮地に立たされます。そして、お互いの気持ちを確かめ合ったボニーとクライドは、隠れ家から外に出た瞬間、2人を待ち伏せしていたテキサス・レンジャーの一斉射撃を浴び、絶命します。

2つの映画には共通点が多い

2つの映画の共通点・イメージ画像

新しい映画産業の先駆けとなったアメリカン・ニュー・シネマの名作「イージー・ライダー」と「俺たちに明日はない」は、犯罪者を主人公にしたあらすじや壮絶な結末、多くの評論家がレビューを寄せたことや、高い評価を得ているだけでなく、以下のような共通点も挙げられます。

共通点①テーマ

映画のテーマ・イメージ画像

ここまであらすじネタバレを紹介した両者の作品の共通点に、「犯罪」というテーマが浮かび上がります。まず、「イージー・ライダー」の主人公は映画冒頭で描かれた麻薬の密売を、「俺たちに明日はない」の主人公は銀行強盗を行なっており、両者は犯罪者であることが挙げられます。

共通点②生き様

両者の2つ目の共通点に、主人公たちのアウトローとしての生き様が挙げられます。まず、「イージー・ライダー」では、冒頭部分でしか描かれなかったものの、あらすじネタバレで紹介したように、ワイアットとビリーは麻薬の密売を行なう犯罪者です。そして、実在の事件を映画化した「俺たちに明日はない」の主人公男女も、銀行強盗という犯罪者として描かれています。

共通点③混沌とした社会

両者の時代背景はそれぞれ異なるものの、どちらも混沌したアメリカ社会の現実を、映画を通じて鮮明に描いています。ヒッピーが登場する「イージー・ライダー」の舞台は、ケネディ大統領暗殺やベトナム戦争中期、カウンターカルチャーが、背景にあります。一方、「俺たちに明日はない」の舞台は、世界恐慌や大不況時代のように、アメリカ経済の低迷期が背景に描かれています。

共通点④ロード・ムービー

撮影に使用された道路・イメージ画像

両者のストーリーは、あてのない旅や追っ手からの逃避行のように、ロード・ムービーに仕立て上げられています。「イージー・ライダー」では、麻薬の密売で儲けた大金を片手に大型バイクの旅に出た主人公2人の動向が、「俺たちに明日はない」では、車を使用した逃避行を描いています。

共通点⑤犯罪者の英雄視

世の中のアウトサイダーを美化したような、犯罪者の英雄視する作風も共通点に挙げられます。一般の人々であれば、法律や社会が決めたルールは、守るべきものであり、それらが一般人にとって自分の行動が制限される塀に当たります。しかし、ワイアットやビリーのように、彼らは自分の欲望のためなら、社会によって定められた規制を越えた行いを平然と行ってしまいます。

このように、決められた自由の範囲を越えた自由を手に入れた彼らの振舞いは、その塀を越えられない人々にとって英雄視されると同時に、彼らが手にする自由に対する羨望や嫉妬も同時に表現されています。この犯罪者を英雄視した作風のストーリーが、作品を髙く評価する感想やレビューが生まれた要因でしょう。

共通点⑥衝撃のラストシーン

アメリカン・ニュー・シネマの金字塔として現在も高い評価を受けている2つの映画作品は、主人公達の身にふりかかる衝撃のラストシーンも、共通点に挙げられます。「イージー・ライダー」では、アウトサイダーの風貌から銃を向けられたビリーと、彼を殺害したトラックを追うワイアットの壮絶な最期は、衝撃的なシーンとして現在も語り継がれています。

そして、実在の銀行強盗事件を基に描いた「俺たちに明日はない」でも、自堕落に陥っていく主人公男女が、映画ラストシーンで、87発の銃弾を体に受けて絶命していく姿も、「イージー・ライダー」と共に多くの衝撃を与えました。このように、両者の衝撃的な結末は、犯罪行為は悪であることを改めて示し、犯罪者である主人公達に下された裁きを表現しているでしょう。

イージー・ライダーを俳優から考察

アメリカン・ドリームを掴めなかった若者の壮絶な最期に多くの衝撃が走った映画「イージー・ライダー」を、俳優ピーター・フォンダから考察すると、ある名作と名優との類似点やそれぞれの役者人生の浮沈が見られます。

ピーター・フォンダは名優

映画「イージー・ライダー」で主演を務めたピーター・フォンダは、アメリカン・ニュー・シネマを代表する名優です。1963年に映画「タミーとドクター」でデビューを果たし、これまでに数多くの作品で、主演や準主演を担いました。しかし、ニュー・シネマブームの後退の影響で、彼の人気や知名度も低下の一向を辿り、「イージー・ライダー」出演以降は、B級映画の出演が多くなりました。

現在は、目立った活躍が見られないピーター・フォンダですが、彼が若手時代に企画・制作した映画「イージー・ライダー」は、アメリカン・ニュー・シネマの代名詞として、幅広い世代から多くの感想やレビューが寄せられており、現在も高い評価を受けているフォンダの代表作です。

イージー・ライダーの生みの親

映画「イージー・ライダー」は、当時、若手俳優だったピーター・フォンダが、自ら作品の企画を持ち出し、主演・制作を担った作品としても知られています。アカデミー賞の受賞は逃したものの、助演男優賞・脚本賞のノミネートなど、その斬新な作風は、アメリカだけでなく世界中に衝撃を与え、ピーター・フォンダは一躍時の人となりました。

イージー・ライダーが生まれたきっかけ

アメリカ映画史に残る「イージー・ライダー」が生まれたきっかけは、1967年に主演を務めた「白夜の幻想」でした。その作品には、「イージー・ライダー」で共に主演を担ったデニス・ホッパーや、脚本家として参加していたジャック・ニコルソンがおり、彼らとの出会いを経て、映画「イージー・ライダー」が生み出されました。

ピーター・フォンダに似ている俳優とは?

若手でありながら、企画・制作・主演までこなした名優ピーター・フォンダは、現在もアクション俳優として活躍するシルヴェスター・スターロンと似ていると言われています。「エクスペンダブルズ」や「ランボー」シリーズで広く知られるシルヴェスター・スターロンも、自身が脚本・主演を務めた映画「ロッキー」の大ヒットにより、一躍時の人となりました。

イージー・ライダーとロッキーの類似点

映画「イージー・ライダー」と「ロッキー」は、無名の新人俳優が企画・制作した作品が世界的に大ヒットするともに、自身の代表作になったことから、両者の類似点が指摘されます。しかし、彼らの役者人生は、それぞれ異なる道へと進んでいきます。まず、ニュー・シネマの衰退に伴い、俳優としても低迷期間を迎えたフォンダは、プロデューサーや脚本家、監督などマルチな才能を発揮していくものの、目立った活躍が見られません。

一方、映画「ロッキー」の世界的ヒット以降、低迷期を迎えたスターロンは、その後制作された「ランボー」シリーズのヒットや、「エクスペンダブルズ」では、良き友でありライバルでもあったA・シュワルツェネッガーとの初共演など、俳優として目まぐるしい活躍を見せています。このように、両者の役者人生の浮沈は、2人の代表作のラストシーンにて、示唆されてたでしょう。

イージー・ライダーに関する感想や評価

映画「イージー・ライダー」に関する感想や評価を紹介

アメリカン・ニュー・シネマの代名詞的存在である映画「イージー・ライダー」は、現在も多くの映画ファンから作品に関する感想や評価、レビューが寄せられる名作です。以下では、映画「イージー・ライダー」に関する感想や評価をネタバレを交えて紹介します。

感想1:ワイアットのバイクシーンに憧れる

映画評論家から内容を絶賛するレビューが多く書かれた「イージー・ライダー」ですが、映画ファンの間では、冒頭シーンで登場するウルフの「Born To Be Wild」と共にバイクを走らせるワイアットとビリーの姿は、カッコいいと同時にワイアットの出で立ちに憧れを抱いたとの感想が多く見られます。

感想2:哲学的要素も含まれたアメリカン・ニュー・シネマ

若者のバイク旅が印象的な映画「イージー・ライダー」は、主人公2人のバイク旅を通じて、アメリカが掲げる自由とその矛盾について訴えかける、哲学的要素も含まれた作風が、映画業界で高い評価を得ました。やや難解なテーマのため、視聴者の間には内容が理解できないなどの感想が見られますが、登場人物たちのセリフに注目して視聴することで、作品の哲学的要素を理解することが出来るでしょう。

感想3:本当の自由を手に入れることが出来るのか

自由を求めて旅を続ける主人公2人のあっけない最期は、観る者全てに衝撃を与えると同時に、自由の在り方について改めて考えさせられたとの感想や評価、レビューが多く寄せられています。そして、本当の自由を手に入れることは、簡単なようで一番難しいことであることを、ワイアット・ビリーを通じて訴えているでしょう。

イージー・ライダーの結末をネタバレ!まとめ

映画「イージー・ライダー」のあらすじと結末ネタバレ、作品とアメリカン・ニュー・シネマのレビュー、映画「俺たちに明日はない」との共通点や、映画に関する感想や評価をネタバレを交えて紹介しました。大型バイクでアメリカを旅する主人公2人の行動を通じて、アメリカ社会の不条理さを訴えた映画「イージー・ライダー」は、現在も多くのファンに愛されているアメリカン・ニュー・シネマの名作です。

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