2019年07月14日公開
2019年07月14日更新
マッドバウンド 哀しき友情のあらすじネタバレ!結末と感想も紹介!
マッドバウンド 哀しき友情とは2017年にアメリカで制作されたNetflixのオリジナル映画作品です。映画マッドバウンド 哀しき友情は白人一家と黒人一家の間にある壁を描いたあらすじの映画となっており、登場人物を演じたキャスト陣の演技力が凄まじいことからNetflixが配信している映画作品の中で最も高い評価を受けている作品です。本記事ではそんな好評な感想を多く集めた映画マッドバウンド 哀しき友情について結末までのあらすじネタバレや登場人物を演じたキャスト、感想などをネタバレ紹介していきます。
目次
マッドバウンド 哀しき友情とは?
マッドバウンド 哀しき友情の映画情報
2017年に制作されたnetflixの映画マッドバウンド 哀しき友情。映画マッドバウンド 哀しき友情は2008年の小説「Mudbound」を原作とした映画作品であり、第2次世界大戦時代の黒人と白人の関係を見事に描かれています。当時黒人は酷い差別を受けており、戦争で戦果を挙げたとしても認められることはありませんでした。しかし白人の中にも黒人を差別することに疑問を感じる声もあり、両者とも生きづらい世の中でした。
映画マッドバウンド 哀しき友情は結末を通して差別に疑問を抱く黒人と白人の友情を知ることが出来ます。本記事ではそんな差別が横行する時代を舞台に黒人と白人の友情を描いた映画マッドバウンド 哀しき友情について結末までのあらすじネタバレや登場人物とキャストのネタバレ情報を視聴者の感想などを交えてご紹介します。映画を視聴しようとお考えの方は是非一度本記事のネタバレをご覧頂き、ご参考にしてみてください。
アカデミー賞ノミネート作品
映画マッドバウンド 哀しき友情は2017年に公開されてからすぐの2017年11月27日に自主映画を評価するゴッサム・インディペンデント映画賞でブレイクスルー演技賞と特別賞を受賞しました。またそれと同時にハリウッド映画賞ではアンサンブル賞とブレイクスルー女優賞を受賞し、インディワイアー賞ではブレイクスルー演技賞を受賞しました。さらに映画マッドバウンド 哀しき友情はあの有名映画祭にのノミネートされています。
映画マッドバウンド 哀しき友情は海外映画サイトでも非常に高い評価を受けており、Netfilxの映画で最も好評な感想を多く集めた作品といわれています。そのことから映画マッドバウンド 哀しき友情はゴールデングローブ賞と全米映画俳優組合賞で2部門ノミネートされ、放送映画批評家協会賞では4部門ノミネートされました。残念ながらアカデミー賞にはノミネートされていませんが、本作は世界で認められた映画となっています。
物語の進行役はナレーション
映画マッドバウンド 哀しき友情は第2次世界大戦から帰還した黒人と白人の葛藤や苦悩を見事に表現した映画作品であり、人種差別の中で黒人と白人という2つの人種の立場が非常に分かる作品となっています。そんな映画マッドバウンド 哀しき友情の特徴となっているのがナレーション方式で物語が結末まで進行することです。
物語が結末までナレーション方式で進行することから映画マッドバウンド 哀しき友情は登場人物達の感情がより伝わるものになっており、多くの視聴者は登場人物達が抱く苦悩や葛藤に感化されることになりました。このナレーション方式といった特徴から映画マッドバウンド 哀しき友情は多くの視聴者を感動させることになり、世界中の映画賞で取り上げられることになりました。
マッドバウンド 哀しき友情が訴えること
第2次世界大戦においてアメリカは白人と黒人関係なくドイツ軍との戦争に兵士を派遣し、ドイツ軍を壊滅させました。この戦いにおいて黒人と白人はお互い多大な戦果を挙げました。しかし白人はこの戦果を讃えられるものの、黒人の戦果は認められませんでした。まだ当時世界では黒人への差別が横行しており、黒人は世界中で認められることが無い人種だったのです。
黒人はそんな世界で葛藤と苦悩を抱き、白人への憎しみや嫉妬を常に感じていました。映画マッドバウンド 哀しき友情はそんな人種差別の問題を取り上げ、視聴者に黒人の想いを訴えているのです。また同じく戦争後戦いの記憶が蘇るPTSDという心の病気が蔓延しており、本作はこのPTSDという病気についても視聴者に分かってもらうよう登場人物を通して表現されています。
マッドバウンド 哀しき友情の予告動画
ここからは映画マッドバウンド 哀しき友情の簡単なあらすじをネタバレ紹介していきます。結末までのあらすじネタバレが苦手な方は簡単なあらすじネタバレだけをご覧頂き、映画をご覧ください。時は第2次世界大戦、アメリカのミシシッピ州の農園にはマッカラン家という白人の一家とジャクソン家という黒人の一家が暮らしていました。
戦争中ということで2つの一家は子供を戦争に送り出し、日々子供の安否を心配していました。それと同時に生活が貧しいことから困窮し、日々の生活に苦しみを抱いていました。そのためこの2つの家庭は協力することで苦しい生活を乗り越えることにします。しかし白人と黒人という人種の違いから2つの家庭に大きな壁が出来てしまい、戦場に行った子供達を悩ましてしまうことになってしまうのでした。
マッドバウンド 哀しき友情のあらすじネタバレ
あらすじネタバレ①戦争の時代
ここからは映画マッドバウンド 哀しき友情の結末に至るまでのあらすじをネタバレ紹介していきます。時は1939年のアメリカテネシー州メンフィス、これまで男性を付き合ったことのない31歳のローラはいきなり白人のエンジニアであるヘンリーに告白されます。ローラはこれまで男性を付き合ったことが無いことを打開するため、好きでもないヘンリーの告白を受け入れることにします。
そんなある日ヘンリーとローラはヘンリーの弟であるジェイミーを迎えに行くために駅まで行くことになります。その後ヘンリー達はジェイミーと食事をすることになり、ローラはジェイミーとダンスをすることになります。その中でローラはジェイミーに好意を寄せるのですが、ヘンリーとの間に子供を授かります。しかし日本がアメリカに真珠湾攻撃を仕掛けたことで戦争が始まり、世界の情勢に暗雲が立ち込めることになります。
あらすじネタバレ②引っ越し
自分の農地を持ちたい黒人のハプと妻のフローラは息子ロンゼルが戦争に行くことになり、惜しみながら別れを告げました。一方ヘンリーとローラは不動産に騙されてしまったことで住民が住む家に引っ越してしまい、農地へ引っ越しをすることになります。農地に着いたヘンリーとローラはそこで農地で働く黒人のハプと出会うことになります。
実は農地を所有していないハプはヘンリーが住む農地を借りていたのです。ヘンリーはそこでハプに引っ越しの手伝いをして貰うことにし、同じトラックに乗せることにします。しかし当時アメリカでは黒人差別が横行しており、黒人が嫌いなヘンリーは黒人であるハプのことを忌み嫌います。そしてヘンリーはハプに暴言を吐き、敵意を露わにしてしまうことになります。
あらすじネタバレ③ドイツ軍との戦い
兵士となったジェイミーはアメリカ空軍のパイロットとなり、激戦区であるヨーロッパ戦線でナチスドイツ軍と戦うことになります。そこでジェイミーは戦死しそうになり、戦友に救出されます。しかしこのことがきっかけでジェイミーはPTSDという戦争恐怖症に陥ってしまい、アルコール中毒となってしまいます。一方ロンゼルという兵士は軍曹として陸軍を指揮してドイツ軍と戦うことになり、多数の戦友を失います。
その中でアメリカ軍が解放した土地ではロンゼルが救世主として民衆に讃えられ、ドイツ人の女性と恋愛関係となります。ロンゼルは黒人が差別されないヨーロッパの環境に感動し、アメリカにいる家族に差別されない環境を楽しんでいると報告することにします。そして遂にベルリンが陥落した1945年の5月にドイツ軍は連合軍に降伏し、多くの犠牲を出したヨーロッパ戦線は終結することになります。
あらすじネタバレ④戦争の終わり
アル中となったロンゼルは彼女と共にニュースで戦争終結を知ることになります。その頃ヘンリーとローラは子供が病気になったことで黒人のハプの妻であるフローレンスに看病を頼むことにします。渋々了承したフローレンスの看病で子供は回復し、ローラは子供の看病を引き続き依頼します。しかしフローレンスは黒人を嫌うヘンリーに恐怖しており、ハプもフローレンスと同じくヘンリーを理由に反対しようとしました。
しかしお金が必要であるハプはそのまま働くことにするのですが、農地にいる白人の失敗でハプの馬が瀕死となり、ハプ自身も大けがを負ってしまいます。それを見たローラはハプを助けるために家からお金を盗み、医者の力でハプを治そうとします。実はローラ自身シャワーを浴びること以外楽しみが無く、ミシシッピでの生活に満足はしていなかったのです。
あらすじネタバレ⑤黒人と白人
戦争が終結したことで故郷に戻ったジェイミーは父とヘンリーに歓迎されます。しかしヘンリーは黒人が嫌いという態度を露骨に見せ、ジェイミーは嫌気がさします。一方ロンゼルは黒人と白人で座席が分けられたバスに乗り、店で買い物をしていました。そこでロンゼルは黒人用の出口から出るルールを要求する父とヘンリー夫妻を見かけます。そこで戦場で黒人の活躍を知るロンゼルは父に反抗します。
その後ロンゼルは家族に歓迎されるのですが、ヘンリーの告げ口によってロンゼルとハプは謝罪することになりました。一方PTSDに陥っているジェイミーは音に敏感になっており、車の音で倒れてしまいます。その後ジェイミーはロンゼルと車に乗ることになり、ジェイミーは黒人に助けられた過去を話しながらロンゼルにお酒を勧めます。これがきっかけとなり、ロンゼルとジェイミーは親友という関係に発展していきます。
その頃ローラは馴染むことが出来ない生活やヘンリー達にストレスを感じ、子供を流産してしまいます。一方ロンゼルはドイツの彼女が子供を産んだことを知り、彼女はロンゼルにドイツへ来るよう手紙で告げます。するとロンゼルはジェイミーにミシシッピから離れることを告げられます。その時ヘンリーと父の車が現れ、黒人と共にいることを責められます。それを見たローラは限界を感じ、ジェイミーと肉体関係を持ってしまいます。
マッドバウンド 哀しき友情の結末ネタバレ
結末ネタバレ①父への不満
ここからは映画マッドバウンド 哀しき友情の結末のあらすじをネタバレ紹介していきます。ジェイミーが父への不満から黒人と仲良くなったことで責められた一方でロンゼルはドイツの彼女からの手紙を父に盗まれてしまいます。ロンゼルは手紙を何としてでも見つけるためにトラックへ戻るのですが、突然父と黒人差別団体KKKに捕まってしまいます。
結末ネタバレ②襲撃
その後ジェイミーは父にロンゼルがリンチされている現場へ連行され、白人を裏切った罪で拷問されます。そしてジェイミーは倒れ、父に連れていかれました。その後ロンゼルは家族に救出され、ジェイミーは父の家でローラに発見されます。するとジェイミーはローラに父を殺害したと明かしました。それを聞いたローラは父が自然死したとヘンリーに話し、死亡した父親を埋葬することにします。
結末ネタバレ③手紙
ヘンリーはそこで黒人のハプに埋葬を手伝わせ、黒人への暴言を吐きます。ハプは自身の息子を拷問した父親に聖書を読み、弔うことになりました。その後ヘンリーはロンゼルに宛てたドイツからの手紙をローレンスへ渡します。実はジェイミーはロンゼルと家族が幸せになるように父を殺害したのでした。その後ロンゼルはドイツへ渡り、彼女と自身の子供と出会います。
そしてロンゼルは再会した彼女と共に歓喜し、成長した子供を抱きしめ幸せを手にします。こうして映画マッドバウンド 哀しき友情はロンゼルが幸せになったところで結末を迎え、物語の幕が下りていくのでした。
マッドバウンド 哀しき友情の登場人物とキャスト
登場人物キャスト①ローラ・マッカラン/キャリー・マリガン
登場人物であるローラは映画マッドバウンド 哀しき友情においてヘンリーの妻にあたる人物です。ローラは非常に優しい性格をした女性であり、ヘンリーに苦しみながらも黒人を助けようとします。そんなローラを演じたキャストはイギリスの女優であるキャリー・マリガンです。キャリー・マリガンは「17歳の肖像」で英国アカデミー賞主演女優賞などを受賞した演技派女優です。
登場人物キャスト②ヘンリー・マッカラン/ジェイソン・クラーク
登場人物であるヘンリーは映画マッドバウンド 哀しき友情においてローラの旦那にあたる人物です。ヘンリーはローラと違い差別主義者であり、黒人のことを非常に忌み嫌っています。そんなヘンリーを演じたキャストはオーストラリアの俳優であるジェイソン・クラークです。ジェイソン・クラークは主にドラマ界で活躍する俳優であり、これまで「ブラザーフッド」や「ファースケープ」などの作品に出演しています。
登場人物キャスト③ジェイミー・マッカラン/ギャレット・ヘドランド
登場人物であるジェイミーは映画マッドバウンド 哀しき友情においてヘンリーの弟にあたる人物です。ジェイミーは第2次世界大戦で多大な功績を挙げるのですがPTSDに苦悩し、ロンゼルの味方となります。そんなジェイミーを演じたキャストはアメリカの俳優であるギャレット・ヘドランです。ギャレット・ヘドランは2004年に映画デビューした俳優であり、これからの活躍に期待されている若手です。
登場人物キャスト④ジェイミーとヘンリーの父親/ジョナサン・バンクス
登場人物であるジェイミーとヘンリーの父親は映画マッドバウンド 哀しき友情においてヘンリー以上に黒人を嫌う人物です。父親は映画の結末で黒人であるロンゼルを拉致し、拷問を加えます。そんなヘンリー達の父を演じたキャストはアメリカの俳優であるジョナサン・バンクスです。ジョナサン・バンクスは1978年から2019年現在まで数々の名作映画に出演しているベテラン俳優です。
登場人物キャスト⑤フローレンス・ジャクソン/メアリー・J・ブライジ
登場人物であるフローレンスは映画マッドバウンド 哀しき友情においてロンゼルの母にあたる人物です。フローレンスはローラに好意を持っているものの、黒人を差別するヘンリー達に敵意を感じています。そんなフローレンスを演じたのはアメリカの歌手兼女優であるメアリー・J・ブライジです。メアリー・j・ブライジはミュージカルで活躍している女優であり、本作で好評な感想を多く集めて多数の賞を受賞しました。
マッドバウンド 哀しき友情の映画楽曲
Mighty River/メアリー・J. ブライジ
映画マッドバウンド 哀しき友情の主題歌となったのが「Myghty River」という曲です。この曲は映画マッドバウンド 哀しき友情でフローレンスを演じたメアリー・J・ブライジが歌った曲であり、黒人と白人の感情を歌った歌詞が描かれています。また歌詞の最後では黒人が抱く白人への恐怖も描かれており、曲を歌ったメアリー・J・ブライジは史上で初めてアカデミー賞助演女優賞と歌曲賞にノミネートされることになりました。
メアリー・J. ブライジの音楽活動
映画マッドバウンド 哀しき友情の主題歌を担当したメアリー・J・ブライジは映画「Strictly Business」のサウンドトラックで歌手としてソロデビューし、1992年に「ホワッツ・ザ・411?」でアルバムデビューを果たした人物です。メアリー・J・ブライジはデビュー後「マイ・ライフ」や「ファミリー・アフェアー」など数々の楽曲を制作しており、2019年現在までグラミー賞や全米ナンバー1など多数の賞を受賞しています。
マッドバウンド 哀しき友情に関する感想や評価
ネトフリ限定は『マッドバウンド 哀しき友情』が個人的にぶっちぎりで良かった。あとネトフリ限定でも今年の作品でもないもので言えば『武器人間』めちゃくちゃ好きなやつだった…、前情報が「なんか愉快ならしい」程度で見たんですけどかなり好き…ふざけ倒してて…。
— こばやし (@okobaaan) January 1, 2019
映画マッドバウンド 哀しき友情に関する感想では名作だという感想が非常に多く寄せられていました。映画マッドバウン 哀しき友情は差別される黒人と差別をする白人の関係を新たな切り口で描いた映画作品であり、結末を通して差別とPTSDの苦悩を知ることが出来ます。映画マッドバウンド 哀しき友情はこの見事な演出で高い評価を獲得し、多数の賞を受賞する功績を残しました。
マッドバウンド 哀しき友情
— ミル兄さん (@GOvJTw81fobs2Ga) January 7, 2019
夢追う黒人家族と、騙された白人家族の上昇と下降のベクトルの接点。白人至上主義の元軍人と息子たちの世代間の断絶と父殺し。倫理的には不健全だが愛を求めて若者たち。それらを達観して包み込むゴッドマザー。どのキャラクターを取っても魅力的でこれ以上ないアンサンブル pic.twitter.com/ym7fonBaZ2
映画マッドバウンド 哀しき友情に関する感想では登場人物に関する感想も多く寄せられていました。映画マッドバウンド 哀しき友情は緻密に描かれた物語の他に登場人物も見どころの1つとなっています。映画マッドバウンド 哀しき友情の登場人物達は差別と反差別で別れており、結末まで登場人物達の想いが交差しながら差別という問題を突き詰めていきます。
Netflix『マッドバウンド 哀しき友情』鑑賞。力作。ギャレット・ヘドランドはじめ役者陣がみな素晴らしく、キャリー・マリガンが特にいい。泥濘でもがく者たちの営みの上に広がる空の美しさ。
— POSTER-MAN (@postermantoru) February 16, 2019
映画マッドバウンド 哀しき友情に関する感想ではキャスト陣に関する感想も見受けられました。上述でご紹介した通り、映画マッドバウンド 哀しき友情は非常に魅力たっぷりの物語と登場人物が描かれています。そんな映画マッドバウンド 哀しき友情はキャスト陣の演技によって更に名作映画へと仕上がっており、Netflixを代表する映画作品として注目を集め続けています。
マッドバウンド 哀しき友情の結末や感想まとめ
本記事ではNetflix映画マッドバウンド 哀しき友情について結末までのあらすじや登場人物、感想などをまとめてネタバレ紹介させて頂きました。映画マッドバウンド 哀しき友情は世界中で多数の賞を受賞したことに恥じない名作映画となっており、2019年現在も高い人気を博しています。マッドバウンド 哀しき友情にご興味ある方は是非一度Netflixで映画マッドバウンド 哀しき友情を一度チェックしてみてください。