フィアー・インクのあらすじと感想ネタバレ!映画の評価やキャストは?

映画「フィアー・インク」はホラー作品のオマージュが多い一方で、とある映画の劣化版であると酷評されている作品でもあります。今回はそんなフィアー・インクについて、あらすじから結末までをネタバレ込みでご紹介します。作品に対する評価が気になっているという人や、出演しているキャストを知りたいという人は要チェックです。更に実際に鑑賞した人の感想についてもまとめています。

フィアー・インクのあらすじと感想ネタバレ!映画の評価やキャストは?のイメージ

目次

  1. フィアー・インクとは
  2. フィアー・インクのあらすじと結末をネタバレ
  3. フィアー・インクの映画の評価
  4. フィアー・インクのキャスト
  5. フィアー・インクに関する感想や評価は?
  6. フィアー・インクのあらすじと感想ネタバレ!まとめ

フィアー・インクとは

ホラー好きであればB級と言われる作品などもチェックしている人は多い筈ですが、命がけのゲームが行われる「フィアー・インク」という映画はご存知でしょうか?今回はどんでん返しが面白いフィアー・インクについて、ネタバレを含めたあらすじから結末までをまとめてご紹介します。出演キャストについてもまとめているので、内容を観てキャストが気になったという人も必見です。

フィアー・インクの作品情報

フィアー・インクは2016年に公開された映画で、ヴィンセント・マシャーレが監督を務める作品です。とある若者達が、恐怖体験を提供してくれるという会社「フィアー・インク」の存在を知った事から始まる、命がけの恐ろしいゲームを描いた作品となっています。主人公がホラー映画好きという設定もあり、数々のホラー作品を鑑賞してきた人にとってはクスリと笑える場面も登場する作品です。

フィアー・インクの良さと悪さ

大抵の映画には良い部分と悪い部分があるものですが、気になるあらすじをご紹介する前にまずはフィアー・インクの良さと悪さもご紹介します。こちらは内容のネタバレを含んでしまう為、まだフィアー・インクを観ていないという人は閲覧にはくれぐれもご注意ください。

良い所

フィアー・インクの良い所といえば、ホラー好きの主人公が知識を活かして、様々な映画に登場する台詞などを口にする点です。元ネタがわからない人にとっては気付く事のできない要素ですが、主人公と同じくホラー好きであれば思わず反応してしまう場面もあるかもしれません。主人公が感情移入できるタイプではない為に観客を苛立たせてしまい、最終的に殺される場面ではスカッとするのもある意味では良い所です。

悪い所

フィアー・インクの悪い所といえば、やはりホラー映画でありながら殺され方があっさりしすぎてしまっているという点です。ホラー作品といえば登場人物達がどの様に恐ろしい殺され方をするのか、自分はそんな目には遭いたくないといった感情移入をしながら鑑賞する人も多い筈です。この他にも、物語の序盤で結末が読めてしまう察しの良いタイプの人にとっては、シナリオ構成も悪い点と言えそうです。

フィアー・インクのあらすじと結末をネタバレ

続いては早速フィアー・インクのあらすじから結末までを、ネタバレと共にご紹介します。これまでに経験した事が無い様な恐怖体験をさせてくれる会社という設定の胡散臭さが、ホラー好きの興味を惹く部分でもありますが、果たしてどの様な結末を迎えるのか物語の序盤から目が離せません。

ネタバレあらすじ①主人公はホラー好き

ホラー映画マニアである主人公のジョーは、ありきたりなお化け屋敷に慣れてしまい新たなスリルを求めていました。一方ジョーの彼女リンジーは怖がりで、自分の家に住みつき働く事もしないぐうたらなジョーのホラー三昧のデートに嫌気がさしています。この日もジョーは彼女と共にお化け屋敷へと足を運んでいましたが求めているスリルは得られず、そんな時一人の怪しげな男から声を掛けられました。

ネタバレあらすじ②紹介されたフィアー・インク

本当に怖い思いをしたいのであれば電話してくれと言い、男から「フィアー・インク」という会社の名刺を受け取ったジョーは、翌日友人であるベンとアシュリーの夫婦と共に泊りがけの遊びに出掛けます。酒やドラッグを楽しんでいたジョーですが、ふとフィアー・インクの事を思い出して電話をかけてみる事にしたのです。しかし通話先の男はチケットが完売したと言い、一方的に電話を切られてしまいました。

翌日ジョーは、隣人のビルから「外に怪しいバンが停まっていた」と警告を受けます。その後妙な空気を感じたジョーは、サウナ室で覚えのない血文字を見つけます。同時に背後から映画「シャイニング」の台詞を叫びながら襲い掛かってくる男の姿を目撃したのです。男はジョーを殴り去ったもののその後も妙な出来事が続き、テレビから流れ出したニュースではジョーが友人達を殺害したというニュースが放送されていたのです。

ネタバレあらすじ③どっきりか真実か?

目の前でビルが殺される姿を目撃するものの、ジョーは有名ホラー映画の場面の様だと興奮を隠せません。そんな中次々と友人達も犠牲になっていき、やがてジョーも捕まってしまいます。徐々に冗談ではない事を察したジョーは警察へ電話をかけますが、男に襲われてしまい抵抗をしてその男を殺してしまいました。男が被っていた仮面を剥いでみると、その男はフィアー・インクの名刺をくれたあの男だったのです。

ネタバレあらすじ④ネタバラシ

実はこれまで起こった出来事は全てゲームであり、スリルを求めるジョーの為に友人達が用意した仕掛けだったのです。しかしジョーが本当に男を殺してしまった事を知ると夫婦は逃げ出し、ジョーとリンジーは死体を捨てようとします。途中で呼び止めてきた警察官が何故か名前を知っている事に違和感を覚えたジョーですが、目の前で警察官は謎の車に撥ねられてしまいます。

どうにか逃げた先で死体を埋める事ができましたが、フィアー・インクのに人間に見つかってしまいリンジーが殺されてしまいます。一人置き去りにされたジョーが意気消沈のままダイナーへ入ると、そこには殺された筈のリンジーの姿があったのです。実はこれまでの流れを全て含めて、フィアー・インクがジョーに仕掛けたイタズラであった事が判明しました。ジョーが殺した男も生きており、逃げた夫婦も仕掛け人だったのです。

ネタバレあらすじ⑤衝撃の結末

イタズラであった事に安堵するジョーですが、打ち上げが始まる中で徐々にフィアー・インクのリーダーのスピーチがおかしくなっていく事に気付きます。次の瞬間ベン夫婦とリンジーは唐突に殺されてしまい、ジョー自身もまた「ここで暗転だ」という言葉と共に首を切られて殺されてしまいました。新たな電話を受けたフィアー・インクは、ジョーの時と同じ様にチケット完売を告げた後に次のターゲットが決まったと叫ぶのでした。

フィアー・インクの映画の評価

立て続けのどんでん返しに息つく間もないフィアー・インクですが、ネタバレを知った上でもそのどんでん返しは楽しめる内容となっている筈です。しかしこの結末を受けて映画の評価自体はどうなっているのか、気になった人もいるのではないでしょうか?続いてはフィアー・インクという作品に対する気になる評価をご紹介します。フィアー・インクは、決して良い評価ばかりの映画ではない様です。

酷評も多いフィアー・インク

様々な映画の要素も盛り込まれたフィアー・インクという映画ですが、所詮はB級映画であるといった酷評も少なくない作品です。全体的に作りがチープである事や、結末が読めてしまう点、更にはキャストの演技についてもあまり感情移入できるものではないといった評価が見られました。大事な結末である主人公達が本当に殺害されてしまうシーンも、あっさりとしすぎていて評価しきれないといった感想もある様です。

「ゲーム」の劣化版

フィアー・インクは、映画「ゲーム」の劣化版であるといった意見もありました。実際に劇中でもジョーが「ゲームという映画と自分達の置かれた状況が似ている」と発言する場面があり、影響を受けている事は間違いないと言えそうです。脚本に対する酷評はもちろんですが、主演を務めたキャストに対しても「台詞量が多い割に演技が酷い」といった意見が挙げられている様です。

ホラー好きは楽しめる

ただし当然酷評ばかりではなく、フィアー・インクはホラー好きであれば様々なオマージュが見られる作品でもある為に、娯楽として十分楽しむ事ができるとの意見もありました。グロさのある作品でもある為に、そういった部分を目的として鑑賞する人にとっても楽しめる映画となっている筈です。結末を知った上で鑑賞してみると、また新たな発見をする事もあるかもしれません。

フィアー・インクのキャスト

結末などに賛否両論のあるフィアー・インクですが、出演しているキャストが気になった人もいたかもしれません。続いてはフィアー・インクに登場するキャストについても順番にご紹介します。好きなキャストがいる状態で映画を鑑賞してみると、また違った見方をする事もできるのではないでしょうか?

キャスト①ルーカス・ネフ

主人公でありホラーマニアのジョー・フォスター役を演じたのは、俳優のルーカス・ネフです。ルーカスは現在33歳の俳優で、フィアー・インクの他には「シングルパパの育児奮闘記」のシーズン1~4までに出演しており、ジミー・チャンス役を演じています。

キャスト②ケイトリン・ステイシー

ジョーの恋人であり仕掛け人の一人であるリンジー・ゲインズ役を演じたのは、女優のケイトリン・ステイシーです。ケイトリンはオーストラリア出身の女優で、「オール・チアリーダーズ・ダイ」「エビデンス-全滅-」「アイ・フランケンシュタイン」といった作品に出演しています。

キャスト③クリス・マークエット

ジョーの友人であり夫婦の旦那であるベン・ダヴィッドソン役を演じたのは、俳優のクリス・マークエットです。クリスはアメリカ合衆国出身の俳優で、「フレディVSジェイソン」「アメリカン・ガン」「ウィッチマウンテン/地図から消された山」「顔のないスパイ」といった作品に出演しています。

キャスト④ステファニー・ドレイク

ベンの妻であるアシュリー・ダヴィッドソン役を演じたのは、女優のステファニー・ドレイクです。フィアー・インク以外には、「CSI:サイバー」や「MAD MEN マッドメン」のシーズン5~7までにメレディス役としてゲスト出演をしている人物です。

キャスト⑤リチャード・リール

ジョーの隣人であり怪しいバンが停まっていると警告してくれたビル・ピーターソン役を演じたのは、俳優のリチャード・リールです。リチャードはアメリカ合衆国出身の俳優で、「逃亡者」「エグゼクティブ・デシジョン」「マーキュリー・ライジング」「ゴーストハウス2」といった作品に出演しています。

キャスト⑥マーク・モーゼス

フィアー・インクのリーダーであるエイブ役を演じたのは、俳優のマーク・モーゼスです。マークはアメリカ合衆国出身の俳優で、「誰かに見られている」「ディープ・インパクト」「スペース・ミッション 宇宙への挑戦」「THE KILLING~闇に眠る美少女~」といった作品に出演しています。

キャスト⑦アビゲイル・ブレスリン

フィアー・インクの客の一人であり、冒頭で殺害されてしまう事となるジェニファー・アダムス役を演じたのは、女優のアビゲイル・ブレスリンです。アビゲイルはアメリカ合衆国出身の女優で、「サイン」「リトル・ミス・サンシャイン」「ラブ・ダイアリーズ」「ゾンビランド」といった作品に出演しています。

フィアー・インクに関する感想や評価は?

キャストの演技や結末には賛否両論あるフィアー・インクですが、実際に映画を観た人の感想や評価についても少しだけご紹介します。どういった視点で作品を観るかによっても感想には違いがありそうですが、酷評も多い中でフィアー・インクという作品を十分楽しんでいるファンも多い様です。

ゲームの劣化版であると言われているフィアー・インクですが、B級ホラーである事などを踏まえた上で鑑賞すれば、十分に楽しむ事ができるといった評価もありました。始めから超大作の様な期待を持って観てしまうと落胆させられてしまう部分もあるかもしれませんが、あくまでもコメディ要素の強いホラーであると考えて鑑賞すれば結末まで纏まった作品であるとも言えるのではないでしょうか?

ホラーを観るのはこれが初めてだという人にとってはわかりづらいネタも多いですが、ホラー好きとして鑑賞するのであれば楽しめるネタも多いのがフィアー・インクです。ホラー映画のオマージュをしている作品が好きだという人であれば、最後まで色々な楽しみ方をする事のできる作品となっている筈です。

怪しげな会社に電話をするという時点で先の読めてしまうフィアー・インクですが、現実にこんな会社があったらと考えると背筋が冷たくなる、という評価もある様です。あくまでも冗談であると思い込んで依頼をしたら、実際には殺人集団であったとなると、自分の身には起こって欲しくない結末である事は間違いありません。

フィアー・インクのあらすじと感想ネタバレ!まとめ

フィアー・インクについて、あらすじから結末まで、更には評価についてもネタバレと共にご紹介しましたが、フィアー・インクを知らなかったという人も興味が湧いたのではないでしょうか?映画のゲームが好きだという人も、ゲームの内容を踏まえた上で鑑賞してみるとその違いや完成度の違いなどを楽しむ事もできるかもしれません。

酷評が多いとされている作品であっても、人によっては楽しめる部分が多い作品も無いとは言い切れません。しっかりとしたホラー映画としてではなく、コメディ作品として鑑賞してみるとまた違った楽しみ方もできるかもしれません。ただしグロ要素が苦手だという人は、フィアー・インクを鑑賞する際には注意が必要となりそうです。

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