プリズナーズの映画をネタバレ解説!ラストの意味とは?感想や評価まとめ

映画プリズナーズは、最愛の子供たちが誘拐事件に巻き込まれ、苦悩する親の姿を描き出した作品となっています。誘拐事件の真相にたどり着くまでに、犯人と思われる人物を拉致、監禁、拷問と正気とはとても思えない父親のケラーが主人公です。タイトルの意味は「囚われた人」。ラストは意味深なシーンがあり、様々な感想や評価がされています。そんな重厚なサスペンス映画を紐解くため、あらすじやネタバレを通して映画プリズナーズの魅力に迫っていきます!

プリズナーズの映画をネタバレ解説!ラストの意味とは?感想や評価まとめのイメージ

目次

  1. 映画プリズナーズとは?
  2. 映画プリズナーズのあらすじネタバレ解説
  3. 映画プリズナーズのラストとタイトルの意味
  4. 映画プリズナーズの見どころ
  5. 映画プリズナーズの主な登場人物とキャスト
  6. 映画プリズナーズに関する感想や評価
  7. 映画プリズナーズのネタバレまとめ

映画プリズナーズとは?

プリズナーズの概要

プリズナーズの監督は「ブレードランナー2049」と「メッセージ」を担当したドゥニ・ヴィルヌーヴ。主演は「ナイトクローラー」のジェイク・ギレンホールと「LOGAN/ローガン」のヒュ・ージャックマン。音楽と撮影監督を担当するのはヨハン・ヨハンソンとロジャー・ディーキンスで、プリズナーズの監督であるヴィルヌーブと「ボーダーライン」でコンビを組んだことのある人物です。

プリズナーズの予告編動画

プリズナーズは主人公ケラーの最愛の娘が失踪したことから物語が始まります。そこで、ケラーは失踪事件の捜査を引き受けたロキ刑事と共に失踪事件の真相に迫っていく姿。それでは、あらすじネタバレの前に以下の予告編動画からご覧ください!

映画『プリズナーズ』オフィシャルサイト

映画プリズナーズのあらすじネタバレ解説

あらすじネタバレ①誘拐事件

ペンシルベニア州で小さな工務店を営むケラー・ドーヴァーは、友人のバーチ家で妻と息子、娘を連れて感謝祭を祝っていました。しかし、そんな中で両家の幼い娘とアナ、ジョイが行方不明になってしまう。警察への通報により子供たちは誘拐されたことが判明します。

娘たちが行方不明になる前、近所に停めてあったRV車(キャンピングカー)に興味を持っていたことから、警察は該当する車を捜索。その夜に雑木林沿いの道路に停められているのを発見し、持ち主であるアレックスを拘束しました。

あらすじネタバレ②容疑者アレックス

あらすじネタバレは容疑者の意味深な発言によって捜査は複雑な展開となります。アレックスを拘束したは良いものの、アレックスには10歳程度の知能しかないことから、証拠不十分で釈放されてしまったのです。捜査が難航する中で、釈放されたアレックスにケラーは詰問する。「僕がいるあいだは泣かなかった」というアレックスの発言によって、ケラーは誘拐事件に深く関わっていることを確信します。

あらすじネタバレ③別の犯人がいる?

アレックスからの発言から疑いを持つケラーは、別の犯人がいる可能性を見込み、あらすじは大きく展開していきます。アレックス釈放後の夜、ケラーは伯母の家を見張っていました。そこで、犬の散歩に出てきたアレックスは娘たちが誘拐される前に歌っていた曲を口ずさんでいたのです。アレックスが真犯人であると確信に至ったケラーは、アレックスを誘拐。今は廃墟となっているケラーの昔の実家にアレックスを監禁します。

あらすじネタバレ④ケラーの決断と暴走

あらすじはケラーの決断と暴走へと移ります。ケラーはジョイの父親であるフランクリンを連れて実家へ行き、アレックスを見せます。二人でアレックスの拷問をするために…。拷問はフランクリンがアレックスをおさえ、ケラーは素手でボコボコに殴る。しかし、数日間の拷問を通してもアレックスは何も吐きません。一方、ロキ刑事は半径10マイル内で性犯罪歴のある9人の戸別訪問を行っています。

その夜、そのうちの一人である神父宅を訪れたロキ刑事は神父宅の家宅捜査を始めます。すると、神父の家の地下室からミイラ化した男の死体が発見されたことで、神父逮捕。神父の供述によると、ミイラ化した男たちは16人の子供を誘拐して殺害したというのです。そこで、ロキ刑事は過去にこの辺りに発生した誘拐事件を調べ始め、バリー少年失踪事件(20年前)を見つけたことでバリーの母を訪ねます。

彼女は「バリーが誘拐された時と同じキャンピングカーが目撃されていた。同一犯なのではないか」と言います。その後は、誘拐事件被害者であるカーヴァ―家とバーチ家のために人々が集まって祈りを行っていたことから、ロキ刑事はその様子を眺めていました。ふと、その人々の中で不審な男を見る。しかし、ロキ刑事と目が合った不審者は逃げ出してしまいます。ロキ刑事は似顔絵を公開し、情報提供を呼びかけました。

あらすじネタバレ⑤ボブ・テイラー

ロキ刑事の似顔絵を見たスーパーマーケットの店員から、警察に通報があります。その証言では「似顔絵の男がサイズばらばらの子供服を買っていく」というもの。ここでは、アレックスを拷問し続けているフランクリンは第二の容疑者の存在により、心が折れてしまっています。フランクリンは拷問部屋を壊して、アレックスを開放しようとしたところを妻ナンシーにとめらてしまう…。

それと同時刻にバーチ家とカーヴァ―家に第二の容疑者が不法侵入。実は、第二の容疑者は誘拐した子供の衣服を盗みだしていたのです。翌日、ケラーに対して疑念を抱くロキ刑事は、ケラーの行動を監視し、ケラーがアレックスを監禁している廃墟を突きとめようとしますが、その途中でスーパーマーケット店員から「似顔絵の男が店に現れた」と通報を受けたことで、廃墟を突きとめることができませんでした。

しかし、店員から伝えられた車のナンバーにより、容疑者宅を突きとめることに成功。その第二の容疑者というのが「ボブ・テイラー」でした。ボブを取り押さえて家宅捜査をするロキは、いくつかの箱を発見し、こじ開けていくと中から出てきたのはなんと子供の遺体ではなく、血の付いた子供服と蛇だったのです。そこで、ボブの供述によると「子供は殺した」ということでした。

その夜、ボブは子供の遺体の場所を示した地図を書くと言っていました。しかし、そうは言うものの、ひたすらに迷路の絵を描き続けるボブに対してしびれを切らしたロキ刑事はボブに掴みかかります。そんな状況で止めに入ろうとする警官でしたが、そのもみ合いの中でボブが警官の腰から拳銃を奪い、自殺をしてしまいました。

あらすじネタバレ⑥ホリーの正体

翌日、ロキ刑事はボブが描き続けていた絵が、神父の家で発見されたミイラが付けていたペンダントに記されていた迷路だということに気づきます。そこで、ケラーの妻の証言を思い出し、証言をもとに窓の下を調査したところ、アナの靴下の片方を発見します。ボブは誘拐事件の真犯人ではなく、ただの模倣犯だったに過ぎないことが判明しました。一方、ケラーは残り僅かな時間から焦りを感じたことで、アレックスを熱湯で拷問します。

そこで、アレックスはついに「あの子たちは迷路にいる」ということを口に出すのでした。しかし、迷路についての意味は何も答えません。ただ、アレックスの育ての親であるホリー(伯母)であれば意味を知っているかもしれないと考えたケラー。ホリ―の自宅へ訪問し、ホリーとの会話の中で「迷路」の意味を探ろうと言葉を持ち出していたのですが、ホリーはその言葉には一切関心を示すことはありませんでした。

意味を知ることができず帰るケラー。しかし、実はアレックス失踪により寂しくなったホリーは、なんと誘拐した子供たちを地下から出して家の中に置いていたのです。ケラーの訪問中は口にテープを張られていた子供たちだったのですが、ホリーがケラーの対応をしている隙に脱出します。しかし、ジョイだけは逃げおおせたのですが、アナは途中でホリーにつかまってしまいます。

保護されジョイは、病院でアナの安否を確認するケラーに対して「あなたもいた」と答えます。誘拐事件後にいたのは、廃墟である元実家と、ホリー宅しかありません。そこで、ケラーはホリーの正体が共犯者あるいは主犯だと確信に至り、いそいで病院をあとにします。

あらすじネタバレ⑦真犯人

いよいよあらすじはラストへと移り、ケラーは真犯人であるホリー宅を再度訪問。ホリーに娘の居場所を問い詰めるケラーでしたが、ホリ―に拳銃を突きつけられてしまい、特製ジュースを飲まされる。さらに、片足を撃たれてしまい、外の庭にあった穴の中に閉じ込められてしまいます。その穴の中では娘が大切にしている笛を見つけ、涙を流しているケラー…。

一方、ロキ刑事は病院をあとにしたケラーが元実家にいると勘違いし、元実家に向かいますが、そこではアレックスを拷問していた拷問部屋がありました。中からアレックスを保護し、署長からアレックスが無事保護されたことをホリーに報告するように言われたロキ刑事は、ホリーの自宅へ向かいます。ホリーの自宅へ訪れたは良いものの、中では物音1つしません。

あらすじネタバレ⑧アナの救出

そこで、ホリーの自宅へ入るロキ刑事でしたが、そこではミイラが付けていたペンダントをした男性の写真が飾られていたことに気づきました。子供を誘拐していたのはこの男、だとするとその妻であるホリーは共犯者である可能性が高い。そう確信したロキ刑事は拳銃を抜いて奥へと進むと、少女に何かを注射しているホリーを発見します。

注射をやめるように言うロキ刑事でしたが、ホリーは振り向くと同時に銃で撃ってきました。ロキ刑事は頭部にかすり傷を負いましたが、そんな中でホリーを撃ちホリーは死亡。ロキ刑事はアナを救出しましたが、なお危険な状態のアナを車に乗せ、必死で病院に運び込みました。

あらすじネタバレ⑨意味深なラスト

ロキ刑事の必死の救出により、処置が間に合ったアナ。治療を終えたことで、ロキ刑事のもとにカーヴァ―家とバーチ家が感謝を伝えに来ます。この時、アナが首からかけていた笛についてロキ刑事は尋ねます。「これは新しく買った笛なの。以前無くした笛を見つけたってアナは言ってる」とグレイスは答えました。ケラーは行方不明の状態です。アレックスの監禁、暴行をしたことで罪から逃れようとしていると考えているようです。

しかし、グレイスはケラーがした拷問については感謝していると言っています。それから、ホリーの自宅の発掘調査が始まりました。しかし、調査を行っているものの、いまだ蛇の死体しか見つからず、凍った土の調査は困難だということで、その日の発掘は終了します。最後までロキ刑事は見守っていたのですが、ロキ刑事も立ち去ろうとする。

その瞬間、かすかな笛の音が聞こえたロキ刑事でしたが、「空耳か」と苦笑いして立ち去ろうとします。そして、ラストは改めて聞こえた笛の音に表情を変えて振り向き、ロキ刑事の顔のアップで終了します。

映画プリズナーズのラストとタイトルの意味

ラストにはキリスト教的な意味がある?

プリズナーズのラストでは、ホリーの策略によってケラーは地下に閉じ込められています。そこで、ケラーは神に「全能の神よ、娘を守りたまえ」と祈りました。しかも、ラストでケラーの命を助けたのはケラーの娘・アナが持っていたホイッスルなのです。このホイッスルはキリストの旧約聖書で意味が明らかになります。

「ハレルヤ。神の家でほめたたえましょう。」

「タンバリンを打ち、神をほめたたえましょう。弦楽器と笛で神をほめたたえましょう。」

つまり、ホイッスル(笛)を鳴らすことそのものが、神への祈りの意味を象徴していたのです。神への祈りによってケラーはロキに見つけ出されることとなりました。

プリズナーズのタイトルの意味

映画のタイトル「プリズナーズ」。このタイトルの意味は囚われ人です。確かにタイトルの意味の通り、本作では様々な囚われ人が登場しています。ケラーの娘はもちろんのこと、ケラーの娘の誘拐に関連したアレックス、誘拐事件の真犯人であるホリーも過去に囚われています。ケラーももちろん例外ではありません。

敬虔なキリスト信者であるケラーはそれゆえ「宗教に囚われている」ということです。一方、無神論者であるロキも多様な価値観を許容するものの、「合理主義に囚われている」といえるでしょう。

映画プリズナーズの見どころ

見どころ①神への挑戦

あらすじでネタバレした真犯人、ホリージョーンズ。ホリーは誘拐事件の動機をなんと「神への挑戦」だと言っていました。昔は神父宅で発見されたホリーの夫と共に敬虔なキリスト信者だったのですが、息子をガンで亡くしてしまったことがきっかけとなり、神を呪い始めたのです。そこで、神への挑戦として誘拐事件を繰り返し、お手製ドリンクの迷路を解かなければ惨殺するという悪魔ともいえる所業を行っていたわけです。

自分が体験した地獄を誘拐した親に対しても体験させ、神への不信を抱かせる魂胆です。それによって悪の道へと堕ちるように…。そのため、ホリー夫妻の周りには蛇が象徴的に配置されていました。人を悪の道へと誘惑する象徴である「蛇=サタン(悪魔)」だったのです。

見どころ②ケラーの狂気

悪魔の所業に巻き込まれたケラー。最愛の子供を突然奪われたケラーは、ホリ―の狙い通り狂気の沙汰へと変化していきます。娘を探し出すために容疑者の拉致や監禁、さらには拷問まで行うというまさに悪魔といえる所業を実行してしまいます。しかし、これからが映画の見どころ。アレックスは犯人ではなく児童誘拐の被害者でした。

ただケラーは闇雲に拷問していたわけではなく、アレックスと事件との関係性を察知し、自分を信じて拷問したことで事件を解決へと導いたのです。つまり、「信じる者は救われる」ということ。たとえそれが人道を外れた行為を行っているとしても、それが娘を救うために必要だとかたく自分を信じ続けることができたからこそ、救うことができました。常識的な観点から見ると正気ではありませんが、信仰の面からみるとこれは正しいというわけです。

見どころ③神と悪魔の戦い

最愛の子供を失うという不条理。これは神による人生の試練なのかもしれません。どれだけ信じ抜くことが出来るかを試すために仕組まれ、試練を乗り越えることができなければホリー夫妻のように地獄を見続ける。ホリー夫婦の挑戦により、巻き込まれた映画の主人公ケラー。この人物達の構図は「神と悪魔」の戦いといえるでしょう。ケラーは信仰心を試されることになりますが、映画のラストまで自分を信じ抜いた神の勝利となりました。

見どころ④異教の神

映画のラストでは神の勝利となりますが、そもそも宗教や信仰といったものには縁のない「無神論者=ロキ刑事」がいました。そのロキ刑事は映画ラストを飾るというのも映画の見どころです。ゆえにロキはどれだけ優秀な刑事だとしても、映画の中においては事件の真相には辿りつけません。

しかし、ロキなくしてアナは救出されることが無かったわけでもあり、ケラーの運命をロキが握っていた。映画のラストの鍵を握るのが異教の神だとはなかなかみどころあるバランスだといえるでしょう。

見どころ⑤囚われ人

プリズナーズのタイトルの意味でお伝えした通り、映画の中では物理的・精神的にも皆が囚われ人だったのです。過去、信仰、復讐、そして運命にも囚われた人間。これら試練の一環で全ての人が共有する時間において、赦しを与えるのは他ならぬ神の存在なのかもしれません。人知を超えた神の存在によって混乱した運命を送る不条理さ。それを浮き彫りにするのが映画の狙いなのかもしれません。

映画プリズナーズの主な登場人物とキャスト

ケラー・ドーヴァー役/ヒュー・ジャックマン

プリズナーズのケラー・ドーヴァーは家のリフォーム業を営んでおり、ケラの父は刑務所看守だったのだが、昔の自宅で自殺を図り死亡しています。その事実からケラーは荒れてしまい飲んだくれた時期を乗り越え、今は9年間禁酒中。そんなケラーを務めたのはヒュー・ジャックマンです。シドニー工科大学で卒業認定単位を取得するために履修した演劇クラスで、演技の面白さに気付いたことが俳優を目指すきっかけとなりました。

ロキ刑事役/ジェイク・ギレンホール

プリズナーズでロキ刑事はあらすじネタバレの中心人物です。昔はかなりの少年院収監経験があり、昔はかなりのやんちゃ男だったようです。しかし、現在は優秀な刑事として活躍をしており、プリズナーズでの誘拐事件以外にも担当した事件は全て解決してきたほどの実力者。そんなロキ刑事を務めたのはジェイク・ギレンホールです。1991年に公開された「シティ・スリッカーズ」で息子のビリー・クリスタル役で俳優デビューを果たしました。

ナンシー・バーチ役/ヴィオラ・デイヴィス

プリズナーズのナンシー・バーチはイライザ・バーチとジョイ・バーチの母です。バーチの役を務めたヴィオラ・デイヴィスは、2017年までに高い評価を受けた女優でアカデミー賞やトニー賞、エミー賞を受賞し、演劇における三冠王を達成。

それまでには、Rhode Island Collegeで演劇を専攻し、その後の4年間はジュリアード音楽院で学んでいます。三冠王も達成するほど高い評価を受けるヴィオラですが、さらに2012年と2017年には雑誌「タイム」で「世界で最も影響力のある100人」に選出されています。

グレイス・ドーヴァー役/マリア・ベロ

プリズナーズのグレイス・トーヴァ―はケラーの妻です。グレイスを務めたマリア・ベロは「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でニューヨーク映画評価協会賞助演女優賞を受賞し、さらにゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされ評価されています。

これほど高く評価される女優なのですが、元々は弁護士になるつもりだったようです。しかし、気晴らしで取った演技クラスで演技に魅了されたことがきっかけとなり、女優の道に進むことになりました。

フランクリン・バーチ役/テレンス・ハワード

プリズナーズのフランクリン・バーチは、ケラーと同時に娘ジョイを誘拐される被害者です。そんなばバーチ役を務めたのはテレンス・ハワードです。俳優に従事する前は祖母がニューヨークで舞台俳優をしていたことから演技には興味があったようです。

しかし、学位を習得した後は科学分野の仕事に従事するつもりではあったのですが、オーディションに合格したことが決め手となり俳優として活動することになります。2015年には、「最も危険な男」賞を受賞しています。

ホリー・ジョーンズ役/メリッサ・レオ

プリズナーズのホリー・ジョーンズは今回の2人の少女誘拐犯であり、夫が行方不明になった後でも誘拐を続けていました。そんなホリー役を担当したのはメリッサ・レオです。ニューヨーク州立大学を卒業しており、2008年に公開された「フローズン・リバー」ではインディペンデント・スピリット賞主演女優賞を受賞、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされています。

また、2010年に公開された「ザ・ファイター」では第83回アカデミー賞助演女優賞など、様々な面から評価され賞を受賞しています。

アレックス・ジョーンズ役/ポール・ダノ

プリズナーズのアレックス・ジョーンズは、ケラーに拉致、監禁、拷問を受けた人物です。しかし、子供誘拐事件の最初の被害者でした。アレックス役を務めたのはポール・ダノです。10歳のころに評価され、スカウトを受けたことがきっかけとなり、12歳でブロードウェイ・デビューを果たしています。若くしてベテランの俳優たちに引けを取らない演技を披露することから、今後控える映画にも注目が集まる若手俳優で高く評価されています。

映画プリズナーズに関する感想や評価

評価:重厚なサスペンス映画!

プリズナーズは重厚なサスペンス映画だと評価されています。最愛の子供を誘拐され狂気へと狂気へと変貌したケラー、それに対して冷静沈着なロキ刑事がそれぞれのやり方で事件の真相に辿りついていく。やはり、ラストまで目が離せない映画だったようです。また、宗教的な意味も交えていることも高評価です!

評価:物語のラストまで目が離せな映画

狂気へと変貌した父親の執念といい、ラストまで不安を煽る作品で雰囲気に魅了されたと評価されています!プリズナーズの意味「囚われた人」はどのように囚われていたのか、はたまた誰であったのか。そして、ラストに至るまで綿密に練られた伏線は見終わった後もしびれるようです。

評価:凄く引き込まれる作品だった

プリズナーズは息が詰まりそうなほど重い作品。しかし、凄く引き込まれる作品だったと評価されています。そして、プリズナーズの意味(囚われ人達)の意味は、様々な解釈ができるということから、この方も上述の通り映画を見終わった後も考えさせられたようです。

映画プリズナーズのネタバレまとめ

映画プリズナーズのあらすじをネタバレで紹介しましたが、タイトル「囚われ人」の意味から、物語の展開における意味まで深すぎる内容であることが分かりました。感情的なキリスト信者であるケラーに対して、冷静沈着な無神論者のロキ刑事。

対照的な二人がそれぞれに物事に囚われ、別々の行動であるものの、それぞれが事件の真相に迫っていく重厚なサスペンスはラストまで魅了し続ける作品でした。映画に魅了されること間違いなし。是非この機会にご覧ください!

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