シン・ゴジラのキャスト一覧！メインキャラから意外な出演者までまとめ

監督庵野秀明監督が挑む新たな邦画シン・ゴジラシリーズ。巨大な虚構の災害「ゴジラ」立ち向かう現実の日本人達の姿を描いた怪獣邦画作品です。

濃密に詰まった119分の上映時間の中に多くの出演者が配置されており、中には意外すぎる有名人がたった数秒しか出演しないシーンも有りました。更にマニアックすぎる出演者や一般の人にはわからない出演者、いつもとは違う表情を見せる出演者など、一度見ただけでは全員の配役がわからないと思います。今回はそんな意外な出演者一覧を紹介したいと思います。

シン・ゴジラに出演するキャストの数は約名のみの人も合わせて総勢300人以上います。公式サイトで見られるキャスト一覧は赤文字でキャストが書かれており、意味があって赤い色なのではないかと言われています。キャスト一覧トップには主演の長谷川博己さんや竹野内豊さんなどの名前が挙げられていますが、最後に描かれている野村萬斎さんは出演していなかったと首をひねる人もいたそうです。

各所に起こる危機的状況にも冷静冷静に対処しつつも胸に熱い信念を持つ主人公役には確かな演技力を持ちスマートなルックスで人気の長谷川博己さん、日本に情報を分け与える米国大統領特使には女優界屈指の美貌を持つ石原さとみさんなど、見目麗しいメインキャストを抑えています。

それだけでなく、誰に対しても冷ややかなかつ優秀な仕事ぶりを見せる女性官僚役にはモデルの市川実日子さん。ステロタイプの政治家でありながら、国政への野心を糧に日本の危機に持てる力をすべて注ぐ政治家役に松尾諭さんをキャスティングするなどメインキャスト一覧には物語を引き立てる魅力的な方が多数いらっしゃいます。

コミュ障気味の研究員役を演じるのは2000年台から数多くのドラマに出演している高橋一生さん、奇人変人・霞ヶ関のはぐれ者・一匹狼・変わり者・オタク・問題児・鼻つまみ者・厄介者・学会の異端児とだらけの巨災対をまとめるのは出演するもの全てに強烈な印象を与える事で有名な津田寛治さんなどサブキャラクター一人ひとりにもセンターを務めるほどの実力者から名バイプレイヤーまでを抑えている。

シン・ゴジラの出演者一覧にはアイドルの前田敦子さん、電気グルーヴのピエール瀧さん、小出恵介さんに橋本じゅんさんまで、映画を一度見ただけでは気づけ無い、二度見てもどこにいるのか気づけ無い有名人も実は出演しています。中には一般人には名前を全く知られない各界の大物までバラエティ豊かな職業の人までいらっしゃいます。

内閣官房副長官「矢口蘭堂」役、1977年3月7日生まれの39歳。シン・ゴジラの中では矢口目線のシーンが多くストーリーの主人公的存在。東京都出身の俳優で、邦画「海月姫」や「進撃の巨人」など多数人気作品に出演されています。

環境省自然環境局野生生物課長代理「尾頭ヒロミ」役。劇中では生物に詳しい官僚として呼ばれ、いち早くシン・ゴジラの上陸を予想し意見を述べていました。ファッションモデルとしてハイファッション誌にも度々登場する女優で、2013年公開の「ジ、エクストリーム、スキヤキ」、「ぼくたちの家族」に出演されています。

文部科学省研究振興局基礎研究振興課長「安田龍彦」役。自分の能力に自身を持っているが、尾頭と意見が食い違った時に怯んでしまうなどちょっと気弱な青年。1980年12月9日東京都出身。ジブリ作品「耳をすませば」ではメインキャラ「天沢聖司」の声を担当。ドラマを中心とした活動を続けている。

国立城北大学大学院・生物圏科学研究科准教授「間邦夫」役。学会の異端児として疎まれる存在。劇中ではゴジラを倒すための鍵を発見する重要ポジションについている。1960年1月1日東京都出身。映画監督として邦画「蓮の花飛べ」でデビュー。その後邦画「鉄男」や「双生児 -GEMINI」を公開してます。

資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力政策課長「立川始」役。資源エネルギー庁出身。生物としてのゴジラのエネルギー源に注目し、生態解明の手がかりをつかむ。1973年10月11日福岡県出身。コントユニット「親族代表」で芸能活動を開始し、2007年にドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四課」に出演。

厚生労働省医政局研究開発振興課長「森 文哉」役。巨災対の中では年長者に入る彼は便宜上の仕切り役を買って出ます。1965年8月27日生。北野武監督の邦画「ソナチネ」でデビュー。強い個性を持った出演者であり、北野監督作品「HANA－BI」や漫画実写化として話題となった「PINGPONG」にも出演。

原子力規制庁監視情報課長「根岸」役。わかりにくいですが彼は巨災対召集時にはおらず、序盤では電話で赤坂にゴジラから検出された放射能のことをこっそり伝えるシーンから合流している。同姓同名の有名人も多いが、2007年公開の邦画「たとえ世界が終わっても」で邦画デビューし様々な映画に出演している。

内閣総理大臣補佐官「赤坂秀樹」役。1971年1月2日生まれの45歳。 東京都出身の俳優である。2013年の邦画「謝罪の王様」や2015年公開の「at home アットホーム」に出演している。

保守第一党政調副会長「泉修一」役。作中では崩壊しかけた日本にあっても野心を燃やし、巨災対のために各外交保面に掛け合うなどゴジラ対策に乗り出す頼れる政治家。1975年12月7日兵庫県出身。深夜ドラマ「インや食堂」などで味のあるばいプレイヤーを演じ、現在多方面の映像作品に出演している。

米国大統領特使である「カヨコ・アン・パタースン」役。今幅広い層からの絶大な人気を持つ女優。2015年公開の邦画「風に立つライオン」「進撃の巨人」などに出演している。

内閣官房長官「東 竜太」役。1948年11月3日生まれの67歳。東京都出身の俳優。「男はつらいよ」などの有名邦画シリーズにも出演。劇中では総理大臣の補佐役として数々の提言をしている。

内閣総理大臣「大河内 清次」役。1951年9月27日生まれ。徳島県出身。2015年公開の邦画「レインツリーの国」や「仮面ライダー1号」などに出演している。出演者の中では日本邦画界屈指のバイプレイヤー。この冒頭での「えっ、蒲田に？」はシン・ゴジラ内での名言の1つだと言われている。
 

防衛大臣「花森 麗子」役。大河内内閣唯一の女性大臣であり、煮え切らない総理に対して強く意見するなど力強い女性。神奈川県出身の女優。2014年公開の邦画「寄生獣」や「ソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判」など話題作に参加している出演者。

防衛省出身の内閣官房副長官秘書官「志村 祐介」役。エリート官僚ながら奮闘する矢口に触発されて暑くなるシーンも。1987年11月12日生。2016年は月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」にて主演デビュー。2015年公開の邦画「悼む人」や「うつくしいひと」などに出演している。

自衛隊関係者「財前 正夫」役。日本自衛隊を率いる上層部員。ゴジラ再度上陸時作戦「タバ作戦」や核爆弾投下ギリギリのところまで準備を行った「ヤシオリ作戦」の指揮をとる。矢口達の無茶な願いにも快く答え、仕事を完遂する姿に好感を持つ視聴者も多い。1955年11月16日生。2016年3月公開の邦画「ちはやふる」などにも出演している

農林水産大臣「里見 祐介」役。内閣府のほぼ全員が命を落とした後、なし崩しに内閣総理大臣臨時代理に任命された元農水大臣。ストーリー後半には核爆弾投下時間を伸ばすためにフランスを説得するなどの働きを見せます。

1991年7月10日千葉県出身。AKB48のメンバーとして絶大な人気を誇り、2013年からはソロで女優や歌手活動を行っています。アイドルなのに避難民として冒頭部分の一瞬しか映らないという意外すぎるキャストポジションですが、汚れた顔だけでもわかったファンは多かったということです。

自衛隊関係者「西郷」役。2016年は本作含め7本の映画に出演する1967年4月8日静岡県出身。テクノバンド「電気グルーヴ」のメンバーとして、1989年から音楽活動をしていますが、ドラマ「64（ロクヨン）」海外映画「アナと雪の女王」邦画「海賊とよばれた男」に出演するなど幅広い活躍を見せています。

自衛隊関係者「池田」役。自衛隊による対ゴジラ防衛作戦を遂行する自衛隊員として出演。ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」邦画「高台家の人々」などに出演している。ドラマ「昼顔～平日午後3時の恋人たち～」で、上戸彩と不倫の恋に落ちる北野役を演じて人気を得ました。

自衛隊関係者「村崎」役。1976年6月18日東京都出身。ラッパー、シンガーソングライターとして有名なKREVAさんですが、2015年の実写邦画「進撃の巨人」に出演するなどマルチな活動をされています。

消防隊隊長役「小出恵介」さん。1984年2月20日東京都出身。邦画『パッチギ!』、2006年のフジテレビ系ドラマ「のだめカンタービレ」に出演しの個性的な演技で注目を集めます。

自衛隊小隊長「芦田」役。蒲田から北品川へと移動し変形したゴジラを目撃す飛行部隊隊長役。1982年8月28日岐阜県出身。日本テレビ系ドラマ『ごくせん』で知名度が上がり、映画やTVドラマに出演します。

官邸職員役。1963年1月18日東京都生まれ。徹夜・缶詰で頑張る巨災対メンバーにそっとお茶を出してくれる役の片桐はいりさん。なんとも様になっています。1980年代から多くの映画・テレビドラマに出演し、安定感のある演技で知名度を上げました。

三木幕僚長役。朝霞を拠点にし、関東方面を防衛する東部方面総監。1964年2月25日兵庫県生まれ。劇団☆新感覚に参加し看板俳優を務める。シン・ゴジラ作中には他にも劇団☆新感覚出身の出演者は多い。

生物学者役。945年6月8日山口県出身。映画監督としてドキュメンタリーを多く製作し、邦画「ゆきゆきて、神軍」や「全身小説家」は異色ドキュメンタリーとして公開後に多くの議論をよびました。

生物学者。有識者懇談会のメンバーとして総理官邸に呼ばれるも有意義な意見を述べられず濁した回答を出す。1960年6月24日東京都出身。「ジョゼと虎と魚たち」を監督し、高く評価された邦画有名映画監督として躍知名度を上げます。

ゴジラの取材をしているフリージャーナリストの早船役。1962年12月15日福岡県出身。1988年に劇団大人計画を主宰、役者として活動します。監督としても活動し、デビュー作の邦画「恋の門」はヴェネツィア国際映画祭に出品されました。

政府記者会見場に同席したジャーナリスト1985年11月10日東京都出身。2010年に中井貴一主演の邦画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」にてデビュー、評価を受けます。シン・ゴジラ上映と同時期に邦画「怒り」にも出演し話題を呼びました。

東京都知事として出演。1961年9月26日福岡県出身。邦画「博多っ子純情」で主演でデビュー。出演者の中でも俳優歴の長いバイプレイヤーの一人です。

警察庁長官官房長。1965年12月3日兵庫県生まれ。劇団☆新感線の看板俳優として人気を集め、1990年代からTVドラマや映画に出演します。食えない大物役としてストーリーに味を出してくれる出演者です。

今回シン・ゴジラはフルCGで表現されていますが、CGの元となるモーションキャプチャーを行ったのは狂言師の野村萬斎さん。黒澤明監督「乱」にて邦画デビュー。全身に動作を記録する機器を付けてグリーンバックの中でシン・ゴジラの動きを見せる野村萬斎さん。日本の重要無形文化財総合指定の技術を現代の最新技術でスクリーンに写し、映画を見た観客の殆どの人が恐ろしかったと感想をこぼすほどの出来栄えとなりました。

カヨコ・パタースン護衛SP。1987年10月14日生まれのWebフリーライター。庵野監督の奥さんである安野モヨコさんと面識があり、そこから映画への出演が決まりました。2016年からネット上で人気を集めた人物のため、数年立ってから出演していたことに気づいた人も多かったそうです。

トレンドの人気俳優から名脇役、俳優業以外にもマルチに活動する方や映画監督まで意外すぎる分野の様々な人を揃えたシン・ゴジラ。今後も海外作品とのコラボやアニメ映画新シリーズの発進など、新たな劇場企画が目白押しなゴジラシリーズから目を話すことができません。