トゥルーナイトのネタバレあらすじと評価！騎士ランスロットの恋物語の結末は？

トゥルーナイトは1995年に制作されたアメリカの映画です。映画トゥルーナイトはアーサー王伝説に登場するランスロットがアーサー王の妻グィネヴィアと禁断の恋に落ちていくといったあらすじの歴史スペクタクル映画であり、ショーン・コネリーやリチャード・ギアなど今現在ベテラン俳優として活動しているキャストが多数出演している映画作品となっています。

アーサー王伝説をモチーフにした映画作品は数多く制作されているのですが、ほとんどの作品がアーサー王を主人公にした作品です。また歴史的描写が多く、戦闘シーンが大半を占めていることからあまり女性には受け付けない作品となっています。しかし映画トゥルーナイトはアーサー王伝説に登場する裏切者のランスロットを主人公にした作品であり、アーサー王伝説に関連する映画の中では非常に珍しい映画です。

また映画トゥルーナイトは結末までのあらすじが恋愛要素を強調した作品となっているため、女性にも人気が高い作品となっています。またショーン・コネリーなどベテラン俳優の演技も魅力の一つであり、今現在も非常に人気が高い映画作品です。本記事ではそんな映画トゥルーナイトについて結末までのあらすじネタバレやキャストのネタバレ情報などをご紹介していきますので、是非映画のご参考にしてみてください。

映画トゥルーナイトの予告編動画では結末までのネタバレはもちろんのこと描かれておらず、アーサー王とグィネヴィアが会話するシーンのみ登場します。しかしアーサー王とグィネヴィアが会話するシーンのみだと少し物語のあらすじなどが分かり辛いものになってます。なのでここからは映画トゥルーナイトの物語をより分かりやすくするため、物語の簡単なあらすじをネタバレ紹介していきます。

かつてイングランドにはアーサー王と円卓の騎士が統治する理想郷キャメロットという城がありました。ある日グィネヴィアという若く美しい女性がアーサー王の妃となるべくキャメロットに向かっていました。しかしグィネヴィアはキャメロットに行く途中でアーサー王の宿敵であるマラガント一派に襲撃されてしまいます。するとそこに自由を求めて旅をする若き剣士ランスロットが駆けつけ、グィネヴィアを救出します。

ランスロットは今現在も語り継がれているほどの騎士であり、アーサー王伝説で屈指の強さを持つ人物です。グィネヴィアを救ったランスロットはキャメロットを訪れ、アーサー王から円卓の騎士として迎え入れられます。そしてランスロットは多大な功績を挙げたことで真実の騎士であるトゥルーナイトの称号を得ます。しかしランスロットはグィネヴィアと出会ったことにより、アーサー王は酷く悲しい結末を迎えることになるのでした。

ここからは映画トゥルーナイトについて結末に至るまでのあらすじをネタバレ紹介していきます。かつてイングランドのキャメロットはアーサー王と円卓の騎士によって統治されており、理想郷と呼ばれていました。しかし理想郷と呼ばれるキャメロットにおいて第1騎士であるマラガント王子がアーサー王に反逆し、隣国であるレオネス公国と協力してキャメロットへ侵攻を開始しました。

そんな中自由を求めて旅を続ける若き剣士ランスロットは一人キャメロット周辺を訪れていました。その頃レオネス公国はアーサー王の庇護を得るため、若く美しい王女グィネヴィアを政略結婚の道具とします。そしてグィネヴィアは家臣のオズワルドと共に馬車でキャメロットへ向かい歩みを進めていました。しかしキャメロットへ向かうグィネヴィアはアーサー王と敵対しているマラガント一派に襲撃されてしまいます。

グィネヴィアはマラガント一派の襲撃によって命の危機に陥ってしまいます。するとそこに旅をする若き剣士ランスロットが通りかかり、グィネヴィアを救出します。そしてランスロットのお陰でグィネヴィアは無事キャメロットにたどり着きました。一方ランスロットも王女を救出した功績を称えられ、アーサー王に謁見することになります。そしてアーサー王はランスロットにキャメロットを離れないよう懇願します。

しかし自由を求めるランスロットはアーサー王のお願いに拒否してしまいます。その後アーサー王はマラガントと共に円卓の会議で交渉を行うことにします。しかしアーサー王とマラガントの交渉は決裂してしまい、マラガント達はグィネヴィアを誘拐してキャメロットを去っていきました。その光景をたまたま見ていたランスロットは急ぎグィネヴィアを追いかけ、マラガントの居城に潜入します。

そしてランスロットは見事地下に監禁されていたグィネヴィアを救出します。ランスロットは王女グィネヴィアに恋をしており、マラガントの居城から逃げる途中にその想いを告白します。しかしその場にアーサー王の使者が訪れ、ランスロットは邪魔をされてしまいます。その後ランスロットは2度もグィネヴィアを救ったことから円卓の騎士として迎え入れられることになり、「第一の騎士」という称号を授与されるのでした。

ランスロットに救出された王女グィネヴィアは正式にアーサー王の妻となりました。一方円卓の騎士で一番高い称号を得たランスロットはアーサー王と共に連日マラガント軍との戦いに駆り出されます。そしてランスロットは非常に優れた武勇の持ち主であることから多くの戦果を獲得します。しかし戦に出ているランスロットはグィネヴィアへの恋を燃え上がらせており、グィネヴィアもまたランスロットに恋をしていました。

王の臣下と王の妻という本来許されない恋でありながら、ランスロットとグィネヴィアはその想いを抑えることが出来なくなってしまいます。しかしランスロットは忠義心溢れる騎士であり、戦から戻ったランスロットはグィネヴィアに別れを告げます。そしてランスロットとグィネヴィアは熱い最後のキスをするのでした。しかしこの現場をアーサー王に目撃され、アーサー王は激怒してしまいます。

そしてランスロットとグィネヴィアは捕縛されることになり、キャメロットで公開裁判が行われることになります。このことについてはアーサー王伝説で最も有名な話であり、ランスロットとグィネヴィアの禁断の恋は理想郷と呼ばれているキャメロットを戦火の渦に巻き込んでしまうことになっていくのでした。

ではここからは映画トゥルーナイトについて結末のあらすじをネタバレ紹介していきます。ランスロットとグィネヴィアの公開裁判が行われる当日、突如マラガント軍がキャメロットに攻撃を開始します。マラガント軍はアーサー王が油断している隙を突いたことで、すぐにアーサー王の居城を包囲することに成功します。アーサー王は公開裁判を中止し、急ぎマラガント軍と雌雄を決するべく居城から出陣します。

この戦いにはキャメロットの国民も参加しており、国を挙げての大戦に発展していきます。そしてマラガント軍との戦いは苛烈を極め、アーサー王が致命傷を負ってしまいます。ランスロットは君主の危険を察知し、アーサー王の救援に駆け付けます。そしてランスロットは負傷しながら大勢のマラガント兵を討ち破り、敵の君主であるマラガントを討ち取ることに成功するのでした。

一方アーサー王は瀕死の状態となっており、命が尽きようとしていました。自らの命を察したアーサー王は妻に手を出したランスロットを呼び、キャメロットとグィネヴィアを託します。そして理想郷キャメロットを築き上げた騎士王アーサー・ペンドラゴンは絶命するのでした。偉大なる騎士王が死亡したことでキャメロットの国民は悲しみに明け暮れます。

そしてランスロットとグィネヴィアは悲しみに明け暮れる国民と共にアーサー王の遺体が入った棺桶を海に流し、アーサー王を弔うのでした。こうして映画トゥルーナイトは結末を迎え、ランスロットとグィネヴィアの禁断の恋の物語は終わりを告げるのでした。

映画トゥルーナイトにおいてアーサー王を演じたキャストはスコットランドの俳優であるショーン・コネリーです。ショーン・コネリーは1954年からテレビなどで活動を始め、1961年に「007」の初代ボンド役として起用されました。ショーン・コネリーが「007」においてボンドを演じたことにより、ジェームズ・ボンドのキャラクターが確立されることになりました。

またショーン・コネリー自身もボンド役を演じたことで世界中から注目を浴びることになりました。その後ショーン・コネリーは様々な映画に出演することになり、アカデミー賞助演男優賞やトニー賞演劇作品賞など数多くの功績を授与されました。今現在ショーン・コネリーはアメリカ映画協会生涯功労賞を受賞したことで俳優業を引退しており、イベントを中心に活動しています。

映画トゥルーナイトでランスロットを演じたキャストはアメリカの俳優であるリチャード・ギアです。リチャード・ギアは元々舞台俳優として活動していた人物であり、1975年の映画「ニューヨーク麻薬捜査線」で映画デビューを果たします。その後リチャード・ギアは「愛と青春の旅だち」や「キングの報酬」など様々な映画作品に出演することになり、アメリカを代表する俳優の一人として数えられることになりました。

またリチャード・ギアは日本でも非常に知名度が高い俳優であり、映画「HACHI約束の犬」や「笑っていいとも！」などのテレビ番組に出演するなど日本と関係を深めています。そんなリチャード・ギアは今現在も俳優として現役で活動しており、「冷たい晩餐」や「嘘はフィクサーのはじまり」などの映画作品でキャストを務めています。

映画トゥルーナイトでグィネヴィアを演じたキャストはイギリスの女優であるジュリア・オーモンドです。ジュリア・オーモンドは元々「嵐が丘」や「るつぼ」などに出演していた舞台女優であり、1992年のテレビ映画「独裁/スターリン」で映画デビューを果たします。その後ジュリア・オーモンドは「ベンジャミンバトン数奇な人生」や「CSI:ニューヨーク」など数多くの有名作品に出演しています。

映画トゥルーナイトにおいてマラガント王子を演じたキャストはイギリスの俳優であるベン・クロスです。ベン・クロスは1977年の戦争映画「遠すぎた橋」で映画デビューを飾り、1981年の映画「炎のランナー」で主役を演じたことで注目を浴びます。その後ベン・クロスは「スタートレック」などの作品に出演し、今現在も映画「ワイルド・ストーム」でキャストを務めるなど俳優として活動を続けています。

映画トゥルーナイトはアーサー役にショーン・コネリーを起用し、ランスロット役にリチャード・ギアを起用するなどベテラン俳優を多数キャストとして起用している作品です。このベテラン俳優達の演技は非常に見事であり、物語の世界に没頭してしまいます。このことから映画トゥルーナイトに関する感想では出演しているキャストに驚いたという感想が多く寄せられていました。

アーサー王伝説はエクスカリバーという聖剣が登場し、ファンタジー要素が非常に強い作品となっています。しかしアーサー王伝説をモチーフにした映画トゥルーナイトはエクスカリバーなどファンタジー要素を全て省いた現実的な物語が展開されます。これはアーサー王伝説の数ある作品の中では珍しく、視聴者からも驚きの感想が寄せられることになりました。

映画トゥルーナイトは派手な戦闘シーンでは無く、ラブロマンスをメインとした作品となっており、地味な印象を感じたという意見も見受けられていました。映画トゥルーナイトは従来のアーサー王伝説とは違う物語となっており、戦闘シーンが好きな方には少し注意が必要です。このことから映画トゥルーナイトは男性の方ではなく、女性向けの映画といえるでしょう。

アーサー伝説の主役である騎士王アーサーは様々な作品で若いイケメンの姿で描かれており、映画トゥルーナイトの年老いたアーサー王の姿に驚いた視聴者も多くいました。特に「Fateシリーズ」が好きな方にとっては非常にショックを受ける姿となっているため、観る際は一度本記事をご参考にして映画トゥルーナイトをご覧ください。
 

本記事では映画トゥルーナイトについて結末までのあらすじやキャスト陣などについてネタバレ紹介させて頂きました。映画トゥルーナイトはアーサー王伝説をラブロマンスとして描いた作品であり、アーサー王伝説をモチーフにした映画の中ではめずらしい作品となっています。本記事をご覧頂いて映画トゥルーナイトに惹かれた方は是非映画トゥルーナイトを一度チェックしてみてください。