Netflix映画アウトサイダーのあらすじネタバレ!感想や評価は?【浅野忠信】

Netflixオリジナル作品の中でも特に推されている映画がヤクザ映画であるアウトサイダーです。海外の監督が撮影した戦後大阪を舞台にした映画は海外ではもちろん日本でも注目を集めました。特に浅野忠信さんを初め、出演したキャストの豪華さ一級品の映画です。今回はNetflixオリジナル映画アウトサイダーのあらすじをネタバレありで紹介しながら既に視聴した人の感想・評価にも触れています。

Netflix映画アウトサイダーのあらすじネタバレ!感想や評価は?【浅野忠信】のイメージ

目次

  1. Netflix映画アウトサイダーとは?
  2. Netflix映画アウトサイダーのあらすじネタバレ
  3. Netflix映画アウトサイダーの結末ネタバレ
  4. Netflix映画アウトサイダーの監督
  5. Netflix映画アウトサイダーの出演者・キャスト
  6. Netflix映画アウトサイダーの見どころ
  7. Netflix映画アウトサイダーに関する感想や評価は?
  8. Netflix映画アウトサイダーのネタバレまとめ

Netflix映画アウトサイダーとは?

Netflix映画アウトサイダーの作品情報

映画アウトサイダーは2018年にアメリカを拠点とした有料動画配信サービスNetflixで公開された映画です。撮影スタッフや監督などは全員海外出身ながら撮影は全編に渡って日本で行われ、キャストにも浅野忠信さんを初め多くの日本人が参加しています。映画ではありますが劇場公開されず最初からNetflixだけで配信される前提で作られているNetflixオリジナルの映画です。

映画アウトサイダーはジャンルとしては日本でいう任侠映画、ヤクザ映画です。そのあらすじも海外の人が思い描く古き良き戦後の経済発展を遂げる頃の日本をヤクザの世界を通して描いている作品で実に様々な「日本らしい要素」が取り入れられた映画になっています。映画アウトサイダーの設定上の舞台は基本的に大阪ですが、撮影は福岡の北九州市を中心に、門司港や旦過市場、戸畑区などで行われました。

あらすじにも取り入れられていますが、映画のタイトルにもなっているアウトサイダーとは「よそ者」「部外者」という意味で映画の中では外国人である主人公ニックを指して使われる言葉です。

Netflix映画アウトサイダーの予告編動画

Netflixの映画、特にNetflixのオリジナル作品はかなり本格的な予告編を作る事でも知られており、映画アウトサイダーもYoutubeにてその予告編が公開されています。映画アウトサイダーの特徴の1つが浅野忠信さんを初め、日本人キャストの多さと日本語の割合が圧倒的に多い事です。日本を舞台にしている事もあってセリフの中には日本語も多く、それは予告編を見ても明らかになっています。

映画アウトサイダーの予告編はそのあらすじよりもどちらかといえばキャストの紹介とその雰囲気を確認出来る構成になっています。また映画アウトサイダーの作風を表すように日本語と英語が織り交ぜられた予告編になっています。

アウトサイダー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

Netflix映画アウトサイダーのあらすじネタバレ

ここからは映画アウトサイダーのあらすじをネタバレありで紹介していきます。映画アウトサイダーは主演のジャレッド・レトさん演じるニックと浅野忠信さん演じる清の出会いのシーン、ひいてはニックがヤクザの世界に足を踏み入れる経緯から描かれます。

あらすじネタバレ:ニックと清の約束

元米兵である主人公のニックは捕虜として刑務所に収監されていました。その刑務所の中でニックは清という男と出会います。同房になった清は自身がヤクザだと話し、病院に行けば仲間が助け出してくれるから病院に行く為の手伝いをしてほしいと話します。その手伝いとは清が自殺を図るから助けを呼ぶようにという事で、上手くいけばニックの事も出してやると約束します。

ニックはその約束を承諾し、清が隠し持っていたナイフで自身のお腹を刺し切腹自殺を計ります。ニックは約束通り看守を呼び、看守によって清が病院に運ばれていきました。それからしばらくして清の計らいでニックは刑務所から出される事になります。米軍に戻るという選択肢も取れたニックですが、そのまま清が所属する大阪にあるヤクザ組織「白松組」に出入りするようになります。

ニックはそこで白松組の幹部であり、アメリカ人であるニックを邪険に扱う幹部オロチや高齢ながら白松組の組長、秋弘らと出会います。清はそこでニックに1つの仕事を頼みます。それは厄介なアメリカ人を排除して欲しいというヤクザらしい仕事でした。ニックはその仕事を受ける事にし、久しぶりの外の世界という事で清に飲み屋に連れて行かれそこで清の妹である美由と出会います。

白松組から目をつけられたのは倉庫番をしているアメリカ人、パネッティという人物です。白松組の忠告を無視して鉄を買い付けていたのです。パネッティは相手が同じアメリカ人であるニックという事で油断し、ニックはその隙をついてパネッティをその場にあったテープライターを鈍器代わりにして殴打、半殺しにします。ニックの初仕事は無事に成功したのでした。

パネッティが痛めつけられた事を知った神戸に拠点を構える新興のヤクザ組織勢津組が白松組に乗り込んできます。勢津組は元々白松組とライバル関係にある事もあって一触即発の雰囲気になりますがその場はなんとか収まりました。ニックの仕事に関心した清はさらに白松組のシマの中で勝手に賭場場を開く木村という男を共に襲撃。脅しにも屈しない木村を2人は殺してしまうのでした。

清とニックが仕事を成功していくのが面白くないのが白松組の幹部であるオロチです。オロチは清に対し、元々同じアメリカ人だるパネッティを油断させる為だったはずだとニックを遠ざけるように指示をします。それでも清はニックとの交流をやめる事はせず、逆に妹である美由を送るように頼むなどしていました。清はニックにヤクザは家族を持つべきではないと教えていましたがニックと美由はお互いに惹かれ合っていきます。

あらすじネタバレ:盃を交わすニック

清はまたニックにアメリカ人である事を活かした仕事を頼みます。それは米軍が横流しする銃を白松組とは知られずに購入してくるというものです。勢津組との戦争も垣間見える現状という事もあり武器となる銃の入手はニックに取って大手柄になる話でもありましたが、反面もし失敗しても白松組の関与は否定されるという内容の仕事です。ニックはその仕事を面白いと思って引き受ける事にします。

清から取引が行われると教えられた港を訪れるニックでしたがその港にいたのはなんと勢津組でした。勢津組はニックを殺しにかかりますがニックはそれを返り討ち、勢津組の組員の銃を奪い取ると2人を射殺してしまいます。ニックはなんとかその場を脱し白松組に戻る事が出来るのでした。どう考えても正当防衛が成立するような場面ですがヤクザの世界では正当防衛は通用しません。

元々白松組の組長である秋弘は勢津組との全面戦争を回避しようと動いていた事もあり事実として残った「ニックが勢津組の組員2人を殺害した」という落とし前にニックの指を2本、さらにニックの兄貴分である清の指も1本を切断。勢津組の組長であるヒロミツにそれを差し出す事で事なきを得るのでした。勢津組とのやりとりが終わると白松組では裏切り者探しが始まります。

勢津組がニックが港を訪れる事を知っていたのは白松組の内部に裏切り者がいるからだと推察されたからです。しかしニックにはそれが誰かはわからず、それを秋弘組長に伝えました。裏切り者が誰なのかはこの時点ではわかりませんでしたがニックは秋弘組長に認められて盃を交わし正式に白松組の組員になります。その証として背中には入れ墨を彫りました。

あらすじネタバレ:ニックの頼み

白松組の秋弘組長は勢津組と全面戦争になるのは避けるべきだと考えていましたが同時に勢津組の軍門に下るつもりもありませんでした。勢津組組長のヒロミツからの差金で株の配当金5億の儲け話が持ちかけられます。幹部であるオロチはこの話を受けるべきだと進言しますが秋弘組長はそれを断ってしまうのでした。自身の古き任侠を貫き通す秋弘組長です。

そんなやりとりの裏で正式に白松組の組員となったニックが他の組員と歩いている所で米軍時代の同僚であるポリーと出会います。色々と話したいというポリーをニックは一旦は断りますが、ニックは米軍から見れば出所後に米軍に戻らなかった脱走兵であり、ポリーはその事実を使いニックが大阪にいる事を上層部に伝えて軍法会議にかけると脅しをかけてきます。

仕方なくニックはポリーを家に招待します。しかしウィスキーを渡すフリをしてポリーを殺してしまうのでした。動揺を隠せないニックでしたがさらに以前から関係を持っていた美由に子供が出来た事が明らかになります。清が美由の相手はヤクザではダメだと考えている事を聞かされていたニックは戦々恐々としながらも覚悟を決めて清の元を訪ねてポリー殺しと美由の妊娠の全てを正直に話すのでした。

ニックは最悪殺される事も覚悟しており、「消えろというなら消える」と清に伝えますが清は妹や子供はどうするんだと言い返し受け入れます。さらに妹を守る為に父から引き継いだ大小2本の刀をニックに渡します。さらにニックの為に殺してしまったポリーの遺体を埋める場所を提供までしてくれたのです。清にとってもニックは既に兄弟と言っても過言ではない存在になっていたのです。

Netflix映画アウトサイダーの結末ネタバレ

映画アウトサイダーのあらすじはここから結末へと向かっていきます。ここからは映画アウトサイダーのあらすじの後半から結末にかけてを紹介していきます。

結末ネタバレ:裏切り

ここからあらすじの中で少し時間が経過します。ある日、ニックと清は秋弘組長の護衛を務めていました。店の奥に入っていく秋弘組長でしたが店の奥の様子がおかしい事に気づいたニック。清と共に様子を見に行くと白松組内部の裏切り者の1人が秋弘組長の首を締めていました。幸いにもまだ秋弘組長は生きており、ニックと清によって救出されますが裏切り者は逃げ出してしまいます。

裏切り者を追いたい所ですがまずは秋弘組長の身の安全が大切です。その場から離れようとするニック達でしたが何故か車のエンジンがかかりません。そうこうしている内に勢津組が襲来。清は勢津組によって撃ち殺されてしまいます。清を殺した事で勢津組の組員は逃げ出していきますがその時を皮切りにして各地で白松組と勢津組の戦争が開始されてしまいます。

そしてついに白松組の裏切り者の首謀者が判明します。なんと幹部のオロチです。オロチは自身の配下も含めて勢津組に鞍替えしてしまい、その人数は白松組全体の5分の1にもなってしまいます。そんな中、クラブや銭湯など所構わず白松組と勢津組の衝突が行われる事になります。そしてヒロミツは戦争を終わりにするべく話し合いをしようと秋弘組長を呼びだすのでした。

埠頭に出向いた秋弘組長の前にヒロミツとオロチが姿を露わにします。秋弘組長は裏切り者であるオロチを許そうと話を持ちかけますがオロチは油断をついて秋弘組長を残忍な方法で殺害。残った白松組の組員も殺される者がいる中、ニックはなんとか足を撃たれるだけでその場を逃げ出す事に成功します。

結末ネタバレ:美由との再会

しかし残念ながらオロチの狙いはまだ他にもありました。清の妹で今ではニックの恋人になっている美由です。実は昔オロチは美由と関係を持っていた時期があり、オロチは美由を自分の物にしたいと考えていたのでした。しかし美由は既にオロチの事を拒絶。ニックとの関係を大切にしたいと考えている事からニックに対し美由を置いて出ていくように脅しをかけたのです。

ニックは秋弘組長や清の復讐、さらには愛する美由を救い出すべく清から渡された刀を手に行動を開始します。美由を自宅から助け出したニックは1人勢津組に乗り込みます。勢津組ではその頃、正式にオロチが勢津組の傘下に入るべく盃を交わそうと多くの者が集まっていました。刀を奪われあっという間に取り押さえられてしまったニックはオロチを殺したいと懇願、オロチを散々挑発して戦うように求めるのでした。

オロチは元々アメリカ人であるニックをヤクザとは認めていません。戦うつもりはないと刀を返し帰るように言うのでした。解放され刀を返されたニックはそのままオロチに襲いかかり殺してしまいます。再び取り押さえようとする勢津組の組員達をヒロミツが止め、ニックに出ていくように言いました。映画アウトサイダーのあらすじはニックが美由と再会して抱き合う形で結末を迎えています。

Netflix映画アウトサイダーの監督

監督はマーチン・ピータ・サンフリト

映画アウトサイダーの監督を務めたマーチン・ピータ・サンフリトさんはデンマーク・フレゼリシア出身の映画監督です。映画編集者から監督となり2002年に共同監督という形で長編映画の監督デビューを果たしました。以降いくつかの作品を経て2009年に単独の監督としてデビューしました。

余談ですが映画アウトサイダーは元々は別の監督、主演キャストで企画が進行していたものの実現までは至らずという経過を2度経験した映画で、マーチン・ピータ・サンフリトさんは映画アウトサイダーの3人目の監督です。過去の監督作品では平行して脚本を担当する事もありましたが映画アウトサイダーでは監督だけに専念しています。

監督の代表作品

そんなマーチン・ピータ・サンフリト監督の代表作と言えるのが2016年公開の映画「ヒトラーの忘れもの」です。第二次世界大戦後の自身の母国であるデンマークを舞台にした作品で、デンマークに残されたドイツ人少年達がナチスドイツのし掛けた地雷の撤去作業を強制されていた事実を扱った作品です。ドキュメンタエリー映画ながらエンタメ要素もしっかりと取り込んだ作品として高く評価されています。

この「ヒトラーの忘れもの」でマーチン・ピータ・サンフリト監督はアカデミー外国語映画賞にもノミネートされて知名度を上げる事になりました。

Netflix映画アウトサイダーの出演者・キャスト

映画アウトサイダーは非常に豪華なキャストが出演した事でも知られています。ここからは映画アウトサイダーに出演したキャストについても紹介していきます。

ニック・ロウェル/ジャレッド・レト

映画アウトサイダーの主人公であるニックを演じたのがアメリカ人俳優のジャレッド・レトさんです。1990年代から俳優として活動すると同時にアーティストとしても活動を並行して行っています。演者としての高い演技力はもちろんながら過激とも言える役作りでも有名で、作品に合わせて30キロの増量や減量なども行っています。

元々演技力は評価されていましたが少しずつ知名度を高めたタイプの俳優さんですがその知名度が一気に高まったのが2013年公開の映画「ダカラ・バイヤーズクラブ」での出演で多数の助演男優賞を受賞したのをきっかけとしています。また日本では2016年に公開されたDCコミックのヴィランが一同に介した映画「スーサイド・スクワッド」でバッドマンの宿敵であるジョーカー役を演じた事でも知られています。

清/浅野忠信

ニックと絆を育み兄弟分としてヤクザの世界を教え込んでいった清を演じたのが日本人俳優の浅野忠信さんです。国籍は日本人ですが母方の祖父がアメリカ人のクォーターです。1988年に「3年B組金八先生3」のオーディションを受けた事をきっかけに俳優としてデビュー。テレビの世界は肌が合わなかったものの映画の世界に魅了され国内外の映画俳優としての地位を獲得していった俳優さんです。

浅野忠信さんは主演作、助演作のいずれでも高い評価を受けアカデミー賞等の映画賞各賞を受賞した経験を持ち、2011年に「マイティ・ソー」でハリウッドデビューを果たしました。以降「バトルシップ」などにも出演しハリウッド俳優としても知名度を高めている俳優さんです。余談ですが演じる清が主要な登場人物という事もあって主演のジャレッド・レトさんに続いて先行して浅野忠信さんのキャスティングが発表されました。

元々ハリウッドでも活躍する浅野忠信さんは英語も堪能で映画アウトサイダーの中でも実際に演じたジャレッド・レトも少ししか喋れない日本語に対してかなり流暢な英語で応対するシーンが多いです。これに関しては時代背景を考えると賛否両論ある部分ですが、英語で話すシーンの違和感の無さは映画アウトサイダーの中でもダントツです。

オロチ/椎名桔平

ニックをヤクザと認めないオロチ役を演じたのが椎名桔平さんです。1986年に俳優としてデビュー、様々なアルバイトを続けながら俳優活動を続けていました。1990年代半ばからはドラマ、映画で注目を集めるようになり様々な作品に出演するようになります。2016年に「Darc」でハリウッド映画デビューを果たし本作に出演する事になりました。

日本のヤクザ映画好きのファンにとっては映画アウトレイジでのヤクザ役が印象的だったと言われる俳優さんですが幅の広い演技力で2015年の映画「暗殺教室」、2017年の映画「新宿スワン2」など実に様々な作品に出演している俳優さんです。感想でも浅野忠信さんについで名前が上がる機会が多く、ハマり役といわれた映画アウトレイジばりの不気味なヤクザの役をしっかり演じていたと言われるキャストです。

美由/忽那汐里

清の妹でニックの恋人となる美由役を演じたのが日系人である忽那汐里さんです。日系オーストラリア人3世で生まれがオーストラリアなので英語が非常に堪能な女優さんです。2006年に日本に訪日すると第11回全日本国民的美少女コンテストに参加し、審査員特別賞を受賞して芸能界デビューを果たしました。女優としては2007年に終焉した「3年B組金八先生」でデビューしています。

その後、日本での活動はもちろんながらその流暢な英語を活かした作品への出演の機会も多く、2015年公開の映画「海難1890」や映画アウトサイダー、さらには映画「デットプール2」など海外作品への出演の機会が非常に多い女優さんです。映画アウトサイダーの中でもジャレッド・レト演じるニックと自然な英語で会話を繰り広げるシーンが必見です。

秋弘/田中泯

ニックがヤクザの世界に踏み込むことになる白松組の組長である秋弘を演じたのが田中泯さんです。ダンサーとしての活動がメインの田中泯さんですが近年では俳優としても様々な作品に参加しています。俳優としてデビューしたのは2002年の映画「たそがれ清兵衛」で、以来歳を重ねるごとに出演作品を増やしています。

これまでの出演作としては2011年公開の映画「八日目の蝉」、2013年公開の映画「永遠の0」、2017年公開の映画「無限の住人」、2019年公開の映画「アルキメデスの大戦」などがあります。映画アウトサイダーではその監督と威圧感のある演技でヤクザの組長を演じきった事で好評を集めたキャストの1人です。

Netflix映画アウトサイダーの見どころ

見どころ①海外が製作したヤクザ映画

映画アウトサイダーは日本のヤクザの世界を描く海外が制作した映画です。キャスト紹介で見ても分かるように出演キャストには非常に日本人が多く紹介していないキャストにも多くの日本人が参加しています。どうしても海外製の日本を描く作品は海外からみた日本らしさを全面的に押し出した作品が多くなりますが、映画アウトサイダーもそんな日本らしさをしっかり取り入れた作品になっています。

感想を見てみると取り入れ方がうまいとする感想とまだまだやりすぎという感想の両方がありますが、Netflixという全世界向けに配信されていることを考えればこれらの要素も必要だとする声も多くなっています。どうしても難しくなりがちなヤクザ映画を海外のイメージを先行させる事であらすじが分かりやすくなっていたとも言うことができる映画です。

また同じヤクザ映画であっても日本では絶対に隠すような過激なシーンも取り入れている事からより臨場感があったとする人もいる程です。特に序盤の切腹のシーンなどは海外製である事を如実に現れていると言えます。

見どころ②豪華な日本人キャスト

映画アウトサイダーの最大の特徴と言えるのがやはり日本人のキャストを多く起用し、そのメンバーもかなり豪華なメンバーであるという事です。どうしても海外製だと出てしまいがちな「なんちゃって」感がなく、日本のヤクザの世界をしっかり再現出来ているといえます。他のヤクザ映画に出演した経験のあるキャストも多くしっかりとヤクザのイメージがある俳優さんも多くなっています。

それぞれの演技力も折り紙付きで特に浅野忠信さんの演技は必見だとする感想も多いです。また映画アウトレイジでヤクザ役がハマり役で印象深い椎名桔平さんの演技も好評を集めています。もちろん浅野忠信さん以外のキャストも豪華なメンバーが多く主人公えあるニック以外、主要なキャスト以外にも全員しっかり日本人で固められているので違和感なく見る事が出来ます。

脇役で特に感想が多いのが映画全編に渡って活躍するシーンが多いお笑い芸人安田大サーカスのHIROさんです。厳しいダイエットを経ても尚威圧感を放つには十分の体格でニックをサポートして回るサトル役を演じています。戦いのシーンでもその体格を活かしたプロレス技を見せるなど脇役ながらも存在感が強い登場人物になっています。他のキャストも含めて脇役にもしっかりインパクトのあるキャストが多い映画でもあります。

Netflix映画アウトサイダーに関する感想や評価は?

あらすじやキャストについてネタバレありで紹介した所でここからは既に映画アウトサイダーを視聴した人の感想を紹介していきます。映画アウトサイダーの評価はどこに着目して視聴したかで分かれているというのが大きな特徴になっています。

あらすじや演出については海外製である事もあってまだまだ海外のイメージする日本を見せようという意思が見え隠れしてしまう事から残念であるとする感想がある一方で過度になりすぎないように日本らしさ、特に1950年代の大阪という舞台設定がしっかり当時の日本を現しているとする感想も見られます。これにはもちろん後述するキャストの選出も影響していると言えます。

また元々Netflixで配信する事を前提としているオリジナル映画という事もあってその予算、広告なども積極的に行われた事からNetflixオリジナルでの配信だったからこそここまでのクオリティの作品になったとする感想も見られます。ただここまでのクオリティにするならせっかくならそのあらすじも海外製である意味合いをもっと含めた大胆な物にしても良かったとする感想も見られます。

一方で絶賛されているのが浅野忠信さんを筆頭とした豪華なキャスト人です。これまでのハリウッド映画ではどうしてもアジア人というくくりで海外の方が日本人役を演じる事も多かった為、これだけしっかり日本人で揃えた事、浅野忠信さんを筆頭に揃えたキャストの豪華さも絶賛する声が多いです。特に浅野忠信さん演じる清のインパクトが強く、それだけでも見る価値があるとする感想も見られる程です。

もちろん浅野忠信さん演じる清を始めとした主要なキャスト以外も日本人で固めているのはかなり好評を集めています。同じアジア人であっても日本人から見ると違和感が大きくなってしまう為、脇役であってもしっかり日本人を起用した事でより没入感がましたという感想も多いです。もちろん髪型やファッションなども昭和の日本らしさを感じる事が出来るのでかなりクオリティが高いという感想が多くなっています。

また浅野忠信さんを始めとした豪華な日本人キャストの中で主人公を演じるジャレッド・レトさんの演技も良かったとする感想も多いです。元々演技力の高さは折り紙付きなジャレッド・レトさんですが日本のヤクザの雰囲気がしっかり出ていたとして高い評価をする感想が多くなっています。一方でやはりもっとゴツい俳優さんの方がよりそのあらすじにも雰囲気が出せたとする感想もあります。

ただ全編に渡って関西弁が多い映画アウトサイダーにあってジャレッド・レトが日本語を喋るシーンはほぼない事からその渋い声で日本語を喋ってほしかったという感想も一部では確認する事が出来ます。日本語の中でも関西弁を喋るというのが難しい事を考えても実現は難しいとはしながらもよりその雰囲気を出すためにも片言でも良いから喋った方がよりそれっぽくなったとする感想も見られます。

また日本語のシーンと逆に違和感が強いと言われるのが英語のシーンです。ジャレッド・レトが英語を喋るのにはもちろん違和感はありませんが浅野忠信さん、椎名桔平さんなど戦後すぐのヤクザがジャレッド・レトにも分かるレベルでペラペラに英語を喋るというのは時代背景と合わなすぎなのではないかとする声も多いです。いっそジャレッド・レト以外全編日本語にした方がいいのに何故?という感想も多いです。

Netflix映画アウトサイダーのネタバレまとめ

Netflixオリジナル映画として公開されたアウトサイダーはハリウッド映画ではこれまでに考えられない程に多くの日本人キャストを起用して実際に日本で撮影された戦後の大阪を舞台にした映画です。その展開はアメリカ人が日本のヤクザの世界に足を踏み入れたらというテーマを元になっていますが非常にヤクザ映画らしさ、日本らしさを取り入れた映画です。

そのあらすじはアメリカ人が主人公であるという点を除けばヤクザ映画の王道的展開でベタなストーリーと言う事も出来ます。しかし、日本の任侠映画に比べるとやはりハリウッド映画らしいスタイリッシュさがあるヤクザ映画だという感想も多くなっています。多少無理なあらすじの展開も垣間見え、違和感のあるシーンも目立ちますが、そういったことが気にならないくらいの豪華なキャストの演技力に魅了される映画です。

浅野忠信さんなど日本人のキャストも豪華で馴染みやすい映画でもあります。主要なキャストがそれぞれの持ち味を存分に発揮し、その雰囲気を作り上げています。また日本語も多く洋画ではあっても世界観に入り込みやすい映画です。Netflixに加入してさえいれば視聴ができる映画なので、まだ映画アウトサイダーを視聴した事がないという人はぜひ1度ご覧になってはいかがでしょうか?

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